JPH10267007A - 油圧シリンダの再生制御回路 - Google Patents

油圧シリンダの再生制御回路

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JPH10267007A
JPH10267007A JP9093018A JP9301897A JPH10267007A JP H10267007 A JPH10267007 A JP H10267007A JP 9093018 A JP9093018 A JP 9093018A JP 9301897 A JP9301897 A JP 9301897A JP H10267007 A JPH10267007 A JP H10267007A
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regeneration
valve
oil
pressure
oil passage
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JP9093018A
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Kazuharu Tajima
一治 但馬
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/021Valves for interconnecting the fluid chambers of an actuator

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術のアームシリンダ用再生回路では、
アームシリンダの戻り油回路に絞り部を設けているの
で、アームの作動スピードアップをはかることはできる
が、掘削力は減じられることになる。本発明は、掘削作
業等の重負荷時にアームシリンダのロッド側油室からの
戻り油を直接作動油タンクに戻し(いわゆる再生カット
が可能で)、掘削力を100%発揮させることのできる
再生制御回路を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明ではメインポンプ圧を検出する圧
力センサを設け、その圧力センサからの信号をコントロ
ーラに入力するようにし、また再生合流解除用油路位置
又は再生合流用油路位置に切換え可能な再生用スプール
弁のパイロットポートと、パイロット油圧源とを電磁比
例減圧弁を介して連通せしめ、前記圧力センサからの信
号に基づきコントローラが判断し、コントローラから前
記電磁比例減圧弁を介して前記パイロットポートに、指
令信号を出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として油圧ショ
ベルなど建設機械,作業車両に装備した油圧シリンダの
再生制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、特開昭62−220705号公
報に記載されているアームシリンダ2の再生油圧回路図
である。図3に示す再生油圧回路では方向切換弁である
油圧切換弁3を油圧シリンダ伸長作動用切換位置イに切
換えると、油圧ポンプ1からの圧油は、油圧切換弁3の
イ位置を通じてアームシリンダ2のヘッド側油室Cに供
給される。それと同時にアームシリンダ2のロッド側油
室Dからの戻り油は、上記イ位置内における可変絞り部
ロの上流側より、その戻り油の一部が分岐してヘッド側
油室Cに通じる圧油供給油路に再生合流するようにして
いる。そしてさらにパイロットポンプ33の分岐油路に
設けたパイロット弁32から調整可能のパイロット圧を
導くことによって、アームシリンダ2の伸長時負荷圧力
と再生合流の解除との関係を任意に選定できるようにし
ている。図4は、従来技術の一実施例再生回路弁とし
て、油圧切換弁3の構造を示す縦断面図である。図4に
おけるスプール5を右方に切換えてアームシリンダ2を
伸長させる時、負荷が低い場合には、ロッド側油室Dか
らの戻り油は、高圧通路15’、ノッチ穴18、1
8’、小径スプール油室19、チェック弁10、ノッチ
穴20を通りブリッジ通路17に合流して再生回路を形
成する。アームシリンダ2の負荷が大きいとブリッジ通
路17の圧力が上昇し、その圧油は油路24を通りピス
トン油室9に流入するのでピストン11は外方に抜け出
そうとし、その反力がスプリング13の付勢力よりも大
きくなると小径スプール12はピストン5の内部を右方
に移動してゆき、閉塞されていたノッチ穴21、21’
が開口して小径スプール油室19とタンク連通路16’
は連通するのでロッド側油室Dに戻り油の再生は解除さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来より油圧ショベル
では、無負荷,軽負荷時にアームの作動スピードアップ
とアームシリンダのキャビテーション防止の目的で、ア
ームシリンダのロッド側油室からの戻り油をボトム側油
室へ合流供給する再生回路を構成している。図5は、ア
ームシリンダ2’の再生作用を説明するための要部回路
図である。図において、1’はメイン圧を吐出する油圧
ポンプ、7はアームシリンダ2’のロッド側油室D’と
作動油タンク8とを連通する油通路に設けられている絞
り部(可変絞り部)、25は上記ロッド側油室D’から
の戻り油の一部をボトム側油室C’に対し合流供給可能
に設けているチェック弁である。この図5に示すアーム
シリンダ2’のピストン26のボトム側受圧面積をA
B ,ロッド側受圧面積をAR ,ボトム側油室C’内の圧
力をPB ,ロッド側油室D’内の圧力をPR とすれば、
アームシリンダ2’の掘削のための推力Fは、再生作用
が行われている場合に下記の式にて表わされる。
【0004】
【数1】
【0005】したがって従来技術のアームシリンダ2’
の再生回路ではアームの作動スピードアップをはかるこ
とはできるが、掘削力は減じられることになる。なお図
4に示す従来技術の油圧切換弁3では再生用の構成部品
を内蔵しているのでそのスプール5の構造が複雑で、製
作にかなりの費用がかかる。またスプール5の内部を流
通する作動油流量に制限があり、かつピストン11,小
径スプール等小物部品がスティック現象をおこすおそれ
があり、メンテナンスの点で具合が悪い。本発明は、掘
削作業等の重負荷時にアームシリンダのロッド側油室か
らの戻り油を直接作動油タンクに戻し(いわゆる再生カ
ットが可能で)、掘削力を100%発揮させることので
きる油圧シリンダの再生制御回路を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、方向切換弁を
切換えて油圧シリンダのボトム側油室又はロッド側油室
へメインポンプからの圧油を供給するようにし、前記油
圧シリンダの伸長時に加わる負荷圧力が所定の一定値以
下のときはロッド側油室からの戻り油をボトム側油室に
再生合流して油圧シリンダの伸長作動速度を速めるよう
にし、前記負荷圧力が所定の一定値を超えたときには前
記再生合流の設定を解除するようにした再生制御回路で
あって、前記方向切換弁と作動油タンクとを、再生合流
解除用油路位置又は再生合流用油路位置に切換え可能な
再生用スプール弁を介して連通し、その再生用スプール
弁を前記メインポンプのポンプ圧に応じて切換える切換
手段を設けた。そして前記の場合に再生用スプール弁の
切換位置として、一方の切換位置は前記方向切換弁の油
圧シリンダ伸長作動用切換位置における戻り油通路を作
動油タンクに連通せしめる戻り油通路開通油路位置に、
また他方の切換位置は絞り部が設けられその絞り部上流
側より分岐しかつチェック弁を介して戻り油の一部をメ
インポンプ圧連通用の管路に再生合流する再生合流用油
路位置に設定した。また前記再生用スプール弁の切換手
段として、メインポンプ圧を検出する圧力センサを設
け、その圧力センサからの信号をコントローラに入力す
るようにし、また前記再生用スプール弁の切換用パイロ
ットポートと、パイロット油圧源とを電磁比例減圧弁を
介して連通せしめ、前記圧力センサからの信号に基づき
コントローラが判断し、コントローラから前記電磁比例
減圧弁のソレノイドに指令信号を出力することによっ
て、前記電磁比例減圧弁より前記切換弁用パイロットポ
ートに作用させるパイロット圧を導出するようにした。
【0007】本発明では、再生カット(再生合流解除と
同じ)を行う所要のメインポンプ圧値を予めコントロー
ラに記憶させておく。油圧ショベルのたとえばアーム引
き操作時には、アーム用方向切換弁は油圧シリンダ伸長
作動用切換位置に切換えられ、メインポンプからの圧油
は前記油圧シリンダ伸長作動用切換位置を通じてアーム
シリンダのボトム側油圧に供給される。それと同時にメ
インポンプのポンプ圧は圧力検出手段である圧力センサ
により検出され、その検出された信号は時々刻々コント
ローラに入力される。前記圧力センサからの信号に基づ
きコントローラが判断し、コントローラから前記電磁比
例減圧弁のソレノイドに指令信号を出力する。それによ
り前記電磁比例減圧弁が作動し、その電磁比例減圧弁か
ら導出されるパイロット圧は前記再生用スプール弁の切
換用パイロットポートに作用する。この場合にメインポ
ンプ圧が所定のメインポンプ圧値より高圧のときには、
前記再生用スプール弁は再生合流解除用油路位置に設定
される。その再生合流解除用油路位置は、前記アーム用
方向切換弁の油圧シリンダ伸長作動用切換位置における
戻り油通路を作動油タンクに連通せしめる戻り油通路開
通油路位置に形成しているので、アームシリンダのロッ
ド側油室からの戻り油を直接作動油タンクに戻す(いわ
ゆる再生カットを行う)ことができる。すなわちアーム
シリンダのロッド側油室に殆ど背圧が作用しないので、
掘削作業等の重負荷時にアームの掘削力を100%発揮
させることができる。
【0008】また前記ポンプ圧が所定のメインポンプ圧
値より低圧のときには、前記再生用スプール弁が再生合
流用油路位置に設定される。その再生合流用油路位置
は、絞り部が設けられその絞り部上流側より分岐しかつ
チェック弁を介して戻り油の一部をメインポンプ圧連通
用の管路に再生合流する再生合流用油路位置に形成して
いるので、アームの無負荷,軽負荷時に掘削力は減じら
れることになるが、従来の場合と同様にアームの作動ス
ピードアップとアームシリンダのキャビテーション防止
を行うことができる。したがって本発明の再生制御回路
では、メインポンプのポンプ圧を圧力センサで検出し、
コントローラの判断処理により電磁比例減圧弁を介して
再生用スプール弁の切換制御を行うことによって、アー
ムシリンダに対する再生、再生カットを電気的に行うこ
とができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態の再生制御回路を示す要部回路図である。図におい
て、27は油圧ショベル(全体図は図示していない)の
フロント部に装着した作業アタッチメント、28は作業
アタッチメント27のブーム(ただしブーム28の全体
図は図示しないで先端部のみを図示している)、29は
ブーム28先端部に回動自在に連結したアーム、30は
アーム29先端部に回動自在に連結したバケット、31
はバケットシリンダ、34はアームシリンダ、35はア
ームシリンダ34のボトム側油室、36はロッド側油
室、37はアームシリンダ34を制御する方向切換弁で
あるアーム用パイロット切換弁、38はアームシリンダ
34操作用の油圧リモコン弁、39は再生用スプール
弁、40は再生用スプール弁39のパイロットポート、
41は電磁比例減圧弁、42は電磁比例減圧弁41のソ
レノイド、43はメインポンプ、44はパイロットポン
プ、45は作動油タンク、46はコントローラ、47は
圧力検出手段である圧力センサである。また符号ハ−ハ
は、パイロット管路の接続を示す。
【0010】次に、本実施形態の再生制御回路の構成を
図1について述べる。本実施形態ではアーム用パイロッ
ト切換弁37と作動油タンク45とを、再生合流解除用
油路位置である戻り油通路開通油路位置ニ、又は再生合
流用油路位置ホに切換え可能な再生用スプール弁39を
介して連通せしめた。そして前記の場合に再生用スプー
ル弁39の切換位置として、再生合流解除用の戻り油通
路開通油路位置ニは、アーム用パイロット切換弁37の
油圧シリンダ伸長作動用切換位置へにおける戻り油通路
aを作動油タンク45に直通する切換位置に設定し、ま
た再生合流用油路位置ホは、絞り部48が設けられその
絞り部48上流側より分岐しかつチェック弁49を介し
て戻り油の一部を、メインポンプ圧連通用の管路50に
再生合流する切換位置に設定した。また前記再生用スプ
ール弁39の切換手段として、メインポンプ43のポン
プ圧を検出する圧力センサ47を設け、その圧力センサ
47からの信号をコントローラ46に入力するように
し、また前記再生用スプール弁39のパイロットポート
40と、パイロットポンプ44とを電磁比例減圧弁41
を介して連通せしめ、前記圧力センサ47からの信号に
基づきコントローラ46が判断し、コントローラ46か
ら前記電磁比例減圧弁41のソレノイド42に指令信号
を出力することによって、前記電磁比例減圧弁41より
前記パイロットポート40に作用させるパイロット圧を
導出するようにした。
【0011】次に、本発明の一実施形態の再生制御回路
の作用について述べる。本実施形態では、再生カット
(再生合流解除と同じ)を行う所要のメインポンプ圧値
K を予めコントローラ46に記憶させておく。油圧シ
ョベルのたとえばアーム引き操作時には、アーム用パイ
ロット切換弁37は油圧シリンダ伸長作動用切換位置へ
に切換えられ、メインポンプ43からの圧油は、管路5
1、52、53、チェック弁54、アーム用パイロット
切換弁37の油圧シリンダ伸長作動用切換位置へ、管路
55を経て、アームシリンダ34のボトム側油室35に
供給される。そして前記メインポンプ43のポンプ圧は
管路56を通じて圧力センサ47により検出され、その
検出された信号は時々刻々コントローラ46に入力され
る。前記圧力センサ47からの信号に基づきコントロー
ラ46が判断し、コントローラ46から電磁比例減圧弁
41のソレノイド42に指令信号を出力する。それによ
り前記電磁比例減圧弁41が作動し、その電磁比例減圧
弁41から導出されるパイロット圧は前記再生用スプー
ル弁39のパイロットポート40に作用する。この場合
にメインポンプ圧が前記所定のメインポンプ圧値PK
り高圧のときには、前記再生用スプール弁39は再生合
流解除用油路位置ニに設定される(図1に示す実施例で
はこの場合に再生用スプール弁39が切換作動していな
い状態である)。その再生合流解除用油路位置ニは、ア
ーム用パイロット切換弁37の油圧シリンダ伸長作動用
切換位置へにおける戻り油通路aを作動油タンク45に
連通せしめる戻り油通路開通油路位置ニに形成してい
る。したがってアームシリンダ34のロッド側油室36
からの戻り油は、管路57、アーム用パイロット切換弁
37の油圧シリンダ伸長作動用切換位置へ内の戻り油通
路a、管路58、再生用スプール弁39の再生合流解除
用油路位置ニ、管路59を通じて直接(抵抗を有する絞
り部等を通過させることなしに)作動油タンク45に戻
すことができる。すなわちアームシリンダ34のロッド
側油室36に殆ど背圧が作用しない(ロッド側油室36
内の圧力P’R はP’R ≒0)ので、掘削作業等の重負
荷時にアーム29の掘削力を100%発揮させることが
できる。なお本実施例ではメインポンプ圧を検出する手
段として圧力センサ47を設けているが、それに限らず
リミットスイッチ(図示していない)等の他の検出手段
を用いてもよい。
【0012】またメインポンプ圧が所定のメインポンプ
圧値PK より低圧になったときには、前記再生用スプー
ル弁39はコントローラ46の判断に基づき再生合流解
除用油路位置ニより再生合流用油路位置ホに切換えられ
る。アームシリンダ34のロッド側油室36からの戻り
油は、管路57、アーム用パイロット切換弁37の油圧
シリンダ伸長作動用切換位置ヘ内の戻り油通路a、管路
58、再生用スプール弁39の再生合流用油路位置ホ内
の通路60、絞り部48、管路59を経て作動油タンク
45に一部は戻されるが、その一部以外の戻り油は、前
記再生合流用油路位置ホ内における通路60より分岐し
て、チェック弁49、通路61、管路50、アーム用パ
イロット切換弁37の油圧シリンダ伸長作動用切換位置
ヘ内の通路62、メインポンプ圧供給通路63に合流さ
れる。それによりアーム29の無負荷,軽負荷時に掘削
力は減じられることになるが、従来の場合と同様にアー
ム29の作動スピードアップとアームシリンダ34のキ
ャビテーション防止を行うことができる。したがって本
発明の再生制御回路では、メインポンプ43のポンプ圧
を圧力センサ47で検出し、コントローラ46の判断処
理により電磁比例減圧弁41を介して再生用スプール弁
39の切換制御を行うことによって、アームシリンダ3
4に対する再生、再生カットを電気的に行うことができ
る。
【0013】次に図2は、図1における再生用スプール
弁39の他実施形態再生用スプール弁39’を配置した
再生制御回路図である。図において、図1に示す再生制
御回路と同一構成要素を使用しているものに対しては同
符号を付す。また図2の再生用スプール弁39’におい
て、図1における再生用スプール弁39と同一構成要素
を使用しているものに対しても同符号を付す。この図2
における再生用スプール弁39’は、図1における再生
用スプール弁39の再生合流解除用油路位置ニと再生合
流用油路位置ホとを入れ換えた状態に構成したものであ
る。したがって図2に示す再生制御回路の場合、メイン
ポンプ圧が前記所定のメインポンプ圧値PK より低圧の
ときには、コントローラ46の判断処理により再生用ス
プール弁39’が切換作動していない状態の再生合流用
油路位置ホに設定される。そしてメインポンプ圧が前記
所定のメインポンプ圧値PK より高圧になったときに
は、コントローラ46の判断処理により再生用スプール
弁39’は再生合流用油路位置ホ’から再生合流解除用
油路位置ニ’に切換えられる。したがってこの図2に示
す再生用スプール弁39’を配置した再生制御回路の機
能としては、図2に示す再生制御回路の場合と同様であ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明の再生制御回路では、再生カット
(再生合流解除と同じ)を行う所要のメインポンプ圧値
を予めコントローラに記憶させておく。油圧ショベルの
たとえばアーム引き操作時には、アームシリンダのボト
ム側油室に対するメインポンプ圧が圧力センサにより検
出され、その検出された信号は時々刻々コントローラに
入力される。前記圧力センサからの信号に基づきコント
ローラが判断し、コントローラから電磁比例減圧弁に指
令信号を出力することによって、その電磁比例減圧弁か
ら導出されるパイロット圧が再生用スプール弁のパイロ
ットポートに作用する。この場合にメインポンプ圧が所
定のメインポンプ圧値より高圧のときには、前記再生用
スプール弁は再生合流解除用油路位置に設定される。そ
の再生合流解除用油路位置は、前記アーム用方向切換弁
の油圧シリンダ伸長作動用切換位置における戻り油通路
を作動油タンクに連通せしめる戻り油通路開通油路位置
に形成しているので、アームシリンダのロッド側油室か
らの戻り油を直接作動油タンクに戻す(いわゆる再生カ
ットを行う)ことができる。すなわちアームシリンダの
ロッド側油室に殆ど背圧が作用しないので、掘削作業等
の重負荷時にアームの掘削力を100%発揮させること
ができる。また前記ポンプ圧が所定のメインポンプ圧値
より低圧のときには、前記再生用スプール弁は再生合流
用油路位置に設定される。その再生合流用油路位置は、
絞り部が設けられその絞り部上流側より分岐しかつチェ
ック弁を介して戻り油に一部をメインポンプ圧連通用の
管路に再生合流用油路位置に形成しているので、アーム
の無負荷,軽負荷時に掘削力は減じられることになる
が、従来の場合と同様にアームの作動スピードアップと
アームシリンダのキャビテーション防止を行うことがで
きる。したがって本発明の再生制御回路では、メインポ
ンプのポンプ圧を圧力センサで検出し、コントローラの
判断処理により電磁比例減圧弁を介して再生用スプール
弁の切換制御を行うことによって、アームシリンダに対
する再生、再生カットを電気的に容易に行うことができ
るとともに、その構成が簡単であるので安定したメンテ
ナンス性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の再生制御回路を示す要部回路図であ
る。
【図2】図1における再生用スプール弁の他実施例再生
用スプール弁を配置した再生制御回路図である。
【図3】従来技術の一実施例再生油圧回路図である。
【図4】従来技術の一実施例再生回路弁の構造を示す縦
断面図である。
【図5】アームシリンダの再生作用を説明するための要
部回路図である。
【符号の説明】
2,2’,34 アームシリンダ 7,48 絞り部 10,25,49,54 チェック弁 29 アーム 33,44 パイロットポンプ 35 ボトム側油室 36 ロッド側油室 37 アーム用パイロット切換弁 39,39’ 再生用スプール弁 41 電磁比例減圧弁 43 メインポンプ 46 コントローラ 47 圧力センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方向切換弁を切換えて油圧シリンダのボ
    トム側油室又はロッド側油室へメインポンプからの圧油
    を供給するようにし、前記油圧シリンダの伸長時に加わ
    る負荷圧力が所定の一定値以下のときはロッド側油室か
    らの戻り油をボトム側油室に再生合流して油圧シリンダ
    の伸長作動速度を速めるようにし、前記負荷圧力が所定
    の一定値を超えたときには前記再生合流の設定を解除す
    るようにした再生制御回路であって、前記方向切換弁と
    作動油タンクとを、再生合流解除用油路位置又は再生合
    流用油路位置に切換え可能の再生用スプール弁を介して
    連通し、その再生用スプール弁を前記メインポンプのポ
    ンプ圧に応じて切換える切換手段を設けたことを特徴と
    する油圧シリンダの再生制御回路。
  2. 【請求項2】 前記再生用スプール弁の切換位置とし
    て、一方の切換位置は前記方向切換弁の油圧シリンダ伸
    長作動用切換位置における戻り油通路を作動油タンクに
    連通せしめる戻り油通路開通油路位置に、また他方の切
    換位置は絞り部が設けられその絞り部上流側より分岐し
    かつチェック弁を介して戻り油の一部をメインポンプ圧
    連通用の管路に再生合流する再生合流用油路位置に設定
    したことを特徴とする請求項1記載の油圧シリンダの再
    生制御回路。
  3. 【請求項3】 前記再生用スプール弁の切換手段とし
    て、メインポンプ圧を検出する圧力センサを設け、その
    圧力センサからの信号をコントローラに入力するように
    し、また前記再生用スプール弁の切換用パイロットポー
    トと、パイロット油圧源とを電磁比例減圧弁を介して連
    通せしめ、前記圧力センサからの信号に基づきコントロ
    ーラが判断し、コントローラから前記電磁比例減圧弁の
    ソレノイドに指令信号を出力することによって、前記電
    磁比例減圧弁より前記切換用パイロットポートに作用さ
    せるパイロット圧を導出するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の油圧シリンダの再生制御回路。
JP9093018A 1997-03-26 1997-03-26 油圧シリンダの再生制御回路 Pending JPH10267007A (ja)

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