JP3055728B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

Info

Publication number
JP3055728B2
JP3055728B2 JP3350938A JP35093891A JP3055728B2 JP 3055728 B2 JP3055728 B2 JP 3055728B2 JP 3350938 A JP3350938 A JP 3350938A JP 35093891 A JP35093891 A JP 35093891A JP 3055728 B2 JP3055728 B2 JP 3055728B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
magazine
opening
eject
storage space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3350938A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05166277A (ja
Inventor
敦 黒沢
清司 森川
知道 木村
俊朗 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp filed Critical Pioneer Corp
Priority to JP3350938A priority Critical patent/JP3055728B2/ja
Publication of JPH05166277A publication Critical patent/JPH05166277A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3055728B2 publication Critical patent/JP3055728B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マガジンのイジェクト
操作を容易にしたディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】CD,LD等のディスクを複数収納した
マガジンから、所定のディスクを選択して再生するマガ
ジン収納プレーヤが自動車搭載用機器等として使用され
ている。この種のプレーヤにおいては、機器本体の内部
にマガジン収納空間が設けられており、選択されたディ
スクがマガジンから取り出され、ピックアップ方向に移
動される。
【0003】マガジン収納空間の開口部は、外部から異
物が侵入することを防止するため、蓋体で覆われてい
る。蓋体としては、機器本体の間口方向にスライドする
形式,前方に起伏する形式等が採用されている。収納さ
れているマガジンを交換する場合、蓋体を移動させてマ
ガジン収納空間の開口部を解放する。そして、イジェク
トボタンを押すことによって、マガジン収納空間からマ
ガジンをイジェクトする。
【0004】マガジンがイジェクトされるとき、蓋体の
開方向への移動が十分でないと、イジェクトされたマガ
ジンが蓋体に衝突し、マガジンの円滑な取出しができな
くなる。また、衝突が繰り返されると、マガジン,機器
本体等に故障,破損等が発生する原因となる。
【0005】そこで、蓋体を開方向に完全に移動させた
後で初めてイジェクトボタンの操作を可能にするため、
たとえば図1に示すように、蓋体の全開位置でイジェク
トボタンが現れるように蓋体とイジェクトボタンとの位
置関係を設定したものが知られている。このマガジン収
納プレーヤにおいては、機器本体1の間口方向にスライ
ドする蓋体2を機器本体1に装着している。マガジン収
納空間3は、異物の侵入を防止するため、蓋体2で通常
覆われている。
【0006】新しくマガジン4を装填するときには、図
1(a)に矢印で示すように蓋体2をスライドさせ、マ
ガジン収納空間3を開放する。そして、再生しようとす
るディスクを備えたマガジン4がマガジン収納空間3に
差し込まれる。また、収納しているマガジン4を取り出
す場合には、蓋体2を全開位置に移動させ、機器本体1
側に設けられているイジェクトボタン5を露出させる。
そして、図1(c)に示すようにイジェクトボタン5を
押し、マガジン4をイジェクトする。
【0007】イジェクトボタン5は、蓋体2が全開位置
になったとき初めて現れる位置に設けられている。すな
わち、蓋体2が中途半端に開いている状態では、イジェ
クトボタン5を操作することができない。そのため、イ
ジェクトボタン5を押してマガジン4をイジェクトする
とき、マガジン収納空間3が十分に解放されており、イ
ジェクト中のマガジン4が蓋体2の裏面に衝突したり、
蓋体2の縁部に引っ掛かったりすることがなくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この方式でマガジン4
をイジェクトするとき、蓋体2をスライドさせイジェク
トボタン5を押す二つの操作が必要となる。また、蓋体
2の全開位置で露出するような位置関係でイジェクトボ
タン5を設けるため、イジェクトボタン5のすぐ横に全
開した蓋体2の縁部が臨む設計となる。そのため、イジ
ェクトボタン5を押そうとする指先が蓋体2の縁部に引
っ掛かり易い。すなわち、図1に示したイジェクト機構
は操作性に問題があり、マガジン4のイジェクトを円滑
に行うことができない。
【0009】操作性の悪さは、マガジン収納プレーヤを
自動車搭載用に使用するとき、大きな問題となる。たと
えば、自動車を運転している人がマガジンの交換を行お
うとしても、2種類の操作が必要であり且つイジェクト
ボタン5の押下が容易でないため、運転しながらのマガ
ジン交換は極めて危険なものとなる。また、運転手以外
の人がマガジン交換を行う場合でも、暗い車内でイジェ
クトボタン5を確認して押すことが要求される。
【0010】本発明は、このような問題を解消すべく案
出されたものであり、蓋体の開閉動作によってイジェク
ト機能を働かせることにより、マガジンの円滑なイジェ
クト及び交換を可能にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクプレー
ヤは、その目的を達成するために、再生機を備えた筐体
と、上記筐体に設けられた開口部と、上記開口部を開閉
自在に移動する蓋体と、上記蓋体の移動を上記開口部の
一部分を開放した位置で停止するように上記蓋体に負荷
を与える移動停止機構と、上記蓋体の移動軌跡上に設け
られた蓋体検出器と、上記蓋体検出器で上記蓋体の所定
部分が検出されたことに基づいて駆動されるイジェクト
機構とを備え、上記移動停止機構は、上記負荷より強い
力が上記蓋体に加わることによって上記蓋体の移動停止
を解除し、上記イジェクト機構は、上記移動停止機構の
解除によって上記蓋体が上記開口部を全開する位置に移
動したことを上記蓋体検出器が検出したときに駆動され
ることを特徴とする。
【0012】
【作 用】プレーヤ本体に装着されている蓋体には、全
閉状態で本体内部に異物が侵入することを防止すると共
に、開放状態で収納されているマガジンの種類を確認す
ること及びマガジンを交換すること等の機能をもってい
る。本発明においては、マガジンの挿入・排出に支障が
なくなるところまで開いた状態及び全開状態の2種類の
位置を蓋体にとらせることにより、種類の確認及びマガ
ジンの交換を容易にしたものである。そして、全開位置
まで蓋体を移動させるとき、蓋体の移動をイジェクト機
構の蓋体検出器で検出し、自動的にマガジンをイジェク
トさせる。すなわち、蓋体を開方向に移動させる一つの
操作だけでマガジンのイジェクトが行われる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら、実施例によって
本発明を具体的に説明する。 実施例1:本実施例は、機器本体に対してスライド式の
蓋体を装着したマガジン収納プレーヤに適用した例であ
る。
【0014】機器本体10は、図2〜4に示すように間
口方向にスライド可能な蓋体20を備えている。機器本
体10は、天板11,底板12,左側側板13,右側側
板14,前板15及び背板16で箱状に成形されたケー
シングをもっている。前板15の左側には開口部が形成
され、マガジン収納空間17が臨んでいる。また、マガ
ジン収容空間11の右側で、ピックアップ,クランパ等
のメカニズム18が機器本体10に内蔵されている。
【0015】天板11及び底板12の手前側は、屈曲さ
れてガイド溝部11a及び12aとなっている。ガイド
溝部11a,12aは間口方向に延びており、蓋体20
の上下両辺を背面側に屈曲して成形したガイド突条2
1,22が嵌め合わされる。また、蓋体20の前面に、
左右両側で開閉用リブ23,24が形成されている。
【0016】マガジン収納空間11を閉ざした図2の状
態からマガジン収納空間11を開放するときには、開閉
用リブ23,24の何れかを指先で操作し、ガイド溝部
11a,12aに沿ってガイド突条21,22を滑らせ
ることにより蓋体20をスライドさせる。これによっ
て、図4に示すようにマガジン収容空間17が開放され
る。なお、開閉を容易にする手段として、蓋体20の左
右両側にリブ23,24を設けることに代え、適宜の箇
所にリブ或いは凹凸を形成しても良い。
【0017】なお、図示のスライド方式は本発明を拘束
するものではなく、間口方向或いは上下方向に蓋体20
をスライドさせる手段としては、他に種々の方式を採用
することができる。たとえば、機器本体10の前面側に
間口方向に延びるガイド溝を設け、このガイド溝に嵌り
込む突起を蓋体20の背面に形成する場合、蓋体20の
厚みを小さくすることができ、機器本体10に対する一
体感に富んだものとなる。
【0018】蓋体20が半開きにある状態を、図4に実
線で示す。この状態で、マガジン収納空間11は、すで
にマガジンの挿入・排出に支障がなくなるところまで開
いており、収納されているマガジンを取り出すことはで
きる。また、収納されているマガジンの種類を判別する
ことも可能である。マガジン収納空間11を完全に開放
させた後、更に蓋体20を点線で示した位置まで右方向
にスライドさせることができる。
【0019】本実施例では、実線位置と点線位置との間
をスイッチングストロークSとし、点線位置まで蓋体2
0が移動する間でイジェクト機構がスイッチオンされる
ように、蓋体20の端部を検出する蓋体検出器30を設
けている。また、実線位置に蓋体20を維持するため、
クリック機構40を設けることが好ましい。
【0020】蓋体検出器30は、右側側板14と前板1
5との間に形成された空間部に設けたイジェクトスイッ
チ31を備えている。すなわち、図5(b)に示すよう
に右側側板14の前端部をコの字型に屈曲して外側壁部
14a,前側壁部14b及び内側壁部14cを形成し、
前板15に固定したイジェクトスイッチ31を取り囲ん
でいる。内側壁部14cからケーシングの右側端面まで
の距離は、蓋体20の背面に上下方向に形成した隆起部
25の側面25aから蓋体20の右側端部までの距離よ
りも若干小さくしている。
【0021】イジェクトスイッチ31は、下方に固定接
点32及び可動接点33を伸ばしており、上方でイジェ
クト機構34のモータ等の駆動コントロール回路に接続
されている。可動接点33に、押圧子35のフランジ部
35aが対向している。押圧子35は、内側壁部14c
に形成されている孔部に装入される中空状頭部35bを
もっている。そして、中空状頭部35bの内面と外側壁
部14aの内面との間に張設された戻しバネ36によっ
て、定常状態でフランジ部35aが内側壁部14cの内
面に押圧される。
【0022】イジェクト機構34の詳細は省略するが、
たとえばマガジンをマガジン収納空間17に装填すると
きの力で圧縮されたスプリングの圧縮状態が解放される
ようにイジェクトスイッチ31からの信号で係止爪を後
退させる方式,イジェクト動作を行うモータに所定の駆
動指令を発する方式等が採用される。
【0023】蓋体20が図4の点線で示した全開位置に
至ったとき、隆起部25の側面25aが内側壁部14c
に接近し、図6(b)に示すように押圧子35の中空状
頭部35bが内側壁部14cから若干突出する。このと
き、蓋体20の端面20aが右側側板14に一致し、マ
ガジン収納空間17の開口部が蓋体20から完全に開放
される。なお、蓋体20の全開状態を姿勢よく維持する
ため、中空状頭部35bの突出量に対応する大きさをも
った単数又は複数の支持突起14dを内側壁部14cに
形成することが好ましい。
【0024】クリック機構40は、隆起部25の底面に
開口した孔部25bに圧縮バネ41を介して装入された
可動子42を備えている。他方、ガイド溝部12aの上
面12bには、可動子42の下端が嵌り込む係止孔12
cが形成されている。可動子42及び係止孔12cは、
蓋体20が図4に実線で示したマガジンの挿入・排出に
支障がなくなるところまで開いた状態にあるときに一致
する位置関係で、蓋体20及びガイド溝部12aにそれ
ぞれ設けられている。
【0025】図2に示した全閉状態では、蓋体20がマ
ガジン収納空間11を完全に閉鎖し、異物の侵入を防止
している。この状態から蓋体20を右方向に移動させる
と、ガイド溝部11a,12aにガイド突条21,22
が嵌り込んだ状態で蓋体20のスライドが行われる。こ
こで、可動子42は、図4に実線で示した蓋体20がク
リック位置以外にあるとき、圧縮バネ41によって付勢
されながらガイド溝部12aの上面12bを摺動する。
すなわち、係合突条22及び可動子42でガイド溝部1
2aを両側から挟みながら蓋体20が移動するため、ス
ライド動作は円滑になる。
【0026】蓋体20がスライドして図4の実線で示し
たクリック位置に至ったとき、係止孔12cに可動子4
2が一致する。そのため、圧縮バネ41で付勢されてい
る可動子42は、図6(a)に示すように係止孔12c
に嵌り込む。これにより、図4に実線で示したマガジン
の挿入・排出に支障がなくなるところまで開いた状態が
維持される。クリック機構40は、たとえば振動等の外
力で蓋体20が不用意に開いたとき、蓋体20が全開位
置まで移動することを防止する上でも有効である。
【0027】蓋体20に加えている開方向の力が圧縮バ
ネ41の弾撥力を超えると、圧縮バネ41が収縮し、係
止孔12cから可動子42が後退する。そして、蓋体2
0が更に右方向にスライドし、蓋体20の背面側に設け
られている隆起部25の側面25aが、図6(b)に示
すように押圧子35の中空状頭部35bに押し付けられ
る。その結果、押圧子35は、蓋体20のスライド方向
と同じ方向に移動し、フランジ部35aで可動接点33
を変形させる。変形した可動接点33は、固定接点32
と接触し、蓋体20の端部が所定位置に達したことを検
出する。このとき、隆起部25の側面25aが押圧子3
5及び支持突起14dで支持されるため、全開状態にあ
る蓋体20の姿勢が安定する。
【0028】検出結果は、電気信号としてイジェクト駆
動部に出力される。これにより、マガジン収納空間11
からマガジンがイジェクトされる。なお、電気信号によ
ることなく、押圧子35の移動を機械的にイジェクト機
構に伝達することも可能である。たとえば、マガジン収
納空間11にマガジンを装填するときに圧縮されるバネ
を採用した場合、バネを圧縮状態に維持する係止爪と押
圧子35との間に連動機構を介在させ、押圧子35の移
動に基づいて係止爪を後退させ、バネを圧縮状態から解
放することによってイジェクト動作を行うことも可能で
ある。
【0029】また、以上の例では、蓋体検出器30及び
クリック機構40を機器本体10及び蓋体20の端部に
設けている。しかし、これに拘束されることなく、蓋体
20の移動軌跡に臨む限り、蓋体検出器30及びクリッ
ク機構40を端部以外の適宜の位置に設けることも可能
である。
【0030】このように、蓋体20をスライドさせる1
操作でマガジン収納空間11の開放及び収納されている
マガジンのイジェクトが行われる。すなわち、図1で説
明した蓋体2の移動及びイジェクトボタン5の押下の2
種類の操作が不用となり、操作性に優れたマガジン収納
プレーヤとなる。また、蓋体20のスライドがクリック
位置で一旦停止するため、蓋体20を全開するときの確
認も可能となり、確実なイジェクト操作が行われる。し
かも、振動等の外力で蓋体20が不用意に開いても、全
開位置まで蓋体20が移動することがなくなる。
【0031】実施例2:本実施例は、前開き式の蓋体を
備えたマガジン収容プレーヤに適用した例であり、プレ
ーヤ本体の前方に空間的な余裕がある場合に採用され
る。
【0032】 前開き式の蓋体50は、機器本体10の
間口方向に設けた回転軸19で揺動可能に軸支されてい
る。機器本体10は、メカニズム18を内蔵しており、
マガジン収納空間17の縁部を形成する前板15の部分
をストッパ15a,15bとしている。なお、ストッパ
は、天板11及び底板12の前方端部に形成しても良
い。また、蓋体50の開き過ぎを防止するため、底板1
2の前端部にストッパ12cが設けられている。他方、
蓋体50の上部前面には、開閉操作を容易にするための
指掛部27が形成されている。
【0033】 蓋体50を閉じた状態にあっては、図7
(b)に示すようにストッパ15a,15bに蓋体50
の背面が当接し、閉鎖姿勢に蓋体50が維持される。全
閉状態から蓋体50を回動させてマガジン収納空間を開
放させるとき、蓋体50は、図7(c)に実線で示した
クリック位置を経て点線で示した全開位置に至る。この
クリック位置と全開位置との間に、スイッチングストロ
ークSが設定される。
【0034】ストッパ15bを前板15に形成する場
合、図8に示すように、ストッパ15bの背面から若干
離れた箇所に位置する支持突起12bを底板12から立
設させる。そして、ストッパ15bと支持突起12bと
の間の間隙に、イジェクトスイッチ51を配置する。イ
ジェクトスイッチ51は、実施例1と同様に下方に固定
接点52及び可動接点53を伸ばしており、上方でイジ
ェクト機構54のモータ等に接続されている。
【0035】前板15のストッパ15aと底板12の支
持突起12bとの間に若干の間隙を設け、この間隙に摺
動部材55を奥行方向に摺動可能に配置する。摺動部材
55は、手前側端部及び奥行側端部にそれぞれ押圧フラ
ンジ部55aを及び係合突起55bを備えている。そし
て、押圧フランジ部55aと支持突起12bとの間に張
設された戻りバネ56により、押圧フランジ部55aが
ストッパ15bの背面に押し付けられる。また、ストッ
パ12cの段部に摺動部材55の係合突起15bが引っ
掛かり、摺動部材55の飛出しが防止される。
【0036】ストッパ15bに、回転軸19の近傍位置
で盲孔15cが刻設されている。盲孔15cには、圧縮
バネ57を介して押圧ボール58が嵌め込まれている。
【0037】 蓋体50の下端は、回転軸19を中心と
して円弧状に形成され、その周面に全閉用係合孔61,
クリック用係合孔62及び押圧片63が設けられてい
る。係合孔61,62は、押圧ボール58の一部が収容
される大きさをもっている。押圧片63は、蓋体50を
全開位置まで倒伏したとき、摺動部材55の係合突起5
5bに突き当たる位置に設定されている。このとき、蓋
体50の前面がストッパ12cに当接するため、更に大
きく蓋体50が回転することがない。
【0038】 マガジン収納空間17を蓋体50で完全
に覆っているとき、蓋体50は、図8(a)に示した姿
勢をとる。このとき、押圧ボール58は、圧縮バネ57
で付勢され、全閉用係合孔61に押し込まれている。蓋
体50は、押圧ボール58が押し込む圧縮バネ57の弾
撥力が作用しているので、多少の振動等の外力が加わっ
ても図8(a)に示した全閉姿勢に保たれる。
【0039】 全閉状態からマガジン収納空間を開放す
るとき、指掛部27に指をかけ、圧縮バネ57の弾撥力
を超える力を加える。これにより、圧縮バネ57が収縮
し、全閉用係合孔57と押圧ボール58との係合状態が
解除される。蓋体50は回転軸19を中心として前開き
方向に回転し、押圧ボール58は蓋体50の下端面を摺
動する。
【0040】 蓋体50の回転が進行し、クリック用係
合孔62に押圧ボール58が一致したとき、図8(b)
に示すように、押圧ボール58は、圧縮バネ57の弾撥
力で盲孔15cから押し出され、クリック用係合孔62
に嵌り込む。これによって、蓋体50は、マガジンの挿
入・排出に支障がなくなるところまで開いた位置のクリ
ック姿勢になる。
【0041】 更に蓋体50に大きな力が加えられる
と、クリック用係合孔62と押圧ボール58との係合状
態が解除され、蓋体50が全開方向に回転する。そし
て、図8(c)に示すように、押圧片63が摺動部材5
5の係合突起55bに当接し、摺動部材55を奥行方向
に押し込む。押し込まれた摺動部材55の押圧フランジ
部55aは、可動接点53に当接し、可動接点53を変
形させる。変形量が設定値を超えるとき、可動接点53
が固定接点52に接触し、マガジン収納空間17からマ
ガジンをイジェクトする指令信号がイジェクト機構54
に出力される。
【0042】 このように、蓋体50は、図8(b)に
示したクリック位置を経て図8(c)の全開位置に開か
れる。そのため、図8(a)の状態にある蓋体50が何
らかの外力で開いたときにあっても、開方向の動きは図
8(b)のクリック位置で一旦止められる。そのため、
不用意にマガジン収納空間17が開放され、異物がマガ
ジン収納空間17に侵入したり、マガジン収納空間17
からマガジンが飛び出すことが防止される。
【0043】 クリック位置で蓋体50を一時的に止め
ることは、マガジン収納空間17の全開操作を確認する
ことにも有効である。すなわち、クリック用係合孔62
に押圧ボール58が押し込まれたことは、蓋体50を開
く指先に反力として伝わる。そこで、この反力を確認し
た後、更に蓋体50を全開方向に移動させることによっ
て確実なイジェクト操作が可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のマガジ
ン収納プレーヤにあっては、本体内部に収納されている
マガジンが蓋体の開閉操作のみでイジェクトされる。す
なわち、従来のように蓋体の開放及びイジェクトボタン
の押下の2種類の操作を必要とすることなく、イジェク
トが簡単に行われるため、使い勝手のよいプレーヤとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のスライド式蓋体を備えたマガジン収納
プレーヤを示す。
【図2】 本発明の実施例1において、蓋体が全閉状態
にあるマガジン収納プレーヤを示す。
【図3】 図2のIII−III断面図
【図4】 蓋体を開いた同マガジン収納プレーヤの正面
【図5】 蓋体検出器及びクリック機構の要部を示す。
【図6】 蓋体検出器及びクリック機構の作動を説明す
るための図
【図7】 前開き式の蓋体を備えた実施例2のマガジン
収納プレーヤを示す。
【図8】 同実施例における蓋体検出器及びクリック機
構の作動を説明するための図
【符号の説明】
10 機器本体 17 マガジン収納空間
20 蓋体 30 蓋体検出器 34 イジェクト機構 S スイッチングストローク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 俊朗 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パイオニア株式会社川越工場内 (56)参考文献 特開 平5−20766(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/22 - 17/30 G11B 17/04,15/68,15/675

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生機を備えた筐体と、 前記筐体に設けられた開口部と、 前記開口部を開閉自在に移動する蓋体と、前記蓋体の移動を前記開口部の一部分を開放した位置で
    停止するように前記蓋体に負荷を与える移動停止機構
    と、 前記蓋体の移動軌跡上に設けられた蓋体検出器と、 前記蓋体検出器で前記蓋体の所定部分が検出されたこと
    に基づいて駆動されるイジェクト機構とを備え、前記移動停止機構は、前記負荷より強い力が前記蓋体に
    加わることによって前記蓋体の移動停止を解除し、 前記
    イジェクト機構は、前記移動停止機構の解除によって
    記蓋体が前記開口部を全開する位置に移動したことを前
    記蓋体検出器が検出したときに駆動されることを特徴と
    するディスクプレーヤ。
JP3350938A 1991-12-11 1991-12-11 ディスクプレーヤ Expired - Fee Related JP3055728B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3350938A JP3055728B2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 ディスクプレーヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3350938A JP3055728B2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 ディスクプレーヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05166277A JPH05166277A (ja) 1993-07-02
JP3055728B2 true JP3055728B2 (ja) 2000-06-26

Family

ID=18413934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3350938A Expired - Fee Related JP3055728B2 (ja) 1991-12-11 1991-12-11 ディスクプレーヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3055728B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6098737B2 (ja) * 2014-02-07 2017-03-22 村田機械株式会社 ガス注入装置及び補助部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6098737B2 (ja) * 2014-02-07 2017-03-22 村田機械株式会社 ガス注入装置及び補助部材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05166277A (ja) 1993-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4688123A (en) Cartridge handling device and method
JP3055728B2 (ja) ディスクプレーヤ
EP1622155B1 (en) Door interlock unit and disk recording/reproducing apparatus with the same
US6631112B1 (en) Recording and/or reproducing apparatus with disc cartridge loading, holding and ejection mechanism
US6754039B2 (en) Cassette loading apparatus
EP0575665B1 (en) Disk player
KR100379050B1 (ko) 디스크 장치
US6327114B1 (en) Recording medium driving apparatus
JPH01118259A (ja) テープカートリッジ位置決め機構
JPH0731432Y2 (ja) スライド式開閉パネルの押釦構造
JPS61276159A (ja) カセツトロ−デイング装置
EP0561041A2 (en) Mounting device of a container of a recording medium in an information reproducing device
JP3727171B2 (ja) 記録媒体駆動装置
EP0986059B1 (en) Magnetic recording and reproducing apparatus
JP3613011B2 (ja) ディスク装置
JP2879626B2 (ja) 光ディスク駆動装置
JP4221786B2 (ja) ホルダ装置を用いたディスク記録及び/又は再生装置
JP2675404B2 (ja) 記録媒体演奏装置
JPH0237134Y2 (ja)
JPH06325221A (ja) 情報記録/再生装置の記録媒体排出装置
JP4062836B2 (ja) フロッピーディスク・ドライブ
JPH0628745A (ja) カセットレコーダ
JPS61276163A (ja) カセツトロ−デイング装置
JP2001056999A (ja) 情報ディスク記録/再生装置
JPS61276164A (ja) カセツトロ−デイング装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees