JP2001325129A - ファイルシステム - Google Patents

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JP2001325129A
JP2001325129A JP2000143101A JP2000143101A JP2001325129A JP 2001325129 A JP2001325129 A JP 2001325129A JP 2000143101 A JP2000143101 A JP 2000143101A JP 2000143101 A JP2000143101 A JP 2000143101A JP 2001325129 A JP2001325129 A JP 2001325129A
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color
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JP2000143101A
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Hiroaki Suzuki
博顕 鈴木
Takahiro Yagishita
高弘 柳下
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存・出力処理を高速化するとともに、保存
文書の再利用に支障をきたすことなく記憶スペースを節
約する。 【解決手段】 管理装置105の制御により、カラー画
像データは圧縮装置102で圧縮されてから記憶装置1
03の記録媒体の高速領域に記録され、画像処理装置1
01でカラー画像データから生成されたモノクロ画像デ
ータは圧縮されてから記憶装置103の記録媒体の低速
領域に記録される。保存されたカラー画像データは比較
的短い保存期間を経過すると消去され、その際に、同カ
ラー画像データから生成されたモノクロ画像データは記
録媒体の高速領域へ移動させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大量のデータを蓄
積するファイルシステムに係り、特に、画像データを蓄
積するファイルシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スキャナや複写機などの機器で読
み取られた文書の画像データを大容量の記憶装置に蓄積
し、必要に応じて蓄積されている文書をプリントアウト
するなどの機能を有するファイルシステムの必要性が高
まっている。この種のファイルシステムに関しては、蓄
積文書を系統的に分類してデータベースに登録し、文書
の検索を容易化するなど、利便性の向上のための様々な
考案がなされている。
【0003】そのようなファイルシステムの一例とし
て、特開平11−196247号公報にデジタル複写機
を利用したファイルシステムが開示されている。このフ
ァイルシステムにおいては、デジタル複写機によって原
稿から読み取った文書データ(画像データ)を、ユーザ
IDなどの付加データと共にイントラネットを介してサ
ーバ装置へ送り、サーバ装置において文書データからキ
ーワードなどの付加データをさらに取得するとともに、
同文書データを大容量記憶装置に蓄積させてバックアッ
プを取るとともに、その蓄積アドレス及び他の付加デー
タをユーザID毎に内部のハードディスク装置内のデー
タベースに格納する。
【0004】画像データはテキストデータなどに比べて
データ容量が圧倒的に大きくなるため、画像データを扱
うファイルシステムでは、画像データを記憶装置に格納
する前に圧縮するのが普通である。特にカラー画像デー
タの場合、モノクロ画像データに比べてデータ容量がさ
らに増加するため、圧縮が不可欠である。このような画
像データの圧縮技術としては、JPEGといった標準化
技術のほか、様々な技術が知られている。例えば、特開
平9−214773号公報に、画像データのブロック単
位でカラー/モノクロ判定を行い、判定結果に従ってブ
ロック単位で符号化方法を制御する技術が開示されてい
る。しかし、画質が重視される複写機、ファクス、プリ
ンタなどの機器に適用されるようなファイルシステムで
は、文書中の小文字が判読できなくなるような強い圧縮
をかけることはできないため、所定の保存期間を経過し
た古い画像データから順次消去することにより、記憶装
置の空きスペースを確保するといった措置がとられるの
が一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】膨大な画像データを扱
うファイルシステムの利便性を向上させるためには、限
られた記憶スペースの有効利用とともに処理速度も重要
な課題であり、カラー画像データのような大容量のデー
タであっても、その保存処理と出力処理のための時間が
むやみに増加しないようにすることが望まれる。また、
カラー文書の場合はカラー画像データとして保存し、カ
ラー文書を出力できることが望まれるが、カラー画像デ
ータはデータ容量が大きくなりがちであるため、その保
存期間が長いと記憶スペースの不足を来しやすい。しか
し、カラー画像データの保存期間をあまり短くすると、
その再利用に支障を来すため、記憶スペースの有効利用
と同時に保存データの再利用の利便性も考慮する必要が
ある。
【0006】よって、本発明の目的は、以上の諸点に関
し改良したファイルシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特
徴は、読み書き速度が相対的に高速な領域と低速な領域
とを持つ記録媒体を用いる記憶装置を画像データの保存
に利用するファイルシステムにおいて、所定のデータ容
量を超える画像データを記録媒体の高速領域へ記録さ
せ、所定のデータ容量以下の画像データを記録媒体の低
速領域へ記録させる制御を行う手段を有することであ
る。このような構成とすることで、データ容量の大きな
画像データの記録媒体への書き込み処理時間及び読み出
し処理時間の増加が抑えられるため、データ容量の大き
な画像データの保存処理時間及び出力処理時間がデータ
容量の小さな画像データに比べてむやみに増加すること
がなくなり、ファイルシステムの利便性が向上する。な
お、相対的に高速な領域と低速な領域を持つ記録媒体の
一例はハードディスクであり、あるトラックより外周側
が高速領域に相当し、そのトラックより内周側が低速領
域に相当する。
【0008】請求項2記載の発明の特徴は、読み書き速
度が相対的に高速な領域と低速な領域とを持つ記録媒体
を用いる記憶装置を画像データの保存に利用するファイ
ルシステムにおいて、カラー画像データを記録媒体の高
速領域へ記録させ,モノクロ画像データを前記記憶媒体
の低速領域へ記録させる制御を行う手段を有することで
ある。このような構成とすることで、同じ画素数であっ
てもモノクロ画像データに比べデータ容量が数倍になる
カラー画像データ(例えばRGBカラー画像データをC
MYK変換した4版の画像データ)の保存処理時間及び
出力処理時間の増加を抑えることができ、ファイルシス
テムの利便性が向上する。
【0009】請求項3記載の発明の特徴は、読み書き速
度が相対的に高速な領域と低速な領域とを持つ記録媒体
を用いる記憶装置を画像データの保存に利用するファイ
ルシステムにおいて、カラー画像データからモノクロ画
像データを生成する手段と、カラー画像データを前記記
録媒体の高速領域へ記録させ、カラー画像データから生
成されたモノクロ画像データを前記記録媒体の低速領域
へ記録させる制御を行う手段を有することである。この
ような構成とすることで、データ容量が大きくなりがち
なカラー画像データの保存処理時間及び出力処理時間の
増加を抑えることができるほか、モノクロ出力で間に合
う場合にはカラー画像データに代えてモノクロ画像デー
タを出力させることが可能になる。モノクロ画像データ
は元のカラー画像データに比べデータ容量が1/4程度
と小さいため、低速領域に記録しても、元のカラー画像
データより出力処理時間を短縮できるとともに、その画
像形成のためのプリンタなどのカラートナーの節約にな
る。モノクロ画像データの分だけ全体のデータ容量は1
/4程度だけ増加するが、カラー画像データに代えてモ
ノクロ画像データを高速出力できる点で利便性が向上す
る利点があり、さらに、元のカラー画像データ又はモノ
クロ画像データの一方が破壊した場合でも、他方のデー
タの出力が可能であるというミラーリング的な効果もあ
る。モノクロ画像データの生成には、例えば、カラー画
像データのRGB各成分の重み付け加算により輝度信号
を得る輝度色差信号変換を利用できる。CMYK変換し
たカラー画像データのK版データを出力すれば、黒文字
は再現できても色文字や写真などは再現できないが、輝
度色差信号変換などによって生成したモノクロ画像デー
タを出力すれば色文字や写真なども再現できる。
【0010】請求項4記載の発明の特徴は、請求項3記
載の発明によるファイルシステムにおいて、制御の手段
が、カラー画像データとそれより生成されたモノクロ画
像データの保存期間を別個に管理し、カラー画像データ
をその保存期間を経過した時に消去し、その後、該モノ
クロ画像データをその保存期間を経過した時に消去する
制御を行うことである。このような構成とすることで、
記憶装置の空きスペースを確保するために、データ容量
が大きくなりがちなカラー文書などのカラー画像データ
を比較的短い保存期間を経過した時点で消去しても、そ
のモノクロ画像データが保存されているため、その保存
期間を経過するまでは、色情報は失われるとはいえ保存
カラー文書などの再利用が可能となる。換言すれば、保
存文書の再利用に支障を来すことなく、カラー画像デー
タを短期間で消去することにより限られた記憶スペース
を有効利用できる。
【0011】請求項5記載の発明の特徴は、請求項4記
載の発明によるファイルシステムにおいて、制御の手段
が、カラー画像データを消去する際に、該カラー画像デ
ータから生成されたモノクロ画像データを記録媒体の高
速領域へ移動させる制御を行うことである。このように
モノクロ画像データが記録媒体の高速領域へ移動させら
れるため、その出力処理を高速化することができる。
【0012】請求項6記載の発明の特徴は、内部記憶装
置と、それより大容量の外部記憶装置を画像データの保
存に利用するファイルシステムにおいて、所定のデータ
容量を超える画像データを外部記憶装置へ記録させ、所
定のデータ容量以下の画像データを内部記憶装置へ記録
させる制御を行う手段を有することである。このような
構成とすることで、データ容量の大きな画像データとデ
ータ容量の小さな画像データとで記憶装置を使い分け、
全体の記憶スペースを有効に利用することができ、記憶
容量が限られる内部記憶装置が比較的少数の大容量画像
データによって満杯になってしまうような不都合を回避
することができる。
【0013】請求項7記載の発明の特徴は、内部記憶装
置と、それより大容量の外部記憶装置を画像データの保
存に利用するファイルシステムにおいて、カラー画像デ
ータを外部記憶装置へ記録させ,モノクロ画像データを
内部記憶装置へ記録させる制御を行う手段を有すること
である。このような構成とすることで、データ容量の大
きくなりがちなカラー画像データとデータ容量の小さな
モノクロ画像データとで記憶装置を使い分け、全体の記
憶スペースを有効に利用することができ、記憶容量が限
られる内部記憶装置が比較的少数のカラー文書などのカ
ラー画像データによって満杯になってしまうような不都
合を回避することができる。
【0014】請求項8記載の発明の特徴は、内部記憶装
置と、それより大容量の外部記憶装置を画像データの保
存に利用するファイルシステムにおいて、カラー画像デ
ータからモノクロ画像データを生成する手段と、カラー
画像データを前記外部記憶装置へ記録させ、カラー画像
データから生成されたモノクロ画像データを前記内部記
憶装置へ記録させる制御を行う手段を有することであ
る。このような構成とすることで、データ容量の大きく
なりがちなカラー画像データとデータ容量の小さなモノ
クロ画像データとで記憶装置を使い分け、全体の記憶ス
ペースを有効に利用することができ、記憶容量が限られ
る内部記憶装置が比較的少数のカラー文書などのカラー
画像データによって満杯になってしまうような不都合を
回避することができる。モノクロ出力で間に合う場合に
はカラー画像データに代えてモノクロ画像データを出力
させることが可能になり、モノクロ画像データは元のカ
ラー画像データに比べデータ容量が1/4程度と小さい
ため、元のカラー画像データより出力処理時間を短縮で
きるとともに、その画像形成のためのプリンタなどのカ
ラートナーの節約になる。モノクロ画像データの分だけ
全体のデータ容量は1/4程度だけ増加するが、カラー
画像データに代えてモノクロ画像データを高速出力でき
る点で利便性が向上する利点があり、さらに、元のカラ
ー画像データ又はモノクロ画像データの一方が破壊した
場合でも、他方のデータの出力が可能であるというミラ
ーリング的な効果もある。また、CMYK変換したカラ
ー画像データのK版データを出力すれば、黒文字は再現
できても色文字や写真などは再現できないが、輝度色差
信号変換などによって生成したモノクロ画像データを出
力すれば色文字や写真なども再現できる。請求項9記載
の発明の特徴は、請求項8記載の発明によるファイルシ
ステムにおいて、制御の手段が、カラー画像データと該
カラー画像データから生成されたモノクロ画像データの
保存期間を別個に管理し、カラー画像データをその保存
期間を経過した時に消去し、その後、該カラー画像デー
タから生成されたモノクロ画像データをその保存期間を
経過した時に消去する制御を行うことである。このよう
な構成とすることで、外部記憶装置の空きスペースを確
保するために、データ容量が大きくなりがちなカラー文
書などのカラー画像データを比較的短い保存期間を経過
した時点で消去しても、そのモノクロ画像データが保存
されているため、その保存期間を経過するまでは、色情
報は失われるとはいえ保存カラー文書などの再利用が可
能となる。すなわち、保存文書の再利用に支障を来すこ
となく、カラー画像データを短期間で消去することによ
り外部記憶装置の記憶スペースを有効利用できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を説明する。
【0016】本発明によるファイルシステムの構成の一
例を図1に示す。このファイルシステム100は、少な
くとも画像処理装置101、圧縮装置102、記憶装置
103、画像形成装置104及び管理装置105をバス
接続した構成である。保存すべき画像データは、ファイ
ルシステム100に直接的に接続されたスキャナやデジ
タル複写機などの機器から入力され、あるいは、LAN
などのネットワーク上の同様機器やコンピュータなどか
ら入力される。画像処理装置101は、入力された画像
データに対し、ガンマ補正処理,フィルタ処理,RGB
/CMYK変換、モノクロ画像データ生成などの画像処
理を必要に応じて行う装置である。記憶装置103は、
書き込み/読み出し速度が相対的に高速な領域と低速な
領域を持つ記録媒体を用いるもので、ここでは一例とし
て記録媒体としてハードディスクを用いる装置(ハード
ディスク装置)として説明する。圧縮装置102は、画
像データの圧縮処理と圧縮された画像データの伸長処理
とを行う装置である。画像形成装置104は例えば電子
写真方式のカラープリンタである。管理装置105は、
画像データの記憶装置103への保存処理の制御、記憶
装置103に記録された画像データの保存期間の管理や
消去処理、出力処理などの制御を行うための装置であ
る。この管理装置105は、例えば、一般的なコンピュ
ータと同様なCPUと、そのプログラムや中間的データ
を記憶するためのメモリなどから構成されるプログラム
制御の装置である。処理速度の面では画像処理装置10
1はハードウェア化されるのが有利であるが、管理装置
105と共通のCPUやメモリを利用し、あるいは別の
CPUやメモリなどを利用して、プログラムにより実現
することも可能である。圧縮装置102も同様である。
【0017】《実施例1》本発明の実施例1によれば、
図1に示した構成のファイルシステム100において、
以下に述べるような保存処理及び出力処理が行われる。
図2は保存処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【0018】例えば1ページ又は複数ページの文書のR
GBカラー画像データが入力されると、画像処理装置1
01は、そのカラー画像データに対し必要に応じてガン
マ変換処理やフィルタ処理を行った後、CMYK変換処
理を行い、CMYKの4版分の画像データを出力する。
このCMYK画像データは、管理装置105の制御によ
って、圧縮装置102で圧縮されてから記憶装置103
に記録される。モノクロ画像データが入力された場合
は、画像処理装置101は必要に応じてガンマ変換処理
やフィルタ処理などを施したモノクロ画像データを出力
する。このモノクロ画像データも、管理装置105の制
御下で、圧縮装置102により圧縮されて記憶装置10
3に記録される。管理装置105は、1ページ又は複数
ページの文書のCMYK画像データ(カラー画像デー
タ)又はモノクロ画像データを1つのファイルとして管
理する。
【0019】この保存処理の際、管理装置105は図2
に示すように、保存しようとするファイルのデータ容量
が所定の閾値Thより大きいか判定し(ステップS
1)、その判定結果に応じて同ファイルの画像データの
記憶装置103の記録媒体への記録場所を切り替える。
すなわち、データ容量が閾値Thを越えると判定したフ
ァイルの画像データは、記憶装置103の記録媒体であ
るハードディスクの高速領域である外周領域へ記録させ
(ステップS2)、データ容量が閾値th以下であると
判定したファイルの画像データはハードディスクの低速
領域である内周領域へ記録させる(ステップS3)。そ
して、管理装置105は、同ファイルの管理情報を生成
し、それを記憶装置103のハードディスクの所定領域
に保存する(ステップS4)。
【0020】このようにして保存された文書の画像出力
が必要となった時には、管理装置105は、同文書のフ
ァイルの管理情報を参照し、同ファイルの圧縮画像デー
タを記憶装置103より読み出し、圧縮装置102によ
って伸長させ、さらに必要に応じて画像処理装置101
によって変倍などの加工処理をさせてから画像形成装置
104へ送る制御を行う。前述のように、データ容量の
大きなファイルの画像データは、記憶装置103のハー
ドディスクの高速領域に記録されているため高速に読み
出すことができるので、データ容量の大きなファイルの
出力処理時間がむやみに増加することはない。データ容
量の小さなファイルの画像データは記憶装置103のハ
ードディスクの低速領域に記録されているため、高速領
域に記録されている画像データに比べれば読み出し速度
は遅いが、もともとデータ容量が小さいため、その出力
処理にあまり時間はかからない。
【0021】《実施例2》本発明の実施例2によれば、
図1に示したブロック構成のファイルシステム100に
おいて、以下に述べるような保存処理及び出力処理が行
われる。図3は保存処理を説明するためのフローチャー
トである。
【0022】例えば1ページ又は複数ページの文書のR
GBカラー画像データが入力されると、画像処理装置1
01は、そのカラー画像データに対し必要に応じてガン
マ変換処理やフィルタ処理を行った後、CMYK変換処
理を行い、CMYKの4版分の画像データを出力する。
このCMYK画像データは、管理装置105の制御によ
って、圧縮装置102で圧縮されてから記憶装置103
に記録される。モノクロ画像データが入力された場合
は、画像処理装置101は必要に応じてガンマ変換処理
やフィルタ処理などを施したモノクロ画像データを出力
する。このモノクロ画像データも、管理装置105の制
御下で、圧縮装置102により圧縮されて記憶装置10
3に記録される。管理装置105は、1ページ又は複数
ページの文書のCMYK画像データ又はモノクロ画像デ
ータを1つのファイルとして管理する。
【0023】この保存処理の際、管理装置105は図3
に示すように、保存しようとするファイルの画像データ
がカラーであるか判定し(ステップS5)、その判定結
果に応じて同ファイルの画像データの記憶装置103の
記録媒体への記録場所を切り替える。すなわち、カラー
であると判定したファイルの画像データは、記憶装置1
03のハードディスクの高速領域である外周領域へ記録
させ(ステップS6)、カラーでない、すなわちモノク
ロであると判定したファイルの画像データはハードディ
スクの低速領域である内周領域へ記録させる(ステップ
S7)。そして、管理装置105は、同ファイルの管理
情報を生成し、それを記憶装置103のハードディスク
の所定領域に保存する(ステップS8)。
【0024】このようにして保存された文書の画像出力
が必要となった時には、管理装置105は、その文書の
ファイルの管理情報を参照し、同ファイルの圧縮画像デ
ータを記憶装置103より読み出させ、圧縮装置102
によって伸長させ、さらに必要に応じて画像処理装置1
01によって変倍などの加工処理をさせてから画像形成
装置104へ送る制御を行う。一般に、カラー画像デー
タはモノクロ画像データに比べてデータ容量が大きくな
りがちであるが、前述のように、カラー画像データは記
憶装置103のハードディスクの高速領域に記録されて
いるため高速に読み出すことができるので、その出力処
理時間がむやみに増加することはない。モノクロ画像デ
ータは記憶装置103のハードディスクの低速領域に記
録されているため、高速領域に記録されている画像デー
タに比べれば読み出し速度は遅いが、もともとデータ容
量が小さいことが多いため、その出力処理にあまり時間
はかからない。
【0025】《実施例3》本発明の実施例3によれば、
図1に示したブロック構成のファイルシステム100に
おいて、以下に述べるような保存処理、消去処理及び出
力処理が行われる。図4は保存処理を説明するためのフ
ローチャート、図5はカラー画像データの消去処理を説
明するためのフローチャート、図6はモノクロ画像デー
タの消去処理を説明するためのフローチャートである。
【0026】1ページ又は複数ページの文書のRGBカ
ラー画像データが入力されると、画像処理装置101
は、そのカラー画像データに対し必要に応じてガンマ変
換処理やフィルタ処理を行った後、CMYK変換処理を
行ってCMYKの4版の画像データを出力し、また、R
GBカラー画像データから輝度色差信号変換によってモ
ノクロ画像データを生成し、それをK(ブラック)に変
換した画像データを出力する。これら画像データは、管
理装置105の制御下で、圧縮装置102で圧縮されて
から記憶装置103に記録される。管理装置105は、
1ページ又は複数ページの文書のCMYK画像データ
(カラー画像データ)とモノクロ画像データを1つのフ
ァイルとして、保存、消去及び出力を管理する。
【0027】保存処理において、管理装置105は、図
4に示すように、CMYKカラー画像データは記憶装置
103のハードディスクの高速領域である外周領域へ記
録させ(ステップS11)、カラー画像データから生成
されたモノクロ画像データはハードディスクの低速領域
である内周領域へ記録させる(ステップS12)。そし
て、同ファイルの管理情報を生成し、それを記憶装置1
03のハードディスクの所定領域に保存する(ステップ
S13)。ファイルの管理情報には、記録アドレス情報
のほかに、カラー画像データの保存期限(保存期間の終
期)とモノクロ画像データの保存期限に関する情報も含
まれ、管理装置105は、それら保存期限の情報に従っ
て各ファイルのカラー画像データとモノクロ画像データ
の保存期間を別個に管理する。記憶スペースを有効活用
するため、通常、モノクロ画像データに比べてデータ容
量が数倍となるカラー画像データの保存期間はモノクロ
画像データの保存期間より短い期間に設定される。
【0028】あるファイルのカラー画像データが保存期
間を経過し、その保存期限が到来すると、管理装置10
5は、図5に示すように、同ファイルのカラー画像デー
タ(CMYK4版)を記憶装置103から消去する(ス
テップS15)。次に、同ファイルのモノクロ画像デー
タを、記憶装置103のハードディスクの低速領域(内
周領域)から高速領域(外周領域)へ移動させる(ステ
ップS15)。そして、同ファイルの管理情報を更新す
る(ステップS17)。
【0029】その後、同ファイルのモノクロ画像データ
の保存期間が経過し、その保存期限が到来すると、管理
装置105は、図6に示すように、同ファイルのモノク
ロ画像データを記憶装置103から消去し(ステップS
21)、同ファイルの管理情報を消去する(ステップS
22)。
【0030】保存文書の画像出力が必要となった時に
は、管理装置105は同文書のファイルの管理情報を参
照し、そのカラー画像データが保存されている場合に
は、その出力処理を行う。カラー画像データは記憶装置
103のハードディスクの高速領域に記録されているた
め、データ容量が大きくとも出力処理時間がむやみに増
加することがない。なお、カラー画像データが保存され
ている期間においても、モノクロ画像の出力で間に合う
場合には、同ファイルのモノクロ画像データの出力処理
を行うことも可能であることは当然であり、カラー画像
出力に比べ画像形成装置104のカラートナーの節約に
なる。同ファイルのカラー画像データが消去済みでモノ
クロ画像データのみが保存されている場合には、管理装
置105は、そのモノクロ画像データの出力処理を行
う。
【0031】このように、文書のカラー画像データの保
存期間が経過した後であっても、モノクロ画像データの
保存期間内であればモノクロ画像を出力することができ
る。つまり、記憶装置103の空きスペースを広げるた
め大容量のカラー画像データを短期で消去しても、保存
文書を再利用可能である。そして、このモノクロ画像デ
ータはRGBカラー画像データから生成されたものであ
るから、黒文字のみならず、色は失われるが色文字や写
真なども再現できる。ちなみに、CMYKカラー画像デ
ータのK版のみを出力したのでは、黒文字は再現できて
も、色文字や写真などが消えてしまう。また、モノクロ
画像データはもともとデータ容量が比較的小さいうえ
に、カラー画像データの消去時にハードディスクの高速
領域へ移動されているため、高速の出力処理が可能であ
る。
【0032】なお、カラー画像データの保存期間内にお
いてはモノクロ画像データの分だけファイルのデータ容
量が増加するが、その増加分はそれほど大きなものでは
ない。むしろ、カラー画像に代えてモノクロ画像の高速
出力が可能であることと、カラー画像データ、モノクロ
画像データの一方が万一破壊されたとしても他方の画像
データによって文書を出力できるというミラーリング的
な効果を得られる点で有利である。
【0033】本発明によるファイルシステムの他の構成
例を図7に示す。このファイルシステム200は、図1
に示したファイルシステム100に、システム内部の記
憶装置103より大容量の外部記憶装置107との接続
装置106を追加し、内部の記憶装置103と外部記憶
装置107の両方を画像データの蓄積に利用できるよう
にした構成である。この外部記憶装置107は、ファイ
ルシステム200に直接的に接続される場合と、LAN
などのネットワーク上に配置される場合とがある。
【0034】《実施例4》本発明の実施例4によれば、
図7に示した構成のファイルシステム200において、
以下に述べるような保存処理及び出力処理が行われる。
図8は保存処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【0035】例えば1ページ又は複数ページの文書のR
GBカラー画像データが入力されると、画像処理装置1
01は、そのカラー画像データに対し必要に応じてガン
マ変換処理やフィルタ処理を行った後、CMYK変換処
理を行い、CMYKの4版分の画像データを出力する。
このCMYK画像データは、管理装置105の制御によ
って、圧縮装置102で圧縮されてから内部の記憶装置
103又は外部記憶装置107に記録される。モノクロ
画像データが入力された場合は、画像処理装置101は
必要に応じてガンマ変換処理やフィルタ処理などを施し
たモノクロ画像データを出力する。このモノクロ画像デ
ータも、管理装置105の制御下で、圧縮装置102に
より圧縮されて内部の記憶装置103又は外部記憶装置
に記録される。管理装置105は、1ページ又は複数ペ
ージの文書のCMYK4版の画像データ又はモノクロ画
像データを1つのファイルとして管理する。
【0036】この保存処理の際、管理装置105は図8
に示すように、保存しようとするファイルのデータ容量
が所定の閾値Thより大きいか判定し(ステップS3
1)、その判定結果に応じて同ファイルの画像データを
記録する記憶装置を切り替える。すなわち、データ容量
が閾値Thを越えると判定したファイルの画像データ
は、外部記憶装置107に記録させ(ステップS3
2)、データ容量が閾値Th以下であると判定したファ
イルの画像データは内部の記憶装置103に記録させる
(ステップS33)。そして、管理装置105は、同フ
ァイルの管理情報を生成し、それを内部の記憶装置10
3に保存する(ステップS34)。このように大容量の
画像データの保存には大容量の外部記憶装置107を利
用し、記憶容量が限られる内部の記憶装置103は小容
量の画像データの保存に利用することにより、比較的少
数のデータ容量の大きな文書によって内部の記憶装置1
03が満杯になるというような不都合を回避できる。
【0037】保存文書の画像出力が必要となった時に
は、管理装置105は、同文書のファイルの管理情報を
参照し、同ファイルの圧縮画像データを、それが記憶さ
れている内部の記憶装置103又は外部記憶装置107
より読み出し、圧縮装置102によって伸長させ、さら
に必要に応じて画像処理装置101によって変倍などの
加工処理をさせてから画像形成装置104へ送る制御を
行う。
【0038】《実施例5》本発明の実施例5によれば、
図7に示したブロック構成のファイルシステム200に
おいて、以下に述べるような保存処理及び出力処理が行
われる。図9は保存処理を説明するためのフローチャー
トである。
【0039】例えば1ページ又は複数ページの文書のR
GBカラー画像データが入力されると、画像処理装置1
01は、そのカラー画像データに対し必要に応じてガン
マ変換処理やフィルタ処理を行った後、CMYK変換処
理を行い、CMYKの4版分の画像データを出力する。
モノクロ画像データが入力された場合は、画像処理装置
101は必要に応じてガンマ変換処理やフィルタ処理な
どを施したモノクロ画像データを出力する。カラー画像
データもモノクロ画像データも、管理装置105の制御
下で、圧縮装置102により圧縮されてから保存され
る。管理装置105は、1ページ又は複数ページの文書
のCMYK4版の画像データ又はモノクロ画像データを
1つのファイルとして管理する。
【0040】この保存処理においては、管理装置105
は図9に示すように、保存しようとするファイルの画像
データがカラーであるか判定し(ステップS35)、そ
の判定結果に応じて同ファイルの画像データを保存する
記憶装置を切り替える。すなわち、カラーであると判定
したファイルの画像データは、外部記憶装置107に記
録させ(ステップS36)、カラーでない、すなわちモ
ノクロであると判定したファイルの画像データは内部の
記憶装置103に記録させる(ステップS37)。そし
て、管理装置105は、同ファイルの管理情報を生成
し、それを内部の記憶装置103に保存する(ステップ
S38)。このように、一般にモノクロ画像データに比
べてデータ容量が大きいカラー画像データの保存には大
容量の外部記憶装置107を利用し、記憶容量が限られ
る内部の記憶装置103はデータ容量の小さいモノクロ
画像データの保存に利用することにより、比較的少数の
文書のカラー画像データによって内部の記憶装置103
が満杯になるというような不都合を回避できる。
【0041】保存文書の画像出力が必要となった時に
は、管理装置105は、同文書のファイルの管理情報を
参照し、同ファイルの圧縮画像データを、それが記憶さ
れている内部の記憶装置103又は外部記憶装置107
により読み出し、圧縮装置102によって伸長させ、さ
らに必要に応じて画像処理装置101によって変倍など
の加工処理をさせてから画像形成装置104へ送る制御
を行う。
【0042】《実施例6》本発明の実施例6によれば、
図7に示したブロック構成のファイルシステム200に
おいて、以下に述べるような保存処理、消去処理及び出
力処理が行われる。図10は保存処理を説明するための
フローチャート、図11はカラー画像データの消去処理
を説明するためのフローチャート、図12はモノクロ画
像データの消去処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【0043】例えば1ページ又は複数ページの文書のR
GBカラー画像データが入力されると、画像処理装置1
01は、そのカラー画像データに対し必要に応じてガン
マ変換処理やフィルタ処理を行った後、CMYK変換処
理によりCMYKの4版の画像データを出力し、また、
RGBカラー画像データから輝度色差信号変換によって
モノクロ画像データを生成し、それをK(ブラック)に
変換した画像データを出力する。これら画像データは、
管理装置105の制御下で、圧縮装置102で圧縮され
てから保存される。管理装置105は、1ページ又は複
数ページの文書のCMYK4版のカラー画像データとモ
ノクロ画像データを1つのファイルとして、保存、消去
及び出力を管理する。
【0044】保存処理において、管理装置105は、図
10に示すように、CMYK4版のカラー画像データは
外部記憶装置107に記録させ(ステップS41)、カ
ラー画像データから生成されたモノクロ画像データは内
部の記憶装置103に記録させる(ステップS42)。
そして、同ファイルの管理情報を生成し、それを内部の
記憶装置103に保存する(ステップS43)。このよ
うに、一般にモノクロ画像データに比べてデータ容量が
大きいカラー画像データの保存には大容量の外部記憶装
置107を利用し、記憶容量が限られる内部の記憶装置
103はデータ容量の小さいモノクロ画像データの保存
に利用することにより、比較的少数の文書を保存しただ
けで内部の記憶装置103が満杯になるというような不
都合を回避できる。
【0045】ファイルの管理情報には、記録アドレス情
報のほかに、カラー画像データの保存期限とモノクロ画
像データの保存期限に関する情報も含まれ、管理装置1
05は、それら保存期限の情報に従って各ファイルのカ
ラー画像データとモノクロ画像データの保存期間を別個
に管理する。外部記憶装置107の記憶スペースの有効
利用を図るため、モノクロ画像データに比べてデータ容
量が数倍となるカラー画像データの保存期間は、モノク
ロ画像データの保存期間より短い期間に設定される。
【0046】あるファイルのカラー画像データが保存期
間を経過し、その保存期限が到来すると、管理装置10
5は、図11に示すように、同ファイルのカラー画像デ
ータを外部記憶装置107から消去し(ステップS5
1)、同ファイルの管理情報を更新する(ステップS5
2)。その後、同ファイルのモノクロ画像データの保存
期間が経過し、その保存期限が到来すると、管理装置1
05は、図12に示すように、同ファイルのモノクロ画
像データを内部の記憶装置103から消去し(ステップ
S61)、同ファイルの管理情報を消去する(ステップ
S62)。
【0047】保存文書の画像出力が必要となった時に
は、管理装置105は同文書のファイルの管理情報を参
照し、そのカラー画像データが保存されている場合に
は、その出力処理を行う。カラー画像データが保存され
ている期間においても、モノクロ画像の出力で間に合う
場合には、同ファイルのモノクロ画像データの出力処理
を行うことも可能であることは当然であり、カラー画像
の出力に比べ画像形成装置104のカラートナーの節約
になる。同ファイルのカラー画像データが消去済みでモ
ノクロ画像データのみが保存されている場合には、管理
装置105は、そのモノクロ画像データの出力処理を行
う。
【0048】このように、文書のカラー画像データの保
存期間が経過した後であっても、モノクロ画像データの
保存期間内であれば、モノクロ画像を出力することがで
きる。すなわち、記憶装置103の空きスペースを広げ
るため大容量のカラー画像データを短期で消去しても、
保存文書を支障無く再利用可能である。このモノクロ画
像データはRGBカラー画像データから生成されたもの
であるから、黒文字のみならず、色は失われるが色文字
や写真なども再現できる。
【0049】なお、カラー画像データの保存期間内にお
いてはモノクロ画像データの分だけファイルのデータ容
量が増加するが、その増加分はそれほど大きなものでは
ない。むしろ、カラー画像に代えてモノクロ画像の高速
出力が可能であることと、カラー画像データ、モノクロ
画像データの一方が万一破壊されたとしても他方の画像
データによって文書を出力できるというミラーリング的
な効果を得られる点で有利である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば以下のような効果を得ら
れる。
【0051】請求項1記載の発明によれば、データ容量
の大きな画像データの保存処理時間及び出力処理時間が
データ容量の小さな画像データに比べてむやみに増加す
ることがなくなる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、モノクロ画
像データに比べデータ容量が大きくなりがちなカラー画
像データの保存処理時間及び出力処理時間の増加を抑え
ることができる。
【0053】請求項3記載の発明によれば、モノクロ画
像データに比べデータ容量が大きくなりがちなカラー画
像データの保存処理時間及び出力処理時間の増加を抑え
ることができるほか、モノクロ出力で間に合う場合には
モノクロ画像データを出力させることが可能になる。モ
ノクロ画像データは元のカラー画像データに比べデータ
容量が小さいため、低速領域に記録しても、元のカラー
画像データより出力処理時間を短縮できるとともに、そ
の画像形成のためのプリンタなどのカラートナーの節約
になる。モノクロ画像データの分だけ全体のデータ容量
は増加するが、カラー画像データに代えてモノクロ画像
データを高速出力できる点で利便性が向上する利点があ
り、さらに、元のカラー画像データ又はモノクロ画像デ
ータの一方が破壊した場合でも、他方のデータの出力が
可能であるというミラーリング的な効果もある。
【0054】請求項4記載の発明によれば、記憶装置の
空きスペースを確保するために、データ容量が大きくな
りがちなカラー文書などのカラー画像データを比較的短
い保存期間を経過した時点で消去しても、そのモノクロ
画像データが保存されているため、その保存期間を経過
するまでは、色情報は失われるとはいえ保存カラー文書
などの再利用が可能となる。すなわち、保存文書の再利
用に支障を来すことなく、カラー画像データを短期間で
消去することにより記憶装置の記憶スペースを有効利用
できる。
【0055】請求項5記載の発明によれば、モノクロ画
像データは記録媒体の高速領域へ移動させられるため、
その出力処理を高速化することができる。
【0056】請求項6記載の発明によれば、データ容量
の大きな画像データとデータ容量の小さな画像データと
で記憶装置を使い分け、全体の記憶スペースを有効に利
用することができ、記憶容量が限られる内部記憶装置が
比較的少数の大容量画像データによって満杯になってし
まうような不都合を回避することができる。
【0057】請求項7記載の発明によれば、データ容量
の大きくなりがちなカラー画像データとデータ容量の小
さなモノクロ画像データとで記憶装置を使い分け、全体
の記憶スペースを有効に利用することができ、記憶容量
が限られる内部記憶装置が比較的少数のカラー文書など
のカラー画像データによって満杯になってしまうような
不都合を回避することができる。
【0058】請求項8記載の発明によれば、データ容量
の大きくなりがちなカラー画像データとデータ容量の小
さなモノクロ画像データとで記憶装置を使い分け、全体
の記憶スペースを有効利用することができ、記憶容量が
限られる内部記憶装置が比較的少数のカラー文書などの
カラー画像データによって満杯になってしまうような不
都合を回避することができる。モノクロ出力で間に合う
場合にはカラー画像データに代えてモノクロ画像データ
を出力させることが可能になる。モノクロ画像データは
元のカラー画像データに比べデータ容量が小さいため、
元のカラー画像データより出力処理時間を短縮できると
ともに、その画像形成のためのプリンタなどのカラート
ナーの節約になる。モノクロ画像データの分だけ全体の
データ容量は増加するが、カラー画像データに代えてモ
ノクロ画像データを高速出力できる点で利便性が向上す
る利点があり、さらに、元のカラー画像データ又はモノ
クロ画像データの一方が破壊した場合でも、他方のデー
タの出力が可能であるというミラーリング的な効果もあ
る。
【0059】請求項9記載の発明によれば、外部記憶装
置の空きスペースを確保するために、データ容量が大き
くなりがちなカラー文書などのカラー画像データを比較
的短い保存期間を経過した時点で消去してもモノクロ画
像データが保存されているため、その保存期間を経過す
るまでは、色情報は失われるとはいえ保存カラー文書な
どの再利用が可能となる。すなわち、保存文書の再利用
に支障を来すことなく、カラー画像データを短期間で消
去することにより記憶スペースを有効利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるファイルシステムの構成例を示す
ブロック図である。
【図2】実施例1における保存処理の説明のためのフロ
ーチャートである。
【図3】実施例2における保存処理の説明のためのフロ
ーチャートである。
【図4】実施例3における保存処理の説明のためのフロ
ーチャートである。
【図5】実施例3におけるカラー画像データ消去処理の
説明のためのフローチャートである。
【図6】実施例3におけるモノクロ画像データ消去処理
の説明のためのフローチャートである。
【図7】本発明によるファイルシステムの他の構成例を
示すブロック図である。
【図8】実施例4における保存処理の説明のためのフロ
ーチャートである。
【図9】実施例5における保存処理の説明のためのフロ
ーチャートである。
【図10】実施例6における保存処理の説明のためのフ
ローチャートである。
【図11】実施例6におけるカラー画像データ消去処理
の説明のためのフローチャートである。
【図12】実施例6におけるモノクロ画像データ消去処
理の説明のためのフローチャートである。
【符号の説明】
101 画像処理装置 102 圧縮装置 103 記憶装置 104 画像形成装置 105 管理装置 106 接続装置 107 外部記憶装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み書き速度が相対的に高速な領域と低
    速な領域とを持つ記録媒体を用いる記憶装置を画像デー
    タの保存に利用するファイルシステムにおいて、所定の
    データ容量を超える画像データを前記記録媒体の高速領
    域へ記録させ、前記所定のデータ容量以下の画像データ
    を前記記録媒体の低速領域へ記録させる制御を行う手段
    を有することを特徴とするファイルシステム。
  2. 【請求項2】 読み書き速度が相対的に高速な領域と低
    速な領域とを持つ記録媒体を用いる記憶装置を画像デー
    タの保存に利用するファイルシステムにおいて、カラー
    画像データを前記記録媒体の高速領域へ記録させ,モノ
    クロ画像データを前記記憶媒体の低速領域へ記録させる
    制御を行う手段を有することを特徴するファイルシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 読み書き速度が相対的に高速な領域と低
    速な領域とを持つ記録媒体を用いる記憶装置を画像デー
    タの保存に利用するファイルシステムにおいて、カラー
    画像データからモノクロ画像データを生成する手段と、
    カラー画像データを前記記録媒体の高速領域へ記録さ
    せ、カラー画像データから生成されたモノクロ画像デー
    タを前記記録媒体の低速領域へ記録させる制御を行う手
    段を有することを特徴とするファイルシステム。
  4. 【請求項4】 前記制御の手段は、カラー画像データ
    と、それから生成されたモノクロ画像データの保存期間
    を別個に管理し、カラー画像データをその保存期間を経
    過した時に消去し、その後、該モノクロ画像データをそ
    の保存期間を経過した時に消去する制御を行うことを特
    徴する請求項3記載のファイルシステム。
  5. 【請求項5】 前記制御の手段は、カラー画像データを
    消去する際に、該カラー画像データから生成されたモノ
    クロ画像データを前記記録媒体の高速領域へ移動させる
    制御を行うことを特徴する請求項4記載のファイルシス
    テム。
  6. 【請求項6】 内部記憶装置と、それより大容量の外部
    記憶装置を画像データの保存に利用するファイルシステ
    ムにおいて、所定のデータ容量を超える画像データを前
    記外部記憶装置へ記録させ、前記所定のデータ容量以下
    の画像データを前記内部記憶装置へ記録させる制御を行
    う手段を有することを特徴とするファイルシステム。
  7. 【請求項7】 内部記憶装置と、それより大容量の外部
    記憶装置を画像データの保存に利用するファイルシステ
    ムにおいて、カラー画像データを前記外部記憶装置へ記
    録させ,モノクロ画像データを前記内部記憶装置へ記録
    させる制御を行う手段を有することを特徴するファイル
    システム。
  8. 【請求項8】 内部記憶装置と、それより大容量の外部
    記憶装置を画像データの保存に利用するファイルシステ
    ムにおいて、カラー画像データからモノクロ画像データ
    を生成する手段と、カラー画像データを前記外部記憶装
    置へ記録させ、カラー画像データから生成されたモノク
    ロ画像データを前記内部記憶装置へ記録させる制御を行
    う手段を有することを特徴とするファイルシステム。
  9. 【請求項9】 前記制御の手段は、カラー画像データと
    該カラー画像データから生成されたモノクロ画像データ
    の保存期間を別個に管理し、カラー画像データをその保
    存期間を経過した時に消去し、その後、該カラー画像デ
    ータから生成されたモノクロ画像データをその保存期間
    を経過した時に消去する制御を行うことを特徴する請求
    項8記載のファイルシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009015635A (ja) * 2007-07-05 2009-01-22 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理装置のバックアップ方法、バックアッププログラム、及び記録媒体
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US10929020B2 (en) 2017-02-28 2021-02-23 Kyocera Document Solutions Inc. Information processing device having control unit that controls communication unit to transmit data generated or processed by processing unit to predetermined storage device, and information processing system including the same

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