JP2006231862A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体の搬送方向後方部分が記録ヘッドのノズル面に接触することを防止することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 記録媒体Pの終端Peが、記録ヘッド4(ノズル面4a)との対向領域の終端Eに一致した状態において、記録媒体Pに作用する密着力Fbが、分離開始位置Sから搬送方向下流側へ突き出した記録媒体Pの一部分(長さLaの部分)の重量と少なくとも等しいか、或いは、大きくなるように構成されている。これにより、記録媒体Pの終端Peがノズル面4aとの対向領域を少なくとも通り越すまでの間は、記録媒体Pの搬送方向後方部分が搬送ベルト31から剥がれて跳ね上がることを防止することができ、その結果、搬送方向後方部分がノズル面4aに接触することを確実に回避することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像形成に関し、特に、記録媒体の搬送方向後方部分が記録ヘッドのノズル面に接触することを防止することができる画像形成装置に関するものである。
ライン式のプリンタは、記録媒体を搬送する無端状の搬送ベルトと、その搬送ベルトが巻回される従動ローラ及び駆動ローラと、その駆動ローラを駆動する駆動手段とを主に備え、駆動手段による駆動力を、駆動ローラを介して、搬送ベルトに伝達し、その搬送ベルトで記録媒体を搬送しつつ、記録ヘッドからインクを吐出することにより、記録媒体に所望の画像を形成する。
このようなライン式プリンタは、給紙部から記録媒体を搬送ベルト上へ連続給紙することができるので、高速印刷を行うことができるが、インクの着弾精度を確保するために、記録ヘッドと記録媒体との間のギャップを極めて小さくする必要がある。そのため、搬送ベルトを高速で回転させると、搬送ベルトの振動に起因して、記録媒体と記録ヘッドとの間のギャップ変動が生じ、画像品質の低下を招くという問題点があった。
これに対し、特開平2−86475号公報には、記録ヘッドと対向するベルト(搬送ベルト)部分を記録ヘッドと反対側で支持する支持部材を、ベルトの内周面側に設ける技術が開示されている。これにより、ベルトを高速で回転させた場合でも、そのベルトの振動を支持部材により抑制し、前記ギャップ変動が発生することを抑制することができる(特許文献1)。
なお、この従来の画像形成装置では、記録ヘッドとの対向面を通過し、所望の画像形成が形成された記録紙(記録媒体)は、搬送方向下流側のベルト駆動ローラの部位にて搬送ベルトから自然分離され、搬送ベルトの搬送力と記録紙自身の自重とによって、排紙トレイ(排紙部)に排紙される。
特開02−086475号公報(図1)
しかしながら、上述した従来の画像形成装置では、記録媒体が搬送ベルトから排紙部へ排紙される際、搬送ベルトから分離された搬送方向前方部分の重量により、記録媒体の搬送方向後方部分が搬送ベルトから剥がれて跳ね上がることで、かかる搬送方向後方部分が記録ヘッドのノズル面に接触するという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、記録媒体の搬送方向後方部分が記録ヘッドのノズル面に接触することを防止することができる画像形成装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、外周面が記録媒体の搬送面となる無端状の搬送ベルトと、その搬送ベルトの搬送面に対向配置されたノズル面から記録媒体へインクを吐出する記録ヘッドとを備え、前記搬送ベルトの搬送面に保持された記録媒体をその搬送力によって排紙部へ排紙するものであり、前記搬送ベルトの外周面には、記録媒体に密着する密着層が形成され、前記搬送ベルトにより搬送される記録媒体の終端が前記記録ヘッドのノズル面との対向領域を少なくとも通り越すまでの間、前記搬送ベルトの密着層から記録媒体に作用する密着力が、記録媒体を保持する保持部分の終端から搬送方向下流側へ突き出した記録媒体の一部分の重量よりも大きくなるように構成されている。
請求項2記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、記録媒体を保持する保持部分の終端は、前記搬送ベルトの前記搬送面終端である。
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、上面が記録媒体と接する接触面となり、前記搬送ベルトから排紙部へ排紙される記録媒体を支持する搬送シュートを備え、記録媒体を保持する保持部分の終端は、前記搬送シュートの前記接触面終端である。
請求項4記載の画像形成装置は、請求項3記載の画像形成装置において、前記搬送シュートの接触面が前記搬送ベルトの搬送面とほぼ同一の平面状に位置するように構成されている。
請求項5記載の画像形成装置は、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記記録媒体は、正面視矩形状に形成されると共に、前記搬送方向に沿った長さ寸法がLtとされ、前記搬送方向に直交する方向の幅寸法がWとされ、単位面積当たりの重量がρとされるものであり、前記密着層から90度の角度で幅寸法xの記録媒体を引き剥がす際の力をFとし、かつ、前記記録媒体の終端が前記記録ヘッドのノズル面との対向領域の終端に一致した状態において、前記保持部分の終端から搬送方向下流側へ突き出した記録媒体の一部分の長さをLaとした場合には、F・W/x>ρ・W・Laを満たすように構成されている。
請求項1記載の画像形成装置によれば、搬送ベルトの外周面には、記録媒体に密着する密着層が形成され、搬送ベルトにより搬送される記録媒体の終端が記録ヘッドのノズル面との対向領域を少なくとも通り越すまでの間、搬送ベルトの密着層から記録媒体に作用する密着力が、記録媒体を保持する保持部分の終端から搬送方向下流側へ突き出した記録媒体の一部分の重量よりも大きくなるように構成されている。
即ち、記録媒体が搬送ベルトから排紙部へ排紙される場合、その記録媒体の終端が記録ヘッドのノズル面との対向領域を少なくとも通り越すまでの間は、記録媒体の搬送方向後方部分に作用する密着層の密着力により、保持部分の終端から突き出した記録媒体の一部分(搬送方向前方部分)の重量を支えることができる。
よって、記録媒体の搬送方向前方部分の重量により記録媒体の搬送方向後方部分が搬送ベルトから剥がれて跳ね上がることを防止して、かかる記録媒体の後方部分が記録ヘッドのノズル面に接触することを回避することができるという効果がある。その結果、記録媒体がインクにより汚染されることやノズルの目詰まりが発生することを未然に防止することができるという効果がある。
請求項2記載の画像形成装置によれば、請求項1記載の画像形成装置の奏する効果に加え、記録媒体を保持する保持部分の終端が搬送ベルトの搬送面終端として構成されているので、記録媒体の搬送方向後方部分が記録ヘッドのノズル面に接触することを回避するべく、記録媒体を排紙部へ搬送するための部材(例えば、記録媒体を挟持搬送する一対のローラ部材や記録媒体に接触して支持する搬送シュートなど)を別途設ける必要がなく、その分、部品点数を削減して、部品コストや組立コストの低減を図ることができるという効果がある。
請求項3記載の画像形成装置によれば、請求項1記載の画像形成装置の奏する効果に加え、搬送ベルトから排紙部へ排紙される記録媒体に接触して支持する搬送シュートを備え、記録媒体を保持する保持部分の終端が搬送シュートの接触面終端として構成されているので、搬送シュートが搬送ベルトよりも搬送方向下流側で記録媒体を保持することで、その分、記録媒体の搬送方向前方部分の重量が記録媒体の搬送方向後方部分を密着層から剥がす方向の力として作用することを軽減することができる。
これにより、密着層の面積を小さくすることができる、即ち、搬送ベルトの搬送方向長さを短くすることができるので、その分、搬送ベルトが振動することを抑制して、画像品質の向上を図ることができるという効果がある。
請求項4記載の画像形成装置によれば、請求項3記載の画像形成装置の奏する効果に加え、搬送シュートの接触面が搬送ベルトの搬送面とほぼ同一の平面状に位置するように構成されているので、記録媒体の搬送方向後方部分が搬送ベルトから剥がれることを抑制することができるという効果がある。
即ち、搬送シュートの接触面と搬送ベルトの搬送面との間に高低差があれば、その高低差に起因して(即ち、搬送シュートの接触面が搬送ベルトの搬送面よりも上方に位置していれば、その分、記録媒体が搬送ベルトから持ち上げられ、下方に位置していれば、記録媒体の搬送方向前方部分の重みが搬送方向後方部分に作用し易くなるため)、記録媒体の搬送方向後方部分に搬送ベルトの密着層から剥がれる方向へ荷重が作用し、記録媒体の搬送方向後方部分が搬送ベルトから剥がれて跳ね上げられる。
これに対し、本発明のように、同一平面上に配置して、高低差を設けないように構成すれば、前記剥がれる方向への荷重の発生を抑制して、記録媒体の搬送方向後方部分が搬送ベルトから剥がれて跳ね上げられることを抑制することができるのである。
請求項5記載の画像形成装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置の奏する効果に加え、記録媒体の幅寸法W、記録媒体の単位面積当たりの重量ρ、密着層から90度の角度で幅寸法xの記録媒体を引き剥がす際の力F、保持部分の終端から搬送方向下流側へ突き出した記録媒体の一部分の長さLaに対し、F・W/x>ρ・W・Laを満たすように構成したので、画像形成装置の小型化を図りつつ、記録媒体の搬送方向後方部分が記録ヘッドのノズル面に接触することを効果的に抑制することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施の形態における画像形成装置1の概略図である。なお、図1では、圧縮ばね35a,35bが簡略化されて、供給部2と排紙部5とが2点鎖線を用いて、それぞれ模式的に図示されている。
まず、図1を参照して、画像形成装置1の全体構成について説明する。画像形成装置1は、いわゆるライン式プリンタとして構成されるものであり、記録媒体P(図2参照)を本体部3へ供給する供給部2と、その供給部2により供給された記録媒体Pに画像を形成する本体部3と、その本体部3から排紙された記録媒体Pを収容する排紙部5とを主に備えている。
供給部2は、記録媒体Pを収容するトレイと、そのトレイに収容された記録媒体Pに当接するピックアップローラとを備えて構成されており(いずれも図示せず)、トレイ内の記録媒体Pは、ピックアップローラの回転駆動により、本体部3の搬送部3aへ1枚ずつ供給される。
搬送部3aには、供給部2から供給される記録媒体Pを排紙部5へ向けて搬送するための記録媒体搬送経路が形成されている。この記録媒体搬送経路は、駆動ローラ32a及び従動ローラ32bに架け渡されるように巻回された無端状の搬送ベルト31により主に形成される。
搬送ベルト31は、その外周面(即ち、記録媒体Pを担持して搬送する側の面)の表面31aにシリコン処理を施すことで密着層が形成されており、その粘着力により記録媒体Pを保持しつつ、駆動ローラ32aから伝達される回転駆動力により回転(図1反時計回り)し、搬送方向上流側(図1右側)の供給部2から供給された記録媒体Pを搬送方向下流側(図1左側)の排紙部5へ向けて搬送する。
なお、駆動ローラ32aは、伝達ベルト39を介して伝達される駆動モータMの回転駆動力により回転される。また、本実施の形態では、搬送ベルト31の外周面31aの表面にシリコン処理を施すことにより、密着層が形成されている。
記録媒体搬送経路の上流側(図1右側)には、図1に示すように、ニップローラ33とエンコーダローラ36とが搬送ベルト31を挟みつつ互いに対向して配置されている。また、エンコーダローラ36の下方(図1下側)には、テンションローラ37が配置されている。
ニップローラ33は、記録媒体Pを搬送ベルト31に押し付け、その記録媒体Pの浮き上がりを防止するための回転部材であり、搬送ベルト31の外周面31aに接している。また、エンコーダローラ36は、搬送ベルト31に連動して回転(連れ回り)することで、その搬送ベルト31の搬送速度を検出するための回転部材であり、搬送ベルト31の内周面31bに接している。
ニップローラ33は、腕部34に回転可能に軸支されており、エンコーダローラ36へ近接する方向(図1下方)へ向けて付勢されている。即ち、軸部34aを中心として揺動可能な腕部34には、図1に示すように、圧縮ばね35aが圧縮状態で接続されており、その圧縮ばね35aの弾性復元力により、ニップローラ33は、図1下方へ向けて付勢されている。
このように、エンコーダローラ36は、搬送ベルト31の搬送速度を検出する役割の他に、ニップローラ33を支保する挟持ローラの役割も兼用している。その結果、部品点数を少なくして、部品コストや組み立てコストの削減を図ることができ、その分、画像形成装置1全体としての製品コストを削減することができる。
また、圧縮ばね35aがニップローラ33を付勢するように構成したので、エンコーダローラ36を付勢方向又はその逆方向へ移動自在に構成する必要がない。よって、エンコーダローラ36の保持構造を簡素化することができるので、その信頼性を向上させ、搬送ベルト31の搬送速度をより正確に検出させることができる。
テンションローラ37は、搬送ベルト31に張力を付与すると共に、その搬送ベルト31の振動を防止するための部材であり、搬送ベルト31の内周面31bに接し、その搬送ベルト31に連動して回転(連れ回り)するように軸支されている。また、テンションローラ37は、駆動ベルト32aよりも従動ベルト32bに近接する側(図1右側)に配置されている。
なお、テンションローラ37には、圧縮ばね35bが圧縮状態で接続されており、その圧縮ばね35bの弾性復元力により、テンションローラ37が搬送ベルト31の内周面31b側から外周面31a側へ向けて付勢されている。
なお、本実施の形態では、テンションローラ37の外周面側が弾性材料から構成されており、その弾性材料の制振効果によって、搬送ベルト31の振動を抑制することができるようにされている。
ここで、弾性材料としては、ゴム状弾性体やウレタン樹脂などが例示される。例えば、ゴム状弾性体などの粘性効果を有する材料を使用すれば、その粘性効果と制振効果とにより、振動減衰機能と振動絶縁機能とを果たすことができるので、搬送ベルト31の振動を減衰させると共に、搬送ベルト31の振動がテンションローラ36を介して本体フレーム30(図2参照)に伝達されることを遮断することができる。
搬送ベルト31の上方(図1上側)には、複数(本実施の形態では6個)の記録ヘッド4が記録媒体Pの搬送方向に沿って並設されている。記録ヘッド4は、細長い直方体形状に構成されており、その長手方向が記録媒体Pの幅方向(図1紙面垂直方向)を向いて配置されている。
記録ヘッド4の底面(ノズル面)4aには、インクを吐出するノズルが多数形成されている。6個の記録ヘッド4から吐出されるインク色は、それぞれ異なっており、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ、イエロー、ブラックのいずれかの色のインクとされている。
記録ヘッド4のノズル面4aと搬送ベルト31との間には、所定の隙間(ギャップ)が形成されており、記録媒体Pは、この隙間を通過する。そして、各ノズルの下方(図1下側)を通過する際に、記録媒体Pの上面へ向けてインクが吐出されることで、記録媒体Pに所望のカラー画像が形成される。
なお、各記録ヘッド4からインクを吐出する際のインクの吐出タイミングは、エンコーダローラ36により検出された搬送ベルト31の搬送速度に基づいて制御される。
また、本実施の形態では、各記録ヘッド4が上下方向(図1上下方向)に昇降可能に構成されており、メンテナンス時には、メンテナンス手段(パージ動作用のキャップ、ポンプなど、図示せず)を各記録ヘッド4(ノズル面4a)と搬送ベルト31との対向面間に配置可能とされている。
排紙部5は、搬送部3aから排紙された記録媒体Pが積層状に収容保持される部位である。即ち、記録ヘッド4からのインクの吐出により記録媒体Pへの画像の形成が終了すると、その記録媒体Pは、搬送ベルト31が平面状態から湾曲状態に変化する点に対応する分離開始位置S(図3参照)にて搬送ベルト31から自然分離され、搬送ベルト31の搬送力によって、排紙部5に排紙される。
次いで、図2を参照して、搬送部3aの詳細構成について説明する。図2は、記録ヘッド4側から見た搬送部3aの上面図である。なお、図2では、記録ヘッド4を2点鎖線を用いて模式的に図示すると共に、腕部34を付勢する圧縮ばね35aの図示を省略している。
本体フレーム30は、本体部3の骨格をなす部材であり、金属材料をプレス加工して形成されると共に、一対が互いに対向しつつ所定間隔を隔てて配置されている。上述した駆動ローラ32a、従動ローラ32b、エンコーダローラ36及びテンションローラ37は、図2に示すように、その軸方向(図2上下方向)両端部が本体フレーム30に回転可能に軸支されている。
また、ニップローラ33を軸支する腕部34には、ニップローラ33と反対側(図2右側)の端部に軸部34aが固着されており、その軸部34aが本体フレームに回転可能に軸支されている。これにより、ニップローラ33は、軸部34aを中心として、エンコーダローラ36側(図1紙面奥側)又はその逆側(図1紙面手前側)へ向けて移動可能とされている。
エンコーダローラ36は、図2に示すように、ニップローラ33と平行に、即ち、搬送ベルト31の幅方向(図2上下方向)に沿って延在している。エンコーダローラ36の軸方向一端側(図2上側)には、ロータリエンコーダ61が本体フレーム30の外方に配設されている。
ロータリエンコーダ61は、エンコーダローラ36の回転位置を検出するための装置であり、スリット板61aと、光学センサ62aとを備えている。スリット板61aは、エンコーダローラ36に固着された円盤状体であり、その円盤状体の外縁には、多数のスリットが形成されている。光学センサ62aは、スリット板61aのスリットを検出可能な位置に固定されている。
このロータリエンコーダ61によれば、搬送ベルト31が回転されると、それに連動してエンコーダローラ36が回転し、このエンコーダローラ36に固着されているスリット板61aも回転する。そして、スリット板61aが所定の角度だけ回転すると、光学センサ61bがスリット板61aのスリットの通過を検出し、その検出信号を制御部(図示せず)に出力する。
制御部は、入力された検出信号に基づいて、エンコーダローラ36の回転位置(即ち、搬送ベルト31の搬送速度)を算出し、その搬送速度に応じた吐出タイミングでインクを吐出するよう、各記録ヘッド4を制御する。
駆動ローラ32aの軸方向一端側(図2下側)には、図2に示すように、伝達ベルト39が連結されており、この伝達ベルト39は、駆動モータMの回転軸に連結されている。これにより、駆動モータMの回転軸が回転されると、その回転が、伝達ベルト39を介して、駆動ローラ32aに伝達され、その結果、搬送ベルト31が回転される。
テンションローラ37は、図2に示すように、駆動ローラ32a及び従動ローラ32bと平行に、即ち、搬送ベルト31の幅方向(図2上下方向)に沿って延在している。上述したように、テンションローラ37は、圧縮ばね35bにより、搬送ベルト31の内周面31b側から外周面31a側へ向けて付勢されている(図1参照)。
そのため、テンションローラ37は、本体フレーム30に長穴状に形成された開口(図示せず)に軸支されており、その長穴状の開口の縁部をガイドとして、圧縮ばね35bによる付勢方向(図2紙面奧方向)又はその逆方向(図2紙面手前方向)へ向けてスライド移動可能に軸支されている。
次いで、搬送部3aから排紙部5へ記録媒体Pを排紙する際の排紙動作について、図3を参照して説明する。図3は、図2のIII−III線における搬送部3aの側断面図である。なお、図3では、圧縮ばね35aの図示が省略されている。
供給部2(図1参照)から搬送部3a(搬送ベルト31)に供給された記録媒体Pは、搬送方向下流側(図3左側)へ向けて搬送され、記録ヘッド4のノズル面4aと搬送ベルト31の外周面31aとの間に形成された隙間(ギャップ)を通過する。この際、記録媒体Pは、その上面(図3上側面)に記録ヘッド4からインクが吐出され、所望の画像が形成される。
そして、記録媒体Pが、搬送ベルト31の回転によって、搬送方向下流側(図3左側)へ向けて更に搬送され、その記録媒体Pの始端(図3左側端)Psが駆動ローラ32aの頂点に対応する分離開始位置Sに達すると、記録媒体Pは、搬送ベルト31の外周面31aから自然分離されると共に、その分離された部分(搬送方向前方部分、図3左側部分)が、記録媒体P自体の「こし(形状維持力)」により、搬送方向下流側(図3左側)へ向けて突き出す。
そのため、従来品では、搬送方向下流側へ向けて突き出した記録媒体Pの搬送方向前方部分(図3左側部分)の重量によって、記録媒体Pの搬送方向後方部分(図3右側部分)が搬送ベルト31から剥がれて跳ね上がることで、かかる搬送方向後方部分が記録ヘッド4(ノズル面4a)に接触するという問題点があった。
そこで、本実施の形態における搬送部3aは、図3に示すように、記録媒体Pの終端(図3右側端)Peが、記録媒体Pと記録ヘッド4(ノズル面4a)との対向領域の終端(図3左側端)Eに一致した状態において、搬送ベルト31の外周面31a(密着層)から記録媒体Pに作用する密着力Fbが、記録媒体Pを保持する保持部分(本実施の形態では、搬送ベルト31の外周面31a)の終端(即ち、分離開始位置S)から搬送方向下流側(図3左側)へ突き出した記録媒体Pの一部分(即ち、長さLaの部分)の重量と少なくとも等しいか、或いは、大きくなるように構成されている。
これにより、記録媒体Pの終端Peが記録ヘッド4(ノズル面4a)との対向領域を少なくとも通り越すまでの間、即ち、記録媒体Pの搬送方向後方部分(図3右側部分)が記録ヘッド4との対向領域内に位置している間は、記録媒体Pの搬送方向後方部分に作用する搬送ベルト31(密着層)からの密着力Fbによって、保持部分の終端(即ち、分離開始位置S)から突き出した記録媒体Pの一部分(搬送方向前方部分、図3左側部分)の重量Faを支えることができる。
その結果、記録媒体Pの搬送方向後方部分(図3右側部分)が搬送ベルト31から剥がれて跳ね上がることを防止することができ、かかる記録媒体Pの搬送方向後方部分が記録ヘッド4のノズル面4aに接触することを確実に回避することができるので、記録媒体Pがインクにより汚染されることやノズル面4aのノズルに目詰まりが発生することを未然に防止することができる。
ここで、請求項2に記載した「記録媒体を保持する保持部分」とは、本実施の形態では、搬送ベルト31の外周面31a(即ち、搬送面)が対応し、「保持部分の終端」とは、記録媒体Pが搬送ベルト31から分離する分離開始位置S、即ち、搬送ベルト31の搬送面終端が対応する。
なお、このように、保持部分の終端を搬送ベルト31の搬送面終端として構成した場合には、記録媒体Pの搬送方向後方部分(図3右側部分)が記録ヘッド4(ノズル面4a)に接触することを回避するべく、記録媒体Pを排紙部5へ搬送するための部材(例えば、記録媒体Pを挟持搬送する一対のローラ部材や記録媒体Pに接触して支持する搬送シュートなど)を別途設ける必要がない。よって、部品点数を削減して、部品コストや組立コストの低減を図ることができる。
次いで、図3及び図4を参照して、搬送ベルト31による密着力Fbと、終端Eから分離開始位置Sまでの間の離間距離との関係について説明する。図4は、剥離強さ試験の方式を模式的に示す斜視図である。
なお、記録媒体Pは、正面視矩形状に形成されるものであり(図2参照)、図3に示すように、搬送方向(図3左右方向)に沿った長さ寸法がLtとされ、搬送方向に直交する方向の幅寸法がWとされ(図2参照)、単位面積当たりの重量がρとされている。
まず、剥離強さ試験について説明する。剥離強さ試験は、記録媒体Pを搬送ベルト31から引き剥がす際に必要な力を測定する試験であり、図4に示すように、密着層相当部材Tから90度の角度で幅寸法xの記録媒体Pを引き剥がし、その引き剥がしに必要な力Fが測定される。
本発明では、この剥離強さ試験で得られた力Fに基づき、搬送ベルト31(密着層)から記録媒体Pに作用する密着力FbがFb=F・W/xとして表されるものと仮定する。
なお、密着層相当部材Tに形成される密着層は、搬送ベルト31の外周面31aに形成された密着層と同じ物性を有して構成されている。また、剥離強さ試験は、記録媒体Pがニップローラ33とエンコーダローラ36との間で挟持された状態が再現できるよう、記録媒体Pを所定の圧力で密着層相当部材Tへ押し付けた後に行われる。
一方、分離開始位置Sから搬送方向下流側(図3左側)へ突き出した記録媒体Pの一部分の重量Faは、図3に示す状態、即ち、記録媒体Pの終端Peが記録ヘッド4(ノズル面4a)との対向領域の終端Eに一致した状態では、記録媒体Pの突き出し長さがLaであるので、Fa=ρ・W・Laとして表される。
よって、この重量Faが上述した密着力Fbよりも大きくなる(Fa>Fb)、即ち、F・W/x>ρ・W・Laなる関係を満たすように、搬送部3a(密着層の物性や終端Eから分離開始位置Sまでの距離など)を構成すれば、記録媒体Pの搬送方向前方部分(図3左側部分)の重量によって、記録媒体Pの搬送方向後方部分(図3右側部分)が搬送ベルト31から剥がれて跳ね上がることを、少なくとも記録媒体Pの終端Peが記録ヘッド4との対向領域の終端Eを通り越すまでの間、防止することができるのである。その結果、記録媒体Pの搬送方向後方部分が記録ヘッド4のノズル面4aに接触することを確実に回避することができる。
次いで、図5を参照して、第2実施の形態について説明する。図5は、第2実施の形態における搬送部103aの側断面図であり、図2のIII−III線における側断面図に対応している。
第1実施の形態では、搬送ベルト31から排紙部5へ記録媒体Pが直接排紙される場合を説明したが、第2実施の形態では、搬送ベルト31の搬送方向下流側に搬送シュート6が配設されており、排紙部5へ排紙される記録媒体Pが搬送シュート6に支持されるように構成されている。なお、上記した第1実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
図5に示すように、搬送ベルト31の搬送方向下流側(図5左側)には、搬送シュート6が配設されている。この搬送シュート6は、記録媒体Pと接する接触面6aを上面(図5上側面)に備え、その接触面6aにより、搬送ベルト31から排紙部5(図1参照)へ排紙される記録媒体Pを支持するように構成されている。
本実施の形態における搬送部103aは、図5に示すように、記録媒体Pの終端Peが、記録媒体Pと記録ヘッド4(ノズル面4a)との対向領域の終端Eに一致した状態において、搬送ベルト31の外周面31a(密着層)から記録媒体Pに作用する密着力Fbが、記録媒体Pを保持する保持部分(本実施の形態では、搬送ベルト31の外周面31aと搬送シュート6の接触面6a)の終端(即ち、分離開始位置S1)から搬送方向下流側(図5左側)へ突き出した記録媒体Pの一部分(即ち、長さLaの部分)の重量と少なくとも等しいか、或いは、大きくなるように構成されている。
これにより、記録媒体Pの終端Peが記録ヘッド4(ノズル面4a)との対向領域を少なくとも通り越すまでの間、即ち、記録媒体Pの搬送方向後方部分(図3右側部分)が記録ヘッド4との対向領域内に位置している間は、記録媒体Pの搬送方向後方部分に作用する搬送ベルト31(密着層)からの密着力Fbによって、保持部分の終端(即ち、分離開始位置S1)から突き出した記録媒体Pの一部分(搬送方向前方部分、図5左側部分)の重量Faを支えることができる。
その結果、上述した第1実施の形態の場合と同様に、記録媒体Pの搬送方向後方部分(図5右側部分)が搬送ベルト31から剥がれて跳ね上がることを防止することができ、かかる記録媒体Pの搬送方向後方部分が記録ヘッド4のノズル面4aに接触することを確実に回避することができるので、記録媒体Pがインクにより汚染されることやノズル面4aのノズルに目詰まりが発生することを未然に防止することができる。
ここで、請求項3に記載した「記録媒体を保持する保持部分」とは、本実施の形態では、搬送ベルト31の外周面31a(即ち、搬送面)及び搬送シュート6の接触面6aが対応し、「保持部分の終端」とは、記録媒体Pが搬送シュート6から分離する分離開始位置S1、即ち、搬送シュート6の接触面6a終端が対応する。
なお、このように、保持部分の終端を搬送シュート6の接触面6a終端として構成した場合には、図5に示すように、搬送シュート6が搬送ベルト31よりも搬送方向下流側(即ち、分離開始位置S2よりも下流側)で記録媒体Pを保持することで、その分、記録媒体Pの搬送方向前方部分(図5左側部分)の重量が記録媒体Pの搬送方向後方部分(図5右側部分)を搬送ベルト31(密着層)から剥がす方向の力として作用することを軽減することができる。
これにより、密着層の面積を小さくすることができる、即ち、搬送ベルト31の搬送方向(図5左右方向)長さ(駆動ローラ32aと従動ローラ32bとの軸間距離)を短くすることができる。よって、搬送ベルト31が振動することを抑制し易くして、画像品質の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態では、図5に示すように、搬送シュート6の接触面6aと搬送ベルト31の搬送面との高さ方向(図5上下方向)位置が一致され、それら接触面6aと搬送面とがほぼ同一の平面状に位置するように構成されている。これにより、記録媒体Pの搬送方向後方部分(図5右側部分)が搬送ベルト31から剥がれることをより抑制することができる。
即ち、搬送シュート6の接触面6aと搬送ベルト31の搬送面との間に高低差(図5上下方向位置の差)があれば、その高低差に起因して(即ち、搬送シュート6の接触面6aが搬送ベルト31の搬送面よりも上方(図5上方)に位置していれば、記録媒体Pが分離開始位置S2で上方へ持ち上げられる一方、下方(図5下方)に位置していれば、記録媒体Pに図5反時計回りの回転モーメントが作用されるため)、記録媒体Pの搬送方向後方部分に搬送ベルト31の密着層から剥がれる方向へ荷重が作用する。
これに対し、本実施の形態のように、接触面6aと搬送面とを同一平面上に配置して、これらの間に高低差を設けないように構成すれば、記録媒体Pの搬送方向後方部分に剥がれる方向への荷重が作用することを抑制することができるのである。
次いで、第2実施の形態における、搬送ベルト31による密着力Fbと、終端Eから分離開始位置S1(及び、分離開始位置S2)までの間の離間距離との関係について説明する。
なお、記録媒体Pは、上述した第1実施の形態と同様に構成され、剥離強さ試験も同様の内容で行われる。よって、搬送ベルト31(密着層)から記録媒体Pに作用する密着力Fbは、Fb=F・W/xとして表される。
一方、分離開始位置S1から搬送方向下流側(図5左側)へ突き出した記録媒体Pの一部分の重量Faは、図5に示す状態、即ち、記録媒体Pの終端Peが記録ヘッド4(ノズル面4a)との対向領域の終端Eに一致した状態においては、記録媒体Pの突き出し長さがLaであるので、Fa=ρ・W・Laとして表される。
よって、この重量Faが上述した密着力Fbよりも大きくなる(Fa>Fb)、即ち、F・W/x>ρ・W・Laなる関係を満たすように、搬送部103a(密着層の物性や終端Eから分離開始位置S1(及び、分離開始位置S2)までの距離など)を構成すれば、記録媒体Pの搬送方向前方部分(図5左側部分)の重量によって、記録媒体Pの搬送方向後方部分(図5右側部分)が搬送ベルト31から剥がれて跳ね上がることを、少なくとも記録媒体Pの終端Peが記録ヘッド4との対向領域の終端Eを通り越すまでの間、防止することができるのである。その結果、記録媒体Pの搬送方向後方部分が記録ヘッド4のノズル面4aに接触することを確実に回避することができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施の形態では、搬送ベルト31の外周面31aにシリコン処理を施すことにより、密着層が形成される場合を説明したが、必ずしもこの方式に限られず、他の方式を採用することは当然可能である。例えば、静電吸着方式やエア吸着方式などが例示される。
例えば、第2実施の形態では、搬送シュート6の端部(分離開始位置S1と反対側)が搬送ベルト31から離間して配置されが、かかる搬送シュート6の端部を搬送ベルト31の外周面31aに当接させ、搬送ベルト31の外周面31aから記録媒体Pを分離させる分離爪を兼用するように構成しても良い。
例えば、上記各実施形態では、本発明をライン式プリンタに適用した場合を例として説明したが、必ずしもこの方式に限られず、記録ヘッドを記録媒体の搬送方向と直交する主走査方向に往復移動させながらインクを吐出するシリアル式プリンタに本発明を適用しても良い。かかる方式のプリンタでは、記録媒体の搬送方向後方部分が搬送ベルトから剥がれて跳ね上がったときに記録ヘッドを主走査方向の端部に退避させることで、記録媒体の後方部分と記録ヘッドとの接触を回避することが可能である。しかし、複数枚の記録媒体を立て続けに記録する場合には、後続の記録媒体に記録を行うために記録ヘッドを退避させることができないことから、本発明の適用が有効である。
本発明の第1実施の形態における画像形成装置の概略図である。 記録ヘッド側から見た搬送部の上面図である。 搬送部の側断面図である。 剥離強さ試験の方式を模式的に示す斜視図である。 第2実施の形態における搬送部の側断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
31a 外周面(搬送面)
P 記録媒体
31 搬送ベルト
4a ノズル面
4 記録ヘッド
5 排紙部
Pe 記録媒体の終端
Fb 密着力
S,S1 分離開始位置(保持部分の終端)
Fa 記録媒体の一部分の重量
6a 接触面
6 搬送シュート
Lt 記録媒体の長さ寸法
W 記録媒体の幅寸法
ρ 記録媒体の単位面積当たりの重量
F 密着層から記録媒体を引き剥がす際の力
E ノズル面との対向領域の終端
La 記録媒体の一部分の長さ

Claims (5)

  1. 外周面が記録媒体の搬送面となる無端状の搬送ベルトと、その搬送ベルトの搬送面に対向配置されたノズル面から記録媒体へインクを吐出する記録ヘッドとを備え、前記搬送ベルトの搬送面に保持された記録媒体をその搬送力によって排紙部へ排紙する画像形成装置において、
    前記搬送ベルトの外周面には、記録媒体に密着する密着層が形成され、
    前記搬送ベルトにより搬送される記録媒体の終端が前記記録ヘッドのノズル面との対向領域を少なくとも通り越すまでの間、前記搬送ベルトの密着層から記録媒体に作用する密着力が、記録媒体を保持する保持部分の終端から搬送方向下流側へ突き出した記録媒体の一部分の重量よりも大きくなるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録媒体を保持する保持部分の終端は、前記搬送ベルトの前記搬送面終端であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上面が記録媒体と接する接触面となり、前記搬送ベルトから排紙部へ排紙される記録媒体を支持する搬送シュートを備え、
    記録媒体を保持する保持部分の終端は、前記搬送シュートの前記接触面終端であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送シュートの接触面が前記搬送ベルトの搬送面とほぼ同一の平面状に位置するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記記録媒体は、正面視矩形状に形成されると共に、前記搬送方向に沿った長さ寸法がLtとされ、前記搬送方向に直交する方向の幅寸法がWとされ、単位面積当たりの重量がρとされるものであり、
    前記密着層から90度の角度で幅寸法xの記録媒体を引き剥がす際の力をFとし、
    かつ、前記記録媒体の終端が前記記録ヘッドのノズル面との対向領域の終端に一致した状態で、前記保持部分の終端から搬送方向下流側へ突き出した記録媒体の一部分の長さをLaとした場合に、F・W/x>ρ・W・Laを満たすように構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
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