JPH10173362A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH10173362A
JPH10173362A JP33399896A JP33399896A JPH10173362A JP H10173362 A JPH10173362 A JP H10173362A JP 33399896 A JP33399896 A JP 33399896A JP 33399896 A JP33399896 A JP 33399896A JP H10173362 A JPH10173362 A JP H10173362A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光表示部及び使用頻度の高い操作キーを備
えた扉が扉下部をパネル前方側に迫り出しながら下方へ
開放動作し、使用頻度の低い操作キーが扉の閉止動作に
よって隠蔽されるようにした開閉扉を有する電子機器を
得る。 【解決手段】 前面パネル2に蛍光表示部5及び使用頻
度の高い操作キー6を有する開閉扉3を備え、開閉扉3
は垂直ガイド孔19に沿って移動する第1の支点軸16
と、傾斜カム溝20に沿って移動する第2の支点軸18
によって扉下部がパネル前方側に迫り出しながら下方へ
開放動作し、開閉扉3の開放位置では当該扉と共に蛍光
表示部がやや上向き角度に傾斜するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、デジタル
・ビデオ・ディスク装置(以下、DVD装置という)等
の再生装置に使用して好適な電子機器に関し、特に前面
パネルに電動式に開閉動作するようにした扉機構に係わ
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種、DVD装置等の電子機器
においてオープン/クローズ・キーを操作することによ
って前面パネルからディスクが収容されるトレーが出し
入れされるようにした機構が提案されている。このた
め、前面パネルには種々の操作キーや蛍光表示部が配置
され、電子機器の操作は操作キーあるいはリモコン装置
によって行われる。
【0003】一方、別の電子機器において、オープン/
クローズ・キーを操作することによって扉が前面パネル
に対して下方へ垂直に開放し、この動作に連動してトレ
ーが引き出されるようにした機構が提案されている。こ
の場合も電子機器の操作は扉以外の前面パネルに配置し
た操作キーやリモコン装置によって行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した前
者の電子機器では、通常頻繁に操作される操作キーと、
それ以外の操作キーとが前面パネルに配置されているた
め、操作が煩雑化し、誤操作の原因となる。
【0005】また、後者の電子機器では、扉は引っ張り
ばねにより閉止方向(上方)へ付勢されているので、扉
の自重が大きくなるとその分引っ張りばねも大きなばね
力が必要となり、この結果、扉の開放に大きな駆動力が
必要となることとなる。
【0006】さらに、後者の電子機器では、扉の駆動は
シャーシ側に設けたアームで扉の中央部を駆動している
ため、組み込み状態では駆動部分が内部に隠れた状態と
なり、保守,点検や製造時に手動で動作させることが困
難であった。
【0007】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、蛍光表示部及び使用頻度の高い
操作キーを備えた扉が扉下部をパネル前方側に迫り出し
ながら下方へ開放動作し、使用頻度の低い操作キーが扉
の閉止動作によって隠蔽されるようにした開閉扉を有す
る電子機器を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による電子機器は、電子機器本体の前面パネ
ルに表示部を有する開閉扉を備え、開閉扉は駆動機構に
より扉下部がパネル前方側に迫り出しながら下方へ開放
動作し、開閉扉の開放位置では当該扉と共に表示部がや
や上向き傾斜状態にするようにしたものである。
【0009】このように構成したことで、開閉扉の開放
状態において表示部がユーザーの視認し易い角度とな
り、操作性の向上と共に前面パネルのデザイン性を高め
ることができる。
【0010】また、開閉扉の開閉動作は扉上端部に備え
た第1の支点軸が垂直なガイド軸受けに沿って移動する
動作と、第1の支点軸の下方に備えた第2の支点軸が傾
斜状のガイド軸受けに沿って移動する動作とによって行
えるようにした。これによって、扉下部がパネル前方側
に迫り出しながら下方へ開放する動作を簡単な構成で確
実に行うことができる。
【0011】また、開閉扉が閉止位置及び開放位置にお
いてロックされるロック機構を備るようにした。これに
よって、閉止状態及び開放状態の開閉扉を無理に開く方
向あるいは閉じる方向に外力を加えても動くことはな
い。
【0012】また、開閉扉が閉止位置及び開放位置にお
いてそれぞれの方向にばね付勢するリミッタ機構を備え
るようにした。これによって、閉止状態及び開放状態の
開閉扉のガタ付きを回避することができる。
【0013】また、開閉扉に扉自重と釣り合うばね部材
を備えた。これによって、開閉動作する開閉扉の自重と
ばね部材のばね力とが常に釣り合い、小さな駆動力で扉
の開閉動作を行うことができる。
【0014】また、開閉扉に使用頻度の高い操作キーを
備え、使用頻度の低い操作キーが開閉扉の閉止によって
隠蔽されるようにした。これによって、開閉扉の閉止状
態では使用頻度の高い操作キーのみが外観上存在するだ
けであるため、操作が煩雑になることもなく誤操作を防
止することができる。
【0015】また、第1の支点軸の固定手段として、支
点軸の圧入軸部にバリ状の突起を形成し、圧入軸部を扉
上部に形成した圧入溝内壁に食い込ませて圧入固定する
ようにした。これによって、扉側の圧入溝に成形上の寸
法交差が発生するような場合であっても支点軸を作業性
よく確実に取り付けることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電子機器をD
VD装置の開閉扉に適用した実施例を例にとって図面を
参照して説明する。
【0017】図1はDVD装置の全体の外観斜視図であ
る。符号1が装置本体部、2が前面パネルであり、前面
パネル2にはほぼ全幅に亘って開閉扉3が配置されてい
る。図1では開閉扉3は開放状態を示し、開放扉3の開
放動作に連動してDVD又はCD等のディスクが収容さ
れる仮想線で示したトレー4が前面パネル2の一側部か
ら電動式に引き出されるようになっている。
【0018】開閉扉3には蛍光表示部5及びDVD装置
の操作上、使用頻度の高い操作キー6が配置されてい
る。この操作キー6は一例としてオン状態においてキー
自体が発光する方式である。また、符号7は前面パネル
2に配置され開閉扉3の開閉動作に連動してトレー4を
出し入れ操作するためのオープン/クローズ・キー、8
はトレー4が収納された状態で開閉扉3のみをオープン
/クローズさせるスイッチ、9は電源キーである。尚、
開閉扉3の内面側の前面パネルには使用頻度の低い操作
キー群10が配置され、開閉扉3の開放状態において操
作可能であるが、開閉扉3の閉止状態においては隠蔽さ
れるようになっている。
【0019】さて、上述した開閉扉3は扉駆動機構によ
って特殊な開放軌跡動作が行われる。すなわち、開閉扉
3は前面パネル2に対して扉下部がパネル前方側へ迫り
出しながら下方へ開放動作し、開閉扉3の開放完了位置
では当該扉と共に蛍光表示部5がやや上向き傾斜状態に
なるようにされている。
【0020】図2に開閉扉3が構成される扉機構11の
構成部材を分離した状態の斜視図を示す。扉機構11は
上述した前面パネル2及び開閉扉3とパネル本体部12
から構成されている。
【0021】前面パネル2はアルミ等の金属材の射出成
形材から構成され、開閉扉3の前面側に配置され、中央
部に開閉扉3が対応する開口部13を有する。開閉扉3
はアルミ等の金属材の押出成形材から構成され、その裏
面に蛍光表示部5や操作キー6の配線基板(図示せず)
が組付けられている。また、パネル本体部12は開閉扉
3の後方側に配置され、このパネル本体部12に左右一
対のブロック部材14,15を介して開閉扉3が支承さ
れる。尚、両ブロック部材14,15はそれぞれの上下
両端の支持部14a,14b及び15a,15bがパネ
ル本体部12のそれぞれの取付部12a,12bにねじ
固定される。
【0022】一方、開閉扉3の上端部には左右両側面に
突出するようにして第1の支点軸16,16が取り付け
られている。この第1の支点軸16の取り付け構造につ
いては後述する。
【0023】この第1の支点軸16,16の下方にアー
ム部材17(図3参照)を介して第2の支点軸18,1
8(図2では一方のみが見えている)が当該支点軸16
と並行に支持されている。
【0024】第1及び第2の支点軸16,18は図3に
拡大して示した一方のブロック部材14について説明す
ると、第1の支点軸16はブロック部材14に形成した
垂直ガイド孔19に挿入され、第2の支点軸18は同じ
くブロック部材14に形成した傾斜カム溝20に係合さ
れる。さらに詳しく説明すると、ブロック部材14内に
はスライダー21が組み込まれる。スライダー21はそ
の上部に延出した受け部22が垂直ガイド孔19に沿っ
て上下に移動可能にされ、引っ張りコイルばね23によ
り引き上げ方向にばね付勢される。そして、スライダー
21の受け部22上に第1の支点軸16が乗架する。
【0025】次に、開閉扉3の駆動機構を図3に示した
分離状態の斜視図及び図4に示した組み立て状態を参照
して説明する。
【0026】ブロック部材14から一体化されて延びる
フレーム14cに形成した軸受部24には全周にギアを
有する駆動ギア25が軸ピン26によって回転可能に支
持されている。この駆動ギア25は前面側にほぼ180
°の位相で一体成形された2つの同心円状のカム面27
a,27bと、両カム面27a,27bの間に位置する
前面側に一体成形された扇形ギア28とを有する。
【0027】一方、ブロック部材14の軸受部29には
連動軸30の端部に備えた受け軸31が支持される。こ
の受け軸31は連動軸30の両端部に備え、図2に示し
たブロック部材15の軸受部29にも支持される。そし
て、両連動軸30,30の端部に備えた二股状の駆動ア
ーム30a,30aを上述した第2の支点軸18,18
に係合させている。尚、軸受部29は半円状の軸受け形
状であり、この軸受部29に連動軸30の受け軸31を
側方から挿入したあと、開口部を図示しない軸受け板で
押さえるようにされる。
【0028】さて、一方の受け軸31の軸端31aには
連動ギア32が回動可能に支持され、軸ピン33により
抜け止めされる。連動ギア32は部分ギアからなり、こ
のギア部32と隣接する円周部には上述した駆動ギア2
5のカム面27a,27bと係合し合う湾曲凹面34
a,34bが形成されている。ギア部32と対向する周
面は凹面35に形成されている。
【0029】また、連動ギア32内にはリミッタばね3
6が挿入されている。このリミッタばね36のばね端部
36a,36bは凹面35側に突出させ、両ばね端部3
6a,36bで上述した受け軸31から凹面35上に延
出した作動片37を挟み付けるようにしている。つま
り、連動ギア32はリミッタばね36を介在して受け軸
31と一体に回転するようになっている。
【0030】符号38が駆動ギア25を駆動するための
モータ機構であり、モータ39と減速ギア群40、4
1、42がシャーシ43に支持されている。そして、減
速ギア42の出力ギア42aが駆動ギア25に噛み合わ
される。また、減速ギア42の中心軸端44がブロック
部材14に形成した軸受部45に緩衝ゴム材46を介し
て軸受けされる。モータ機構38のシャーシ43はパネ
ル本体部12(図2参照)に緩衝ゴム材47を介してね
じ固定される。
【0031】尚、符号48はブロック部材14に支持さ
れたセンサー基板であり、この基板48に取り付けられ
たセンサー49,50により駆動ギア25の回転位置を
検出するようにしている。
【0032】次に、図4〜図8を参照して開閉扉3の開
閉動作について説明する。図4は開閉扉3が閉止してい
る動作位置である。この状態では駆動ギア25の一方の
カム面27aに連動ギア32の湾曲凹面34aが面係合
されていることで、連動ギア32が回転不能にロックさ
れている状態となる。また、同時に駆動ギア25が反時
計回り方向への回動付勢力が生じているので、連動ギア
32はカム面27aによって時計回り方向へ所定角度範
囲回動付勢されていることで、リミッタばね36がスト
ロークS分、ばね力が発生する方向へ押し開かれる。こ
れによって、開閉扉3は閉止位置で固定されるロック動
作機能と共に、リミッタばね36のばね力により扉閉止
方向へ付勢されているリミッタ動作機能とが生じてい
る。すなわち、開閉扉3の閉止状態においては、扉を無
理に開放しようとする外力を加えてもロック動作機能に
よって動くことはなく、またリミッタ動作機能によって
閉止状態の開閉扉3がガタ付くことなく保持される。
【0033】かくして、図示しないモータ機構38によ
って駆動ギア25が時計回り方向へ回動されると、ま
ず、駆動ギア25のカム面27aによる連動ギア32の
回動付勢力が開放され、図5に示すようにリミッタばね
36のばね力が解除され開閉扉3の閉止方向への付勢力
が解放される。さらに、駆動ギア25が時計回り方向へ
回動されることで、扇形ギア28が連動ギア32のギア
部分に噛み合い、連動ギア32が反時計回り方向へ回動
し始める。この連動ギア32の回動に連動してリミッタ
ばね36を介して駆動アーム30aが回動し開閉扉3の
第2の支点軸18が移動動作される。この第2の支点軸
18は傾斜カム溝20に沿って移動されるため、図6に
示すように開閉扉3はまず、第1の支点軸16を中心と
して扉下部側が前面パネル2の前方側に迫り出す。この
際、開閉扉3はその左右両側部に設けた2つの第2の支
点軸18が連動軸30の2つの連動アーム30a,30
aによって同位相で回動されるようにしているため、開
閉扉3の幅長さが長い場合であっても円滑に開放動作さ
せることができる。
【0034】さらに、連動ギア32の回転により第2の
支点軸18が傾斜カム溝20に沿って下方へ移動し始め
る動作に連動して第1の支点軸16が垂直ガイド孔19
に沿って引っ張りコイルばね23のばね力に抗してスラ
イダー21を押し下げながら移動し、これによって、図
7に示すように開閉扉3は下方へ開放する。すなわち、
開閉扉3の一連の開放動作は扉下部側が前方側へ迫り出
した姿勢を保持しながら扉全体が下方へ移動する動作が
行なわれる。そして、開放完了位置では扉と共に蛍光表
示部がやや上向き傾斜状態となる。このことによって、
開閉扉3の蛍光表示部5がユーザーの視認し易い角度と
なり操作性を向上することができる。
【0035】また、開閉扉3の開放状態では引っ張りコ
イルばね23にばね力が生じた状態となり、当該ばね2
3に生じるばね力と開閉扉3の自重とが釣り合うように
ばね係数を設定している。このように構成することで開
閉扉3の開放動作を小さな駆動力で行うことができるの
で、モータ39は小型のもので済む。
【0036】開閉扉3の開放が完了された図7の動作状
態では駆動ギア25の扇形ギア28は連動ギア32から
外れると同時に、駆動ギア25のカム面27bが連動ギ
ア32の湾曲凹面34bに係合し始める。
【0037】この図7の動作状態から駆動ギア25がさ
らに回動することで、図8に示すようにカム面27bが
連動ギア32の湾曲凹面34bに完全に係合して連動ギ
ア32が回転不能にロックされる状態となる。また、同
時に駆動ギア25が時計回り方向へ回動付勢力が生じ、
連動ギア32はカム面27bによって反時計回り方向へ
所定角度範囲回動付勢されるので、リミッタばね36が
ストロークS分、ばね力が発生する方向へ押し開かれ
る。これによって、開閉扉3は開放位置で固定されるロ
ック動作機能と共に、リミッタばね36のばね力により
扉開放方向へ付勢されているリミッタ動作機能とが生じ
る。すなわち、開閉扉3の開放状態において、扉を無理
に閉止しようとする外力を加えてもロック動作機能によ
って動くことはなく、またリミッタ動作機能によって開
放状態の開閉扉3がガタ付くことなく保持されることに
なる。
【0038】尚、駆動ギア25が図8に示した位置まで
回動した時点で、その回動位置がセンサー49によって
検出されモータ39は停止される。
【0039】開閉扉3の閉止動作については上述した動
作の逆の動作が行われるもので、すなわち、駆動ギア2
5が反時計回り方向に回動することで、まず、リミッタ
ばね36が解除されたあと、開閉扉3が上動して最終的
に図4に示すように閉止されリミッタばね36が機能す
る。この際、開閉扉3はその自重に逆らって上動する
が、引っ張りコイルばね23のばね力が開閉扉3の自重
と釣り合っているので、開閉扉3の閉止動作も小さな駆
動力で済むことになる。
【0040】また、駆動ギア25が図4に示した位置ま
で回動した時点で、その回動位置がセンサー50によっ
て検出されモータ39は停止される。
【0041】このように上述した開閉扉3の開放動作は
扉下部が前面パネル2に対して迫り出しながら下方へ開
放する方式であり、しかも、開閉扉3の開放完了位置に
おいて扉がやや上向き傾斜状態となるため、蛍光表示部
5や操作キー6がユーザーの視認し易い角度となり操作
性を向上することができると共に、開閉扉3の駆動機構
の構成も極めてシンプルとなる。特に、開閉扉3の開閉
動作も小さな駆動力で可能となるため、扉の開放時にお
いて扉とテーブル等の間に指等が挟まれたり、あるいは
扉の閉止時において扉とパネル2の間に指等が挟まれた
りした場合でも怪我等が生じることもなく安全生の高い
扉開閉機構となる。
【0042】また、扉の駆動機構が本体部1内において
露出する位置に配置することができるので、保守,点検
や製造時において駆動機構を手動で操作して開閉扉3の
開閉動作を行うことができる。
【0043】ここで、前述に説明した開閉扉3の第1の
支点軸16の取り付けの詳細を図9及び図10について
説明する。開閉扉3はアルミ等の金属材の押出成形され
たフレームから構成され、このフレームの側端部に蟻溝
状の圧入溝51が形成されている。第1の支点軸16も
アルミ等の金属材から構成され、これと一体にダイキャ
スト成形された軸支持部52に圧入溝51内にほぼ形状
一致して圧入される圧入軸部53が設けられている。そ
して、この圧入軸部53の4つのコーナー部分にバリ状
の短い突起53aが形成されている。
【0044】すなわち、第1の支点軸16の圧入軸部5
3を圧入溝51内に圧入し挿入することで、圧入軸部5
3の突起53aと圧入溝51の内壁との相互で食い込み
合い固く結合させることができる。このような結合構成
を採用することによって、圧入溝51の形状の寸法精度
が異なる場合であっても、二次加工を必要とすることな
く支点軸16を作業性よく取り付けを行うことかでき
る。
【0045】本発明は、上述しかつ図面に示した実施例
に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内
で種々の変形実施が可能である。
【0046】実施例ではDVD装置の開閉扉に適用した
場合について説明したが、その他、CD(コンパクトデ
ィスク)やLD(レーザーディスク)等の再生装置、あ
るいはテープカセットが適用されるVTR装置等の電子
機器の開閉扉に広く適用可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子機器
は、電子機器本体の前面パネルに表示部を有する開閉扉
を備え、開閉扉は駆動機構により扉下部がパネル前方側
に迫り出しながら下方へ開放動作し、開閉扉の開放位置
では当該扉と共に表示部がやや上向き傾斜状態になるよ
うにしたことで、開閉扉の開放状態において表示部がユ
ーザーの視認し易い角度となり、操作性の向上と共に前
面パネルのデザイン性を高めることができる。
【0048】また、開閉扉の開閉動作は扉上端部に備え
た第1の支点軸が垂直なガイド軸受けに沿って移動する
動作と、第1の支点軸の下方に備えた第2の支点軸が傾
斜状のガイド軸受けに沿って移動する動作とによって行
えるようにしたので、扉下部がパネル前方側に迫り出し
ながら下方へ開放する動作をシンプルな構成で確実に行
うことができる。
【0049】また、開閉扉が閉止位置及び開放位置にお
いてロックされるロック機構を備るようにしたので、閉
止状態及び開放状態の開閉扉を無理に開く方向あるいは
閉じる方向に外力を加えても扉の動きを防止することが
できる。
【0050】また、開閉扉が閉止位置及び開放位置にお
いてそれぞれの方向にばね付勢するリミッタ機構を備え
るようにしたので、閉止状態及び開放状態の開閉扉のガ
タ付きを防止し信頼性の高い開閉扉となる。
【0051】また、開閉扉に扉自重と釣り合うばね部材
を備えたことによって、小さな駆動力で扉の開閉動作を
行うことができる。
【0052】また、開閉扉に使用頻度の高い操作キーを
備え、使用頻度の低い操作キーが開閉扉の閉止によって
隠蔽されるようにしたので、開閉扉の閉止状態では使用
頻度の高い操作キーのみが外観上存在するだけであるた
め、操作が煩雑になることもなく誤操作を防止すること
ができる。
【0053】また、第1の支点軸の固定手段として、支
点軸の圧入軸部にバリ状の突起を形成し、圧入軸部を扉
上部に形成した圧入溝内壁に食い込ませて圧入固定する
ようにしたので、扉側の圧入溝に成形上の寸法精度が異
なる場合であっても二次加工を必要とすることなく支点
軸を作業性よく確実に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子機器における前面パネルの扉
開放状態の外観斜視図である。
【図2】同じく扉機構の分離状態の斜視図である。
【図3】開閉扉の駆動機構の分離状態の斜視図である。
【図4】開閉扉の閉止位置の動作図である。
【図5】同じく開閉扉の閉止時におけるリミッタばね開
放状態の動作図である。
【図6】開閉扉の開放始めの動作図である。
【図7】開閉扉の開放時におけるリミッタばね開放状態
の動作図である。
【図8】開閉扉の開放位置の動作図である。
【図9】開閉扉と第1の支点軸との分離状態の斜視図で
ある。
【図10】第1の支点軸の圧入支持状態の側面図であ
る。
【符号の説明】
2 前面パネル、3 開閉扉、5 蛍光表示部、6 操
作キー、11 扉機構、12 パネル本体部、14,1
5 ブロック部材、16 第1の支点軸、18第2の支
点軸、19 垂直ガイド孔、20 傾斜カム溝、21
スライダー、23 引っ張りコイルばね、25 駆動ギ
ア、27a,27b カム面、28扇形ギア、30 連
動軸、32 連動ギア、34a,34b 湾曲凹面、3
6リミッタばね、37 作動片、38 モータ機構、3
9 モータ、51 圧入溝、53 圧入軸部、53a
バリ状の突起

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器本体の前面パネルに表示部を有
    する開閉扉を備え、上記開閉扉は駆動機構により扉下部
    がパネル前方側に迫り出しながら下方へ開放動作し、上
    記開閉扉の開放位置では当該扉と共に上記表示部がやや
    上向き傾斜状態にしたことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子機器において、 上記開閉扉の開閉動作は扉上端部に備えた第1の支点軸
    が垂直なガイド軸受けに沿って移動する動作と、上記第
    1の支点軸の下方に備えた第2の支点軸が傾斜状のガイ
    ド軸受けに沿って移動する動作とによって行えることを
    特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電子機器において、 上記開閉扉は閉止位置及び開放位置においてロックされ
    るロック機構を備えたことを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電子機器において、 上記開閉扉は閉止位置及び開放位置においてそれぞれの
    方向にばね付勢するリミッタ機構を備えたことを特徴と
    する電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電子機器において、 上記開閉扉に扉自重と釣り合うばね部材を備えたことを
    特徴とする電子機器。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の電子機器において、 上記開閉扉に使用頻度の高い操作キーを備え、使用頻度
    の低い操作キーが上記開閉扉の閉止によって隠蔽される
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の電子機器において、 上記第1の支点軸の固定手段として、支点軸の圧入軸部
    にバリ状の突起を形成し、上記圧入軸部を上記扉上部に
    形成した圧入溝内壁に食い込ませて圧入固定することを
    特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の電子機
    器において、 デジタル・ビデオ・ディスク装置に適用したことを特徴
    とする電子機器。
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