JPH10289566A - カバーを備えた機器 - Google Patents

カバーを備えた機器

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JPH10289566A
JPH10289566A JP9576597A JP9576597A JPH10289566A JP H10289566 A JPH10289566 A JP H10289566A JP 9576597 A JP9576597 A JP 9576597A JP 9576597 A JP9576597 A JP 9576597A JP H10289566 A JPH10289566 A JP H10289566A
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JP
Japan
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cover
motor
detecting means
arm
closed
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Application number
JP9576597A
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English (en)
Inventor
Harunori Yamamoto
治則 山本
Ryosuke Abu
良介 阿武
Makoto Kasahara
誠 笠原
Teruki Nakagawa
照基 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開閉時にカバーが移動する空間を狭くして当
該機器を配置するための空間が小さくて済むようにする
ことを課題とする。 【解決手段】 機器1の閉蓋部7を開閉するカバー18
と、回動アーム22と、該回動アームを回動させるアー
ム駆動部23、24、25、26、27とを備え、閉蓋
部にはその両側部に閉蓋部の両側に沿う案内部16を形
成し、カバーの移動方向における一端部の両側を上記案
内部に摺動自在に位置させ、カバーの移動方向における
他端部を上記回動アームの回動端部に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なカバーを備え
た機器に関する。詳しくは、カバーを備えた機器におい
て、開閉時にカバーが移動するための空間を狭くして当
該機器を配置する空間が小さくて済むようにする技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】閉蓋部を開閉するカバーを備えた機器が
ある。
【0003】例えば、ラジオカセットやステレオセット
等の電気機器において使用頻度の低い操作釦が常時露出
した状態であると外観が見苦しいし、また、使用者が使
用頻度の高い操作釦を操作しようとしたときに使用頻度
の低い操作釦が目につくため目的の操作釦を瞬時に探し
出すことが難しい等の理由から、使用頻度の低い操作釦
を配列したパネル面を通常はカバーによって覆ってお
き、該操作釦を操作するときだけカバーを開いて上記パ
ネル面を開放するようにしたものがある。
【0004】ところで、そのようなカバーを手動操作に
よって開閉するのは煩わしいと言う問題がある。
【0005】そこで、自動的に、例えば、開閉用操作釦
を押圧すると、モータ等の駆動源が駆動してカバーを開
閉するようにしたものがあるが、従来のものは、カバー
がその一側縁を回動支点部として例えば90゜から18
0゜の角度で回動するようになっているものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、一側
縁を回動支点部として回動動作によって開閉するカバー
を備えた機器にあっては、カバーの回動のために大きな
空間を必要とし、その分だけ当該機器の配置用の空間が
大きく必要であるという問題がある。
【0007】そこで、本発明は、上記した問題点を解消
して、開閉時にカバーが移動するための空間を狭くして
当該機器を配置する空間が小さくて済むようにすること
を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明カバーを備えた機
器は、上記した課題を解決するために、機器の閉蓋部を
開閉するカバーと、回動アームと、該回動アームを回動
させるアーム駆動部とを備え、閉蓋部にはその両側部に
閉蓋部の両側に沿う案内部を形成し、カバーの移動方向
における一端部の両側を上記案内部に摺動自在に位置さ
せ、カバーの移動方向における他端部を上記回動アーム
の回動端部に連結したものである。
【0009】従って、本発明カバーを備えた機器にあっ
ては、カバーは摺動動作によって開閉動作を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明カバーを備えた機
器の実施の形態を添付図面に従って詳細に説明する。
【0011】尚、図示した実施の形態は、本発明をMD
(ミニディスク)記録再生装置とCD(コンパクトディ
スク)再生装置とそしてチューナーを備えた、所謂MD
ラジオカセットに適用したものである。
【0012】機器(MDラジオカセット)1はほぼ横長
の長方体をした外筐2を備え、該外筐2に所要の部材及
び部品が収容又は支持されて成るものである。
【0013】外筐2の正面中央部には主操作部3が形成
されている。該主操作部3にはMD挿入孔4、CDトレ
ー5及び主操作釦6、6、・・・が配置又は形成されて
いる。
【0014】外筐2の上面の左右両端部と後端部を除く
部分に副操作部7が設けられ、該副操作部のほぼ中央部
にディスプレイ用の液晶パネル8が配置され、更に、操
作釦9、9、・・・及びジョグダイヤル10が配置され
ている。
【0015】上記副操作部7は外筐2の上面に取り付け
られたパネル部材11に形成されている。パネル部材1
1は合成樹脂で形成され、後方に行くに従って高さが高
くなる操作釦等配置面壁12と、該操作釦等配置面壁1
2の後端に連続し後方に行くに従って高さが低くなる後
面壁13と、これら面壁12、13の下部側方を覆うよ
うに位置した側面壁14、14とが一体に形成されて成
る。そして、後面壁13は両端部を除いた部分に下方へ
窪んだ凹部13aが形成され、その後端縁の高さは上記
操作釦等配置面壁12の前端縁と同じ高さになってい
る。このパネル部材11の操作釦等配置面壁12と後面
壁13とは側方から見てほぼへ字状を為すように配置さ
れる。そして、操作釦等配置面壁12に上記した液晶パ
ネル8、操作釦9、9、・・・、ジョグダイヤル11が
配置されている。
【0016】尚、側面壁14、14は操作釦等配置面壁
12に対応した部分においてその上縁が操作釦等配置面
壁12の上面より僅かに上方へ突出している。
【0017】操作釦等配置面壁12の左右両端縁部、即
ち、側面壁14、14との境界部には前後方向に延びる
案内切欠15、15が形成されている。そして、該案内
切欠15、15が形成されている領域における操作釦等
配置面壁12の両側縁部下面が案内部16、16とされ
る。そして、側面壁14、14の互いに対向する内面の
うち上記案内部16、16より僅かに低い高さで該案内
部16、16と平行に延びる上方を向いた段差面14
a、14aが形成されている。
【0018】また、後面壁13の左右両側縁部には上記
案内切欠15、15の後端に連続し該案内切欠15、1
5より幅広の配置切欠17、17が形成されている。
【0019】カバー18は上記操作釦等配置面壁12を
完全に覆う大きさの板状をしていると共に、上記副操作
部7を覆ったときに上記液晶パネル8を透視するための
透視窓18aが形成され、該透視窓18aは透明部材で
覆われている。カバー18の前端部両側縁部の下面には
被案内脚19、19が下方へ突出するように設けられ、
該被案内脚19、19の下端部には互いに対向する側に
突出した被案内突起19a、19aが形成されている。
そして、上記被案内脚19、19はその下端部が上記案
内切欠15、15から操作釦等配置面壁12の下側に突
出され、その下端は側面壁14、14に形成された上記
段差面14a、14aにほぼ当接し、また、被案内突起
19a、19aは上記案内部16、16にほぼ当接した
状態となる。従って、被案内突起19a、19aは案内
部16、16によって案内されて前後方向に移動するこ
とになる。
【0020】また、カバー18の後端部両側縁部の下面
には連結脚20、20が下方へ突出するように設けられ
ており、該連結脚20、20の先端部が後述する回動ア
ームの回動端部に連結されることになる。
【0021】後面壁13の下面側には側面壁14、14
の内面との間に適当な間隔を置いて支持壁21、21が
設けられている。
【0022】回動アーム22、22が上記支持壁21、
21の上端部後部の側面壁14、14側にに回動自在に
支持されている。該回動アーム22、22にはその基端
部にほぼ半円形をしたギヤ部22a、22aが一体に形
成されている。そして、該回動アーム22、22の回動
端部がカバー18に設けられた上記連結脚20、20の
先端部と回動自在に連結されている。しかして、回動ア
ーム22、22が回動すると、その回動端部と連結され
ているカバー18がその被案内突起19a、19aが案
内部16、16に案内されて前後方向に移動する。そし
て、カバー18が移動範囲の前端、即ち、閉蓋部である
ところの上記副操作部7の上面を覆った位置にある状態
において、回動アーム22、22は上記配置切欠17、
17内に位置している。
【0023】上記支持壁21、21には駆動ギヤ23、
23が回転自在に支持されており、該駆動ギヤ23、2
3は回動アーム22、22のギヤ部22a、22aと噛
合されている。また、駆動ギヤ23、23は同期軸24
によって連結されている。
【0024】一方(左側)の支持壁21にはDCモータ
25が支持されており、該DCモータ25の回転軸に固
定されたピニオンギヤ26と上記駆動ギヤ23とがギヤ
列27によって連携され、DCモータ25が駆動される
と、ギヤ列27を介して一方の駆動ギヤ23が回転さ
れ、そして、同期軸24を介して他方の駆動ギヤ23も
共に回転され、これによって、回動アーム22、22が
回動されて、カバー18が開閉される。
【0025】そして、これら駆動ギヤ23、同期軸2
4、DCモータ25、ピニオンギヤ26及びギヤ列27
によって回動アーム22を回動させるためのアーム駆動
部が構成される。
【0026】カバー18の副操作部7を覆った閉蓋位置
及び副操作部7の上方から後方へ退避して該副操作部7
を開放した開蓋位置を検出する位置検出手段は、上記駆
動ギヤ23と一体に形成され該駆動ギヤ23より大径に
形成された大ギヤ28の周縁寄りの位置に突設された押
圧突起28aと2つのリミットスイッチ29、30とに
よって構成される。
【0027】一方(左側)の支持壁21には該支持壁2
1の左側面と間隔を置いて対向するように回路基板31
が支持されており、該回路基板31の支持壁21に対向
した面に上記2つのリミットスイッチ29、30が支持
されている。そして、リミットスイッチ29、30の被
押圧片29a、30aは筐体29b、30bから支持壁
21の方へ向かって垂直に突出しており、該突出した状
態が図示しない弾発手段によって保持されるようになっ
ている。そして、これらリミットスイッチ29、30は
被押圧片29a、30aが筐体29b、30bに対して
垂直に突出した状態でオフ(OFF)となり、被押圧片
29a、30aが筐体29b、30bに対して倒れた状
態でオン(ON)となる。そして、これらリミットスイ
ッチ29、30の被押圧片29a、30aは上記押圧突
起28aの移動軌跡上に、且つ、その回動方向が押圧突
起28aの移動方向に沿うように配置されている。
【0028】DCモータ25の回転数を検出する回転数
検出手段は上記ギヤ列27のうちの一のギヤ32の左側
面に形成された交互反射面33と該交互反射面33と対
向するように上記回路基板31に支持されたフォトリフ
レクタ34とによって構成される。交互反射面33は反
射部33a、33a、・・・と非反射部33b、33
b、・・・とが周方向に交互に配置されて成り、また、
フォトリフレクタ34は発光部34aと受光部34bと
を備え、発光部34aから出射し交互反射面33で反射
された光を受光部34bが受光するようになっている。
そして、受光部34bが交互反射板33の反射部33a
で反射された光を受光したときにハイレベル信号を、ま
た、非反射部33bで反射された光を受光したときにロ
ウレベル信号を出力するようになっている。
【0029】図示しないプリント基板に支持された起動
スイッチ35の操作釦35aが右側の側面壁14に形成
された挿通孔36から外部に突出されている。
【0030】図13はアーム駆動部の回路を示すブロッ
ク図である。該回路は例えばマイクロコンピュータから
成る制御部37を備え、該制御部37に上記リミットス
イッチ29、30、フォトリフレクタ34、起動スイッ
チ35からの信号が入力され、また、該制御部37から
DCモータ25の駆動回路38に駆動信号が出力され
る。
【0031】次に、カバー18の開閉動作を説明する。
【0032】まず、図14によってカバー18が閉蓋位
置から開蓋位置へ移動する動作と開蓋位置から閉蓋位置
へと移動する動作を説明する。尚、図14のタイムチャ
ート図において、フォトリフレクタ34が出力する矩形
波信号の周期は他のものの時間に比較して誇張して示し
てある。
【0033】カバー18が閉蓋位置にある状態に置い
て、リミットスイッチ29はその被押圧片29aが大ギ
ヤ28の押圧突起28aによって押し倒されていてオン
(ON)の状態にある。また、上記フォトリフレクタ3
4はオフ(OFF)の状態にある。
【0034】そこで、起動スイッチ35の操作釦35a
が押圧されると、オン(ON)信号が出力し、該起動ス
イッチ35のオン(ON)とリミットスイッチ29のオ
ン(ON)との和信号によって制御部37がモータ駆動
回路38にDCモータ25を正転させる信号を出力し、
これによってDCモータ25が正転を開始し、これによ
って、回動アーム22、22は右方から見て時計回り方
向へ回動を開始する。また、これと同時に今までオフ
(OFF)となっていたフォトリフレクタ34がオン
(ON)となり、その発光部34aが発光を開始する。
【0035】回動アーム22、22が右方から見て時計
回り方向に回動すると、カバー18の後端部が連結脚2
0、20を介して後方へと引っ張られるので、カバー1
8はその被案内脚19、19の被案内突起19a、19
aが案内部16、16に案内されながら後方へ、即ち、
開蓋位置へ向かって移動する。そして、押圧突起28a
がリミットスイッチ29から離れていくので、被押圧片
29aは図示しない弾発手段によって筐体29bから突
出した状態となり、リミットスイッチ29はオフ(OF
F)の状態となる。
【0036】そして、カバー18が開蓋位置に到達する
直前に大ギヤ28の押圧突起28aがリミットスイッチ
30の被押圧片30aを押し倒し、これによって、該リ
ミットスイッチ30はオン(ON)となり、DCモータ
25が停止する。DCモータ25が停止した時点ではカ
バー18はまだ開蓋位置に到達していないが、DCモー
タ25のイナーシャによってカバー18は開蓋位置まで
移動する。また、リミットスイッチ30がオン(ON)
となったときフォトリフレクタ34の発光部34aは発
光を停止する。
【0037】カバー18の閉蓋位置から開蓋位置への移
動はカバー18がほぼ後方へスライドすることによって
なされ、回動アーム22、22の回動によってその回動
端部がほぼ円弧状の軌跡を描くことによってカバー18
は略へ字状に移動し、そのため、カバー18の上方には
その移動のための大きな空間を必要としない。
【0038】カバー18が開蓋位置にある状態で、リミ
ットスイッチ30はオン(ON)、リミットスイッチ2
9はオフ(OFF)、フォトリフレクタ34はオフ(O
FF)となっている。そして、DCモータ25は停止し
ている。
【0039】そこで、起動スイッチ35の操作釦35a
が押圧されると、オン(ON)信号が出力し、該起動ス
イッチ35のオン(ON)とリミットスイッチ30のオ
ン(ON)との和信号によって制御部37がモータ駆動
回路38にDCモータ25を逆転させる信号を出力し、
これによってDCモータ25が逆転を開始し、これによ
って、回動アーム22、22は右方から見て反時計回り
方向へ回動を開始する。また、これと同時に今までオフ
(OFF)となっていたフォトリフレクタ34がオン
(ON)となり、その発光部34aが発光を開始する。
【0040】回動アーム22、22が右方から見て反時
計回り方向に回動すると、カバー18の後端部が連結脚
20、20を介して前方へと押圧されるので、カバー1
8はその被案内脚19、19の被案内突起19a、19
aが案内部16、16に案内されながら前方へ、即ち、
閉蓋位置へ向かって移動する。そして、押圧突起28a
がリミットスイッチ30から離れていくので、被押圧片
30aは図示しない弾発手段によって筐体30bから突
出した状態となり、リミットスイッチ30はオフ(OF
F)の状態となる。
【0041】そして、カバー18が閉蓋位置に到達する
直前に大ギヤ28の押圧突起28aがリミットスイッチ
29の被押圧片29aを押し倒し、これによって、該リ
ミットスイッチ29はオン(ON)となり、DCモータ
25が停止する。DCモータ25が停止した時点ではカ
バー18はまだ閉蓋位置に到達していないが、DCモー
タ25のイナーシャによってカバー18は開蓋位置まで
移動する。また、リミットスイッチ29がオン(ON)
となったときフォトリフレクタ34の発光部34aは発
光を停止する。
【0042】カバー18の開蓋位置から閉蓋位置への移
動はカバー18がほぼ前方へスライドすることによって
なされ、回動アーム22、22の回動によってその回動
端部がほぼ円弧状の軌跡を描くことによってカバー18
は略へ字状に移動し、そのため、カバー18の上方には
その移動のための大きな空間を必要としない。
【0043】尚、上記したように、カバー18が開蓋位
置又は閉蓋位置に到達するやや手前でDCモータ25を
停止させ、後はDCモータ25のイナーシャによってカ
バーが開蓋位置又は閉蓋位置まで到達するようにするこ
とによって、カバー18の開蓋位置又は閉蓋位置におけ
る停止をスムーズに行わせることができる。
【0044】上記実施の形態においては、カバー18の
閉蓋位置と開蓋位置の検出をギヤ列27内の大ギヤ28
に設けた押圧突起28aの位置をリミットスイッチ2
9、30によって検出することによって間接的に行って
いるが、これはカバー18の位置を直接的に検出するこ
とによって行うようにしても良い。
【0045】次に、カバー18の開閉動作中にカバー1
8と外筐2又はパネル部材11との間に異物が挟まる等
により、カバー18の移動が阻害された場合の動作につ
いて図15を参照して説明する。尚、図15のタイムチ
ャート図においてフォトリフレクタ34が出力する矩形
波信号の周期及びその無変化時の時間は他のものの時間
に比較して誇張して示してある。
【0046】上記したように、カバー18の開閉動作中
はフォトリフレクタ34の発光部34aは発光し、その
光が回転中の交互反射面33によって反射されて受光部
34bによって受光されるので、該フォトリフレクタ3
4は一定周期、例えば、15ms(ミリ秒)周期の矩形
波を出力している。そこで、ある一定期間以上、例え
ば、50ms(ミリ秒)以上フォトリフレクタ34の出
力がハイレベル信号とロウレベル信号との間で変化しな
い場合には、DCモータ25を逆方向に回転させるよう
にしてある。従って、例えば、カバー18が閉蓋位置へ
向かって移動中に、カバー18とパネル部材11や外筐
2との間に何か異物が挟まってカバー18の移動が停止
すると、交互反射面33が形成されたギヤ32の回転も
停止する。そして、該停止が50ms(ミリ秒)以上に
及ぶと、それを制御部37が検出し、DCモータ25を
逆方向に、即ち、この場合は、正転方向に回転させるよ
うにモータ駆動回路38に制御信号を出力し、これによ
ってモータ駆動回路38はDCモータ25を正転方向
に、即ち、カバー18を開蓋位置へ向けて移動させるよ
うに回転させることになる。これによって、カバー18
とパネル部材11や外筐2との間に挟まった異物の損傷
やDCモータ25或いはギヤ列27を構成している部材
の損傷が防止される。
【0047】カバー18が開蓋位置へ向かって移動して
いるときに同様の事態が生じた場合にも、DCモータ2
5を逆方向へ、即ち、逆転方向に回転させるように制御
され、カバー18は閉蓋位置の方へと移動されることに
なる。
【0048】上記実施の形態においては、DCモータ2
5の回転数の検出を、フォトリフレクタ34の発光部3
4aから出射しギヤ列27内のギヤ32に設けた交互反
射面33によって反射された光をフォトリフレクタ34
の受光部34bによって受光することによって間接的に
行っているが、これはDCモータ25の回転数を直接的
に検出するようにしても良いし、また、間接的に検出す
る場合でも、上記交互反射面33とフォトリフレクタ3
4とによるものに限らず、例えば、DCモータ25の回
転に伴って回転する部材に周方向に交互着磁されたマグ
ネットを設け、該交互着磁マグネットに対向させたホー
ル素子等によってDCモータ25の回転に伴う交互着磁
マグネットの極性変化を検出して行う等、適宜の手段に
よって代替しうるものである。
【0049】尚、上記実施の形態では、本発明をMD
(ミニディスク)記録再生装置とCD(コンパクトディ
スク)再生装置とそしてチューナーを備えた、所謂MD
ラジオカセットに適用したものを示したが、本発明はこ
のようなものに限らず、閉蓋部を開閉するカバーを備え
た機器に広く適用することができるものである。
【0050】
【発明の効果】以上に記載したように、本発明カバーを
備えた機器は、機器の閉蓋部を開閉するカバーと、回動
アームと、該回動アームを回動させるアーム駆動部とを
備え、閉蓋部にはその両側部に閉蓋部の両側に沿う案内
部を形成し、カバーの移動方向における一端部の両側を
上記案内部に摺動自在に位置させ、カバーの移動方向に
おける他端部を上記回動アームの回動端部に連結したこ
とを特徴とする。
【0051】従って、本発明カバーを備えた機器にあっ
ては、カバーは摺動動作によって開閉動作を行う。その
ため、カバーの開閉動作のために大きな空間を必要とせ
ず、従って当該機器の配置空間、特に、カバーが設けら
れた側における空間が小さなもので足りることになる。
【0052】また、請求項2に記載した発明にあって
は、上記アーム駆動部の動力源がモータであり、該モー
タの回転数を直接又は間接的に検出する回転数検出手段
を備え、上記回転数検出手段によって検出したモータの
回転数が所定値以下となったときに上記モータを逆方向
に回転させるようにしたので、モータと当該機器の筐体
等との間に異物が挟まった場合に、当該異物やモータ等
アーム駆動部を構成する部材の損傷を防止することがで
きる。
【0053】更に、請求項3及び請求項4に記載した発
明にあっては、カバーの閉蓋部を覆った閉蓋位置と閉蓋
部を開放した開蓋位置とを各別に検出する位置検出手段
を備え、上記位置検出手段は、カバーが閉蓋位置又は開
蓋位置に到達するやや手前の位置でそれぞれの位置を検
出し、位置検出手段による上記位置検出と同時に上記モ
ータが停止し、その後モータのイナーシャによりカバー
が閉蓋位置又は開蓋位置まで到達するようにしたので、
カバーの開蓋位置及び閉蓋位置での停止をスムーズに行
わせることができる。
【0054】尚、上記した実施の形態において示した各
部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して
の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらに
よって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるような
ことがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図15と共に本発明カバーを備えた機
器の実施の形態を示すものであり、本図は正面図であ
る。
【図2】平面図である。
【図3】右側面図である。
【図4】カバーが開蓋位置にある状態の平面図である。
【図5】カバーを除去して示す平面図である。
【図6】カバーが閉蓋位置にある状態におけるカバーと
回動アームを示す拡大側面図である。
【図7】カバーが開蓋位置にある状態におけるカバーと
回動アームを示す拡大側面図である。
【図8】カバーが閉蓋位置にある状態におけるアーム駆
動部を示す一部省略拡大底面図である。
【図9】カバーが閉蓋位置にある状態におけるアーム駆
動部を示す拡大右側面図である。
【図10】カバーが閉蓋位置にある状態におけるアーム
駆動部を示す拡大左側面図である。
【図11】カバーが開蓋位置にある状態におけるアーム
駆動部を示す拡大左側面図である。
【図12】アーム駆動部の左側部のギヤ列に沿って切断
して示す拡大展開断面図である。
【図13】アーム駆動部の回路を示すブロック図であ
る。
【図14】カバーの開閉動作を示すタイムチャート図で
ある。
【図15】カバーが開閉動作中に逆方向に移動する動作
を示すタイムチャート図である。
【符号の説明】
1…カバーを備えた機器、7…閉蓋部(副操作部)、1
6…案内部、18…カバー、22…回動アーム、23、
24、25、26、27…アーム駆動部、25…モータ
(DCモータ)、28a、29、30…位置検出手段、
33、34…回転数検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 照基 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の閉蓋部を開閉するカバーと、回動
    アームと、該回動アームを回動させるアーム駆動部とを
    備え、 閉蓋部にはその両側部に閉蓋部の両側に沿う案内部を形
    成し、 カバーの移動方向における一端部の両側を上記案内部に
    摺動自在に位置させ、 カバーの移動方向における他端部を上記回動アームの回
    動端部に連結したことを特徴とするカバーを備えた機
    器。
  2. 【請求項2】 上記アーム駆動部の動力源がモータであ
    り、 該モータの回転数を直接又は間接的に検出する回転数検
    出手段を備え、 上記回転数検出手段によって検出したモータの回転数が
    所定値以下となったときに上記モータを逆方向に回転さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のカバ
    ーを備えた機器。
  3. 【請求項3】 上記カバーの閉蓋部を覆った閉蓋位置と
    閉蓋部を開放した開蓋位置とを各別に検出する位置検出
    手段を備え、 上記位置検出手段は、カバーが閉蓋位置又は開蓋位置に
    到達するやや手前の位置でそれぞれの位置を検出し、 位置検出手段による上記位置検出と同時に上記モータが
    停止し、その後モータのイナーシャによりカバーが閉蓋
    位置又は開蓋位置まで到達するようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載のカバーを備えた機器。
  4. 【請求項4】 上記カバーの閉蓋部を覆った閉蓋位置と
    閉蓋部を開放した開蓋位置とを各別に検出する位置検出
    手段を備え、 上記位置検出手段は、カバーが閉蓋位置又は開蓋位置に
    到達するやや手前の位置でそれぞれの位置を検出し、 位置検出手段による上記位置検出と同時に上記モータが
    停止し、その後モータのイナーシャによりカバーが閉蓋
    位置又は開蓋位置まで到達するようにしたことを特徴と
    する請求項2に記載のカバーを備えた機器。
JP9576597A 1997-04-14 1997-04-14 カバーを備えた機器 Abandoned JPH10289566A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002314266A (ja) * 2001-04-18 2002-10-25 Kojima Press Co Ltd 蓋の閉動作制御方法
JP2006156480A (ja) * 2004-11-25 2006-06-15 Sanyo Electric Co Ltd パネル開閉装置

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