JPH10175195A - テープ処理装置 - Google Patents

テープ処理装置

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JPH10175195A
JPH10175195A JP35278196A JP35278196A JPH10175195A JP H10175195 A JPH10175195 A JP H10175195A JP 35278196 A JP35278196 A JP 35278196A JP 35278196 A JP35278196 A JP 35278196A JP H10175195 A JPH10175195 A JP H10175195A
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JP
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tape
cutting
blade
movable blade
edge
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JP35278196A
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Satoshi Hashimoto
聡 橋本
Yoshikiyo Furuya
吉清 古屋
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Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
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Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープの切断に際し、カッターに加えるトル
クを比較的小さくすることができるテープ処理装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 長尺のテープTを随時送ると共にカッタ
ー23で所定長に切断し、切断したテープTを外部に排
出するようにしたテープ処理装置1において、カッター
23は支点51を中心にハサミ形式で切断動作する固定
刃23aおよび可動刃23bを有し、固定刃23aの刃
先52aおよび可動刃23bの刃先54aの少なくとも
一方が、切断動作方向において反る方向に湾曲してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺のテープを随
時送ると共に、カッターで所定長に切断して排出するテ
ープ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のテープ処理装置として、
テープからラベルを得るテープ印刷装置(例えば特開平
6−8194号公報)に適用したものが知られている。
このテープ印刷装置には、装置ケース内に、粘着材を塗
布した剥離紙付きの粘着テープをロール状に巻回して収
容したテープカートリッジが装着されており、テープカ
ートリッジから繰り出した粘着テープに印刷ヘッドを押
当ててこれに印刷を行うと共に、印刷した部分をカッタ
ーに臨ませて所定の長さに切断し、さらに切断した粘着
テープを装置ケースに形成したテープ排出口から外部に
排出するようにしている。そして、切断した印刷済みの
粘着テープは、剥離紙を剥しラベルとしてファイルなど
に貼着される。
【0003】カッターは、固定刃と可動刃とを支軸で回
動自在に連結したハサミ形式のもので構成されており、
装置フレームに固定された固定刃に添うようにして臨む
テープに対し、可動刃が回動(切断動作)してテープを
切断する。この場合、固定刃の刃先と可動刃の刃先と
は、通常のハサミと同様にそれぞれ直線状に形成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のテー
プ処理装置では、固定刃および可動刃の刃先がそれぞれ
直線状に形成(直刃)されているため、固定刃の刃先と
可動刃の刃先との為す切込み角が、浅い切込み状態から
深い切込み状態に移行するに従って小さくなる。また、
装置内のスペースの関係上、初期切込み角をさほど大き
くすることはできない。このため具体的には、テープの
幅方向に対し、その切込み角が10度程度から切り込み
を開始し、2度程度で切り終わるようになっている。す
なわち、切り込みが進むに従って切込み角が小さくな
り、逆に切断抵抗が大きくなる。このため、テープの切
断動作において切断トルクを徐々に大きくしてゆく必要
がある。しかも、切り込みが進むに従って切断位置(作
用点)が支軸(支点)から離れてゆくため、てこの原理
により、一層、切断トルクを大きくしてゆく必要があ
る。したがって、力点側のトルク変動が大きくなり、特
にテープを自動で切断する場合などでは、トルクのピー
クに合わせて出力の大きな駆動源を必要とする問題があ
った。
【0005】本発明は、テープの切断に際し、カッター
に加えるトルクを比較的小さくすることができるテープ
処理装置を提供することをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のテープ処理装置
は、長尺のテープを随時送ると共にカッターで所定長に
切断し、切断したテープを外部に排出するようにしたテ
ープ処理装置において、カッターは支点を中心にハサミ
形式で切断動作する固定刃および可動刃を有し、固定刃
の刃先および可動刃の刃先の少なくとも一方は、切断動
作方向において反る方向に湾曲していることを特徴とす
る。
【0007】この構成によれば、固定刃の刃先および可
動刃の刃先の少なくとも一方が、切断動作方向において
反る方向に湾曲しているため、固定刃の刃先と可動刃の
刃先との為す切込み角が、直刃の場合のように、浅い切
込み状態から深い切込み状態に移行するに従って小さく
なることがない。すなわち、切り込みが進むに従って切
込み角の変動が少なく、直刃の場合のように切断抵抗が
極端に大きくなることがない。このため、テープの切断
動作において切断トルクのピークを低く押さえることが
できる。なお、この場合の「固定刃」は、支軸が固定さ
れている側の切断刃をいう。
【0008】この場合、固定刃の刃先と可動刃の刃先と
の為す切込み角が、浅い切込み状態から深い切込み状態
に移行するに従って大きくなることをが、好ましい。
【0009】この構成によれば、上記の切込み角に基づ
く切断トルクは、テープへの切り込みが進むに従って徐
々に小さくなる。このため、テープの切断動作において
切断トルクのピークを、より一層低く押さえることがで
きる。
【0010】これらの場合、固定刃は装置フレームに固
定されており、固定刃の刃先は直線状に形成され、可動
刃の刃先は曲線状に湾曲形成されていることが、好まし
い。
【0011】この構成によれば、固定刃の刃先が直線状
に形成され、且つ固定刃が装置フレームに固定されてい
るため、テープを自由状態で、固定刃の刃先の位置に添
わせるように導くことができると共に、テープをその姿
勢のまま、すなわちテープに無用な力を加えることなく
切断することができる。
【0012】この場合、可動刃の刃先の為す曲線が、円
弧であることが好ましい。
【0013】この構成によれば、可動刃の加工およびそ
の刃先の加工を簡単に行うことができる。
【0014】これらの場合、可動刃の刃先が、鋸歯状に
形成されていることが好ましい。
【0015】この構成によれば、鋸歯の各歯がテープに
切り込んでゆく状態では、細部において各歯の切込み角
が、上記の刃先全体の切込み角より格段に大きくなるた
め、切断トルクのピークを、より一層低く押さえること
ができる。また、鋸歯の各歯がテープに切り込んでゆく
際にテープに食い込んで、テープの切先方向への逃げを
抑制するため、切断に際しテープが上方にずれるのを防
止することができる。これにより、テープが逃げながら
切断されて、テープの端面が湾曲した切断端面となるの
を防止することができる。
【0016】また、本発明の他のテープ処理装置は、長
尺のテープを随時送ると共にカッターで所定長に切断
し、切断したテープを外部に排出するようにしたテープ
処理装置において、カッターは支点を中心にハサミ形式
で切断動作する固定刃および可動刃を有し、固定刃の刃
先および可動刃の刃先のいずれか一方が、鋸歯状に形成
されていることを特徴とする。
【0017】この構成によれば、鋸歯の各歯がテープに
切り込んでゆく状態では、細部において各歯の切込み角
が、刃先全体の切込み角より格段に大きくなるため、切
断抵抗が小さくなり、切断トルクのピークを低く押さえ
ることができる。また、鋸歯の各歯がテープに切り込ん
でゆく際にテープに食い込んで、テープの切先方向への
逃げを抑制するため、切断に際しテープが上方にずれる
のを防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明の一実施形態に係るテープ処理装置をテープ印刷装
置に適用した場合について説明する。このテープ印刷装
置は、テープに所望の印刷(印字)を行うと共に、テー
プの印刷部分を所定長に切断する機能を有しており、切
断されたテープは書類ファイルなどに貼着するラベルと
して用いられる。すなわち、テープ印刷装置は無地のテ
ープから文字を印刷したラベルを作成するものである。
【0019】図1および図2に示すように、このテープ
印刷装置1は、上下2分割の装置ケース2によりその外
殻が形成され、前部にキー入力部3を、右後部にディプ
レイ4を、そして左後部にテープカートリッジ5を装着
するためのポケット6を配設して、構成されている。ポ
ケット6には窓付きの開閉蓋7が設けられており、開閉
蓋7の隅部に相当する位置には、開閉蓋7を開放する開
放ボタン8が配設されている。ポケット6の内部にはイ
ジェクト機構9が組み込まれており、イジェクト機構9
はテープカートリッジ5を受け入れると共に、受け入れ
たテープカートリッジ5を取り出し易い位置まで上昇さ
せる。
【0020】また、開閉蓋7の内部には、テープカート
リッジ5の方形開口部5aに位置して、印刷ヘッド10
が、またテープカートリッジ5には、印刷ヘッド10に
対向するようにプラテンローラ11が、それぞれ配設さ
れている。テープTは、プラテンローラ11によりテー
プカートリッジ5から繰り出され、印刷ヘッド10によ
り印刷されながら更に装置外部に送り出されてゆく。一
方、印刷ヘッド10の左側の装置ケース2内には、オー
トカット装置12が収容されており、テープTの送出し
動作が停止したところで、オートカット装置12によ
り、テープTが所定の長さ(印刷部分+前後余白)にカ
ットされる。また、装置ケース2の左側部には、オート
カット装置12に隣接して、テープTを装置外部に送り
出すためのテープ排出口13が形成されている。
【0021】このテープ印刷装置1によりテープTから
ラベルを作成する場合には、先ず、開放ボタン8を押し
て開閉蓋7を跳ね上げ後、開閉蓋7を手動で完全開放さ
せる(図1参照)。次に、ポケット6のイジェクト機構
9の上にテープカートリッジ5をセットし、さらにテー
プカートリッジ5を押し込んで完全に装着する。テープ
カートリッジ5を装着したら、開閉蓋7を閉塞する。次
に、ディプレイ4を見ながらキー入力部3のキー3aを
適宜操作して、所望の入力を行う。ディプレイ4で所望
の入力が確認できたら、さらにキー3aを操作して印刷
動作を指令する。
【0022】印刷動作が指令されると、テープカートリ
ッジ5内のテープTとインクリボン(図示省略)が同時
に走行を開始し、熱転写による印刷が行われる。この印
刷の進行と共に、インクリボンはテープカートリッジ5
内で巻き取られるが、印刷が行われたテープTは、テー
プ排出口13から送り出されてゆく。印刷が完了する
と、余白用の送りが行われた後、テープTおよびインク
リボンの走行が停止する。続いて、オートカット装置1
2が作動して、テープTを自動切断する。また、テープ
カートリッジ5を取り出す場合には、開放ボタン8を押
して開閉蓋7を跳ね上げ後、開閉蓋7を手動で完全開放
する。するとこの開放動作に連動してイジェクト機構9
が働き、テープカートリッジ5は上記のセット状態まで
押し上げられる。
【0023】テープTは、いわゆる剥離紙付きの粘着テ
ープであり、インクの載りが良好になるように表面が加
工され、粘着材を塗布した裏面には剥離可能な剥離紙が
張り合わされている。したがって、切断されたテープT
の剥離紙を剥がせば、文字や記号が印刷されたテープT
を、ラベルとして所望の対象物に貼り付けることができ
る。また、このテープ印字装置1では、テープ幅が6m
m、9mm、12mm、18mm、24mmおよび36
mmなどの各種のテープ(=インクリボン)Tが用意さ
れており、これらテープ幅の異なる各種のテープTは、
テープカートリッジ5内に巻回された状態で収容され、
それぞれ提供される。
【0024】次に、図3を参照して、オートカット装置
12について説明する。オートカット装置12は、駆動
源となるカッターモータ21と、カッターモータ21に
より作動するカッター作動機構22と、カッター作動機
構22により切断動作する固定刃23aおよび可動刃2
3b(切断刃)を有するカッター23とを備えている、
また、カッター23の固定刃23aには、刃表側にテー
プTの静電気を除電する除電ブラシ24が取り付けたら
れ、刃裏側に粘着阻止液であるシリコーンオイルを貯留
する貯留部材(貯留部)25が取り付けられている。シ
リコーンオイルは、テープTの粘着材がカッター23に
付着するのを阻止するものであり、貯留部材25から供
給され、固定刃23aおよび可動刃23bに自動的に塗
布される。そして、これら構成部品は、フレーム26に
支持された状態で、ポケット6に装着されたテープカー
トリッジ5およびイジェクト機構9を「L」字状に囲む
ように配設されている。
【0025】カッターモータ21は、テープカートリッ
ジ5の右前方に配設されており、上記のプラテンローラ
11の回転停止に同期して回転を開始し、カッター23
を切断動作させる。カッターモータ21の駆動軸31に
はウォーム32が固定され、このウォーム32を介して
カッター作動機構22に回転動力が伝達される。
【0026】カッター作動機構22は、ウォーム32に
噛み合うウォームホイール33と、ウォームホイール3
3と同軸上に配設された第1中間ギヤ34と、第1中間
ギヤ34に噛み合う第2中間ギヤ35と、第2中間ギヤ
35と同軸上に配設された第1ベベルギヤ36と、第1
ベベルギヤ36に噛み合う第2ベベルギヤ37とを備え
ている。ウォームホイール33と第1中間ギヤ34とは
相互に固定され、フレーム26に片持ちで支持された第
1支軸38に回転自在に軸支されている。同様に、第2
中間ギヤ35と第1ベベルギヤ36とは相互に固定さ
れ、フレーム26に片持ちで支持された第2支軸39に
回転自在に軸支されている。さらに、第2ベベルギヤ3
7も、フレーム26に片持ちで支持された第3支軸(図
示省略)に回転自在に軸支されている。
【0027】第2ベベルギヤ37の側面には偏心ピン
(図示省略)が固定され、偏心ピンが、後述する可動刃
ホルダ56の長溝(図示省略)に係合している。すなわ
ち、この第2ベベルギヤ37と可動刃ホルダ56とによ
り、可動刃23bを回動させるクランク機構が構成され
ている。カッターモータ21が回転すると、この回転動
力はウォーム32から第1ベベルギヤ36に至る減速歯
車列で減速され、第2ベベルギヤ37を回転させる。第
2ベベルギヤ37が回転すると、偏心ピンが長溝内をス
ライドしながら偏心回転(公転)し、可動刃ホルダ56
を介して可動刃23bをハサミ様に切断動作させる。
【0028】一方、カッター23は、支軸51により回
動自在に連結された固定刃23aと可動刃23bとで構
成され、テープカートリッジ5とテープ排出口13との
間の狭い空間に配設されている。固定刃23aは、垂直
片52と、垂直片52を保持する水平片53とで「L」
字状に形成され、水平片53でフレーム26に固定され
ている。同様に、可動刃23bは、傾斜片54と、傾斜
片54を保持する回動片55と、回動片55の尾端部に
装着した可動刃ホルダ56とから成り、可動刃ホルダ5
6に形成した上記の長溝が上記の第2ベベルギヤ37に
係合している。固定刃23aおよび可動刃23bは、そ
れぞれ半円形に形成した支軸51の部分で重なるように
して対峙し、支軸51を中心に可動刃23bが回動する
ことにより、可動刃23bの刃先54aが固定刃23a
の刃先52aに擦れ合って、切断動作が行われる。
【0029】この場合、固定刃23aはテープカートリ
ッジ5側に配設されると共に、可動刃23bはテープ排
出口13側に配設されており、テープカートリッジ5か
ら繰り出され真っ直ぐテープ排出口13に向かうテープ
Tが、固定刃23aの刃先52aに平行にかつ近接して
臨むようになっている(図3参照)。そして、この状態
で可動刃23bが回動すると、テープTが固定刃23a
との間に挟み込まれるようにして切断され、テープ排出
口13から落下するようにして排出される。
【0030】図4に示すように、固定刃23aの垂直片
52には、直線状の刃先52aが形成され、これに対
し、可動刃23bの傾斜片54には、切断動作方向に反
るように円弧状の刃先54aが形成されている。また、
可動刃23bの刃先54aは、図5に示すように、鋸歯
状に形成されている。図4の2点鎖線で示す位置「P」
および「Q」は、36mmのテープTを切断する場合に
おける、可動刃23bの切断開始位置と切断終了位置と
を表している。この場合、刃先54aが円弧状(300
R)に形成されているため、位置「P」における固定刃
23aの刃先52aと可動刃23bの刃先54aとの為
す切込み角は10度程度となっており、位置「Q」にお
ける切込み角は13度程度となっている。すなわち、テ
ープTの切断(切り込み)が進むに従って、切込み角が
徐々に大きくなっている。
【0031】以上のように本実施形態によれば、可動刃
23bの刃先54aが円弧状に形成されているため、可
動刃23bの回動によるテープTの切断(切り込み)が
進むに従って、切込み角が徐々に大きくなる。このた
め、テープTの切断抵抗が小さくなり、切断のためのト
ルクを小さくすることができる。もちろん、テープTの
切断が進むに従って切断点(作用点)は支軸(支点)5
1から離れてゆき、切断のためのトルクは大きくなる
が、両者が相殺されて、全体としてトルク変動を小さく
することができると共に、そのピークを低く押さえるこ
とができる。したがって、カッターモータ21を低出力
のものとすることができる。
【0032】また、可動刃23bの刃先54aが鋸歯状
に形成されているため、図5に示すように鋸歯の各歯に
おいては切込み角(α)が大きくなり、その分、切断抵
抗は小さくなる。したがって、この点でも切断のための
トルクを小さくすることができる。しかも、鋸歯の各歯
の先端がテープTに食い込みながら切断が行われるた
め、切断に際しテープTが上方に逃げる(ずれる)こと
がなく、テープTが逃げた状態で切断されて、その端が
斜め円弧状に切断されることがない。
【0033】なお、上記の実施形態では、可動刃の刃先
を円弧状に形成したが、固定刃の刃先を円弧形状として
もよいし、また両刃の刃先を円弧形状としてもよい。か
かる場合には、リンク機構などで両刃がテープを挟んで
同時に回動する構造とすることが好ましい。また、固定
刃および可動刃を直刃とし、いずれか一方の刃先を鋸歯
状に形成してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明のテープ処理装置に
よれば、切り込みが進むに従って切込み角の変動が少な
く、テープの切断動作において切断トルクのピークを低
く押さえることができる。したがって、テープの切断に
際し、カッターに加えるトルクを比較的小さくすること
ができ、切れ味の良いカッターを構成することができ
る。また、自動でカッターを切断動作させるものにあっ
ては、動力源の出力を比較的小さく押さえることができ
る。
【0035】また、本発明の他のテープ処理装置によれ
ば、切断トルクのピークを低く押さえることができると
共に、テープの切先方向へのずれを防止することができ
るため、テープを比較的小さな力で、正確かつ安定に切
断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るテープ処理装置を適
用したテープ印刷装置の外観斜視図である。
【図2】テープ印刷装置の開閉蓋を取り外した状態のポ
ケット廻りの斜視図である。
【図3】テープ印刷装置のオートカット装置廻りの斜視
図である。
【図4】テープ印刷装置のカッターの正面図である。
【図5】カッターの可動刃の拡大正面図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 2 装置ケース 5 テープカートリッジ 12 オートカット装置 13 テープ排出口 23 カッター 23a 固定刃 23b 可動刃 51 支軸 52 垂直片 52a 刃先 54 傾斜片 54a 刃先 T テープ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺のテープを随時送ると共にカッター
    で所定長に切断し、切断したテープを外部に排出するよ
    うにしたテープ処理装置において、 前記カッターは支点を中心にハサミ形式で切断動作する
    固定刃および可動刃を有し、 前記固定刃の刃先および前記可動刃の刃先の少なくとも
    一方は、切断動作方向において反る方向に湾曲している
    ことを特徴とするテープ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記固定刃の刃先と前記可動刃の刃先と
    の為す切込み角が、浅い切込み状態から深い切込み状態
    に移行するに従って、大きくなることを特徴とする請求
    項1に記載のテープ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記固定刃は装置フレームに固定されて
    おり、 前記固定刃の刃先は直線状に形成され、前記可動刃の刃
    先は曲線状に湾曲形成されていることを特徴とする請求
    項1または2に記載のテープ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記可動刃の刃先の為す曲線が、円弧で
    あることを特徴とする請求項3に記載のテープ処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記可動刃の刃先が、鋸歯状に形成され
    ていることを特徴とする請求項3または4に記載のテー
    プ処理装置。
  6. 【請求項6】 長尺のテープを随時送ると共にカッター
    で所定長に切断し、切断したテープを外部に排出するよ
    うにしたテープ処理装置において、 前記カッターは支点を中心にハサミ形式で切断動作する
    固定刃および可動刃を有し、 前記固定刃の刃先および前記可動刃の刃先のいずれか一
    方が、鋸歯状に形成されていることを特徴とするテープ
    処理装置。
JP35278196A 1996-11-07 1996-12-13 テープ処理装置 Pending JPH10175195A (ja)

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EP20010123581 EP1179400A1 (en) 1996-11-07 1997-11-06 Tape processing device
EP19970119455 EP0841182B1 (en) 1996-11-07 1997-11-06 Tape processing device
EP20010123580 EP1172187A1 (en) 1996-11-07 1997-11-06 Tape processing device
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HK98110227A HK1009420A1 (en) 1996-11-07 1998-08-26 Tape processing device.

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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