JPH0538700A - カツタ駆動装置 - Google Patents

カツタ駆動装置

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JPH0538700A
JPH0538700A JP21786091A JP21786091A JPH0538700A JP H0538700 A JPH0538700 A JP H0538700A JP 21786091 A JP21786091 A JP 21786091A JP 21786091 A JP21786091 A JP 21786091A JP H0538700 A JPH0538700 A JP H0538700A
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tape
drive
cutter
driven
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JP21786091A
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Yasunori Kitazawa
康憲 北沢
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 DCモータ駆動電圧が変動したり被切断部材
が変わっても、常に一定の駆動開始位置から駆動でき、
もって安定した切断動作を可能とするカッタ駆動装置を
提供すること。 【構成】 CPU70にはDCモータ61に印加される
駆動電圧を検出する駆動電圧検出回路78とテープカセ
ット30の種類を検出するフォトインタラプタ14が接
続され、このCPU70に接続されたROM71には、
駆動電圧検出回路78により検出される駆動電圧とDC
モータ61の駆動時間との関係及びテープカセットの種
類及びテープ幅とDCモータ61の駆動時間との関係を
テーブル化したルックアップテーブルが記憶されてい
る。そして、テープT切断時に前記テーブルから決定さ
れた駆動時間にてDCモータ61が駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータを介して駆動され
るカッタ機構を有するカッタ駆動装置に関し、特に、電
源からモータに印加される駆動電圧が変動したり、ま
た、カッタ機構により切断される被切断材が種々変わる
場合においても常に一定の駆動開始位置からカッタ機構
を駆動できるようにしたカッタ駆動装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、モータによりカッタ機構を駆動す
るカッタ駆動装置が種々提案されている。かかるカッタ
駆動装置はモータを介してカッタ機構を駆動するもので
あるが、電池等の電源からモータに印加される駆動電圧
が変動する場合やカッタ機構により切断すべき被切断材
の種類が変化する場合においても、同じ制御方法によっ
てカッタ機構を駆動しており、これらの変動要因を補償
して安定したカッタ機構の駆動を行うような制御は特に
行われていなかった。
【0003】また、特開昭62−130198号公報に
は、電流検出用抵抗によりDCモータに流れる電流を検
出し、その検出結果に基づいてカッタの位置を検出する
ようにしたカッタ駆動装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のカッタ駆動装置のうち前者の装置は、電源からモー
タに印加される駆動電圧が変動した場合、駆動電圧の変
動に伴いカッタ機構の停止位置が変化してしまい、これ
よりカッタ機構を常に一定の駆動開始位置から駆動する
ことができない。また、被切断材が変化するとこれに伴
いカッタ機構にかかる切断負荷が変化するので、やはり
カッタ機構を常に一定の駆動開始位置から駆動すること
ができない。
【0005】また、後者のカッタ駆動装置では、カッタ
位置検出回路からのカッタ位置検出信号に基づきカッタ
位置がペーパ切断後のフリー回転位置になった時点でD
Cモータの駆動を停止してカッタを停止させるので、カ
ッタ機構の構成上駆動開始位置からオーバーランしてし
まう虞が多分に存するものであり、特に、高速でカッタ
を駆動している場合は、この傾向が著しいものとなって
しまう。
【0006】このように、カッタ機構を常に一定の駆動
開始位置から駆動できないと、場合によっては被切断材
を切断できないことも生じるので問題が多い。
【0007】本発明は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、電源からモータに印加され
る駆動電圧が変動したり、また、カッタ機構により切断
される被切断材が変化した場合でも、カッタ機構が常に
一定の駆動開始位置から駆動でき、もって安定した切断
動作を可能とするカッタ駆動装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこの目的を達成
するためになされたものであり、電源により駆動される
モータと、そのモータを介して駆動されることにより被
切断材を切断するカッタ機構とを有するカッタ駆動装置
において、前記電源から前記モータに印加される駆動電
圧を検出する駆動電圧検出手段と、前記駆動電圧検出手
段により検出された駆動電圧に従って、前記電源による
前記モータの駆動時間を制御する制御手段とを備え、前
記カッタ機構が一定の駆動開始位置から駆動されるよう
にした構成とされる。
【0009】また、本発明は、電源により駆動されるモ
ータと、そのモータを介して駆動されることにより複数
種類の被切断材を切断するカッタ機構とを有するカッタ
駆動装置において、前記被切断材の種類を検出する検出
手段と、前記検出手段により検出された被切断材の種類
に応じて前記電源による前記モータの駆動時間を制御す
る制御手段とを備え、前記カッタ機構が一定の駆動開始
位置から駆動されるようにした構成とされる。
【0010】
【作用】前記構成を有する本発明では、駆動電圧検出手
段により電源からカッタ機構に印加される駆動電圧を検
出し、その検出出力に基づいてモータを正転駆動する時
間をセットした後、セットされた時間の間モータを正転
駆動する。その時間経過後、カッタ機構は慣性力で駆動
され、カッタ機構が所定の位置にあることを検出した後
は、一定時間モータを逆転駆動させる。
【0011】また、本発明では、検出手段により被切断
材の種類を検出し、その検出された被切断材の種類に対
応する検出出力に基づいてモータを正転駆動する時間を
セットした後、セットされた時間の間モータを正転駆動
する。その時間経過後、カッタ機構は慣性力で駆動さ
れ、カッタ機構が所定の位置にあることを検出した後
は、一定時間モータを逆転駆動させる。
【0012】
【実施例】以下、本発明をテープ印字装置に具体化した
実施例に基づいて詳細に説明する。図1はテープカセッ
ト収納部の収納カバーを開けて示すテープ印字装置の平
面図である。図1において、テープ印字装置1には文字
等を入力するための文字入力キー2、及び印字キー3、
カッタ駆動キー4、テープ送りキー5等の各種のファン
クションキーが設けられたキーボード6、キーボード6
から入力された文字等を表示する液晶ディスプレイ7及
び後述するテープカセット30を収納するカセット収納
部8が配設されている。
【0013】また、カセット収納部8には、後述するパ
ルスモータ75により回転駆動され、テープカセット3
0のリボン巻取スプール38を回動してサーマルインク
リボン34を巻取るリボン巻取軸9が立設されており、
又、その斜め前方(キーボード6側)には、パルスモー
タ75から適宜の伝達機構を介して回転駆動され、後述
するテープ送りローラ43を回動するためのテープ送り
ローラ軸10が立設されている。更に、カセット収納部
8の前方には、サーマルインクリボン34を介して後述
するフィルムテープ32上に印字を行うサーマルヘッド
11が固設されている。
【0014】更に、カセット収納部8の後方には、それ
ぞれ異なる種類及び個数のテープが内蔵されたテープカ
セット30の種類を検出するカセットセンサ部13が設
けられている。かかるカセットセンサ部13は図2に模
式的に示すように、4個のフォトインタラプタ14を整
列させてなり、テープカセット30をカセット収納部8
に収納したとき、テープカセット30の裏面に取着され
たカセット判別部材15に形成されている足部16がこ
れらのフォトインタラプタ14に挿嵌され、フォトイン
タラプタ14を選択的に遮断する。
【0015】ここに、カセット収納部8に収納されたテ
ープカセット30の種類は、カセット判別部材15の足
部16の選択的組合せに基づいて、各フォトインタラプ
タ14が選択的に遮断されることから発せられる「H」
信号と「L」信号との組合せにより決定される。
【0016】尚、かかるカセット収納部8は、テープ印
字装置1の後方に回動可能に枢支された収納カバー12
により開閉され、開状態でテープカセット30の交換等
が行われる。
【0017】次に、テープカセット30の構成について
図3を参照して説明する。図3はカセット収納部8にテ
ープカセット30を収納した状態を示す平面図(テープ
カセット30は上ケースを除いて示す)である。
【0018】この図において、下ケース31内には透明
なフィルムテープ32が巻回されたテープスプール3
3、サーマルインクリボン34が巻回されたリボンスプ
ール35、剥離紙付き両面粘着テープ36が剥離紙側を
外側にして巻回された粘着テープスプール37が配設さ
れており、これら各スプール33、35、37は図示し
ない上ケースの下面に設けられた支持部との協働により
回転可能に支持されている。
【0019】また、各スプール33、35、37の間に
リボン巻取スプール38が同様に回転可能に支持されて
おり、かかるリボン巻取スプール38は上記したリボン
巻取軸9に噛合されリボン巻取軸9の駆動により印字で
使用されたサーマルインクリボン34を巻取る。
【0020】更に、前記したサーマルヘッド11は下ケ
ース31に設けられた凹部39に配置され、このサーマ
ルヘッド11には後述するローラホルダHに回転可能に
支持されたプラテンローラ40が圧接状態で対向配置さ
れている。かかるサーマルヘッド11は多数の発熱素子
を有しており、サーマルインクリボン34を介してフィ
ルムテープ32に文字等の印字を行うものである。
【0021】また、下ケース31のテープ排出部41
(図1、図2中左下側)の近傍にテープ圧接ローラ42
が回転可能に支持され、このテープ圧接ローラ42には
後述するローラホルダHに回転可能に支持されたテープ
送りローラ43が圧接状態で対向配置されている。
【0022】カセット収納部8において、テープカセッ
ト30の前方(図1、図3中下側)には、ローラホルダ
Hが支持軸44により回動可能に枢支され、このローラ
ホルダHは図示しない手動の切換機構により印字位置と
リリース位置とに切換可能とされている(図1、図3は
共に印字位置に切り換えられた状態を示す)。
【0023】かかるローラホルダHには、図3に示すよ
うに上記したプラテンローラ40及びテープ送りローラ
43がそれぞれ回転可能、且つ、サーマルヘッド11及
び圧接ローラ42に対し圧接されるように配設されてい
る。
【0024】即ち、プラテンローラ40は、ホルダ部材
45上に立設された回転軸46を中心として回転可能に
支持され、また、ホルダ部材45はこれとローラホルダ
Hの後壁Rとの間に介挿された弾性ばね47によりサー
マルヘッド11に圧接されている。
【0025】また、テープ送りローラ43は、ホルダ部
材48上に立設された回転軸49を中心として回転可能
に支持され、また、ホルダ部材48はこれとローラホル
ダHの後壁Rとの間に介挿された弾性ばね50により圧
接ローラ42に対し圧接されるように配設されている。
尚、テープ送りローラ43は前記したテープ送りローラ
軸10により回転駆動され、同時に、圧接ローラ42は
図示しないギヤ機構でテープ送りローラ43と連動して
回転駆動される。
【0026】更に、プラテンローラ40及びテープ送り
ローラ43の双方に接触するように中間ローラ51がホ
ルダ部材52に回転軸53を介して回転可能に支持され
ており、また、かかるホルダ部材52は前記回転軸46
を中心としてホルダ部材45と同軸的に回動可能とさ
れ、常には、ホルダ部材52の後端部とローラホルダH
との間に介挿された引きばね54の作用により図2中反
時計方向に付勢されている。これにより、中間ローラ5
1はプラテンローラ40及びテープ送りローラ43の双
方に接触されている。
【0027】尚、かかる中間ローラ51はテープ送りロ
ーラ43の回転をプラテンローラ40に伝達する作用を
有し、後述するように作成されたテープTの順方向の送
りに対しては、テープ送りローラ43の回転力が引きば
ね54の付勢力に抗して中間ローラ51をプラテンロー
ラ43から離間させるように働くので、若干の回転伝達
力を発揮するに過ぎないが、テープTの逆方向の送りに
対してはテープ送りローラ43の回転力が引きばね54
の付勢力の方向に中間ローラ51を回転させるので、中
間ローラ51はテープ送りローラ43及びプラテンロー
ラ40の双方の間に食い込みプラテンローラ40に十分
な回転力を伝達することができる。
【0028】また、フィルムテープ32の送り方向に沿
ってサーマルヘッド11の下流側であるテープ排出部4
1の近傍にはカッタ機構が55が配設されている。かか
るカッタ機構55は公知のハサミと同様の構成をしてお
り、収納部8の側壁に固定された固定刃56と同じく収
納部8の側壁に回動軸Pにより回動可能に支持された可
動刃57とからなる。ここで、カッタ機構55の詳細な
構成について図4を参照しつつ説明する。図4は図3に
おける矢印A方向から見たカッタ機構の側面図を示す。
【0029】図4において、図3の下ケース31の後方
左端の下にはDCモータ61が配設され、このDCモー
タ61の駆動軸61Aにピニオン62が固着されてい
る。かかるピニオン62には、アイドルギヤ17が噛合
され、また、アイドルギヤ17に揺動ギヤ18が噛合さ
れている。これらピニオン62、アイドルギヤ17及び
揺動ギヤ18はギヤ連結機構60を構成し、アイドルギ
ヤ17と揺動ギヤ18とは共に収納部8の側壁に回転可
能に支持されている。
【0030】また、揺動ギヤ18には、その回転中心の
近傍に揺動ピン58が固設されるとともに、そのギヤ歯
部の近傍にセンサ板19が設けられている。かかるセン
サ板19は、揺動ギヤ18のギヤ歯部の外方に配置され
たカッタセンサ20によって検出されることにより揺動
ギヤ18の回転位置を検出し、これより可動刃57の駆
動開始位置を制御するものである。
【0031】更に、揺動ピン58は、回動軸Pを支点と
して回動する可動刃57に固着された揺動レバー59の
凹部59Aに挿嵌されており、これよりDCモータ61
の正逆回転に伴いピニオン62、アイドルギヤ17、揺
動ギヤ18が正逆回転され、この結果、揺動ピン58を
介して揺動レバー59が揺動されるので可動刃57が開
閉される。よって可動刃57はその開閉動作に伴い固定
刃56と協働してテープTを切断するものである。
【0032】尚、圧接ローラ42及びテープ送りローラ
43は、これらが協働してサーマルヘッド11によりサ
ーマリルインクリボン34を介して文字等が印字された
フィルムテープ32に対し両面粘着テープ36の粘着剤
面を圧着し、最終的にテープTを作成するものである。
【0033】次に、テープ印字装置の制御系について図
5に基づき説明する。図5はテープ印字装置のブロック
図であり、制御装置(以下、CPUと称する)70を核
として構成されている。図5において、キーボード6が
CPU70に接続されており、CPU70はキーボード
6の文字入力キー2から入力される文字入力信号や印字
キー3、カッタ駆動キー4、テープ送りキー5等のファ
ンクションキーから入力される各種ファンクション入力
信号を判別する。
【0034】また、CPU70にはR0M71が接続さ
れている。このROM71には、サーマルヘッド11に
より印字される文字等を発生するための印字用キャラク
タジェネレータ、液晶ディスプレイ7に表示される文字
等を発生するための表示用キャラクタジェネレータ、後
述するようにカッタ駆動制御制御プログラム、このカッ
タ制御プログラムを実行するために必要な図7に示すD
Cモータ61の駆動電圧(後述する駆動電圧検出回路7
8により検出される)とDCモータ61の駆動時間との
関係及び図8に示すテープカセット30の種類(フォト
インタラプタ14により検出される)及びテープ幅とD
Cモータ61の駆動時間との関係をテーブル化したルッ
クアップテーブル、その他テープ印字装置の制御上必要
な各種のプログラムが記憶されている。
【0035】また、CPU70に接続されたRAM72
は各種データを一時的に記憶させておくものであり、前
記2つのキャラクタジェネレータから読み出された文字
等のデータが印字データ又は表示データに展開されて記
憶される印字バッファ、表示バッファ、その他外字パタ
ーンデータを登録しておくための外字パターンバッファ
等のメモリを備えている。
【0036】更に、CPU70には液晶ディスプレイ駆
動回路73を介して液晶ディスプレイ7が接続され、C
PU70はRAM72の表示バッファに記憶された表示
データに基づいて液晶ディスプレイ駆動回路73を駆動
し、液晶ディスプレイ7に入力された文字等を表示させ
る。また、CPU70はROM71に記憶されたプログ
ラムに基づいてパルスモータ駆動回路74を駆動してパ
ルスモータ75の制御を行い、これによりテープT等の
送り制御を行う。同様に、CPU70はROM71に記
憶されたプログラムに基づいてDCモータ駆動回路76
を駆動することによりDCモータ61の制御を行う。
【0037】更に、CPU70にはサーマルヘッド駆動
回路77を介してサーマルヘッド11が接続されてお
り、CPU70はRAM72の印字バッファに記憶され
た印字データに基づいてサーマルヘッド駆動回路77を
駆動し、サーマルヘッド11によりフィルムテープ32
上に文字等の印字を行う。
【0038】また、CPU70には、電源からDCモー
タ61に印加される駆動電圧を検出する駆動電圧検出回
路78が接続されており、駆動電圧検出回路78はその
検出信号をCPU70に出力する。CPU70はかかる
駆動電圧検出回路78からの検出出力に基づいてDCモ
ータ駆動回路76を介してDCモータ61を駆動するも
のである。
【0039】更に、CPU70には、カッタセンサ20
が接続され、CPU70はかかるカッタセンサ20から
の検出信号に基づきDCモータ駆動回路77を介してD
Cモータ61を常に一定の駆動開始位置から駆動するも
のである。
【0040】また、CPU70には、フォトインタラプ
タ14が接続されており、CPU70はかかるフォトイ
ンタラプタ14からの検出信号に基づいてカセット収納
部8に収納されているテープカセット30の種類を判別
し、DCモータ駆動回路76を介してDCモータ61を
駆動するとともにサーマルヘッド11に対する印字エネ
ルギを制御する。
【0041】続いて、図6に基づいて本実施例のテープ
印字装置におけるカッタ駆動制御について説明する。図
6はこのカッタ駆動制御プログラムのフローチャートを
示すものであり、先ずS1において駆動電圧検出回路7
8から検出信号が出力されたかどうか判断される。検出
信号が出力されない場合は検出信号が出力されるまで待
機する。S1で駆動電圧検出回路78から検出信号が出
力されたと判断した場合には、S2においてその検出信
号に対応してROM71に記憶されているルックアップ
テーブル(図7のテーブル)からDCモータ61を正転
させる時間T1(ミリセカント:ms)を読み出し、セ
ットする。
【0042】ここに、図7に示すテーブルは、駆動電圧
検出回路78によって検出された駆動電圧と各駆動電圧
に対応してDCモータ61を正転させる時間との関係を
示し、かかるテーブルから明らかなように、検出された
駆動電圧が大きい場合はDCモータ61の慣性力が大き
くなるため正転時間T1を短くし、一方、検出された駆
動電圧が小さい場合はDCモータ61の慣性力が小さく
なるので正転時間T1を長く設定している。
【0043】次に、S3においてS2でセットされた正
転時間T1の間DCモータ61にH、L信号を出力し、
DCモータ61を正転駆動する。正転時間T1の経過
後、S4にてDCモータ61への駆動信号をH、Hに切
換える。この時点でDCモータ61はフリー回転してお
り、従って、揺動ギヤ18は慣性力によって回転してい
る。この状態はS5でカッタセンサ20がONするまで
続けられる。即ち、S5では揺動ギヤ18に設けられた
センサ板19がカッタセンサ20により検出されたかど
うかが判断され、CPU70はカッタセンサ20がセン
サ板19を検出してONされるまでカッタセンサ20を
スキャンする。
【0044】S5において、カッタセンサ20がONし
たと判断されると、S6で一定の時間T2の間DCモー
タ61に逆転駆動信号L、Hが出力される。これにより
前記慣性力は打ち消され、この結果カッタ駆動機構55
は常に一定の駆動開始位置で停止される。
【0045】このように、DCモータ61に印加される
駆動電圧を検出し、検出された駆動電圧の大小に従って
DCモータ61の正転時間を制御しているので、前記し
た慣性力は駆動電圧の大小に拘らずほぼ一定となり前記
逆転時間T2を一定にすることができる。また、駆動電
圧検出回路78によって検出された駆動電圧が低い場合
でも常に一定の切断力によりテープTを切断することが
できる。
【0046】次に、本発明の他の実施例として、カッタ
機構55により切断される被切断材の種類を検出し、被
切断材の種類に応じてDCモータ61の駆動時間を制御
するようにしたテープ印字装置について図11に基づい
て説明する。
【0047】図11はかかるテープ印字装置のカッタ制
御プログラムのフローチャートを示すものであり、図6
に示すフローチャートとはフォトインタラプタ14から
の検出信号に基づいて制御が開始される点で異なるのみ
であり、従って、以下の説明においては図6と異なる制
御部分に焦点を絞って説明する。
【0048】図11において、先ずS7でフォトインタ
ラプタ14から検出信号が出力されたかどうかが判断さ
れる。かかるフォトインタラプタ14は前記したよう
に、テープカセット30に設けられたカセット判別部材
15の足部16による選択的遮断状態に基づき「H」、
「L」信号を組み合わせた信号を出力するものであり、
CPU70はかかる信号をフォトインタラプタ14から
受け取った場合にS8以降の制御を行うものである。
【0049】ここに、フォトインタラプタ14により検
出されるテープカセットの種類としては、図3に示すテ
ープカセット30の他に図9及び図10に示すカセット
が予め用意されている。図9に示すテープカセット80
は剥離紙を有する片面粘着テープ81のテープ面にサー
マルインクリボン34を介してサーマルヘッド11によ
り印字を行ってテープTを作成するものであり、図3の
テープカセット30とは異なりフィルムテープは存在し
ない。
【0050】また、図10に示すテープカセット82は
表面に特殊な加工処理を行ったレタリングテープ83の
テープ表面にサーマルインクリボン34を介してサーマ
ルヘッド11により印字を行ってテープTを作成するも
のであり、図3や図10に示したテープカセット30、
80とは異なり粘着テープ36、81は存在しない。か
かるレタリング用のテープTは文字等の印字された面と
は逆の面を媒体に重ねて擦ることにより媒体上に文字等
を転写するものである。
【0051】更に、フォトインタラプタ14は前記カセ
ットの種類(テープTの種類)とともに各テープTのテ
ープ幅の種類をも、前記した信号の組合せにより検出す
ることができる。即ち、図8に示すテーブルから理解さ
れるように、前記3種類の各テープTはそれぞれ3種類
のテープ幅(9mm、12mm、24mm)を有してい
る。これらカセット及び作成されるテープTの種類が各
フォトインタラプタ14からの信号の組合せよりなる信
号に基づいてCPU70により判別されるものである。
【0052】図11のフローチャートに戻って説明を続
けると、S7でCPU70がフォトインタラプタ14か
ら検出信号を受け取った場合、この検出信号に基づいて
S8においてルックアップテーブルから図8のテーブル
を読み出しDCモータ61を正転させる時間T1をセッ
トする。ここに、図8のテーブルでは、テープTの厚さ
が大きくなる程、また、テープ幅が大きくなる程切断抵
抗が大きくなるので、DCモータ61の慣性力が小さく
なることよりDCモータ61の正転時間T1を長く設定
している。
【0053】一方、これとは逆にテープTの厚さやテー
プ幅が小さくなると切断抵抗は小さくなり、DCモータ
61の慣性力は大きくなるのでDCモータ61の正転時
間T1を短く設定している。
【0054】以下、S9からS12の制御は図6で説明
した制御と同じであるので、その説明を省略する。
【0055】尚、このようにテープカセットの種類(作
成されるテープTの種類)及びテープTのテープ幅を検
出し、検出されたテープTの種類とテープ幅に従ってD
Cモータ61の正転時間を制御しているので、前記した
慣性力はテープTの種類やテープ幅が相違してもほぼ一
定となりS12におけるDCモータ61の逆転時間T2
を一定にすることができる。
【0056】以上詳細に説明した通り本実施例のテープ
印字装置では、電源からDCモータ61に印加される駆
動電圧が変動した場合やカッタ機構55により切断され
る被切断材が変わった場合でもDCモータ61の正転駆
動時間T1を、それに応じて変動させるように制御して
いるので、DCモータ61に発生する慣性力を常に一定
に制御することができる。これにより、DCモータ61
に一定の逆転時間T2の間逆転させることにより、カッ
タ機構55を常に一定の駆動開始位置から駆動すること
ができる。従って、安定した切断作業を行い得るテープ
印字装置のカッタ駆動装置を提供することができる。
【0057】尚、本実施例では、カッタ駆動装置をテー
プ印字装置に適用した場合について説明したが、かかる
カッタ駆動装置はその他ファクシミリ装置、プリンタ装
置、複写装置等のいずれのカッタ駆動装置にも適用でき
ることは勿論である。
【0058】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、電源からモ
ータに印加される駆動電圧が変動したり、また、カッタ
機構により切断される被切断材が変化した場合でも、カ
ッタ機構が常に一定の駆動開始位置から駆動でき、もっ
て安定した切断動作を可能とするカッタ駆動装置を提供
することができ、その産業上奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープカセット収納部の収納カバーを開けて示
すテープ印字装置の平面図である。
【図2】フォトインタラプタとカセット判別部材との関
係を模式的に示す説明図である。
【図3】カセット収納部にテープカセットを収納した状
態を示す平面図である。
【図4】図3における矢印A方向から見たカッタ機構の
側面図である。
【図5】テープ印字装置の制御系を示すブロック図であ
る。
【図6】カッタ駆動制御プログラムのフローチャートで
ある。
【図7】DCモータに印加される駆動電圧とDCモータ
の正転時間との関係を示すテーブルである。
【図8】テープカセットの種類とDCモータの正転時間
との関係を示すテーブルである。
【図9】他の実施例に使用される片面粘着テープとサー
マルインクリボンとを収蔵してなるテープカセットをテ
ープ印字装置の仮設と収納部に収納した状態を示す平面
図である。
【図10】他の実施例に使用されるレタリングテープと
サーマルインクリボンとを収蔵してなるテープカセット
をテープ印字装置のカセット収納部に収納した状態を示
す平面図である。
【図11】他の実施例のカッタ制御プログラムのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 4 カッタ駆動キー 6 キーボード 8 テープ収納部 11 サーマルヘッド 13 カセットセンサ部 14 フォトインタラプタ 15 カセット判別部材 16 足部 19 センサ板 20 カッタセンサ 30 テープカセット 55 カッタ機構 56 固定刃 57 可動刃 61 DCモータ 70 CPU 71 ROM 72 RAM 76 DCモータ駆動回路 78 駆動電圧検出回路 T テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源により駆動されるモータと、そ
    のモータを介して駆動されることにより被切断材を切断
    するカッタ機構とを有するカッタ駆動装置において、 前記電源から前記モータに印加される駆動電圧を検出す
    る駆動電圧検出手段と、 前記駆動電圧検出手段により検出された駆動電圧に従っ
    て、前記電源による前記モータの駆動時間を制御する制
    御手段とを備え、 前記カッタ機構が一定の駆動開始位置から駆動されるよ
    うにしたことを特徴とするカッタ駆動装置。
  2. 【請求項2】 電源により駆動されるモータと、そ
    のモータを介して駆動されることにより複数種類の被切
    断材を切断するカッタ機構とを有するカッタ駆動装置に
    おいて、 前記被切断材の種類を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された被切断材の種類に応じて
    前記電源による前記モータの駆動時間を制御する制御手
    段とを備え、 前記カッタ機構が一定の駆動開始位置から駆動されるよ
    うにしたことを特徴とするカッタ駆動装置。
JP21786091A 1991-08-02 1991-08-02 カツタ駆動装置 Pending JPH0538700A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008080448A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Casio Comput Co Ltd 切断装置
JP2008080449A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Casio Comput Co Ltd 切断装置
CN103241013A (zh) * 2012-02-01 2013-08-14 精工爱普生株式会社 驱动装置、具有驱动装置的印刷装置及驱动装置控制方法

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