JP2006070970A - 建設機械の油圧制御回路 - Google Patents

建設機械の油圧制御回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2006070970A
JP2006070970A JP2004254221A JP2004254221A JP2006070970A JP 2006070970 A JP2006070970 A JP 2006070970A JP 2004254221 A JP2004254221 A JP 2004254221A JP 2004254221 A JP2004254221 A JP 2004254221A JP 2006070970 A JP2006070970 A JP 2006070970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
oil
oil chamber
holding side
side oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004254221A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Yoshino
鉄也 芳野
Hironari Kanenawa
裕也 金縄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Caterpillar Mitsubishi Ltd, Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd filed Critical Caterpillar Mitsubishi Ltd
Priority to JP2004254221A priority Critical patent/JP2006070970A/ja
Publication of JP2006070970A publication Critical patent/JP2006070970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 重量物を上下動させる油圧シリンダと、油圧供給源となる油圧ポンプと、油圧シリンダに対する油供給排出制御を行う制御バルブと、重量物の下動操作時に重量保持側油室からの排出油を重量非保持側油室に供給する再生用油路とを備えた油圧制御回路において、再生油量を、エンジン回転数に伴うポンプ流量の増減や、重量物の重量により油圧シリンダにかかる負荷圧の増減に対応して調整できるようにする。
【解決手段】 ブーム、スティック再生用油路C、Fに、ブーム用、スティック用電磁比例圧力制御弁28、39から出力されるパイロット信号圧により開度量調整されるブーム、スティック再生用開閉弁26、38を配すると共に、上記パイロット信号圧は、コントローラ29から出力される制御信号によりエンジン回転数や重量物の重量に対応するように制御される構成にした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、重量物を上下動させるための油圧シリンダを備えた建設機械の油圧制御回路の技術分野に属するものである。
一般に、油圧ショベル等の建設機械には、重量物を上下動させるための油圧シリンダ等の各種油圧アクチュエータや、これら油圧アクチュエータの油供給排出制御を行う制御バルブ、圧油供給源となる油圧ポンプ等が設けられているが、油圧アクチュエータが例えば油圧ショベルのブームを上下動せしめるためのブームシリンダの場合、該ブームシリンダは、重量保持側油室であるヘッド側油室への油供給および重量非保持側油室であるロッド側油室からの油排出で伸長してブームを上動させ、またロッド側油室への油供給およびヘッド側油室からの油排出で縮小してブームを下動させるように構成されている。
ところで、前記ブームを下動させる場合、該ブームにかかっている重量(フロント作業機の総重量)がシリンダを縮小させる力として作用するため、ヘッド側油室の圧力はロッド側油室の圧力よりも高圧となる。そこで従来、ブームの下動操作時にヘッド側油室からの排出油を再生油としてロッド側油室に供給する再生用油路を設け、ヘッド側油室の圧力がロッド側油室の圧力よりも高圧のあいだは油圧ポンプからの供給圧油に加えて上記再生油がロッド側油室に供給されるように構成し、これによりロッド側油室が減圧状態になることなくブームシリンダの下動速度を速くすることができると共に、ブームシリンダと圧油供給源を共用する他の油圧アクチュエータ(例えばバケットシリンダ)との連動操作時に、再生によって得られた余剰のポンプ流量を他の油圧アクチュエータに供給できるようにしたものが知られている。また、この様な再生用油路が設けられているものにおいて、ブームの下動操作時に、ブーム下降速度選択スイッチの選択に基づいてヘッド側油室からの排出油量を増減できるようにし、これによりブームの下動速度を調整できるようにしたものもある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−206510号公報
ところで、前記油圧アクチュエータの油圧供給源となる油圧ポンプは、一般的に、エンジン動力により駆動する構成となっていて、エンジン回転数と作業負荷に対応するような流量制御が行われる。つまり、エンジン回転数が低い場合にはポンプ流量を少なくし、エンジン回転数が高い場合にはポンプ流量を多くするように制御される。而して、前述したブーム下動操作時において、エンジン回転数が低いときには、油圧ポンプからブーム用制御バルブを介してブームシリンダのロッド側油室に供給されるポンプ流量が少なくなるため、再生油量を多くしてロッド側圧力が負圧にならないようにしなければならないが、該再生油量を多くするためには、再生用油路に配設される再生用開閉弁の開度量を大きく設定すると共に、ブーム用制御バルブに形成されるヘッド側排出用弁路(ブームシリンダのヘッド側油室からの排出油を油タンクに流す弁路)の開度量を小さく設定する必要がある。
しかるに、この様にエンジン回転数が低いとき、つまりポンプ流量が少ないときにロッド側圧力が負圧にならないように再生用開閉弁の開度量を大きく、且つブーム用制御バルブの排出用弁路の開度量を小さく設定すると、エンジン数が高いとき、つまりポンプ流量が多いときにはロッド側油室への圧油供給量が増加して、ブームの下動速度が増加すると共に、ヘッド側油室からの排出油が排出用弁路を通過するときの排出抵抗が大きくなって、油圧ポンプの負荷圧力が上がり、油圧効率、燃費を悪化させる許りか、排出抵抗による発熱が増加するという問題がある。
また、ブームシリンダには、フロント作業部の総重量が負荷圧としてかかるため、該ブームシリンダの負荷圧は、フロント作業機に装着されるアタッチメントの重さによって異なることになる。このため、標準装備されるバケットに対応して再生用開閉弁の開度量およびブーム用制御バルブの排出用弁路の開度量が設定されていると、例えば高強度用のバケットや油圧ブレーカ等の重量の重いアタッチメントを装着した場合に、ブームシリンダのヘッド側油室に加わる負荷圧が高いため、ブームの下動速度が増加して、ロッド側圧力が負圧になってしまうと共に、ヘッド側油室からの排出油が排出用弁路を通過するときの排出抵抗が大きくなって、油圧ポンプの負荷圧力が上がり、油圧効率、燃費を悪化させる許りか、排出抵抗による発熱が増加するという、前述したエンジン回転数が高い場合と同様の問題が生じる。
しかしながら、前述した従来のものでは、この様なエンジン回転数に伴うポンプ流量の変化や、フロント作業機に装着されるアタッチメントの重量によって異なるシリンダ負荷圧の変化に対応することはできず、更なる改善が望まれ、ここに本発明が解決しようとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、上下動自在な重量物を、重量保持側油室への油供給および重量非保持側油室からの油排出で上動させ、重量非保持側油室への油供給および重量保持側油室からの油排出で下動させるよう伸縮作動する油圧シリンダと、エンジンを動力源として駆動し、上記油圧シリンダの圧油供給源となる油圧ポンプと、操作具操作に基づいて油圧シリンダの重量保持側油室、重量非保持側油室に対する油供給排出制御を行う制御バルブと、重量物の下動操作時に重量保持側油室からの排出油を重量非保持側油室に供給する再生用油路とを備えた建設機械の油圧制御回路において、前記再生用油路に、該再生用油路を開閉する開度量調整自在な開閉弁を配すると共に、該開閉弁は、エンジン回転数の高低に伴うポンプ流量の増減に対応して開度量調整されることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、上下動自在な重量物を、重量保持側油室への油供給および重量非保持側油室からの油排出で上動させ、重量非保持側油室への油供給および重量保持側油室からの油排出で下動させるよう伸縮作動する油圧シリンダと、エンジンを動力源として駆動し、上記油圧シリンダの圧油供給源となる油圧ポンプと、操作具操作に基づいて油圧シリンダの重量保持側油室、重量非保持側油室に対する油供給排出制御を行う制御バルブと、重量物の下動操作時に重量保持側油室からの排出油を重量非保持側油室に供給する再生用油路とを備えた建設機械の油圧制御回路において、前記再生用油路に、該再生用油路を開閉する開度量調整自在な開閉弁を配すると共に、該開閉弁は、重量物の重量により油圧シリンダにかかる負荷圧の増減に対応して開度量調整されることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、上下動自在な重量物を、重量保持側油室への油供給および重量非保持側油室からの油排出で上動させ、重量非保持側油室への油供給および重量保持側油室からの油排出で下動させるよう伸縮作動する油圧シリンダと、エンジンを動力源として駆動し、上記油圧シリンダの圧油供給源となる油圧ポンプと、操作具操作に基づいて油圧シリンダの重量保持側油室、重量非保持側油室に対する油供給排出制御を行う制御バルブと、重量物の下動操作時に重量保持側油室からの排出油を重量非保持側油室に供給する再生用油路とを備えた建設機械の油圧制御回路において、前記再生用油路に、該再生用油路を開閉する開度量調整自在な開閉弁を配すると共に、該開閉弁は、エンジン回転数の高低に伴うポンプ流量の増減、および重量物の重量により油圧シリンダにかかる負荷圧の増減に対応して開度量調整されることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかにおいて、開閉弁は、電磁比例圧力制御弁から出力されるパイロット信号圧により開度量調整されるスプール弁であることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項4において、電磁比例圧力制御弁は、コントローラからの制御信号に基づいて出力パイロット信号圧が制御される一方、上記コントローラは、エンジン回転数を判定するエンジン回転数判定手段または/および重量物の重量を判定する重量判定手段からの信号を入力し、該入力信号に基づいて電磁比例圧力制御弁に対する制御信号値を演算することを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項5において、建設機械の運転室に、オペレータが重量物の下動速度を任意に設定するための下動速度設定手段を設ける一方、コントローラは、エンジン回転数判定手段または/および重量判定手段と、前記下動速度設定手段とからの信号を入力し、これら入力信号に基づいて電磁比例圧力制御弁に対する制御信号値を演算することを特徴とするものである。
請求項1の発明とすることにより、再生油量を、エンジン回転数の高低に伴うポンプ流量の増減に対応して調整できることになり、而して、エンジン回転数が低くポンプ流量が少ないときでも重量非保持側圧力が負圧になることなく、重量物の下動を所期のスピードで行うことができると共に、制御バルブに形成される排出用弁路の開度量を小さく設定する必要がなくなって、エンジン回転数が高くポンプ流量が多いときに排出用弁路通過時の排出抵抗を小さくすることができ、油圧効率、燃費の向上を図れると共に、排出抵抗による発熱を低減することができる。
請求項2の発明とすることにより、再生油量を、重量物の重量により油圧シリンダにかかる負荷圧の増減に対応して調整できることになり、而して、重量物の重量が重い場合に下動スピードが速くなりすぎて重量非保持側の圧力が負圧になってしまう不具合を回避でき、もって負圧による油圧シリンダの損傷や、作動油のディーゼル燃焼による劣化を防止できる。
請求項3の発明とすることにより、再生油量を、エンジン回転数の高低に伴うポンプ流量の増減、および重量物の重量により油圧シリンダにかかる負荷圧の増減に対応して調整できることになり、而して、エンジン回転数が低くポンプ流量が少ないときでも重量非保持側圧力が負圧になることなく、重量物の下動を所期のスピードで行うことができると共に、制御バルブに形成される排出用弁路の開度量を小さく設定する必要がなくなって、エンジン回転数が高くポンプ流量が多いときに排出用弁路通過時の排出抵抗を小さくすることができ、油圧効率、燃費の向上を図れると共に、排出抵抗による発熱を低減することができ、さらに、重量物の重量が重い場合に下動スピードが速くなりすぎて重量非保持側の圧力が負圧になってしまう不具合を回避でき、もって負圧による油圧シリンダの損傷や、作動油のディーゼル燃焼による劣化を防止できる。
請求項4の発明とすることにより、電磁比例圧力制御弁から出力されるパイロット信号圧によって、開閉弁の開度量調整を行うことができる。
請求項5の発明とすることにより、エンジン回転数判定手段または/および重量判定手段からの入力信号に基づいて、電磁比例圧力制御弁から出力されるパイロット信号圧を制御することができる。
請求項6の発明とすることにより、電磁比例圧力制御弁から出力されるパイロット信号圧は、エンジン回転数判定手段または/および重量判定手段と、下動速度設定手段とからの入力信号に基づいて制御されることになり、而して、オペレータが設定した下動速度に対応する再生油量となるように開閉弁の開度量を調整できることになって、オペレータの希望する下動速度を得ることができ、操作性が向上する。
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1において、1は油圧ショベルであって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2、該下部走行体2に旋回自在に支持される上部旋回体3、該上部旋回体3に装着されるフロント作業機4等から構成されており、さらに該フロント作業機4は、基端部が上部旋回体3に上下揺動自在に支持されるブーム5、該ブーム5の先端部に前後揺動自在に支持されるスティック6、該スティック6の先端部に着脱自在に装着されるアタッチメント7等の各部から構成されており、さらに、図示しない左右の走行用モータや旋回用モータ、ブームシリンダ8、スティックシリンダ9、バケットシリンダ10等の各種の油圧アクチュエータが設けられている等の基本的構成は従来通りである。尚、図1では、アタッチメント7として、一般的に標準装備されるバケットを示したが、該バケットに代えて、高強度を有する重量の重い高強度用バケットや、油圧ブレーカ等の各種アタッチメントを着脱自在に装着できるようになっている。また、図1において、1aはオペレータの運転室となるキャブである。
扨、油圧ショベル1には、前記各種油圧アクチュエータや油圧ポンプ、油タンク等から構成される油圧制御回路が設けられているが、該油圧制御回路を図2に示すと、該図2において、11、12はエンジン37の回転により駆動する可変容量型の第一、第二油圧ポンプ、11a、12aは第一、第二油圧ポンプ11、12の容量可変装置、13は定容量型の油圧ポンプ、14は油タンク、15は左走行用モータ、16は旋回用モータ、9はスティックシリンダ、17は右走行用モータ、10はバケットシリンダ、8はブームシリンダ、18は左走行用制御バルブ、19は旋回用制御バルブ、20はスティック用制御バルブ、21は右走行用制御バルブ、22はバケット以外のアタッチメント7を装着したときに用いられるアタッチメント用制御バルブ、23はバケット用制御バルブ、24はブーム用制御バルブであるが、本実施の形態では、ブームシリンダ8およびスティックシリンダ9の回路に本発明が実施されているため、まず、ブームシリンダ8の回路について説明する。
前記ブームシリンダ8は、ヘッド側油室8aへの油供給およびロッド側油室8bからの油排出で伸長してブーム5を上動せしめ、またロッド側油室8bへの油供給およびヘッド側油室8aからの油排出で縮小してブーム5を下動せしめるように構成されているが、該ブームシリンダ8においては、ヘッド側油室8aがフロント作業機4全体の重量を保持することになって本発明の重量保持側油室に相当し、またロッド側油室8bが本発明の重量非保持側油室に相当する。
また、ブーム用制御バルブ24は、伸長側、縮小側のパイロットポート24a、24bを備え、これらパイロットポート24a、24bに入力されるパイロット信号圧により後述の供給用、排出用弁路24c〜24fの開度量が調整されるスプール弁で構成されている。つまりブーム用制御バルブ24は、両パイロットポート24a、24bにパイロット信号圧が入力されていない状態では、中立位置Nに位置していてブームシリンダ8に対する油の給排を行わないが、伸長側パイロットポート24aにパイロット信号圧が入力されることにより伸長側位置Xに変位して、第二油圧ポンプ12からの圧油をブームシリンダ8のヘッド側油室8aに供給するための供給用弁路24cを開き、且つロッド側油室8bからの排出油を油タンク14に流すための排出用弁路24dを開くようになっている。さらにブーム用制御バルブ24は、縮小側パイロットポート24bにパイロット信号圧が入力されることにより縮小側位置Yに変位して、第二油圧ポンプ12からの圧油をロッド側油室8bに供給するための供給用弁路24eを開き、且つヘッド側油室8aからの排出油を絞り24gを介して油タンク14に排出するための排出用弁路24fを開くように構成されている。
一方、25はブーム用パイロットバルブであって、該ブーム用パイロットバルブ25は、ブーム用操作具25aが操作されていない状態ではパイロット信号圧を出力しないが、ブーム用操作具25aがブーム上動側に操作されることに基づいて前記ブーム用制御バルブ24の伸長側パイロットポート24aにパイロット信号圧を出力し、またブーム下動側に操作されることに基づいて縮小側パイロットポート24bにパイロット信号圧を出力するように構成されている。
さらに、Aはブーム用制御バルブ24とブームシリンダ8のヘッド側油室8aとを連結するブームヘッド側油路、またBはブーム用制御バルブ24とブームシリンダ8のロッド側油室8bとを連結するブームロッド側油路であって、これらブームヘッド側油路A、ブームロッド側油路Bを経由してブーム用制御バルブ24とブームシリンダ8とのあいだの油の給排がなされるが、該ブームヘッド側油路Aとブームロッド側油路Bとは、ブーム再生用油路Cを介して連結されている。
上記ブーム再生用油路Cには、ブーム再生用開閉弁26とチェック弁27とが配されているが、該チェック弁27は、ブームヘッド側油路Aからブームロッド側油路Bへの油の流れは許容するが逆方向の流れは阻止するように構成されている。また、ブーム再生用開閉弁26は、パイロットポート26aを備えたスプール弁で構成されており、パイロットポート26aにパイロット信号圧が入力されていない状態では、ブーム再生用油路Cを閉じる閉位置Nに位置しているが、パイロットポート26aにパイロット信号圧が入力されることにより、ブーム再生用油路Cを絞り26bを介して開く開位置Xに変位するように構成されている。この場合、開位置Xのブーム再生用開閉弁26は、パイロットポート26aに入力されるパイロット信号圧の高低に対応して開度量調整されるようになっている。
一方、28は前記ブーム再生用開閉弁26のパイロットポート26aにパイロット信号圧を出力するためのブーム用電磁比例圧力制御弁であって、該ブーム用電磁比例圧力制御弁28は、後述するコントローラ29からの制御信号に基づいてパイロット信号圧を出力する。
前記コントローラ29は、マイクロコンピュータ等を用いて構成されるものであって、このものは、図3のブロック図に示す如く、後述するブーム用圧力センサ30、アクセルダイヤル31、アタッチメント設定スイッチ32、ブーム下動スピード調整ダイヤル(本発明の下動速度設定手段に相当する)33からの信号を入力し、これら入力信号に基づいてブーム用演算部35で演算を行い、該演算結果に基づいて前記ブーム用電磁比例圧力制御弁28に制御信号を出力するように構成されている。
ここで、前記ブーム用圧力センサ30は、ブーム用操作具25aをブーム下動側に操作したときにブーム用パイロットバルブ25からブーム用制御バルブ24の縮小側パイロットポート24bに出力されるパイロット信号圧を検出するための圧力センサであって、該ブーム用圧力センサ30からの入力信号により、コントローラ29は、ブーム下動側操作に伴うパイロット信号圧を判定する。
また、アクセルダイヤル31は、エンジン37の回転数を設定するためにキャブ1a内に配設されるダイヤルであって、エンジン37は、図示しないエンジン用コントローラにより、上記アクセルダイヤル31で設定された回転数となるように制御される。そして、コントローラ29は、アクセルダイヤル31からの入力信号によって、エンジン回転数を判定する。
さらに、アタッチメント設定スイッチ32およびブーム下動スピード調整ダイヤル33は、共にキャブ1a内に配設のモニタ34に配置されているが、アタッチメント設定スイッチ32は、バケット以外のアタッチメント7をフロント作業機4に装着した場合に操作されるスイッチであって、該アタッチメント設定スイッチ32により、各々のアタッチメント7に対応した各種制御の設定がなされる。そして、コントローラ29は、アタッチメント設定スイッチ32からの入力信号により、装着されたアタッチメント7の重量を判定する。この場合、アタッチメント7の正確な重量を判定するのではなく、例えば、装着されたアタッチメント7が標準装備のバケットの場合には「軽」、高強度用のバケットや油圧ブレーカの場合には「重」と判定する等の二段階程度の判定であっても良い。尚、アタッチメント設定スイッチ32が操作されていない場合には、コントローラ29は、標準装備のバケットが装着されているとしてアタッチメント7の重量を判定する。
またさらに、ブーム下動スピード調整ダイヤル33は、オペレータがブーム5の下動スピードを任意に設定するためのダイヤルである。そして、コントローラ29は、ブーム下動スピード調整ダイヤル33からの入力信号により、オペレータが設定したブーム下動スピードを判定する。
尚、前述したブーム用圧力センサ30、アクセルダイヤル31、アタッチメント設定スイッチ32、ブーム下動スピード調整ダイヤル33からの入力信号に基づくコントローラ29の判定は、例えば、予め設定された演算関数や演算テーブルを用いて行う。
そして、ブーム用演算部35は、前記ブーム用圧力センサ30、アクセルダイヤル31、アタッチメント設定スイッチ32、ブーム下動スピード調整ダイヤル33からの入力信号によって判定された結果に基づき、ブーム用電磁比例圧力制御弁28に出力する制御信号値を演算する。つまり、ブーム用演算部35は、ブーム下動操作に伴うパイロット信号圧、エンジン回転数、アタッチメント7の重さ、オペレータが設定したブーム下動スピードの四つの要素を掛合わせてブーム用電磁比例圧力制御弁28に出力する制御信号値を演算するが、この場合、パイロット信号圧が低い(ブーム用操作具25aの操作量が小さい)と制御信号値を小さくする一方、パイロット信号圧が高い(ブーム用操作具25aの操作量が大きい)と制御信号値を大きくし、またエンジン回転数が低いと制御信号値を大きくする一方、エンジン回転数が高いと制御信号値を小さくし、さらにアタッチメント7の重量が軽いと制御信号値を大きくする一方、アタッチメント7の重量が重いと制御信号値を小さくし、さらにまたオペレータにより設定されたブーム下動スピードが遅いと制御信号値を小さくする一方、設定されたブーム下動スピードが速いと制御信号値を大きくするように演算する。そしてブーム用電磁比例圧力制御弁28は、コントローラ29から出力される制御信号値が大きくなるほど、ブーム再生用開閉弁26のパイロットポート26aに出力するパイロット信号圧が高くなるように制御される。
次いで、スティックシリンダ9の回路について説明する。
スティックシリンダ9は、ヘッド側油室9aへの油供給およびロッド側油室9bからの油排出で伸長してスティック6をイン側(機体に近づく方向)に揺動せしめ、またロッド側油室9bへの油供給およびヘッド側油室9aからの油排出で縮小してスティック6をアウト側(機体から遠ざかる方向)に揺動せしめるように構成されているが、該スティックシリンダ9においては、殆どの場合、ロッド側油室9bがスティック6およびアタッチメント7の重量を保持することになって本発明の重量保持側油室に相当し、またヘッド側9aが本発明の重量非保持側油室に相当する。
また、スティック用制御バルブ20は、前述したブーム用制御弁24と同様に、伸長側、縮小側のパイロットポート20a、20bを備え、これらパイロットポート20a、20bに入力されるパイロット信号圧により供給用、排出用弁路20c〜20fの開度量が調整されるスプール弁で構成されている。そして、伸長側、縮小側パイロットポート20a、20bにパイロット信号圧が入力されることにより、中立位置Nから伸長側位置X、縮小側位置Yに変位することもブーム用制御バルブ24と同様であるが、スティック用制御バルブ20には、第一ポンプ11からの圧油が供給されるようになっていると共に、絞り20gは伸長側位置Xの排出用弁路20dに設けられている。
一方、36はスティック用パイロットバルブであって、該スティック用パイロットバルブ36は、スティック用操作具36aが操作されていない状態ではパイロット信号圧を出力しないが、スティック用操作具36aがスティックイン側に操作されることに基づいて前記スティック用制御バルブ20の伸長側パイロットポート20aにパイロット信号圧を出力し、またスティックアウト側に操作されることに基づいて縮小側パイロットポート20bにパイロット信号圧を出力するように構成されている。
さらに、Dはスティック用制御バルブ20とスティックシリンダ9のヘッド側油室9aとを連結するスティックヘッド側油路、またEはスティック用制御バルブ20とスティックシリンダ9のロッド側油室9bとを連結するスティックロッド側油路であって、これらスティックヘッド側油路D、ブームロッド側油路Eを経由してスティック用制御バルブ20とスティックシリンダ9とのあいだの油の給排がなされるが、これらスティックヘッド側油路Dとスティックロッド側油路Eとは、スティック再生用油路Fを介して連結されている。
上記スティック再生用油路Fは、前述したブーム再生用油路Cと同様に、スティック再生用開閉弁38とチェック弁39とが配されているが、該チェック弁39は、スティックロッド側油路Eからスティックヘッド側油路Dへの油の流れは許容するが逆方向の流れは阻止するように構成されている。また、スティック再生用開閉弁38は、ブーム再生用開閉弁26と同様のものであって、パイロットポート38aにパイロット信号圧が入力されることにより、スティック再生用油路Fを閉じる閉位置Nから、スティック再生用油路Fを絞り38bを介して開く開位置Xに変位するように構成されていると共に、開位置Xのスティック再生用開閉弁38は、パイロットポート38aに入力されるパイロット信号圧の高低に対応して開度量調整されるようになっている。
また、39は前記スティック再生用開閉弁38のパイロットポート38aにパイロット信号圧を出力するためのスティック用電磁比例圧力制御弁であって、該スティック用電磁比例圧力制御弁39は、前述したブーム用電磁比例圧力制御弁28と同様に、コントローラ29からの制御信号に基づいてパイロット信号圧を出力する。
一方、コントローラ29は、スティック用演算部42において、前記スティック用電磁比例圧力制御弁39に対する制御信号値を演算するが、該演算は前述したブーム用電磁比例圧力制御弁28に対する制御信号値の演算と同様であるため簡単に説明すると、スティック用演算部42は、図3のブロック図に示す如く、スティック用操作具36aをスティックイン側に操作したときにスティック用パイロットバルブ36からスティック用制御バルブ伸長側パイロットポート20aに出力されるパイロット信号圧を検出するスティック用圧力センサ40、前述のアクセルダイヤル31およびアタッチメント設定スイッチ32、オペレータがスティックインのスピードを任意に設定するためのスティックインスピード調整ダイヤル(本発明の下動速度設定手段に相当する)41からの信号を入力し、これら入力信号から判定されるスティックイン操作に伴うパイロット信号圧、エンジン回転数、アタッチメント7の重さ、オペレータが設定したスティックインスピードの四つの要素を掛合わせてスティック用電磁比例圧力制御弁39に出力する制御信号値を演算する。この場合、パイロット信号圧が低い(スティック用操作具36aの操作量が小さい)と制御信号値を小さくする一方、パイロット信号圧が高い(スティック用操作具36aの操作量が大きい)と制御信号値を大きくし、またエンジン回転数が低いと制御信号値を大きくする一方、エンジン回転数が高いと制御信号値を小さくし、さらにアタッチメント7の重量が軽いと制御信号値を大きくする一方、アタッチメント7の重量が重いと制御信号値を小さくし、さらにまたオペレータにより設定されたスティックインスピードが遅いと制御信号値を小さくする一方、設定されたスティックインスピードが速いと制御信号値を大きくするように演算する。そしてスティック用電磁比例圧力制御弁39は、コントローラ29から出力される制御信号値が大きくなるほど、スティック再生用開閉弁38のパイロットポート38aに出力するパイロット信号圧が高くなるように制御される。
ところで、前記ブームシリンダ8、スティックシリンダ9は、可変容量型の第一、第二油圧ポンプ11、12を圧油供給源とするが、該第一、第二油圧ポンプ11、12の容量可変装置11a、12aは、操作具操作量に対応したネガティブコントロール信号に基づく流量制御、エンジン37から供給される馬力が一定となるように流量を制御する定馬力制御、および作業負荷とエンジン回転数に対応した制御信号に基づく流量制御を行う。これらの流量制御は、周知の技術であるため詳細な説明は省略するが、第一、第二油圧ポンプ11、12は、エンジン回転数が低い場合にはポンプ流量が少なく、エンジン回転数が高くなるとポンプ流量が多くなるように流量制御される。
叙述の如く構成されたものにおいて、ブームシリンダ8、スティックシリンダ9の回路には、重量保持側油室(ブームシリンダ8のヘッド側油室8a、スティックシリンダ9のロッド側油室9b)からの排出油を重量非保持側油室(ブームシリンダ8のロッド側油室8b、スティックシリンダ9のヘッド側油室9a)に供給するためのブーム再生用油路C、スティック再生用油路Fが形成されていると共に、これらブーム再生用油路C、スティック再生用油路Fを開閉するブーム再生用開閉弁26、スティック再生用開閉弁38が設けられているが、該ブーム再生用開閉弁26、スティック再生用開閉弁38は、コントローラ29からの制御信号に基づいて作動するブーム用電磁比例圧力制御弁28、スティック用電磁比例圧力制御弁39から出力されるパイロット信号圧によって、ブーム下動操作、スティックイン操作に伴うパイロット信号圧、エンジン回転数、アタッチメント7の重量、およびオペレータが設定したブーム下動スピード、スティックインスピードに対応するように開度量調整されることになる。
この結果、エンジン回転数が低くポンプ流量が少ない場合には、ブーム再生用開閉弁26、スティック再生用開閉弁38の開度量が大きくなるように調整されて再生油量が増加する一方、エンジン回転数が高くポンプ流量が多い場合には、ブーム再生用開閉弁26、スティック再生用開閉弁38の開度量が小さくなるように調整されて再生油量が減少することになり、而して、エンジン回転数が低いときでも重量非保持側圧力が負圧になることなく、ブーム下動、スティックインを所期のスピードで行うことができると共に、ブーム用制御バルブ24、スティック用制御バルブ20の各排出用弁路24f、20dの開度量を小さく設定する必要がなくなる。もって、排出用弁路24f、20dの開度量を小さく設定することによって生じる不具合、つまりエンジン回転数が高くポンプ流量が多いときに重量保持側油室からの排出油が排出用弁路24f、20dを通過するときの排出抵抗が大きくなって第一、第二、油圧ポンプ11、12の負荷圧力が高くなってしまうという不具合を回避できることになって、油圧効率、燃費の向上を図れると共に、排出抵抗による発熱を低減することができる。
また、フロント作業機4に装着されるアタッチメント7の重量が軽くブームシリンダ8、スティックシリンダ9にかかる負荷圧が小さい場合には、ブーム再生用開閉弁26、スティック再生用開閉弁38の開度量が大きくなるように調整されて再生油量が増加する一方、アタッチメント7の重量が重くブームシリンダ8、スティックシリンダ9にかかる負荷圧が大きい場合には、ブーム再生用開閉弁26、スティック再生用開閉弁38の開度量が小さくなるように調整されて再生油量が減少することになり、而して、重量の重いアタッチメント7を装着した場合にブーム下動スピード、スティックインスピードが速くなりすぎて重量非保持側の圧力が負圧になってしまう不具合を回避でき、もって負圧によるブームシリンダ8、スティックシリンダ9の損傷や、作動油のディーゼル燃焼による劣化を防止できる。
さらにこのものでは、ブーム下動操作、スティックイン操作に伴うパイロット信号圧が高いほどブーム再生用開閉弁26、スティック再生用開閉弁38の開度量が大きくなるように調整されるため、ブーム用操作具25a、スティック用操作具36aの操作量が大きくなるほど再生油量が増加することになって、操作具操作量に対応したブーム下動スピード、スティックインスピードを得られることは勿論のこと、オペレータがブーム下動スピード調整ダイヤル33、スティックインスピード調整ダイヤル41によってブーム下動スピード、スティックインスピードを任意に設定することにより、該設定したスピードに対応する再生油量となるようにブーム再生用開閉弁26、スティック再生用開閉弁38の開度量が調整されることになって、オペレータの希望するブーム下動スピード、スティックインスピードとすることができ、操作性が大幅に向上する。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されないことは勿論であって、例えば、エンジン回転数を判定するにあたり、エンジン回転数を検出する回転数検出センサを設け、該回転数検出センサの検出値をコントローラに入力するように構成しても良い。
さらに、上記実施の形態では、ブームシリンダおよびスティックシリンダの両回路に本発明が実施されているが、何れか一方の回路にのみ実施しても良く、また、ブームシリンダ、スティックシリンダに限らず、重量物を上下動せしめる各種油圧シリンダの油圧制御回路にも実施できる。
油圧ショベルの斜視図である。 油圧ショベルの油圧制御回路図である。 コントローラの制御ブロック図である。
符号の説明
4 フロント作業機
5 ブーム
6 スティック
7 アタッチメント
8 ブームシリンダ
8a ヘッド側油室
8b ロッド側油室
9 スティックシリンダ
9a ヘッド側油室
9b ロッド側油室
11 第一油圧ポンプ
12 第二油圧ポンプ
20 スティック用制御バルブ
24 ブーム用制御バルブ
25a ブーム用操作具
26 ブーム再生用開閉弁
28 ブーム用電磁比例圧力制御弁
29 コントローラ
35 ブーム用演算部
36a スティック用操作具
37 エンジン
38 スティック再生用開閉弁
39 スティック用電磁比例圧力制御弁
42 スティック用演算部
C ブーム再生用油路
F スティック用再生用油路

Claims (6)

  1. 上下動自在な重量物を、重量保持側油室への油供給および重量非保持側油室からの油排出で上動させ、重量非保持側油室への油供給および重量保持側油室からの油排出で下動させるよう伸縮作動する油圧シリンダと、
    エンジンを動力源として駆動し、上記油圧シリンダの圧油供給源となる油圧ポンプと、
    操作具操作に基づいて油圧シリンダの重量保持側油室、重量非保持側油室に対する油供給排出制御を行う制御バルブと、
    重量物の下動操作時に重量保持側油室からの排出油を重量非保持側油室に供給する再生用油路とを備えた建設機械の油圧制御回路において、
    前記再生用油路に、該再生用油路を開閉する開度量調整自在な開閉弁を配すると共に、
    該開閉弁は、エンジン回転数の高低に伴うポンプ流量の増減に対応して開度量調整されることを特徴とする建設機械の油圧制御回路。
  2. 上下動自在な重量物を、重量保持側油室への油供給および重量非保持側油室からの油排出で上動させ、重量非保持側油室への油供給および重量保持側油室からの油排出で下動させるよう伸縮作動する油圧シリンダと、
    エンジンを動力源として駆動し、上記油圧シリンダの圧油供給源となる油圧ポンプと、
    操作具操作に基づいて油圧シリンダの重量保持側油室、重量非保持側油室に対する油供給排出制御を行う制御バルブと、
    重量物の下動操作時に重量保持側油室からの排出油を重量非保持側油室に供給する再生用油路とを備えた建設機械の油圧制御回路において、
    前記再生用油路に、該再生用油路を開閉する開度量調整自在な開閉弁を配すると共に、
    該開閉弁は、重量物の重量により油圧シリンダにかかる負荷圧の増減に対応して開度量調整されることを特徴とする建設機械の油圧制御回路。
  3. 上下動自在な重量物を、重量保持側油室への油供給および重量非保持側油室からの油排出で上動させ、重量非保持側油室への油供給および重量保持側油室からの油排出で下動させるよう伸縮作動する油圧シリンダと、
    エンジンを動力源として駆動し、上記油圧シリンダの圧油供給源となる油圧ポンプと、
    操作具操作に基づいて油圧シリンダの重量保持側油室、重量非保持側油室に対する油供給排出制御を行う制御バルブと、
    重量物の下動操作時に重量保持側油室からの排出油を重量非保持側油室に供給する再生用油路とを備えた建設機械の油圧制御回路において、
    前記再生用油路に、該再生用油路を開閉する開度量調整自在な開閉弁を配すると共に、
    該開閉弁は、エンジン回転数の高低に伴うポンプ流量の増減、および重量物の重量により油圧シリンダにかかる負荷圧の増減に対応して開度量調整されることを特徴とする建設機械の油圧制御回路。
  4. 請求項1乃至3の何れかにおいて、開閉弁は、電磁比例圧力制御弁から出力されるパイロット信号圧により開度量調整されるスプール弁であることを特徴とする建設機械の油圧制御回路。
  5. 請求項4において、電磁比例圧力制御弁は、コントローラからの制御信号に基づいて出力パイロット信号圧が制御される一方、上記コントローラは、エンジン回転数を判定するエンジン回転数判定手段または/および重量物の重量を判定する重量判定手段からの信号を入力し、該入力信号に基づいて電磁比例圧力制御弁に対する制御信号値を演算することを特徴とする建設機械の油圧制御回路。
  6. 請求項5において、建設機械の運転室に、オペレータが重量物の下動速度を任意に設定するための下動速度設定手段を設ける一方、コントローラは、エンジン回転数判定手段または/および重量判定手段と、前記下動速度設定手段とからの信号を入力し、これら入力信号に基づいて電磁比例圧力制御弁に対する制御信号値を演算することを特徴とする建設機械の油圧制御回路。
JP2004254221A 2004-09-01 2004-09-01 建設機械の油圧制御回路 Pending JP2006070970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004254221A JP2006070970A (ja) 2004-09-01 2004-09-01 建設機械の油圧制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004254221A JP2006070970A (ja) 2004-09-01 2004-09-01 建設機械の油圧制御回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006070970A true JP2006070970A (ja) 2006-03-16

Family

ID=36151822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004254221A Pending JP2006070970A (ja) 2004-09-01 2004-09-01 建設機械の油圧制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006070970A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032187A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 作業機械の油量制御方法
WO2008108013A1 (ja) * 2007-03-06 2008-09-12 Caterpillar Japan Ltd. 建設機械における油圧制御回路
JP2012215016A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd 建設機械
WO2015178316A1 (ja) * 2014-05-19 2015-11-26 住友重機械工業株式会社 ショベル及びその制御方法
JP2017115402A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 キャタピラー エス エー アール エル 建設機械におけるアクチュエータ駆動制御装置
CN107143540A (zh) * 2017-06-06 2017-09-08 浙江大学 数字式负载敏感液压控制系统及方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08219121A (ja) * 1995-02-15 1996-08-27 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧再生装置
JPH08219107A (ja) * 1995-02-13 1996-08-27 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧機械の油圧再生装置
JPH0979205A (ja) * 1995-09-12 1997-03-25 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧再生装置
JPH1018356A (ja) * 1996-07-08 1998-01-20 Kobe Steel Ltd 油圧ショベル
JPH1072850A (ja) * 1996-06-11 1998-03-17 Yutani Heavy Ind Ltd 油圧ショベル
JPH10267007A (ja) * 1997-03-26 1998-10-06 Yutani Heavy Ind Ltd 油圧シリンダの再生制御回路
JPH10311305A (ja) * 1997-05-12 1998-11-24 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 再生回路の制御方法およびその制御装置
JP2000110803A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧再生装置
JP2001295804A (ja) * 2000-04-13 2001-10-26 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の油圧制御回路
JP2002061606A (ja) * 2000-08-18 2002-02-28 Kawasaki Heavy Ind Ltd 油圧シリンダの再生油量コントロール弁
JP2002097674A (ja) * 2000-09-26 2002-04-02 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の油圧再生装置及び建設機械
JP2004076904A (ja) * 2002-08-21 2004-03-11 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の油圧シリンダ制御装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08219107A (ja) * 1995-02-13 1996-08-27 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧機械の油圧再生装置
JPH08219121A (ja) * 1995-02-15 1996-08-27 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧再生装置
JPH0979205A (ja) * 1995-09-12 1997-03-25 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧再生装置
JPH1072850A (ja) * 1996-06-11 1998-03-17 Yutani Heavy Ind Ltd 油圧ショベル
JPH1018356A (ja) * 1996-07-08 1998-01-20 Kobe Steel Ltd 油圧ショベル
JPH10267007A (ja) * 1997-03-26 1998-10-06 Yutani Heavy Ind Ltd 油圧シリンダの再生制御回路
JPH10311305A (ja) * 1997-05-12 1998-11-24 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 再生回路の制御方法およびその制御装置
JP2000110803A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧再生装置
JP2001295804A (ja) * 2000-04-13 2001-10-26 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の油圧制御回路
JP2002061606A (ja) * 2000-08-18 2002-02-28 Kawasaki Heavy Ind Ltd 油圧シリンダの再生油量コントロール弁
JP2002097674A (ja) * 2000-09-26 2002-04-02 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の油圧再生装置及び建設機械
JP2004076904A (ja) * 2002-08-21 2004-03-11 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の油圧シリンダ制御装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008032187A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 作業機械の油量制御方法
US8539762B2 (en) 2007-03-06 2013-09-24 Caterpillar Japan Ltd. Hydraulic control circuit for construction machine
JP2008215528A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 建設機械における油圧制御回路
EP2128453A1 (en) * 2007-03-06 2009-12-02 Caterpillar Japan Ltd. Hydraulic control circuit for construction machine
EP2128453A4 (en) * 2007-03-06 2011-10-05 Caterpillar Sarl HYDRAULIC CONTROL CIRCUIT FOR CONSTRUCTION MACHINE
WO2008108013A1 (ja) * 2007-03-06 2008-09-12 Caterpillar Japan Ltd. 建設機械における油圧制御回路
JP2012215016A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd 建設機械
WO2015178316A1 (ja) * 2014-05-19 2015-11-26 住友重機械工業株式会社 ショベル及びその制御方法
CN106460888A (zh) * 2014-05-19 2017-02-22 住友重机械工业株式会社 挖土机及其控制方法
JPWO2015178316A1 (ja) * 2014-05-19 2017-04-20 住友重機械工業株式会社 ショベル及びその制御方法
CN106460888B (zh) * 2014-05-19 2019-05-10 住友重机械工业株式会社 挖土机及其控制方法
JP2017115402A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 キャタピラー エス エー アール エル 建設機械におけるアクチュエータ駆動制御装置
CN107143540A (zh) * 2017-06-06 2017-09-08 浙江大学 数字式负载敏感液压控制系统及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5013452B2 (ja) 建設機械における油圧制御回路
JP5354650B2 (ja) 作業機械における油圧制御システム
KR101793993B1 (ko) 작업 기계의 유압 시스템
KR101932304B1 (ko) 작업 기계의 유압 구동 장치
KR100807923B1 (ko) 작업용 차량의 속도제어장치 및 그의 속도제어방법
JP2010078035A (ja) 作業機械の油圧シリンダ制御回路
JP2009256891A (ja) クレーン機能付油圧ショベル
WO2019220872A1 (ja) 作業機械の油圧駆動装置
KR20110093660A (ko) 유압 셔블의 유압 구동장치
JP2010230039A (ja) 流体圧回路
JP2019002531A (ja) 建設機械におけるスティック制御システム
JP3846776B2 (ja) 作業機械におけるブームシリンダの油圧制御回路
JP4232974B2 (ja) 建設機械の油圧制御回路
JP2008128464A (ja) 制御装置及びこれを備えた作業機械
JP2006070970A (ja) 建設機械の油圧制御回路
JP2018145984A (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JP4702894B2 (ja) 油圧ショベルにおける油圧制御システム
JPH11247236A (ja) ブームを備えた作業機械の油圧回路
JP2008185098A (ja) 作業機械における制御システム
JP3794927B2 (ja) 作業機械の油圧制御回路
JP7208701B2 (ja) 建設機械の油圧制御回路
JP2002097673A (ja) 作業機械の油圧回路
JP4953378B2 (ja) 建設機械における油圧制御システム
JP2002212979A (ja) 作業機械におけるブームシリンダの油圧制御回路
JP2008075365A (ja) 作業機械における制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080306

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080626