JPH10161850A - 絶対値比較回路 - Google Patents

絶対値比較回路

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JPH10161850A
JPH10161850A JP8319655A JP31965596A JPH10161850A JP H10161850 A JPH10161850 A JP H10161850A JP 8319655 A JP8319655 A JP 8319655A JP 31965596 A JP31965596 A JP 31965596A JP H10161850 A JPH10161850 A JP H10161850A
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F7/00Methods or arrangements for processing data by operating upon the order or content of the data handled
    • G06F7/02Comparing digital values
    • G06F7/026Magnitude comparison, i.e. determining the relative order of operands based on their numerical value, e.g. window comparator

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2の補数表現されたデータの絶対値を比較す
る場合、比較回路の他に1加算器が少なくとも2つ必要
となり、回路規模が大きくなってしまう。 【解決手段】 加算器12と1つの1加算器3aで絶対
値比較回路を構成する。加算器12として、DSPやC
PUのALUで用いられる加算器を共用してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル信号の
絶対値比較回路に関し、特にマイクロプロセッサ、ディ
ジタルシグナルプロセッサ(DSP)などに使用される
ものである。
【0002】
【従来の技術】2つのデータの大きさを比較する場合、
それらのデータが正負の符号を持っているときには、絶
対値をとって比較することがある。例えば、音声データ
のピーク検出などの際にそうした処理をする必要が生じ
る。
【0003】一般に符号付データの表現形式として2の
補数表現が採用されている。2の補数表現で表されたデ
ータの絶対値をとるには、データの符号ビットに応じ
て、まずデータ全体を論理反転し、その後最下位ビット
(LSB)に1を加算する必要がある。すなわち、デー
タが負の数であれば自らの2の補数が絶対値となるか
ら、自らのデータ全体を論理反転し、論理反転したデー
タの最下位ビットに1を加える。データが正の数であれ
ばそのデータの値が絶対値となる。よって、絶対値の比
較を行うためには、比較を行うための演算回路の他に、
加算器を用意しなければならない。
【0004】よって、2の補数表現で表された値の絶対
値の比較を行うために、あらかじめ全てのデータの絶対
値を計算し、その後それらの値の比較を行う方法か、各
データの絶対値をそれぞれ計算しながら比較する方法が
用いられる。
【0005】図5は、絶対値計算と比較演算とを同時に
実行する絶対値比較回路の従来例を示す。以下、同一の
構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。図5
において、X、Yはそれぞれ2の補数表現された多ビッ
トのデータを表す。また、データX、Yの符号ビットす
なわち最上位ビット(MSB)をそれぞれa,bと表
す。
【0006】データ反転回路2aのデータ入力端子には
データXが供給され、制御端子には信号aが供給され
る。データ反転回路2aは、データXが負の数の場合、
すなわち信号aがハイレベルのとき、データXを反転し
てデータX’を出力する。データXが正の場合、すなわ
ち信号aがローレベルのときは、データXをそのままデ
ータX’として出力する。
【0007】1加算器3aのデータ入力端子にはデータ
X’が供給され、制御端子には信号aが供給される。1
加算器3aは、データXが負の数の場合、すなわち信号
aがハイレベルのときは、データX’の最下位ビットに
1を加算して、データUとして出力する。データXが正
の場合、すなわち信号aがローレベルの時は、データ
X’をそのままデータUとして出力する。
【0008】同様に、データYの絶対値Vを求める回路
もデータ反転回路2bと1加算器3bから構成される。
データU及びデータVは、符号なし比較回路(マグニチ
ュード・コンパレータ)1の入力端子にそれぞれ供給さ
れる。符号なし比較回路1は、データUとデータVとを
比較し、その結果をフラグSFとして出力する。フラグ
SFは、例えば、U≧VのときSF=0であり、U<V
のときSF=1である。
【0009】図6は、図5に示したデータ反転回路2a
の回路例を示す。この回路は、データ幅が4ビットであ
る場合のものである。x3〜x0は順にデータXの最上
位ビットから最下位ビットまでを表し、x3’〜x0’
は順にデータX’の最上位ビットから最下位ビットまで
を表す。
【0010】図6に示すように、エクスクルシブオアゲ
ート4a〜4dの第1の入力端子には最上位ビットデー
タaが供給され、エクスクルシブオアゲート4a〜4d
の第2の入力端子にはそれぞれx3〜x0が供給され
る。エクスクルシブオアゲート4a〜4dの出力信号
は、それぞれx3’〜x0’となる。
【0011】データ反転回路2bも図8に示した回路と
同様の回路である。図7は、図5に示した1加算器3a
の回路例を示す。この回路は、データ幅が4ビットであ
る場合のものである。図7において、5a〜5dはエク
スクルシブオアゲートを表し、6a〜6cはアンドゲー
トを表す。また、u3〜u0は順にデータUの最上位ビ
ットから最下位ビットまでを表す。
【0012】図7に示すように、エクスクルシブオアゲ
ート5d及びアンドゲート6cの第1の入力端子に信号
aが供給され、第2の入力端子に信号x0’が供給され
る。エクスクルシブオアゲート5c及びアンドゲート6
bの第1の入力端子にはアンドゲート6cの出力端子が
接続され、第2の入力端子に信号x1’が供給される。
エクスクルシブオアゲート5b及びアンドゲート6aの
第1の入力端子はアンドゲート6bの出力端子が接続さ
れ、第2の入力端子に信号x2’が供給される。エクス
クルシブオアゲート5aの第1の入力端子はアンドゲー
ト6aの出力端子に接続され、第2の入力端子に信号x
3’が供給される。また、エクスクルシブオアゲート5
a〜5dの出力信号は、それぞれu3〜u0となる。
【0013】1加算器3bも図7に示した1加算器3a
と同様の回路である。図8は、図5に示した符号なし比
較回路1の回路例を示す。この回路は、データ幅が4ビ
ットである場合のものである。
【0014】図8において、7a〜7dはインバータ、
8a〜8cはエクスクルーシブノアゲート、9a〜9d
はアンドゲート、10はオアゲートを表す。また、v3
〜v0は順にデータVの最上位ビットから最下位ビット
までを表す。
【0015】以下、図5に示した絶対値比較回路の動作
を説明する。図5に示した従来の絶対値比較回路に、ま
ず、互いに比較対象になる2の補数表現されたデータ
X、Yを入力する。
【0016】次に、データX,Yが負の数を表している
場合、すなわちデータX,Yの符号ビットa,bがハイ
レベルであれば、データ反転回路2a,2bは、データ
X、Yの全ビットを反転して出力する。データX,Yが
正の数を表している場合、すなわち符号信号a,bがロ
ーレベルであれば、データ反転回路2a,2bは、デー
タの反転をせず、入力データをそのまま出力する。
【0017】その後、1加算器3によって、データ反転
回路2が出力したデータの最下位ビットにそれぞれa,
bを加算する。こうして2の補数表現された二進数X、
Yの絶対値U、Vが計算される。
【0018】このようにして計算された絶対値|X|、
|Y|は、符号なし比較回路1によってその大小関係が
判定される。その結果、 |X|<|Y|のとき、SF=1 |X|≧|Y|のとき、SF=0 が出力される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述のあらかじめ全て
のデータの絶対値を計算し、それらの比較を行う方法で
は、処理に時間がかかる。例えば、互いに比較対象とな
るデータをX,Yとすると、X、Y双方に対して絶対値
をとる処理を行う必要があるから、符号なしデータを比
較する場合に比べて少なくとも3倍以上の処理時間が必
要である。
【0020】また、絶対値をとる前のデータを保存する
必要がある場合には、絶対値データ|X|、|Y|を記
憶する場所を確保する必要がある。そのため、メモリの
記憶容量が符号なしデータを比較する場合と比べて、最
大で約2倍必要となる。
【0021】一方、各データの絶対値をそれぞれ計算し
ながら比較する方法では、あらかじめ絶対値を計算する
方法と異なり、必要な記憶容量が増大することはない。
しかし、符号なしデータを比較する場合と比べると、3
倍以上の処理時間が必要となる。もし、処理時間を符号
なしデータの比較と同程度にまで短縮しようとすると、
ハードウェアの量が3倍程度まで増大してしまう。本発
明は、上記課題に鑑みてなされたもので、絶対値を直接
比較する回路のハードウェア量を少なくし、処理時間を
短縮することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の絶対値比較回路は、入力端子に2の補数表
現された複数ビットの二進数である第1のデータが供給
され、第1のデータの符号が負であるときに第1のデー
タの各ビットを論理反転したデータを出力し、第1のデ
ータの符号が正であるときに第1のデータを出力する第
1のデータ反転手段と、入力端子に第1のデータ反転手
段の出力データが供給され、第1のデータの符号が負で
あるときに第1のデータ反転手段の出力データに1を加
算したデータを出力し、第1のデータの符号が正である
ときに第1のデータ反転手段の出力データを出力する1
加算手段と、入力端子に2の補数表現された複数ビット
の二進数である第2のデータが供給され、第2のデータ
の符号が正であるときに第2のデータの各ビットを論理
反転したデータを出力し、第2のデータの符号が負であ
るときに第2のデータを出力する第2のデータ反転手段
と、第1のデータ入力端子に1加算手段の出力データが
供給され、第2のデータ入力端子に第2のデータ反転手
段の出力データが供給され、桁上げ信号入力端子に第2
のデータの符号ビットの反転信号が供給され、1加算手
段の出力データと第2のデータ反転手段の出力データと
第2のデータの符号ビットの反転信号との和を出力する
加算手段とを具備する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施例を
示す。X、Yはそれぞれ2の補数表現された複数ビット
の二進数データを表す。また、データX、Yの符号ビッ
トすなわち最上位ビット(MSB)をそれぞれa,bと
表す。
【0024】図1において、データ反転回路2aのデー
タ入力端子にはデータXが供給され、制御端子には信号
aが供給される。データ反転回路2aは、例えば図6に
示した従来の回路と同様の回路構成である。データ反転
回路2aは、データXが負の数の場合、すなわち信号a
がハイレベルのとき、データXを反転してデータX’を
出力する。データXが正の場合、すなわち信号aがロー
レベルのときは、データXをそのままデータX’として
出力する。
【0025】また、1加算器3aのデータ入力端子には
データX’が供給され、制御端子には信号aが供給され
る。1加算器3aは、例えば図7に示した従来の1加算
器と同様の回路構成を有する。1加算器3aは、データ
Xが負の数の場合、すなわち信号aがハイレベルのとき
は、データX’の最下位ビットに1を加算して、データ
Uとして出力する。データXが正の場合、すなわち信号
aがローレベルの時は、データX’をそのままデータU
として出力する。この出力データUは、データXの絶対
値|X|である。
【0026】また、データ反転回路2bのデータ入力端
子にはデータYが供給される。信号bはインバータ11
の入力端子に供給され、インバータ11の出力端子はデ
ータ反転回路2bの制御端子に接続される。データ反転
回路2bは、例えば図6に示した従来の回路と同様の回
路構成をしている。データ反転回路2bは、データXが
正の数の場合、すなわち信号bがローレベルのとき、デ
ータYを反転したデータ/Y(以下、/は反転信号を表
すことにする)をデータY’として出力する。データX
が負の場合、すなわち信号bがハイレベルのときは、デ
ータYをそのままデータY’として出力する。
【0027】データU及びデータY’は、加算器12の
第1及び第2のデータ入力端子にそれぞれ供給される。
また、加算器12の桁上げ入力端子にはインバータ11
の出力信号cが供給される。
【0028】図2は、加算器12の回路例を示す。デー
タX、Y’が4ビットのデータ構造であり、x3〜x
0、y3’〜y0’、z3〜z0はそれぞれデータX、
Y’、Zの最上位ビットから最下位ビットまでを順に表
すものとする。
【0029】信号x0〜x3はそれぞれエクスクルシブ
オアゲート14a〜14dの第1の入力端子に供給さ
れ、信号y0’〜y3’はそれぞれエクスクルシブオア
ゲート14a〜14dの第2の入力端子に供給される。
【0030】また、信号x0〜x2は、それぞれアンド
ゲート16a〜16cの第1の入力端子に供給され、信
号y0’〜y2’はそれぞれアンドゲート16a〜16
cの第2の入力端子に供給される。
【0031】エクスクルシブオアゲート14a〜14c
の出力端子は、それぞれエクスクルシブオアゲート13
a〜13cの第1の入力端子とアンドゲート15a〜1
5cの第1の入力端子に接続される。エクスクルシブオ
アゲート14dの出力端子は、エクスクルシブオアゲー
ト13dの第1の入力端子に接続される。
【0032】アンドゲート15a〜15cの出力端子は
それぞれオアゲート17a〜17cの第1の入力端子に
接続され、アンドゲート16a〜16cの出力端子はオ
アゲート17a〜17cの第2の入力端子に接続され
る。
【0033】また、エクスクルシブオアゲート13aの
第2の入力端子には信号cが供給され、エクスクルシブ
オアゲート13b〜13dの第2の入力端子はそれぞれ
オアゲート17a〜17cの出力端子に接続される。
【0034】エクスクルシブオアゲート13a〜13d
の出力信号は、それぞれ信号z0〜z3となる。次に、
図1に示した実施例の動作を説明する。
【0035】まず、本発明の実施例における絶対値比較
方法を説明する。2の補数表現された複数ビットの二進
数データX、Yの絶対値を|X|、|Y|として、次の
演算を行うとする。 Z=|X|−|Y| …式(1) 演算の結果が、 Z<0 ならば |X|<|Y| Z=0 ならば |X|=|Y| Z>0 ならば |X|>|Y| …式(2) である。よって、Zの符号ビットは、従来例における信
号SFと等しく、Zの符号ビットにより絶対値の比較結
果を表すことができる。すなわち、 |X|<|Y|のとき、SF=1 |X|≧|Y|のとき、SF=0 である。ここで、式(1)は Z=|X|+(−|Y|) …式(3) のように書き直すことができる。したがって、データX
の絶対値と、データYの絶対値に負の符号を付したもの
とを加算すると、絶対値の比較をすることができる。
【0036】本実施例は、入力データX、Yに上述の式
(3)の演算を施してデータZを出力するものである。
すなわち、入力データXの符号ビットaが1である場合
は、データXをデータ反転回路2aで反転し、その結果
に1加算器3aで1だけ加算し、その結果をデータUと
して出力する。符号ビットaが0である場合は、データ
XをそのままデータUとして出力する。
【0037】また、入力データYの符号ビットbが0で
ある場合は、データYをデータ反転回路2bで反転し、
データ/YをデータY’として出力する。符号ビットb
が1である場合は、データYをそのままデータY’とし
て出力する。
【0038】加算器12は、1加算器3aの出力データ
Uと反転回路2bの出力データY’と入力データYの符
号ビットbの反転信号とを加算して、データZを出力す
る。データYが正の数を表すとき、符号ビットbの反転
信号は1であるから、加算器12の出力データZは、 Z=|X|+/Y+1 となる。2の補数表現では、 −Y=/Y+1 となるから、 Z=|X|−Y=|X|−|Y| が得られる。データYが負の数を表すときは、符号ビッ
トbの反転信号は0であるから、加算器12は、 Z=|X|+Y =|X|−|Y| の演算を行う。
【0039】このように、Yの正負にかかわらず、Z=
|X|−|Y|であり、式(1)の関係が成り立つ。よ
って、Zの最上位ビットである符号ビットにより式
(2)に示したようにXの絶対値とYの絶対値を比較し
た結果を知ることができる。
【0040】本実施例では、例えば4ビットのデータの
絶対値の比較を行う回路である場合、従来例では34ゲ
ートで構成されていたものを33ゲートで構成すること
ができる。また、本実施例は、従来のあらかじめ絶対値
を計算しその後比較を行う方法に比べて、演算時間を約
1/3に減らすことができる。さらに、加算器12はC
PU、DSPのALUなどに設けられているので、わず
かなゲートを付加し加算器を共用することでCPU、D
SPなどに絶対値比較回路を組み込むことができる。
【0041】図3は、本発明の絶対値比較回路の第2の
実施例を示す。図3において、データ反転回路2aのデ
ータ入力端子にはデータXが供給され、制御端子には信
号aが供給される。
【0042】データ反転回路2bのデータ入力端子には
データYが供給される。信号bはインバータ11の入力
端子に供給され、インバータ11の出力端子はデータ反
転回路2bの制御端子に接続される。
【0043】1加算器3bのデータ入力端子にはデータ
反転回路2bの出力データY’が供給され、制御端子は
インバータ11の出力端子に接続される。1加算器3b
は、例えば図7に示したような回路である。
【0044】加算器12の第1のデータ入力端子にはデ
ータ反転回路2aの出力データX’が供給され、第2の
データ入力端子には1加算器3bの出力データV’が供
給され、桁上げ入力端子には信号aが供給される。加算
器12は、演算結果をデータZとして出力する。
【0045】図3に示した回路は、Z=|X|−|Y|
の演算を行う。よって、図1に示した実施例と同様に、
データZの符号フラグSFにより、データX、Yの絶対
値の比較結果を知ることができる。
【0046】入力データXが正の場合は、a=0であ
り、X’=Xである。データXが負の場合は、a=1で
あり、X’=/Xである。また、入力データYが正の場
合は、b=0である。よって、データYはデータ反転回
路2bで反転され、1加算器3bで最下位ビットに1が
加算される。従って、V’=/Y+1=−Yである。一
方、データYが負の場合は、V’=Yとなる。よって、
データYの正負を問わず、V’=−|Y|となる。
【0047】以上より、データXが正の場合は、加算器
12の桁上げ入力信号は0であるから、Z=X−|Y|
となる。データXが負の場合は、加算器12の桁上げ入
力信号は1であるから、Z=/X+1−|Y|=−X−
|Y|となる。
【0048】したがって、データXの正負に関わらず、
Z=|X|−|Y|となる。本実施例では、図1に示し
た実施例と同様の効果を得ることができる。また、加算
器はCPU、DSPのALUなどに必ず設けられている
ので、わずかなゲートを付加し加算器を共用することで
CPU、DSPなどに絶対値比較回路を組み込むことが
できる。
【0049】さらに、上述の実施例において、引き算を
することができるALUがCPUなどに組み込まれてい
る場合は、データ反転回路もCPUに設けられている。
よって、加算器とデータ反転回路をALUと共有するこ
とで、より少ないゲート数よりなる回路を組み込むだけ
で、絶対値比較回路を実現することができる。
【0050】図4は、キャリー付加算が可能なALUと
加算器を共有する場合の本発明の実施例を示す。図4に
示した回路は、図1に示した回路に、アンドゲート1
8、19及びマルチプレクサ20を付加したものであ
る。アンドゲート18の第1の入力端子はインバータ1
1の出力端子が接続され、第2の入力端子には切り換え
信号が供給され、出力端子はデータ反転回路2bの制御
端子に接続される。マルチプレクサ20の第1の入力端
子はアンドゲート18の出力端子に接続され、第2の入
力端子には例えばキャリー信号が供給され、制御端子に
は切り換え信号が供給され、出力端子は加算器12の桁
上げ信号入力端子に接続される。また、アンドゲート1
9の第1の入力端子には信号aが供給され、第2の入力
端子には切り換え信号が供給され、出力端子はデータ反
転回路2aの制御端子と1加算器3aの制御端子に接続
される。
【0051】本実施例において、切り換え信号がローレ
ベルのときは、データ反転回路2a、2bの制御端子及
び1加算器3aの制御端子にローレベルの信号が供給さ
れる。マルチプレクサ20は外部入力信号である例えば
キャリー信号を出力する。よって、データU、Y’はそ
れぞれデータX、Yであり、加算器12の桁上げ信号と
してキャリー信号が供給される。したがって、演算結果
は、Z=X+Y+(キャリー信号)となる。
【0052】一方、切り換え信号がハイレベルのとき
は、データ反転回路2aの制御端子及び1加算器3aの
制御端子に信号aが供給され、データ反転回路2bの制
御端子に信号/bが供給され、マルチプレクサ20は信
号/bを出力する。よって、この回路は、図1に示した
実施例と同様の動作をし、演算結果は、Z=|X|−|
Y|となる。
【0053】このように、本実施例では、データ反転回
路2a、1加算器3a、インバータ11、アンドゲート
18、19及びマルチプレクサ20をキャリー付加算が
可能なALUに付加するだけで、絶対値比較回路を構成
することができる。
【0054】なお、図4に示した実施例において、アン
ドゲート19の出力端子をデータ反転回路2aの制御端
子とマルチプレクサ20の第1の入力端子に接続し、ア
ンドゲート18の出力端子をデータ反転回路2bの制御
端子と1加算器3aの制御端子に接続しても、図4に示
した実施例と同様の効果を得ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
絶対値の計算と比較とを同時に行うため、あらかじめ絶
対値を計算しその後比較を行う方法に比べて演算時間を
減らすことができる。また、本発明によれば、CPUや
DSPなどに組み込み、それらの加算器を共用するた
め、ハードウェアの量を減らすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図。
【図2】加算器を示す回路図。
【図3】本発明の第2の実施例を示す図。
【図4】本発明の第3の実施例を示す図。
【図5】従来例を示す図。
【図6】反転回路を示す回路図。
【図7】1加算器を示す回路図。
【図8】符号なし比較回路を示す回路図。
【符号の説明】
2a、2b…データ反転回路、 3a、3b…1加算器、 11…インバータ、 12…加算器 18、19…アンドゲート、 20…マルチプレクサ、 X、Y…入力データ、 a、b…符号ビット、 Z…出力データ、 SF…フラグ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子に2の補数表現された複数ビッ
    トの二進数である第1のデータが供給され、前記第1の
    データの符号が負であるときに前記第1のデータの各ビ
    ットを論理反転したデータを出力し、前記第1のデータ
    の符号が正であるときに前記第1のデータを出力する第
    1のデータ反転手段と、 入力端子に前記第1のデータ反転手段の出力データが供
    給され、前記第1のデータの符号が負であるときに前記
    第1のデータ反転手段の出力データに1を加算したデー
    タを出力し、前記第1のデータの符号が正であるときに
    前記第1のデータ反転手段の出力データを出力する1加
    算手段と、 入力端子に2の補数表現された複数ビットの二進数であ
    る第2のデータが供給され、前記第2のデータの符号が
    正であるときに前記第2のデータの各ビットを論理反転
    したデータを出力し、前記第2のデータの符号が負であ
    るときに前記第2のデータを出力する第2のデータ反転
    手段と、 第1のデータ入力端子に前記1加算手段の出力データが
    供給され、第2のデータ入力端子に前記第2のデータ反
    転手段の出力データが供給され、桁上げ信号入力端子に
    前記第2のデータの符号ビットの反転信号が供給され、
    前記1加算手段の出力データと前記第2のデータ反転手
    段の出力データと前記第2のデータの符号ビットの反転
    信号との和を出力する加算手段とを具備することを特徴
    とする絶対値比較回路。
  2. 【請求項2】 入力端子に2の補数表現された複数ビッ
    トの二進数である第1のデータが供給され、前記第1の
    データの符号が負であるときに前記第1のデータの各ビ
    ットを論理反転したデータを出力し、前記第1のデータ
    の符号が正であるときに前記第1のデータを出力する第
    1のデータ反転手段と、 入力端子に2の補数表現された複数ビットの二進数であ
    る第2のデータが供給され、前記第2のデータの符号が
    正であるときに前記第2のデータの各ビットを論理反転
    したデータを出力し、前記第2のデータの符号が負であ
    るときに前記第2のデータを出力する第2のデータ反転
    手段と、 入力端子に前記第2のデータ反転手段の出力データが供
    給され、前記第2のデータの符号が正であるときに前記
    第2のデータ反転手段の出力データに1を加算したデー
    タを出力し、前記第2のデータの符号が負であるときに
    前記第2のデータ反転手段の出力データを出力する1加
    算手段と、 第1のデータ入力端子に前記第1のデータ反転手段の出
    力データが供給され、第2のデータ入力端子に前記1加
    算手段の出力データが供給され、桁上げ信号入力端子に
    前記第1のデータの符号ビットが供給され、前記第1の
    データ反転手段の出力データと前記1加算手段の出力デ
    ータと前記第1のデータの符号ビットとの和を出力する
    加算手段とを具備することを特徴とする絶対値比較回
    路。
  3. 【請求項3】 入力端子に2の補数表現された複数ビッ
    トの二進数である第1のデータが供給され、制御端子を
    有する第1のデータ反転手段と、 入力端子に前記第1のデータ反転手段の出力データが供
    給され、制御端子を有する1加算手段と、 入力端子に2の補数表現された複数ビットの二進数であ
    る第2のデータが供給され、制御端子を有する第2のデ
    ータ反転手段と、 桁上げ信号入力端子を有し、前記1加算手段の出力デー
    タと前記第2のデータ反転手段の出力データと桁上げ信
    号入力端子に供給される信号との和を出力する加算手段
    と、 前記第1のデータ反転手段の制御端子と前記1加算手段
    の制御端子とに前記第1のデータの符号ビットを選択的
    に供給する第1の選択ゲートと、 前記第2のデータ反転手段の制御端子に前記第2のデー
    タの符号ビットの反転信号を選択的に供給する第2の選
    択ゲートと、 前記加算手段の桁上げ信号入力端子に外部桁上げ入力信
    号と前記第2のデータの符号ビットの反転信号とを切り
    換えて供給する第3の選択ゲートとを具備することを特
    徴とする絶対値比較回路。
  4. 【請求項4】 入力端子に2の補数表現された複数ビッ
    トの二進数である第1のデータが供給され、制御端子を
    有する第1のデータ反転手段と、 入力端子に前記第1のデータ反転手段の出力データが供
    給され、制御端子を有する1加算手段と、 入力端子に2の補数表現された複数ビットの二進数であ
    る第2のデータが供給され、制御端子を有する第2のデ
    ータ反転手段と、 桁上げ信号入力端子を有し、前記1加算手段の出力デー
    タと前記第2のデータ反転手段の出力データと桁上げ信
    号入力端子に供給される信号との和を出力する加算手段
    と、 前記第1のデータ反転手段の制御端子に前記第1のデー
    タの符号ビットを選択的に供給する第1の選択ゲート
    と、 前記第2のデータ反転手段の制御端子と前記1加算手段
    の制御端子とに前記第2のデータの符号ビットの反転信
    号を選択的に供給する第2の選択ゲートと、 前記加算手段の桁上げ信号入力端子に外部桁上げ入力信
    号と前記第2のデータの符号ビットの反転信号とを切り
    換えて供給する第3の選択ゲートとを具備することを特
    徴とする絶対値比較回路。
  5. 【請求項5】 前記加算手段は、少なくとも桁上げ入力
    信号付きの加算機能を有するALUであることを特徴と
    する請求項3、4記載の絶対値比較回路。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の選択ゲートは、論理
    和ゲートで構成されていることを特徴とする請求項3、
    4記載の絶対値比較回路。
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