JP2019089196A - ラベル発行装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粘着防止剤を供給する補給経路部の開口端が装置外部に向けて開口しているラベル発行装置を提供する。【解決手段】一方面に粘着面を有するライナレス用紙11を繰り出し、該繰り出されたライナレス用紙11をカッタ部5で切断してラベルを発行するラベル発行装置は、粘着防止剤を貯留する貯留部210と、貯留部210から延設され、該貯留部に貯留する粘着防止剤を受容するとともにカッタ部5の刃体に粘着防止剤を塗布する塗布部240と、一方の開口端を貯留部に連通させ、一方の開口端と対向する他方の開口端より粘着防止剤を供給する補給経路部を有し、補給経路部の他方の開口端は装置外部に向けて開口している。【選択図】図7

Description

本発明は、ロール状のライナレス用紙を繰り出し、該繰り出したライナレス用紙をカッタ部で切断して枚葉状のラベルを発行するラベル発行装置に関する。
ラベル発行装置で用いられるロール状のライナレス用紙は、物品等に貼付するための粘着剤が塗布された粘着面を有する長尺なライナレス用紙をロール状に巻き取って形成されたものであり、ラベル発行装置は、前記ロール状のライナレス用紙を繰り出し、該繰り出したライナレス用紙をカッタ部で切断して枚葉状のラベルを発行する。
このラベル発行装置がラベルを連続して発行した場合、ライナレス用紙の粘着面に塗布された粘着剤がカッタ部の刃体に付着することで、カッタ部にライナレス用紙の切断不良を生じさせるおそれがある。ライナレス用紙の粘着面からの粘着剤をカッタ部の刃体に付着することを防止するために、カッタ部の刃体にオイル等の潤滑剤を塗布する機構が設けられていた(特許文献1参照)。
そして、このようなラベル発行装置において潤滑剤を貯留部(保液材)へ供給する保守作業の方法として、例えば、カバー内面に固定されている潤滑剤(粘着防止液)が含浸された貯留部(保液材)をカバーとともに取り外し、カバー内面に固定された貯留部(保液材)に何らかの方法で潤滑剤(粘着防止液)を含浸させることを要する。
実開昭62−1899号公報
しかしながら、このように従来のカッタ部の刃体にオイル等の潤滑剤を供給するラベル発行装置において、貯留部(保液材)がカバー内面に固定されているため、潤滑剤(粘着防止液)を供給する保守作業に手間がかかるという問題がある。また、カッタ部の刃体にオイル等の潤滑剤を塗布する機構がラベルの発行口に別途備え付けられた構造であるため、装置自体が比較的大きいという問題がある。
この発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、一方面が粘着面であるライナレス用紙を切断するカッタ部の刃体を切断良好に保つ保守作業の軽減と、保守作業を軽減させる構造を有するラベル発行装置を提供することなどを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明のラベル発行装置は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
一方面に粘着面を有するライナレス用紙を繰り出し、該繰り出されたライナレス用紙をカッタ部で切断してラベルを発行するラベル発行装置であって、
粘着防止剤を貯留する貯留部と、
前記貯留部から延設され、該貯留部に貯留する粘着防止剤を受容するとともに前記カッタ部の刃体に前記粘着防止剤を塗布する塗布部と、
一方の開口端を前記貯留部に連通させ、前記一方の開口端と対向する他方の開口端より前記粘着防止剤を供給する補給経路部を有し、
前記補給経路部の前記他方の開口端を装置外部に向けて開口させたことを特徴とする。
また、本発明のラベル発行装置は、一方面に粘着面を有するライナレス用紙を繰り出し、該繰り出されたライナレス用紙をカッタ部で切断してラベルを発行するラベル発行装置であって、
粘着防止剤を貯留する貯留部と、
前記貯留部から延設され、該貯留部に貯留する粘着防止剤を受容するとともに前記カッタ部の刃体に前記粘着防止剤を塗布する塗布部と、を備え、
前記ラベル発行装置の筐体は、本体部とカバー部とを有し、
前記カバー部の一方の端部は前記本体部に対して回転自在に軸支され、前記カバー部の他方の端部である開放端が前記本体部に対して係合自在に設けられ、
前記カッタ部の可動刃と対向配置される固定刃は前記カバー部の開放端側に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、一方面が粘着面であるライナレス用紙を切断するカッタ部の刃体を切断良好に保つ保守作業の軽減と、保守作業を軽減させる構造を有するラベル発行装置を提供することができる。詳細には、本発明のラベル発行装置は、潤滑剤(粘着防止液または粘着防止剤)を貯留する貯留部とカッタ部の刃体に潤滑剤を塗布する塗布部を有する着脱式容器を備え、カッタ部の刃体にオイル等の潤滑剤を容易に塗布することができる。
また、補給経路部の他方の開口端より潤滑剤を容易に注入することができ、貯留部に必要な分の潤滑剤を貯留させることができるので、カートリッジ等の交換を必要とせず、カッタ部の刃体を切断良好に保つ保守作業を軽減できるラベル発行装置を提供することができる。
本発明の一実施例にかかるラベル発行装置を示した概略斜視図である。 ライナレス用紙(ライナレスラベル用紙)を切断するカッタ部の刃体に塗布する潤滑剤(粘着防止剤)を貯留する貯留部の構成の概略を示した模式図である。 外装部材を取り除いたラベル発行装置の一例を示す概略斜視図。 着脱式容器(カートリッジ)の斜視図。 着脱式容器(カートリッジ)の斜視図。 着脱式容器(カートリッジ)の一例を示す透視側面図。 着脱式容器、固定刃、可動刃等の一例を示す上面図。 固定刃、可動刃、塗布部の一例を示す図。 塗布部、固定刃、可動刃の一例を示す図、(a)は可動刃と塗布部を離間した状態の一例を示す図、(b)は可動刃と塗布部を接触させた状態の一例を示す図。 静電植毛された固定刃、塗布部、可動刃の一例を示す図、(a)は可動刃と塗布部を離間した状態の一例を示す図、(b)は可動刃と塗布部を接触させた状態の一例を示す図。
以下、添付図面を参照しながら、この発明の実施の形態を詳細に説明する。
〔実施例〕
図1は、本発明の一実施例にかかるラベル発行装置を示した概略斜視図である。
本実施例にかかるラベル発行装置100は、被計量物(図示略)の質量(重量)を測定して、その測定値(計量値)、被計量物の品目、及び、価格等の所定の複数印刷項目を印刷したラベルを発行するものである。
このラベル発行装置100は、ロール状に巻かれた長尺なライナレス用紙(ライナレスラベル用紙)を繰り出したものを印刷用紙として用いる。このライナレス用紙(図示略)は、例えば、感熱紙の裏面に粘着剤(接着剤)を塗布して、後述するように発行したラベルを被計量物等に貼付するための粘着面を形成したものである。
したがって、この場合、ライナレス用紙の印刷面(表面)に、サーマルヘッド及びプラテンローラからなる印刷部(図示略)で、上述のような所定の複数の印刷項目を内容とする印刷情報を印刷した後に、カッタ部(図示略)でライナレスラベルを切断することで、枚葉状のラベルを発行する。
ここで、ライナレス用紙をカッタ部で切断したときに、カッタ部においてライナレス用紙を切断する要素である刃体に、ライナレス用紙の裏面に塗布された粘着剤が付着すると、その後、ライナレス用紙を円滑に切断できなくなる等の不具合を生じるおそれがある。
そこで、粘着剤の付着を防止するためのオイル等の潤滑剤(粘着防止剤)を、ライナレス用紙の切断の都度、刃体の表面に塗布するようにしている。
カッタ部は、剪断作用によりライナレス用紙を切断するものであり、カッタ部の刃体は、ライナレス用紙を挟んで対向する固定刃と可動刃とで構成されている。そして、可動刃を固定刃の方向へ移動すると、固定刃と可動刃で挟まれる部分でライナレス用紙に剪断力が作用し、それによって、ライナレス用紙が切断される。ここで、粘着剤の付着を防止するための潤滑剤(粘着防止剤)は、可動刃に塗布されることが多いが、固定刃に塗布するようにしてもよい。
潤滑剤(粘着防止剤)の塗布機構(図示略)は、潤滑剤(粘着防止剤)を貯留する貯留部と、潤滑剤をカッタ部の刃体に塗布する塗布部と、貯留部に貯留させた潤滑剤を塗布部に導く部材と、を有する。ここで、塗布部に不織布等の、潤滑剤が浸透し、かつ、潤滑剤が浸潤していない部分に潤滑剤を移送する作用を有するものを用いることで、貯留部に貯留させた潤滑剤を塗布部に導く部材を省略することができる。
図1において、ラベル発行装置100は、本体部110およびカバー部130などを有する筐体を備え、このラベル発行装置100の筐体の本体部110の上面には、被計量物を載置するための載置台120が設けられており、本体部110には、載置台120に載置された被計量物の質量を測定するためのストレインゲージ等を利用した質量センサ(図示略)が設けられている。
また、図1において、本体部110の左側の側面には、その側面を開閉する、筐体のカバー部130が設けられており、このカバー部130には、操作表示部140の仰角を任意の角度で固定できる連結機構(図示略)を介して、板状の操作表示部140が設けられている。したがって、操作者は、操作表示部140を持って自分が見やすい角度に操作表示部140の仰角を設定してその状態に操作表示部140を固定することができる。また、カバー部130と本体部110との間には、上述のようにして発行されたラベルを排出するためのラベル発行口131が設けられている。
操作表示部140には、操作者に対して種々の情報を表示するための画面表示装置141が設けられているとともに、この画面表示装置141の表示画面には、この画面表示装置141に表示される操作対象を操作者が操作するためのタッチパネル装置142が付設されている。また、画面表示装置141及びタッチパネル装置142の右側には、あらかじめ設定された操作内容を操作入力するためのハードキー部143が設けられている。
本体部110の左側面の前面側下部には、本体部110に対するカバー部130の係合を解除するための操作レバー111が設けられている。この操作レバー111を解除方向に操作すると、カバー部130を本体部110に係合している係合機構(図示略)の係合が解除されて、カバー部130を開放方向に移動することができて、本体部110の左側の側面を開放することができる。このようにして、カバー部130を開放すると、ライナレス用紙を収容する収容部(図示略)が露出し、ライナレス用紙をセットすることができる。
ここで、ライナレス用紙を搬送する搬送機構、ライナレス用紙に情報を印刷する印刷部、及び、ライナレス用紙を切断するカッタ部は、ライナレス用紙を挟んでライナレス用紙の表面側と裏面側にそれぞれの構成要素の一部が配置されていて、カバー部130が本体部110を閉じると、これらの搬送機構、印刷部、及び、カッタ部の構成が完成した状態となる。
そして、カバー部130には、これらの機構等の構成要素の一部等が取り付けられている。例えば、カッタ部では、固定刃がカバー部130に設けられ、可動刃は本体部110に設けられていて、カバー部130を閉じた状態で、固定刃と可動刃とが対向してカッタ部を構成するようになっている。また、潤滑剤の塗布機構は、カバー部130に設けられている。
そして、カバー部130の左側面側には、カバー部130の内部構造を露出するためのドア部132が設けられている。また、開閉レバー133は、ドア部132を開閉操作するための操作子である。また、カバー部130の上部には、貯留部に潤滑剤を補給するための補給経路部230(後述)の他方の開口端232(後述)が設けられている。
なお、本体部110には、載置台120に載置された被計量物の質量を測定したり、ライナレス用紙に印刷する印刷情報を形成したり、その印刷情報を印刷部でライナレス用紙へ印刷する印刷動作を制御したり、操作表示部140への情報表示や操作情報の入力処理を行ったり、カッタ部がライナレス用紙を切断する動作を行ったり、このラベル発行装置100の各部の動作を制御したりする制御部等が備えられているが、本発明には直接関係しないので、その説明については省略する。
図2は、ライナレス用紙を切断するカッタ部の刃体に塗布する潤滑剤を貯留する貯留部の構成の概略を示した模式図である。
図2において、貯留部210の内部には、潤滑剤を含浸して保持(貯留)するための含浸材220が収容されており、貯留部210の上端には、貯留部210に潤滑剤を補給するための管状の補給経路部230が取り付けられている。なお、図2では、含浸材220が貯留部210の内部に充満するように構成されているが、一部が空いているように含浸材220を貯留部210に設けてもよい。
そして、補給経路部230の一方の開口端231は、貯留部210の内部と連通していて、補給経路部230の他方の開口端232は、一方の開口端231よりも鉛直方向上方に位置している。したがって、補給経路部230の他方の開口端232は、貯留部210の近傍で、カバー部130の上端部に設けられている。また、縁部233は、他方の開口端232をカバー部130の上端部に係止するための部材である。
ここで、他方の開口端232を開放したままにしておくと、この他方の開口端232が装置外部に露出しているために、その開口端232の開口部からゴミ等が入り、そのゴミ等によって、補給経路部230が閉塞することが考えられる。そこで、この他方の開口端232の開口部を開閉するカバー等(蓋部;図示略)を設けることが好ましい。
貯留部210に潤滑剤を補給する際、他方の開口端232の開口部にカバー等が装着されている場合には、まず、そのカバー等を取り外して、他方の開口端232の開口部を露出する。次いで、その他方の開口端232の開口部から、注入器等を用いて潤滑剤を注入する。
すると、潤滑剤は、注入時の圧力で補給経路部230の内部へ送り込まれ、その後は、重力の作用により鉛直方向下方へと移動するから、潤滑油は、補給経路部230の内壁面を伝わって、一方の開口端231へ至り、さらに、貯留部210の内部の含浸材220へと到達し、含浸材220に浸透する。
このようにして、貯留部210に潤滑剤を補給することができる。
一方、カッタ部の刃体に潤滑剤を塗布する塗布部は、固定刃に沿わせて設けてあり、可動刃を移動してライナレスラベル用紙を切断した際に、塗布部が可動刃に接触することで可動刃に潤滑剤を塗布するようになっている。
そして、塗布部は、例えば、上述したように潤滑剤を移送する作用を有する不織布等からなり、一方の端部が固定刃に沿わせて設けられていて、他方の端部が貯留部210に貯留された潤滑剤に接触するように設けられている。ここで、貯留部210には、上記した塗布部の他方の端部を挿入できる程度の寸法を有する開口部(図示略)が設けられていて、塗布部の他方の端部をその開口部から貯留部210の内部に挿入することで、塗布部の他方の端部が貯留部210の内部に貯留された潤滑剤に接触できるようになっている。
これにより、貯留部210に貯留された潤滑剤は、塗布部の他方の端部から一方の端部に浸透して移送され、固定刃に沿わせて設けた塗布部の一方の端部にまで潤滑剤が到達することで、塗布部により潤滑剤が可動刃に塗布される。
すなわち、この場合は、上述したように、塗布部をなす不織布等が、貯留部210から塗布部まで潤滑剤を導く部材を兼ねている。
ところで、上述した実施例では、貯留部210の近傍で、カバー部130の上端部に補給経路部230の他方の開口端232を設けたが、この他方の開口端232を設ける位置は、貯留部210の近傍で、補給経路部230の一方の開口端231よりも鉛直方向上方であれば、カバー部130の上端部以外であってよい。例えば、この他方の開口端232を本体部110の上端部に設けてもよいし、本体部110あるいはカバー部130の側端部に設けてもよい。
ここで、カッタ部の固定刃をカバー部130側に設け、カッタ部の可動刃を本体部110側に設けた場合、カバー部130を開放した時に、ライナレス用紙を通紙するための空間(以下、「通紙用空間」という)を大きく広げるようにすると、ロール状のライナレス用紙を交換する際の作業性が向上する。
この通紙用空間は、例えば、操作レバー111が操作され、カバー部130が開き、固定刃と可動刃との結合が外れる際、可動刃が、カバー部130の開く方向と対向する向きで且つ開く方向と直交する本体部110の外側の方向に移動することで、より大きく広げることができる。
このようにして、通紙用空間を大きく広げることで、ロール状のライナレス用紙の補充の際の操作を容易にするとともに、ライナレス用紙を補充する操作者の指が触れない位置で手が届かない位置に可動刃を待避させるので、安全性が向上する。
また、カバー部130を閉じる方向に押すと、可動刃がカバー部130を閉じる方向と対向する向きで且つその閉じる方向と直交する装置の内側の方向に移動するとともに、固定刃に設けたフック(図示略)が可動刃に設けた係止部(図示略)を抱き込むように引き寄せて結合することで、カッタ部の構成が完成する。また、このように構成が完成したカッタ部は、ライナレス用紙を切断するのに好適な位置と向きで固定される。
図3は本発明の一実施形態に係るラベル発行装置の一例を示す概念斜視図である。詳細には、図3は外装部材等を取り除いた状態のラベル発行装置の一例を示す。
図4は、着脱式容器(カートリッジ)の斜視図である。図5は着脱式容器(カートリッジ)の斜視図である。詳細には、図5は含浸材220を露出した塗布部240側からの斜視図である。図6は着脱式容器20(カートリッジ)の一例を示す透視側面図である。図7は着脱式容器20、カッタ部5(固定刃52、可動刃51)等の一例を示す上面図である。図8はカッタ部5(固定刃52、可動刃51)、塗布部240の一例を示す図である。
ラベル発行装置は、本体部110およびカバー部130などを有する筐体を備える。本実施形態では、ラベル発行装置は、筐体のカバー部130に対して着脱自在に設けられた着脱式容器20(カートリッジ)を有する。着脱式容器20は、潤滑剤を貯留する貯留部210、塗布部240などを有する。塗布部240は、貯留部210から延設され、その貯留部210に貯留する潤滑剤を受容するとともに、カッタ部5の刃体に潤滑剤を塗布する。
本実施形態では、着脱式容器20は、上面視、L字形状に形成されている。詳細には、貯留部210は、ロール11a(ロール状のライナレス用紙)から繰り出されたライナレス用紙11の紙送り方向11rに沿って配設されている。貯留部210のケース20a内に、含浸材220が収容されている。
着脱式容器20に設けられた塗布部240近傍の容器部分に、塗布部支持部20sが設けられている。詳細には、着脱式容器20は、上面視、L字形状に形成されており、貯留部210のケース20aの端部から直角方向に、塗布部支持部20sが延設されている。
本実施形態では、カッタ部5の固定刃52は、紙送り方向に対して直交する方向に沿って配置されている。塗布部240は、カッタ部5の固定刃52に平行に配置された着脱式容器20の塗布部支持部20sとの間に配設されている。この塗布部240は、含浸材220により構成され、貯留部210のケース20a内に収容された含浸材220に連結されている。塗布部240の含浸材220は、図5に示したように、容器の外部に露出するように構成されており、図7に示したように、固定刃52に当接するように配置される。
また、着脱式容器20は、貯留部210と塗布部240との間において、ケースの底部から上部に向けて延設された仕切り部20hを有する。この仕切り部20hの上端部と、着脱式容器20の上部分との間は、非接続状態となっており、塗布部240の含浸材220と、貯留部210の含浸材220とが連結した構成となっている。
カッタ部5の可動刃51は、固定刃52に向かって移動自在に構成されている。本実施形態では、固定刃52は平板形状である。可動刃51の先端部は、中央部よりも両端部を固定刃52側に延長した形状に形成されている。
塗布部240は、可動刃51の先端部の形状に対応した形状に形成されている。本実施形態では、塗布部240の可動刃51側の先端形状は、略三角形状に規定されている。
着脱式容器20の上部に孔部20pが設けられている。この孔部20pには、上述した補給経路部が着脱自在に設けられる。補給経路部に関する構成、および、補給経路部と他の構成要素との関係は、図1、図2に示した実施形態と同じであるので、説明を省略する。
着脱式容器20は、例えば、孔部20pに嵌合自在な蓋部20fを設けてもよい。蓋部20fを孔部20pに嵌合させることにより、例えば、使用済み着脱式容器20と新規の着脱式容器20を交換する時、孔部20pから潤滑剤が漏れることを防止することができる。
次に、含浸材220で形成された塗布部240、カッタ部の可動刃および固定刃等の動作の一例を説明する。
図9は塗布部240、固定刃52、可動刃51等の一例を示す図である。詳細には、図9(a)は可動刃51と塗布部240を離間した状態の一例を示す図、図9(b)は可動刃51と塗布部240を接触させた状態の一例を示す図である。
カッタ部5の可動刃51と固定刃52が離間した状態(図9(a)参照)から、可動刃51を固定刃52の方向へ移動させると、固定刃52と可動刃51で挟まれる部分でライナレス用紙に剪断力が作用し、ライナレス用紙が切断される。そして、可動刃51と塗布部240とが接触した場合、潤滑剤が可動刃51に塗布される(図9(b)参照)。本実施形態では、可動刃51の先端部およびその近傍に、塗布部240からの潤滑剤を塗布するように、塗布部240およびカッタ部5が構成されている。
図10は静電植毛された固定刃52、塗布部240、可動刃51の一例を示す図である。詳細には、図10(a)は可動刃51と塗布部240を離間した状態の一例を示す図、図10(b)は可動刃51と塗布部240を接触させた状態の一例を示す図である。本実施形態に関し、図9に示した実施形態との相違点を説明する。
本実施形態では、固定刃52は、その先端部近傍に静電植毛処理が施されており、その部分がオイル保持体となるように構成されている。詳細には、固定刃52(刃体)は、摺接面に短繊維を静電植毛して形成された繊維部52aを有する。この繊維部52aは、固定刃52(刃体)と略直交する方向に起毛させて形成されている。この繊維部52aは、例えば、厚み0.1〜0.5mm程度、好ましくは、0.2〜0.3mm程度となるように形成されている。つまり、短繊維の長さは、0.1〜0.5mm程度、好ましくは、0.2〜0.3mm程度である。短繊維が上記長さである場合、繊維部52aは、毛細管現象により良好なオイル保持性を有する。
こうすることで、含浸材220からの潤滑剤が繊維部52aで毛細血管現象により保持される。この状態で、可動刃51が、固定刃52に形成された繊維部52aに接触することで、可動刃51に潤滑剤が塗布される。
以上、説明したように、本発明の実施形態に係るラベル発行装置は、一方面に粘着面を有するライナレス用紙を繰り出し、該繰り出されたライナレス用紙を切断して枚葉状のラベルを発行することができる。また、ラベル発行装置は、繰り出されたライナレス用紙を切断するカッタ部5を有する。また、ラベル発行装置は、そのラベル発行装置の筐体に対して着脱自在な着脱式容器20を有する。
着脱式容器20は、粘着防止剤(潤滑剤)を貯留する貯留部210と、貯留部210から延設され該貯留部210に貯留する粘着防止剤(潤滑剤)を受容するとともにカッタ部5の刃体に粘着防止剤(潤滑剤)を塗布する塗布部240と、を有する。
このため、一方面が粘着面であるライナレス用紙を切断するカッタ部5の刃体にオイル等の潤滑剤を容易に塗布することができる。
また、ラベル発行装置は、着脱式容器20を容易に交換することができる。このため、カッタ部5を切断良好に保つ保守作業を軽減することができる。また、そのような保守作業を軽減させる構造を有するラベル発行装置を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係るラベル発行装置は、着脱式容器20の貯留部210がライナレス用紙11の紙送り方向11rに沿って配設されている。このため、小型で薄型の着脱式容器20を提供することができる。
また、本発明の実施形態に係るラベル発行装置の筐体は本体部110とカバー部130とを有する。カバー部130の一方の端部は本体部110に対して回転自在に軸支され、カバー部130の他方の端部である開放端が本体部に対して係合自在に設けられている。
また、カッタ部5の固定刃はカバー部130に設けられ、カッタ部5の可動刃は本体部110に設けられている。着脱式容器20は、カバー部130の開放端側で、且つ、固定刃の近傍に着脱自在に設けられている。
このため、着脱式容器20を容易に交換可能することができる。
また、本発明の実施形態に係るラベル発行装置の着脱式容器20は、上面視、L字形状に形成されており、塗布部240が、ライナレス用紙の紙送り方向に対して直交する方向に沿って配置されたカッタ部5の固定刃52と、カッタ部5の固定刃52に平行に配置された着脱式容器の塗布部支持部20sとの間に配設されている。
このため、上記貯留部210と塗布部240を備えた着脱式容器20を非常に小型に形成することができる。
また、本発明の実施形態に係るラベル発行装置は、一方の開口端を貯留部に連通させ、一方の開口端と対向する他方の開口端より潤滑剤を供給する補給経路部を有する。補給経路部の他方の開口端を一方の開口端よりも鉛直方向上方の位置で装置外部に向けて開口させるように構成されている。このため、貯留部に潤滑剤を容易に供給することができる。
また、本発明の実施形態に係るラベル発行装置は、補給経路部の他方の開口端を、ライナレス用紙の交換時に装置筐体を開閉するパネル部の上端部、あるいは、装置筐体の上端部のいずれかに設けた構造を有する。このため、貯留部に潤滑剤を容易に供給することができる。
また、本発明の実施形態に係るラベル発行装置は、補給経路部の他方の開口端を、貯留部の近傍に設けた構造を有する。このため、貯留部に潤滑剤を容易に、且つ、短時間に供給することができる。
また、本発明の実施形態に係るラベル発行装置は、補給経路部の他方の開口端を開閉する蓋部を設けた構造を有する。このため、蓋部により、補給経路部の他方の開口端を閉状態とすることで潤滑剤の漏れを容易に防止することができる。
本発明は、ロール状のライナレス用紙を繰り出し、該繰り出したライナレス用紙をカッタ部で切断して枚葉状のラベルを発行するラベル発行装置であれば、任意の装置に適用することができる。
また、上記ラベル発行装置の着脱式容器20を提供することができる。
なお、以上述べてきた各実施形態の構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
カッタ部は上述した実施形態に限られるものではなく、カッタ部として、例えば、V字形状の刃、斜め刃、平刃など各種形状の刃体を採用することができる。
5…カッタ部、
11…ライナレス用紙、
11a…ロール、
11r…紙送り方向、
20…着脱式容器(カートリッジ)、
20s…塗布部支持部、
51…可動刃、
52…固定刃、
100…ラベル発行装置、
110…本体部(筐体)、
111…操作レバー、
120…載置台、
130…カバー部(筐体)、
131…ラベル発行口、
210…貯留部、
220…含浸材、
230…補給経路部、
231…一方の開口端、
232…他方の開口端、
233…縁部、
240…塗布部。

Claims (6)

  1. 一方面に粘着面を有するライナレス用紙を繰り出し、該繰り出されたライナレス用紙をカッタ部で切断してラベルを発行するラベル発行装置であって、
    粘着防止剤を貯留する貯留部と、
    前記貯留部から延設され、該貯留部に貯留する粘着防止剤を受容するとともに前記カッタ部の刃体に前記粘着防止剤を塗布する塗布部と、
    一方の開口端を前記貯留部に連通させ、前記一方の開口端と対向する他方の開口端より前記粘着防止剤を供給する補給経路部を有し、
    前記補給経路部の前記他方の開口端を装置外部に向けて開口させたことを特徴とするラベル発行装置。
  2. 一方面に粘着面を有するライナレス用紙を繰り出し、該繰り出されたライナレス用紙をカッタ部で切断してラベルを発行するラベル発行装置であって、
    粘着防止剤を貯留する貯留部と、
    前記貯留部から延設され、該貯留部に貯留する粘着防止剤を受容するとともに前記カッタ部の刃体に前記粘着防止剤を塗布する塗布部と、を備え、
    前記ラベル発行装置の筐体は、本体部とカバー部とを有し、
    前記カバー部の一方の端部は前記本体部に対して回転自在に軸支され、前記カバー部の他方の端部である開放端が前記本体部に対して係合自在に設けられ、
    前記カッタ部の可動刃と対向配置される固定刃は前記カバー部の開放端側に設けられていることを特徴とするラベル発行装置。
  3. 一方の開口端を前記貯留部に連通させ、前記一方の開口端と対向する他方の開口端より前記粘着防止剤を供給する補給経路部を有し、
    前記補給経路部の前記他方の開口端を装置外部に向けて開口させたことを特徴とする請求項2に記載のラベル発行装置。
  4. 前記補給経路部の前記他方の開口端を、前記ライナレス用紙の交換時に開閉するカバー部の上端部、あるいは、前記ラベル発行装置の筐体の上端部のいずれかに設けたことを特徴とする請求項1または請求項3に記載のラベル発行装置。
  5. 前記補給経路部の前記他方の開口端を、前記貯留部の近傍に設けたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のラベル発行装置。
  6. 前記補給経路部の前記他方の開口端を開閉する蓋部を設けたことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のラベル発行装置。
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