JPH068194A - カッタ駆動装置 - Google Patents

カッタ駆動装置

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JPH068194A
JPH068194A JP21786191A JP21786191A JPH068194A JP H068194 A JPH068194 A JP H068194A JP 21786191 A JP21786191 A JP 21786191A JP 21786191 A JP21786191 A JP 21786191A JP H068194 A JPH068194 A JP H068194A
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JP
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tape
cut
motor
cutter
cassette
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JP21786191A
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English (en)
Inventor
Yasunori Kitazawa
康憲 北沢
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被切断材の種類に応じた適切な切断力をもっ
て被切断材の切断を可能とするカッタ駆動装置を提供す
ること。 【構成】 CPU70にはテープカセット30の種類及
びテープ幅を検出するフォトインタラプタ14が接続さ
れ、このCPU70に接続されたROM71には、テー
プカセットの種類及びテープ幅とDCモータ61の駆動
電圧との関係及びテープカセットの種類及びテープ幅と
DCモータ61の駆動時間との関係をテーブル化したル
ックアップテーブルが記憶されている。そして、テープ
T切断時に前記テーブルから決定された駆動電圧及び駆
動時間にてDCモータ61が駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータを介して駆動され
るカッタ機構を有するカッタ駆動装置に関し、特に、カ
ッタ機構により切断される被切断材の種類が種々変化し
た場合でもその被切断材の種類に応じた適切な切断力を
もって切断可能なカッタ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、モータによりカッタ機構を駆動す
るカッタ駆動装置が種々提案されている。かかるカッタ
駆動装置はモータを介してカッタ機構を駆動するもので
あるが、カッタ機構により切断すべき被切断材の種類が
変化する場合においても、同じ制御方法によってカッタ
機構を駆動しており、かかる変動要因を補償して安定し
たカッタ機構の駆動を行うような制御は特に行われてい
なかった。
【0003】また、カッタ機構により切断されるべきあ
らゆる被切断材を想定し、いずれの被切断材であっても
切断できるように常に大きな切断力を備えるべく、高ト
ルクモータを使用したり高電圧でカッタ機構のモータを
駆動させるカッタ駆動装置も存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のカッタ駆動装置のうち前者の装置は、被切断材が変
化するとこれに伴いカッタ機構にかかる切断負荷が変化
するので、カッタ機構を常に安定して駆動することがで
きず場合によっては被切断材を切断できないという問題
があった。
【0005】また、後者のカッタ駆動装置では、高トル
クモータを使用したり高電圧電源を使用しているので被
切断材を切断できないことはないが、被切断材によって
はあまり切断力を必要としない場合でも不必要にモータ
により切断エネルギを消費してしまい、高トルクモータ
や高電源電圧を必要とすることによるコストアップに加
えて装置のランニングコストをもアップしてしまうとい
う問題があった。
【0006】本発明は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、カッタ機構により切断され
る被切断材が変化した場合でも、その被切断材の種類に
応じた適切な切断力をもって被切断材の切断を可能と
し、もって低コストで安定した切断動作を可能とするカ
ッタ駆動装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこの目的を達成
するためになされたものであり、電源により駆動される
モータと、そのモータを介して駆動されることにより複
数種類の被切断材を切断するカッタ機構とを有するカッ
タ駆動装置において、前記被切断材の種類を検出する検
出手段と、前記検出手段により検出された被切断材の種
類に応じて前記電源から前記モータに印加される駆動電
圧を制御する駆動電圧制御手段とを備え、前記カッタ機
構が被切断材の種類に応じた駆動力をもって駆動される
ようにした構成とされる。
【0008】
【作用】前記構成を有する本発明では、検出手段により
被切断材の種類を検出し、その検出された被切断材の種
類に対応する検出出力に基づいて電源からモータに印加
される駆動電圧をセットする。そして、そのセットされ
た駆動電圧をもってモータを駆動し、カッタ機構に被切
断材の種類に対応した切断力を付与することにより被切
断材を切断する。
【0009】
【実施例】以下、本発明をテープ印字装置に具体化した
実施例に基づいて詳細に説明する。図1はテープカセッ
ト収納部の収納カバーを開けて示すテープ印字装置の平
面図である。図1において、テープ印字装置1には文字
等を入力するための文字入力キー2、及び印字キー3、
カッタ駆動キー4、テープ送りキー5等の各種のファン
クションキーが設けられたキーボード6、キーボード6
から入力された文字等を表示する液晶ディスプレイ7及
び後述するテープカセット30を収納するカセット収納
部8が配設されている。
【0010】また、カセット収納部8には、後述するパ
ルスモータ75により回転駆動され、テープカセット3
0のリボン巻取スプール38を回動してサーマルインク
リボン34を巻取るリボン巻取軸9が立設されており、
又、その斜め前方(キーボード6側)には、パルスモー
タ75から適宜の伝達機構を介して回転駆動され、後述
するテープ送りローラ43を回動するためのテープ送り
ローラ軸10が立設されている。更に、カセット収納部
8の前方には、サーマルインクリボン34を介して後述
するフィルムテープ32上に印字を行うサーマルヘッド
11が固設されている。
【0011】更に、カセット収納部8の後方には、それ
ぞれ異なる種類及び個数のテープが内蔵されたテープカ
セット30の種類を検出するカセットセンサ部13が設
けられている。かかるカセットセンサ部13は図2に模
式的に示すように、4個のフォトインタラプタ14を整
列させてなり、テープカセット30をカセット収納部8
に収納したとき、テープカセット30の裏面に取着され
たカセット判別部材15に形成されている足部16がこ
れらのフォトインタラプタ14に挿嵌され、フォトイン
タラプタ14を選択的に遮断する。
【0012】ここに、カセット収納部8に収納されたテ
ープカセット30の種類は、カセット判別部材15の足
部16の選択的組合せに基づいて、各フォトインタラプ
タ14が選択的に遮断されることから発せられる「H」
信号と「L」信号との組合せにより決定される。
【0013】尚、かかるカセット収納部8は、テープ印
字装置1の後方に回動可能に枢支された収納カバー12
により開閉され、開状態でテープカセット30の交換等
が行われる。
【0014】次に、テープカセット30の構成について
図3を参照して説明する。図3はカセット収納部8にテ
ープカセット30を収納した状態を示す平面図(テープ
カセット30は上ケースを除いて示す)である。
【0015】この図において、下ケース31内には透明
なフィルムテープ32が巻回されたテープスプール3
3、サーマルインクリボン34が巻回されたリボンスプ
ール35、剥離紙付き両面粘着テープ36が剥離紙側を
外側にして巻回された粘着テープスプール37が配設さ
れており、これら各スプール33、35、37は図示し
ない上ケースの下面に設けられた支持部との協働により
回転可能に支持されている。
【0016】また、各スプール33、35、37の間に
リボン巻取スプール38が同様に回転可能に支持されて
おり、かかるリボン巻取スプール38は上記したリボン
巻取軸9に噛合されリボン巻取軸9の駆動により印字で
使用されたサーマルインクリボン34を巻取る。
【0017】更に、前記したサーマルヘッド11は下ケ
ース31に設けられた凹部39に配置され、このサーマ
ルヘッド11には後述するローラホルダHに回転可能に
支持されたプラテンローラ40が圧接状態で対向配置さ
れている。かかるサーマルヘッド11は多数の発熱素子
を有しており、サーマルインクリボン34を介してフィ
ルムテープ32に文字等の印字を行うものである。
【0018】また、下ケース31のテープ排出部41
(図3中左下側)の近傍にテープ圧接ローラ42が回転
可能に支持され、このテープ圧接ローラ42には後述す
るローラホルダHに回転可能に支持されたテープ送りロ
ーラ43が圧接状態で対向配置されている。
【0019】カセット収納部8において、テープカセッ
ト30の前方(図3中下側)には、ローラホルダHが支
持軸44により回動可能に枢支され、このローラホルダ
Hは図示しない手動の切換機構により印字位置とリリー
ス位置とに切換可能とされている(図3は印字位置に切
り換えられた状態を示す)。
【0020】かかるローラホルダHには、図3に示すよ
うに前記したプラテンローラ40及びテープ送りローラ
43がそれぞれ回転可能、且つ、サーマルヘッド11及
び圧接ローラ42に対し圧接されるように配設されてい
る。
【0021】即ち、プラテンローラ40は、ホルダ部材
45上に立設された回転軸46を中心として回転可能に
支持され、また、ホルダ部材45はこれとローラホルダ
Hの後壁Rとの間に介挿された弾性ばね47によりサー
マルヘッド11に圧接されている。
【0022】また、テープ送りローラ43は、ホルダ部
材48上に立設された回転軸49を中心として回転可能
に支持され、また、ホルダ部材48はこれとローラホル
ダHの後壁Rとの間に介挿された弾性ばね50により圧
接ローラ42に対し圧接されるように配設されている。
尚、テープ送りローラ43は前記したテープ送りローラ
軸10により回転駆動され、同時に、圧接ローラ42は
図示しないギヤ機構でテープ送りローラ43と連動して
回転駆動される。
【0023】更に、プラテンローラ40及びテープ送り
ローラ43の双方に接触するように中間ローラ51がホ
ルダ部材52に回転軸53を介して回転可能に支持され
ており、また、かかるホルダ部材52は前記回転軸46
を中心としてホルダ部材45と同軸的に回動可能とさ
れ、常には、ホルダ部材52の後端部とローラホルダH
との間に介挿された引きばね54の作用により図3中反
時計方向に付勢されている。これにより、中間ローラ5
1はプラテンローラ40及びテープ送りローラ43の双
方に接触されている。
【0024】尚、かかる中間ローラ51はテープ送りロ
ーラ43の回転をプラテンローラ40に伝達する作用を
有し、後述するように作成されたテープTの順方向の送
りに対しては、テープ送りローラ43の回転力が引きば
ね54の付勢力に抗して中間ローラ51をプラテンロー
ラ43から離間させるように働くので、若干の回転伝達
力を発揮するに過ぎないが、テープTの逆方向の送りに
対してはテープ送りローラ43の回転力が引きばね54
の付勢力の方向に中間ローラ51を回転させるので、中
間ローラ51はテープ送りローラ43及びプラテンロー
ラ40の双方の間に食い込みプラテンローラ40に十分
な回転力を伝達することができる。
【0025】尚、圧接ローラ42及びテープ送りローラ
43は、これらが協働してサーマルヘッド11によりサ
ーマリルインクリボン34を介して文字等が印字された
フィルムテープ32に対し両面粘着テープ36の粘着剤
面を圧着し、最終的にテープTを作成するものである。
【0026】また、フィルムテープ32の送り方向に沿
ってサーマルヘッド11の下流側であるテープ排出部4
1の近傍にはカッタ機構が55が配設されている。かか
るカッタ機構55は公知のハサミと同様の構成をしてお
り、収納部8の側壁に固定された固定刃56と同じく収
納部8の側壁に回動軸Pにより回動可能に支持された可
動刃57とからなる。ここで、カッタ機構55の詳細な
構成について図4を参照しつつ説明する。図4は図3に
おける矢印A方向から見たカッタ機構の側面図を示す。
【0027】図4において、図3の下ケース31の後方
左端の下にはDCモータ61が配設され、このDCモー
タ61の駆動軸61Aにピニオン62が固着されてい
る。かかるピニオン62には、アイドルギヤ17が噛合
され、また、アイドルギヤ17に揺動ギヤ18が噛合さ
れている。これらピニオン62、アイドルギヤ17及び
揺動ギヤ18はギヤ連結機構60を構成し、アイドルギ
ヤ17と揺動ギヤ18とは共に収納部8の側壁に回転可
能に支持されている。
【0028】また、揺動ギヤ18には、その回転中心の
近傍に揺動ピン58が固設されるとともに、そのギヤ歯
部の近傍にセンサ板19が設けられている。かかるセン
サ板19は、揺動ギヤ18のギヤ歯部の外方に配置され
たカッタセンサ20によって検出されることにより揺動
ギヤ18の回転位置を検出し、これより可動刃57の駆
動開始位置を制御するものである。
【0029】更に、揺動ピン58は、回動軸Pを支点と
して回動する可動刃57に固着された揺動レバー59の
凹部59Aに挿嵌されており、これよりDCモータ61
の正逆回転に伴いピニオン62、アイドルギヤ17、揺
動ギヤ18が正逆回転され、この結果、揺動ピン58を
介して揺動レバー59が揺動されるので可動刃57が開
閉される。よって可動刃57はその開閉動作に伴い固定
刃56と協働してテープTを切断するものである。
【0030】ここに、フォトインタラプタ14により検
出されるテープカセットの種類としては、図3に示すテ
ープカセット30の他に図5及び図6に示すテープカセ
ットが予め用意されている。図5に示すテープカセット
80は剥離紙を有する片面粘着テープ81のテープ面に
サーマルインクリボン34を介してサーマルヘッド11
により印字を行ってテープTを作成するものであり、図
3のテープカセット30とは異なりフィルムテープ32
は存在しない。
【0031】また、図6に示すテープカセット82は表
面に特殊な加工処理を行ったレタリングテープ83のテ
ープ表面にサーマルインクリボン34を介してサーマル
ヘッド11により印字を行ってテープTを作成するもの
であり、図3や図5に示したテープカセット30、80
とは異なり粘着テープ36、81は存在しない。かかる
レタリング用のテープTは文字等の印字された面を媒体
に重ね、印字面とは逆の面を擦ることにより媒体上に文
字等を転写するものである。
【0032】次に、テープ印字装置の制御系について図
7に基づき説明する。図7はテープ印字装置のブロック
図であり、制御装置(以下、CPUと称する)70を核
として構成されている。図5において、キーボード6が
CPU70に接続されており、CPU70はキーボード
6の文字入力キー2から入力される文字入力信号や印字
キー3、カッタ駆動キー4、テープ送りキー5等のファ
ンクションキーから入力される各種ファンクション入力
信号を判別する。
【0033】また、CPU70にはR0M71が接続さ
れている。このROM71には、サーマルヘッド11に
より印字される文字等を発生するための印字用キャラク
タジェネレータ、液晶ディスプレイ7に表示される文字
等を発生するための表示用キャラクタジェネレータ、後
述するようにカッタ駆動制御制御プログラム、このカッ
タ制御プログラムを実行するために必要な図8に示すテ
ープカセット30、80、82の種類(フォトインタラ
プタ14により検出される)及びテープ幅とDCモータ
61に印加される駆動電圧との関係、及び、図9に示す
テープカセットの種類及びテープ幅とDCモータ61の
駆動時間との関係をテーブル化したルックアップテーブ
ル、その他テープ印字装置の制御上必要な各種のプログ
ラムが記憶されている。
【0034】また、CPU70に接続されたRAM72
は各種データを一時的に記憶させておくものであり、前
記2つのキャラクタジェネレータから読み出された文字
等のデータが印字データ又は表示データに展開されて記
憶される印字バッファ、表示バッファ、その他外字パタ
ーンデータを登録しておくための外字パターンバッファ
等のメモリを備えている。
【0035】更に、CPU70には液晶ディスプレイ駆
動回路73を介して液晶ディスプレイ7が接続され、C
PU70はRAM72の表示バッファに記憶された表示
データに基づいて液晶ディスプレイ駆動回路73を駆動
し、液晶ディスプレイ7に入力された文字等を表示させ
る。また、CPU70はROM71に記憶されたプログ
ラムに基づいてパルスモータ駆動回路74を駆動してパ
ルスモータ75の制御を行い、これによりテープT等の
送り制御を行う。同様に、CPU70はROM71に記
憶されたプログラムに基づいてDCモータ駆動回路76
を駆動することによりDCモータ61の制御を行う。
【0036】更に、CPU70にはサーマルヘッド駆動
回路77を介してサーマルヘッド11が接続されてお
り、CPU70はRAM72の印字バッファに記憶され
た印字データに基づいてサーマルヘッド駆動回路77を
駆動し、サーマルヘッド11によりフィルムテープ32
上に文字等の印字を行う。
【0037】更に、CPU70には、カッタセンサ20
が接続され、CPU70はかかるカッタセンサ20から
の検出信号に基づきDCモータ駆動回路77を介してD
Cモータ61を常に一定の駆動開始位置から駆動するも
のである。
【0038】また、CPU70には、フォトインタラプ
タ14が接続されており、CPU70はかかるフォトイ
ンタラプタ14からの検出信号に基づいてカセット収納
部8に収納されているテープカセット30、80、82
の種類を判別し、DCモータ駆動回路76を介してDC
モータ61を駆動するとともにサーマルヘッド11に対
する印字エネルギを制御する。
【0039】続いて、図10に基づいて本実施例のテー
プ印字装置におけるカッタ駆動制御について説明する。
図10はこのカッタ駆動制御プログラムのフローチャー
トを示すものであり、先ずS1でフォトインタラプタ1
4から検出信号が出力されたかどうかが判断される。か
かるフォトインタラプタ14は前記したように、テープ
カセット30、80、82に設けられたカセット判別部
材15の足部16による選択的遮断状態に基づき
「H」、「L」信号を組み合わせた信号を出力するもの
であり、CPU70はかかる信号をフォトインタラプタ
14から受け取った場合にS2以降の制御を行うもので
ある。
【0040】更に、フォトインタラプタ14は前記カセ
ットの種類(テープTの種類)とともに各テープTのテ
ープ幅の種類をも、前記した信号の組合せにより検出す
ることができる。即ち、図8及び図9に示すテーブルか
ら理解されるように、前記3種類の各テープTはそれぞ
れ3種類のテープ幅(9mm、12mm、24mm)を
有している。これらカセット及び作成されるテープTの
種類が各フォトインタラプタ14からの信号の組合せよ
りなる信号に基づいてCPU70により判別されるもの
である。
【0041】図11のフローチャートに戻って説明を続
けると、S1でCPU70がフォトインタラプタ14か
ら検出信号を受け取った場合、この検出信号に基づいて
S2においてルックアップテーブルから図8のテーブル
を読み出しDCモータ61に印加されるべき駆動電圧
(ボルト:V)をセットする。
【0042】ここに、図8のテーブルにおいて、テープ
Tの厚さが小さくなる程、又、テープTの幅が小さくな
る程切断抵抗は小さくなるので(例えば、6mm幅のレ
タリングテープが最も切断抵抗が小さい)切断力を小さ
くでき、これよりテープTの厚さ及び幅が小さくなるに
従ってDCモータ61に印加する駆動電圧を小さくする
ことができる。これに対し、テープTの厚さ又は幅が大
きくなる程切断抵抗が大きくなるので(例えば、24m
m幅の両面テープが最も切断抵抗が大きい)切断力を大
きくする必要があり、これよりテープTの厚さ及び幅が
増大するに従ってDCモータ61に印加される駆動電圧
を大きく設定している。
【0043】S2の終了後、S3ではS2で設定された
駆動電圧に基づきDCモータ61を正転させる時間T1
をセットする。ここに、図9のテーブルでは、テープT
の厚さが大きくなる程、また、テープ幅が大きくなる程
切断抵抗が大きくなるので、DCモータ61の慣性力が
小さくなることよりDCモータ61の正転時間T1を長
く設定している。一方、これとは逆にテープTの厚さや
テープ幅が小さくなると切断抵抗は小さくなり、DCモ
ータ61の慣性力は大きくなるのでDCモータ61の正
転時間T1を短く設定している。
【0044】次に、S4においてS3でセットされた正
転時間T1の間DCモータ61にH、L信号を出力し、
DCモータ61を正転駆動する。正転時間T1の経過
後、S5にてDCモータ61への駆動信号をH、Hに切
換える。この時点でDCモータ61はフリー回転してお
り、従って、揺動ギヤ18は慣性力によって回転してい
る。この状態はS6でカッタセンサ20がONするまで
続けられる。即ち、S6では揺動ギヤ18に設けられた
センサ板19がカッタセンサ20により検出されたかど
うかが判断され、CPU70はカッタセンサ20がセン
サ板19を検出してONされるまでカッタセンサ20を
スキャンする。
【0045】S6において、カッタセンサ20がONし
たと判断されると、S7で一定の時間T2の間DCモー
タ61に逆転駆動信号L、Hが出力される。これにより
前記慣性力は打ち消され、この結果カッタ駆動機構55
は常に一定の駆動開始位置で停止される。
【0046】このように、テープカセットの種類(作成
されるテープTの種類)及びテープTのテープ幅を検出
し、検出されたテープTの種類とテープ幅に従ってDC
モータ61の正転時間を制御しているので、前記した慣
性力はテープTの種類やテープ幅が相違してもほぼ一定
となりS12におけるDCモータ61の逆転時間T2を
一定にすることができる。
【0047】以上詳細に説明した通り本実施例のテープ
印字装置では、カッタ機構55により切断されるテープ
Tの種類が変わった場合でも、そのテープTの種類に応
じてDCモータ61の駆動電圧を変えて制御するように
しているので、テープTの種類によって切断できなくな
ることを確実に回避しつつテープTの種類に対応して適
切な切断力をもってテープTを切断することができる。
これにより、従来のカッタ駆動装置のように、高トルク
モータや高電源電圧は不要とすることができ、装置自体
のコストや装置のランニングコストを低く抑えることが
できる。
【0048】また、テープTの種類に応じてセットされ
た駆動電圧に基づいてDCモータ61の正転駆動時間T
1を制御しているので、DCモータ61に発生する慣性
力を常に一定に制御することができる。これにより、D
Cモータ61に一定の逆転時間T2の間逆転させること
により、カッタ機構55を常に一定の駆動開始位置から
駆動することができる。従って、安定した切断作業を行
い得るテープ印字装置のカッタ駆動装置を提供すること
ができる。
【0049】尚、本実施例では、カッタ駆動装置をテー
プ印字装置に適用した場合について説明したが、かかる
カッタ駆動装置はその他ファクシミリ装置、プリンタ装
置、複写装置等のいずれのカッタ駆動装置にも適用でき
ることは勿論である。
【0050】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、カッタ機構
により切断される被切断材が変化した場合でも、その被
切断材の種類に応じた切断力をもって被切断材の切断を
可能とし、もって低コストで安定した切断動作を可能と
するカッタ駆動装置を提供することができ、その産業上
奏する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープカセット収納部の収納カバーを開けて示
すテープ印字装置の平面図である。
【図2】フォトインタラプタとカセット判別部材との関
係を模式的に示す説明図である。
【図3】カセット収納部にテープカセットを収納した状
態を示す平面図である。
【図4】図3における矢印A方向から見たカッタ機構の
側面図である。
【図5】片面粘着テープとサーマルインクリボンとを収
蔵してなるテープカセットをテープ印字装置の仮設と収
納部に収納した状態を示す平面図である。
【図6】レタリングテープとサーマルインクリボンとを
収蔵してなるテープカセットをテープ印字装置のカセッ
ト収納部に収納した状態を示す平面図である。
【図7】テープ印字装置の制御系を示すブロック図であ
る。
【図8】テープカセットの種類とDCモータの駆動電圧
との関係を示すテーブルである。
【図9】テープカセットの種類とDCモータの正転時間
との関係を示すテーブルである。
【図10】カッタ駆動制御プログラムのフローチャート
である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 4 カッタ駆動キー 6 キーボード 8 テープ収納部 11 サーマルヘッド 13 カセットセンサ部 14 フォトインタラプタ 15 カセット判別部材 16 足部 19 センサ板 20 カッタセンサ 30、80、82 テープカセット 55 カッタ機構 56 固定刃 57 可動刃 61 DCモータ 70 CPU 71 ROM 72 RAM 76 DCモータ駆動回路 T テープ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月30日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】図10のフローチャートに戻って説明を続
けると、S1でCPU70がフォトインタラプタ14か
ら検出信号を受け取った場合、この検出信号に基づいて
S2においてルックアップテーブルから図8のテーブル
を読み出しDCモータ61に印加されるべき駆動電圧
(ボルト:V)をセットする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】片面粘着テープとサーマルインクリボンとを収
蔵してなるテープカセットをテープ印字装置のカセット
収納部に収納した状態を示す平面図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図8】
【図9】
【図5】
【図6】
【図7】
【図10】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源により駆動されるモータと、そ
    のモータを介して駆動されることにより複数種類の被切
    断材を切断するカッタ機構とを有するカッタ駆動装置に
    おいて、 前記被切断材の種類を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された被切断材の種類に応じて
    前記電源から前記モータに印加される駆動電圧を制御す
    る駆動電圧制御手段とを備え、 前記カッタ機構が被切断材の種類に応じた駆動力をもっ
    て駆動されるようにしたことを特徴とするカッタ駆動装
    置。
JP21786191A 1991-08-02 1991-08-02 カッタ駆動装置 Pending JPH068194A (ja)

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