JP3125509B2 - カセットテープ駆動装置 - Google Patents

カセットテープ駆動装置

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JP3125509B2
JP3125509B2 JP05075322A JP7532293A JP3125509B2 JP 3125509 B2 JP3125509 B2 JP 3125509B2 JP 05075322 A JP05075322 A JP 05075322A JP 7532293 A JP7532293 A JP 7532293A JP 3125509 B2 JP3125509 B2 JP 3125509B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカセットテープ駆動装置
に関し、特に蓋体を開くためのスイッチを操作する操作
摘子の構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図1にカセットテープ駆動装置の一例と
していわゆるDAT(デジタルオーディオテープ)用の
カセットテープレコーダーの外観を示す。このカセット
テープレコーダー1は、テープレコーダー本体2と、こ
のテープレコーダー本体2に回動可能に連結される蓋体
3とによりなり、この蓋体3によってテープレコーダー
本体2のカセット装着部4が開閉される。5はこのカセ
ット装着部4に設けられているハブ駆動軸である。
【0003】6はテープカセットを保持するカセットホ
ルダーで、このカセットホルダー6は蓋体3の開閉回動
動作に連動して昇降される如く構成されており、即ち蓋
体3が開いた状態(図示の状態)ではカセットホルダー
6はカセット装着部4に対し上昇した位置にあってテー
プカセットの挿脱を可能とし、蓋体3を閉じるとこれに
伴なってカセットホルダー6はテープカセットがカセッ
ト装着部に装着される位置まで下降するようになってい
る。
【0004】また蓋体3が完全に閉じられた状態では、
蓋体3はテープレコーダー本体2側に設けられたロック
片7と係合することによってロックされる如くなされて
いる。
【0005】また蓋体3の上面側にはテープを駆動させ
るための操作部8が設けられており、即ち8aはプレイ
(PLAY)釦、8bは早送り(FF)釦、8cは巻戻
し(REW)釦、8dは停止(STOP)釦、8eは録
音(REC)釦である。
【0006】図2はこのカセットテープレコーダー1の
内部における機構系の構成を示しており、ここにおいて
10はマイクロコンピューターによりなる制御部、11
はカセット装着部に装着されたテープカセットのテープ
を駆動するテープ駆動機構部(テープローディング機構
を含む)で、操作部8において押された何れかの釦8a
〜8dに従った制御部10からの信号によってテープ駆
動機構部11においてテープの走行動作(PLAY,F
F,REW,STOP)が行なわれる。尚、このカセッ
トテープレコーダー1においては、蓋体3が閉じてカセ
ット装着部にテープカセットが装着されると同時にテー
プ駆動機構部11においてテープローディング動作が行
なわれ、直ちにテープ走行可能状態となるようになって
いる。
【0007】また12は蓋体3の閉じ状態におけるロッ
クを電動により解除し蓋体3を開くためのオープン機構
部で、この蓋体オープン機構部はスイッチ(スライドス
イッチ)13によって作動する。このスイッチ13は図
1においてテープレコーダー本体2の表面に設けられた
操作摘子14によってスライド操作されるもので、これ
をオープン(OPEN)位置に移動操作すると、これに
従って制御部10から蓋体オープン機構部12に信号が
送られることにより、ここにおいて上記図1に示したロ
ック片7がロック解除方向に電気的に動作されて蓋体3
が開かれる。
【0008】またこのスイッチ13がオープン位置に移
動操作されると、テープ駆動機構部11においてはテー
プのアンローディング動作が行なわれ、このアンローデ
ィング動作が完了した後に上記蓋体オープン機構部12
において蓋体3のロックが解除され蓋体3が開かれる如
くなされている。尚、このスイッチ13によってテープ
がアンローディングされて蓋体3が開かれるのは、テー
プの停止(STOP)時に限られ、即ちテープ走行中
(PLAY,FF,REW)にはスイッチ13をオープ
ン位置にしてもこれが働かない(制御部10においてこ
れを受け付けない)ようになっている。
【0009】このようにテープをアンローディングして
蓋体3を開くスイッチ13は、操作部8の誤操作を防止
するためのホールドスイッチを兼用しており、即ちこの
スイッチ13は、上記オープン(OPEN)位置と、ホ
ールド(HOLD)位置と、これらオープン位置とホー
ルド位置との間のニュートラル位置(センタリング位
置)との3ポジションを有し、このスイッチ13がホー
ルド位置に移動操作されると、操作部8の何れの釦8a
〜8eが押されてもこれが働かなくなり(制御部10に
おいてこれを受け付けなくなり)、このため誤って操作
部8の釦が押されてしまい不測の動作が行なわれること
のないようになされている。
【0010】尚、スイッチ13は、オープン位置の移動
操作方向に対してはニュートラル位置に復帰するように
偏倚されていると共に、ホールド位置においてはその状
態で止まる構造となっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上の如きカセットテ
ープレコーダー1においては、前述したようにテープレ
コーダー本体2の表面に設けられる操作摘子14によっ
てスイッチ13をスライド操作するようになされている
が、この操作摘子14をホールド位置からニュートラル
位置に戻すときにその勢いで誤ってオープン位置まで移
動させてしまうことがあった。
【0012】このようにスイッチがオープン位置に入る
と、前述した如くテープがアンローディングされて蓋体
が開かれるので、ここからプレイ(PLAY)状態にす
るには再び蓋体を閉じてテープがローディングされるの
を待つ必要があり、時間的ロスが非常に多く、また電気
的なロスも大きい。本発明はこのような問題点を解消す
ることを目的としてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、装着されるテープカセットのテープを駆
動するテープ駆動機構と、テープカセットを覆うように
設けられる蓋体と、蓋体を開放する蓋体オープン機構
と、テープ駆動機構の動作を指示する操作部と、テープ
駆動機構及び蓋体オープン機構を制御する制御部と、テ
ープ駆動機構がテープをアンローディングすると共に蓋
体オープン機構が蓋体を開放するように制御部に指示す
るオープン位置と、操作部の制御部への指示を無効にす
るホールド位置と、オープン位置とホールド位置との間
のニュートラル位置との3ポジションを操作摘子がスラ
イドするスイッチ機構とを備え、操作摘子がホールド位
置から直接オープン位置にスライドされることを禁止す
るように構成したものである。
【0014】
【作用】上記の如き構成によれば、操作摘子をホールド
位置からニュートラル位置に戻すときに誤ってオープン
位置まで移動させてしまうことがなくなり、このため従
来のような操作時の時間的ロスや電気的ロスが生じるこ
とはない。
【0015】
【実施例】以下、図3及び図4を参照しながら本発明の
実施例について説明するに、前述した図1の従来例と対
応する部分には同一符号を付しその説明は省略する。
【0016】本例のカセットテープレコーダー1におい
ては、テープをアンローディングして蓋体3を開くオー
プン(OPEN)位置と、操作部8の全ての釦8a〜8
eが働かないようにするホールド(HOLD)位置と、
このオープン位置とホールド位置との間のニュートラル
位置との3ポジションを有するスイッチを操作する操作
摘子14の構造に特別の構成を採用し、この操作摘子1
4をホールド位置からニュートラル位置に戻すときに不
用意にオープン位置に入らないようにしてある。
【0017】この操作摘子14の構造を図4において詳
細に説明すると、この操作摘子14は、摘子本体15と
押圧操作子16の2部品により構成されている。
【0018】摘子本体15は、テープレコーダー本体2
のキャビネット2aに沿ってスライド自在に設けられて
いるもので、これが図示せずともテープレコーダー本体
2の内部に配設されるスイッチ(図2に示したスイッチ
13)に連結され、即ちこの摘子本体15を移動させる
ことによってスイッチの操作が行なわれる。尚、この摘
子本体15は、その移動操作時に指を掛け易いように両
端部が突出して形成されている。
【0019】一方押圧操作子16は、摘子本体15の中
央部に形成された穴部17に、摘子本体15の移動操作
方向と直交する方向に出没移動自在に嵌合支持されてい
るもので、この押圧操作子16には、摘子本体15の裏
側においてオープン位置の方向に突出するストッパー凸
部16aが形成されており、後述するようにこのストッ
パー凸部16aの先端面がキャビネット2aに形成され
た穴部の端面18aに当たることによってこれがストッ
パーとして機能する構造となされている。
【0020】19は押圧操作子16を支持する取付板
で、この取付板19は図示を省略するも摘子本体15に
固定されており、この取付板19の支持穴部19aに押
圧操作子16の軸柱部16bが挿通支持されている。そ
してこの取付板19と押圧操作子16との間には圧縮コ
イルばね20が介挿されており、この圧縮コイルばね2
0の力によって押圧操作子16は常にその頭部が摘子本
体15より突出し、かつストッパー凸部16aの先端面
がキャビネット2aの穴部の端面18aと対向するよう
に偏倚されている。
【0021】このように構成される操作摘子14の操作
について説明すると、先ず操作摘子14を図4Aに示す
ニュートラル位置からホールド位置に入れるときには、
摘子本体15をそのままホールド位置の方向に移動させ
ることにより、図4Bに示すように操作摘子14は何ら
の支障もなくホールド位置に入る。
【0022】一方、操作摘子14を図4Aに示すニュー
トラル位置からオープン位置に入れるときには、摘子本
体15をそのままオープン位置の方向に移動させようと
すると、押圧操作子16のストッパー凸部16aの先端
面がキャビネット2aの穴部の端面18aに当たること
によってこれがストッパーとして機能し、このため操作
摘子14のオープン位置への移動が規制されることにな
る。
【0023】そこでこの場合には、押圧操作子16の頭
部を押圧してストッパー凸部16aをキャビネット2a
の厚み方向に逃がして穴部の端面18aと非対応状態と
することによってストッパーとしての機能を解除し、こ
の状態を維持しながら摘子本体15をオープン位置の方
向に移動させることにより、図4Cに示すように操作摘
子14はオープン位置に入る。
【0024】尚、押圧操作子16を押しながら摘子本体
15をニュートラル位置からホールド位置に移動させよ
うとした場合には、押圧操作子16の頭部の一部16c
がキャビネット2aの穴部の端面18bに当たることに
よって操作摘子14のホールド位置への移動が規制され
るようになっている。
【0025】以上のように本例の操作摘子14の構造に
おいては、摘子本体15をホールド位置から直接オープ
ン位置に入れることはできず、オープン位置に入れると
きには必ず押圧操作子16を押してストッパーとしての
機能を解除しながら摘子本体15を移動させなくてはな
らないので、操作摘子14をホールド位置からニュート
ラル位置に戻すときに不用意にオープン位置まで移動さ
せてしまうことはない。
【0026】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明は、操作摘子
によってスライド操作されるスイッチ機構を備え、この
スイッチ機構は、テープをアンローディングして蓋体を
開くオープン位置と、テープ駆動機構を操作する操作釦
を操作しても働かないようにするホールド位置と、これ
らオープン位置とホールド位置との間のニュートラル位
置との3ポジションを有してなるカセットテープ駆動装
置において、操作摘子がホールド位置から直接オープン
位置に入らないようにしたので、操作摘子をホールド位
置からニュートラル位置に戻すときに誤ってオープン位
置まで移動させてしまうようなことがなくなり、このた
め従来のような操作時の時間的ロスや電気的ロスが生じ
ることはなく、使用者にとって使い易いカセットテープ
駆動装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】カセットテープ駆動装置の従来例を示すカセッ
トテープレコーダーの斜視図である。
【図2】カセットテープ駆動装置の機構系の構成のブロ
ック図である。
【図3】本発明によるカセットテープ駆動装置の実施例
を示すカセットテープレコーダーの斜視図である。
【図4】実施例の要部(操作摘子)の断面図で、Aはニ
ュートラル位置、Bはホールド(HOLD)位置、Cは
オープン(OPEN)位置にある状態である。
【符号の説明】
3 蓋体 8 操作部 10 制御部 11 テープ駆動機構部 12 蓋体オープン機構部 13 スイッチ 14 操作摘子 15 摘子本体 16 押圧操作子 16a ストッパー凸部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着されるテープカセットのテープを駆
    動するテープ駆動機構と、 上記テープカセットを覆うように設けられる蓋体と、 上記蓋体を開放する蓋体オープン機構と、 上記テープ駆動機構の動作を指示する操作部と、 上記テープ駆動機構及び上記蓋体オープン機構を制御す
    る制御部と、 上記テープ駆動機構が上記テープをアンローディングす
    ると共に上記蓋体オープン機構が上記蓋体を開放するよ
    うに上記制御部に指示するオープン位置と、上記操作部
    の上記制御部への指示を無効にするホールド位置と、上
    記オープン位置と上記ホールド位置との間のニュートラ
    ル位置との3ポジションを操作摘子がスライドするスイ
    ッチ機構とを備え、 上記操作摘子がホールド位置から直接上記オープン位置
    にスライドされることを禁止するように構成したことを
    特徴とするカセットテープ駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記操作摘子は、上記スイッチ機構に連
    結される摘子本体と、この摘子本体に設けられ、この摘
    子本体のオープン位置への移動に対しストッパーとして
    機能する押圧操作子とによりなり、上記摘子本体をオー
    プン位置に移動操作する際には上記押圧操作子を押圧し
    て上記ストッパー機能を解除し、この状態を維持しなが
    ら上記摘子本体をオープン位置まで移動させる構造とし
    た請求項1に記載のカセットテープ駆動装置。
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