JP3808849B2 - クロック信号再生回路とクロック復元フィルタ回路 - Google Patents

クロック信号再生回路とクロック復元フィルタ回路 Download PDF

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Description

本発明は、受信データの変化から送信側クロックを再生するクロック信号再生回路に関する。
1Gビット/秒を超えるような高速データを転送する場合、送受信回路の特性や送受信端子に接続される接続器具を含む伝送線路の特性に起因するパルスの遅延や反射および信号パルスと反射パルスとの相互干渉が発生する。よって、送信側が送信データと送信クロックとを同時に送信しても、受信側において受信データと受信クロックとが到達する時刻に差(スキュー)が生じてしまう。これにより、受信側において受信データの内容を判別することが困難となる。そのため、送信側が送信クロックを送信せず、受信側において受信データのハイレベル或いはローレベルのようなレベル遷移から送信クロックを再生するCDR(Clock Data Recovery)と呼ばれる技術が用いられている。
このCDRを行う場合、受信データのレベル遷移がないと送信クロックが再生できない。よって、確実性を重視する通信規格においては、予め1バイト(8ビット)単位でデータを10ビット幅に符号化(エンコード)する。そして、エンコード後の10ビットのデータに、ハイレベルのビットとローレベルのビットとがそれぞれ1ビット以上含まれるようにして直列転送するようにしている。
ところが、このようなエンコードを行うと、データ転送効率が8割に低下してしまう。よって、転送効率を重視する通信規格では、1バイトデータをそのまま直列転送するようにしている。こうした規格では、長期間にわたってハイレベル或いはローレベルの同じデータが続くCID(Consecutive Identical Digit)と呼ばれる期間を許容している。
この場合、送信側と受信側とのクロック供給源が生成するそれぞれのクロックに周波数の差があると、同じレベルのデータが続く期間は、再生クロックと受信データとの位相差が時間とともに増大する。そこで、送信側と受信側とのクロック供給源のクロック周波数に許容範囲を設定する。そして、想定される最長のCIDに対して、送信側と受信側とのそれぞれのクロック供給源のクロック周波数が、直列データの全ビットのうち1/2ビット以上の位相差が生じないようにしている。
また、この種の関連技術として、送信側より受信した入力信号からクロック信号を検出し、上記クロック信号に歯抜けが生じていても、正しいクロックを出力するクロック発生回路が開示されている(特許文献1)。
特開平4−127737号公報
ところが、製造バラツキ、温度変化又は電圧変化などの要因により、クロック供給源が生成するクロックの周波数が許容範囲を超えてしまう場合がある。また、CIDの長さが統計データに基づくものであった場合、ある確率で受信データのうち同じレベルのデータが続く期間が上記最長のCIDを超えてしまう。これにより、受信データの内容が正確に判別できないという問題がある。
さらに、受信データは、ジッタと呼ばれる揺らぎを持っている。よって、このジッタにより、規格内の精度を持つデータ送受信回路であっても、長いCIDに対しては、データ転送の信頼性が保てなくなるという問題がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたもので、ハイレベル又はローレベルの同じデータが続いても再生クロックの位相を変化させることができ、且つ上記同じデータが続く期間の許容値を長くすることができるクロック信号再生回路及びクロック復元フィルタ回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の側面に係るクロック復元フィルタ回路は、外部から入力される入力データと再生クロックとの位相を比較した結果に応じて基準クロックの位相を変化させ、前記再生クロックを生成するクロック信号発生回路に使用されるクロック復元フィルタ回路であって、前記入力データに対して前記再生クロックの位相が遅れている場合に、前記基準クロックの位相を進めるための第1位相進み信号が入力される第1入力端子と、前記入力データに対して前記再生クロックの位相が進んでいる場合に、前記基準クロックの位相を遅らせるための第1位相遅れ信号が入力される第2入力端子と、前記第1位相進み信号或いは第1位相遅れ信号にパルスを挿入して第2位相進み信号或いは第2位相遅れ信号を生成するパルス挿入回路と、前記第2位相進み信号と前記第2位相遅れ信号とに基づいて、前記再生クロックと前記基準クロックとの周波数差に対応するデータと前記再生クロックの周波数が前記基準クロックの周波数に対して高いか或いは低いかを表す極性データとを含む第1周波数差情報を生成する周波数差生成回路とを有する。前記パルス挿入回路は、前記第1周波数差情報に基づいて前記周波数差を補正する周期を算出し、前記周期内に前記第1位相進み信号或いは第1位相遅れ信号が入力されない場合に前記極性データに応じて前記パルスを挿入する。
また、本発明の第2の側面に係るクロック信号再生回路は、外部から入力される入力データから再生クロックを復元するクロック信号再生回路であって、基準クロックを生成する基準クロック生成回路と、前記入力データと前記再生クロックとを比較し、前記入力データに対して前記再生クロックの位相が遅れている場合には第1位相進み信号を出力し、一方前記入力データに対して前記再生クロックの位相が進んでいる場合には第1位相遅れ信号を出力する位相比較回路と、前記第1位相進み信号或いは第1位相遅れ信号にパルスを挿入して第2位相進み信号或いは第2位相遅れ信号を生成するパルス挿入回路と、前記第2位相進み信号と前記第2位相遅れ信号とに基づいて、前記再生クロックと前記基準クロックとの周波数差に対応するデータと前記再生クロックの周波数が前記基準クロックの周波数に対して高いか或いは低いかを表す極性データとを含む第1周波数差情報を生成する周波数差生成回路と、前記第2位相進み信号或いは第2位相遅れ信号に基づいて前記基準クロックの位相を変化する移相回路とを有する。前記パルス挿入回路は、前記第1周波数差情報に基づいて前記周波数差を補正する周期を算出し、前記周期内に前記第1位相進み信号或いは第1位相遅れ信号が入力されない場合に前記極性データに応じて前記パルスを挿入する。
以上詳述したように本発明によれば、ハイレベル又はローレベルの同じデータが続いても再生クロックの位相を変化させることができ、且つ上記同じデータが続く期間の許容値を長くすることができるクロック信号再生回路及びクロック復元フィルタ回路を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るクロック信号再生回路1のブロック図である。なお、同図において、複数ビットを扱う信号線は、太線で表している。以下の図についても同様である。
クロック信号再生回路1は、位相比較回路2と、積分回路3と、判定回路4と、クロック復元フィルタ回路5と、移相回路6とから構成される。
位相比較回路2には、入力データSaが入力される。この入力データSaは、通信相手の端末から送信されるデータである。入力データSaは、例えばクロック信号再生回路1を備えた端末の受信回路から入力される。また、位相比較回路2には、入力データSaが1ビットずつ直列に入力される。さらに、位相比較回路2には、後述する移相回路6から出力された再生クロックSkがフィードバックされて入力される。
この位相比較回路2は、入力データSaと再生クロックSkとの位相を比較し、位相進み信号Sbと位相遅れ信号Scとを出力する。
図2は、位相比較回路2の入出力タイミングを示す図である。
位相比較回路2は、例えば入力データSaの各ビット区間の中心に対して、再生クロックSkの立上がりまたは立下がりエッジが遅れている場合には、位相進み信号Sbをハイレベルとして出力する。一方、入力データSaの各ビット区間の中心に対して、再生クロックSkの立上がりまたは立下がりエッジが進んでいる場合には、位相遅れ信号Scをハイレベルとして出力する。実際の回路では、動作遅延のため、位相進み信号Sb及び位相遅れ信号Scの出力は、破線のように遅れて変化する。遅延の量は、回路の実現形式に依存する。
位相比較回路2から出力された位相進み信号Sbと位相遅れ信号Scとは、それぞれ積分回路3に入力される。さらに積分回路3から出力された積分値Sdは、判定回路4に入力される。判定回路4は、積分値Sdに基づいて位相進み信号Seと位相遅れ信号Sfとを出力する。
図3は、積分回路3と判定回路4との入出力タイミングを示す図である。
積分回路3は、位相進み信号Sbと位相遅れ信号Scとを積分する。積分回路3は、例えば再生クロックSkの立上がり及び立下がりエッジに同期して動作する。積分回路3は、位相進み信号Sbがハイレベルのときには積分値Sdを1ステップだけ増加させ、一方位相遅れ信号Scがハイレベルのときには積分値Sdを1ステップだけ減少させる。
積分回路3の積分値Sdは、判定回路4においてレベル判定がなされる。判定回路4は、積分値Sdが正の閾値(+D)を超えると、位相進み信号Seをハイレベルにすると共に、リセット信号Sgもハイレベルにする。このリセット信号Sgは、積分回路3に入力される。積分回路3は、リセット信号Sgが入力されると、積分値Sdをリセットする。また、判定回路4は、積分値Sdが負の閾値(−D)を超えると、位相遅れ信号Sfをハイレベルにすると共に、リセット信号Sgもハイレベルにして積分値Sdをリセットする。
位相比較回路2の後段に積分回路3と判定回路4とを挿入する理由は、以下の通りである。通常、入力データSa或いは再生クロックSkには、データの変化点にジッタと呼ばれる揺らぎが存在する。よって、図2において、入力データSaの各ビット区間の中心と再生クロックSkのエッジとが一致することは稀である。
したがって、位相進み信号Sb或いは位相遅れ信号Scにも上記ジッタに起因する変化率の高い信号が含まれている。例えば、位相比較回路2の後段に接続される信号処理系の応答時間が、位相進み信号Sb或いは位相遅れ信号Scのデータ変化の周期より長い場合、クロック信号再生回路1全体の動作が不安定になってしまう。これを防ぐため、積分回路3と判定回路4とを位相比較回路2の後段に挿入する。これにより、判定回路4の後段に接続された信号処理系に入力される信号の変化率を下げることで、クロック信号再生回路1全体の動作が不安定になるのを防ぐことができる。
判定回路4から出力された位相進み信号Seと位相遅れ信号Sfとは、クロック復元フィルタ回路5に入力される。クロック復元フィルタ回路5の回路構成及び動作については後述する。クロック復元フィルタ回路5から出力された位相進み信号Shと位相遅れ信号Siとは、移相回路6に入力される。
基準クロック生成回路7は、基準クロックSjを生成する。この基準クロックSjの周波数は、例えば送信側のクロック供給源により生成される送信側クロックの周波数に対応して決定される。また、基準クロックSjと上記送信側クロックとの周波数差は、例えば規格化されている許容範囲内に設定される。なお、基準クロック生成回路7を設けずに、周辺回路が生成したクロックを基準クロックSjとして用いてもよい。この基準クロックSjは、移相回路6に入力される。
移相回路6は、位相進み信号Shと位相遅れ信号Siとに基づいて基準クロックSjを位相変化させ、再生クロックSkを生成する。この再生クロックSkは、位相進み信号Shと位相遅れ信号Siとの情報に基づいて、基準クロックSjの位相を前後に移動したものである。例えば、基準クロックSjの位相を1周期内でN等分し、位相進み信号Shが立上がったときには、再生クロックSkの位相を2π/Nラジアンだけ進める。一方、位相遅れ信号Siが立上がったときには、再生クロックSkの位相を2π/Nラジアンだけ遅らせる。
図4は、基準クロックSjの1周期内の移相ステップNが例えば16の場合における、再生クロックSkの基準クロックSjに対する相対位相ベクトル(フェーザ)を全て同一の複素平面に書き込んだ図である。同図において、横軸は実数(Re)、縦軸は虚数(Im)を表す。
図4において、位相進み信号Shが立上がったときには、反時計回りに2π/Nラジアンだけ移動する。一方位相遅れ信号Siが立上がったときには、時計回りに2π/Nラジアンだけ移動する。なお、図4は、移相回路6の動作を簡略的に説明するための図であり、もちろんアナログ的に位相を変化させることも可能である。
なお、実際の回路では、移相回路6に入力される基準クロックSjと、移相回路6から出力される再生クロックSkとが1相とは限らない。複数の互いに移相のずれたクロックが入出力されることもある。
次に、上記クロック復元フィルタ回路5について説明する。図5は、クロック復元フィルタ回路5の入出力タイミングを示す図である。
クロック復元フィルタ回路5の動作クロックには、例えば再生クロックSkを分周した信号が用いられる。クロック復元フィルタ回路5は、入力される位相進み信号Seと位相遅れ信号Sfとから、再生クロックSkと基準クロックSjとの周波数差を測定する。そして、この測定した周波数差を内部に記憶する。
クロック復元フィルタ回路5は、上記記憶された周波数差による位相のずれを修正するために必要な位相進み信号Sh又は位相遅れ信号Siの周期tCIDよりも、位相進み信号Se又は位相遅れ信号Sfのうち、Seどうし、Sfどうし、又はSeとSfとのいずれかの立上がりエッジ間隔t1が短いか或いは等しい場合には、位相進み信号Sh又は位相遅れ信号Siは、位相進み信号Se又は位相遅れ信号Sfとそれぞれ等しくなる。上記図5において、パルスp1とp2とが、パルスp1´とp2´としてそのまま出力されている。
t1が tCIDよりも大きい場合、クロック復元フィルタ回路5は、周波数差が正(再生クロックSkの周波数が基準クロックSjの周波数より高い)のときは位相進み信号Shに立上がりエッジ間隔tCIDのパルスを挿入する。また、t1が tCIDよりも大きい場合で、周波数差が負(再生クロックSkの周波数が基準クロックSjの周波数より低い)のときには、クロック復元フィルタ回路5は、位相遅れ信号Siに立上がりエッジ間隔tCIDのパルスを挿入する。上記図5は、周波数差が負のときの例で、パルスp4とp5とが挿入されている。
また、クロック復元フィルタ回路5は、パルスを挿入する期間として各パルス毎に最適な期間を算出して上記周期tCIDを決定している。すなわち、例えば図6において、パルスp4を挿入した際、パルスp4による位相変化によっても補正しきれなかった周波数差を算出する。そして、クロック復元フィルタ回路5は、上記補正しきれなかった周波数差を初期値としてパルス5を挿入する周期を決定する。
クロック復元フィルタ回路5は、位相進み信号Sh又は位相遅れ信号Siが立上がってから、tCID以内に位相進み信号Se又は位相遅れ信号Sfが立上がると、位相進み信号Se又は位相遅れ信号Sfを位相進み信号Sh又は位相遅れ信号Siとしてそのまま出力する。図6では、パルスp3が、パルスp3´としてそのまま出力されている。
図6は、クロック復元フィルタ回路5の回路構成の一例を示す図である。
図6において、クロック復元フィルタ回路5は、周波数差生成回路8と、パルス挿入回路9により構成される。周波数差生成回路8は、パルス挿入回路9の出力である位相進み信号Shと位相遅れ信号Siとから、周波数差情報Slを測定し、パルス挿入回路9に供給する。
パルス挿入回路9は、周波数差情報Slに基づいて周波数差を打ち消すのに必要な最大入力パルス間隔を計算する。そして、この間隔よりも入力パルス間隔が長くなったときに、周波数差の極性に応じて、位相進み信号Se又は位相遅れ信号Sfに対してパルスを挿入し、位相進み信号Sh又は位相遅れ信号Siとして出力する。
図7は、周波数差生成回路8の回路構成の一例を示す図である。
周波数差生成回路8は、アップダウンカウンタ10と、レジスタ11と、タイマ12により構成される。アップダウンカウンタ10は、位相進み信号Shが立上がると1だけ値を増加させ、一方位相遅れ信号Siが立上がると1だけ値を減少させる。
タイマ12は、所定時間ごとに制御パルスSnを出力する。制御パルスSnは、アップダウンカウンタ10に対してはリセット信号、レジスタ11に対してはラッチ信号として作用する。すなわち、制御パルスSnが立上がると、アップダウンカウンタ10のカウント値Smがレジスタ11にラッチされると同時に、アップダウンカウンタ10の内容は零にリセットされる。なお、上記所定時間は、例えば長く設定すれば、周波数差の測定の精度は向上するが、追従性が低下する。よって、上記所定時間は、回路に要求される性能によって設計により決定される。
レジスタ11は、ラッチしたデータを周波数差情報Slとして出力する。この周波数差情報Slは、例えば所定の複数ビットからなるデータにより構成される。なお、周波数差情報Slは、周波数差の極性を表す情報を有している。図8は、周波数差情報Slを説明するための図である。
説明を簡略化するために、周波数差情報Slが、例えば3ビットのデータにより構成されているものとする。周波数差情報Slは、アップダウンカウンタ10のカウント値mが2の補数表現されたデータからなる。これにより、最上位ビットを判定することで、周波数差情報Slが極性を含む情報として表現される。例えばアップダウンカウンタ10がカウント値Smを2の補数表現されたデータで出力する。
図9は、パルス挿入回路9の回路構成の一例を示す図である。このパルス挿入回路9は、例えば周波数差情報Slが2の補数表現された2進数である場合に正しく動作するように構成されている。
パルス挿入回路9は、レジスタ13a,13bと、加算回路14と、排他的論理和回路15と、桁溢れ検出回路16と、セレクタ17a,17bと、オア回路18と、インバータ回路19とにより構成される。
判定回路4からパルス挿入回路9に入力された位相進み信号Seは、セレクタ17aとオア回路18との入力端に入力される。また、パルス挿入回路9に入力された位相遅れ信号Sfは、セレクタ17bとオア回路18との入力端に入力される。オア回路18は、入力端に入力される信号のいずれかがハイレベルの場合に、リセット信号Srをハイレベルとして出力する。
このリセット信号Srは、レジスタ13bに入力される。レジスタ13bは、上記リセット信号Srが入力されると、保持しているデータをリセットする。
周波数差生成回路8からパルス挿入回路9に入力された周波数差情報Slは、加算回路14に入力される。また、レジスタ13bから出力されたレジスタ出力Sqも加算回路14に入力される。加算回路14は、周波数差情報Slと上記レジスタ出力Sqとを加算する。加算回路14から出力された加算出力Soは、レジスタ13bに入力される。
周波数差情報Slの最上位ビットlMSBと、加算出力Soの最上位ビットoMSBと、レジスタ出力Sqの最上位ビットqMSBとは、桁溢れ検出回路16に入力される。桁溢れ検出回路16は、加算出力Soの桁溢れを検出する。
ここでいう桁溢れは、加算回路14での加算結果が、その加算回路14の出力ビット幅で表現できる範囲を超えたことを意味する。零でない同じ符号をもつデータどうしを加算すると、加算結果の絶対値は、それぞれのデータの絶対値よりも大きいため、この現象が生じる。加算回路14の出力ビット幅は、図7におけるタイマ12から出力される制御パルスSnの周期(タイマ周期)によって定まる。周波数差情報Slは、1タイマ周期の間に位相進み信号Shがハイレベルになった期間から位相遅れ信号Siがハイレベルになった期間を引いたものに比例するが、加算回路14のビット幅をこの比例関係に従って1タイマ周期全体を表わすように定める。なお、この桁溢れの閾値は、本実施形態で示した回路を用いた場合の一例であり、例えば再生クロックSkと基準クロックSjとの周波数差を打ち消すのに最適な閾値に設定される。
ところで、上記桁溢れの検出は、例えば以下のようにして行われる。
周波数差情報Slと加算出力Soとレジスタ出力Sqとは、例えば2進数で表現されたデータであるものとする。桁溢れ検出回路16は、先ず、lMSBとqMSBとの符号が同符号であるか否かを判定する。次に、桁溢れ検出回路16は、lMSBとqMSBとが同符号であると判定した場合、lMSB或いはqMSBの符号とoMSBの符号とが異符号であるか否かを判定する。この判定の結果、異符号であると判定した場合、桁溢れ検出回路16は、加算出力Soに桁溢れが発生していると判断する。すなわち、同符号の周波数差情報Slとレジスタ出力Sqとを加算した結果、加算出力Soが異符号になっている場合に桁溢れが発生していると判断する。
図10は、桁溢れ検出回路16の回路構成の一例を示す図である。
桁溢れ検出回路16は、一致回路20と、排他的論理和回路21と、アンド回路22とにより構成される。
一致回路20の入力端には、lMSBとqMSBとが入力される。一致回路20は、lMSBとqMSBとが同じ信号である場合にハイレベルを出力する。
排他的論理和回路21の入力端には、qMSBとoMSBとが入力される。排他的論理和回路21は、qMSBとoMSBとが異なるデータである場合にハイレベルを出力する。
一致回路20と排他的論理和回路21との出力信号は、アンド回路22に入力される。アンド回路22の出力信号は、桁溢れ信号Ssとして出力される。
図9において、桁溢れ検出回路16は、例えば加算出力Soに桁溢れが発生している場合にはハイレベルの信号を、一方加算出力Soに桁溢れが発生していない場合にはローレベルの信号を桁溢れ信号Ssとして出力する。この桁溢れ信号Ssは、レジスタ13aと排他的論理和回路15との入力端に入力される。
レジスタ13aは、桁溢れ検出回路16からの桁溢れ信号Ssを保持する。レジスタ13aから出力された制御信号Suは、セレクタ17a及び17bの制御端に入力される。
また、レジスタ13bのレジスタ出力Sqの最上位ビットqMSBは、セレクタ17bの入力端とインバータ回路19に入力される。上記qMSBは、インバータ回路19により反転されてセレクタ17aに入力される。
セレクタ17aは、制御端に入力される制御信号Suがローレベルの場合は、位相進み信号Seを選択する。一方上記制御信号Suがハイレベルの場合は、インバータ回路19により出力された信号を出力する。同様に、セレクタ17bは、制御端に入力される制御信号Suがローレベルの場合は、位相遅れ信号Sfを選択する。一方上記制御信号Suがハイレベルの場合は、上記qMSBを選択する。
排他的論理和回路15の入力端には、桁溢れ検出回路16の桁溢れ信号Ssの他に、加算出力Soの最上位ビットoMSBが入力される。排他的論理和回路15は、桁溢れ検出回路16の桁溢れ信号Ssがハイレベルの場合に、加算出力Soの最上位ビットのみを反転させる。このデータは溢れ量Spとしてレジスタ13bに入力される。この溢れ量Spは、加算出力Soに桁溢れが発生した場合に、どれだけの量が溢れたかを表すデータである。この動作により、レジスタ13bは、次の桁溢れを検出する際、溢れ量Spを初期値として順次周波数差情報Slを加算したデータを記憶することになる。
このように構成されたパルス挿入回路9の動作について説明する。
位相進み信号Se或いは位相遅れ信号Sfのうちいずれかがハイレベルの場合、オア回路18によってレジスタ13bはリセットされる。よって、加算回路14によるレジスタ13bのレジスタ出力Sqと周波数差情報Slとの加算結果である加算出力Soは、桁溢れを生じない。このため、レジスタ13aから出力される制御信号Suはローレベルとなり、セレクタ17aと17bとはそれぞれ位相進み信号Seと位相遅れ信号Sfとを選択して出力する。
ところが、位相進み信号Seと位相遅れ信号Sfとがいずれもローレベルの間は、レジスタ13bには周波数差情報Slのデータが累積的に加算されて蓄えられる。周波数差が正または負のいずれかの値をとる傾向が強いとき、やがて加算回路14から出力される加算出力Soは桁溢れを生じる。桁溢れはレジスタ13aに記憶されて、制御信号Suがハイレベルになる。これにより、セレクタ17aは、レジスタ13bのレジスタ出力Sqのうち符号を表わす最上位ビットqMSB(正のときローレベル、負のときハイレベル)の反転信号を位相進み信号Shとして出力する。また、セレクタ17bは、上記qMSBをそのまま位相遅れ信号Siとして出力する。
このとき、排他的論理和回路15によって加算出力Soの最上位ビットが反転され、溢れ量Spとしてレジスタ13bに与えられる。このため、次ぎの演算サイクルでは、もはや桁溢れは解消され、レジスタ13bには、溢れた値が残る。そして、次ぎの演算サイクルは、溢れ量Spを初期値として順次周波数差情報Slのデータを加算する。
こうして、桁溢れを生じるたびに、位相進み信号Sh或いは位相遅れ信号Siとしてパルスが出力されるが、周波数差情報Slの絶対値が大きいほど、すなわち周波数差が大きいほど桁溢れは生じやすいので、パルス間隔は周波数差に反比例する。こうして挿入されたパルスにより、周波数差が吸収される。
以上詳述したように本実施形態では、位相比較回路2から出力される位相進み信号或いは位相遅れ信号に基づいて、再生クロックSkと基準クロックSjとの周波数差を測定する。そして、上記周波数差を補正するために必要な位相進み信号或いは位相遅れ信号の周期を算出する。そして、位相比較回路2から出力される位相進み信号或いは位相遅れ信号のパルス間隔が上記周期を超えた場合に、上記周波数差の極性に応じて位相進み信号或いは位相遅れ信号にパルスを挿入するようにしている。
さらに、次のパルスを挿入する際、前のパルスによる位相変化によっても補正しきれなかった周波数差を算出する。そして、次のパルスを挿入する周期を、上記補正しきれなかった周波数差を加えて算出するようにしている。
したがって本実施形態によれば、入力データSaにハイレベル又はローレベルの同じデータが続いた場合でも、再生クロックSkと基準クロックSjとの周波数差に応じて再生クロックSkの位相を変化させることができる。これにより、上記同じレベルのデータが続く期間の許容値を長くすることができる。
また、再生クロックSkの位相を変化させるためのパルスを挿入した場合において、次のパルスを挿入する周期を前のパルスによる位相変化によっても補正しきれなかった周波数差を加えて算出している。よって、各パルスを最適な周期で挿入することが可能となる。
なお、上記第1の実施形態では、積分回路3と判定回路4とを挿入した構成としている。しかし、積分回路3と判定回路4とを挿入しなくても同様に適用可能である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、上記図6に示したクロック復元フィルタ回路5において、周波数差生成回路8によって形成される位相進み信号Sh或いは位相遅れ信号Siのフィードバックループの利得による周波数差情報Slへの影響を低減するようにしたものである。
図11は、本発明の第2の実施形態に係るクロック復元フィルタ回路23の回路ブロック図である。同図において、上記図6と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
クロック復元フィルタ回路23は、パルス挿入回路9と、周波数差生成回路8と、セレクタ24と、レジスタ25とにより構成される。
周波数差生成回路8から出力された周波数差情報Slは、セレクタ24の入力端に入力される。パルス挿入回路9が備えるオア回路18から出力されたリセット信号Srは、セレクタ24の制御端に入力される。
セレクタ24から出力された周波数差情報Sl´は、レジスタ25に入力される。レジスタ25から出力された周波数差情報Sl″は、パルス挿入回路9に入力されると共に、セレクタの他の入力端に入力される。
セレクタ24は、リセット信号Srのハイレベルが入力された場合には、周波数差情報Slを選択する。一方リセット信号Srのローレベルが入力された場合には、周波数差情報Sl″を選択する。
ところで、上記第1の実施形態で示した図6のクロック復元フィルタ回路5において、位相進み信号Se及び位相遅れ信号Sfが共にローレベルの場合、すなわち上記CIDの期間においては、周波数差情報Slは、パルス挿入回路9でパルスとして位相進み信号Sh及び位相遅れ信号Siに変換され、再び周波数差生成回路8に入るフィードバックループによって保持される。
周波数差情報Slの値は、フィードバックループの利得が1ならば不変である。しかし周波数差情報Slの値は、フィードバックループの利得が1より小さいときは時間と共に減少し、一方利得が1より大きいときには時間と共に増加する。
図11の回路では、周波数差生成回路8とパルス挿入回路9との間に、セレクタ24とレジスタ25とが挿入され、周波数差情報Slを一時的にレジスタ25に保持するように構成されている。パルス挿入回路9からはリセット信号Srが引き出され、制御信号としてセレクタ24に供給されている。そして、リセット信号Srがローレベルのとき、セレクタ24は周波数差情報Slの替わりにレジスタ25から出力された周波数差情報Sl″を選択する。この動作により、位相進み信号Se及び位相遅れ信号Sfが共にローレベルの期間には、減少も増加もしない周波数差情報Sl″がパルス挿入回路9に供給されるため、クロック復元フィルタ回路23の回路動作が安定する。
したがって本実施形態によれば、上記フィードバックループの利得により周波数差情報Slの値が変化しても、回路動作の影響を低減することができる。
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他、本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形して実施可能なことは勿論である。
本発明の第1の実施形態に係るクロック信号再生回路1のブロック図。 図1に示した位相比較回路2の入出力タイミングを示す図。 図1に示した積分回路3と判定回路4との入出力タイミングを示す図。 再生クロックSkの基準クロックSjに対する相対位相ベクトルを全て同一の複素平面に書き込んだ図。 図1に示したクロック復元フィルタ回路5の入出力タイミングを示す図。 図1に示したクロック復元フィルタ回路5の回路構成の一例を示す図。 図6に示した周波数差生成回路8の回路構成の一例を示す図。 周波数差情報Slの構成を説明するための図。 図6に示したパルス挿入回路9の回路構成の一例を示す図。 図9に示した桁溢れ検出回路16の回路構成の一例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係るクロック復元フィルタ回路23の回路ブロック図。
符号の説明
1…クロック信号再生回路、2…位相比較回路、3…積分回路、4…判定回路、5…クロック復元フィルタ回路、6…移相回路、7…基準クロック生成回路、8…周波数差生成回路、9…パルス挿入回路、10…アップダウンカウンタ、11,13a,13b,25…レジスタ、12…タイマ、14…加算回路、15,21…排他的論理和回路、16…桁溢れ検出回路、17a,17b,24…セレクタ、18…オア回路、19…インバータ回路、20…一致回路、22…アンド回路、23…クロック復元フィルタ回路、Sa…入力データ、Sb,Se,Sh…位相進み信号、Sc,Sf,Si…位相遅れ信号、Sk…再生クロック、Sd…積分値、Sj…基準クロック、Sl,Sl´,Sl″…周波数差情報、Sn…制御パルス、Sm…カウント値、So…加算出力、Sp…溢れ量、Sq…レジスタ出力、Sr…リセット信号、Ss…桁溢れ信号、Su…制御信号、lMSB…周波数差情報Slの最上位ビット、oMSB…加算出力Soの最上位ビット、qMSB…レジスタ出力Sqの最上位ビット。

Claims (9)

  1. 外部から入力される入力データと再生クロックとの位相を比較した結果に応じて基準クロックの位相を変化させ、前記再生クロックを生成するクロック信号発生回路に使用されるクロック復元フィルタ回路であって、
    前記入力データに対して前記再生クロックの位相が遅れている場合に、前記基準クロックの位相を進めるための第1位相進み信号が入力される第1入力端子と、
    前記入力データに対して前記再生クロックの位相が進んでいる場合に、前記基準クロックの位相を遅らせるための第1位相遅れ信号が入力される第2入力端子と、
    前記第1位相進み信号或いは第1位相遅れ信号にパルスを挿入して第2位相進み信号或いは第2位相遅れ信号を生成するパルス挿入回路と、
    前記第2位相進み信号と前記第2位相遅れ信号とに基づいて、前記再生クロックと前記基準クロックとの周波数差に対応するデータと前記再生クロックの周波数が前記基準クロックの周波数に対して高いか或いは低いかを表す極性データとを含む第1周波数差情報を生成する周波数差生成回路と、
    を具備し、前記パルス挿入回路は、前記第1周波数差情報に基づいて前記周波数差を補正する周期を算出し、前記周期内に前記第1位相進み信号或いは第1位相遅れ信号が入力されない場合に前記極性データに応じて前記パルスを挿入することを特徴とするクロック復元フィルタ回路。
  2. 前記周波数差生成回路は、前記第1周波数差情報を所定期間毎に生成し、
    前記パルス挿入回路は、前記第1周波数差情報を順次加算し、この加算した加算値に基づいて前記周波数差を補正する周期を算出することを特徴とする請求項1記載のクロック復元フィルタ回路。
  3. 前記パルス挿入回路は、前記第1位相進み信号或いは第1位相遅れ信号が入力された場合に、前記加算値をリセットする回路をさらに具備することを特徴とする請求項2記載のクロック復元フィルタ回路。
  4. 前記パルス挿入回路は、第1パルスと、前記第1パルスの次に挿入する第2パルスとの間隔を前記第1パルスに対応する前記加算値に基づいて決定することを特徴とする請求項3記載のクロック復元フィルタ回路。
  5. 前記周波数差生成回路は、前記第2位相進み信号が入力された場合にはアップカウントし、一方前記第2位相遅れ信号が入力された場合にはダウンカウントするカウンタと、前記カウンタの出力を保持する第1レジスタと、所定時間毎に前記カウンタをリセットし、且つ前記所定時間毎に前記第1レジスタをラッチする信号を生成するタイマとを具備することを特徴とする請求項3又は4記載のクロック復元フィルタ回路。
  6. 前記パルス挿入回路は、前記第1周波数差情報が入力される第1入力部と、第2入力部とを有し、前記第1入力部の前記第1周波数差情報と前記第2入力部の入力データとを加算する加算回路と、前記加算回路の出力を保持すると共に、前記保持したデータを前記加算回路の前記第2入力部に入力する第2レジスタと、前記加算回路の出力が所定値を超えたか否かを検出する桁溢れ検出回路と、前記所定値を超えない場合には前記第1位相進み信号を選択し、一方前記所定値を超えた場合には前記第2レジスタの出力のうち極性を表す信号を反転した信号を選択して前記第2位相進み信号を生成する第1セレクタと、前記所定値を超えない場合には前記第1位相遅れ信号を選択し、一方前記所定値を超えた場合には前記極性を表す信号を選択して前記第2位相遅れ信号を生成する第2セレクタとを具備することを特徴とする請求項5記載のクロック復元フィルタ回路。
  7. 前記パルス挿入回路は、前記第1位相進み信号或いは前記第1位相遅れ信号が入力された場合に、前記第2レジスタをリセットするためのリセット信号を生成するオア回路と、前記所定値を超えた場合に、前記加算回路の出力に基づいて前記所定値を超えた分の溢れ量を生成し、この溢れ量を前記第2レジスタに入力する溢れ量生成回路とをさらに具備することを特徴とする請求項6記載のクロック復元フィルタ回路。
  8. 前記第1周波数差情報が入力される第3入力部と、第4入力部とを有し、前記オア回路が生成するリセット信号が入力された場合には前記第3入力部の入力信号を選択し、一方前記リセット信号が入力されない場合には前記第4入力部の入力信号を選択する第3セレクタと、
    前記第3セレクタが出力した第2周波数差情報を保持し、この第2周波数差情報を前記第1周波数差情報に替えて前記パルス挿入回路に入力すると共に、前記第2周波数差情報を前記第3セレクタの第4入力部に入力する第3レジスタとをさらに具備することを特徴とする請求項7記載のクロック復元フィルタ回路。
  9. 外部から入力される入力データから再生クロックを復元するクロック信号再生回路であって、
    基準クロックを生成する基準クロック生成回路と、
    前記入力データと前記再生クロックとを比較し、前記入力データに対して前記再生クロックの位相が遅れている場合には第1位相進み信号を出力し、一方前記入力データに対して前記再生クロックの位相が進んでいる場合には第1位相遅れ信号を出力する位相比較回路と、
    前記第1位相進み信号或いは第1位相遅れ信号にパルスを挿入して第2位相進み信号或いは第2位相遅れ信号を生成するパルス挿入回路と、
    前記第2位相進み信号と前記第2位相遅れ信号とに基づいて、前記再生クロックと前記基準クロックとの周波数差に対応するデータと前記再生クロックの周波数が前記基準クロックの周波数に対して高いか或いは低いかを表す極性データと を含む第1周波数差情報を生成する周波数差生成回路と、
    前記第2位相進み信号或いは第2位相遅れ信号に基づいて前記基準クロックの位相を変化する移相回路と、
    を具備し、前記パルス挿入回路は、前記第1周波数差情報に基づいて前記周波数差を補正する周期を算出し、前記周期内に前記第1位相進み信号或いは第1位相遅れ信号が入力されない場合に前記極性データに応じて前記パルスを挿入することを特徴とするクロック信号再生回路。
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