JP4426040B2 - スイッチ装置及びスイッチ - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、屋内配線回路をオンオフするスイッチを屋内の壁面等に施設するために用いられるスイッチ装置に関し、特に、状態表示用の発光体を備えた一又は複数のスイッチを、任意に装着できるようにしたスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、屋内配線器具に分類されるスイッチは、スイッチ装置を介して屋内の壁面等に施設される。スイッチ装置は、取付枠やスイッチのオンオフ操作を行うための操作板等を構成要素として備えており、一又は複数のスイッチを必要に応じて取付けできる構成のものが多い。
【0003】
また、スイッチには、そのオンオフに応じて点灯又は消灯する状態表示用の発光体を備えたものがある(例えば、特開平2−291620号公報参照)。この種の発光体付きスイッチを装着するためのスイッチ装置は、表面に露出する操作板の適所に発光表示部が形成されており、この発光表示部を透して発光体からの光線を外部へ透過する構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
さて、近年、高齢化への対応などから、操作板を大きくして操作性を向上させたワイドタイプと称するスイッチ装置の需要が増えている。この種のスイッチ装置は、各スイッチの取付け幅に対して、操作板が大きく形成されている。このため、各取付け位置に装着されたスイッチに対して操作板をそれぞれ中心に合わせて係合させようとしても、各操作板が干渉してしまう。
【0005】
そこで、例えば、3個口の取付枠にあっては、装着位置に応じてスイッチに対する操作板の係合箇所をそれぞれ異ならせてある。すなわち、取付枠の中央位置に装着したスイッチに対しては、操作板を中心に合わせて係合させ、また取付枠の下部位置に装着したスイッチに対しては、操作板を下方寄りにずらせて係合させ、さらに取付枠の上部位置に装着したスイッチに対しては、操作板を上方寄りにずらせて係合させることで、各操作板の干渉を回避していた。
【0006】
このように、取付枠への取付け位置に応じてスイッチに対する操作板の係合箇所が異なるスイッチ装置にあっては、発光表示部もスイッチに対する操作板の相対位置に応じた適所に形成する必要がある。したがって、従来のこの種のスイッチ装置にあっては、スイッチの装着位置に合わせて発光表示部の形成位置を異ならせた複数の操作板が用意されており、このため発光表示部の形成位置が異なる各操作板の管理が煩雑であり、さらには施行現場においても取付枠の装着位置に応じて適正な操作板を選択しなければならず、施行作業も煩雑となる欠点があった。
【0007】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、複数の発光体付きスイッチが取付け可能なスイッチ装置において、操作板の共通化を図ることにより、部品管理及び施行作業の容易化を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、押圧操作される作動子と状態表示用の発光体とを備えたスイッチを、一又は複数並べて装着可能なスイッチ装置であって、複数のスイッチ取付部を並べて形成した取付枠と、取付枠へのスイッチの取付け位置に応じて、該スイッチの作動子における適所に係合する押圧操作用の操作板と、この操作板の所定箇所に形成した発光表示部と、操作板の裏面側に移動自在に装着され、発光体からの光線を発光表示部へ導く導光体と、操作板の作動子に対する係合位置に応じて、導光体を適正位置に移動させる導光体位置決め手段と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、操作板の作動子に対する係合位置に応じて導光体が適正位置に移動して、発光体からの光線を発光表示部へと導くことが可能となるので、一種類の操作板によって取付け部材の各スイッチ装着位置に装着されたスイッチに対応させることができる。
【0010】
ここで、導光体位置決め手段は、導光体側に設けられ作動子の適所に係合する係止爪を有し、該係止爪の作動子に対する係合位置に応じて、導光体の移動位置を変更させる構成とすることができる。
【0011】
また、操作板に表示体の配置部を形成するとともに、操作板の裏面に該配置部に表示体を保持する表示体保持部材を開閉自在に設け、表示体保持部材の発光表示部と対向する箇所に、発光体からの光線を透過する透光部を形成し、且つ、導光体を、表示体保持部材に移動自在に装着してもよい。
このように構成すれば、発光体による状態表示機能とともに、表示体による設置場所等の表示機能が付加され、ユーザにとって一層操作が容易となる。表示体としては、例えば、スイッチによってオンオフ制御される照明等の設置場所を使用者に認識させるための表示(例えば、「居間」「廊下」「トイレ」「洗面」)が付された表示シートや表示カードを用いることができる。
【0012】
上述した本発明において、導光体を、第1光入射部から入射した光線を第1光出射部から出射する第1導光経路と、第2光入射部から入射した光線を第2光出射部から出射する第2導光経路と、第3光入射部から入射した光線を第3光出射部から出射する第3導光経路とを有する構成とした場合には、導光体位置決め手段は、操作板の作動子に対する係合位置に応じて、第1乃至第3光入射部のいずれか一つを、発光体と対向する位置に配置する構成とすればよい。
このとき、第1乃至第3光出射部は、対応する光入射部が発光体と対向する位置に配置されたとき、発光表示部と対向する箇所に形成すればよい。
【0013】
さらに、本発明に係るスイッチ装置には、作動子に対する係止爪の係合が解除されたとき、導光体を所定の初期位置に戻す付勢手段を備え、一方、本発明に係るスイッチの作動子には、係止爪が係合する係合部を形成するとともに、この係合部の周囲に、初期位置にある係止爪を該係合部に導く傾斜部を形成してもよい。
このように構成すれば、係止爪が傾斜部に沿って係合部に導かれて係合するので、導光体を自動的に適正位置へと移動させることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係るスイッチ及びスイッチ装置の分解斜視図、図2は同じく斜視図、図3は図2のA−A線方向に切断した断面図、図4は図2のB−B線方向に切断した断面図である。
【0015】
スイッチ100を装着するためのスイッチ装置は、取付ユニット200、化粧プレート300、及び操作板400を備えており、取付ユニット200にスイッチ100が装着される。取付ユニット200は、室内の壁面等にねじ止めされ、その外周を化粧プレート300によって被覆される。操作板400は、化粧プレート300の中央部に形成した開口部301を介してスイッチ100の作動子112に装着され、外部から加えられる押圧力を作動子112に伝える。
【0016】
図1乃至図4に示す本実施形態に係るスイッチ装置は、3個のスイッチ100を並べて装着可能となっており、装着された各スイッチ100にそれぞれ操作板400が取り付けられている。
【0017】
図5乃至図7はスイッチの構成を示す図であり、図5はスイッチの斜視図、図6はスイッチの分解斜視図、図7(a)はスイッチの平面図、図7(b)はスイッチの正面図、図7(c)はスイッチの正面断面図である。なお、これらの図に示すスイッチ100は、いわゆる三路スイッチを構成しているが、本発明に適用されるスイッチはこれに限定されず、端子構造の変更により、通常のオンオフスイッチや四路スイッチ等、屋内配線回路のオンオフに用いられる押圧操作スイッチの構成を採ることもできる。
【0018】
スイッチ100は、ケース101及び蓋体102で外筐体を形成しており、一対の固定金具120によってケース101の上部に蓋体102が固定される。各固定金具120には、後述する取付枠210への係止片120aが形成してある。この係止片120aは、蓋体102の両側面よりも外側に延出している。
【0019】
スイッチ100の内部には、速結端子を構成する押えバネ103とリリースボタン104、固定接点105aを有する固定端子105、切替接点106aを有する切替端子106、支持バネ107aを有する共通端子107、可動接点108aを有する可動接触子108、ランプホルダ109に保持されたネオン管(発光体)110、転換子111、及び作動子112等の構成部品が内蔵してある。
【0020】
押えバネ103は、各端子105,106,107にそれぞれ対応して設けられており、ケース101の電線挿入孔101a(図7(c)参照)から差し込まれた電線を各端子105,106,107とそれぞれ協同して挟持する。リリースボタン104は、押えバネ103による電線の挟持状態を解除するための構成部品であり、ケース101の解除孔101b(図7(c)参照)からドライバ等の工具を差し込んでリリースボタン104を移動させることにより、該リリースボタン104が押えバネ103の先端(電線挟持端)を撓ませて、電線の挟持状態を解除する。
【0021】
図7(c)に示す如く、固定接点105aと切替接点106aとは、互いに対向配置され、その中間部に可動接触子108が配置される。可動接触子108は、基端が共通端子107の支持バネ107a上に載置され、かつ上端縁が転換子111の作動アーム111aと係合しており、転換子111の揺動に伴い、基端を支点として回動する。この可動接触子108の回動により、可動接点108aが固定接点105aと切替接点106aのいずれか一方と接触する。なお、可動接触子108が回動する際の沈み込みを許容するために、支持バネ107aは弾力的に変形可能となっている。また、この支持バネ107aと可動接触子108は、ケース101の内底部に設けたコイルバネ113によって付勢されて、いわゆるトグル機構を形成している。
【0022】
ランプホルダ109は、転換子111に組み合わされており、転換子111と一体に揺動する。ネオン管110は、ランプホルダ109の揺動に伴い、スイッチ100に接続される配線回路のオンオフに合わせて点灯又は消灯する。このネオン管110は、スイッチ100の略中央上部に配置してある。
【0023】
作動子112は、蓋体102に形成した軸受部102aに支点112aが支持され、この支点112aを中心として揺動自在となっている。作動子112の揺動は、転換子111に拡大して伝えられる。なお、この揺動機構については、例えば特開平3−205714号公報に開示された機構を採用することができる。
作動子112には、ネオン管110と対向する位置にランプフード114が設けてあり、ネオン管110から発せられた光線をランプフード114を介して外部に放出する。この作動子112の上面両端部には、操作板400を装着するための保持バネ115が設けてある。
【0024】
取付ユニット200は、取付枠210と補強枠220とで構成してある。取付枠210には、中央部に装着口211が開口している。装着口211は、3個のスイッチ100を並べて装着できる寸法としてあり、この装着口211を3つの領域に分け、各領域がスイッチ100の取付部212a、212b、212c(スイッチ取付部)を形成している。
これら各取付部212a、212b、212cの内周縁部には、図3に示す如くスイッチ100の係止片120aが係合する段状の装着溝213が形成してあり、該装着溝213に係止片120aを係合させることで、スイッチ100が取付枠210に装着される。
【0025】
補強枠220は、図1、図3、及び図4に示す如く、取付枠210の外周に配置され、取付枠210に形成した保持爪214(図1参照)を係合孔221に係止することで、取付枠210に保持される。
【0026】
化粧プレート300は、取付ユニット200の外周を被覆するための構成部品である。この化粧プレート300には、中央に開口部301が形成してあり、この開口部301内に各操作板400が配置される。
ここで、本実施形態のスイッチ装置は、ワイドタイプと称する構造を採用しており、取付枠210に形成した各取付部212a、212b、212cよりも操作板400が大きな寸法に形成されている。この種(ワイドタイプ)の配線器具構造は、例えば特開平4−42721号公報等にも開示されている。
化粧プレート300の開口部301は、これらの操作板400を並べて配置できる寸法に形成してあり、したがって、該開口部301は取付枠210の装着口211よりも大きな寸法となっている。
【0027】
操作板400には、図8に示す如く、裏面に三対の装着爪401が並べて形成してあり、これら装着爪401のいずれか一対を選択して、スイッチ100の作動子112に設けた保持バネ115と係合させることにより、スイッチ100に装着される。
すなわち、上述したように操作板400は、取付枠210に形成した各取付部212a、212b、212cよりも大きな寸法を有しているため、スイッチ100の取付枠210への装着位置に応じて、スイッチ100に対し操作板400をずらして装着する必要がある。
【0028】
そこで、スイッチ100の保持バネ115と係合させる装着爪401を選択することにより、図4に示す如く、図示右側の取付部212bに装着されたスイッチ100に対しては、操作板400を右寄りに装着し、一方、図示左側の取付部212cに装着されたスイッチ100に対しては、操作板400を左寄りに装着する。そして、中央の取付部212aに装着されたスイッチ100に対しては、操作板400を中央に装着する。
【0029】
また、操作板400の表面中央部には、図1に示す如く、任意の深さで矩形状の凹部410が形成してあり、さらにこの凹部410内に開口部411が穿設してある。開口部411は、表示体500を配置するための表示体配置部411aと、ネオン管110からの光線を透過させる発光表示部411bを形成している。
【0030】
凹部410の底面には化粧シート420が配置され、さらに透明フード430が嵌め込まれる。化粧シート420は、凹部410と対応する矩形状に形成した薄肉の樹脂フィルムからなり、開口部411の表示体配置部411aと対応する位置に透明表示窓421が形成してある。また、開口部411の発光表示部411bと対応する位置には、発光確認窓422が形成してある。なお、化粧シート420において、これら透明表示窓421及び発光確認窓422以外の領域は、不透明な彩色やデザインが施されている。透明フード430は、凹部410と対応する矩形状の透明なプラスチック板で形成してある。
【0031】
上述した凹部410、開口部411、化粧シート420、及び透明フード430により、表示体500を操作板400の表面側から視認するための表示部402が構成される。
表示体500は、スイッチ装置によってオンオフ制御される照明等の設置場所を使用者に認識させるための表示(例えば、「居間」「廊下」「トイレ」「洗面」)が付された表示シートや表示カードである。この表示体500は、スイッチ装置に付属されるか、又はユーザよって作成される。
この表示体500は、操作板400の裏面側から、開口部411の表示体配置部411aに配置される。なお、開口部411の表面側は、化粧シート420及び透明フード430によって閉塞されている。
【0032】
操作板400の裏面側には、図1、図8等に示す表示体保持カバー440(表示体保持部材)が回動自在に設けてある。すなわち、操作板400の裏面には、裏面凹部441が形成してあり、この裏面凹部441内に開口部411が開口している。裏面凹部441の一端縁角部には、図8に示す如く軸受部442が形成してあり、この軸受部442により表示体保持カバー440に形成した支軸443を回動自在に支持する。また、裏面凹部441の他端縁角部には、係止凸部444が形成してある。一方、表示体保持カバー440には固定爪445が形成してあり、この固定爪445を係止凸部444に係止することで、表示体保持カバー440が閉塞位置へ確実に保持される。
【0033】
表示体保持カバー440は、支軸443を中心に回動して操作板400に形成した開口部411を裏面側から閉塞する。この閉塞状態においては、表示体保持カバー440は裏面凹部441内に保持される。したがって、表示体保持カバー440は操作板400の裏面と略フラットな閉塞状態を形成することができ、したがって、操作スイッチ100との干渉が回避される。
【0034】
このように、本実施形態のスイッチ装置は、表示体500を操作板400の裏面側から開口部411に配置し、かつ表示体保持カバー440によって表示体500の配置状態を保持する構成となっている。開口部411に保持された表示体500は、化粧シート420の透明表示窓421、及び透明フード430を透して外部から視認することができる。
【0035】
また、表示体保持カバー440には、開口部411の発光表示部411bと対向する部位に、ネオン管110からの光線を透過する透孔部446が穿設してある。さらに、同カバー440の裏面には、図8に示すような導光体450と駆動体460を組合わせてなる構成部材が摺動自在に装着されている。導光体450は、スイッチ100に設けたネオン管110からの光線を発光表示部411bに導く部材であり、アクリル等の透明部材で構成されている。また、駆動体460は、導光体450を支持するとともに円滑に移動させるための部材であり、摩擦係数が小さく滑り易い材質の樹脂材料で構成されている。
【0036】
ここで、駆動体460は、内側面に形成した凹部461を、導光体450の両側面に形成した突起451に係合させることで、導光体450の両側面に組み付けられている。駆動体460の外側面には、摺動突起462が形成してあり、一方、表示体保持カバー440の裏面には、その両側縁部に所定長さのガイド孔447が形成してある。そして、駆動体460に形成した摺動突起462を、ガイド孔447に係合させることで、ガイド孔447に沿って、駆動体460及び導光体450が摺動自在に支持される。
駆動体460の裏面には、適所に凸部463が形成してあり、この凸部463の上面が、スイッチ100の作動子112に摺接する摺動面となっている。
【0037】
表示体保持カバー440の裏面には、透孔部446の両脇付近にバネ収納溝448が形成してあり、駆動体460におけるこの収納溝448と対応する箇所にもバネ収納部464が形成してある。そして、これら各収納溝448及び464が重ね合わさって形成される空間内に、コイルバネ470が収納してある。このコイルバネ470は、駆動体460に対して所定の初期位置に戻すような付勢力を作用させている。
【0038】
図9は導光体450の断面図である。同図に示すように、導光体450には、第1乃至第3の導光経路a、b、cが形成されている。このうち、第1の導光経路aは、導光体450の裏面中央部(第1光入射部452a)から入射した光線を、表面中央部(第1光出射部453a)から出射する直線的な経路である。また、第2の導光経路bは、導光体450の裏面一端部(第2光入射部452b)から入射した光線を、鏡面454、455で内部反射させて、表面中央部付近に形成した第2光出射部453bから出射する経路である。そして、第3の導光経路cは、導光体450の裏面一端部(第3光入射部452c)から入射した光線を、鏡面456、457で内部反射させて、表面中央部付近に形成した第3光出射部453cから出射する経路である。
【0039】
図8に戻り、駆動体460の両端部には、係止爪465、466が形成してある。一方、スイッチ100の作動子112には、図10に示す如く、これら係止爪465、466が選択的に係合する第1,第2の係合部130、131が形成してある。このうち、第1の係合部130は、作動子112の上面両端部の中央位置に形成してあり、第2の係合部131は、作動子112の上面両端部の両側縁に形成してある(図5参照)。第1の係合部130は凹溝となっており、その周囲には傾斜面132が形成してある。
【0040】
次に、図10及び図4を参照して、係止爪465,466及び第1,第2の係合部130、131の作用を説明する。
まず、取付部212a(取付枠210の中央)に装着したスイッチ100に対しては、図4に示す如く操作板400は略中心軸が合致した位置に装着される。この場合は、図10(a)に示す如く第2の係合部131に係止爪465、466が係合して、導光体450の第1光入射部452aがネオン管110と対向する位置に配置されるとともに、第1光出射部453aが発光表示部411bと対向する位置に配置される。したがって、ネオン管110からの光線は、第1の導光経路aを通って発光表示部411bへ導かれる。
【0041】
また、取付部212b(取付枠210の右寄り)に装着したスイッチ100に対しては、図4に示す如く操作板400は右寄りにずれた位置に装着される。この場合は、図10(b)に示す如く導光体450及び駆動体460も操作板400とともに右寄りにずれる。なお、導光体400及び駆動体460は、コイルバネ470の付勢力によって初期位置に配置されている。この状態で、操作板400をスイッチ100の作動子112に装着すると、係止爪465は傾斜面132に当接し、この傾斜面132に案内されて移動して、第1の係合部130へ係合する(図10(c))。
したがって、この場合は、第1の係合部130に係止爪465が係合して、第2光入射部452bがネオン管110と対向する位置に配置されるとともに、第2光出射部453bが発光表示部411bと対向する位置に配置される。したがって、ネオン管110からの光線は、第2の導光経路bを通って発光表示部411bへ導かれる。
【0042】
次に、取付部212c(取付枠210の左寄り)に装着したスイッチ100に対しては、図4に示す如く操作板400は左寄りにずれた位置に装着される。この場合は、図10(d)に示す如く導光体450及び駆動体460も操作板400とともに左寄りにずれる。なお、導光体450及び駆動体460は、コイルバネ470の付勢力によって初期位置に戻っている。この状態で、操作板400をスイッチ100の作動子112に装着すると、係止爪466は傾斜面132に当接し、この傾斜面132に案内されて移動して、第1の係合部130へ係合する(図10(e))。
したがって、この場合は、第1の係合部130に係止爪466が係合して、第3光入射部452cがネオン管110と対向する位置に配置されるとともに、第3光出射部453cが発光表示部411bと対向する位置に配置される。したがって、ネオン管110からの光線は、第3の導光経路cを通って発光表示部411bへ導かれる。
【0043】
このように、本実施形態のスイッチ装置では、取付枠210に対するスイッチ100の取付け位置に応じて、ネオン管110からの光線を発光表示部411bへ導くことのできる位置へと、導光体450が移動するので、一種類の操作板400で対応することができる。
【0044】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、図11又は図12に示す如く、取付枠210に2個又は1個のスイッチ100を装着することもできる。この場合は、操作板400の寸法を装着個数に応じて変更すればよい。
また、上記実施形態においては、導光体450とは別体に駆動体460を形成したが、導光体450に係止爪465、466を初めとする駆動体460の機能を付加し、駆動体460を省略することもできる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、取付枠に対するスイッチの取付け位置に応じて、発光体からの光線を発光表示部へ導くことのできる位置へと導光体が移動するので、一種類の操作板で各取付け位置のスイッチに対応することができ、部品管理及び施行作業が容易化となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るスイッチ及びスイッチ装置の分解斜視図である。
【図2】 同じくスイッチ及びスイッチ装置の斜視図である。
【図3】 同スイッチ及びスイッチ装置を図2のA−A線方向に切断した断面図である。
【図4】 同スイッチ及びスイッチ装置を図2のB−B線方向に切断した断面図である。
【図5】 スイッチの斜視図である。
【図6】 スイッチの分解斜視図である。
【図7】 (a)はスイッチの平面図、(b)はスイッチの正面図、(c)はスイッチの正面断面図である。
【図8】 操作板を裏面から看た分解斜視図である。
【図9】 導光体の側面断面図である。
【図10】 駆動体に形成した係止爪と作動子に形成した係合部との係合関係を示す図である。
【図11】 本発明の応用例を示す斜視図である。
【図12】 本発明の他の応用例を示す斜視図である。
【符号の説明】
100:スイッチ 101:ケース
101a:電線挿入孔 101b:解除孔
102:蓋体 102a:軸受部
103:押えバネ 104:リリースボタン
105a:固定接点 105:固定端子
106a:切替接点 106:切替端子
107a:支持バネ 107:共通端子
108a:可動接点 108:可動接触子
109:ランプホルダ 110:ネオン管(発光体)
111:転換子 111a:作動アーム
112:作動子 113:コイルバネ
114:ランプフード 115:保持バネ
120:固定金具 120a:係止片
130:第1の係合部 131:第2の係合部
132:傾斜面
200:取付ユニット 210:取付枠
211:装着口
212a、212b、212c:取付部
213:装着溝 220:補強枠
300:化粧プレート 301:開口部
400:操作板 401:装着爪
402:表示部 410:凹部
411:開口部 411a:表示体配置部
411b:発光表示部 420:化粧シート
421:透明表示窓 422:発光確認窓
430:透明フード 440:表示体保持カバー
441:裏面凹部 442:軸受部
443:支軸 444:係止凸部
445:固定爪 446:透孔部
450:導光体 451:突起
a:第1の導光経路 b:第2の導光経路
c:第3の導光経路
452a:第1光入射部 452b:第2光入射部
452c:第3光入射部
453a:第1光出射部 453b:第2光出射部
453c:第3光出射部
460:駆動体 461:凹部
462:摺動突起 463:凸部
464:バネ収納溝
465、466:係止爪 500:表示体

Claims (8)

  1. 押圧操作される作動子と状態表示用の発光体とを備えたスイッチを、一又は複数並べて装着可能なスイッチ装置であって、
    複数のスイッチ取付部を並べて形成した取付枠と、
    前記取付枠へのスイッチの取付け位置に応じて、該スイッチの作動子における適所に係合する押圧操作用の操作板と、
    この操作板の所定箇所に形成した発光表示部と、
    前記操作板の裏面側に移動自在に装着され、発光体からの光線を前記発光表示部へ導く導光体と、
    前記操作板の作動子に対する係合位置に応じて、前記導光体を適正位置に移動させる導光体位置決め手段と、
    を備えたことを特徴とするスイッチ装置
  2. 請求項1のスイッチ装置において、
    前記導光体は、第1光入射部から入射した光線を第1光出射部から出射する第1導光経路と、第2光入射部から入射した光線を第2光出射部から出射する第2導光経路と、第3光入射部から入射した光線を第3光出射部から出射する第3導光経路とを有し、
    前記導光体位置決め手段は、前記操作板の作動子に対する係合位置に応じて、前記第1乃至第3光入射部のいずれか一つを、前記発光体と対向する位置に配置するものであることを特徴とするスイッチ装置。
  3. 請求項1記載のスイッチ装置において、
    前記導光体位置決め手段は、前記導光体側に設けられ前記作動子の適所に係合する係止爪を有し、該係止爪の作動子に対する係合位置に応じて、前記導光体の移動位置を変更させるものであることを特徴とするスイッチ装置
  4. 請求項記載のスイッチ装置において、
    前記操作板に表示体の配置部を形成するとともに、前記操作板の裏面に該配置部に表示体を保持する表示体保持部材を開閉自在に設け、
    前記表示体保持部材の前記発光表示部と対向する箇所に、前記発光体からの光線を透過する透光部を形成し、
    且つ、前記導光体を前記表示体保持部材に移動自在に装着したことを特徴とするスイッチ装置
  5. 請求項記載のスイッチ装置において、
    作動子に対する前記係止爪の係合が解除されたとき、前記導光体を所定の初期位置に戻す付勢手段を備えたことを特徴とするスイッチ装置
  6. 請求項3乃至5のいずれか一項に記載のスイッチ装置において、
    前記導光体は、第1光入射部から入射した光線を第1光出射部から出射する第1導光経路と、第2光入射部から入射した光線を第2光出射部から出射する第2導光経路と、第3光入射部から入射した光線を第3光出射部から出射する第3導光経路とを有し、
    前記導光体位置決め手段は、前記操作板の作動子に対する係合位置に応じて、前記第1乃至第3光入射部のいずれか一つを、前記発光体と対向する位置に配置するものであることを特徴とするスイッチ装置
  7. 請求項記載のスイッチ装置において、
    前記第1乃至第3光出射部は、対応する光入射部が前記発光体と対向する位置に配置されたとき、前記発光表示部と対向する箇所に形成されていることを特徴とするスイッチ装置
  8. 請求項記載のスイッチ装置に装着可能なスイッチであって、
    押圧操作される作動子に、前記係止爪が係合する係合部を形成するとともに、この係合部の周囲に、前記初期位置にある前記係止爪を該係合部に導く傾斜部を形成したことを特徴とするスイッチ。
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