JPH10167518A - 用紙搬送装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents

用紙搬送装置及びインクジェット記録装置

Info

Publication number
JPH10167518A
JPH10167518A JP33319496A JP33319496A JPH10167518A JP H10167518 A JPH10167518 A JP H10167518A JP 33319496 A JP33319496 A JP 33319496A JP 33319496 A JP33319496 A JP 33319496A JP H10167518 A JPH10167518 A JP H10167518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
belt
transport
transport belt
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33319496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3613427B2 (ja
Inventor
Tsuneo Maki
恒雄 牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP33319496A priority Critical patent/JP3613427B2/ja
Publication of JPH10167518A publication Critical patent/JPH10167518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3613427B2 publication Critical patent/JP3613427B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で用紙を正確に搬送できない。 【解決手段】 搬送ベルト3は駆動源によって回転駆動
される複数の駆動ローラ5と従動ローラ6との間に張装
して回動可能に支持し、駆動ローラ5を回転駆動するこ
とで搬送ベルト3は矢示方向に回動させ、搬送ベルト3
は、用紙2を載置する搬送面3a側に開口する多数の空
孔7,7……を有する弾性部材で形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は用紙搬送装置及びこ
の用紙搬送装置を用いたインクジェット記録装置に関
し、特に用紙を搬送ベルトを用いて搬送する用紙搬送装
置及びインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録時の振
動、騒音が殆どなく、カラー化が容易なことから、コン
ピュータ等のデジタル処理装置のデータを出力するプリ
ンタの他、ファクシミリやコピー等にも用いられるよう
になっている。このような記録装置は、例えば記録ヘッ
ドをキャリッジに搭載して、記録ヘッドを主走査方向に
移動させると共に、用紙を主走査方向と直交する副走査
方向に移動させながら、記録ヘッドのノズル列から記録
信号に応じてインク滴を記録媒体に吐出して、用紙上に
画像を記録する。なお、本明細書において「用紙」と
は、画像が形成される媒体を意味し、材質が紙に限られ
るものではなく、OHPシートなどを含むものである。
【0003】ところで、特に、インクジェット記録装置
などのドット形成手段を用いてドットで画像を記録する
記録装置においては、画質を向上する上で、用紙を高精
度に搬送して正確な位置合せを行うことが必要になる。
【0004】従来の用紙搬送装置としては、所謂プラテ
ンローラを用いたものが一般的であるが、この他、特公
平8−9251号公報に記載されているように第1の送
りローラと第2の送りローラとの間に記録ヘッドに対向
する位置に吸引手段を配置して、この吸引手段で用紙を
保持するようにしたもの、特開平7−304167号公
報に記載されているように多孔質膜又は網目状シートで
構成した搬送ベルトと、この搬送ベルトの内側に位置し
て真空吸引用の吸引溝を設けて、真空吸引溝から真空吸
引することで搬送ベルト上に載置された用紙を真空吸引
するようにした真空吸引搬送装置などが知られてる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴム、
金属ローラ等のプラテンローラによる用紙の搬送は、イ
ンク滴の吸収による紙の伸びなどの影響によって正確な
位置合せが困難になる。また、搬送ベルトを用いて空気
の吸引を行うことで用紙を搬送ベルトなどに真空吸着す
るものでは、吸引ポンプが必要になるなど、装置が大型
化しコストも高くなる。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、簡単な構成で用紙を正確に搬送することができる
用紙搬送装置及びこの用紙搬送装置を備えたインクジェ
ット記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の用紙搬送装置は、画像が記録される用紙
を搬送ベルトで搬送する用紙搬送装置において、前記搬
送ベルトは前記用紙を載置する搬送面側が開口する多数
の空孔を有する弾性部材からなり、この搬送ベルトの前
記空孔を縮ませた状態で前記用紙を搬送面に接触させて
前記空孔の開口を塞ぐことで前記用紙を前記搬送面に吸
着させて搬送する構成とした。
【0008】請求項2の用紙搬送装置は、上記請求項1
の用紙搬送装置において、前記搬送ベルトは前記搬送面
側が開口する多数の空孔を有する弾性部材を一部に用い
ている構成とした。
【0009】請求項3の用紙搬送装置は、上記請求項1
又は2の用紙搬送装置において、前記搬送ベルトを複数
のローラ部材で支持して回動させ、前記搬送ベルトが前
記ローラ部材の周面に接触することで前記搬送ベルトの
空孔が縮められる構成とした。
【0010】請求項4の用紙搬送装置は、上記請求項1
乃至3のいずれかの用紙搬送装置において、前記搬送ベ
ルトにテンションを付与する手段を備えている構成とし
た。
【0011】請求項5の用紙搬送装置は、上記請求項1
又は2の用紙搬送装置において、前記搬送ベルトを複数
のローラ部材で支持して回動させると共に、前記搬送ベ
ルトを支持するローラ部材と前記搬送ベルトを挟んで対
向し、前記搬送ベルトを圧縮する圧縮用ローラ部材を備
え、前記搬送ベルトの圧縮ローラとの接触部分付近から
前記用紙の搬送面への接触を開始させる構成とした。
【0012】請求項6の用紙搬送装置は、上記請求項1
又は2に記載の用紙搬送装置において、前記搬送ベルト
を複数のローラ部材で支持して回動させると共に、前記
ローラ部材より小径で前記搬送ベルトの方向を変える小
径ローラ部材を前記ローラ部材の近傍に配設し、前記搬
送ベルトの小径ローラ部材で方向を変えられる部分から
前記用紙の搬送面への接触を開始させる構成とした。
【0013】請求項7の用紙搬送装置は、上記請求項5
又はの至6のいずれかに記載の用紙搬送装置において、
前記搬送ベルトから前記用紙を剥離する位置で前記搬送
ベルトの内側に接触して前記搬送ベルトの方向を変える
部材を設けた構成とした。
【0014】請求項8のインクジェット記録装置は、搬
送ベルトで搬送される用紙に記録ヘッドからインク滴を
吐出して画像を形成記録するインクジェット記録装置に
おいて、前記請求項1乃至7のいずれかに記載の用紙搬
送装置を備えた構成とした。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用したイン
クジェット記録装置における搬送装置の第1実施例を示
す概略構成図、図2は同搬送装置の搬送ベルトの模式的
拡大断面図、図3は同搬送装置の作用説明に供する説明
図である。
【0016】この搬送装置1は、画像形成用の用紙2を
搬送するための搬送ベルト3を有し、この搬送ベルト3
で用紙2を搬送しながらインクジェットヘッドからなる
記録ヘッド4から記録画像に応じてインク滴を吐出する
ことで、用紙2上に所要の画像を記録する。
【0017】ここで、搬送ベルト3は、図示しない駆動
源によって回転駆動される複数のローラ部材である駆動
ローラ5と従動ローラ6との間に張装して回動可能に支
持し、駆動ローラ5を回転駆動することで搬送ベルト3
は矢示方向に回動する。この搬送ベルト3は、図2に示
すように用紙2を載置する搬送面3a側に開口する多数
の空孔7,7……を有する弾性部材で形成している。こ
の搬送ベルト3は例えば多孔質体で形成することができ
る。
【0018】このように構成した用紙搬送装置1におい
ては、用紙2が搬送ベルト3に接触し始める際に搬送ベ
ルト3の空孔7内の空気が接触する用紙2を境にして外
気と遮断される。それと共に、駆動ローラ5と従動ロー
ラ6との間に張装した搬送ベルト3を駆動ローラ5の回
転で回動させるとき、図3に示すように駆動ローラ5の
周面の入口付近と出口付近での速度差によって搬送ベル
ト3が縮んだ状態になって空孔7が押し潰されるように
縮むために、空孔7内の空気が用紙2と接触を開始する
以前に外部へ排出されて空孔7が小さくなっている状態
にある。
【0019】そのため、このような状態にある搬送ベル
ト3の搬送面3aに用紙2が接触することによって、縮
小した空孔7の開口が用紙2で塞がれた状態になり、駆
動ローラ5の周面から離れて搬送ベルト3自身の弾性に
よって空孔7が元の大きさに復元しようとするとき、空
孔7内部の圧力と外部の圧力との間に圧力差が発生し
て、用紙2が搬送ベルト3の搬送面3aに吸着され、搬
送ベルト3の回動によって用紙2が搬送される。
【0020】このとき、記録ヘッド1からのインク滴が
着弾した用紙2は紙であれば繊維が伸びようとするが、
搬送ベルト3に対する用紙2の位置に変化が生じること
がなく、正確な精度で用紙2を搬送することができて、
高画質の画像を記録することができる。
【0021】このように用紙を載置する搬送面側が開口
する多数の空孔を有する弾性部材からなる搬送ベルトを
備え、この搬送ベルトの空孔を縮ませた状態で用紙を搬
送面に接触させて空孔の開口を塞ぐことで搬送ベルトに
用紙を吸着させて搬送することによって、簡単な構成
で、用紙を正確に搬送することができる。
【0022】この場合、搬送ベルトを複数のローラ部材
で支持して回動させることによって、搬送ベルトがロー
ラ部材の周面に接触することで空孔を縮めることができ
て、より簡単な構成とすることができる。
【0023】次に、図4は本発明に係る用紙搬送装置の
第2実施例を示す要部斜視図である。この実施例におい
て、搬送ベルト10は、中央部部分に配置した上記第1
実施例と同様な搬送面側が開口した多数の空孔を有する
弾性部材からなる中央搬送部11と、この中央搬送部1
1の両側に配置した搬送面が平坦な両側搬送部12,1
3とからなる。
【0024】この用紙搬送装置においては、搬送ベルト
10の中央搬送部11で上記第1実施例と同様にして用
紙を吸着して記録ヘッドによる印写部に搬送する。ここ
で、記録ヘッドからのインク滴が着弾することで用紙が
伸びたときには、その用紙の伸びが両側搬送部12,1
3に逃げるので画質を低下させることなく用紙を正確に
搬送することができる。この場合、空孔を有する中央搬
送部11は伸びやすい性質を持つが、両側搬送部12,
13に伸びの少ないゴムベルトなどを用いることで全体
として搬送ベルトとしての適切な張力を与えることがで
きる。
【0025】なお、ここで空孔を有する弾性部材からな
る搬送部分は、図4に示すように中央部に設ける場合に
限らず、格子状に配置したり、チェッカー状に配置した
りすることができる。
【0026】このように、搬送ベルトは搬送面側が開口
する多数の空孔を有する弾性部材を一部に用いている構
成とすることによって、用紙の伸びを吸収しながら用紙
を搬送することができ、より正確な搬送を行うことがで
きる。
【0027】次に、図5は本発明に係る用紙搬送装置の
第3実施例を示す要部説明図である。この実施例におい
ては、上記第1実施例における駆動ローラ5及び(又
は)従動ローラ6に対し、それぞれ図示しない機構によ
って矢示方向(離間方向)の力を与えることによって、
搬送ベルト3に対して強い張力(テンション)を付与し
ている。
【0028】したがって、搬送ベルト3は駆動ローラ5
及び従動ローラ6の周面では薄く押し潰されて厚みt2
になり、その他の部分では厚みt1(t1>t2)とな
る。これにより、搬送ベルト3が駆動ローラ5の周面か
ら離れるときに大きな復元量が得られるので、搬送ベル
ト3が元の厚みに戻り始める箇所から用紙2を接触させ
ることで大きな吸着力F1が得られ、従動ローラ6の周
面に接触を始める箇所では厚みが薄くなるために所要の
離反力F2が得られて、用紙2が搬送ベルト3の搬送面
から離反できる。
【0029】このように、搬送ベルトを支持するローラ
部材を介してベルトに張力を与えることによって、大き
な吸着力を得られて、より正確な搬送を行うことができ
る。
【0030】次に、図6は本発明に係る用紙搬送装置の
第4実施例を示す要部説明図である。この実施例におい
ては、上記第1実施例における駆動ローラ5と搬送ベル
ト3を挟んで対向する駆動ローラ5よりも小径の圧縮用
ローラ部材である小径ローラ14を、搬送ベルト3を押
し潰せる(圧縮できる)位置に配置し、この小径ローラ
14と搬送ベルト3との接触部から用紙2を咬み込ませ
る、つまり用紙2の搬送面3aへの接触を開始するよう
にしている。
【0031】したがって、小径ローラ14によって用紙
2が搬送ベルト3に押し付けられると共に、小径ローラ
14によって搬送ベルト3が圧縮されることで空孔7内
の空気が外部に押し出される。そして、搬送ベルト3が
小径ローラ14から離れることで、搬送ベルト3の空孔
7が元に戻ろうとして空孔7内に負圧が生じて、外気と
の圧力差によって搬送ベルト3の搬送面に用紙2が吸着
される。
【0032】このように、搬送ベルトを複数のローラ部
材で支持して回動させると共に、搬送ベルトを支持する
ローラ部材と搬送ベルトを挟んで対向し、搬送ベルトを
圧縮する圧縮用ローラ部材を備え、搬送ベルトの圧縮ロ
ーラとの接触部分付近から用紙の搬送面への接触を開始
させることで、搬送ベルトの空孔をより縮めることがで
きて大きな吸着力が得られ、より正確な搬送を行うこと
ができる。
【0033】次に、図7は本発明に係る用紙搬送装置の
第5実施例を示す要部説明図である。この実施例におい
ては、上記第1実施例における駆動ローラ5の近傍に、
駆動ローラ5よりも小径のローラ部材である小径ローラ
15を備え、この小径ローラ15は搬送ベルト3が駆動
ローラ5を経て接触する位置に配置して搬送ベルト3の
方向を変えられるようにし、搬送ベルト3が小径ローラ
15と接触して方向が変わる部分、即ち搬送ベルト3が
小径ローラ15で最も潰される位置から用紙2が搬送面
3aに接触を開始するようにしている。
【0034】このように、搬送ベルト3を張装する小径
ローラ15を配置して、この小径ローラ15の部分から
用紙2の搬送面3aへの接触を開始させるので、搬送ベ
ルト3は小径ローラ15の部分で大きく潰されることに
なり、空孔7の縮み量が大きくなって搬送ベルト3が元
の厚みに戻り始めときに用紙2を接触させることで大き
な吸着力が得られる。
【0035】このように、搬送ベルトを複数のローラ部
材で支持して回動させると共に、ローラ部材より小径で
搬送ベルトの方向を変える小径ローラ部材をベルト支持
用のローラ部材の近傍に配設し、搬送ベルトの小径ロー
ラ部材で方向を変えられる部分から用紙の搬送面への接
触を開始させることで、搬送ベルトの吸着力を大きくす
ることができて、より正確な搬送を行うことができる。
【0036】次に、図8は本発明に係る用紙搬送装置の
第6実施例を示す要部説明図である。この実施例におい
ては、搬送ベルト3から用紙2を離反させる位置で搬送
ベルト3の内側に用紙分離部材16を設け、搬送ベルト
3の反転(方向転換)半径を小さくしている。また、用
紙分離部材16に対応して補助分離爪17を配置してい
る。
【0037】このように構成したので、用紙2が用紙分
離部材16に対応する部分に差し掛かると、搬送ベルト
3はこの用紙分離部材16によって押し潰されながら急
な角度で方向が変えられ、搬送ベルト3が押し潰され
る。搬送ベルト3が押し潰されたときに空孔7が潰され
て空孔7内の圧力と外部圧力との差がなくなり、用紙2
を搬送ベルト3に吸着させる力がなくなる。また、急な
反転角度が与えられることで、搬送ベルト3表面にある
空孔7の開口から外部の空気が流入しやすくなって、空
孔内部の圧力が外部圧力と均衡するまでの時間が短くな
る。加えて、用紙の紙のコシによる分離のきっかけを得
やすくなり、更に分離性が向上する。これによって、用
紙2は搬送ベルト3から分離されて排出される。
【0038】なお、上記実施例においては、本発明をイ
ンクジェット記録装置の用紙搬送装置に適用した例で説
明したが、その他のサーマル記録装置などにも同様に適
用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の用紙搬
送装置によれば、搬送ベルトは用紙を載置する搬送面側
が開口する多数の空孔を有する弾性部材からなり、この
搬送ベルトの空孔を縮ませた状態で用紙を搬送面に接触
させて空孔の開口を塞ぐことで用紙を搬送面に吸着させ
て搬送する構成としたので、用紙を正確に搬送すること
ができる。また、インクジェット記録装置に用いた場合
には、インク滴の着弾で紙が伸びる影響を最小限に抑え
ることができて高画質画像を得ることができる。。
【0040】請求項2の用紙搬送装置によれば、上記請
求項1の用紙搬送装置において、搬送ベルトは搬送面側
が開口する多数の空孔を有する弾性部材を一部に用いて
いる構成としたので、用紙の伸びを吸収しながら正確に
搬送することができて、より画質の向上を図ることがで
きると共に、搬送ベルトの伸びを少なくすることが可能
になって、搬送ベルトの適正なテンションを維持するこ
とができる。
【0041】請求項3の用紙搬送装置によれば、上記請
求項1又は2の用紙搬送装置において、搬送ベルトを複
数のローラ部材で支持して回動させ、搬送ベルトがロー
ラ部材の周面に接触することで搬送ベルトの空孔が縮め
られる構成としたので、簡単な構成で搬送ベルトの空孔
を縮めることができる。
【0042】請求項4の用紙搬送装置によれば、上記請
求項1乃至3のいずれかの用紙搬送装置において、搬送
ベルトにテンションを付与する手段を備えている構成と
したので、搬送ベルトの縮み量を大きくすることができ
て、吸着力が高くなり、より正確な用紙の搬送を行うこ
とができる。
【0043】請求項5の用紙搬送装置によれば、上記請
求項1又は2の用紙搬送装置において、搬送ベルトを複
数のローラ部材で支持して回動させると共に、搬送ベル
トを支持するローラ部材と搬送ベルトを挟んで対向し、
搬送ベルトを圧縮する圧縮用ローラ部材を備え、搬送ベ
ルトの圧縮ローラとの接触部分付近から用紙の搬送面へ
の接触を開始させる構成としたので、搬送ベルトの空孔
を完全に縮ませることが可能になり、搬送ベルトの復元
による大きな吸着力を得ることができて、より正確な用
紙の搬送を行うことができる。
【0044】請求項6の用紙搬送装置によれば、上記請
求項1又は2に記載の用紙搬送装置において、ローラ部
材より小径で搬送ベルトの方向を変える小径ローラ部材
をローラ部材の近傍に配設し、搬送ベルトの小径ローラ
部材で方向を変えられる部分から用紙の搬送面への接触
を開始させる構成としたので、搬送ベルトの空孔を完全
に縮ませることが可能になり、搬送ベルトの復元による
大きな吸着力を得ることができて、より正確な用紙の搬
送を行うことができると共に、小径ローラ部材が用紙に
接触しないので用紙のシワの発生を防止することができ
る。
【0045】請求項7の用紙搬送装置によっれば、上記
請求項5又はの至6のいずれかに記載の用紙搬送装置に
おいて、搬送ベルトから用紙を剥離する位置で搬送ベル
トの内側に接触して搬送ベルトの方向を変える部材を設
けた構成としたので、搬送ベルトの吸着力が減った状態
で用紙の分離を行うことができて、効率が向上すると共
に、搬送ベルトの曲率半径を小さくすることができるの
で、更に効率的に用紙をはくりすることができる。
【0046】請求項8のインクジェット記録装置によれ
ば、搬送ベルトで搬送される用紙に記録ヘッドからイン
ク滴を吐出して画像を形成記録するインクジェット記録
装置において、請求項1乃至7のいずれかに記載の用紙
搬送装置を備えた構成としたので、インクジェット記録
装置における用紙搬送を正確に行うことができて、画像
品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置にお
ける搬送装置の第1実施例を示す概略構成図
【図2】同搬送装置の搬送ベルトの模式的拡大断面図
【図3】同搬送装置の作用説明に供する説明図
【図4】本発明に係る用紙搬送装置の第2実施例を示す
要部斜視図記録ヘッドの要部拡大断面図
【図5】本発明に係る用紙搬送装置の第3実施例を示す
要部説明図
【図6】本発明に係る用紙搬送装置の第4実施例を示す
要部説明図
【図7】本発明に係る用紙搬送装置の第5実施例を示す
要部説明図
【図8】本発明に係る用紙搬送装置の第6実施例を示す
要部説明図
【符号の説明】
1…用紙搬送装置、2…用紙、3…搬送ベルト、3a…
搬送面、4…記録ヘッド、5…駆動ローラ、6…従動ロ
ーラ、7…空孔、10…搬送ベルト、11…中央搬送
部、12,13…両側搬送部、14…小径ローラ、15
…小径ローラ、16…用紙分離部材。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が記録される用紙を搬送ベルトで搬
    送する用紙搬送装置において、前記搬送ベルトは前記用
    紙を載置する搬送面側が開口する多数の空孔を有する弾
    性部材からなり、この搬送ベルトの前記空孔を縮ませた
    状態で前記用紙を搬送面に接触させて前記空孔の開口を
    塞ぐことで前記用紙を前記搬送面に吸着させて搬送する
    ことを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の用紙搬送装置におい
    て、前記搬送ベルトは前記搬送面側が開口する多数の空
    孔を有する弾性部材を一部に用いていることを特徴とす
    る用紙搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の用紙搬送装置に
    おいて、前記搬送ベルトを複数のローラ部材で支持して
    回動させ、前記搬送ベルトが前記ローラ部材の周面に接
    触することで前記搬送ベルトの空孔が縮められることを
    特徴とする用紙搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の用紙
    搬送装置において、前記搬送ベルトにテンションを付与
    する手段を備えていることを特徴とする用紙搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の用紙搬送装置に
    おいて、前記搬送ベルトを複数のローラ部材で支持して
    回動させると共に、前記搬送ベルトを支持するローラ部
    材と前記搬送ベルトを挟んで対向し、前記搬送ベルトを
    圧縮する圧縮用ローラ部材を備え、前記搬送ベルトの圧
    縮ローラとの接触部分付近から前記用紙の搬送面への接
    触を開始させることを特徴とする用紙搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の用紙搬送装置に
    おいて、前記搬送ベルトを複数のローラ部材で支持して
    回動させると共に、前記ローラ部材より小径で前記搬送
    ベルトの方向を変える小径ローラ部材を前記ローラ部材
    の近傍に配設し、前記搬送ベルトの小径ローラ部材で方
    向を変えられる部分から前記用紙の搬送面への接触を開
    始させることを特徴とする用紙搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の用紙
    搬送装置において、前記搬送ベルトから前記用紙を剥離
    する位置で前記搬送ベルトの内側に接触して前記搬送ベ
    ルトの方向を変える部材を設けたことを特徴とする用紙
    搬送装置。
  8. 【請求項8】 搬送ベルトで搬送される用紙に記録ヘッ
    ドからインク滴を吐出して画像を形成記録するインクジ
    ェット記録装置において、前記請求項1乃至7のいずれ
    かに記載の用紙搬送装置を備えたことを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
JP33319496A 1996-12-13 1996-12-13 用紙搬送装置及びインクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP3613427B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33319496A JP3613427B2 (ja) 1996-12-13 1996-12-13 用紙搬送装置及びインクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33319496A JP3613427B2 (ja) 1996-12-13 1996-12-13 用紙搬送装置及びインクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10167518A true JPH10167518A (ja) 1998-06-23
JP3613427B2 JP3613427B2 (ja) 2005-01-26

Family

ID=18263369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33319496A Expired - Fee Related JP3613427B2 (ja) 1996-12-13 1996-12-13 用紙搬送装置及びインクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3613427B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231862A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2007038518A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置
JP2009208448A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Seiko Epson Corp 記録装置、及び搬送装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231862A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US7971988B2 (en) 2005-02-28 2011-07-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2007038518A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置
JP2009208448A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Seiko Epson Corp 記録装置、及び搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3613427B2 (ja) 2005-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0948161A (ja) インクジェット記録装置
JPH07112841A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2004262204A (ja) インクジェットプリンタ
JP2015074174A (ja) 圧電素子、液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、画像形成装置及び圧電素子の製造方法
JPH0958897A (ja) プリンタの吸着搬送装置
JP2006035802A (ja) 記録装置
JP2001058749A (ja) 排紙装置及びこれを備えた画像形成装置
JP3928707B2 (ja) 記録媒体の搬送装置及びインクジェット式記録装置
JPH10167518A (ja) 用紙搬送装置及びインクジェット記録装置
JP2003251800A (ja) インクジェット記録装置
JP2008230820A (ja) 用紙搬送装置及びこれを用いたインクジェット記録装置
JP2004284183A (ja) インクジェット記録装置
JP2005089125A (ja) 画像形成装置
JP2003159841A (ja) インクジェット式プリンタ
JP2009234781A (ja) 画像形成装置
JPH10157227A (ja) インクジェットプリンタ
JP2001239712A (ja) 画像記録装置
JP2001328258A (ja) 画像形成装置
JP2004217331A (ja) シート搬送装置およびインクジェット記録装置
JPH10147035A (ja) 記録装置
JP2014005085A (ja) 画像形成装置
JP4141850B2 (ja) インクジェット記録装置、画像形成装置及びこれらを用いた記録方法
JP2004161477A (ja) ベルト搬送装置
JP2008279628A (ja) 記録装置
JPH10129056A (ja) インクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041021

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071105

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081105

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081105

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091105

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101105

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111105

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111105

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121105

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees