JP2643676B2 - テープ印字装置 - Google Patents

テープ印字装置

Info

Publication number
JP2643676B2
JP2643676B2 JP3217859A JP21785991A JP2643676B2 JP 2643676 B2 JP2643676 B2 JP 2643676B2 JP 3217859 A JP3217859 A JP 3217859A JP 21785991 A JP21785991 A JP 21785991A JP 2643676 B2 JP2643676 B2 JP 2643676B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
printing
margin
feed
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3217859A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0538854A (ja
Inventor
喜秋 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP3217859A priority Critical patent/JP2643676B2/ja
Publication of JPH0538854A publication Critical patent/JPH0538854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2643676B2 publication Critical patent/JP2643676B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープ印字装置に関し、
特に、印字機構により所望の文字等が印字されることに
より作成されたテープを切断するテープカッタ機構を備
えたテープ印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、透明テープの裏面に文字等の虚像
印字を行い、剥離紙付きの両面テープを貼り合わせるこ
とによりテープを作成するテープ印字装置が提案されて
いる。このように作成されたテープは、ビデオカセット
等の背部に貼着されてインデックス等として使用されて
好適なものであるが、従来のカッタ機構を備えたテープ
印字装置により作成されたテープでは、かかる装置の機
構上印字ヘッドとカッタ機構との間に文字等が印字され
ていない余白スペース部分が必然的に生じてしまう。
【0003】この余白スペース部分は、テープ印字装置
の制御を簡単にするため、文字等の印字が開始される印
字開始位置の前方のみならず印字終了位置の後方にも形
成されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように従来のテープ印字装置により作成されたテープに
おいて文字等の両側に必然的に生じる余白スペース部分
は、通常、使用者が必要とする余白スペースより不必要
にかなり長いものとなっている。これを解消するために
は、印字ヘッドとカッタ機構との間の距離を小さくすれ
ばよいが、コンパクト化を指向しているかかるテープ印
字装置の現状においては、余白スペース部分を短くする
にも限界がある。
【0005】特に、テープ上に印字される印字文字等が
少ない場合には、余白スペース部分の長さと印字文字間
に形成される文字間スペースとの関係がアンバランスに
なってしまい、却って文字等が読みにくくなってしま
う。また、かかる場合、使用者は自己が希望する長さの
余白スペース部分とするため、テープが出来上がった
後、ハサミ等で余白スペース部分の内余分のスペース部
分をカットするという作業が必要となる。
【0006】更には、上記のように不必要な余白スペー
ス部分が印字文字等の前後両側に同等に形成されてしま
うことは、テープのランニングコストが高くなってしま
いコスト上問題がある。
【0007】本発明は、上記した問題点を解決するため
になされたものであり、使用者が作成されたテープの余
白スペース部分をハサミ等によりカットする作業を必要
とすることなく、テープ上に印字された文字等の前後両
側に設けられた余白スペース部分を適切な長さに設定可
能として印字文字等を読み易くするとともに、テープの
ランニングコストを低く抑えることができるテープ印字
装置を提供することを目的とする。
【0008】この目的を達成するために請求項1に係る
テープ印字装置は、テープ送り機構と、そのテープ送り
機構により送られたテープ上に文字等の印字を行う印字
機構と、テープ送り機構によるテープ送り方向に沿って
前記印字機構よりも下流側に配設されたテープを切断す
テープカッタ機構とを有するテープ印字装置におい
て、前記印字機構による前記テープへの印字開始位置か
ら、印字方向とは逆方向に所定長さの前余白部を設定す
るための余白部設定手段と、前記テープ送り機構と印字
機構とを制御して、テープを送りつつ印字機構により印
字を行う第1制御手段と、 前記第1制御手段による制御
中に、前記余白部設定手段により設定された前余白部の
端部が前記テープカッタ機構によるテープの切断位置に
接近したことを判断する判断手段と、 前記判断手段によ
り前記端部が前記切断位置へ接近したと判断されると、
印字機構による印字を停止すると共にテープ送り機構に
よるテープの停止制御を行う第2制御手段と、 前記テー
プカッタ機構によるテープの切断後、少なくとも前記停
止制御に必要な送り量と同じ長さだけ、テープ送り機構
により印字を伴うテープ送り方向とは逆方向へテープを
送るためにテープ送り機構を制御する第3制御手段と、
前記第3制御手段による前記逆方向へのテープ送りの終
了後に、印字機構及びテープ送り機構を制御して印字を
伴うテープ送りを再開する第4制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0009】また、請求項2に係るテープ印字装置は、
請求項1のテープ印字装置において、前記第2制御手段
は、停止制御終了後にテープカッタ機構を駆動制御して
テープを切断することを特徴とする。 更に、請求項3に
係るテープ印字装置は、請求項2のテープ印字装置にお
いて、前記余白部設定手段は、前記印字機構による前記
テープへの印字終了位置から印字方向に沿って所定長さ
の後余白部を設定するとともに、前記第4制御手段は、
前記テープがテープ送り機構を介して余白部設定手段に
より設定された後余白部の端部が前記切断位置まで送ら
れた時点で前記テープカッタ機構を駆動することを特徴
とする。
【0010】
【作用】上記の構成を有する請求項1に係るテープ印字
装置においては、印字機構による印字開始位置を基準と
して余白部設定手段により前余白部の長さを設定してテ
ープのカット位置を決定する。そして、第1制御手段を
介してテープ送り機構と印字機構とを制御してテープを
送りつつ印字機構により文字等の印字を行っている間
、テープ送り機構によりテープが送られてテープの前
余白部の端部がテープカッタ機構によるテープの切断位
置に接近したかどうかが判断手段により判断される。判
断手段を介して前余白の端部が切断位置に接近したと判
断されると、第2制御手段による制御下に、印字機構に
よる印字が停止されるとともに、テープ送り機構による
テープの停止制御が行われる。更に、テープカッタ機構
によるテープの切断後第3制御手段によりテープ送り機
構が制御され、テープが、少なくともその停止制御に必
要な送り量と同じ長さだけ、印字を伴うテープ送り方向
とは逆方向へ送られる。このように第3制御手段による
逆方向へのテープ送りが終了した後、第4制御手段によ
り印字機構及びテープ送り機構が制御され、印字を伴う
テープ送りが再開される。 また、請求項2に係るテープ
印字装置においては、第2制御手段を介して、その停止
制御終了後に、テープカッタ機構が制御されて前余白部
の端部にてテープが切断される。更に、請求項3に係る
テープ印字装置では、余白設定手段を介して、印字機構
によるテープへの印字終了位置から印字方向に沿って所
定長さの後余白部が設定され、また、第4制御手段を介
してテープカッタ機構が制御され、テープがテープ送り
機構により送られて後余白部の端部が切断位置まで送ら
れた時点でテープカッタ機構が駆動される。これによ
り、テープは後余白部の端部にて切断される。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例に基づい
て図面を参照して詳細に説明する。図1はテープカセッ
ト収納部の収納カバーを開けて示すテープ印字装置の平
面図である。図1において、テープ印字装置1には文字
等を入力するための文字入力キー2、印字キー3、後述
するテープの前余白を設定する前余白設定キー4及び後
余白を設定する後余白設定キー5等の各種のファンクシ
ョンキーが設けられたキーボード6、キーボード6から
入力された文字等を表示する液晶ディスプレイ7及び後
述するテープカセット30を収納するカセット収納部8
が配設されている。
【0012】また、カセット収納部8には、後述するパ
ルスモータ75により回転駆動され、テープカセット3
0のリボン巻取スプール38を回動してサーマルインク
リボン34を巻取るリボン巻取軸9が立設されており、
又、その斜め前方(キーボード6側)には、パルスモー
タから適宜の伝達機構を介して回転駆動され、後述する
テープ送りローラ43を回動するためのテープ送りロー
ラ軸10が立設されている。更に、カセット収納部8の
前方には、サーマルインクリボン34を介して後述する
フィルムテープ32上に印字を行うサーマルヘッド11
が固設されている。
【0013】尚、かかるカセット収納部8は、テープ印
字装置1の後方に回動可能に枢支された収納カバー12
により開閉され、開状態でテープカセット30の交換等
が行われる。
【0014】次に、テープカセット30の構成について
図2及び図3を参照して説明する。図2はカセット収納
部8にテープカセット30を収納した状態を示す平面図
(テープカセット30は上ケースを除いて示す)であ
り、また、図3はその一部を拡大して示す平面図であ
る。
【0015】これらの図において、下ケース31内には
透明なフィルムテープ32が巻回されたテープスプール
33、サーマルインクリボン34が巻回されたリボンス
プール35、剥離紙付き両面粘着テープ36が剥離紙側
を外側にして巻回された粘着テープスプール37が配設
されており、これら各スプール33、35、37は図示
しない上ケースの下面に設けられた支持部との協働によ
り回転可能に支持されている。
【0016】また、各スプール33、35、37の間に
リボン巻取スプール38が同様に回転可能に支持されて
おり、かかるリボン巻取スプール38は上記したリボン
巻取軸9に噛合されリボン巻取軸9の駆動により印字で
使用されたサーマルインクリボン34を巻取る。
【0017】更に、前記したサーマルヘッド11は下ケ
ース31に設けられた凹部39に配置され、このサーマ
ルヘッド11には後述するローラホルダHに回転可能に
支持されたプラテンローラ40が圧接状態で対向配置さ
れている。かかるサーマルヘッド11は多数の発熱素子
を有しており、サーマルインクリボン34を介してフィ
ルムテープ32に文字等の印字を行うものである。
【0018】また、下ケース31のテープ排出部41
(図1、図2中左下側)の近傍にテープ圧接ローラ42
が回転可能に支持され、このテープ圧接ローラ42には
後述するローラホルダHに回転可能に支持されたテープ
送りローラ43が圧接状態で対向配置されている。
【0019】カセット収納部8において、テープカセッ
ト30の前方(図1、図2中下側)には、ローラホルダ
Hが支持軸44により回動可能に枢支され、このローラ
ホルダHは図示しない手動の切換機構により印字位置と
リリース位置とに切換可能とされている(図1、図2は
共に印字位置に切り換えられた状態を示す)。
【0020】かかるローラホルダHには、図3に示すよ
うに上記したプラテンローラ40及びテープ送りローラ
43がそれぞれ回転可能、且つ、サーマルヘッド11及
び圧接ローラ42に対し圧接されるように配設されてい
る。
【0021】即ち、プラテンローラ40は、ホルダ部材
45上に立設された回転軸46を中心として回転可能に
支持され、また、ホルダ部材45はこれとローラホルダ
Hの後壁Rとの間に介挿された弾性ばね47によりサー
マルヘッド11に圧接されている。
【0022】また、テープ送りローラ43は、ホルダ部
材48上に立設された回転軸49を中心として回転可能
に支持され、また、ホルダ部材48はこれとローラホル
ダHの後壁Rとの間に介挿された弾性ばね50により圧
接ローラ42に対し圧接されるように配設されている。
尚、テープ送りローラ43は前記したテープ送りローラ
軸10により回転駆動され、同時に、圧接ローラ42は
図示しないギヤ機構でテープ送りローラ43と連動して
回転駆動される。
【0023】更に、プラテンローラ40及びテープ送り
ローラ43の双方に接触するように中間ローラ51がホ
ルダ部材52に回転軸53を介して回転可能に支持され
ており、また、かかるホルダ部材52は前記回転軸46
を中心としてホルダ部材45と同軸的に回動可能とさ
れ、常には、ホルダ部材52の後端部とローラホルダH
との間に介挿された引きばね54の作用により図2中反
時計方向に付勢されている。これにより、中間ローラ5
1はプラテンローラ40及びテープ送りローラ43の双
方に接触されている。
【0024】尚、かかる中間ローラ51はテープ送りロ
ーラ43の回転をプラテンローラ40に伝達する作用を
有し、後述するように作成されたテープTの順方向の送
りに対しては、テープ送りローラ43の回転力が引きば
ね54の付勢力に抗して中間ローラ51をプラテンロー
ラ43から離間させるように働くので、若干の回転伝達
力を発揮するに過ぎないが、テープTの逆方向の送りに
対してはテープ送りローラ43の回転力が引きばね54
の付勢力の方向に中間ローラ51を回転させるので、中
間ローラ51はテープ送りローラ43及びプラテンロー
ラ40の双方の間に食い込みプラテンローラ40に十分
な回転力を伝達することができる。
【0025】また、フィルムテープ32の送り方向に沿
ってサーマルヘッド11の下流側であるテープ排出部4
1の近傍にはカッタ機構が55が配設されている。かか
るカッタ機構55は公知のハサミと同様の構成をしてお
り、固定刃56と可動刃57とからなる。この可動刃5
7は枢支軸58を中心として回動する回動レバー59に
固着されており、また、回動レバー59はギヤ機構60
を介してDCモータ61の駆動軸61Aに固着されたピ
ニオン62と連結されている。
【0026】これより、可動刃57はDCモータ61の
駆動軸61Aの正逆回転に伴いピニオン62、ギヤ機構
60、回動レバー59を介して、枢支軸58を支点とし
て開閉するものであり、かかる開閉動作に伴い固定刃5
6と協働してテープTを切断するものである。
【0027】尚、圧接ローラ42及びテープ送りローラ
43は、これらが協働してサーマルヘッド11によりサ
ーマリルインクリボン34を介して文字等が印字された
フィルムテープ32に対し両面粘着テープ36の粘着剤
面を圧着し、最終的にテープTを作成するものである。
【0028】次に、テープ印字装置の制御系について図
4に基づき説明する。図4はテープ印字装置のブロック
図であり、制御装置(以下、CPUと称する)70を核
として構成されている。図4において、キーボード6が
CPU70に接続されており、CPU70はキーボード
6の文字入力キー2から入力される文字入力信号や印字
キー3、余白設定キー4、5等のファンクションキーか
ら入力される各種ファンクション入力信号を判別する。
【0029】また、CPU70にはR0M71が接続さ
れている。このROM71には、サーマルヘッド11に
より印字される文字等を発生するための印字用キャラク
タジェネレータ、液晶ディスプレイ7に表示される文字
等を発生するための表示用キャラクタジェネレータ、後
述するようにテープTに余白を作成するための余白作成
制御プログラム、その他テープ印字装置の制御上必要な
各種のプログラムが記憶されている。
【0030】また、CPU70に接続されたRAM72
は各種データを一時的に記憶させておくものであり、前
記2つのキャラクタジェネレータから読み出された文字
等のデータが印字データ又は表示データに展開されて記
憶される印字バッファ、表示バッファ、その他外字パタ
ーンデータを登録しておくための外字パターンバッファ
等のメモリを備えている。
【0031】更に、CPU70には液晶ディスプレイ駆
動回路73を介して液晶ディスプレイ7が接続され、C
PU70はRAM72の表示バッファに記憶された表示
データに基づいて液晶ディスプレイ駆動回路73を駆動
し、液晶ディスプレイ7に入力された文字等を表示させ
る。また、CPU70はROM71に記憶されたプログ
ラムに基づいてパルスモータ駆動回路74を駆動してパ
ルスモータ75の制御を行い、これによりテープTの送
り制御を行う。同様に、CPU70はROM71に記憶
されたプログラムに基づいてDCモータ駆動回路76を
駆動することによりDCモータ61の制御を行う。
【0032】更に、CPU70にはサーマルヘッド駆動
回路77を介してサーマルヘッド11が接続されてお
り、CPU70はRAM72の印字バッファに記憶され
た印字データに基づいてサーマルヘッド駆動回路77を
駆動し、サーマルヘッド11によりフィルムテープ3に
上に文字等の印字を行う。
【0033】続いて、図5及び図6を参照して本実施例
のテープ印字装置の動作について説明する。図5は印字
及びテープに余白を作成するための印字及び余白作成制
御プログラムのフローチャートを示し、又、図6は余白
の作成状態を模式的に示す説明図である。
【0034】図5において、先ずステップ(以下、Sと
略記する)1でキーボード6の余白設定キー5により所
望するテープTの前余白l及び後余白mを入力し決定す
る。かかる前余白l、後余白mは文字間スペース、文字
等の印字幅等のバランスを考慮して任意に設定すること
ができ、前余白lはサーマルヘッド11による印字開始
位置から印字方向とは逆方向に所定の長さ、後余白mは
サーマルヘッド11による印字終了位置から印字方向に
所定の長さが設定される。
【0035】次に、S2で文字入力キー2を介して印字
文字等を入力する。このように入力された文字等のデー
タはRAM72の印字バッファに記憶される。S3では
印字キー3が押下されたかどうかが判断され、印字キー
3が押下されるまで文字入力キー2による文字入力が続
けられる。
【0036】S3で印字キー3が押下されたと判断する
と、S4でフィルムテープ32の送り動作に伴って文字
の印字が開始される。S5では印字に伴うフィルムテー
プ32の送り量が(A−P)に達したかどうか判断さ
れ、送り量が(A−P)に達していない場合には送り量
が(A−P)に達するまで印字とともにフィルムテープ
32の送り動作が行われる。
【0037】ここに、Aは図6に示すようにヘッド・カ
ッタ間距離n(図3参照)から前余白lを差し引いた長
さ、Pはパルスモータ75の安定した停止制御をするた
めに必要なスルーダウン(等減速)を行っている間にフ
ィルムテープ32が送られる長さを示す。
【0038】S5でフィルムテープ32が(A−P)分
送られたと判断した場合印字を停止するとともに、S6
にてパルスモータ75のスルーダウンを行いフィルムテ
ープ32の送りを停止する。この時点で、カッタ機構5
5の固定刃56と可動刃57は、前余白の端部(図6中
左端部)に位置決めされる。この位置で可動刃57がD
Cモータ61により駆動され、テープTが切断される
(S7)。
【0039】次に、S8にてパルスモータ75を逆転駆
動することにより、フィルムテープ32が(P+Q)の
長さ分逆方向送りされる。かかるフィルムテープ32の
逆送り時、前記した中間ローラ51の作用によりテープ
送りローラ43の回転力がプラテンローラ40に十分伝
達されるので逆送り動作がスムーズに行われる。
【0040】ここに、Qはパルスモータ75の回転開始
制御を行うためのスルーアップ(等加速)時にフィルム
テープ32が送られる長さであり、従って、逆方向送り
長さ(P+Q)はスルーダウン及びスルーアップ時に送
られる長さを加算したものである。かかるフィルムテー
プ32の逆送りを完了した時点では、サーマルヘッド1
1は前記印字を停止した位置よりも図6において若干左
方に位置し、既に印字をした部分に重なる位置にある。
【0041】その後、S9にてパルスモータ75のスル
ーアップを行いフィルムテープ32をQだけ送り、S1
0で印字が再開され、S11で印字が終了したと判断さ
れるまで印字が行われる。S11にて印字が終了したと
判断された場合、S12でテープTを後余白mとヘッド
・カッタ間距離nとを加算した(m+n)分送る。この
時点で、カッタ機構55の固定刃56及び可動刃57は
テープTの印字終了位置から後余白mだけ進んだ位置
(図6中右方)にあり、そしてS13にてDCモータ6
1を駆動することによりカッタ機構55を介してテープ
Tを切断する。
【0042】前記の動作を行うことにより、テープTに
おける文字の印字部の左右両側に前余白lと後余白mと
を設けたテープが作成される。
【0043】以上詳細に説明した通り、本実施例に係る
テープ印字装置は、テープTにおける文字等の印字部分
の左右両側に所望の前余白l及び後余白mを設定するこ
とができるので、両余白l、mと文字間スペースとのバ
ランスのとれたテープTを作成することができる。この
結果、印字された文字等が読み易いテープTを簡単に得
ることができる。
【0044】また、従来のテープ印字装置にて作成され
るテープのように、前記バランスをとるため作成後にハ
サミ等で余分な部分をカットする必要は全くなく、これ
によりテープ作成作業を極めて簡単にすることができ
る。
【0045】更に、本実施例のテープ印字装置では、特
に、後余白mを予め所望の長さに設定できるので、従来
のテープのようにハサミ等によるカット後に生じるテー
プの無駄を解消でき、従って、テープのランニングコス
トを低く抑えることができる。
【0046】尚、本実施例のテープ印字装置では、中間
ローラ51は主にテープ送りローラ43の順方向とは逆
の方向の回転力をプラテンローラ40に伝達させるべく
設けられているが、テープ送りローラ43の順方向の回
転力をプラテンローラ40に伝達するには図7に示すよ
うに、中間ローラ51を図3に示す位置とは反対側の位
置に設ければよい。即ち、1台のテープ印字装置によっ
て複数種類のテープ幅を有するフィルムテープ32を使
用しつつテープTを作成しようとする場合、プラテンロ
ーラ40とサーマルヘッド11の縦方向の寸法は最大の
テープ幅を有するフィルムテープ32のテープ幅に合わ
せて決定される。
【0047】しかしながら、テープ幅の狭いフィルムテ
ープ32を使用するときには、プラテンローラ40とサ
ーマルヘッド11とが直接接する部分が生じてしまい、
これより生ずる摩擦力がプラテンローラ40の回転負荷
になってしまう。そうすると、テープ送りローラ43の
回転によってフィルムテープ32を引き出すとともに、
プラテンローラ40を追従して回転させようとすると、
フィルムテープ32にスリップが生じ正常なテープ送り
が行われなくなる虞がある。
【0048】かかる問題を解消するためには図7に示す
ように中間ローラ51を、テープ送りローラ43とプラ
テンローラ40とに接触するように配設すればよい。即
ち、中間ローラ51はテープ送りローラ43の回転軸4
9と同軸的に回動可能なホルダ部材80上に立設された
回転軸81を中心として回転可能とされ、また、かかる
ホルダ部材80は一端がローラホルダHの側壁に固定さ
れた板ばね82によって中間ローラ51がテープ送りロ
ーラ43及びプラテンローラ40の双方に接触するよう
に図7中反時計方向に付勢されている。
【0049】これにより、テープ送りローラ43がテー
プの順送り方向に回転すると、中間ローラ51は板ばね
82の付勢方向に回転され、テープ送りローラ43及び
プラテンローラ40の双方の間に食い込み、この結果、
プラテンローラ40に十分なテープ送り方向の回転力を
伝達することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、使用者が作
成されたテープの余白スペース部分をハサミ等によりカ
ットする作業を必要とすることなく、テープ上に印字さ
れた文字等の前後両側に設けられた余白スペース部分を
適切な長さに設定可能として印字文字等を読み易くする
とともに、テープのランニングコストを低く抑えること
ができるテープ印字装置を提供することができ、その産
業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープカセット収納部の収納カバーを開けて示
すテープ印字装置の平面図である。
【図2】カセット収納部にテープカセットを収納した状
態を示す平面図である。
【図3】カセット収納部にテープカセットを収納した状
態を一部拡大して示す平面図である。
【図4】テープ印字装置の制御系を示すブロック図であ
る。
【図5】印字及び余白作成制御プログラムのフローチャ
ートである。
【図6】余白の作成状態を模式的に示す説明図である。
【図7】カセット収納部にテープカセットを収納した状
態を一部拡大して示す平面図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 4 前余白設定キー 5 後余白設定キー 6 キーボード 7 液晶ディスプレイ 8 カセット収納部 10 テープ送りローラ軸 11 サーマルヘッド 30 テープカセット 32 フィルムテープ 33 テープスプール 40 プラテンローラ 42 テープ圧接ローラ 43 テープ送りローラ 51 中間ローラ 55 カッタ機構 56 固定刃 57 可動刃 58 枢支軸 59 回動レバー 61 DCモータ 70 CPU 71 ROM 72 RAM 74 パルスモータ駆動回路 75 パルスモータ 76 DCモータ駆動回路 77 サーマルヘッド駆動回路 T テープ l 前余白 m 後余白

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ送り機構と、そのテープ送り機構
    により送られたテープ上に文字等の印字を行う印字機構
    と、テープ送り機構によるテープ送り方向に沿って前記
    印字機構よりも下流側に配設されたテープを切断する
    ープカッタ機構とを有するテープ印字装置において、 前記印字機構による前記テープへの印字開始位置から、
    印字方向とは逆方向に所定長さの前余白部を設定するた
    めの余白部設定手段と、前記テープ送り機構と印字機構とを制御して、テープを
    送りつつ印字機構により印字を行う第1制御手段と、 前記第1制御手段による制御中に、前記余白部設定手段
    により設定された前余白部の端部が前記テープカッタ機
    構によるテープの切断位置に接近したことを判断する判
    断手段と、 前記判断手段により前記端部が前記切断位置へ接近した
    と判断されると、印字機構による印字を停止すると共に
    テープ送り機構によるテープの停止制御を行う第2制御
    手段と、 前記テープカッタ機構によるテープの切断後、少なくと
    も前記停止制御に必要な送り量と同じ長さだけ、テープ
    送り機構により印字を伴うテープ送り方向とは逆方向へ
    テープを送るためにテープ送り機構を制御する第3制御
    手段と、 前記第3制御手段による前記逆方向へのテープ送りの終
    了後に、印字機構及びテープ送り機構を制御して印字を
    伴うテープ送りを再開する第4制御手段と を備えたこと
    を特徴とするテープ印字装置。
  2. 【請求項2】 前記第2制御手段は、停止制御終了後に
    テープカッタ機構を駆動制御してテープを切断すること
    を特徴とする請求項1記載のテープ印字装置。
  3. 【請求項3】 前記余白部設定手段は、前記印字機構に
    よる前記テープへの印字終了位置から印字方向に沿って
    所定長さの後余白部を設定するとともに、前記第4制御
    手段は、前記テープがテープ送り機構を介して余白部設
    定手段により設定された後余白部の端部が前記切断位置
    まで送られた時点で前記テープカッタ機構を駆動するこ
    とを特徴とする請求項2記載のテープ印字装置。
JP3217859A 1991-08-02 1991-08-02 テープ印字装置 Expired - Fee Related JP2643676B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3217859A JP2643676B2 (ja) 1991-08-02 1991-08-02 テープ印字装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3217859A JP2643676B2 (ja) 1991-08-02 1991-08-02 テープ印字装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0538854A JPH0538854A (ja) 1993-02-19
JP2643676B2 true JP2643676B2 (ja) 1997-08-20

Family

ID=16710886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3217859A Expired - Fee Related JP2643676B2 (ja) 1991-08-02 1991-08-02 テープ印字装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2643676B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3691618B2 (ja) * 1996-04-15 2005-09-07 セイコーエプソン株式会社 テープ印刷装置
JP5429031B2 (ja) 2009-07-22 2014-02-26 ブラザー工業株式会社 印刷装置
JP6398225B2 (ja) * 2014-02-28 2018-10-03 ブラザー工業株式会社 印刷装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0690407B2 (ja) * 1985-07-24 1994-11-14 富士写真フイルム株式会社 放射線画像情報記録読取装置
JPS6244472A (ja) * 1985-08-23 1987-02-26 Hitachi Ltd 印字用紙の送り制御方式
JPH02140545U (ja) * 1989-04-28 1990-11-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0538854A (ja) 1993-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5232297A (en) Printing device with margin setting for cut tape
JP3158750B2 (ja) 印字装置
JP2629527B2 (ja) テープ印字装置
JPH07251539A (ja) テープ印字装置
JP3266739B2 (ja) テープ状ラベル作成装置
JP3382659B2 (ja) コード用ラベル作成装置
JP3882742B2 (ja) 感熱記録装置
JP3691618B2 (ja) テープ印刷装置
JP3350082B2 (ja) テープ印字装置
JP2643676B2 (ja) テープ印字装置
JP3342149B2 (ja) テープ印刷装置
JP3876533B2 (ja) テープ印刷装置
JP2001162881A (ja) 切断装置及び印字装置
JP4552444B2 (ja) テープ印字装置
JPH068194A (ja) カッタ駆動装置
JP2666644B2 (ja) テープカセット
JP3873162B2 (ja) 印字装置
JPH06270482A (ja) 両面印刷プリンタ
JP4296968B2 (ja) テープ印刷装置
JPH0538700A (ja) カツタ駆動装置
JP3713904B2 (ja) 印字装置
JP2586991Y2 (ja) テープ印字装置
JP3414377B2 (ja) 印字用カセット
JP2658715B2 (ja) サーマルプリンタ
JP3651101B2 (ja) テープ状ラベル作成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080502

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees