JPH0731432Y2 - スライド式開閉パネルの押釦構造 - Google Patents

スライド式開閉パネルの押釦構造

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JPH0731432Y2
JPH0731432Y2 JP1988071019U JP7101988U JPH0731432Y2 JP H0731432 Y2 JPH0731432 Y2 JP H0731432Y2 JP 1988071019 U JP1988071019 U JP 1988071019U JP 7101988 U JP7101988 U JP 7101988U JP H0731432 Y2 JPH0731432 Y2 JP H0731432Y2
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行康 上原
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Clarion Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はカーラジオ等の電子機器等におけるスライド
式開閉パネルの押釦構造に関する。
〈従来の技術〉 電子技術やマイコン技術の発達により電子機器は小型
化、高機能化されて来ている。そのため多くの機能を使
う為の電子機器と人間のインタフェースとも言うべき押
釦等のスイッチ類もより数多く必要となって来ている。
しかしながら、その配置されるべき前面パネル面積は小
型化により、逆に少なくなって来ており、小型多機能化
の反面、その多機能を使うだけの押釦等のスイッチが配
置出来無いという問題が生じてきている。
特に、外部から、音の記憶媒体としてのカセットテー
プ、DAT、又はCDを挿入するタイプの車載用音響機器に
於いては、それらの挿入口のスペースがかなりのデッド
スペースとなっている。そしてこれら挿入口は国際的規
格により本体の寸法の小型化に関係なく一定の寸を有す
るため、機器の小型化に伴い、挿入口というムダなスペ
ースが大きな問題となってきている。このような問題を
解決する方法としてカセットテープ等の挿入口の前部に
可動前面パネルを設けて、このパネルを押釦群と表示等
に利用し、必要に応じて前面パネルを開き、後部にかく
れた挿入口を前面に露出させテープの取り出し等を行な
う構成のものが実用化されている。
第6図乃至第9図により、このようなスライド式押釦装
置の一例を説明する。
機器本体101の前面には表示部115aを有するフロントパ
ネル115が設けられ、その下端部側には操作手段である
押釦群116が配設されている。フロントパネル115の開閉
は、開閉スイッチ124の操作で行なわれ、第6図の閉状
態において開閉スイッチ124を押すと押釦群116と共にフ
ロントパネル115の下端部側が前方へせり出し、同時に
上端部側がガイド溝126に導かれて下降することによ
り、第7図に示す開状態となる。そして完全な開状態と
なると第8図に示すように爪132が開検知スイッチ130を
ONにする事でモータ123の動作を停止させる。開状態に
おいてはフロントパネル115に覆われていたカセットの
挿入口125が、第7図に示すように前面に現われ、カセ
ットの挿脱が可能になる。そして勿論フロントパネル11
5が開いても表示部115aは視認可能、且つ押釦群16も操
作可能である。
第8図及び第9図により、機構の詳細を説明する。機器
本体101の内部にはカセットメカユニット127があり、カ
セットCは第8図においてプレイポジションに位置して
いる。フロントパネル115は下端部にある支軸118によっ
てスイッチユニット117に対し回動自在に取り付けられ
ている。また、上端部の奥側にはガイドピン119が横方
行に突出しており、ガイド部分の内側壁に設けられたガ
イド溝126中を摺動自在になっている。第8図では駆動
アーム120が機器本体1の内部へ引き込まれてフロント
パネル115が閉じた状態となっており、挿入口125は覆わ
れた恰好になっている。
ここで、第6図に示した開閉スイッチ124を押すとモー
ター123が回転を開始して、その駆動力はウォームギヤ1
22からギヤ121、駆動アーム120の奥側上面に形成された
ラック部120aへと伝達され、駆動アーム120を前方へと
スライドさせる。スイッチユニット117に嵌合した支軸1
18に下端部を引かれたフロントパネル115は、ガイド溝1
26に沿ってガイド突起119を下方へ摺動させて、第9図
に示す開状態へと移行する。この状態において挿入口12
5が前面に露出され、カセットCの挿脱が可能となる。
この開状態から開閉スイッチ124を操作すると今度はモ
ータ123が逆回転して駆動アーム120を奥側へ引き戻し、
フロントパネル115を再び第8図に示す閉状態へと移行
させる。この時爪132が閉検知スイッチ131をONにする事
で、モータ123の動作を停止させる。この動作の際にガ
イド突起119が滑らかに上方へ摺動を開始できるように
ガイド溝126は円弧状になっており、その下方部分が幾
分前方を向くように傾斜している。そして内壁128も、
ガイド溝126のRに合わせるようにして曲面形状が持た
されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 以上説明した従来のスライド式押釦装置において、第9
図に示す開状態で駆動アーム120に外から外力が加わ
り、開検知スイッチ130がオフになった場合に、従来の
構成では操作者がパネルを閉めようとして意図して押し
たと見なして、モータ123逆転してパネルを閉じるよう
に構成するか、或は誤って押されたと判断し、外力に抗
して押し返すように構成するかのどちらかの構成を採用
することが考えられる。
前者の場合は、パネルを閉じる際に開閉スイッチ124を
押さなくても、パネルの何処かを押すだけで閉動作を行
わせることが出来る利点がある。また、後者の場合は外
力が加わっても開状態を維持できる利点がある。
しかし一方、前者の場合は押釦群116を押した時に第5
図に示すようにその操作方向がスライド方向と同一であ
るため、操作者による操作の力Fがそのまま駆動アーム
120に加わり、駆動アーム120を移動させて、開検知スイ
ッチ130をオフにしてしまうと、パネルが急に閉動作を
行うことになる問題がある。この場合機器本体1にカセ
ットテープ等が半装着の状態にあると引っかかりなどの
不具合を生じ、CDの場合には致命的なダメージを与える
ことになる。
また、後者の場合は押釦群116を操作する度に駆動アー
ムが押し返すことになり、モータ123に過電流が流れ、
電流の消費やモータ寿命に悪影響を与える問題がある。
〈考案の概要〉 本考案は、上記した従来技術の問題点を解決するために
なされたもので、電子機器本体の前面位置に設けられた
パネル部と、前記パネル部の下部を、前記電子機器の前
面にせり出し、前記パネル部の上部を該電子機器の前面
の下部に下降させた状態位置と、前記電子機器前面位置
の状態とに進退可能にスライド開閉するスライド開閉部
と、スライド開閉部を上部開閉位置に駆動する駆動部
と、スライド開閉部が上記開閉位置かどうかを検知する
開閉検知部と、前記パネル部前面に装着され前記電子機
器の所定機能を動作させる押釦部とを備えたスライド式
開閉パネルの押釦構造において、前記押釦部を、該釦部
操作時のスライド方向の釦部操作力を分散させるように
該釦部操作方向が前記スライド方向に対して所定の角度
を有して設けたことを基本的な特徴とするものである。
〈作用〉 前記パネル部を前記進退可能にスライド開閉するので、
釦部を操作する力はスライド方向に対して所定の角度を
有するため、スライド方向にかかる力は小さくなり、こ
れにより、釦操作方向が前記スライド方向と一致しない
ので、パネル開閉検出に誤動作させないことが可能であ
り、かつ、釦操作力によるパネル開閉駆動機構に電気
的、機械的にも過負荷を与えるのを確実に防止できる。
〈実施例〉 以下本考案を車載用のカセットテープデッキに適用した
実施例を第1図乃至第3図により説明する。
機器本体1の前面にはスライド可能にフロントパネル15
が装着されている。このフロントパネル15は機器本体1
の前面幅と同幅になっており、ガイド部70はパネル15の
両側部に露出せず、その裏面側にかくれている。
パネル15の下端部側には操作手段である押釦群16が配設
さており、後述するように手前側(矢印方向)にパネル
15と共にスライド可能になっている。この押釦群16の押
し方向は該スライド方向とは所定の角度を設けてあり、
この実施例では斜め上方から押すように構成されてい
る。
フロントパネル5の開閉は、開閉スイッチ60の操作で行
なわれ、第1図の閉状態において開閉スイッチ60を押す
と押釦群16と共にフロントパネル15の下端部側が前方へ
せり出し、同時に上端部側がガイド溝26に導かれて下降
することにより、第2図に示す開状態となる。開状態に
おいてはフロントパネル15に覆われていたカセットの挿
入口25が前面に現われ、カセットの挿脱が可能になる。
そして勿論フロントパネル15が開いても表示部15aは視
聴可能、且つ押釦群16も操作可能になっている。
第3図(A)(B)によりスライド機構及び押釦群16の
詳細を説明する。機器本体1の内部にはカセットメカユ
ニット27があり、カセットCは第3図(B)においてプ
レイポジションに位置している。前述したようにフロン
トパネル15は下端部にある回動軸88によってスイッチユ
ニット17に対し回動自在に取り付けられている。また、
上端部にはガイドピン19が横方行に突出しておりガイド
部70の内側壁に設けられたガイド溝26中を摺動自在にな
っている。第3図bでは駆動アーム20が機器本体1の内
部へ引き込まれてフロントパネル15が閉じた状態を示し
ており、挿入口25は覆われた恰好になっている。
ここで、開閉スイッチ60を押すとモータ23が回転を開始
して、この駆動力はウォームギヤ22からギヤ21、駆動ア
ーム20の奥側上面に形成されたラック部20aへと伝達さ
れ、駆動アーム20を前方へとスライドさせる。スイッチ
ユニット17に嵌合した軸支体87に下端部を引かれたフロ
ントパネル15は、ガイド溝26に沿ってガイドピン19を下
方へ摺動させて、開状態へと移行する。駆動アーム20上
に設けられた爪32が開検知スイッチ30に当接するとモー
タ21が停止し、スライドが停止する。
この状態において挿入口25が前面に露出され、カセット
Cの挿脱が可能となる。
この開状態から開閉スイッチ60を操作すると今度はモー
タ23が逆回転して駆動アーム20を奥側へ引き戻し、フロ
ントパネル15を再び閉状態へと移行させる。フロントパ
ネルを閉じる場合は同様に爪32が、閉検知スイッチ31を
ONにする事で、モータ23の動作を停止させる。
この時ガイドピン19が滑らかに上方へ摺動を開始できる
ように前記したガイド溝26は円弧状になっており、その
下方部分が幾分前方を向くように傾斜している。
押釦群16は前記スライド方向とは異なる方向、即ちこの
実施例では斜め下方に押圧されて操作されるように構成
されている。
また、本実施例としてはカセットテープデッキを例にと
って説明したが、DATやCDまたは8mmビデオのプレーヤ等
にも適用可能である。
以上の構成において、第4図に示すように操作者により
押釦群16に加えられる外力Fはそのスライド方向(水平
方向)から所定の傾斜角を有しており、水平方向の分力
F1と垂直方向の分力F2に分解され、駆動アーム20に押込
方向の力として加えられる力は水平方向の分力F1のみと
なる。即ち、いま押釦群16への押圧力が垂直面より30度
の角度であれば、 F1=Sin30°×F=0.5F となり、F1はFの半分になる。
また、押釦群16を所謂ピアノタッチのもので構成すれ
ば、F1=0とすることも可能である。従って、上記構成
では押釦群16を押すことによりパネル15が閉じたり、或
いは押す力に抗して駆動アームが開方向に動いたりする
誤動作を未然に防止することができる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案のスライド式押釦装置は、機
器本体の前面に前後方向にスライド可能に設けられ、手
前側にせり出した状態と機器本体側へ引っ込んだ状態を
とることが可能であり、且つ押釦の操作方向が該スライ
ド方向に対して所定の角度を有しているため、押釦の操
作によるスライド方向の力を小さくでき、誤動作を未然
に防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本考案の一実施例の正面部の斜視図、
第3図はその部分分解斜視図、第4図は動作説明図、第
5図は従来の構成の動作説明図、第6図乃至第9図は従
来技術の説明図である。 1:機器本体、15:フロントパネル、16:スイッチ群、19:
ガイド突起、20:駆動アーム、25:挿入口、26:ガイド
溝、60:開閉スイッチ、70:ガイド部、88:回動軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器本体の前面位置に設けられたパネ
    ル部と、 前記パネル部の下部を、前記電子機器の前面にせり出
    し、前記パネル部の上部を該電子機器の前面の下部に下
    降させた状態位置と、前記電子機器前面位置の状態とに
    進退可能にスライド開閉するスライド開閉部と、 スライド開閉部を上記開閉位置に駆動する駆動部と、 スライド開閉部が上記開閉位置かどうかを検知する開閉
    検知部と、 前記パネル部前面に装着され前記電子機器の所定機能を
    動作させる押釦部と、 を備えたスライド式開閉パネルの押釦構造において、 前記押釦部を、該釦部操作時のスライド方向の釦部操作
    力を分散させるように該釦部操作方向が前記スライド方
    向に対して所定の角度を有して設けたことを特徴とする
    スライド式開閉パネルの押釦構造。
JP1988071019U 1988-05-31 1988-05-31 スライド式開閉パネルの押釦構造 Expired - Lifetime JPH0731432Y2 (ja)

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2601948B2 (ja) * 1990-11-28 1997-04-23 アルパイン株式会社 車載用音響機器
JP4574404B2 (ja) * 2005-03-15 2010-11-04 株式会社リコー 画像形成装置
JP5187509B2 (ja) * 2008-08-01 2013-04-24 セイコーエプソン株式会社 チルト角保持装置、記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62114299A (ja) * 1985-11-14 1987-05-26 日産自動車株式会社 車載用音響装置

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