JPH10154045A - 画像データ供給装置 - Google Patents

画像データ供給装置

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JPH10154045A
JPH10154045A JP8330390A JP33039096A JPH10154045A JP H10154045 A JPH10154045 A JP H10154045A JP 8330390 A JP8330390 A JP 8330390A JP 33039096 A JP33039096 A JP 33039096A JP H10154045 A JPH10154045 A JP H10154045A
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JP
Japan
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image data
disk
file
image
data
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JP8330390A
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English (en)
Inventor
Katsuya Yamaguchi
勝也 山口
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部メモリとして構成されたイメージングメ
モリを用いることなく、高速に大量の画像データを供給
する。 【解決手段】 この発明による画像データ供給装置は、
画像データを格納するための画像データ記憶用ディスク
と、画像データを前記画像データ記憶用ディスクに書き
込む際に、所定の単位の画像データファイル毎に、前記
画像データ記憶用ディスク内の連続した物理ブロックに
書き込む書込手段と、前記画像データ記憶用ディスクに
格納された各画像データファイルの格納位置を示す格納
情報を記憶する格納情報記憶手段と、前記格納情報に従
って、各画像データファイルを前記画像データ記憶用デ
ィスク内の前記連続した物理ブロックから読み出す読出
手段と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像データを供
給するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータ技術の進展により、
印刷の要求に応じて画像データから画像を直接印刷する
デジタル印刷機システム(オンデマンド印刷機システ
ム、無版印刷機システムとも呼ばれる)が開発されてき
ている。デジタル印刷機システムで印刷を行う際には、
まず、例えばページ記述言語で記述された画像のデータ
をRIP処理(ラスタイメージプロセッシング処理)す
ることによってラスタデータを作成する。そして、この
ラスタデータをイメージングヘッドに供給して、印刷画
像を形成する。
【0003】一般に、RIP処理は比較的長い処理時間
を要する。一方、イメージングヘッドによる印刷画像の
形成は比較的高速であり、短時間で終了する。そこで、
従来のデジタル印刷機システムでは、1ページ分のラス
タデータを高速にイメージングヘッドに供給するため
に、内部メモリであるイメージングメモリを設けてお
き、イメージングメモリからラスタデータを読み出しつ
つイメージングヘッドに供給するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、印刷用のラス
タデータはデータ量が膨大であるため、従来の技術で
は、イメージングメモリとして大容量のRAMを用いる
必要があった。例えば、800dpiの解像度でA4サ
イズの1ページ分のモノクロ画像を表すラスタデータ
は、約8Mバイトのデータ量となり、4色のカラー画像
では約32Mバイトにもなる。従来は、イメージングヘ
ッドにデータを高速に供給するために、大量の画像デー
タ(ラスタデータ)を記憶できるイメージングメモリを
実装しなければならなかった。
【0005】上述のような問題は、デジタル印刷機シス
テムに限らず、大容量の画像データを高速に供給する場
合に共通する問題であった。
【0006】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、内部メモリとし
て構成されたイメージングメモリを用いることなく、高
速に大量の画像データを供給することのできる技術を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、この発明に
よる装置は、画像データを供給するための装置であっ
て、画像データを格納するための画像データ記憶用ディ
スクと、画像データを前記画像データ記憶用ディスクに
書き込む際に、所定の単位の画像データファイル毎に、
前記画像データ記憶用ディスク内の連続した物理ブロッ
クに書き込む書込手段と、前記画像データ記憶用ディス
クに格納された各画像データファイルの格納位置を示す
格納情報を記憶する格納情報記憶手段と、前記格納情報
に従って、各画像データファイルを前記画像データ記憶
用ディスク内の前記連続した物理ブロックから読み出す
読出手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】各画像データファイルを、画像データ記憶
用ディスク内の連続した物理ブロックに格納するので、
その書き込みと読み出しを高速に実行することができ
る。すなわち、内部メモリとして構成されたイメージン
グメモリを用いることなく、画像データ記憶用ディスク
を用いて、高速に大量の画像データを供給することがで
きる。
【0009】上記の画像データ供給装置において、前記
画像データはラスタデータであり、前記所定の単位の画
像データファイルは1ページ分の画像を表すラスタデー
タであることが好ましい。例えば、画像データ記憶用デ
ィスクから読み出したラスタデータを、印刷実行用のイ
メージングヘッドに供給すれば、そのまま印刷を実行す
ることができる。
【0010】また、前記画像データ記憶用ディスクは、
画像データファイルと、前記画像データファイルに関連
する管理情報とを格納するための専用の記憶媒体である
ことが好ましい。こうすれば、汎用のディスクを用いる
場合に比べて、画像データファイルをより高速に読み書
きすることができる。
【0011】また、上記の画像データ供給装置におい
て、前記書込手段は、前記画像データファイルを格納す
るために必要なブロック数に応じて、前記画像データ記
憶用ディスク内の画像データ記憶領域の先頭の物理ブロ
ックから順に、前記ブロック数以上の連続した未使用の
物理ブロックを検索する手段を備えることが好ましい。
【0012】こうすれば、画像データ記憶領域のなるべ
く先頭近くに画像データファイルを格納できるので、そ
の書き込みと読出しをより高速に実行することができ
る。
【0013】上記の画像データ供給装置において、前記
書込手段は、前記画像データを圧縮して圧縮画像データ
を生成する圧縮手段と、前記圧縮画像データを前記画像
データ記憶用ディスクに書き込む手段と、を備え、前記
読出手段は、前記画像データ記憶用ディスクから読み出
された前記圧縮画像データを伸長する伸長手段を備える
ことが好ましい。
【0014】こうすれば、画像データ記憶用ディスクに
おけるデータの書き込みと読み出しを、より高速に行う
ことができる。
【0015】
【発明の他の態様】この発明は、以下のような他の態様
も含んでいる。第1の態様は、コンピュータに上記の発
明の各工程または各手段の機能を実行させるコンピュー
タプログラムを記録した記録媒体である。記録媒体とし
ては、フレキシブルディスクやCD−ROMなどのコン
ピュータが読取り可能な携帯型の記憶媒体や、コンピュ
ータシステムの内部記憶装置(RAMやROMなどのメ
モリ)および外部記憶装置、あるいは、これ以外のコン
ピュータプログラムが記録された媒体であってコンピュ
ータシステムが読取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0016】第2の態様は、コンピュータに上記の発明
の各工程または各手段の機能を実行させるコンピュータ
プログラムを通信経路を介して供給するプログラム供給
装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づき説明する。図1は、この発明の第1実施例で
あるデジタル印刷機システムの構成を示すブロック図で
ある。このデジタル印刷機システムは、画像編集ステー
ション20と、画像出力ステーション30とを備えてい
る。画像編集ステーション20は、種々の画像処理を行
うコンピュータシステムである。画像出力ステーション
30は、画像編集ステーション20から与えられた画像
データに基づいて、その画像を印刷する装置である。
【0018】画像出力ステーション30は、ラスタイメ
ージプロセッサ(RIP)32と、CPU34と、メイ
ンメモリ36と、ディスクインタフェイス38と、ディ
スクインタフェイス38に接続された画像データ記憶用
ディスク40および汎用ディスク42と、FIFOバッ
ファ44と、イメージングヘッド46とを備えている。
ラスタイメージプロセッサ32は、インタフェイス50
を介して画像編集ステーション20に接続されている。
【0019】CPU60は、メインメモリ36に記憶さ
れたコンピュータプログラムを実行することによって、
画像データ書込手段60と、画像データ読出手段62と
を含む種々の機能を実現する。なお、画像データ書込手
段60と画像データ読出手段62の機能は、汎用ディス
ク42に格納されるデータファイルを管理するためのフ
ァイルシステムとは別個の、画像データ専用のファイル
システム(デバイスドライバ)として構成されている。
このような専用ファイルシステムの機能を実現するコン
ピュータプログラムは、フロッピディスクやCD−RO
M等の携帯型の記憶媒体(可搬型の記憶媒体)から汎用
ディスク42に転送されて格納され、実行時にはメイン
メモリ36に記憶される。また、このようなコンピュー
タプログラムを、通信経路を介してプログラム供給装置
から画像出力ステーション30に供給するようにするこ
とも可能である。
【0020】なお、この発明において、「記録媒体」と
は、上述した携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAM
やROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハード
ディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装
置も含んでいる。すなわち、この発明の「記録媒体」
は、コンピュータが読取り可能な媒体であって、コンピ
ュータプログラムを記録した種々の媒体を含んでいる。
【0021】図2は、画像編集ステーション20から与
えられた画像データをラスタデータに変換して画像デー
タ記憶用ディスク40に格納する処理の手順を示すフロ
ーチャートである。ユーザが画像編集ステーション20
において1つの印刷ジョブ(画像を印刷する作業)の実
行を指示すると、画像編集ステーション20から画像出
力ステーション30に、印刷ジョブに含まれる複数ペー
ジ分の画像データが転送される。この実施例では、画像
編集ステーション20から画像出力ステーション30に
与えられる画像データが、ページ記述言語(PDL)の
形式を有しているものと仮定している。
【0022】図2のステップS1では、ラスタイメージ
プロセッサ32が、画像編集ステーション20からイン
タフェイス50を介して与えられた1ページ分のPDL
データを取り込む。ラスタイメージプロセッサ32は、
ステップS2においてそのPDLデータをラスタデータ
に変換する処理を実行する。この1ページ分のラスタデ
ータは、以下に説明するように、画像データ記憶用ディ
スク40内の連続した物理ブロックに格納される。
【0023】まず、ステップS3では、画像データ書込
手段60が、ラスタデータを格納するための画像データ
記憶用ディスク40内のブロックを獲得するとともに、
その格納情報をテーブル(後述する)に登録する。
【0024】図3は、格納情報を登録するためのファイ
ル対応テーブル70とブロック使用テーブル72の内容
を示す説明図である。画像データ記憶用ディスク40内
の記憶媒体である1枚のディスクは、図3(C)に示す
ように、同心円上に複数のトラックに分割されており、
各トラックはさらに複数の物理ブロックに区分されてい
る。各物理ブロックには、その位置を示すブロックアド
レスが割り当てられている。なお、ディスクの外周に近
いトラックは、中心に近いトラックに比べて物理ブロッ
クの数が多い。ディスクは一定の回転数で回転している
ので、一般に、ディスクの外周に近い物理ブロックほど
データの読み書きが早い。1つの物理ブロックは、例え
ば32Kバイトの容量を有している。800dpiでA
4サイズの1ページ分の画像を表す1色分のラスタデー
タのデータ量は、約8Mバイトである。従って、この1
ページ分のデータファイルは、約256個の連続した物
理ブロックに格納される。なお、以下では、ディスクの
物理ブロックのことを、単に「ブロック」とも呼ぶ。
【0025】図3(A)に示すファイル対応テーブル7
0には、画像データ記憶用ディスク40内に格納された
各画像データファイルのファイル名と、その格納位置を
示す情報(先頭ブロックのブロックアドレスと、ブロッ
ク長(ブロック数))が登録されている。ここで、1つ
の画像データファイルは、所定の単位の画像を表すラス
タデータである。この実施例では、1ページ分の画像を
表すラスタデータが1つの画像データファイルを構成し
ている。図3(B)に示すブロック使用テーブル72に
は、画像データ記憶用ディスク40内のすべてのブロッ
クについて、有効なデータが格納されているか否かを示
すフラグが設定されている。すなわち、有効なデータが
格納されているブロックに対してはフラグの値「1」が
設定されており、有効なデータが格納されていないブロ
ックに対してはフラグの値「0」が設定されている。
【0026】図3(B)に示すブロック使用テーブル7
2には、画像データ記憶用ディスク40内の画像データ
記憶領域(図示せず)の各ブロックに関して、データが
格納済み(使用中)であるか、未格納(未使用)である
かを示すフラグが登録されている。
【0027】図3(A)の例では、ファイル対応テーブ
ル70に3つのファイルF1,F2,F3に関する格納
情報が登録されている。例えば、第1のファイルF1
は、先頭ブロックのブロックアドレスが0であり、その
ブロック長は7である。ブロック使用テーブル72に
は、これに対応して、ブロックアドレスが0から7まで
の7つのブロックの位置に、格納済み(使用中)である
ことを示すフラグの値「1」が設定されている。他のフ
ァイルF2,F3に関しても同様である。これ以外のブ
ロックにはファイルが格納されていないので、未格納
(未使用)であることを示すフラグの値「0」が設定さ
れている。
【0028】なお、ファイル対応テーブル70とブロッ
ク使用テーブル72は、図1に示すように、メインメモ
リ36に記憶されている。これらのテーブル70,72
は、画像データ記憶用ディスク40内に設けられた管理
情報記憶領域(図示せず)にも格納されている。管理情
報記憶領域には、これらのテーブル70,72の他に、
格納されている画像データファイルに関する種々の管理
情報(日付等)が格納されている。なお、ファイル対応
テーブル70,72を画像データ記憶用ディスク40内
に格納せずに、メインメモリ36内にのみ、一時的に形
成するようにしてもよい。これとは逆に、ファイル対応
テーブル70,72をメインメモリ36に転送せずに、
画像データ記憶用ディスク40内にのみ格納するように
してもよい。
【0029】図3(A),(B)の状態から、次のファ
イルF4を画像データ記憶用ディスク40に格納する際
には、これらのテーブル70,72の登録内容が図3
(D),(E)のように変更される。まず、画像データ
書込手段60は、ファイルF4を格納するために必要な
ブロック数に基づいて、ブロック使用テーブル72の登
録内容を調べ、このファイルF4を格納すべきブロック
位置を決定する。このファイルF4の必要ブロック数
は、8個である。画像データ書込手段60は、ブロック
使用テーブル72の登録内容を、ディスクの先頭ブロッ
クから順に調べてゆき、8つ以上の連続した未使用のブ
ロックを検索する。ここで、ブロックアドレスnの小さ
い方から検索を実行するのは、ブロックアドレスnの値
が小さい方がディスクの外周部に近く、このため、より
高速にデータの書込みと読出しを行えるからである。
【0030】なお、図3(B)の例では、画像データ記
憶領域の先頭ブロックのブロックアドレスnを0として
いるが、ディスクの先頭付近のブロックは管理情報記憶
領域として利用されることが多い。この時、画像データ
記憶領域の実際のブロックアドレスnは1よりも大きな
値となるが、画像データ記憶領域の先頭のブロックから
検索を行うことには代わりがない。
【0031】なお、未使用ブロックの検索は、ブロック
使用テーブル72の代わりに(またはブロック使用テー
ブル72とともに)ファイル対応テーブル70を使用し
て行うことも可能である。
【0032】図3(B)の状態では、連続した8つ以上
の未使用ブロックを確保できるのは、ブロックアドレス
nが20以降の部分である。そこで、画像データ書込手
段60は、ファイル対応テーブル70に、ファイルF4
に関して、格納位置の先頭ブロックのブロックアドレス
(=20)を登録するとともに、そのブロック長(=
8)を登録する。また、ブロック使用テーブル72に
は、ファイルF4を格納するブロックの位置において、
フラグの値を1に設定する。
【0033】図2のステップS4では、ラスタデータの
ファイルF4が画像データ記憶用ディスク40内に格納
される。具体的には、画像データ書込手段60が、ディ
スクインタフェイス38に格納位置の先頭ブロックを指
定して、格納すべきラスタデータファイルF4を与え
る。ディスクインタフェイス38は、これに応じて画像
データ記憶用ディスク40へのラスタデータファイルF
4の格納を実行する。
【0034】図4は、図3(A),(B)の状態から第
2のファイルF2を新たなデータとして格納しなおす場
合のテーブルの登録内容の変化を示す説明図である。ま
ず、図3(A),(B)の状態から第2のファイルF2
を削除すると、図4(A),(B)に示すようにテーブ
ル70,72の登録内容が変更される。すなわち、ファ
イル対応テーブル70からは、削除されるファイルF2
の登録内容が消去される。また、ブロック使用テーブル
72では、削除されるファイルF2が格納されていたブ
ロック位置におけるフラグの値が「0」に変更される。
この後、新たなファイルF2NEWが格納される際に
は、そのファイルF2NEWに関する格納情報が、図4
(C),(D)に示すように登録される。このファイル
F2NEWは、9ブロック分の容量を必要とする。この
時、図4(B)に示すブロック使用テーブル72におい
て、9ブロック分の領域を連続的に確保できるのは、ブ
ロックアドレスnが20以降の部分である。そこで、こ
の新たなデータファイルF2NEWは、ブロックアドレ
スn=20を先頭ブロックする連続した9つのブロック
に格納される。
【0035】図2のステップS5では、画像データ書込
手段60が、実行中の印刷ジョブに含まれているすべて
のページのラスタデータファイルの格納が終了したか否
かを判断する。終了していなければ、ステップS1に戻
り、すべてのページのデータファイルの格納が終了する
まで、上述したステップS1〜S4の処理を繰り返し実
行する。
【0036】上述したように、各データファイルを連続
した物理ブロックに格納するようにすれば、データファ
イルの書込み動作において、書込ヘッドのシークのため
の待ち時間が発生しない。従って、連続していないブロ
ックに分散して書き込む場合に比べて、高速に書き込む
ことができる。
【0037】こうして、1つの印刷ジョブのすべてのペ
ージのラスタデータファイルが画像データ記憶用ディス
ク40に格納されると、画像データ読出手段62によっ
て、印刷データの出力が実行される。
【0038】図5は、印刷データ出力の手順を示すフロ
ーチャートである。画像データ読出手段62は、まず、
ステップ11において、先頭の1ページ分のデータファ
イルが格納されているブロックの格納情報をファイル対
応テーブル70から獲得する。例えば図3(A)におい
て、1ページ目のファイルF1の先頭ブロックのブロッ
クアドレスは0であり、そのブロック長は7である。図
5のステップS12では、これらの格納情報に従って、
画像データ読出手段62が画像データ記憶用ディスク4
0からデータファイルF1を読み出す。具体的には、画
像データ読出手段62が、ディスクインタフェイス38
に格納位置の先頭ブロックとブロック長とを指定して、
データを読出すべきことを指示すると、ディスクインタ
フェイス38が画像データ記憶用ディスク40からのデ
ータファイルの読出しを実行する。
【0039】ステップS13では、画像データ読出手段
62が、読み出したラスタデータをFIFOバッファ4
4に書き込む。FIFOバッファ44に書き込まれたラ
スタデータは、ステップS14において、イメージング
ヘッド46に転送される。イメージングヘッド46は、
転送されてきたラスタデータに従って、画像記録媒体
(例えば印刷用紙)上に画像を記録する。FIFOバッ
ファ44は、数キロバイトの容量を有しており、イメー
ジングヘッド46に対して一定のデータ供給速度でデー
タを転送するためのバッファ(緩衝手段)として機能す
る。イメージングヘッド46が一定のデータ供給速度を
要求しない場合には、FIFOバッファ44を省略する
こともできる。
【0040】1つの印刷ジョブが、複数冊子の印刷物を
作成する処理である場合には、冊子の数だけ図5のステ
ップS11〜S14が繰り返される。なお、ステップS
12〜S14は、並列に実行することも可能である。す
なわち、画像データ記憶用ディスク40からのラスタデ
ータの読み出しと、FIFOバッファ44への転送と、
イメージングヘッド46による印刷とを平行に実行する
こともできる。
【0041】こうして、印刷ジョブのすべてのページの
印刷が終了すると、その印刷ジョブのラスタデータは、
画像データ記憶用ディスク40から消去される。具体的
には、ファイル対応テーブル70とブロック使用テーブ
ル72の登録内容が削除されて初期化される。こうすれ
ば、次の印刷ジョブのラスタデータを、画像データ記憶
用ディスク40内のブロックアドレスの先頭側から順に
格納することができる。
【0042】上記の実施例では、各ページのラスタデー
タは、画像データ記憶用ディスク40内の連続した物理
ブロックに格納されているので、書込み時に限らず、読
出し時にも、ディスクヘッドのシークに要する無駄時間
が無い。このため、ディスクインタフェイス38の最大
データ転送速度にほぼ等しい速度でデータを転送するこ
とができる。通常のSCSIインタフェイスを用いた場
合には、最大データ転送速度は約8Mバイト/秒であ
る。例えば、イメージングヘッド46において、800
dpiの解像度のA4サイズの画像を60ページ/分で
印刷することを想定すると、ラスタデータの必要データ
転送速度は約7Mバイト/秒となり、実施例のデータ転
送速度の約8Mバイト/秒はこれを上回る。従って、デ
ィスクインタフェイス38から読み出したラスタデータ
をイメージングヘッド46にそのまま転送しつつ、転送
されたラスタデータに従って印刷画像の生成をページ順
次に行うことが可能である。冊子の場合はこの動作を必
要部数分繰り返す。
【0043】一方、コンピュータのOS(オペレーティ
ングシステム)の機能の一部である汎用のファイルシス
テムを用いた場合には、磁気ディスクにおけるデータ転
送速度は約3Mバイト/秒である。従って、ディスクか
らラスタデータを読み出しつつイメージングヘッド46
に供給して印刷を実行することは不可能である。このた
め、従来は、バスに接続された内部メモリとして構成さ
れたイメージングメモリを設け、イメージングメモリに
ラスタデータを一旦記憶するようにしていた。上記実施
例では、このイメージングメモリのような内部メモリを
必要としないので、画像出力ステーション30の構成が
簡易になり、また、コストを低減することもできるとい
う利点がある。
【0044】なお、画像データ記憶用ディスク40は、
外部記憶装置として画像出力ステーション30に設けら
れているので、必要に応じて容易にその容量を増加する
ことができるという利点がある。例えば、4個×4Gバ
イトのディスクアレイを使用すれば、16Gバイトの容
量を得ることができる。このように、大容量のディスク
アレイを用いれば、多数のページを有する冊子を1つの
印刷ジョブとして1度に実行することができるという利
点がある。
【0045】図6は、この発明の第2実施例であるデジ
タル印刷機システムの構成を示すブロック図である。第
2実施例の画像出力ステーション30aは、図1に示す
第1実施例の画像出力ステーション30に、圧縮プロセ
ッサ80と、伸長プロセッサ82と、DMAコントロー
ラ84とを追加した構成を有している。第2実施例で
は、ラスタイメージプロセッサ32によって作成された
ラスタデータが、圧縮プロセッサ80によって圧縮され
た後に画像データ記憶用ディスク40に格納される。圧
縮のアルゴリズムとしては、LZ(レンペル−ジフ)符
号や、ハフマン符号などの、種々の可逆圧縮アルゴリズ
ムを採用することができる。圧縮ラスタデータが画像デ
ータ記憶用ディスク40に格納される際には、第1実施
例と同様に、所定の単位(例えば1ページ分)の各圧縮
ラスタデータファイルが、連続した物理ブロックに格納
される。画像データ記憶用ディスク40から読み出され
た圧縮ラスタデータは、伸長プロセッサ82によって伸
長されて、FIFOバッファ44に供給される。
【0046】DMAコントローラ84は、CPU34の
代わりに、画像データ記憶用ディスク40への圧縮ラス
タデータの書き込みや読み出し動作を制御する。すなわ
ち、DMAコントローラ84は、第1実施例における画
像データ書込手段60と画像データ読出手段62の機能
を実行している。DMAコントローラ84を用いれば、
CPU34よりもさらに高速にデータ転送を行うことが
できる。なお、DMAコントローラ84を、図1に示す
第1実施例のデジタル印刷機システムに設けるようにす
ることも可能である。
【0047】第2実施例では、ラスタデータを圧縮して
画像データ記憶用ディスク40に格納するので、画像デ
ータ記憶用ディスク40におけるデータ転送時間を、圧
縮率に応じて短縮することができる。例えば、圧縮によ
ってラスタデータのデータ量を1/5に低減すれば、画
像データ記憶用ディスク40におけるデータ転送時間を
1/5に短縮することができる。
【0048】上記のデータ圧縮による転送時間短縮の効
果は、特にカラー画像を印刷する場合に顕著である。カ
ラー画像を印刷する場合には、印刷用の複数の基本色
(例えばCMYKの4色)のラスタデータが用いられ
る。第2実施例の構成を用いるようにすれば、各基本色
分の圧縮ラスタデータを画像データ記憶用ディスク40
から順次読み出しつつ、イメージングヘッド46に伸長
されたラスタデータを供給して、カラー画像を印刷する
ことが可能である。例えば、イメージングヘッド46に
おいて、800dpiの解像度のA4サイズの4色刷り
のカラー画像を60ページ/分で印刷することを想定す
ると、未圧縮のラスタデータの必要データ転送速度は約
30Mバイト/秒となるが、1/5に圧縮された圧縮ラ
スタデータでは、その必要データ転送速度は約6Mバイ
ト/秒となる。第2実施例の構成においてディスクイン
タフェイス38としてSCSIインタフェイスを用いた
場合には、そのデータ転送速度は約8Mバイト/秒なの
で、4色刷りのカラー画像を印刷することができる。
【0049】なお、カラー画像を印刷する場合に、基本
色の数に対応した複数の画像データ記憶用ディスク40
と複数のFIFOバッファ44と複数のイメージングヘ
ッド46とを設けておき、各基本色に関して並列に印刷
動作を行うようにすることも可能である。こうすれば、
さらに高速に印刷を実行することができる。
【0050】なお、この発明は上記の実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
【0051】(1)上記実施例では、1ページ分のラス
タデータを格納時の1単位のファイルとして取り扱い、
各ファイルを連続した物理ブロックに格納していたが、
格納の1単位をこれ以外の値とすることも可能である。
例えば、1/2ページ分を1単位としたり、2ページ分
を1単位とすることも可能である。
【0052】(2)画像データ記憶用ディスク40とし
ては、磁気ディスクの他に、RAMディスクや光磁気デ
ィスクなどのような、他の種類の記憶媒体も利用するこ
とができる。但し、画像データ記憶用ディスク40は、
比較的高速で大容量を有することが好ましいので、この
意味では磁気ディスクが好ましい。一方、画像データ記
憶用ディスク40は、高いデータ転送速度を有すること
が好ましいので、この意味ではRAMディスクが好まし
い。画像データ記憶用ディスク40として磁気ディスク
を用いる場合には、大容量のディスクアレイを用いるこ
とが特に好ましい。
【0053】(3)上記の各実施例において、ソフトウ
ェアで実現されていた手段や機能の少なくとも一部をハ
ードウェアで実現することもできる。また、反対に、ハ
ードウェアで実現されていた手段や機能の少なくとも一
部をソフトウェアで実現することもできる。例えば、ラ
スタイメージプロセッサ32と、圧縮プロセッサ80
と、伸長プロセッサ82の機能をコンピュータプログラ
ムで実現することも可能である。
【0054】(4)上記実施例では、1つの印刷ジョブ
のすべてのページのラスタデータが画像データ記憶用デ
ィスク40に格納された後に、図5に示す印刷データの
出力が開始されていた。しかし、所定量のページ(例え
ば10ページ分)のラスタデータが画像データ記憶用デ
ィスク40に格納された時に、印刷データの出力を開始
するようにしてもよい。この場合には、画像データ記憶
用ディスク40へのデータの書き込みと、画像データ記
憶用ディスク40からのデータの読み出しとが平行に行
われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるデジタル印刷機シ
ステムの構成を示すブロック図。
【図2】ラスタデータを画像データ記憶用ディスク40
に格納する処理の手順を示すフローチャート。
【図3】2種類のテーブルデータ(ファイル対応テーブ
ル70およびブロック使用テーブル72)の登録内容を
示す説明図。
【図4】第2のファイルF2を新たなデータとして格納
しなおす場合のテーブルの登録内容の変化を示す説明
図。
【図5】印刷データ出力の手順を示すフローチャート。
【図6】この発明の第2実施例であるデジタル印刷機シ
ステムの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
20…画像編集ステーション 30…画像出力ステーション 32…ラスタイメージプロセッサ 34…CPU 36…メインメモリ 38…ディスクインタフェイス 40…画像データ記憶用ディスク 42…汎用ディスク 44…FIFOバッファ 46…イメージングヘッド 50…インタフェイス 60…画像データ書込手段 62…画像データ読出手段 70…ファイル対応テーブル 72…ブロック使用テーブル 80…圧縮プロセッサ 82…伸長プロセッサ 84…DMAコントローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを供給するための装置であっ
    て、 画像データを格納するための画像データ記憶用ディスク
    と、 画像データを前記画像データ記憶用ディスクに書き込む
    際に、所定の単位の画像データファイル毎に、前記画像
    データ記憶用ディスク内の連続した物理ブロックに書き
    込む書込手段と、 前記画像データ記憶用ディスクに格納された各画像デー
    タファイルの格納位置を示す格納情報を記憶する格納情
    報記憶手段と、 前記格納情報に従って、各画像データファイルを前記画
    像データ記憶用ディスク内の前記連続した物理ブロック
    から読み出す読出手段と、を備えることを特徴とする画
    像データファイル供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像データ供給装置であ
    って、 前記画像データはラスタデータであり、前記所定の単位
    の画像データファイルは1ページ分の画像を表すラスタ
    データである、画像データ供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の画像データ供給
    装置であって、 前記画像データ記憶用ディスクは、画像データファイル
    と、前記画像データファイルに関連する他の情報とを格
    納するための専用の記憶媒体である、画像データ供給装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の画
    像データ供給装置であって、 前記書込手段は、 前記画像データファイルを格納するために必要なブロッ
    ク数に応じて、前記画像データ記憶用ディスク内の画像
    データ記憶領域の先頭の物理ブロックから順に、前記ブ
    ロック数以上の連続した未使用の物理ブロックを検索す
    る手段を備える、画像データ供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の画
    像データ供給装置であって、 前記書込手段は、 前記画像データを圧縮して圧縮画像データを生成する圧
    縮手段と、 前記圧縮画像データを前記画像データ記憶用ディスクに
    書き込む手段と、を備え、 前記読出手段は、 前記画像データ記憶用ディスクから読み出された前記圧
    縮画像データを伸長する伸長手段を備える、画像データ
    供給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002014783A (ja) * 2000-05-17 2002-01-18 Heidelberger Druckmas Ag 印刷工程を制御する方法
US9134917B2 (en) 2008-02-12 2015-09-15 Netapp, Inc. Hybrid media storage system architecture

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