JPH10158827A - Ito焼結体およびitoスパッタリングターゲット - Google Patents

Ito焼結体およびitoスパッタリングターゲット

Info

Publication number
JPH10158827A
JPH10158827A JP9279550A JP27955097A JPH10158827A JP H10158827 A JPH10158827 A JP H10158827A JP 9279550 A JP9279550 A JP 9279550A JP 27955097 A JP27955097 A JP 27955097A JP H10158827 A JPH10158827 A JP H10158827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ito
sintered body
powder
oxygen
sno
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9279550A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3781878B2 (ja
Inventor
Koichiro Ejima
光一郎 江島
Mitsuteru Toishi
光輝 戸石
Katsuaki Okabe
勝明 岡部
Tsuyoshi Nishimura
強 西村
Shinji Sato
伸二 佐藤
Choju Nagata
長寿 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dowa Holdings Co Ltd
Original Assignee
Dowa Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dowa Mining Co Ltd filed Critical Dowa Mining Co Ltd
Priority to JP27955097A priority Critical patent/JP3781878B2/ja
Priority to US08/944,095 priority patent/US6121178A/en
Publication of JPH10158827A publication Critical patent/JPH10158827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3781878B2 publication Critical patent/JP3781878B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • C23C14/3407Cathode assembly for sputtering apparatus, e.g. Target
    • C23C14/3414Metallurgical or chemical aspects of target preparation, e.g. casting, powder metallurgy
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/01Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics
    • C04B35/453Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on zinc, tin, or bismuth oxides or solid solutions thereof with other oxides, e.g. zincates, stannates or bismuthates
    • C04B35/457Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on zinc, tin, or bismuth oxides or solid solutions thereof with other oxides, e.g. zincates, stannates or bismuthates based on tin oxides or stannates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ITO膜の安定な形成を可能にするITOス
パッタリングターゲットを提供する。 【解決手段】 酸化錫4〜15重量%を含む酸化錫と酸
化インジウムの混合粉を成形密度45%以上の成形体と
した後、酸素含有量20%以上100%未満の焼成雰囲
気中において温度1400〜1600℃で焼成し、相対
密度88%以上で酸素含有量が15.5〜17.0重量
%のITO焼結体を得る。該焼結体をターゲットとして
用いてアルゴン・酸素混合ガス中でスパッタリングを行
うと黒化が抑制され、混合ガス中酸素比率の最適範囲を
0.6〜3.0%と広くとって安定なスパッタリングを
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパッタリングに
よるITO(インジウム−錫酸化物)膜の形成に使用さ
れるターゲット用のITO焼結体およびそれを用いたタ
ーゲットに関する。
【0002】
【従来の技術】ITO膜は、代表的な透光性導電膜とし
て知られ、液晶ディスプレイや太陽電池の透明電極など
オプトエレクトロニクスの分野で広く使用されている。
ITO膜の作製法には、スプレー法、真空蒸着法、イオ
ン・プレーティング法、スパッタリング法などがある
が、中でもスパッタリング法は膜質が良く生産性が高い
などの理由から注目されてきた。
【0003】ITO膜は使用される表示デバイスの大面
積化、高精細化に伴いより低抵抗で透過率の高いものが
求められている。ITO焼結体ターゲットを用いたスパ
ッタリングにおいては、上記の要求を満たすためにスパ
ッタ時の安定性、パーティクルの抑制、ターゲット表面
の黒化、ノジュール抑制のための検討が行われている。
【0004】焼結体の気孔率を下げる即ち高密度化する
ことでスパッタ時の黒化、ノジュールが抑制され、スパ
ッタ膜がより安定的に製造されることが知られている。
【0005】また、ITO焼結体ターゲットを使用して
比抵抗の低いITO膜を得るには、キャリアとしてのS
nの固溶と酸素空孔が適正な範囲内にあり、均質なIT
O膜が安定に成膜されることが望ましい。このため、ス
パッタリングを行う時には、アルゴンと酸素の混合ガス
を用いて膜形成の条件を制御する手法が通常行われる。
この場合、図1に示すように、混合ガス中の酸素の比率
によって膜の比抵抗が左右される。酸素の比率が低すぎ
ると雰囲気がやや還元状態になり、InOなどの高比抵
抗物質が生成して膜の比抵抗が増加する。また、酸素不
足領域では金属化やひげ状結晶の生成等により膜の透過
率が低下する。一方酸素の比率が高すぎるとキャリアと
して働く酸素空孔が減少し、その結果膜の比抵抗が増加
する。したがって酸素の比率を最適範囲内に保持しなが
ら膜の比抵抗を安定に低く保つようにするのがスパッタ
リングにおいて重要な技術である。この酸素比率の最適
範囲が狭い場合、低比抵抗のITO膜を安定的に形成し
にくいという課題がある。
【0006】透明導電膜の成膜に用いられるITO(酸
化インジウムスズ)スパッタリングターゲットは、一般
に酸化インジウムと酸化スズの混合粉としての酸化スズ
含有酸化インジウム粉や、共沈粉由来の酸化スズ含有酸
化インジウム粉を成形、焼結して製造される。これらの
ITO原料粉としては、酸化インジウム粉、酸化スズ
粉、酸化インジウム粉と酸化スズ粉の混合粉、あるいは
共沈粉由来の酸化スズ含有酸化インジウム粉があげられ
る。ITO原料粉の1つである酸化インジウム粉は、合
成原料であるインジウム塩の水溶液にアンモニア水、水
酸化ナトリウムなどの水酸化アルカリを添加し水酸化イ
ンジウムとし、これを水洗、乾燥、焼成して得られる。
前述のインジウムの塩の水溶液にスズ塩を共存させれ
ば、スズを含んだ共沈粉とし、同様に酸化スズ含有酸化
インジウム粉を得ることができる。
【0007】ここでITO中のスズの含量は、成膜条件
や目的とする膜特性により変わるが一般にSnO2 換算
で2〜20重量%、特に4〜15重量%が用いられる。
【0008】ターゲットとしてのITO焼結体を製造す
る際の成形、焼結方法としては、粉末原料を常温でプレ
ス成形し、この成形体を焼結した後機械加工を施すコー
ルドプレス焼結法が使われていた。しかし、酸化インジ
ウム粉末や酸化スズ粉末は焼結性が悪く、通常の大気中
で焼成したものでは焼結密度が上がらなかった。特開平
5−209264号のように酸素分圧を調整する方法も
提案されているが酸素分圧が低いと、焼結密度が十分高
いものは得られていなかった。高密度焼結体を得る方法
としては、ホットプレス法、HIP(熱間静水圧プレ
ス)法等、熱間で圧力をかけて強制的に高密度化をはか
る方法が提案されている。
【0009】また、例えば特公平5−30905号のよ
うに焼結時に加圧酸素雰囲気としてIn2 3 の解離を
抑制して焼結密度を高める方法も提案されている。ホッ
トプレスやHIP法、酸素加圧焼成法は大気圧焼成法に
比べ設備費がかかり製造コストを引き上げる原因とな
り、ターゲットの大型化に対しては制約が多い。本発明
者らは特開平6−48816号にあるように特に酸素加
圧せずに、原料粉特性を制御することにより高密度焼結
体をを得ることを提案している。しかしこれらの方法に
おいては後述する最適な酸素含有量が得られにくい。一
方、焼結体中の酸素量を調整するため低密度の焼結体を
真空中などの無酸素雰囲気で熱処理する方法も提案され
ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記混合ガ
ス中の酸素比率の最適範囲を広くして比抵抗の低いIT
O膜を安定に形成することを可能にするITOスパッタ
リングターゲット用のITO焼結体およびITOスパッ
タリングターゲットの提供を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め発明者等は鋭意研究を行った結果、高密度ITO焼結
体ターゲットにおいて、ターゲット自体の酸素含有量を
一定範囲内に調整することによって、安定して低比抵抗
のITO膜を得ることができることを見いだし、本発明
を提供することができた。
【0012】すなわち、本発明は第1に、相対密度88
%以上であり、酸素含有量が15.5〜17.0重量%
であることを特徴とするITO焼結体:第2に、錫の含
有量が酸化錫換算で4〜15重量%であることを特徴と
する上記第1に記載のITO焼結体:第3に、比抵抗が
4×10-4Ωcm以下である上記第1または第2に記載
のITO焼結体:第4に、SnO2 を4〜15重量%含
むSnO2 粉とIn23 粉との混合粉であってBET
比表面積が20m2 /g以上の混合粉を出発原料として
選び、この混合粉を湿式分散により平均粒径1.0μm
以下のスラリーとした後、造粒粉としこの造粒粉を加圧
成形して成形密度45%以上の成形体とし、該成形体を
酸素含有量20%以上100%未満の焼成雰囲気中にお
いて温度1400〜1600℃で焼結させて作製するこ
とを特徴とする上記第1〜3のいずれかに記載のITO
焼結体:第5に、相対密度88%以上、酸素含有量が1
5.5〜17.0重量%であることを特徴とするITO
焼結体からなるITOスパッタリングターゲット:第6
に、錫の含有量が酸化錫換算で4〜15重量%であるI
TO焼結体からなる上記第5に記載のITOスパッタリ
ングターゲット:第7に、比抵抗が4×10-4Ωcm以
下であることを特徴とするITO焼結体からなる上記第
5または6のいずれかに記載のITOスパッタリングタ
ーゲット:第8に、SnO2 を4〜15重量%含むSn
2 粉とIn2 3 粉との混合粉であってBET比表面
積が20m2 /g以上の混合粉を出発原料として選び、
この混合粉を湿式分散により平均粒径1.0μm以下の
スラリーとした後、造粒粉としこの造粒粉を加圧成形し
て成形密度45%以上の成形体とし、該成形体を酸素含
有量20%以上100%未満の焼成雰囲気中において温
度1400〜1600℃で焼結させて作製することを特
徴とするITO焼結体からなる上記第5〜7のいずれか
に記載のITOスパッタリングターゲット:第9に、S
nO2 を4〜15重量%含むSnO2 粉とIn2 3
との混合粉であってBET比表面積が20m2 /g以上
の混合粉を出発原料として選び、この混合粉を湿式分散
により平均粒径1.0μm以下のスラリーとした後、造
粒粉としこの造粒粉を加圧成形して成形密度45%以上
の成形体とし、該成形体を酸素含有量20%以上100
%未満の焼成雰囲気中において温度1400〜1600
℃で焼成することを特徴とするITO焼結体の製造方
法:第10に、相対密度が88%以上であり、酸素含有
量が15.5〜17.0重量%であるITO焼結体をバ
ッキングプレートに固定してなるITOスパッタリング
ターゲットを用いてvol%で0.6〜3.0%の酸素
を含むアルゴンと酸素の混合気体雰囲気中でスパッタリ
ングを行うことを特徴とするITO膜の形成方法を提供
するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明者らは焼結体の密度を向上
させるため、原料粉の比表面積を20m2 /g以上とし
たIn2 3 粉とSnO2 の混合粉を用い、これをプレ
ス成形で成形密度45%以上、好ましくは50%以上の
成形体とした後、酸素含有量20%以上100%未満の
焼成雰囲気中で焼成することで高密度ITO焼結体が得
られることを見いだした。尚、焼成は温度1400〜1
600℃で5〜20時間保持して行う。雰囲気中の酸素
以外の成分は、大気と同様の成分または不活性ガスとす
る。
【0014】こうして得られた焼結体は従来品に比べ低
温焼成で高密度化がなされており、焼結体中の酸素が仕
込み原料よりも僅かに欠損した状態となっている。
【0015】これを用いてスパッタによるITO膜を形
成してみると、スパッタ中の黒化、ノジュールの発生も
抑制され、最適な成膜時のO2 ガス量範囲も広く安定的
に良好な膜が得られることがわかった。以下に本発明の
ITOスパッタリングターゲットの製法についての詳細
を述べる。
【0016】ITO焼結体の原料には、In2 3 粉末
とSnO2 粉末を所定の比率で均一に混合した混合粉末
を用いるが、特にこれに限定するものでなく、共沈法な
どによりIn2 3 とSnO2 が複合化された粉末でも
構わない。粉体特性としては焼結性を高めるため、粉体
のBET比表面積が20m2 /g以上とすることが望ま
しい。
【0017】SnO2 量としては4〜15重量%がよ
い。4重量%未満では導電性に寄与するSnキャリアが
少なく、スパッタで得られるITO膜が低抵抗化しな
い。15重量%以上ではSnが過剰となり、ITO膜中
でキャリアとならずに不純物として働き導電性が低下す
る。またSnO2 が多くなるとITO焼結性が阻害さ
れ、十分な焼結体密度が得られない。SnO2 量が6%
以上では、焼結体中に固溶しきれないSnがSnリッチ
の化合物として析出し、この析出量が多くなるとバルク
抵抗が高くなり、スパッタ時の放電電圧が高くなるため
好ましくないこともSnO2 量として15%までとする
理由である。一般には、5〜10重量%のものが使用さ
れるが、成膜時の基板温度やITO膜の加工性等を考慮
して所定のSnO2 量とする。この粉末をビーズミル、
ボールミルなどを使って湿式分散した後、噴霧乾燥によ
り造粒粉を作製する。
【0018】この時のスラリー中のIn2 3 +SnO
2 粉末は十分に解砕され分散された状態とすることが望
ましく、スラリーでのレーザー散乱径(平均粒径d50
が1.0μm以下とすることが望ましい。
【0019】これは原料粉末の凝集粒径が大きい場合、
焼結時に凝集部分で異常粒成長を起こし、気孔が残存
し、焼結体全体の密度が向上しないためである。後述す
るようにその気孔を通して焼成冷却時に酸素が供給さ
れ、局部的に所定の酸素含有量が得られない可能性があ
る。そのため均一な焼結体が得られない。原料粉の焼結
性を生かし、十分な焼結密度を得るためには、原料粉の
凝集をある程度ほぐす必要がある。但し、凝集を完全に
砕解し一次粒子の単分散とすることは多大のエネルギー
が必要となり、かつ粉体の取扱い上もスラリー化が難し
くなるなどの問題が生じるため現実的ではない。
【0020】また造粒については、成形助剤としてPV
A等の結合剤や、ステアリン酸等の滑剤を添加した後造
粒しても構わない。造粒粉は成形のさいに均一な充填、
圧縮がされるように流動性が良いことが望ましい。例え
ば造粒粉の特性としては安息角25°以下、造粒径とし
てはSEM写真で観察した平均粒径で30〜80μmの
ものが好ましい。特に大型の焼結体を作製するさいに
は、これらの条件が必要となる。また造粒法についても
転動法など他の方法を用いても構わない。こうして得ら
れた造粒粉を用いて金型等で加圧成形し、さらに成形体
を1〜3t/cm2 の冷間水圧プレス(CIP)にて加
圧することで成形体の相対密度を45%以上、好ましく
は50%以上とする。成形密度が低いと焼結性の高い原
料を使っても造粒粉同志が十分に焼結せず、造粒粒子間
に気孔が残り高密度焼結体が得られない。尚、成形法と
しては加圧鋳込み成形などの方法も考えられる。この成
形体を電気炉に入れ焼成する。
【0021】焼成雰囲気としては、大気、または大気と
酸素の混合雰囲気、または酸素とN2 、Ar等の不活性
ガスとの混合雰囲気または、純酸素雰囲気とする。酸素
濃度は好ましくは20%以上とする。酸素濃度は高い方
が高密度化する傾向があるが加圧酸素とする必要はな
い。還元雰囲気、真空中焼成では還元状態となり酸素欠
損量が増加し、所望の酸素量の焼結体が得られない。
【0022】焼成温度が1400℃以上1600℃以下
で相対密度88%以上が得られるような温度で一定時間
保持する。焼結においては、焼結温度が約1200℃以
上ではITOの酸素が解離した状態が熱力学的に安定と
なる。焼結体は1400℃付近からSnの固溶ととも
に、粒成長が進み高密度化する。この際、焼結密度が低
い場合、(成形密度が低かったり、粉体の焼結性が小さ
いなどの場合)、焼結体の気孔の表面積が大きいため、
冷却中に焼結体が酸素を吸着して再び酸化されるのに対
し、相対密度が十分高い(88%以上)場合、冷却時に
も酸素が焼結体に供給されず、焼結体は僅かに酸素が解
離された状態を保ったまま冷却されて、酸素欠損状態の
焼結体が得られる。この時得られた焼結体は黒青色を呈
する。
【0023】焼成温度については1400℃以下では十
分な焼結密度が得られず、1600℃以上では酸素の解
離量が多くなり、所望の酸素含有量とならない。
【0024】このようにして得られた焼結体を外周研削
−加工し、スパッタリングターゲットとして組み立てた
ものについてスパッタによる成膜を行ったところ、生産
性や膜質に影響する黒化及びノジュールの発生が少な
く、ターゲットライフにおいて初期から終期まで比較的
安定な成膜状況であった。また得られたITO膜につい
ても比抵抗、透過率等の特性評価は良好であった。
【0025】焼結体の酸素量として適正範囲がある理由
としては以下のように考えている。
【0026】ITO焼結体のスパッタにおいては、スパ
ッタ雰囲気がO2 分圧が低く、クラスターとしてITO
粒子がスパッタされる際に酸素が不足しやすいため、ス
パッタガスとしてArの他にO2 が導入される。但し導
入されたガスで酸素量が十分に制御されるわけではな
く、焼結体の状態が膜特性に大きく影響する。実施例な
どに示した一般的なスパッタ条件においては、ターゲッ
トの酸素が僅かに欠損状態であることが望ましいと考え
られる。
【0027】In2 3 の理論酸素量は17.29%で
あり、SnO2 のそれは21.24%である。SnO2
の固溶状態や中間生成物の存在、SnO2 の含有量によ
っても異なるが通常のITOの理論酸素量は、約17.
3%以上と考えてよい。これに対して本発明のITO焼
結体は、酸素がやや欠損状態の焼結体である。焼結体の
酸素量が15.5%より低い場合、成膜時に金属化が起
こったりInOなどの高比抵抗の低級酸化物が生成して
ITO膜の比抵抗が高くなり、透過率が低下する原因と
なり易い。また、焼結体の酸素量が17.0%を越える
と成膜時にキャリアとして働く酸素空孔が少なくなり、
ITO膜の比抵抗が高くなる。したがってITO焼結体
の酸素量は15.5%〜17.0%の範囲内にあること
が望ましい。このようなITO焼結体ターゲットを用い
てスパッタリングを行うと、前記のスパッタ時の混合ガ
ス中酸素比率の最適範囲の幅を広くとることができ、安
定的に低抵抗の膜が得られる。
【0028】相対密度を88%以上(In2 3 =7.
18g/cm3 、SnO2 =6.93g/cm3 を理論
密度としてITO中のIn、SnがIn2 3 とSnO
2 の混合体であるとして密度を算出。ITO(SnO2
10%)では7.155g/cm3 が理論密度)とした
理由として、上述した酸素含有量の調整の他に、スパッ
タ時の安定性がある。ITOスパッタにおいては黒化と
言われるターゲット表面に黒色の低級酸化物が形成され
スパッタが阻害され、スパッタレートが低下し、さらに
黒化物部分のスパッタ率が低くなり部分的に取り残され
てノジュールと言われる突起物となり、異常放電が起
き、これによって飛ばされた粒子が膜中の異物となるこ
とが知られている。
【0029】この黒化の起きる原因は、焼結体中の空孔
であり、密度を高めることはすなわち空孔を少なくする
ことであるから耐黒化性を高め成膜の安定性につながる
のである。特に相対密度で88%からそれ以下の密度に
比べ大きく耐黒化性が向上する。
【0030】焼結体の比抵抗(バルク)については四探
針法等で測定されるが、スパッタ時の電圧を抑制し過大
なプラズマダメージを膜に与えないためにより低抵抗で
あることが望ましい。
【0031】本発明では低抵抗膜を得るためにバルク比
抵抗について4×10-4Ωcm以下がよく、望ましくは
2×10-4Ωcm以下がよいとの知見を得てバルク比抵
抗を規定した。
【0032】
【実施例1】原料として、同和ケミカル(株)製ITO
粉(製品名ZY−ITO粉、In23 とSnO2 混合
粉、SnO2 10wt%、BET32.0m2 /g、レ
ーザー散乱平均粒径3.4μm)を用い、湿式ビーズミ
ルでスラリー濃度40%として1時間分散処理を行いス
ラリー粒径としてd50=0.7μmとしたスラリーをス
プレードライヤーにて造粒してSEM写真で観察した平
均粒径40μmの造粒粉を得た。この造粒粉を金型に入
れ、500kg/cm2 で成形した後、CIPで2t/
cm2 加圧し、φ150×10mmの成形体を得た。この
時の成形密度は52%であった。これを電気炉に入れ加
熱して1500℃×5時間焼成した。雰囲気は大気であ
る。得られたITO焼結体を加工してφ4”×6mmt
ターゲットとし、バッキングプレートにろう接してスパ
ッタリングターゲットとした。ターゲット加工時の端材
を洗浄して焼結体の密度と酸素量を測定した。焼結体の
密度はアルキメデス法で測定し、焼結体中の酸素含有量
は、焼結体を乳鉢で1mm以下に粉砕したものをLEC
O社製酸窒素測定機で測定した。また、バルク比抵抗は
四端子法により測定した。このターゲットを用いて下記
条件で成膜評価を行った。
【0033】成膜条件 装置:DCマグネトロンスパッタ装置 ターゲット:ITO(φ4”×6t) 到達圧力:5×10-7torr スパッタ圧力:1.3〜1.5torr 放電電流:0.2A, 投入電力:1.1W/cm2 ガス総流量:30sccm (Ar+O2 ) T/S:50mm 基板:コーニング7059 膜厚:1300±100Å 基板温度:290℃ 黒化状況についてはランニング5kWhrでのターゲッ
ト表面の黒化ノジュールの状況について相対的に評価し
た。
【0034】また、成膜したITO膜の透過率と比抵抗
を測定した。最適O2 分圧についてはO2 分圧を変化さ
せて測定したところ膜の透過率が85%以上(波長54
0nm)で曇りが見られず、かつ比抵抗値が低いボトム
領域を見出だした。結果を表1に示す。
【0035】
【実施例2】焼成条件を1550℃、5時間とし、焼成
雰囲気として焼成炉に酸素ガスを導入(フロー)し、ガ
ス置換してO2 濃度90%としたこと以外は実施例1と
同様のことを繰り返した。結果は表1に示す通りであっ
た。
【0036】
【実施例3】バルク特性のSnO2 量が4重量%となる
ように原料配合し、焼成雰囲気をO2 90%の代わりに
大気としたこと以外は実施例2と同様の条件で焼成を行
い、得られた焼結体を実施例1と同様に加工し、同様の
条件で成膜評価を行った。結果は表1に示す通りであっ
た。
【0037】
【実施例4】SnO2 量が15重量%となるように原料
配合したこと以外は実施例3と同様の焼成条件で焼成を
行い、得られた焼結体を実施例1と同様に加工し、同様
の条件で成膜評価を行った。結果は表1に示す通りであ
った。
【0038】
【比較例1】焼成温度を1350℃としたこと以外は実
施例1と同様のことを繰り返した。結果は表1に示す通
りであった。
【0039】
【比較例2】実施例1と同じ造粒粉を用い、これをカー
ボン製のモールドに入れて1200℃で3時間、Ar中
でホットプレスを行った。プレス圧は200kg/cm
2 である。得られた焼結体は実施例1と同様に加工して
評価した。結果は表1に示す通りであった。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】上記のように、本発明のITOスパッタ
リングターゲットによって、スパッタ時のアルゴン・酸
素混合ガス中の酸素比率の最適範囲が広くなり、高品質
のITO膜を安定に形成することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパッタ時のアルゴン・酸素混合ガス中の酸素
比率と形成されたITO膜の比抵抗との関係を概念的に
示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 強 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 同 和鉱業株式会社内 (72)発明者 佐藤 伸二 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 同 和鉱業株式会社内 (72)発明者 永田 長寿 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 同 和鉱業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対密度88%以上であり、酸素含有量
    が15.5〜17.0重量%であることを特徴とするI
    TO焼結体。
  2. 【請求項2】 錫の含有量が酸化錫換算で4〜15重量
    %であることを特徴とする請求項1記載のITO焼結
    体。
  3. 【請求項3】 比抵抗が4×10-4Ωcm以下である請
    求項1または2記載のITO焼結体。
  4. 【請求項4】 SnO2 を4〜15重量%含むSnO2
    粉とIn2 3 粉との混合粉であってBET比表面積が
    20m2 /g以上の混合粉を出発原料として選び、この
    混合粉を湿式分散により平均粒径1.0μm以下のスラ
    リーとした後、造粒粉としこの造粒粉を加圧成形して成
    形密度45%以上の成形体とし、該成形体を酸素含有量
    20%以上100%未満の焼成雰囲気中において温度1
    400〜1600℃で焼結させて作製することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のITO焼結体。
  5. 【請求項5】 相対密度88%以上、酸素含有量が1
    5.5〜17.0重量%であることを特徴とするITO
    焼結体からなるITOスパッタリングターゲット。
  6. 【請求項6】 錫の含有量が酸化錫換算で4〜15重量
    %であるITO焼結体からなる請求項5記載のITOス
    パッタリングターゲット。
  7. 【請求項7】 比抵抗が4×10-4Ωcm以下であるこ
    とを特徴とするITO焼結体からなる請求項5または6
    のいずれかに記載のITOスパッタリングターゲット。
  8. 【請求項8】 SnO2 を4〜15重量%含むSnO2
    粉とIn2 3 粉との混合粉であってBET比表面積が
    20m2 /g以上の混合粉を出発原料として選び、この
    混合粉を湿式分散により平均粒径1.0μm以下のスラ
    リーとした後、造粒粉としこの造粒粉を加圧成形して成
    形密度45%以上の成形体とし、該成形体を酸素含有量
    20%以上100%未満の焼成雰囲気中において温度1
    400〜1600℃で焼結させて作製することを特徴と
    するITO焼結体からなる請求項5〜7のいずれかに記
    載のITOスパッタリングターゲット。
  9. 【請求項9】 SnO2 を4〜15重量%含むSnO2
    粉とIn2 3 粉との混合粉であってBET比表面積が
    20m2 /g以上の混合粉を出発原料として選び、この
    混合粉を湿式分散により平均粒径1.0μm以下のスラ
    リーとした後、造粒粉としこの造粒粉を加圧成形して成
    形密度45%以上の成形体とし、該成形体を酸素含有量
    20%以上100%未満の焼成雰囲気中において温度1
    400〜1600℃で焼成することを特徴とするITO
    焼結体の製造方法。
  10. 【請求項10】 相対密度が88%以上であり、酸素含
    有量が15.5〜17.0重量%であるITO焼結体を
    バッキングプレートに固定してなるITOスパッタリン
    グターゲットを用いてvol%で0.6〜3.0%の酸
    素を含むアルゴンと酸素の混合気体雰囲気中でスパッタ
    リングを行うことを特徴とするITO膜の形成方法。
JP27955097A 1996-10-04 1997-09-26 Ito焼結体およびitoスパッタリングターゲット Expired - Lifetime JP3781878B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27955097A JP3781878B2 (ja) 1996-10-04 1997-09-26 Ito焼結体およびitoスパッタリングターゲット
US08/944,095 US6121178A (en) 1996-10-04 1997-10-02 Sintered ITO and an ITO sputtering target

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8-282963 1996-10-04
JP28296396 1996-10-04
JP27955097A JP3781878B2 (ja) 1996-10-04 1997-09-26 Ito焼結体およびitoスパッタリングターゲット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10158827A true JPH10158827A (ja) 1998-06-16
JP3781878B2 JP3781878B2 (ja) 2006-05-31

Family

ID=26553382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27955097A Expired - Lifetime JP3781878B2 (ja) 1996-10-04 1997-09-26 Ito焼結体およびitoスパッタリングターゲット

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6121178A (ja)
JP (1) JP3781878B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002226966A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Nikko Materials Co Ltd 透明電極膜及び同電極膜を形成するためのスパッタリングターゲット
JP2003264307A (ja) * 2002-03-11 2003-09-19 Sharp Corp 薄膜太陽電池及びその製造方法
WO2005019492A1 (ja) * 2003-08-20 2005-03-03 Nikko Materials Co., Ltd. Itoスパッタリングターゲット
JP2006206349A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Tosoh Corp Ito造粒粉末及びito焼結体並びにその製造方法
JP2006206350A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Tosoh Corp Ito造粒粉末及びito焼結体並びにその製造方法
JPWO2008012970A1 (ja) * 2006-07-27 2009-12-17 日鉱金属株式会社 リチウム含有遷移金属酸化物ターゲット及びその製造方法並びにリチウムイオン薄膜二次電池
JP2014043598A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Ulvac Japan Ltd InZnO系スパッタリングターゲットの製造方法
JP2015030858A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 株式会社アルバック スパッタリングターゲットの製造方法
KR20170118022A (ko) * 2015-03-27 2017-10-24 제이엑스금속주식회사 원통형 스퍼터링 타겟, 원통형 성형체, 및 원통형 스퍼터링 타겟, 원통형 소결체, 및 원통형 성형체의 제조 방법

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7799312B2 (en) * 2002-03-22 2010-09-21 Samsung Corning Precision Glass Co., Ltd. Method for manufacturing high-density indium tin oxide target, methods for preparing tin oxide powder and indium oxide powder used therefor
US8133367B1 (en) 2006-08-11 2012-03-13 Raytheon Company Sputtering system and method using a loose granular sputtering target
US20080105542A1 (en) * 2006-11-08 2008-05-08 Purdy Clifford C System and method of manufacturing sputtering targets
US20080233291A1 (en) * 2007-03-23 2008-09-25 Chandrasekaran Casey K Method for depositing an inorganic layer to a thermal transfer layer
US9862640B2 (en) 2010-01-16 2018-01-09 Cardinal Cg Company Tin oxide overcoat indium tin oxide coatings, coated glazings, and production methods
US10060180B2 (en) 2010-01-16 2018-08-28 Cardinal Cg Company Flash-treated indium tin oxide coatings, production methods, and insulating glass unit transparent conductive coating technology
WO2011088330A2 (en) 2010-01-16 2011-07-21 Cardinal Cg Company High quality emission control coatings, emission control glazings, and production methods
US11155493B2 (en) 2010-01-16 2021-10-26 Cardinal Cg Company Alloy oxide overcoat indium tin oxide coatings, coated glazings, and production methods
US10000411B2 (en) 2010-01-16 2018-06-19 Cardinal Cg Company Insulating glass unit transparent conductivity and low emissivity coating technology
US10000965B2 (en) 2010-01-16 2018-06-19 Cardinal Cg Company Insulating glass unit transparent conductive coating technology
WO2014023614A1 (en) * 2012-08-08 2014-02-13 Umicore Ito ceramic sputtering targets with reduced in2o3 contents and method of producing it
US9497289B2 (en) * 2012-12-07 2016-11-15 Genesys Telecommunications Laboratories, Inc. System and method for social message classification based on influence
CN108220895B (zh) * 2018-01-15 2019-10-08 福建阿石创新材料股份有限公司 等离子体加热式高温供氧器
US11028012B2 (en) 2018-10-31 2021-06-08 Cardinal Cg Company Low solar heat gain coatings, laminated glass assemblies, and methods of producing same
CN114835485A (zh) * 2022-04-20 2022-08-02 柳州华锡有色设计研究院有限责任公司 一种利用精准配比氧气与氩气深度降低ito靶材电阻率的方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3300525A1 (de) * 1983-01-10 1984-07-12 Merck Patent Gmbh, 6100 Darmstadt Targets fuer die kathodenzerstaeubung
US5071800A (en) * 1989-02-28 1991-12-10 Tosoh Corporation Oxide powder, sintered body, process for preparation thereof and targe composed thereof
US4962071A (en) * 1989-05-01 1990-10-09 Tektronix, Inc. Method of fabricating a sintered body of indium tin oxide
JPH03207858A (ja) * 1990-01-08 1991-09-11 Nippon Mining Co Ltd Itoスパッタリングターゲットの製造方法
JPH05209264A (ja) * 1991-07-05 1993-08-20 Hitachi Metals Ltd Ito導電膜用ターゲット材の製造方法
US5480531A (en) * 1991-07-24 1996-01-02 Degussa Aktiengesellschaft Target for cathode sputtering and method of its production
JPH07112403B2 (ja) * 1991-08-02 1995-12-06 月島食品工業株式会社 離型油及びその製造法
JP2789285B2 (ja) * 1992-07-30 1998-08-20 同和鉱業株式会社 高密度酸化インジウムスズ焼結体の製造方法
US5401701A (en) * 1992-08-19 1995-03-28 Tosoh Corporation Ito sintered body and method of manufacturing the same
JPH0668935A (ja) * 1992-08-24 1994-03-11 Nec Corp 誤接続保護方式
US5433901A (en) * 1993-02-11 1995-07-18 Vesuvius Crucible Company Method of manufacturing an ITO sintered body
JP3175409B2 (ja) * 1993-07-12 2001-06-11 松下電器産業株式会社 積層セラミック電子部品の製造方法及びその装置
JPH0765167A (ja) * 1993-08-26 1995-03-10 Toppan Printing Co Ltd 画像構造記述装置
DE4407774C1 (de) * 1994-03-09 1995-04-20 Leybold Materials Gmbh Target für die Kathodenzerstäubung zur Herstellung transparenter, leitfähiger Schichten und Verfahren zu seiner Herstellung
DE4413344A1 (de) * 1994-04-18 1995-10-19 Leybold Materials Gmbh Verfahren zur Herstellung teilreduzierter Indiumoxid-Zinnoxid Targets
ATE204029T1 (de) * 1995-08-18 2001-08-15 Heraeus Gmbh W C Target für die kathodenzerstäubung und verfahren zur herstellung eines solchen targets
KR100434646B1 (ko) * 1995-11-08 2004-09-01 도소 가부시키가이샤 소결된ito콤팩트의제조공정
US5866493A (en) * 1995-11-30 1999-02-02 Korea Academy Of Industrial Technology Method of manufacturing a sintered body of indium tin oxide

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002226966A (ja) * 2001-02-01 2002-08-14 Nikko Materials Co Ltd 透明電極膜及び同電極膜を形成するためのスパッタリングターゲット
JP2003264307A (ja) * 2002-03-11 2003-09-19 Sharp Corp 薄膜太陽電池及びその製造方法
WO2005019492A1 (ja) * 2003-08-20 2005-03-03 Nikko Materials Co., Ltd. Itoスパッタリングターゲット
JP2006206349A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Tosoh Corp Ito造粒粉末及びito焼結体並びにその製造方法
JP2006206350A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Tosoh Corp Ito造粒粉末及びito焼結体並びにその製造方法
JP4734936B2 (ja) * 2005-01-25 2011-07-27 東ソー株式会社 Ito造粒粉末及びito焼結体並びにその製造方法
JPWO2008012970A1 (ja) * 2006-07-27 2009-12-17 日鉱金属株式会社 リチウム含有遷移金属酸化物ターゲット及びその製造方法並びにリチウムイオン薄膜二次電池
JP2014043598A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Ulvac Japan Ltd InZnO系スパッタリングターゲットの製造方法
JP2015030858A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 株式会社アルバック スパッタリングターゲットの製造方法
KR20170118022A (ko) * 2015-03-27 2017-10-24 제이엑스금속주식회사 원통형 스퍼터링 타겟, 원통형 성형체, 및 원통형 스퍼터링 타겟, 원통형 소결체, 및 원통형 성형체의 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3781878B2 (ja) 2006-05-31
US6121178A (en) 2000-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3781878B2 (ja) Ito焼結体およびitoスパッタリングターゲット
US5071800A (en) Oxide powder, sintered body, process for preparation thereof and targe composed thereof
US20210237153A1 (en) Sintered compact target and method of producing sintered compact
JP4850378B2 (ja) スパッタリングターゲット、透明導電性酸化物、およびスパッタリングターゲットの製造方法
JP4885274B2 (ja) アモルファス複合酸化膜、結晶質複合酸化膜、アモルファス複合酸化膜の製造方法および結晶質複合酸化膜の製造方法
EP2301904B1 (en) Sintered complex oxide, method for producing sintered complex oxide, sputtering target and method for producing thin film
JP4489842B2 (ja) 複合酸化物焼結体、アモルファス複合酸化膜の製造方法、アモルファス複合酸化膜、結晶質複合酸化膜の製造方法及び結晶質複合酸化膜
CN103717779B (zh) Zn-Sn-O系氧化物烧结体及其制造方法
JP6291593B2 (ja) Itoスパッタリングターゲット及びその製造方法並びにito透明導電膜の製造方法
JPH10306367A (ja) スパッタリングターゲット用ZnO−Ga2O3系焼結体およびその製造方法
JPWO2007066490A1 (ja) 酸化ガリウム−酸化亜鉛系スパッタリングターゲット、透明導電膜の形成方法及び透明導電膜
JP2007238375A (ja) ZnO−Al2O3系焼結体、スパッタリングターゲット及び透明導電膜の製造方法
JPH11236219A (ja) ZnO系焼結体およびその製法
WO2014156234A1 (ja) Itoスパッタリングターゲット及びその製造方法
JP2000233969A (ja) Itoスパッタリングターゲットおよび透明導電膜の製造方法
JP4813182B2 (ja) Itoスパッタリングターゲット
JP5907086B2 (ja) 酸化インジウム系の酸化物焼結体およびその製造方法
JP4196805B2 (ja) 酸化インジウム系ターゲットおよびその製造方法
JP4026194B2 (ja) スパッタリングターゲット用ZnO−Ga2O3系焼結体およびその製造方法
JP3030913B2 (ja) Ito焼結体の製造方法
JP2003239063A (ja) 透明導電性薄膜とその製造方法及びその製造に用いるスパッタリングターゲット
JPH05179439A (ja) 酸化インジウム−酸化錫焼結体からなるスパッタリング用ターゲット
JP2904358B2 (ja) Ito焼結体の製造方法
JP7566804B2 (ja) Igzoスパッタリングターゲット
JPH05339721A (ja) 酸化インジウム−酸化錫スパッタリングターゲットの製造法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040206

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090317

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100317

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110317

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120317

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130317

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140317

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term