JPH10161648A - 打鍵−打弦特性対応装置、駆動信号−打弦特性対応装置、および鍵盤楽器 - Google Patents

打鍵−打弦特性対応装置、駆動信号−打弦特性対応装置、および鍵盤楽器

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JPH10161648A
JPH10161648A JP8324380A JP32438096A JPH10161648A JP H10161648 A JPH10161648 A JP H10161648A JP 8324380 A JP8324380 A JP 8324380A JP 32438096 A JP32438096 A JP 32438096A JP H10161648 A JPH10161648 A JP H10161648A
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JP8324380A
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English (en)
Inventor
Yasutoshi Kaneko
保敏 兼子
Kiyoshi Kawamura
潔 河村
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10GREPRESENTATION OF MUSIC; RECORDING MUSIC IN NOTATION FORM; ACCESSORIES FOR MUSIC OR MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. SUPPORTS
    • G10G3/00Recording music in notation form, e.g. recording the mechanical operation of a musical instrument
    • G10G3/04Recording music in notation form, e.g. recording the mechanical operation of a musical instrument using electrical means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鍵盤楽器において演奏情報を使用して元の演
奏を忠実に再現する。 【解決手段】 事前に、打鍵−打弦特性対応手段3が、
各打鍵特性検出手段2で検出された打鍵タイミングおよ
び打鍵速度と、各弦に共通して設けられた打弦特性検出
手段1で検出された打弦タイミングおよび打弦速度とを
対応付けて第1の関係情報を作成し、駆動信号−打弦特
性対応手段10が駆動信号の電力値および出力タイミン
グと上記打弦タイミングおよび打弦速度とを対応付けて
第2の関係情報を作成する。演奏記録時には、打弦特性
推定手段5が各打鍵特性検出手段2の検出結果と上記第
1の関係情報とに基づいて打弦タイミングおよび打弦速
度を推測し、この推測に基づいて演奏情報作成手段6が
演奏情報を作成する。自動演奏時には、自動演奏制御手
段8が演奏情報と上記第2の関係情報とに基づいて駆動
手段9へ供給する駆動信号の電力値および出力タイミン
グを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、打鍵タイミング
や打鍵速度等の打鍵特性と打弦タイミングや打弦速度等
の打弦特性との対応関係を求める打鍵−打弦特性対応装
置、この対応関係を利用して演奏情報を作成する鍵盤楽
器、自動演奏鍵盤楽器において駆動信号の出力タイミン
グや値等の駆動信号特性と打弦特性との対応関係を求め
る駆動信号−打弦特性対応装置、および、この対応関係
を利用して自動演奏を行う鍵盤楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、キーセンサの出力に基づい
て、ハンマーの打弦速度/打弦タイミングを推定し、こ
れらの打弦特性に基づいて演奏情報を生成する鍵盤楽器
が知られている。例えば、特願平1−83806号の願
書に添付した明細書および図面には、キーセンサの出力
とハンマーの打弦速度とを対応付けたテーブルを有し、
このテーブルを参照してキーセンサの出力に対応する打
弦速度および打弦タイミングを推定する方法が開示され
ている。
【0003】また、記録された演奏情報を入力し当該演
奏情報にしたがって自動演奏する自動演奏ピアノにおい
ては、ピアノの個体差(ソレノイドやアクション機構等
の特性差)や経年変化により、同一の演奏情報に対応し
た同一の駆動信号でソレノイドを駆動したとしても、得
られる鍵速度が一致しないことがあった。そこで、特開
昭59−114593号公報に開示されたソレノイド駆
動方法においては、ソレノイドを所定の駆動信号値で駆
動した時の鍵速度を求めることにより、演奏情報から定
まる理想的な鍵速度と当該鍵速度を得るために必要なソ
レノイドの駆動信号値とをテーブル化し、このテーブル
を参照して、入力された演奏情報に対応するソレノイド
の駆動信号値を求め、これに従って駆動信号を発生し
て、鍵速度のばらつきを抑制している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、あるピ
アノで記録した演奏情報を他の自動演奏ピアノに入力
し、記録時と同一の演奏を再現させる場合、上述した2
つの方法にはそれぞれ欠点がある。前者においては、キ
ーセンサの出力とハンマーの打弦速度とを対応付けたテ
ーブルは標準的なピアノを想定して予め設定されたテー
ブルであるので、ピアノの個体差や経年変化、温度や湿
度等の環境変化等により、テーブルの内容が実際のピア
ノの特性からズレる虞がある。しかも、そのズレは、個
々のピアノにおいて異なるので、元の演奏と他のピアノ
での再生演奏とでは、打弦速度/打弦タイミングが異な
ってしまう。
【0005】もちろん、鍵数と同数(88個)のハンマ
ーセンサを設け、キーセンサ出力とハンマーセンサ出力
とを対応付けたテーブルを随時更新するようにすれば、
上述の欠点は解消されるが、構成が大幅に複雑かつ高価
になるという問題がある。特に、テーブルを更新するた
めの装置をピアノに後付けする場合には、ピアノの機種
/メーカー毎に異なるハンマーの間隔に合わせて各ハン
マーセンサのピッチを調整する必要があることから、非
現実的と言わざるを得ない。
【0006】一方、後者においては、同一の演奏情報
(ソレノイドの駆動信号)に対して同一の鍵速度が得ら
れるものの、同一の演奏情報に対する打弦速度のばらつ
きについては全く考慮されていない。前述したように、
キーセンサ出力(鍵速度)が同一であっても、ピアノの
個体差や経年変化、環境変化等により、打弦速度が一致
しない虞があり、個々のピアノにおける駆動信号の値と
打弦速度との関係を考慮しないと、正確な音量での発音
を常に行うことできない。しかしながら、後者において
はそのような配慮はなく、よって、元の演奏と他のピア
ノでの再生演奏とでは、打弦速度が異なってしまう。な
お、駆動信号の出力タイミングに応じた打弦タイミング
の補正については全く考慮されていない。
【0007】結局、従来、個々のピアノにおいて、打鍵
特性と打弦特性との対応関係、および駆動信号特性と打
弦特性との対応関係は正確に求められておらず、よっ
て、演奏に忠実な演奏情報の作成や演奏情報の忠実な再
生は実現されていなかった。すなわち、演奏情報を使用
して元の演奏を忠実に再現することはできなかった。
【0008】この発明はこのような背景の下になされた
もので、その第1の目的は、簡素な構成で打鍵特性と打
弦特性との対応関係を正確に求めることができる打鍵−
打弦特性対応装置を提供することにある。また、この発
明の第2の目的は、上記打鍵−打弦特性対応装置で求め
られた対応関係を利用して、正確な打弦特性に基づいて
演奏情報を作成・出力することができる鍵盤楽器を提供
することにある。さらに、この発明の第3の目的は、簡
素な構成で駆動信号特性と打弦特性との対応関係を正確
に求めることができる駆動信号−打弦特性対応装置を提
供することにある。また、この発明の第4の目的は、上
記駆動信号−打弦特性対応装置で求められた対応関係を
利用して、演奏情報を元の演奏に忠実に再生することが
できる鍵盤楽器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1記載の打鍵−打弦特性対応装置は、複
数の弦を有する鍵盤楽器の打鍵特性と打弦特性との対応
関係を求める打鍵−打弦特性対応装置であって、各鍵に
設けられ、対応する鍵の打鍵特性を互いに独立して検出
する打鍵特性検出手段と、複数の弦に共通して設けら
れ、同時にいずれか一つの打弦の特性を検出する打弦特
性検出手段と、前記打鍵特性検出手段の検出結果と前記
打弦特性検出手段の検出結果とを対応付けて第1の関係
情報を生成し、該第1の関係情報を出力する打鍵−打弦
特性対応手段とを具備することを特徴としている。
【0010】請求項2記載の鍵盤楽器は、請求項1記載
の打鍵−打弦特性対応装置を備え、前記打鍵−打弦特性
対応装置から出力された前記第1の関係情報を記憶する
対応関係記憶手段と、前記打鍵特性検出手段の検出結果
と前記第1の関係情報とに基づいて打弦特性を推定する
打弦特性推定手段と、前記打鍵特性検出手段の検出結果
と前記打弦特性推定手段で推定された打弦特性とに基づ
いて演奏情報を作成し出力する演奏情報作成手段とを具
備することを特徴としている。
【0011】請求項3記載の鍵盤楽器は、請求項2記載
のものにおいて、入力信号の値に応じた速度で各鍵を独
立して駆動する駆動手段と、各鍵を順次駆動するための
関係測定用演奏情報にしたがった駆動信号を前記駆動手
段に供給して自動演奏を行う自動演奏制御手段とを具備
することを特徴としている。
【0012】また、請求項4記載の駆動信号−打弦特性
対応装置は、複数の弦を有し一連の命令群からなる演奏
情報に応じた駆動信号を各鍵の駆動手段に供給して自動
演奏を行う鍵盤楽器において駆動信号と打弦特性との対
応関係とを求める駆動信号−打弦特性対応装置であっ
て、前記演奏情報中の発音に関する命令は駆動信号の特
性に相当する情報を含み、複数の弦に共通して設けら
れ、同時にいずれか一つの打弦の特性を検出する打弦特
性検出手段と、前記打鍵特性検出手段の検出結果と前記
駆動信号の特性とを対応付けて第2の関係情報を生成
し、該第2の関係情報を出力する駆動信号−打弦特性対
応手段とを具備することを特徴としている。
【0013】請求項5記載の鍵盤楽器は、請求項4記載
の駆動信号−打弦特性対応装置を備え、前記駆動信号−
打弦特性対応装置から出力された第2の関係情報を記憶
する対応関係記憶手段と、前記命令と前記第2の関係情
報とに基づいた特性の信号を駆動信号として前記駆動手
段へ供給する自動演奏制御手段を具備することを特徴と
している。請求項6記載の鍵盤楽器は、請求項5記載の
ものにおいて、前記自動演奏制御手段は各鍵を順次駆動
するための関係測定用演奏情報にしたがった駆動信号を
前記駆動手段へ供給することを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。 A:実施形態の機能構成 図1は、本発明の一実施形態による鍵盤楽器の要部の機
能構成を示すブロック図であり、この図に示されるよう
に、本実施形態では鍵盤楽器として自動演奏ピアノを例
示する。
【0015】図1に示される自動演奏ピアノにおいて、
1はハンマーの打弦特性(打弦タイミングおよび打弦速
度)を検出する打弦特性検出手段、2は打鍵特性(打鍵
タイミングおよび打鍵速度)を検出する打鍵検出手段、
3は打鍵−打弦特性対応手段であり、打鍵特性検出手段
2で検出された打鍵特性と打弦特性検出手段1で検出さ
れた打弦特性との対応関係を表す第1の関係情報を生成
する。
【0016】4は打鍵−打弦特性対応手段3で生成され
た第1の関係情報を記憶する対応関係記憶手段、5は打
鍵特性検出手段2で検出された打鍵特性と対応関係記憶
手段4に記憶された第1の関係情報とに基づいて打弦特
性を推定する打弦特性推定手段、6は演奏情報作成手段
であり、打鍵特性検出手段2で検出された打鍵特性と打
弦特性推定手段5で推定された打弦特性とに基づいて楽
譜に相当する演奏情報を作成する。
【0017】7は演奏情報作成手段6で作成された演奏
情報を記憶する記憶手段、8は演奏情報記憶手段7から
演奏情報を読み出し当該演奏情報にしたがった指示を出
力する自動演奏制御手段、9は自動演奏制御手段8から
の指示に応じて各鍵を駆動する駆動手段である。また、
打鍵−打弦特性対応手段3は所定の演奏情報(関係測定
用演奏情報)を有しこれを自動演奏制御手段8へ供給す
る。自動演奏制御手段8は打鍵−打弦特性対応手段3か
ら関係測定用演奏情報が供給されると、当該関係測定用
演奏情報に基づいた指示を駆動手段9へ供給するととも
に、当該指示に応じた情報(以後、「駆動信号情報」と
いう)を出力する。
【0018】10は駆動信号−打弦特性対応手段であ
り、打弦特性検出手段1で検出された打弦特性と自動演
奏制御手段8から出力された駆動信号情報(駆動信号特
性)との対応関係を表す第2の関係情報を生成し、対応
関係記憶手段4に記憶させる。なお、自動演奏制御手段
8は、演奏情報記憶手段7から演奏情報を、対応関係記
憶手段4から第2の関係情報を読み出し、この演奏情報
および第2の関係情報に基づいた指示を駆動手段9へ供
給する。
【0019】B:実施形態の動作の概略 上述した機能構成の自動演奏ピアノは、通常演奏モー
ド、対応関係測定モード、演奏記録モード、および自動
演奏モードを備えており、使用者の操作に応じていずれ
かのモードに遷移する。ここで、各モードにおける動作
の概略について説明する。
【0020】B−1:通常演奏モード 通常演奏モードは通常のピアノとして機能するモードで
あり、このモードにおいて打鍵が行われても、上述した
機能要素1〜9は作動しない。すなわち、通常のピアノ
と同様に、打鍵に対応した打弦および発音のみが行われ
る。
【0021】B−2:対応関係測定モード 対応関係測定モードは、本自動演奏ピアノにおける第1
の関係情報および第2の関係情報を求めるモードであ
る。このモードにおいては、打鍵−打弦特性対応手段3
から自動演奏制御手段8へ関係測定用演奏情報が供給さ
れ、これにより、当該関係測定用演奏情報にしたがった
自動演奏が行われる。この自動演奏において、打鍵特性
検出手段2および打弦特性検出手段1は各打鍵特性およ
び各打弦特性を順に検出する。
【0022】打鍵−打弦特性対応手段3においては、打
鍵特性検出手段2および打弦特性検出手段1で検出され
た各打鍵特性および各打弦特性に基づいて第1の関係情
報が生成され、生成された第1の関係情報は対応関係記
憶手段4に記憶される。一方、駆動信号−打弦特性対応
手段10においては、打弦特性検出手段1で検出された
各打弦特性と、自動演奏制御手段8から出力された駆動
信号情報とに基づいて第2の関係情報が生成され、生成
された第2の関係情報は対応関係記憶手段4に記憶され
る。
【0023】B−3:演奏記録モード 演奏記録モードは、手動の演奏に応じた演奏情報を記録
するモードであり、このモードにおいては、打鍵特性検
出手段2が打鍵特性を順に検出する。次に、打弦特性推
定手段5は打鍵特性検出手段2で検出された打鍵特性と
対応関係記憶手段4に記憶された第1の関係情報とに基
づいて打弦特性を推定する。演奏情報作成手段6には、
打鍵特性と推定された打弦特性とが供給され、これらに
基づいて演奏情報が作成される。作成された演奏情報は
演奏情報記憶手段7に記憶される。
【0024】B−4:自動演奏モード 自動演奏モードは、演奏情報記憶手段7に記憶された演
奏情報にしたがって自動演奏を行うモードであり、使用
者から所定の指示が与えられると、自動演奏制御手段8
が演奏情報記憶手段7から演奏情報を、対応関係記憶手
段4から第2の関係情報を読み出し、演奏情報を第2の
関係情報で補正して得られる指示を駆動手段9へ供給す
る。これにより、駆動手段9が、供給された指示に応じ
て各鍵を駆動し、自動演奏が行われる。
【0025】C:実施形態の物理的装置構成 C−1:要部の構成 図2は上述した自動演奏ピアノの物理的な装置構成の一
例を示すブロック図であり、図1の各部に対応した要部
のみを示している。図2において、11は各部を制御す
るCPU(中央処理装置)、12はCPU11の動作プ
ログラムや関係測定用演奏情報等を記憶したROM、1
3はCPU11に読み書きされるRAM、14は関係情
報を記憶するEEPROM、15はフロッピーディスク
ドライブや光磁気ディスクドライブ、CD−ROMリー
ド・ライタ、RAMカートリッジ等の外部記憶装置であ
る。
【0026】16はソレノイド駆動回路、17はソレノ
イド駆動回路16に駆動されるソレノイドであり、各鍵
毎に設けられている。18はLEDドライバ、19はL
EDドライバ18に駆動されるハンマー用LED、20
は光ファイバ等から構成された発光側センサヘッドであ
り、ハンマー用LED19からの入射光をできるだけ平
行光線にして出射する。なお、ここでは、光源としてL
EDを用いているが、これに限定されるものではなく、
レーザ、赤外線等の光源であればよい。21は発光側セ
ンサヘッド20に対向して配置された受光側センサヘッ
ドであり、所定径(例えば10mm)の入射光を集光す
る。22は受光側センサヘッド21の出射光を受光し、
受光光強度に応じた電流をA/D変換器23へ供給する
ハンマー用フォトダイオード(以後、「ハンマー用P
D」という)、23はハンマー用PD22から供給され
る電流に応じたディジタル値を出力するA/D変換器で
ある。
【0027】また、24は押鍵状態を求めるキー走査回
路、25は各鍵毎に設けられた位置センサであり、対応
する鍵の押下位置に応じた信号をキー走査回路24へ供
給する。各構成要素11〜16,18,23,24は直
接、あるいは図示せぬインタフェースを介して共通バス
に接続されており、それぞれ共通バスを介してデータの
送受を行う。
【0028】なお、図1中の打鍵−打弦特性対応手段
3,打弦特性推定手段5,演奏情報作成手段6,演奏情
報記憶手段7,自動演奏制御手段8,および駆動信号−
打弦特性対応手段10は図2中のCPU11,ROM1
2,およびRAM13によって実現され、打弦特性検出
手段1はLEDドライバ18,ハンマー用LED19,
発光側センサヘッド20,受光側センサヘッド21,ハ
ンマー用PD22,およびA/D変換器23、打鍵特性
検出手段2はキー走査回路24および位置センサ25、
対応関係記憶手段4はEEPROM14、駆動手段9は
ソレノイド駆動回路16およびソレノイド17によって
実現されている。なお、演奏情報記憶手段7は、外部記
憶装置15によっても実現される。
【0029】C−2:各種検出手段 ここで、打鍵状況および打弦状況を検出する手段につい
て説明する。 まず、打弦状況を検出する検出手段について説明す
る。図3は発光側センサヘッド20や受光側センサヘッ
ド21等の配置位置を示す図であり、演奏時には図中手
前に使用者が位置することになる。なお、この図から明
らかなように、本実施形態の自動演奏ピアノはグランド
ピアノであるものとする。ただし、これは一例であり、
本発明をアップライトピアノに適用してもよい。
【0030】この図に示すように、自動演奏ピアノの下
面には棚板31、側面には腕木32、両者の接触部の内
側には拍子木33が設けられている。拍子木33間に
は、88個の鍵K1〜K88が配列されており、各鍵K
1〜K88の奥側上方には、各鍵に対応して作動するハ
ンマーH1〜H88が設けられている。各ハンマーH1
〜H88間の間隔は任意であり、対応する弦S1〜S8
8に対向し、かつ各々の揺動面が平行となるように配列
されていればよい。
【0031】発光側センサヘッド20および受光側セン
サヘッド21は、腕木32の内側に互いに対向するよう
取り付けられ、両者間の発光側センサヘッド20側の位
置にはレンズ系34が配置されている。レンズ系34
は、発光側センサヘッド20から受光側センサヘッド2
1への光を所定径(例えば、φ10mm〜φ2mm)の
平行光にするために設けられているものであり、レンズ
系34、発光側センサヘッド20、および受光側センサ
ヘッド21の取り付け位置は、発光側センサヘッド20
から出射されレンズ系34を透過した光の約100%が
各弦S1〜S88近傍を通過して受光側センサヘッド2
1に受光されるような位置である。さらに、本実施形態
では打弦特性として打弦タイミングおよび打弦速度を検
出するので、上記透過光が各弦S1〜S88のハンマー
側のすぐ近くを通過するように、かつ各弦S1〜S88
から光路までの距離が一定となるようにレンズ系34、
発光側センサヘッド20、および受光側センサヘッド2
1を配置する必要がある。
【0032】このように配置することで、レンズ系34
と受光側センサヘッド21との間には、弦S1〜S88
に沿って直径約10mmから2mmの光束が形成され、
ハンマーH1〜H88のいずれかが打弦動作を行うと、
そのハンマーに遮光された分だけ受光側センサヘッド2
1の受光光量が変動する。受光側センサヘッド21の受
光光量は図2のハンマー用PD22により電流に変換さ
れるので、上記受光光量の変動は図4に示すような電流
変動として表される。すなわち、ハンマーのストローク
に応じてハンマー用PD22の出力電流は小さくなり、
打弦時の出力電流値は0となる。ハンマー用PD22の
出力電流はA/D変換器23においてディジタル値に変
換されるので、CPU11がA/D変換器23から出力
されるディジタル値およびその変動を監視することによ
り、打弦タイミングおよび打弦速度を検出することがで
きる。
【0033】次に、打鍵状況を測定する検出手段につ
いて説明する。図3に示されるように、鍵盤の下側には
キーセンサ部35が設けられている。キーセンサ部35
内には、各鍵K1〜K88に対応する位置に88個の位
置センサ25が設けられており、各位置センサ25は対
応する鍵の下部に設けられたシャッタSTの位置、すな
わち当該鍵の押鍵状態に応じた信号を出力する。
【0034】位置センサ25は図示を略すが、フォトイ
ンタラプタによって構成されており、2つの測定点を有
する。フォトインタラプタの数は任意であり、例えば、
シャッタST上に上下方向(鍵のストローク方向)に並
んだ孔を設け、フォトインタラプタの測定光がこの孔を
通過した時点を測定点とすれば、フォトインタラプタの
数を1とすることもできる。
【0035】各位置センサ25は、キー操作回路24に
よって走査されており、全ての位置センサ25の出力信
号に応じた値がバス出力される。よって、CPU11
は、キー走査回路24から出力される値およびその変動
を監視することにより、同時に複数の鍵に対する打鍵タ
イミング(第1の測定点)および打鍵速度(第1の測定
点から第2の測定点までの鍵速度)を検出することがで
きる。
【0036】D:実施形態の動作 次に、上述した装置構成の自動演奏ピアノの動作につい
てモード毎に述べる。 D−1:通常演奏モード 通常演奏モードにおいて、使用者が打鍵を行うと、当該
打鍵に応じた打弦が行われ、所望の楽音が発音される。
この際、図2に示す構成要素は、いずれも停止あるいは
待機状態となっており、何らの処理も行わない。
【0037】D−2:対応関係測定モード 対応関係測定モードにおいては、図2に示された各要素
が作動中となる。このモードにおいては、図5に示すよ
うに、CPU11はROM12に記憶された関係測定用
演奏情報を読み出し、これを解釈し(ステップSA
1)、自動演奏を行うための指示を当該関係測定用演奏
情報に応じたタイミングでソレノイド駆動回路16へ出
力するとともに、当該指示で表される駆動信号の電力値
と上記タイミング(駆動信号情報)をRAM13に書き
込む(ステップSA2)。なお、本実施形態で用いる演
奏情報(関係測定用演奏情報を含む)中の命令の形式は
任意であるが、少なくとも鍵の押離鍵を示すキーオン/
キーオフ,押離鍵された鍵を示すキーコード,押離鍵さ
れたタイミング(直前の押離鍵からの時間を示すデュレ
ーションデータ)を有し、さらに、発音(=押鍵)に関
する命令は、ベロシティ値に相当する情報を有する必要
がある。
【0038】関係測定用演奏情報は、各キーコードにお
いて所定のベロシティの発音を行うための演奏情報であ
り、ここでは、各鍵K1〜K88に対応する各キーコー
ドにおいて、“pp”,“mf”,“ff”の各ベロシ
ティ値での発音をそれぞれ5回繰り返す情報となってい
る。各キーコードにおいて3種類のベロシティ値の発音
を行うのは、打鍵タイミング(ここでは測定点L1の時
点とする)に対する打弦タイミングの遅れがベロシティ
値に応じて異なるためであり、発音を5回繰り返すのは
ばらつきを吸収するためである。もちろん、ベロシティ
値、ベロシティ値の種類、および繰り返し回数は任意に
変更可能である。なお、本実施形態においては、打弦特
性検出手段1が図3に示すような構成・配置となってい
るので、同時に複数の鍵が押下されると正確な打弦特性
を測定できない。したがって、関係測定用演奏情報中の
各発音を指示する命令は、2つ以上のハンマーが同時に
レンズ系34と受光側センサヘッド21との間の光束を
遮ることのないように全ての鍵について異なるタイミン
グで打弦するように記述されている。
【0039】次に、ソレノイド駆動回路16はCPU1
1からの指示に応じた電力値の駆動信号を、当該指示に
応じたソレノイド17へ供給する。ソレノイド駆動回路
16から出力される駆動信号の波形は、図6に示される
ようなPWM波形(例えば、周期62.5μs)とな
る。このような信号が供給されると、ソレノイド17が
励磁し、対応するプランジャ、ひいては対応する鍵が作
動し、関係測定用演奏情報に応じた打鍵動作が行われ
る。
【0040】当該打鍵動作時の打鍵タイミングおよび打
鍵速度は位置センサ25,キー走査回路24を介してC
PU11へ供給される。また、打鍵動作に伴って打弦動
作が行われると、当該打弦動作の様子(打弦タイミング
および打弦速度)が測定される(ステップSA3)。具
体的には、ハンマーが光束を横切ることによる受光側セ
ンサヘッド21の受光光量の変化がハンマー用PD2
2、A/D変換器23を介してCPU11へ供給され、
当該変化に基づいて、CPU11が、打弦タイミング
と、上記変化の速度に応じたハンマーの速度(打弦速
度)を求める。
【0041】なお、本実施形態では、光束は各弦S1〜
S88に近接しているので、光束が完全に遮られた時点
を打弦時点とすることができる。もちろん、光束と各弦
S1〜S88との距離を一定とし、光束が完全に遮られ
た時点と打弦速度とに基づいて打弦時点を求めるように
してもよい(「打弦時点」=「光束が完全に遮られた時
点」+「光束と弦との距離」/「打弦速度」)。また、
打弦速度は、光束の一部が遮光され始めた時点から光束
が完全に遮られた時点までの時間に基づいてハンマーの
平均速度を求め、これを打弦速度とすることができる。
【0042】CPU11は、求めた打弦タイミングおよ
び打弦速度を、キーコード、打鍵タイミング、および打
鍵速度に対応付けてRAM13に記憶させるとともに、
同打弦タイミングおよび打弦速度を、キーコード、駆動
信号の電力値、および駆動信号の出力開始タイミングに
対応付けてRAM13に記憶させる(ステップSA
4)。以降、CPU11は、上述したステップSA1〜
SA4の処理を繰り返す。
【0043】上記測定および記憶が完了すると、CPU
11は、打鍵タイミングに対する打弦タイミングの遅れ
(打鍵−打弦遅延時間)を求め、各キーコードにおける
各打鍵速度毎に打鍵−打弦遅延時間を求めるとともに、
各キーコードにおける各打弦速度毎に得られた5個の打
弦速度から打弦速度の代表値(例えば平均値)を求め、
これらをキーコードおよび打鍵速度に対応付けて第1の
関係情報を作成する。また、CPU11は、駆動信号の
出力開始タイミングに対する打弦タイミングの遅れ(ア
タックディレイ)を求め、各キーコードにおける駆動信
号の各電力値毎にアタックディレイを求めるとともに、
各キーコードにおける各打弦速度毎に得られた5個の打
弦速度から打弦速度の代表値を求め、キーコード毎に、
図7(a)および図7(b)に示すような、駆動信号
(PWM信号)の電力値に対する打弦速度(Hv)の関
係を表すテーブルあるいは関数と、駆動信号の電力値に
対するアタックディレイ(ΔT)との関係を表すテーブ
ルあるいは関数とを求める(ステップSA6)。
【0044】次に、CPU11は、図7(a)および図
7(b)に例示された各テーブルあるいは各関数を変形
し、第2の関係情報を作成し、第1の関係情報ととも
に、EEPROM14に記憶させる(ステップSA
7)。ここで、図7(a)および図7(b)に基づいて
求められる第2の関係情報を図7(c)および図7
(d)に示す。このような第2の関係情報を使用すれ
ば、所望の打弦速度(あるいはベロシティ値)が与えら
れた場合に、適切な駆動信号の電力値と予想されるアタ
ックディレイとを求めることができる。なお、図7
(c)および図7(d)において、PWM(60)は
“60”で表される打弦速度を得るために必要とされる
駆動信号の電力値であり、ΔT(60)は“60”で表
される打弦速度での打弦時におけるアタックディレイを
表している。
【0045】D−3:演奏記録モード 演奏記録モードは、使用者の演奏に応じた演奏情報を外
部記憶装置15中の媒体に記録するモードであり、図2
中の要素16〜23は待機状態または停止状態となって
いる。なお、演奏記録モードにおいては、同時に複数の
鍵を押下するような打鍵を行っても演奏情報が正常に記
録される。
【0046】このモードでは、図8に示すように、使用
者が鍵を押下すると、当該鍵の押下状態が位置センサ2
5に検出され、キー走査回路24を介してCPU11へ
供給される。CPU11は供給された押下状態に基づい
て打鍵タイミングおよび打鍵速度を求める(ステップS
B1)。次に、CPU11は、押下された鍵のキーコー
ドおよび求めた打鍵速度に基づきEEPROM14に記
憶した第1の関係情報を参照し、求めた打鍵速度から、
当該押下された鍵の当該打鍵速度に応じた打弦速度およ
び打鍵−打弦遅延時間を推定する(ステップSB2)。
なお、第1の関係情報がテーブル形式であり、かつ、求
められた打鍵速度がテーブル中の打鍵速度の中間値であ
る場合には、任意の補間法によって打弦速度および打鍵
−打弦遅延時間を求めるようにする。
【0047】そして、CPU11は、得られた打鍵−打
弦遅延時間と打鍵タイミングとに基づいて打弦タイミン
グを求め、この打弦タイミングと打弦速度とに基づいて
演奏情報を作成し、これを外部記憶装置15内に挿入さ
れた記録媒体に記録する(ステップSB3)。具体的に
は、直前の押離鍵のタイミングと求めた打弦タイミング
との時間間隔をデュレーションデータとし、このデュレ
ーションデータとキーコード、打弦速度(=ベロシテ
ィ)などを組にして、記録媒体に記録する。なお、この
記録処理は、RAM13を経由して行うようにしてもよ
い。上述した処理は打鍵毎に独立して行われ、最終的に
は、一連の演奏情報が記録媒体に記録される。なお、離
鍵時には、上述したステップSB1およびSB2の処理
は行われず、ステップSB3のデュレーションデータの
算出および記録媒体への記録のみが行われる。
【0048】D−4:自動演奏モード 自動演奏モードでは、図2の要素18〜25は待機状態
あるいは停止状態になっている。このモードでは、図9
に示すように、CPU11は外部記憶装置15に挿入さ
れた記録媒体から演奏情報を順次読み出し(ステップS
C1)、各命令を解釈し(ステップSC3)、発音を伴
う命令である場合には、当該命令のベロシティ値に相当
する打弦速度を得るために必要な駆動信号の電力値と、
同打弦速度での打弦を行う場合のアタックディレイとを
EEPROM14に記憶された第2の関係情報に基づい
て推定し(ステップSC4,SC5)、当該打弦速度で
の打弦を正しいタイミングで実現できるようにベロシテ
ィ値および直前の命令から当該命令までの時間間隔を示
すデュレーションデータを変更し、RAM13に書き込
む(ステップSC6)。なお、発音を伴う命令でない場
合には、変更を加えずにRAM13に書き込む。
【0049】演奏情報の全ての命令について上述の処理
を行ったCPU11は、RAM13から変更後の演奏情
報を読み出し、各命令を順次解釈して、自動演奏のため
の指示を出す(ステップSC7)。この指示はアタック
ディレイを考慮したタイミングで出され、かつ駆動信号
の電力値は所望の打弦速度を得るための電力値となって
いるので、演奏情報に忠実にしたがった発音(演奏)が
行われる。すなわち、演奏情報および第2の関係情報に
基づいて、演奏情報で表される演奏が正確に再現され
る。
【0050】ここで、打弦タイミングについて、図10
を参照して説明する。図10は本実施形態における各種
タイミングおよび駆動信号の電力値と、発音・止音タイ
ミングとを対応付けて示す図であり、(a)は演奏記録
時のキーオン/キーオフイベントのタイミング、(b)
は発音/止音のタイミング、(c)は自動演奏時のソレ
ノイドに供給される駆動信号の電力値を示している。
【0051】ここで、図10(a)のキーイベントは、
タイミングT2において発音を指示するものであるが、
打鍵されるとハンマーが自由回転運動をして打弦して発
音するというピアノの構造に起因して、打鍵が開始され
てから(=駆動信号の発生が開始されてから)実際に発
音されるまでには時間がかかる(=駆動信号が発生され
てから実際に発音されるまでの時間をアタックディレイ
という)ので、タイミングT2において駆動信号の発生
を開始しても、実際に発音されるのはタイミングT2よ
りも後になってしまう。
【0052】そこで、本実施形態においては、タイミン
グT2よりも前に駆動信号の発生を開始するようにして
タイミングT2において発音が為されるようにする。具
体的には、デュレーションデータ(=直前のイベントの
タイミングT0からオンイベントのタイミングT2まで
の時間)を、アタックディレイの時間(タイミングT1
からタイミングT2までの時間)だけ減少させる。これ
により、図9のステップSC7において自動演奏する際
には、タイミングT1において駆動信号の発生が開始さ
れるようになるので、タイミングT2において実際の発
音が為されるようになる。
【0053】なお、アタックディレイの時間は、発音命
令に含まれるベロシティ値毎および各鍵毎に異なるの
で、上述したデュレーションデータの変更は、ベロシテ
ィ値およびキーコードに基づき図7(d)のテーブルを
参照することにより行われる。また、駆動信号は、アタ
ック、スティルの区間に区分されており、各区間では電
力値が異なっている。アタック区間における駆動信号
は、発音命令に含まれるベロシティ値に応じて変化す
る。一方、スティル区間の駆動信号は、打鍵状態に保つ
ためのものであって、一定値である。スティル区間が終
了して駆動信号の発生が終了すると、鍵が初期状態に戻
り止音される。
【0054】図10(a)〜(c)から明らかなよう
に、正確なアタックディレイが得られれば、理想的なタ
イミングでの発音/止音を行うことができる。前述した
ように、本実施形態では、ベロシティ値およびキーコー
ドに基づいてアタックディレイを正確に推定することが
できるので、正確な打弦タイミング(発音タイミング)
での発音が実現される。
【0055】E:まとめ 以上説明したように、本発明の実施形態によれば、適用
したピアノの打弦タイミングおよび打弦速度を実際に測
定し、これらをキーコードおよび打鍵速度と対応付けて
関係情報を求め、この関係情報に基づいて打弦タイミン
グおよび打弦速度を求めるようにし、さらに、これらの
打弦タイミングおよび打弦速度に基づいて当該ピアノの
特性を除外して演奏情報を作成するようにしたので、正
確な、換言すればピアノの特性に依存しない演奏情報を
作成することができる。
【0056】また、自動演奏の際には、上記関係情報に
基づいて、演奏情報で指示される発音タイミングおよび
ベロシティを実現するために必要な補正を行うようにし
たので、特性の違う他のピアノで作成された演奏情報で
表される演奏を正確に再現することができる。
【0057】さらに、打弦速度および打弦タイミングの
測定に必要なセンサは、一対のセンサヘッド20,21
を用いたセンサであり、各ハンマー(弦)毎にセンサを
配置する必要がなく、構成を複雑化せずに済むという利
点がある。特に、センサを後付けする場合には、各ピア
ノにおいて異なる可能性が高いハンマー間隔を考慮せず
に取り付けることができるので、後付け作業が極めて容
易になるとともに、後付け作業を考慮して多種の製品を
設計・製造する必要がないという利点がある。
【0058】なお、グランドピアノの鉄製フレームに
は、光束を遮るような位置にリブが一体形成されている
ことがある。このような場合には、光束を遮らないよう
に、リブに貫通孔を穿設してもよいし、図11に示され
るように、リブの両側面にそれぞれ受光側センサヘッド
を設けるとともに、これらと対向する腕木32上の位置
に発行側センサヘッドを設ける等して、打弦特性検出手
段1を2つ設けるようにしてもよい。
【0059】打鍵特性検出手段2として、鍵速度および
打鍵タイミングを検出するセンサを用いる例を挙げた
が、例えば、打鍵タイミングのみを検出し、打弦タイミ
ングのみを推定するようにしてもよい。もちろん、測定
点は2点以下や以上であってもよい。例えば、打鍵タイ
ミングのみを測定するためには少なくとも一点あればよ
い。また、図12(a)に示すように、2つのフォトイ
ンタラプタで4つの測定点を有するものを使用してもよ
い。
【0060】図12(a)に示される位置センサは、水
平方向に所定距離隔てて配置された2つのフォトインタ
ラプタFC1,FC2によって構成されている。また、
キーとともに上下方向に移動するシャッタSTは、フォ
トインタラプタFC1,FC2の配列方向において、上
下方向(鍵のストローク方向)に階段状の凹凸を有して
いる。なお、図12(a)はシャッタSTとフォトイン
タラプタFC1,FC2との相対的な位置関係を示す図
であり、この図においては、シャッタSTを固定して示
しているが、実際には、フォトインタラプタFC1,F
C2の位置が固定で、これに対してシャッタSTが上下
動する。
【0061】この図において、第1測定点L1は鍵が押
下され始めて最初にフォトインタラプタFC1が遮光さ
れる位置である。さらに押下が進むと、第2測定点L2
においてはフォトインタラプタFC1,FC2が、第3
測定点L3においてはフォトインタラプタFC2が遮光
され、打弦直前の第4測定点L4ではフォトインタラプ
タFC1,FC2はいずれも遮光されない。
【0062】したがって、鍵の押下が進むにつれて、各
フォトインタラプタFC1,FC2の出力値は、図12
(b)に示すように、「OFF,ON」、「OFF,O
FF」「ON,OFF」「ON,ON」と変化する。こ
のように変化する各フォトインタラプタFC1,FC2
の出力値に応じた信号を出力することにより、位置セン
サ25は4つの測定点を測定可能としている。
【0063】このような位置センサをキーセンサとして
使用すれば、測定点L1,L2間、測定点L2,L3
間、および測定点L3,L4間の押鍵速度に対応した鍵
速度を求め、各鍵速度と打鍵タイミングと第1の関係情
報とに基づいて打弦タイミングおよび打弦速度を推定す
ることができる。特に、人間が打鍵する場合には、演奏
表現上の理由などで押鍵途中で押鍵速度が変化すること
があるので、上述したように複数の区間の鍵速度を用い
ることで、より正確な打弦特性(特に打弦タイミング)
を得ることができる。
【0064】また、関係情報の記憶手段としてEEPR
OM14を使用したが、任意の不揮発性メモリやバッテ
リバックアップされたRAM等を用いるようにしてもよ
い。さらに、打弦特性検出手段1は、LEDとPDとの
組み合わせに限らず、レーザや可視光、赤外線光など、
任意の光線を利用したものでもよい。また、いわゆるア
ナログセンサであってもよい。
【0065】さらに、打弦タイミングのみを前述の方法
で推定し、打鍵速度およびキーコードに対して打弦速度
を固定的に対応させるようにしてもよく、その場合に
は、使用する光束は細くてもよいし、響板やフレーム等
に加速度センサを取り付け、これを用いて打弦タイミン
グを検出するようにしてもよい。要は打弦タイミングを
検出できればよい。
【0066】なお、本実施形態では、自動演奏ピアノに
適用した態様を示したが、ピアノにハンマの打弦を阻止
するストッパを設けるとともに鍵センサと電子音源を設
けて押鍵操作に応じて電子音源から発音するようにした
消音ピアノや、ピアノに鍵センサを設けて押鍵操作に関
する情報を外部に出力するようにしたMIDIピアノ等
の他のピアノに適用するようにしてもよい。ただし、自
動演奏ピアノ以外のピアノに適用する場合には、自動演
奏によって関係情報を作成することはできないので、使
用者が直に打鍵して関係情報を作成する必要がある。自
動演奏ピアノ以外のピアノにおける関係情報の作成過程
は、図5に示す過程と同様であり、異なるのは使用者が
直に演奏を行う点である。
【0067】このようなピアノでは、通常演奏モードま
たは演奏記録モードにおいて、通常の演奏を行いながら
関係情報を作成する手法も考えられる。例えば、使用者
により鍵が単独で押下されたことを検出し、その場合に
は、当該打鍵のタイミングおよび速度に基づいて打弦速
度および打弦タイミングを求め、これらに基づいてテー
ブルを更新するようにしてもよい。このようにすれば、
使用者に意識させずにテーブル(第1の関係情報)を作
成・更新することができる。
【0068】また、本実施形態では、図9のステップS
C3〜SC6において、外部記憶装置15に記憶された
デュレーションデータをアタックディレイを考慮して修
正し、その後に、ステップSC7において、修正された
デュレーションデータに基づいて演奏情報を順次読み出
して自動演奏を行うようにしたが、デュレーションデー
タの変更を行わずに、外部記憶装置15に記憶されたデ
ュレーションデータに基づいて演奏情報を順次読み出し
て自動演奏を行うことも可能である。この場合には、図
10(d)に示すように、イベントタイミングに対して
発音/止音タイミングを所定時間(例えば、500m
s)だけ遅延させる。ここで、オンイベントが発生した
場合には、そのタイミングT2から所定時間遅延された
タイミングT2’に対してアタックディレイの時間だけ
先行したタイミングT1’において、駆動信号の発生を
開始するようにし、図10(e)に示すように駆動信号
を発生するようにする。これにより、各イベントのタイ
ミングは所定時間だけ遅延されるものの、各イベント間
の時間間隔は変化しないため、違和感のない自動演奏を
行うことができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、鍵盤楽器において、各鍵の打鍵特性を独立して検出
する手段の他に、同時に一つの打弦特性(打鍵タイミン
グや打弦速度など)を検出する手段を各弦に共通して設
け、打鍵特性と打弦特性との対応関係を表す第1の関係
情報を作成・出力するようにしたので、弦毎に打弦特性
検出手段を設ける必要がなく、簡素な構成で正確な関係
情報を作成・出力することができる。加えて、作成した
第1の関係情報と打鍵特性検出手段の検出結果とに基づ
いて打弦特性を推定し、推定した打弦特性と当該検出結
果とに基づいて演奏情報を作成するようにすれば、正確
な打弦特性に基づいて演奏情報を作成することができ
る。
【0070】また、この発明によれば、自動演奏を行う
鍵盤楽器において、同時に一つの打弦特性を検出する手
段を各弦に共通して設け、各鍵の駆動手段へ供給する駆
動信号の特性(駆動信号の値や駆動信号の出力タイミン
グなど)とこの駆動信号に対応した打鍵特性との対応関
係を表す第2の関係情報を作成・出力するようにしたの
で、弦毎に打弦特性検出手段を設ける必要がなく、簡素
な構成で正確な関係情報を作成・出力することができ
る。加えて、作成した第2の関係情報と演奏情報とに基
づいて駆動信号の特性を求めるようにすれば、再現性に
優れた演奏を実現することができる。したがって、演奏
情報を使用して元の演奏を忠実に再現することができ
る。
【0071】さらに、自動演奏を行う鍵盤楽器におい
て、各鍵を順次駆動するための関係測定用演奏情報に基
づいた自動演奏を行い、この際に、打鍵特性と打弦特性
との対応関係、あるいは駆動信号の特性と打弦特性との
対応関係を得るようにすれば、第1の関係情報または第
2の関係情報を自動的に作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による鍵盤楽器(自動演
奏ピアノ)の要部の機能構成を示すブロック図である。
【図2】 同自動演奏ピアノの物理的な装置構成の一例
を示すブロック図である。
【図3】 同自動演奏ピアノの発光側センサヘッド20
や受光側センサヘッド21等の配置位置を示す図であ
る。
【図4】 ハンマーの移動に伴う同受光側センサヘッド
21の受光光量の変動を示す図である。
【図5】 本発明の一実施形態による自動演奏ピアノの
対応関係測定モードにおける動作を示すフローチャート
である。
【図6】 同自動演奏ピアノのソレノイド駆動回路16
から出力される駆動信号の波形の一例を示す図である。
【図7】 (a)〜(d)は同自動演奏ピアノにおける
第2の関係情報の取得過程を説明するための図である。
【図8】 同自動演奏ピアノの演奏記録モードにおける
動作を示すフローチャートである。
【図9】 同自動演奏ピアノの自動演奏モードにおける
動作を示すフローチャートである。
【図10】 (a)〜(e)は同自動演奏ピアノの自動
演奏時における各種タイミングおよび値を示す図であ
る。
【図11】 同自動演奏ピアノの打弦特性検出手段1の
他の態様を示す図である。
【図12】 (a),(b)は打鍵特性検出手段2の他
の態様を示す図である。
【符号の説明】
1…打弦特性検出手段、2…打鍵特性検出手段、3…打
鍵−打弦特性対応手段、4…対応関係記憶手段、5…打
弦特性推定手段、6…演奏情報作成手段、7…演奏情報
記憶手段、8…自動演奏制御手段、9…駆動手段、10
…駆動信号−打弦特性対応手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の弦を有する鍵盤楽器の打鍵特性と
    打弦特性との対応関係を求める打鍵−打弦特性対応装置
    であって、 各鍵に設けられ、対応する鍵の打鍵特性を互いに独立し
    て検出する打鍵特性検出手段と、 複数の弦に共通して設けられ、同時にいずれか一つの打
    弦の特性を検出する打弦特性検出手段と、 前記打鍵特性検出手段の検出結果と前記打弦特性検出手
    段の検出結果とを対応付けて第1の関係情報を生成し、
    該第1の関係情報を出力する打鍵−打弦特性対応手段と
    を具備することを特徴とする打鍵−打弦特性対応装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の打鍵−打弦特性対応装置
    を備え、 前記打鍵−打弦特性対応装置から出力された前記第1の
    関係情報を記憶する対応関係記憶手段と、 前記打鍵特性検出手段の検出結果と前記第1の関係情報
    とに基づいて打弦特性を推定する打弦特性推定手段と、 前記打鍵特性検出手段の検出結果と前記打弦特性推定手
    段で推定された打弦特性とに基づいて演奏情報を作成し
    出力する演奏情報作成手段とを具備することを特徴とす
    る鍵盤楽器。
  3. 【請求項3】 入力信号の値に応じた速度で各鍵を独立
    して駆動する駆動手段と、 各鍵を順次駆動するための関係測定用演奏情報にしたが
    った駆動信号を前記駆動手段に供給して自動演奏を行う
    自動演奏制御手段とを具備することを特徴とする請求項
    2記載の鍵盤楽器。
  4. 【請求項4】 複数の弦を有し一連の命令群からなる演
    奏情報に応じた駆動信号を各鍵の駆動手段に供給して自
    動演奏を行う鍵盤楽器において駆動信号と打弦特性との
    対応関係とを求める駆動信号−打弦特性対応装置であっ
    て、 前記演奏情報中の発音に関する命令は駆動信号の特性に
    相当する情報を含み、複数の弦に共通して設けられ、同
    時にいずれか一つの打弦の特性を検出する打弦特性検出
    手段と、 前記打鍵特性検出手段の検出結果と前記駆動信号の特性
    とを対応付けて第2の関係情報を生成し、該第2の関係
    情報を出力する駆動信号−打弦特性対応手段とを具備す
    ることを特徴とする駆動信号−打弦特性対応装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の駆動信号−打弦特性対応
    装置を備え、 前記駆動信号−打弦特性対応装置から出力された第2の
    関係情報を記憶する対応関係記憶手段と、 前記命令と前記第2の関係情報とに基づいた特性の信号
    を駆動信号として前記駆動手段へ供給する自動演奏制御
    手段を具備することを特徴とする鍵盤楽器。
  6. 【請求項6】 前記自動演奏制御手段は各鍵を順次駆動
    するための関係測定用演奏情報にしたがった駆動信号を
    前記駆動手段へ供給することを特徴とする請求項5記載
    の鍵盤楽器。
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