JP2012096366A - ハーフカット機構、カッターユニット、およびテープ印刷装置 - Google Patents

ハーフカット機構、カッターユニット、およびテープ印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】テープの無駄をなくし、剥離紙を剥ぎ易いハーフカット機構を備えたテープ印刷装置を提供すること課題とする。
【解決手段】刃受け部材142に対して切断刃141を切り込むことによりテープ状部材Tを押し切り形式でハーフカットするハーフカット機構63において、切断刃141は波刃のブレード151と、波刃のブレードを保持するブレードホルダー152で構成されており、テープ状部材Tの剥離紙T2のみをハーフカットする構造を特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、剥離紙と印刷テープとを積層したテープ状部材のハーフカットを行うハーフカット機構、カッターユニット、およびテープ印刷装置に関するものである。
従来から、印字テープ層および剥離紙を積層した積層テープ(テープ状部材)の印字テープ層のみを切断するハーフカット機能を有する切断装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。切断装置には、ストレートのカッター刃と、カッター刃を支持するカッター支持部材と、カッター支持部材に対向配置され、カッター刃を受ける受台とが備えられている。カッター支持部材と受台との隙間を規制して、積層テープの印字テープ層のみをストレートで切断するようになっている。
特開2005−59503号公報 特開2005−59183号公報
テープと剥離紙とを剥がし易くする為にハーフカット装置が知られているが、テープ側のハーフカットの場合、テープの品種によっては柔らかく、剥離紙に対してテープが浮かない為、剥がし難いといった課題がある。又、従来のハーフカットの場合、必要なテープ長以上にハーフカット代が必要となり、ハーフカット代の長さ分のテープが無駄になるといった課題がさらにあった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るハーフカット機構は、剥離紙と印刷テープを積層したテープ状部材の、剥離紙または印刷テープのいずれか一方を切断する切断刃と、切断刃を受ける刃受け部材と、を備えたハーフカット機構であって、切断刃は波形の形状をしていることを特徴とする。
本適用例によれば、波形形状でハーフカットを実施するため、剥離紙が外側となるように曲げた際、少なくとも波形の頂点部分が浮くこととなり、これによって、簡単に剥離紙を剥がすことが可能となる。
[適用例2]上記適用例に記載のハーフカット機構において、刃受け部材と前記切断刃とは、所定の隙間を有する一対の規制部材を備え、一対の規制部材は切断刃を保持すると共に、切断刃を受ける凹形状を有していることを特徴とする。
本適用例によれば、規制部材と切断刃の固定位置で容易に切り込み深さが調整可能となり、かつ規制部材の凹形状により波形の切断刃の逃げ部を設けることが可能となる。
[適用例3]上記適用例に記載のハーフカット機構において、規制部材は、切断完了時に切断刃と刃受け部材との隙間が均一になるように、中央部分で回転可能に支持されていることを特徴とする。
本適用例によれば、ハーフカットを実施する際、刃受け部材に規制部材を押し付けた際に回転可能であるため、一対の隙間を有する位置で規制部材が位置規制され、これによって安定したハーフカットをすることが可能となる。
[適用例4]本適用例に係るカッターユニットは、上記適用例に記載のハーフカット機構と、剥離紙と印刷テープの双方を切断するフルカット機構を備えた事を特徴とする。
本適用例によれば、フルカット機構を備えているため、ロール状テープからの切り離しは可能となる。
[適用例5]本適用例に係るテープ印刷装置は、上記適用例に記載のカッターユニットと、印刷テープに印刷を行う印刷手段とを備えることを特徴とする。
本適用例によれば、印刷されたテープ状部材を切断する際に、フルカット機構、ハーフカット機構が切り替え可能となり、これによって必要に応じた印刷テープを作成する事が可能となる。
本発明の一実施形態を示すテープ印刷装置の外観斜視図である。 (a)は、テープ印刷装置に装着するテープカートリッジの外観斜視図であり、(b)は、開閉蓋を開放した時のテープ印刷装置の外観斜視図である。 カッターユニットのフルカッター側から見た斜視図である。 カッターユニットのハーフカッター側から見た斜視図である。 ハーフカッターの外観斜視図である。 剥離紙側からみたハーフカッターのカット外観である。
以下、本発明の一実施形態に係るテープ印刷装置について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態のテープ印刷装置1は、テープカートリッジCに収容されたテープ状部材Tに印刷を行った後、これを切断してテープ片を得るためのものである。
図1は、本実施形態におけるテープ印刷装置の概略を示す外観斜視図であり、図2(a)は、テープ印刷装置に装着するテープカートリッジの外観斜視図であり、図2(b)は、開閉蓋を開放したテープ印刷装置の概略を示す外観斜視図である。
両図に示すように、テープ印刷装置1は、装置ケース2により外郭を構成されており、装置ケース2の前部上面には、各種入力キーを備えたキーボード31が配設され、後部上面には開閉蓋3が取り付けられると共に、この開閉蓋3の表面にはディスプレイ41が設けられている。
装置ケース2の左側面部には、印刷済みのテープ状部材Tを排出するテープ排出口5が形成されている。装置ケース2の右側面部には、作成したテープ片の端をアール形状に成形切断(トリマー加工)するトリマー装置6が配設されている。トリマー装置6の下部には、テープ印刷装置1とパーソナルコンピューター(パソコン)等の外部装置とを接続(例えば、USB接続)するための外部装置接続口7と、テープ印刷装置1に電源を供給する電源アダプターを差し込むための電源接続口8と、が設けられている。
図2(b)に示すように、開閉蓋3の内部には、テープカートリッジCを着脱自在に装着するカートリッジ装着部11が形成されていると共に、カートリッジ装着部11からテープ排出口5にかけて、テープ状部材Tをテープ排出口5に送り出すためのテープ送り経路12が設けられている。カートリッジ装着部11には、テープカートリッジCを位置決めした状態で収容するためのカートリッジ位置決め軸13および一対の挟持片14が配設されていると共に、プラテン駆動軸56およびリボン巻取り駆動軸(図示せず)が回転自在に立設されている。プラテン駆動軸56は、テープ送り経路12に臨んで配設されている。また、カートリッジ装着部11には、テープ送り経路12を挟み、プラテン駆動軸56と対峙して、印刷ヘッド53を有するヘッドユニット52が立設されている。
このテープ印刷装置1に用いられるテープカートリッジCは、図2(a)に示すように、カートリッジケースC1により全体をカバーリングされており、テープ状部材Tをロール状に巻回したテープリールC2と、インクリボンRをロール状に巻回したリボン繰出しリールC3と、繰り出したインクリボンRを巻き取るリボン巻取りリールC4と、を備えている。
また、テープカートリッジCには、ヘッドユニット52と遊挿する貫通開口C5が形成されており、この貫通開口C5に臨むように回転自在のプラテンローラーC6が立設されている。テープカートリッジCをカートリッジ装着部11に装着すると、プラテン駆動軸56にプラテンローラーC6が係合すると共に、リボン巻取り駆動軸にリボン巻取りリールC4が係合し、テープ状部材TおよびインクリボンRの送りが可能となる。
テープ状部材Tの先端は、貫通開口C5の近傍に形成されたテープ繰出し口(図示省略)からテープカートリッジCの外部に引き出されている。テープカートリッジCをカートリッジ装着部11に装着すると、テープ状部材Tの引き出された先端は、テープ送り経路12に位置して、後述する切断手段24のフルカッター81に臨む構成となっている。そして、テープカートリッジCから送り出されたテープ状部材Tは、テープ送り経路12に沿ってテープ排出口5に導かれる。一方、インクリボンRは、貫通開口C5の位置でテープ状部材Tと相互に重なり合った後、貫通開口C5を周回して、リボン巻取りリールC4に巻き取られるようになっている。
なお、テープ状部材Tは、粘着面を有する印刷テープT1に剥離紙T2を積層したものであり、印刷後にラベルとして貼付できるようになっている。
次に、テープ印刷装置1の基本的な構成について説明する。図2に示すように、テープ印刷装置1は、印刷情報(各種設定情報および画像データ)を入力するための入力手段21と、テープ印刷装置1の設定状況や印刷情報を表示するための表示手段22としてのディスプレイ41と、印刷情報に基づいて、テープ状部材Tに印刷を行う印刷手段23と、印刷済みのテープ状部材Tを切断する切断手段24と、切断したテープ状部材T(テープ片)をテープ排出口5に強制的に送り出すテープ排出手段25とを備えている。
入力手段21は、各種入力キー32を有する上記したキーボード31と、パソコン等の外部装置と接続するためのUSBインターフェイス33と、を備えている。このテープ印刷装置1は、キーボード31で印刷情報を直接入力することができると共に、外部装置接続口7からUSBインターフェイス33を介し、外部装置からデータの入出力を行うことができるようになっている。
図2に示すように、印刷手段23は、印刷情報に基づいて印刷を行うもので、ヘッドユニット52と、テープカートリッジCのプラテンC6とにより、テープ状部材TとインクリボンRとを挟持して繰り出しながら送っていくテープ送り機構55と、を備えている。
テープ送り機構55は、テープカートリッジCに配設されたプラテンローラーC6と、これに係合するプラテン駆動軸56と、プラテン駆動軸56を回転させるための送りモーター(図示せず)、減速歯車列を有し、送りモーターの動力をプラテン駆動軸56に減速して伝達する送り動力伝達機構(図示省略)と、を備えている。送りモーターが駆動されると、プラテン駆動軸56を介してプラテンローラーC6が回転し、上記したテープ送り経路12に沿って、順次テープ状部材Tが送られていく。なお、送りモーターの動力は、送り動力伝達機構を介して、リボン巻取り駆動軸にも伝達されており、プラテン駆動軸56およびリボン巻取り駆動軸は、互いに同期しながら回転するようになっている。すなわち、テープ状部材Tの送りとインクリボンRの巻取りが同期して行われるようになっている。
切断手段24(カッターユニット)は、印刷手段23のテープ送り方向下流側に設けられており、カートリッジ装着部11と隣接して配設されている(図2参照)。図3に示すように、切断手段24は、カッターフレーム61と、テープ状部材Tの印刷テープT1および剥離紙T2の両方を切断するフルカット機構62と、剥離紙T2のみを切断するハーフカット機構63と、を備えており、ハーフカット機構63およびフルカット機構62は、テープ送り経路12に臨むように、カッターフレーム61の両側に配設されている。
図3および図4に示すように、フルカット機構62は、テープ送り経路12に臨んだテープ状部材Tをハサミ形式で切断するフルカッター81と、動力を供給してフルカッター81に切断動作(フルカット)を行わせるフルカット駆動手段82と、を有している。
そして、フルカット駆動手段82は、フルカットを行うための動力を供給するフルカットモーター101と、可動刃85にフルカットモーター101の動力を伝達するフルカット動力伝達機構102と、を有している。
また、フルカット動力伝達機構102は、フルカットモーター101の出力軸に固定したウォーム111と、これに噛合するフルカットウォームホイール112と、フルカットウォームホイール112の同軸上に固定したフルカット第1中間ギア113と、フルカット第1中間ギア113に噛合するフルカット第2中間ギア114と、フルカット第2中間ギア114に噛合するフルカット伝達ギア115と、を有している。フルカットウォームホイール112、フルカット第1中間ギア113、フルカット第2中間ギア114、およびフルカット伝達ギア115は、カッターフレーム61に片持ちで回転自在に支持されている。フルカット伝達ギア115には、その同軸上においてクランク輪120が固定され、クランク輪120に上記した可動刃85の長孔96に係合するクランク突起121が設けられている。クランク輪120の回転により、クランク突起121を介して、フルカット伝達ギア115の回転が往復の回動動作に変換されて可動刃85に伝達される。すなわち、フルカット動力伝達機構102および可動刃基部93により揺動クランク機構が形成されており、フルカットモーター101の動力は、フルカット動力伝達機構102を介して、可動刃基部93の揺動運動の動力に変換される。
なお、図4に示すように、クランク輪120の外周面の一部には、可動刃85のホーム位置を検出する検出凹部122が形成されている。また、カッターフレーム61には、クランク輪120の外周面に摺接する可動刃ホーム位置検出器123が配設されている。可動刃ホーム位置検出器123は、マイクロスイッチ等で構成されており、検出凹部122が可動刃ホーム位置検出器123に臨むと、ON/OFF切り替えが為されるようになっている。検出凹部122は、可動刃85がホーム位置にあるときに臨むよう形成されており、可動刃85のホーム位置を検出できるようになっている。
図3および図5に示すように、ハーフカット機構63は、フルカッター81に並設され、テープ状部材Tを押し切り形式でハーフカットするハーフカッター131と、ハーフカッター131を切断動作させるハーフカット駆動手段132と、を備えている。
そして、ハーフカッター131は、フルカッター81のテープ送り方向下流側に近接して配設されており、テープ状部材Tに切り込む切断刃141と、切り込まれた切断刃141を受ける刃受け部材142と、で構成されている。切断刃141は、刃受け部材142の基部161に設けた支軸143を介し、刃受け部材142に回動自在に支持されており、ハーフカッター131は、切断刃141を回動させることにより、ハサミ様に切断動作を行うようになっている。切断刃141の切り込み方向は、フルカット機構62の可動刃85の切り込み方向とは逆であり、印刷テープT1の裏面(剥離紙面)から切り込むようになっている。
切断刃141は、波刃のブレード151と、ブレード151を保持するブレードホルダー152と、ブレードホルダー152を回動可能に支持するブレード支持部材154(アーム部材)と、を有している。図5に示すように、ブレードホルダー152は、長手方向の両端部にそれぞれ1つずつ、計2つの突出部153が形成された略方形の平板で形成されている。ブレード151は、スポット溶接等により2つの突出部153の間に刃先を位置させてブレードホルダー152に固着される。
また、ブレード支持部材154は、略L字状に形成されている。具体的には、一端を刃受け部材142の支軸143に回動自在に固定され、アーム部155と、アーム部155の支軸143近傍から上方に向かって略直角に延在し、ブレードホルダー152を支持するホルダー支持部156とで構成されており、アーム部155を回動(揺動)させると、ホルダー支持部156を介してブレード151が刃受け部材142に切り込む構成となっている。
支軸143と反対側のアーム部155には、アーム部155を揺動させるためのクランクピン157がカッターフレーム61の内側に向かって突出している。ホルダー支持部156には、ブレード151を保持したブレードホルダー152が、カシメピン144を中心に軽い摩擦力を受けた状態で回動可能に軸支されている。このとき、ブレードホルダー152の2つの突出部153およびブレード151の刃先は、刃受け部材側に突出している。ブレードホルダー152は、中心位置で軸支されており、ブレード151は、刃渡り方向の中心位置を軸に回動する。したがって、切断刃141の切り込み時には、刃受け部材142に倣ってブレードホルダー152(ブレード151の刃先)が僅かに回動し、ホルダー支持部156に対するブレードホルダー152の取り付け誤差を相殺することができるようになっている。
図5に示すように、刃受け部材142は、支軸143が設けられた基部161と、基部161から上方にクランク形状に折曲して延びる受け部本体162と、で成り立っている。受け部本体162は、平面視断面L字状に外側に折り曲げられており、切り込まれた切断刃141を受ける刃受け部材142を有している。刃受け部材142は、テープ送り経路12の一部を画成しており、切り込まれた切断刃141に臨むと共に、テープ状部材Tの送りを案内している。
図3および図4に示すように、ハーフカット駆動手段132は、ハーフカットを行うための動力を供給するハーフカットモーター171と、ハーフカットモーター171の動力を切断刃141に伝達するハーフカット動力伝達機構173と、を備えている。ハーフカットモーターは、正逆回転可能なサーボモーターで構成されている。ハーフカットモーター171が正転すると、ハーフカッター131の切断刃141がホーム位置から切り込みを開始してテープ状部材Tの剥離紙T2にハーフカットが為され、ハーフカットモーター171が逆転すると、切断刃141が再びホーム位置に戻るように構成されている。
図4および図5に示すように、ハーフカット動力伝達機構173は、ハーフカットモーター171の出力軸に固定された駆動ギア174と、駆動ギア174に噛合し、ハーフカットモーター171の動力を減速して伝達する減速ギア列175と、減速ギア列175に噛合し、ハーフカットモーター171の動力を切断刃141に伝達するハーフカットクランク輪176と、を有している。減速ギア列175は、上記したカッターフレーム61に回転自在に軸支されており、駆動ギア174に噛合するハーフカット第1ギア177と、ハーフカット第1ギア177の端面に同軸上において固定したハーフカット第2ギア178と、ハーフカット第2ギア178に噛合するハーフカット第3大ギア179と、ハーフカット第3大ギア179の端面に同軸上において固定したハーフカット第3小ギア180と、ハーフカット第3小ギア180に噛合するハーフカット第4大ギア181と、ハーフカット第4大ギア181の端面に同軸上において固定したハーフカット第4小ギア182と、ハーフカット第3大ギア179(ハーフカット第3小ギア180)の同軸上に配設され、ハーフカット第4小ギア182と噛合するハーフカット伝達ギア183と、を有している。ハーフカット第1ギア177とハーフカット第2ギア178との間には、トルクリミッター(巻締めばねで構成したスリップばね)184が介設されており、ハーフカット時にハーフカットモーター171に過負荷がかからないようになっている。
そして、ハーフカットクランク輪176は、ハーフカット伝達ギア183と一体に構成されている。ハーフカットクランク輪176には、上記したアーム部155のクランクピン157に係合するガイド溝185が形成されており、減速ギア列175による回転運動がアーム部155の揺動運動に変換される。ガイド溝185は、ハーフカット伝達ギア183の周縁部から回転軸に向かい、クランクピン157の軌跡に合わせて円孔状(上記したハーフカッター131の支軸143を中心とする円孔)に形成されている。ハーフカットモーター171が正転して、切断刃141の切込みが進んでいくと、クランクピン157はハーフカット伝達ギア183の回転軸に近づいて、切断刃141の切り込みが完了し、ハーフカットモーター171が逆転すると、クランクピン157は逆の動作で回転軸から離れていく。すなわち、切断刃141の切込みが進むにつれて切断刃141の切断トルクを増大させることができ、テープ状部材Tのハーフカットを円滑に行えるようになっている。
また、ハーフカットクランク輪176の外周面の一部には、側面視扇形状の検出突部187が形成されている。また、検出突部187の外周面に摺接する切断刃ホーム位置検出器188が配設されており、検出突部187を検出して、切断刃141のホーム位置を検出できるようになっている。
具体的には、検出突部187は、ハーフカットモーター171正転時において切断刃ホーム位置検出器188に摺接するよう、ハーフカットクランク輪176の回動範囲に対応して設けられている。切断刃141がホーム位置にあるときは、検出突部187は切断刃ホーム位置検出器188から外れており、切断刃ホーム位置検出器188はOFF状態となっている。そして、ハーフカットモーター171が正転すると、検出突部187は、切断刃ホーム位置検出器188のスイッチ端を押下げながらこれに摺接してゆき、切断刃ホーム位置検出器188がON状態となる。一方、切断刃141の切り込みが完了し、ハーフカットモーター171が逆転すると、切断刃141がホーム位置に戻ってゆく。切断刃141がホーム位置に戻るとき、切断刃ホーム位置検出器188に摺接していた検出突部187が、切断刃ホーム位置検出器188から離れてゆく。すなわち、切断刃ホーム位置検出器188が、ONからOFFに切り替わったときに、切断刃141がホーム位置に戻ったと判断されるようになっている。
ところで、上記したように、本実施形態のハーフカッター131は、押し切り形式でテープ状部材Tをハーフカットするものであり、テープ状部材Tの印刷テープT1を残して、確実にハーフカットするために、ハーフカッター131には、ブレード151の刃先と刃受け部材142との間隙を位置規制する一対の突出部153が設けられている。
図5を参照して具体的に説明する。一対の突出部153は、刃受け部材142の両側に設けられている。突出部は、テープ状部材Tの印刷テープT1の厚さ(0.05mm)だけ、波刃のブレード151より刃受け部材142側に突出させて形成されている為、図6の通り剥離紙T2部分のみ波形状250にカット可能となる。
切断刃141が切り込まれると、支軸145を中心に回転し、ブレードホルダー152の突出部の先端面が刃受け部材142に当接し、ブレード151の刃先と刃受け部材142との間に印刷テープT1の厚さ(0.05mm)に対応する間隙が生じるようになっている。
なお、ブレードホルダー152には、波刃のブレード151を逃げる為の凹部が形成されている。
テープ排出手段25は図3に示すように、切断手段24内に配設されており、テープ送り経路12に臨み、フルカット機構62により切断したテープ状部材Tを強制的に排出する排出ローラー201と、排出ローラー201に排出動作させる排出駆動機構202と、を備えている。
さらに、排出ローラー201は、ゴム等の弾力性を有する部材で構成されており複数の排出突部を有しており、排出ローラー201の排出突部がテープ送り経路12内に突出するよう配設される。すなわち、排出ローラー201が回転すると、複数の排出突部が順次テープ送り経路12のテープ状部材T(剥離紙T2)に当接していき、テープ状部材Tがテープ送り方向に排出されるようになっている。
排出駆動機構202は、排出ローラー201を回転させる排出回転軸221と、上記したフルカット動力伝達機構102のウォーム111に噛合し、排出回転軸221を回転する排出ギア列222と、を有しており、上記したフルカットモーター101を動力源としてフルカット機構62と共用している。したがって、フルカット機構62による切断動作と同期させて排出ローラー201を回転させることができ、テープ状部材Tのフルカット動作時のみ、テープ状部材Tの排出動作を行わせることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、ハーフカッター131は、テープ状部材Tの印刷テープT1のみを切断するようにしても良い。こうすることにより、切断後の印刷テープT1の角が波型に成形でき、トリミング処理をする必要がなくなる。
1…テープ印刷装置、23…印刷手段、24…切断手段、62…フルカット機構、63…ハーフカット機構、141…切断刃、142…刃受け部材、151…波刃のブレード、152…ブレードホルダー、C…テープカートリッジ、T…テープ状部材、T2…剥離紙。

Claims (5)

  1. 剥離紙と印刷テープを積層したテープ状部材の、前記剥離紙または前記印刷テープのいずれか一方を切断する切断刃と、前記切断刃を受ける刃受け部材と、を備えたハーフカット機構であって、
    前記切断刃は波形の形状をしていることを特徴とするハーフカット機構。
  2. 前記刃受け部材と前記切断刃とは、所定の隙間を有する一対の規制部材を備え、前記一対の規制部材は、前記切断刃を保持すると共に、前記切断刃を受ける凹形状を有していることを特徴とする請求項1に記載のハーフカット機構。
  3. 前記規制部材は、切断完了時に前記切断刃と前記刃受け部材との隙間が均一になるように、中央部分で回転可能に支持されていることを特徴とした請求項2に記載のハーフカット機構。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のハーフカット機構と、
    前記剥離紙と前記印刷テープの双方を切断するフルカット機構を備えた事を特徴とするカッターユニット。
  5. 請求項4に記載のカッターユニットと前記印刷テープに印刷を行う印刷手段とを備えることを特徴とするテープ印刷装置。
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