JPH10158108A - ２４時間風呂の浴槽のぬめり防止法 - Google Patents
２４時間風呂の浴槽のぬめり防止法Info
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- JPH10158108A JPH10158108A JP31599196A JP31599196A JPH10158108A JP H10158108 A JPH10158108 A JP H10158108A JP 31599196 A JP31599196 A JP 31599196A JP 31599196 A JP31599196 A JP 31599196A JP H10158108 A JPH10158108 A JP H10158108A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ２４時間風呂の浴槽のぬめりの発生を防止す
る。 【解決手段】 投入後８時間以内に抗菌活性が１／１０
以下に失活する抗菌剤を浴槽に投入することによる２４
時間風呂の浴槽のぬめり防止法；及び当該抗菌剤を有効
成分とする２４時間風呂の浴槽のぬめり防止剤。
る。 【解決手段】 投入後８時間以内に抗菌活性が１／１０
以下に失活する抗菌剤を浴槽に投入することによる２４
時間風呂の浴槽のぬめり防止法；及び当該抗菌剤を有効
成分とする２４時間風呂の浴槽のぬめり防止剤。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は２４時間風呂の浴槽
に発生するぬめりを防止する方法に関する。
に発生するぬめりを防止する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】２４時間風呂、別名循環温浴器は、浴槽
の湯を浄化装置、殺菌装置及び保温ヒーターを介して循
環させることにより、湯のリサイクル及び随時入浴を可
能とする風呂である。この２４時間風呂は循環する浴水
が浄化、殺菌されることから清潔感がある、風呂掃除が
ほとんど不要になる、節水できるなどの利点があること
から、一般家庭に近年急速に普及している。
の湯を浄化装置、殺菌装置及び保温ヒーターを介して循
環させることにより、湯のリサイクル及び随時入浴を可
能とする風呂である。この２４時間風呂は循環する浴水
が浄化、殺菌されることから清潔感がある、風呂掃除が
ほとんど不要になる、節水できるなどの利点があること
から、一般家庭に近年急速に普及している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浴水の
喫水付近の浴槽内内側面や浴槽内で浴水が循環しにくい
部位にぬめりが生じるという問題がある。当該ぬめりの
発生は清潔感を特長の一つとしている２４時間風呂にと
って極めて重大な問題である。
喫水付近の浴槽内内側面や浴槽内で浴水が循環しにくい
部位にぬめりが生じるという問題がある。当該ぬめりの
発生は清潔感を特長の一つとしている２４時間風呂にと
って極めて重大な問題である。
【０００４】従って、本発明の目的は２４時間風呂の浴
槽のぬめりの発生を効率良く防止する方法を提供するも
のである。
槽のぬめりの発生を効率良く防止する方法を提供するも
のである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は２４時
間風呂の浴槽のぬめりの発生と浴湯の性質について種々
検討したところ、循環した浴湯は充分に浄化、殺菌され
ているものの、浴槽中での浴湯の滞留により浴槽の内壁
面上で短時間のうちに微生物が増殖することからぬめり
が発生するという知見を得た。当該ぬめりの発生を防止
するには浴槽に抗菌剤を投入すればよいが、かくすると
２４時間風呂の浴水の浄化には微生物が利用されている
場合が多く、投入した抗菌剤により浄化用微生物が死滅
してしまう。そこで本発明者はさらに検討した結果、投
入後８時間以内に抗菌活性が１／１０以下に失活する抗
菌剤を用いれば、浄化用微生物を死滅させず、かつ浴槽
のぬめりが防止できることを見出し、本発明を完成する
に至った。
間風呂の浴槽のぬめりの発生と浴湯の性質について種々
検討したところ、循環した浴湯は充分に浄化、殺菌され
ているものの、浴槽中での浴湯の滞留により浴槽の内壁
面上で短時間のうちに微生物が増殖することからぬめり
が発生するという知見を得た。当該ぬめりの発生を防止
するには浴槽に抗菌剤を投入すればよいが、かくすると
２４時間風呂の浴水の浄化には微生物が利用されている
場合が多く、投入した抗菌剤により浄化用微生物が死滅
してしまう。そこで本発明者はさらに検討した結果、投
入後８時間以内に抗菌活性が１／１０以下に失活する抗
菌剤を用いれば、浄化用微生物を死滅させず、かつ浴槽
のぬめりが防止できることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【０００６】すなわち、本発明は、投入後８時間以内に
抗菌活性が１／１０以下に失活する抗菌剤を浴槽に投入
することを特徴とする２４時間風呂の浴槽のぬめり防止
法を提供するものである。
抗菌活性が１／１０以下に失活する抗菌剤を浴槽に投入
することを特徴とする２４時間風呂の浴槽のぬめり防止
法を提供するものである。
【０００７】また、本発明は投入後８時間以内に抗菌活
性が１／１０以下に失活する抗菌剤を有効成分とする２
４時間風呂の浴槽のぬめり防止剤を提供するものであ
る。
性が１／１０以下に失活する抗菌剤を有効成分とする２
４時間風呂の浴槽のぬめり防止剤を提供するものであ
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる抗菌剤は、浴
槽の浴湯に投入後８時間以内に抗菌活性が１／１０以下
に失活するものであれば、浴槽内のぬめりを防止し、か
つ２４時間風呂の浄化用微生物を死滅させることがない
が、投入後８〜１５時間で抗菌活性が１／１０以下に失
活するものがより好ましい。このような抗菌剤の例とし
ては、塩素系殺菌剤では塩化シアヌル酸、次亜塩素酸ナ
トリウム、酸素系殺菌剤としては過炭酸ナトリウム、硫
黄系殺菌剤としては二酸化チオ尿素等が挙げられ、この
うち塩化シアヌル酸が特に好ましい。
槽の浴湯に投入後８時間以内に抗菌活性が１／１０以下
に失活するものであれば、浴槽内のぬめりを防止し、か
つ２４時間風呂の浄化用微生物を死滅させることがない
が、投入後８〜１５時間で抗菌活性が１／１０以下に失
活するものがより好ましい。このような抗菌剤の例とし
ては、塩素系殺菌剤では塩化シアヌル酸、次亜塩素酸ナ
トリウム、酸素系殺菌剤としては過炭酸ナトリウム、硫
黄系殺菌剤としては二酸化チオ尿素等が挙げられ、この
うち塩化シアヌル酸が特に好ましい。
【０００９】この抗菌剤の投入量は、浴槽内壁面付近の
微生物を殺菌できる量であれば特に制限されないが、通
常浴湯１リットルあたり０．０１〜１０ｇ程度、特に
０．１〜３ｇ程度が好ましい。
微生物を殺菌できる量であれば特に制限されないが、通
常浴湯１リットルあたり０．０１〜１０ｇ程度、特に
０．１〜３ｇ程度が好ましい。
【００１０】また、かかる抗菌剤の投入方法としては、
連続して投入せず、５〜５００時間に１回の割合で投入
するのが好ましい。投入手段は手で投入してもよいが、
タイマーをセットして自動的に５〜５００時間毎に投入
してもよい。
連続して投入せず、５〜５００時間に１回の割合で投入
するのが好ましい。投入手段は手で投入してもよいが、
タイマーをセットして自動的に５〜５００時間毎に投入
してもよい。
【００１１】抗菌剤は直接浴槽中に投入してもよいが、
賦形剤、香料等とともに錠剤、顆粒際等の形態に製剤化
して用いてもよい。
賦形剤、香料等とともに錠剤、顆粒際等の形態に製剤化
して用いてもよい。
【００１２】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるもので
はない。
するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるもので
はない。
【００１３】実施例１ ２４時間風呂（浄化装置として、微生物処理器；保温ヒ
ーターとして電気ヒーター；殺菌装置としてオゾン発生
装置を採用したもの。浴槽：プラスチック製、容量２０
０リットル）を運転し、４人家族が毎日１回ずつ入浴し
た。運転開始１日目〜３日目までは浴槽にぬめりは生じ
なかったが、４日目ごろからぬめりが生じるようになっ
た。
ーターとして電気ヒーター；殺菌装置としてオゾン発生
装置を採用したもの。浴槽：プラスチック製、容量２０
０リットル）を運転し、４人家族が毎日１回ずつ入浴し
た。運転開始１日目〜３日目までは浴槽にぬめりは生じ
なかったが、４日目ごろからぬめりが生じるようになっ
た。
【００１４】上記と同様な条件で２４時間風呂を運転
し、入浴した。運転開始２日目から２４時間毎に塩化シ
アヌル酸を１回０．３ｇ、浴湯中に投入した。そして、
浴槽のぬめりを観察したところ、４日目になってもぬめ
りは観察されなかった。その後同様に７２時間毎に、１
回ずつ０．３ｇを投入して入浴を続けたが７日目になっ
てもぬめりは観察されず、また浴水の浄化性能は低下し
なかった。
し、入浴した。運転開始２日目から２４時間毎に塩化シ
アヌル酸を１回０．３ｇ、浴湯中に投入した。そして、
浴槽のぬめりを観察したところ、４日目になってもぬめ
りは観察されなかった。その後同様に７２時間毎に、１
回ずつ０．３ｇを投入して入浴を続けたが７日目になっ
てもぬめりは観察されず、また浴水の浄化性能は低下し
なかった。
【００１５】実施例２ 実施例１において抗菌剤として用いた塩化シアヌル酸
０．３ｇを過炭酸ナトリウム０．５ｇに代えた以外は、
実施例１と同様にして浴槽のぬめりを観察したところ、
実施例１と同様の結果が得られた。
０．３ｇを過炭酸ナトリウム０．５ｇに代えた以外は、
実施例１と同様にして浴槽のぬめりを観察したところ、
実施例１と同様の結果が得られた。
【００１６】実施例３ 実施例１において抗菌剤として用いた塩化シアヌル酸
０．３ｇを二酸化チオ尿素０．３ｇに代えた以外は実施
例１と同様にして浴槽のぬめりを観察したところ、実施
例１と同様の結果が得られた。
０．３ｇを二酸化チオ尿素０．３ｇに代えた以外は実施
例１と同様にして浴槽のぬめりを観察したところ、実施
例１と同様の結果が得られた。
【００１７】
【発明の効果】本発明方法によれば、２４時間風呂の浴
槽内のぬめりの発生を長期間防止し、清潔に入浴するこ
とができる。
槽内のぬめりの発生を長期間防止し、清潔に入浴するこ
とができる。
Claims (3)
- 【請求項１】 投入後８時間以内に抗菌活性が１／１０
以下に失活する抗菌剤を浴槽に投入することを特徴とす
る２４時間風呂の浴槽のぬめり防止法。 - 【請求項２】 抗菌剤が、塩素系殺菌剤、酸素系殺菌
剤、硫黄系殺菌剤から選ばれるものである請求項１記載
のぬめり防止法。 - 【請求項３】 投入後８時間以内に抗菌活性が１／１０
以下に失活する抗菌剤を有効成分とする２４時間風呂の
浴槽のぬめり防止剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31599196A JP3723649B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | ２４時間風呂の浴槽のぬめり防止法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31599196A JP3723649B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | ２４時間風呂の浴槽のぬめり防止法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10158108A true JPH10158108A (ja) | 1998-06-16 |
| JP3723649B2 JP3723649B2 (ja) | 2005-12-07 |
Family
ID=18072031
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31599196A Expired - Fee Related JP3723649B2 (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | ２４時間風呂の浴槽のぬめり防止法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3723649B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100330274B1 (ko) * | 2000-03-15 | 2002-04-01 | 서상동 | 저온반응형 직물항균가공제 및 그 제조방법과직물항균가공방법 |
-
1996
- 1996-11-27 JP JP31599196A patent/JP3723649B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100330274B1 (ko) * | 2000-03-15 | 2002-04-01 | 서상동 | 저온반응형 직물항균가공제 및 그 제조방법과직물항균가공방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3723649B2 (ja) | 2005-12-07 |
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