JPH10176347A - 油圧ショベル制御回路 - Google Patents

油圧ショベル制御回路

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JPH10176347A
JPH10176347A JP33925796A JP33925796A JPH10176347A JP H10176347 A JPH10176347 A JP H10176347A JP 33925796 A JP33925796 A JP 33925796A JP 33925796 A JP33925796 A JP 33925796A JP H10176347 A JPH10176347 A JP H10176347A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧ショベルの水平引き時におけるバケット
の食い込み及びブームのふわふわ感を防止すると共に、
水平引きの作業能率を向上させる制御回路を提供するこ
とを課題としている。 【解決手段】 第1油圧ポンプの油路にアーム切換弁を
接続し、第2油圧ポンプの油路にブーム切換弁を接続
し、第2ポンプの下流から第2分岐油路を設けてアーム
切換弁の入力油路に合流させ、第2分岐油路に切換絞り
弁又は可変絞り弁を介挿し、該絞り弁をアーム負荷圧が
大きくなると開度が大きくなるように制御したことを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧ショベルの
制御回路の技術分野に属する。さらに、具体的には、油
圧ショベルの水平引き等の操作における操作特性等を改
良した油圧回路の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来から、油圧ショベルで水平引き等の
操作をする場合に、これらの操作をオペレータがスムー
スに行い得るように油圧制御回路に工夫がなされてき
た。図3は水平引き操作を説明するために、油圧ショベ
ルの全体を示した図である。図3(A)は水平引き開始
前、(B)は水平引き後のアーム及びブームの位置を示
している。これらの図において、走行車両25上には上
部旋回体26が設けられている。上部旋回体26の正面
適宜の位置にブーム27が回動自在に設けられ、ブーム
27の先端部にアーム28及びバケット29が順次回動
自在に接続されている。ブーム27、アーム28及びバ
ケット29は各々ブームシリンダ19、アームシリンダ
8及びバケットシリンダ30によってその回動角及び速
度が制御されている。
【0003】図4は従来の制御回路(以下、従来回路1
という)を示した図である。図4において、第1油圧ポ
ンプ1はセンタ油路2によりアームシリンダ切換弁3の
左側入力ポートに接続されており、左側出力ポートは絞
り弁4を介して油タンク5に接続されている。また、セ
ンタ油路2からの分岐路6により第1油圧ポンプ1はチ
ェック弁7を介して切換弁3の中央入力ポートに接続さ
れており、中央出力ポートはアームシリンダ8の伸長側
ポート8aに接続されている。アームシリンダ8の縮小
側ポート8bは切換弁3の右側出力ポートに接続されて
おり、右側入力ポートは油タンクに接続されている。
【0004】第2油圧ポンプ11は、センタ油路12に
よりブームシリンダ切換弁13の左側入力ポートに接続
されており、左側出力ポートは合流用切換弁14、絞り
15及び油タンク16に順次接続されている。合流用切
換弁14の右側パイロットポートはアームパイロット圧
で作動するように接続されており、アームパイロット圧
が作用すると合流用切換弁14の入出力ポートの油路は
遮断される。また、センタ油路12からの分岐回路17
により第2油圧ポンプ11はチェック弁17を介して切
換弁13の中央入力ポートに接続されており、中央出力
ポートはブームシリンダ19の伸長側ポート19aに接
続されている。ブームシリンダ19の縮小側ポート19
bは切換弁13の右側出力ポートに接続されており、右
側入力ポートは油タンクに接続されている。
【0005】ブームシリンダ切換弁13の左側出力ポー
トの下流で第1分岐油路21がセンタ油路12から分岐
し、チェック弁22を介して分岐油路6のチェック弁7
の下流に合流し、合流油路21aを形成している。さら
に、第2油圧ポンプ11の下流から第2分岐油路23が
分岐し、チェック弁24及び絞り25を介して分岐油路
6上のチェック弁7の下流に合流している。
【0006】以下、この油圧ショベルの水平引き動作に
ついて図3、4を参照して説明する。上記油圧ショベル
で水平引き作業を行うにはブーム27、アーム28及び
バケット29を同時に操作しながら、図3(A)から
(B)の状態に、バケット29の先端を図の矢印方向に
移動する。即ち、アーム閉じ操作、ブーム上げ操作を同
時に行えながらバケットの回動操作を行う。
【0007】まず、水平引き作業の初期段階ではバケッ
ト29は旋回体26から最も遠い位置にあり、ここから
水平引き作業を行うにはアーム28の閉じ操作(アーム
シリンダ46の伸長操作)を行う。この場合バケット2
9の下向き速度が大きいため、ブーム27の上げ操作を
高速度で行う必要がある。
【0008】次に、中間段階、即ちバケットがある程度
引き寄せられた状態では、バケットの下向き速度は小さ
くなる。従って、ブームの上げ操作量も小さくなり、ブ
ームの上げ操作は微妙な操作が必要となる。このため、
ブームシリンダ19の上げ側入力ポート19aへの供給
油量の流入/遮断の変化が頻繁に行う。また、方向切換
弁13の右側中間ポートの開口面積は中央左側入出力ポ
ートの開口面積に比べて大きいため、供給油の油圧が振
動的になる。このため、ブームが振動的になり、これが
操作者に「ふわふわ感」を与える。
【0009】このふわふわ感を防止するためには、第2
油圧ポンプ11からの供給量の一部をアーム側へ直接逃
がしてブームシリンダ19の上げ側ポート19aへの供
給油量の変化を少なくすればよい。このため、前述した
従来回路では絞り25を介して第2油圧ポンプ11から
の圧油の一部をアーム側へ供給する第2分岐油路23が
設けらてれている。即ち、従来回路1でアームとブーム
の双方を同時に操作した場合、第2油圧ポンプ11から
の圧油の一部が第2分岐油路23を経由して合流油路2
1aで合流し、アームシリンダ19の移動速度を増加さ
せている。また、ブームシリンダの移動速度は第2分岐
油路23流れる圧油の分だけ移動速度が遅くなる。な
お、水平引き操作の初期段階では、ブームシリンダ19
に第2油圧ポンプ11からの圧油を供給しており、切換
弁13の左側の入出力油路は遮断されているので第1分
岐油路21を経由する速度増加は起こらない。
【0010】以上の説明から分かるように、従来回路1
では、アームとブームを同時に操作した場合は第2油圧
ポンプ11からの圧油がこの絞り25を介してアームシ
リンダ8に流れる。絞り25の作用により、ブームシリ
ンダの移動速度を抑え、油圧ショベルの水平引き動作を
行うときに起こるブームの「ふわふわ感」を防止すると
同時にアームの移動速度の増加を図っている。
【0011】しかし、絞り25は固定絞りである。従っ
て、絞り25の抵抗が小さい場合は、水平引きのフル操
作時には第2油圧ポンプ11からの圧油が低圧のアーム
シリンダ側に流れ込んでしまい、ブームが上がらず、ア
ームのみが高速で移動する結果、バケットが地面に食い
込んでしまうという不都合が生じる。これを防止するた
めに、アームシリンダ切換弁3の開度を絞り込む操作を
すると、アームの移動速度が落ちて作業能率の向上が図
れないという不都合が起こる。また、絞り25の抵抗を
大きくするとブームの移動速度は上昇するが、ゲインが
大きいため、ブーム操作に「ふわふわ感」が生じたり、
アームシリンダへの圧油供給量不足によるアームの瞬時
的停止又は減速という、いわゆる「息継ぎ」という現象
が起こり操作性が悪くなるという不都合が起こる。
【0012】図5は別の従来の制御回路(以下、従来回
路2という)を示した図である。図5においては、固定
絞り25の代わりに切換方式の絞り弁31を使用してい
る。連通側(絞り弁側)のパイロットポート31bがア
ームリモコン弁33のパイロット出力油路にシャトル弁
34を介して接続され、閉鎖側はスプリング31cによ
ってスプールが押し付けられている。従って、アームパ
イロット圧が所定圧以上になると油圧ポンプ11の圧油
が切換弁31の絞り31aを介してアームシリンダ切換
弁3に供給される。
【0013】その結果、水平引き操作の初期段階におい
てもアームパイロット圧が所定圧以上になると、油圧ポ
ンプ11からの圧油が絞り31aを通って低圧のアーム
側に流出してしまい、バケットが食い込んでしまうとい
う不都合が発生する。これを防止するためにアームシリ
ンダ切換弁3の開口を相当に絞り込む必要があり、結果
的に床堀スピードを上昇させることができない。また、
絞り31aの開口を小さくすれば、ブームのゲインが上
昇し、ブームのふわふわ感を解消することができないと
いう不都合がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来回路1では絞り25が固定絞りであったため、水平
引き作業における作業能率の向上と「ふわふわ感」等の
防止を同時に解決することができなかった。また、従来
回路2では、水平引き操作の初期段階において、パイロ
ット油圧が所定圧以上になると直ちに絞り31aが連通
するため 水平引き作業における作業能率の向上と「ふ
わふわ感」等の防止を同時に解決することができなかっ
た。そこで、本発明は上述した従来の制御回路の課題を
解決し、油圧ショベルの水平引き時におけるバケットの
食い込み防止及びブームのふわふわ感を防止すると共
に、水平引きの作業能率を向上させる制御回路を提供す
ることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の制御回路は、第1油圧ポンプの油路
にアーム切換弁を介してアームシリンダを接続し、第2
油圧ポンプの油路にブーム切換弁を介してブームシリン
ダを接続し、ブーム切換弁の下流のセンタ油路から第1
分岐油路を設けてアーム切換弁の入力油路に合流させる
と共に、第2ポンプの下流から第2分岐油路を設けて前
記合流油路に合流させ、該第2分岐油路に絞り弁を介挿
した油圧ショベルの制御回路において、前記絞り弁を切
換絞り弁又は可変絞り弁とし、該絞り弁をアーム負加圧
が大きくなると開度が大きくなるように制御したことを
特徴としている。
【0016】この制御回路では、ブームリモコン弁とア
ームリモコン弁とが一緒に操作された場合、ブームシリ
ンダーに第2油圧ポンプからの圧油が供給されると共に
アームシリンダにも第1油圧ポンプからの圧油が供給さ
れる。さらに、第2分岐油路から第2油圧ポンプの圧油
がアームシリンダに供給され、その供給量はアームシリ
ンダに作用する負加圧によって制御されており、負加圧
が大きくなると供給量も多くなる。
【0017】また、請求項2に記載の制御回路は、請求
項1記載の回路において、前記切換絞り弁はパイロット
圧が低いときに油路が絞られ、パイロット圧が所定圧以
上になったときに全開となる切換弁で、該切換絞り弁の
イロットポートに前記合流油路の油圧を作用させたこと
を特徴とするしている。この制御回路では、合流油路と
切換絞り弁のパイロットポートが接続されており、合流
油路の油圧がパイロットポートに作用する。合流油路の
油圧はアームシリンダの背圧に略等しく、アーム負加圧
の増加によって切換絞り弁の開度も大きくなる。
【0018】さらに、請求項3に記載の制御回路は、請
求項1記載の回路において、前記可変絞り弁のパイロッ
トポートにアームパイロットポートのパイロット圧を作
用させ、該アームパイロット圧で連通状態に切り換わ
り、アーム負荷圧が大きくなると開度が大きくなるよう
にしたことを特徴としている。この制御回路では、可変
絞り弁のパイロットポートがアームリモコン弁のパイロ
ット出力ポートに接続されており、アームパイロット圧
で連通状態に切り換わると共にアーム負荷が増大すると
可変絞り弁の開度も増加する。
【0019】
【発明の実施形態】以下、図面を参照してこの発明の実
施形態について説明する。 <実施形態 1>図1は本発明の実施形態1の制御回路
の構成を示す。以下、従来技術(図4、図5)で既に説
明した要素については同一の参照番号を付して詳細な説
明は省略する。図1において、第1油圧ポンプ1はアー
ム切換弁3を介してアームシリンダ8に接続されてお
り、第2油圧ポンプ11はブーム切換弁13を介してブ
ームシリンダ19に接続されている。また、センタ油路
12のブーム切換弁13の下流から第1分岐回路21が
分岐され、シャトル弁22を介して、アーム切換弁3の
入力油路6に合流している。この合流油路21aの圧油
流量はセンタ油路12の下流に設けられた合流切換弁1
4によって制御されている。
【0020】第2油圧ポンプ11の下流から第2分岐油
路23が分岐し、合流油路21aに接続されている。第
2分岐油路23上にはチェック弁24と切換絞り弁40
が介挿されている。切換絞り弁40のパイロットポート
40aは油路41により、合流油路21aに接続されて
いる。切換絞り弁40は、パイロット圧が低いときはa
状態になり、入出力ポート間の油路が絞られ、パイロッ
ト圧が所定圧以上になるとb状態となり、入出力ポート
間の油路が全開する切換絞り弁である。
【0021】実施形態1は、上記の構成により水平引き
作業においては以下のように作用する。即ち、作業の初
期段階ではアーム閉じ操作とブーム上げ操作が同時に行
われ、アームシリンダ8の伸長動作とブームシリンダ1
9の伸長動作が行われる。しかし、初期段階ではアーム
の負荷は小さいのでアームシリンダ8の背圧が低く、合
流油路21aの油圧も上がらない。従って、切換弁40
のパイロットポート40aには低い油圧しか作用せず、
切換絞り弁40はa状態にあり、第2油圧ポンプ11か
らの圧油の大半はブーム切換弁13を介してブームシリ
ンダ19に流入する。この結果、ブームは良く上がり、
バケット29が地面に食い込む様な不都合な事態は生じ
ない。
【0022】次に、作業の中間段階では、アームの負荷
が徐々に増大する。また、この段階では、アーム28は
回転するがバケット29の下向き速度は小さく、ブーム
の上げ速度は小さくてよい。アームの負荷の増大により
アームシリンダ8の背圧が上昇し、切換絞り弁40がa
状態からb状態に移行する。このため、第2分岐油路2
3の流れ抵抗が小さくなり、第2油圧ポンプからの圧油
の多くが第2分岐油路23を通ってアームシリンダ8の
入力ポート8aに流入する。従って、アームの速度が増
速され、アーム操作の作業能率が向上し、また息継ぎの
現象も発生しない。一方、ブームシリンダシリンダ19
に流入する圧油の流量は減少し、ブームのゲインが低下
するため、ブーム操作にもふわふわ感が生じなくなる。
【0023】以上のように、実施形態1は油圧ショベル
の水平引き時において、バケットの食い込み防止、ブー
ムのふわふわ感の防止、息継ぎ現象の防止が図られ、操
作性が改良される。また、アーム速度の加速により、水
平引き操作ののスピードアップも図られ作業能率が向上
する。この効果は水平引き作業に限られず、例えば掘削
作業等においてアームに高負荷が作用する場合はアーム
シリンダへの供給油量の不足を補って、所用のアーム速
度が確保でき、操作性と、作業能率の向上が図られる。
さらに、切換絞り弁40が全開となり、油圧損出が少な
くなるので、エネルギー効率も良くなると云う効果もあ
る。
【0024】<実施形態 2>図2は本発明の実施形態
2の制御回路の構成を示す。以下、従来技術(図4、図
5)及び実施形態1で既に説明した要素については同一
の参照番号を付して詳細な説明は省略する。図2におい
て、第1油圧ポンプ1はアーム切換弁3を介してアーム
シリンダ8に接続されており、第2油圧ポンプ11はブ
ーム切換弁13を介してブームシリンダ19に接続され
ている。アーム切換弁3及びブーム切換弁13は各々ア
ームリモコン弁33、ブームリモコン弁32により操作
される。
【0025】第2油圧ポンプ11のセンタ油路12にお
いてブーム切換弁13の下流から第1分岐回路21が分
岐され、チェック弁22を介して、アーム切換弁3の入
力油路6に合流している。更に、第2油圧ポンプ11の
下流から第2分岐油路23が分岐し、合流油路21aに
接続されている。第2分岐油路23上にはチェック弁2
4と可変絞り弁43が介挿されている。可変絞り弁43
のパイロットポート43aは油路44により、シャトル
弁34を介してアームリモコン弁に接続されている。可
変絞り弁43はアームパイロット圧で連通状態(ロ)に
切り換わると共に通過後の圧力、即ちアーム負荷圧が大
きくなると開度(開口面積)が大きくなるように構成さ
れている。
【0026】実施形態2は、上記の構成により水平引き
作業においては以下のように作用する。即ち、作業の初
期段階では、アームシリンダ8の伸長動作とブームシリ
ンダ19の伸長動作が行われる。しかし、初期段階では
アームの負荷は小さいのでアームリモコン弁33のパイ
ロット出力圧は低い。従って、可変絞り弁43の入出力
ポート間の油路は閉鎖又は絞りの大きい状態にあり、第
2油圧ポンプ11からの圧油の大半はブーム切換弁13
を介してブームシリンダ19に流入する。この結果、ブ
ームは良く上がり、バケット29が地面に食い込む様な
不都合な事態は生じない。
【0027】次に、作業の中間段階では、アームパイロ
ット圧の上昇により可変絞り43は閉鎖状態(イ)から
連通状態(ロ)に切り換わり、さらに、アームの負荷が
徐々に増大することにより、可変絞り弁43の通過後の
圧力によって可変絞り弁43は絞りの開度が大きくな
り、第2分岐油路の流れ抵抗は減少する。このため、第
2油圧ポンプからの圧油の多くが第2分岐油路23を通
ってアームシリンダ8の入力ポート8aに流入する。従
って、アームの速度が増速され、アーム操作の作業能率
が向上し、また息継ぎの現象も発生しない。一方、ブー
ムシリンダシリンダ19に流入する圧油の流量は減少
し、ブームのゲインが低下するため、ブーム操作にもふ
わふわ感が生じなくなる。
【0028】従って、実施形態2においても実施形態1
と同様な効果が得られる。以上、この発明の実施形態、
実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこ
の実施例に限られるがものではなく、この発明の要旨を
逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含
まれる。例えば、切換絞り弁40のパイロットポートに
アームリモコン弁のパイロット出力ポートを接続しても
良いし、可変絞り弁43のパイロットポートを合流油路
21aと接続する構成にしてもよく、いずれも本発明
(請求項1)の範囲に属する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、水平引き等の作業において、バケットの食い込
み防止、ブームのふわふわ感の防止が図られ、また、同
時に水平引きのスピードアップを図ることができるとい
う効果がある。さらに、アーム負荷が大きいときに絞り
抵抗を小さくしているので、圧損によるエネルギロスを
削減できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の構成を示す。
【図2】 本発明の実施形態2の構成を示す。
【図3】 (A),(B)水平引き動作を説明するため
の図である。
【図4】 従来回路1の構成を示した図である。
【図5】 従来回路2の構成を示した図である。
【符号の説明】
1 第1油圧ポンプ 2、12 センタ油路 3 アームシリンダ切換弁 8 アームシリンダー 11 第2油圧ポンプ 13 ブームシリンダ切換弁 14 合流切換弁 19 ブームシリンダー 21 第1分岐油路 21a 合流油路 23 第2分岐油路 25 固定絞り 31 切換式絞り弁 32 ブームリモコン弁 33 アームリモコン弁 40 切換絞り弁 43 可変絞り弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1油圧ポンプの油路にアーム切換弁を
    介してアームシリンダを接続し、第2油圧ポンプの油路
    にブーム切換弁を介してブームシリンダを接続し、ブー
    ム切換弁の下流のセンタ油路から第1分岐油路を設けて
    アーム切換弁の入力油路に合流させると共に、第2ポン
    プの下流から第2分岐油路を設けて前記合流油路に合流
    させ、該第2分岐油路に絞り弁を介挿した油圧ショベル
    の制御回路において、前記絞り弁を切換絞り弁又は可変
    絞り弁とし、該絞り弁をアーム負荷圧が大きくなると開
    度が大きくなるように制御したことを特徴とする油圧シ
    ョベル制御回路。
  2. 【請求項2】 前記切換絞り弁はパイロット圧が低いと
    きに油路が絞られ、パイロット圧が所定圧以上になった
    ときに全開となる切換弁で、該切換絞り弁のイロットポ
    ートに前記合流油路の油圧を作用させたことを特徴とす
    る請求項1に記載の油圧ショベル制御回路。
  3. 【請求項3】 前記可変絞り弁のパイロットポートにア
    ームパイロットポートのパイロット圧を作用させ、該ア
    ームパイロット圧で連通状態に切換わり、アーム負荷圧
    が大きくなると開度が大きくなるようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載の油圧ショベル制御回路。
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