JP4136573B2 - 画像処理方法、画像処理装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、欠落した画像特性情報を好適に補償する画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、画像入力装置から読み込んだ画像データを圧縮する画像データ圧縮装置と、画像データ圧縮装置により圧縮された画像データを記憶するデータ記憶装置とを具備する画像処理装置が知られている。
【0003】
このような画像処理装置の中で、可変長符号の画像圧縮を行う画像処理装置では、画像データ圧縮装置から送信される画像データ量が画像データを記憶するデータ記憶装置の記憶容量を超えてしまった場合、もう一度画像入力をやり直し、前回より高い圧縮率で画像を圧縮し直す必要があった。あるいは、画像データ圧縮装置から送信される画像データのデータ量をカウントし、送信される画像データ量が一定値を超えた場合は、画像特性情報を送信することを停止することにより、データ記憶装置の記憶容量を超えないようにし、画像の再入力を回避するようにしていた。しかし、画像特性情報の送信を停止してしまうと画像特性情報が欠落してしまうので、画像処理装置内部での画像処理やプリント時の補正画像処理が最適に行われず、所望の画像処理結果が得られない可能性があった。
【0004】
そのため、これまでにも、画像データ転送時に代替情報をヘッダ情報として付加することによって、欠落した画像特性情報を補償する画像処理システムもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像データ圧縮時に代替情報(画像特性情報)を付加するだけでは、画像データ圧縮装置のデータ転送単位に代替情報が決定されるため、新たに画像データを転送したところから、画像データ出力時にページ内での代替情報の切り替わりが発生し、画質劣化が発生することが懸念される。また、ユーザの好みによっては、設定したい代替情報値を1つに決められないという問題点も懸念される。
【0006】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、動作モードに応じて適正な画像特性情報を提供することができ、付加する画像特性情報の優先度を任意に切り替えて、より好ましい画像処理を実現することができる画像処理方法、画像処理装置、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため本発明は、後述する実施態様に従えば以下の構成を特徴とする。
【0008】
[発明1]
画素毎に第1の画像特性情報を有する画像データを入力し、当該画像データを所定単位毎に分割する分割工程と、
分割された前記所定単位毎の画像データを圧縮する圧縮工程と、
圧縮された画像データの総量が所定量以下の場合には、圧縮された画像データを含むデータパケットを記憶装置に記憶すると共に、前記総量が前記所定量を超える場合には、前記第1の画像特性情報を除いた圧縮された画像データを有し、前記分割単位の代表画像特性情報を含むデータパケットを前記記憶装置に記憶する記憶工程と、
前記記憶装置に記憶された圧縮後のデータパケットを伸長する伸長工程と、
伸長したデータパケットに各画素の前記第1の画像特性情報が存在する場合には、画像データを構成する各画素と各画素の前記第1の画像特性情報とを出力し、伸長したデータパケットに各画素の前記第1の画像特性情報が存在しない場合には、画像データを構成する各画素と、パケットデータに格納された代表画像特性情報を各画素の前記第1の画像特性情報として出力する出力工程と
を備えることを特徴とする画像処理方法。
【0009】
[発明2]
前記代表画像特性情報は、分割単位の先頭画素の前記第1の画像特性情報とすることを特徴とする発明1に記載の画像処理方法。
【0010】
[発明3]
更に、ユーザからの指示に従い代替画像特性情報を設定する第1の設定工程と、
該第1の設定工程で設定した代替画像特性情報を優先するか否かを示すモードを設定する第2の設定工程と、
該第2の設定工程で、前記第1の設定工程で設定した代替画像特性情報を優先することが設定された場合であって、前記記憶装置に前記分割単位の代表画像特性情報を含むデータパケットが存在する場合、全データパケットの全画素が第1の設定工程で設定した前記代替画像特性情報を持つものとして出力するよう前記出力工程を制御する制御工程と
を備えることを特徴とする発明1又は2に記載の画像処理方法。
【0017】
[発明4]
画素毎に第1の画像特性情報を有する画像データを入力し、当該画像データを所定単位毎に分割する分割手段と、
分割された前記所定単位毎の画像データを圧縮する圧縮手段と、
圧縮された画像データの総量が所定量以下の場合には、圧縮された画像データを含むデータパケットを記憶装置に記憶すると共に、前記総量が前記所定量を超える場合には、前記第1の画像特性情報を除いた圧縮された画像データを有し、前記分割単位の代表画像特性情報を含むデータパケットを前記記憶装置に記憶する記憶手段と、
前記記憶装置に記憶された圧縮後のデータパケットを伸長する伸長手段と、
伸長したデータパケットに各画素の前記第1の画像特性情報が存在する場合には、画像データを構成する各画素と各画素の前記第1の画像特性情報とを出力し、伸長したデータパケットに各画素の前記第1の画像特性情報が存在しない場合には、画像データを構成する各画素と、データパケットに格納された代表画像特性情報を各画素の前記第1の画像特性情報として出力する出力手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。
【0018】
[発明5]
前記代表画像特性情報は、分割単位の先頭画素の前記第1の画像特性情報とすることを特徴とする発明4に記載の画像処理装置。
【0019】
[発明6]
更に、ユーザからの指示に従い代替画像特性情報を設定する第1の設定手段と、
該第1の設定手段で設定した代替画像特性情報を優先するか否かを示すモードを設定する第2の設定手段と、
該第2の設定手段で、前記第1の設定手段で設定した代替画像特性情報を優先することが設定された場合であって、前記記憶装置に前記分割単位の代表画像特性情報を含むデータパケットが存在する場合、全データパケットの全画素が第1の設定工程で設定した前記代替画像特性情報を持つものとして出力するよう前記出力手段を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする発明4又は5に記載の画像処理装置。
【0023】
[発明7]
前記出力手段は、画像特性情報に従って画像データを印刷する印刷手段に出力することを特徴とする発明4記載の画像処理装置。
【0028】
[発明8]
コンピュータが読込み実行することで、前記コンピュータに、
画素毎に第1の画像特性情報を有する画像データを入力し、当該画像データを所定単位毎に分割する分割手段と、
分割された前記所定単位毎の画像データを圧縮する圧縮手段と、
圧縮された画像データの総量が所定量以下の場合には、圧縮された画像データを含むデータパケットを記憶装置に記憶すると共に、前記総量が前記所定量を超える場合には、前記第1の画像特性情報を除いた圧縮された画像データを有し、前記分割単位の代表画像特性情報を含むデータパケットを前記記憶装置に記憶する記憶手段と、
前記記憶装置に記憶された圧縮後のデータパケットを伸長する伸長手段と、
伸長したデータパケットに各画素の前記第1の画像特性情報が存在する場合には、画像データを構成する各画素と各画素の前記第1の画像特性情報とを出力し、伸長したデータパケットに各画素の前記第1の画像特性情報が存在しない場合には、画像データを構成する各画素と、データパケットに格納された代表画像特性情報を各画素の前記第1の画像特性情報として出力する出力手段
として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【0029】
[発明9]
発明に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0030】
上記本発明の構成にかかる理由は以下の記載から明らかになるであろう。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る画像処理方法を実行する画像処理装置について詳細に説明する。
【0032】
[ネットワークシステムの概要説明]
図12は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置を備えたネットワークシステム全体の構成図である。図12において、本発明の一実施形態に係る画像処理装置2001は、スキャナとプリンタを構成要素として有しており、スキャナから読み込んだ画像をローカルエリアネットワーク(LAN)2002に流したり、LAN2002から受信した画像をプリンタによりプリントアウトすることができる。また、スキャナから読み込んだ画像を図示しないFAX送信装置により、PSTN又はISDN2003に送信したり、PSTN又はISDN2003から受信した画像をプリンタによりプリントアウトすることができる。
【0033】
データベースサーバ2004は、画像処理装置2001により読み込んだ二値画像及び多値画像をデータベースとして管理する。また、データベースクライアント2005は、データベースサーバ2004に対するクライアント側装置であり、データベース2004に保存されている画像データを閲覧/検索等することができる。
【0034】
電子メールサーバ2006は、画像処理装置2001により読み取った画像を電子メールの添付ファイルとして受け取ることができる。電子メールクライアント2007は、電子メールサーバ2006の受け取ったメールを受信して閲覧したり、電子メールを送信したりすることが可能である。また、WWWサーバ2008は、HTML文書をLANに提供するためのWWWサーバである。そして、画像処理装置2001によってWWWサーバ2008から提供されるHTML文書をプリントアウトすることができる。
【0035】
ルータ2009は、LAN2002をインターネット/イントラネット2010と連結する。インターネット/イントラネット2010に、前述したデータベースサーバ2004、WWWサーバ2008、電子メールサーバ2006、本実施形態に係る画像処理装置2001と同様の装置が、それぞれデータベースサーバ2011、WWWサーバ2012、電子メールサーバ2013、画像処理装置2000として連結している。一方、本実施形態に係る画像処理装置2001は、PSTN又はISDN2003を介して、FAX装置2014と送受信可能になっている。また、LAN2002上にプリンタ2015が連結されており、本実施形態に係る画像処理装置2001により読み取った画像をプリントアウト可能なように構成されている。
【0036】
[画像処理装置2001の概要説明]
図13は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の全体の構成図である。図13において、コントローラユニット(Controller Unit)1001は、画像入力デバイスであるスキャナ(Scanner)1002や画像出力デバイスであるプリンタ(Printer)1003に接続し、またLAN1004や公衆回線(WAN)1005に接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力、PDLデータのイメージ展開を行うためのコントローラである。
【0037】
[システム制御部の概要説明]
図14は、コントローラユニット1001内のシステム制御部2150の細部構成を示す構成図である。図14において、CPU1006はシステム全体を制御するためのプロセッサである。本実施形態では2つのCPUが用いられている例が示されている。これら2つのCPU1006は、共通のCPUバス1007に接続され、さらに、システムバスブリッジ1008に接続されている。
【0038】
システムバスブリッジ1008はバススイッチであり、CPUバス1007、RAMコントローラ1009、ROMコントローラ1010、IOバス1011、サブバススイッチ1012、IOバス1013、画像リングインタフェース1014及び画像リングインタフェース1015が接続されている。
【0039】
サブバススイッチ1012は第2のバススイッチであり、画像DMA1016、画像DMA1017、フォント伸長部1018、ソート回路1019及びビットマップトレース回路1020が接続され、これらの画像DMAから出力されるメモリアクセス要求を調停し、システムバスブリッジ1008への接続を行う。
【0040】
RAM1021はCPU1006が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。RAM1021は、RAMコントローラ1009により制御される。本実施形態では、ダイレクトRDRAMが採用されている例が示されている。また、ROM1022はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。ROM1022は、ROMコントローラ1010により制御される。
【0041】
画像DMA1016は、画像圧縮部1023に接続し、レジスタアクセスリング1024を介して設定された情報に基づき、画像圧縮部1023を制御し、RAM1021上にある非圧縮データの読み出し、圧縮、圧縮後データの書き戻しを行う。本実施形態では、JPEG方式を圧縮アルゴリズムに採用した例が示されている。
【0042】
画像DMA1017は、画像伸長部1025に接続し、レジスタアクセスリング1024を介して設定された情報に基づき、画像伸長部1025を制御し、RAM1021上にある圧縮データの読み出し、伸長、伸長後データの書き戻しを行う。本実施形態では、JPEG方式を伸長アルゴリズムに採用した例が示されている。
【0043】
フォント伸長部1018は、LANコントローラ1026等を介し、外部より転送されるPDLデータに含まれるフォントコードに基づき、ROM1022若しくはRAM1021内に格納された圧縮フォントデータの伸長を行う。本実施形態では、FBEアルゴリズムを採用した例が示されている。
【0044】
また、ソート回路1019は、PDLデータを展開する段階で生成されるディスプレイリストのオブジェクトの順番を並び替える回路である。さらに、ビットマップトレース回路1020は、ビットマップデータよりエッジ情報を抽出する回路である。
【0045】
IOバス1011は、内部IOバスの一種であり、標準バスであるUSBバスのコントローラ、USBインタフェース1027、(汎用)シリアルポート1028、インタラプトコントローラ1029、GPIOインタフェース1030が接続されている。IOバス1011には、図示しないバスアービタが含まれている。
【0046】
操作部インタフェース(I/F)1031は、操作部(UI)1032とのインタフェース部であり、操作部1032に表示する画像データを操作部1032に対して出力する。また、操作部1032から本システム使用者が入力した情報を、CPU1006に伝える役割をする。
【0047】
IOバス1013は、内部IOバスの一種であり、汎用バスインターフェース1033と、LANコントローラ1026が接続される。IOバス1013には、図示しないバスアービタが含まれる。汎用バスインタフェース1033は、2つの同一のバスインタフェースから成り、標準IOバスをサポートするバスブリッジである。本実施形態では、PCIバス1034を採用した例が示されている。
【0048】
外部記憶装置(HDD)1035はハードディスクドライブであり、システムソフトウェア、画像データ、各画像データに対応するページ情報及びジョブ情報等を格納する。HDD1035は、ディスクコントローラ1036を介して一方のPCIバス1034に接続される。LANコントローラ1026は、MAC回路1037、PHY/PMD回路1038を介しLAN1004に接続され、情報の入出力を行う。また、モデム(Modem)1039は公衆回線1005に接続し、情報の入出力を行う。
【0049】
[画像処理部の概要説明]
図15は、コントローラユニット1001内の画像処理部1041の細部構成を示す構成図である。図15において、画像リング1040は、一対の単方向接続経路の組み合わせにより構成される。そして、画像リング1040は、画像処理部1041内で、画像リングインタフェース1042及び画像リングインターフェース1043を介して、タイル伸長部1044、コマンド処理部1045、ステータス処理部1046及びタイル圧縮部1047に接続される。
【0050】
タイル伸長部1044は、画像リングインタフェース1042への接続に加えて、タイルバス1048に接続され、画像リング1040より入力された圧縮後の画像データを伸長し、タイルバス1048へ転送するバスブリッジである。タイルバスとは、1ページの画像データを所定の大きさの単位ブロック(これを「タイル」と呼ぶ。)に分割し、タイル単位でデータ処理及び転送を行うバスである。本実施形態では、多値画像データにはJPEG、二値画像データにはパックビッツを伸長アルゴリズムとして採用した例が示されている。
【0051】
タイル圧縮部1047は、画像リングインタフェース1043への接続に加えて、タイルバス1048に接続され、タイルバス1046より入力された圧縮前の画像データを圧縮し、画像リング1040へ転送するバスブリッジである。本実施形態では、多値画像データにはJPEG、二値画像データにはパックビッツを圧縮アルゴリズムとして採用した例が示されている。
【0052】
コマンド処理部1045は、画像リングインタフェース1043への接続に加え、レジスタ設定バス1049に接続され、画像リング1040を介して入力されたCPU1006より発行されたレジスタ設定要求を、レジスタ設定バス1049に接続される該当ブロックへ書き込む。また、CPU1006より発行されたレジスタ読み出し要求に基づき、レジスタ設定バス1049を介して該当レジスタより情報を読み出し、画像リングインタフェース1043に転送する。
【0053】
ステータス処理部1046は、各画像処理ブロックの情報を監視し、CPU1006に対してインタラプトを発行するためのインタラプトパケットを生成し、画像リングインタフェース1043に出力する。また、タイルバス1048には上記ブロックに加えて、以下の機能ブロックが接続される。
【0054】
すなわち、レンダリング部インタフェース1050、画像入力インタフェース1051、画像出力インタフェース1052、多値化処理部1053、二値化処理部1054、色空間変換部1055、画像回転部1056、解像度変換部1057及び画像特性情報置換部1058である。また、図中のタイルバス1048はバス・コントローラも含む。
【0055】
レンダリング部インタフェース1050は、後述するレンダリング部1067により生成されたビットマップイメージを入力するためのインタフェースである。レンダリング部1067とレンダリング部インタフェース1050は、一般的なビデオ信号1059によって接続される。レンダリング部インタフェース1050は、タイルバス1048に加え、メモリバス1060、レジスタ設定バス1049への接続を有し、入力されたラスタ画像をレジスタ設定バス1049を介して設定された所定の方法によってタイル画像への構造変換をすると同時にクロックの同期化を行い、タイルバス1048に対し出力を行う。
【0056】
画像入力インタフェース1051は、スキャナ1002からのスキャン画像データを入力とし、タイル画像への構造変換及びクロックレートの変更を行い、画像処理部1041へと出力する。
【0057】
画像出力インタフェース1052は、タイルバス1048からのタイル画像データを入力とし、ラスタ画像への構造変換及びクロックレートの変更を行い、ラスタ画像をプリント画像処理部1061へ出力する。
【0058】
画像回転部1056、1057は画像データの回転を行う。また、解像度変換部1055は画像の解像度の変換を行う。さらに、二値化処理部1054は、多値(カラー及びグレースケール)画像を二値化し、多値化処理部1053は、二値画像を多値データへ変換する。さらにまた、画像特性情報置換部1058は、受信した画像特性情報を代替特性情報へ変換し、他ブロックへの送信を行う。
【0059】
外部バスインタフェース部1062は、画像リングインタフェース1014、1015、1042、1043、コマンド処理部1045、レジスタ設定バス1049を介して、CPU1006により発行された書き込み・読み出し要求を外部バス1063に変換出力するバスブリッジである。外部バス1063は、本実施形態では、プリント画像処理部1061、スキャナ用画像処理部1064に接続されている。
【0060】
メモリ制御部1065は、メモリバス1059に接続され、各画像処理部の要求に従い、あらかじめ設定されたアドレス分割により、画像メモリ1066に対して、画像データの書き込み・読み出し、必要に応じてリフレッシュ等の動作を行う。本実施形態では、画像メモリにSDRAMを用いた例が示されている。
【0061】
スキャナ用画像処理部1064では、画像入力デバイスであるスキャナ1002によりスキャンされた画像データを補正処理する。また、プリント画像処理部1061では、プリンタ出力のための画像データの補正処理を行い、その結果をプリンタ1003へ出力する。
【0062】
レンダリング部1067は、PDLコード若しくは中間ディスプレイリストをビットマップイメージに展開する。
【0063】
すなわち、本実施形態に係る画像処理装置では、まず、スキャナ1002、画像入力I/F1051を介して、所定単位毎に第1の画像特性情報を含む画像データが入力される。入力された画像データは、タイルバス1048によって所定単位毎に分割され、タイル圧縮部1047において、分割された所定単位毎の画像データが圧縮される。そして、圧縮された画像データはRAM1021等のメモリに記憶されるが、この際、圧縮された画像データが所定量以上(例えば、メモリの記憶容量以上)になるような場合、第1の画像特性情報を除いた画像データが記憶される。次いで、メモリに記憶された圧縮後の画像データがタイル伸長部1044で伸長される。一方、UI1032やCPU1006により第2の画像特性情報が指定され、プリンタ1003での印刷のために画像出力I/F1052に対して画像データが出力される時に、第1の画像特性情報を含まずに伸長された画像データの画像特性情報として、第2の画像特性情報が画像特性情報置換部1058で設定される。
【0064】
また、本実施形態に係る画像処理装置では、メモリに記憶される画像データのデータ量がデータ量カウント部208でカウントされる。そして、CPU1006等により、データ量カウント部208でカウントされた画像データのデータ量が所定量を超えたか否かが判定され、画像データのデータ量が所定量を超えたと判定された場合は、第1の画像特性情報のメモリへの記憶動作が停止される。
【0065】
[パケット・フォーマット]
次に、本実施形態におけるデータフォーマットについて詳しく説明する。
【0066】
前述したコントローラユニット1001内では、画像データ、CPU1006によるコマンド、各ブロックからの割り込み情報等は、パケット化された形式で転送される。本実施例では、図16に示すデータパケット、図17に示すコマンドパケット、図18に示すインタラプトパケットの3つの異なる種類のパケットが使用される。
【0067】
図16は、本実施形態で使用されるデータパケットの構造の概要を示す図である。本実施形態では、画像データを32pixel×32pixelのタイル単位の画像データ(Image Data)3002に分割して取り扱う。このタイル単位の画像データ3002に、必要なヘッダ情報(header)3001及び画像特性情報(Z Data)3003等を結合したパケットを「データパケット」と呼ぶ。以下に、ヘッダ情報3001に含まれる情報について説明する。
【0068】
図16に示すように、パケットは、ヘッダ情報3001内のパケットタイプ(Pckt Type)3004内のパケットタイプID(Packet Type ID)3023の値によってデータパケット、コマンドパケット及びインタラプトパケットに区別される。本実施形態では、Packet Type ID3023は、3ビットであり、
001b又は101b :データパケット
010b :コマンドパケット
100b :インタラプトパケット
のようにそれぞれを割り付けている。
【0069】
また、パケットタイプ3004には、リピートフラグ(Repeat Flag)3022が含まれている。そして、データパケットの画像データ及び画像特性情報3003、ヘッダ情報3001内の所定の情報が1つ前に送信したデータパケットと同一の場合、リピートフラグ3022に1をセットする。この場合、パケットの転送はヘッダ情報3001のみ行われる。
【0070】
チップID(Chip ID)3005は、パケットを送信するターゲットとなるチップのIDを示す。イメージタイプ(Image Type)3006は、画像データのタイプを示す。本実施形態では、8ビットのイメージタイプ3006のうち上位2ビットを用いて画像データのタイプを以下のように規定する。
【0071】
00b:1画素の画像データを1ビットで表す
01b:1画素の画像データを8ビット1成分で表す
10b:1画素の画像データを8ビット3成分、計24ビットで表す
11b:1画素の画像データを8ビット4成分、計32ビットで表す。
【0072】
ページID(Page ID)3007は、データパケットが含まれるページを示しており、ジョブID(Job ID)3008は、ソフトウェアで管理するためのジョブIDを格納する。また、データパケットのページ上の並び順はY方向のタイル(tile)座標(Packet ID Y-coordinate)3009とX方向のタイル座標(Packet ID X-coordinate)3010の組み合わせで、Xnnで表される。
【0073】
プロセスインストラクション(Process Instruction)3011は左詰で8ビット毎に処理順に設定され、各処理ユニット(Unit)は処理後プロセスインストラクションを左に8ビットシフト(Shift)する。本実施形態では、プロセスインストラクション3011は、ユニットID(Unit ID)3024とモード(Mode)3025の組が8組格納されている。ユニットID3024は画像処理部2149の各処理ユニットを指定し、モード3025は各処理ユニットでの動作モードを指定する。これにより、1つのパケットは8つのユニットまで連続して処理することができる。
【0074】
パケットバイトレングス(Packet Byte Length)3012は、パケットのトータルバイト数を示す。イメージデータバイトレングス(Image Data Byte Length)3015は画像データのバイト数、画像特性情報バイトレングス(Z Data Byte Length)3016は画像特性情報のバイト数を表し、イメージデータオフセット(Image Data Offset)3013、画像特性情報オフセット(Z Data Offset)3014は、それぞれのデータに対するパケットの先頭からのオフセット(Offset)の値を表している。
【0075】
データパケットでは、パケットが持つ画像データ及び画像特性情報が圧縮されている場合と非圧縮の場合が存在する。本実施形態では、圧縮アルゴリズムとして、画像データが多値カラー(多値グレースケールを含む。)の場合はJPEG方式を、二値の場合及び画像特性情報はパックビッツ方式を採用した例が示されている。
【0076】
画像圧縮に関係する上記方式により画像データ及び画像特性情報が圧縮されている場合と非圧縮の場合との区別は、それぞれコンプレスフラグ(Compress Flag)3017内のイメージデータ(Image Data)3026及び画像特性情報(Z data)3027が1の場合は圧縮データ、0の場合は非圧縮データであることを表す。
【0077】
また、コンプレスフラグ(Compress Flag)3017内には、JPEGにより圧縮処理を行う際に使用した量子化テーブルの種類を格納するQテーブルID(Q-Table ID)3028が用意されており、量子化テーブルが複数ある場合、データの圧縮及び伸長時はこの値を参照して、使用する量子化テーブルの切替を行う。
【0078】
ソースID(Source ID)3018は、画像データ及び画像特性情報が生成されたソースを示す。Zタイプ(Z type)3020は画像特性情報における有効ビット幅を示し、Zタイプ3020で示したビット以外の画像特性情報は無効情報とする。尚、Zタイプ3020が0である場合は、入力された画像特性情報全てが無効であることを表す。
【0079】
Zダミー(Zdummy)3033は、後述のコンプレスフェイル(CompressFail)フラグが立った場合に、画像特性情報の代替値がセットされる。
【0080】
サムネールデータ(Thumbnail Data)3021は、データパケットの画像データを代表する値(以下、「サムネール値」と呼ぶ。)を格納する。本実施形態では、サムネールデータ(thumbnail Data)3021に最大4つのサムネール値を格納することができる構成となっている。
【0081】
ミスク(Misc)3019は、上記の各情報以外に必要となる情報を格納する。本実施形態では、キャラフラグ(Char-flag)3029及びQテーブルセル(Q-Table Sel)3030が用意されている。キャラフラグ3029には、データパケットが属する領域信号が格納される。Qテーブルセル3030には、JPEG方式による圧縮及び伸長時に使用する量子化テーブルを変更するための情報が格納される。キャラフラグ、Qテーブルセルともにパケット内の画像特性情報で示される、所定の画像特性を有する画素数をカウントし、そのカウント結果によりフラグ(flag)がオン/オフ(On/Off)される。
【0082】
コンプレスフェイル(CompressFail)3032は、圧縮後のデータ量が所定の値を超えていた場合にセットされるフラグである。
【0083】
図17は、本実施形態で使用されるコマンドパケットの構造の概要を示す図である。本パケットフォーマット(Packet Format)は、レジスタ設定バス1049へのアクセスを行うためのものである。本パケットを用いることにより、CPU1006より画像メモリ1066へのアクセスも可能である。
【0084】
チップID(Chip ID)4004には、コマンドパケットの送信先となる画像処理部1041を表すIDが格納される。ページID(Page ID)4007、ジョブID(Job ID)4008は、ソフトウェアで管理するためのページIDとジョブIDを格納する。ここで、パケットID(Packet ID)4009は1次元で表される。すなわち、データパケット(Data Packet)のX座標(X-coordinate)のみを使用する。
【0085】
パケットバイトレングス4010は、128バイトで固定されている。また、パケットデータ部4002には、アドレス(Address)4011とデータ(Data)4012の組を1つのコマンド(Command)として、最大12個のコマンドを格納することが可能である。そして、ヘッダ部4001には、ライトかリードかのコマンドのタイプ(Cmd Type)4005、コマンドの数(Cmd num)4006も含まれる。
【0086】
図18は、本実施形態で使用されるインタラプトパケットの構造の概要を示す図である。本パケットフォーマット(Packet Format)は画像処理部1041からCPU1006への割り込みを通知するためのものである。ステータス処理部1046は、インタラプトパケットを送信すると、次に送信の許可がされるまではインタラプトパケットを送信してはならない。尚、パケットバイトレングス5006は128バイトで固定されている。
【0087】
パケットデータ部(Int Data)5002には、画像処理部1041の各内部モジュールのステータス情報(Module Status)5007が格納されている。ステータス処理部1046は、画像処理部1041内の各モジュールのステータス情報を集め、一括してシステム制御部2150に送ることができる。
【0088】
チップID(Chip ID)5004には、インタラプトパケットの送信先となるシステム制御部2150を表すIDが格納される。また、イントチップID(Int Chip ID)5005には、インタラプトパケットの送信元となる画像処理部1041を表すIDが格納される。
【0089】
前述のパケット・データはメモリに格納される際には、パケットテーブル(Packet Table)という形態で管理される。図19は、パケットデータがRAM1021に格納されている状態を示す概要図である。パケットテーブル(Packet Table)6001の構成要素は次の通りである。すなわち、それぞれテーブル(Table)の値に0を5ビット付加すると、パケットの先頭アドレス6002、パケットのバイトレングス(Byte Length)6005となる。
【0090】
Packet Address Pointer (27bit) + 5b00000 = Packet先頭Address
Packet Length (11bit) + 5b00000 = PacketのByte Length
尚、パケットテーブル(Packet Table)6011は常に走査方向に並んでいる。すなわち、Yn/Xn=000/000,000/001,000/002,…という順で並んでいる。このパケットテーブル(Packet Table)6001のエントリ(Entry)は一意に一つのタイル(Tile)を示す。また、Yn/Xmaxの次のエントリ(Entry)はYn+1/X0となる。
【0091】
ヘッダ情報3001内のリピートフラグ(Repeat Flag)3002がセットされているパケットが入力される場合は、そのパケットはメモリ(Memory)上には書かず、パケットテーブル(Packet Table)のエントリ(Entry)に1つめのエントリと同じパケットアドレスポインタ(Packet Address Pointer)、パケットレングス(Packet Length)を格納する。これにより、1つのパケットデータ(Packet Data)を2つのテーブルエントリ(Table Entry)が指すようにになる。この場合、2つ目のテーブルエントリ(Table Entry)のリピートフラグ(Repeat Flag)6003がセットされる。
【0092】
また、パケット(Packet)はメモリ中に離散的に格納することも可能である。その場合は、チェーンテーブル(Chain Table)を使ってパケットを管理する。また、パケットテーブル(Packet Table)は、パケットデータを途中で分断することも許容されている。
【0093】
パケット(Packet)が複数に分断された場合は、ディバイドフラグ(Divide Flag)6004をセットし、そのパケットの先頭部分が入っているチェーンブロック(Chain Block)のチェーンテーブル番号(Chain Table No.)6006をセットする。尚、パケットテーブル(Packet Table)6001とチェーンテーブル(Chain Table)6010は分割されないものとする。
【0094】
チェーンテーブル(Chain Table)6010のエントリ(Entry)は、チェーンブロックアドレス(Chain Block Address)6011とチェーンブロックレングス(Chain Block Length)6012とから成り、テーブル(Table)の最後のエントリ(Entry)にはアドレス(Address)、レングス(Length)共に0を格納しておく。
【0095】
尚、本実施形態に係る画像処理装置では、代替情報(第2の画像特性情報)が、画像データの前記所定単位ごとに設定されたヘッダ情報に含まれていてもよい。また、代替情報(第2の画像特性情報)が、当該画像データにおける画像特性情報の代表値であってもよい。
【0096】
[スキャナ用画像処理ブロックの概要説明]
次に、本実施形態におけるスキャナ用画像処理部について詳細に説明する。図20は、図12に示されるスキャナ用画像処理部1064の内部ブロックを示す図である。
【0097】
図20に示すように、スキャナ1002より入力された画像(R,G,B)は、入力I/F部7001で画像処理ブロックのクロック同期に周波数変換される。ここで、スキャナ1002が3ラインセンサである場合、RGB間でのライン間遅延が存在するので、その場合はライン間遅延補正部7002で各色のライン間の遅延が補正される。また、副走査オフセット補正部7003では、光学系の色収差等による副走査方向のオフセットの補正が行われる。
【0098】
画像特性判定部7004では、原稿の種類に基づいて画像データのエッジ検出等を行って、入力される画像の文字の有無や色の有無等を判定し、RGBの画像データとともに、特性情報を出力する。
【0099】
ガンマ補正部7005及び入力ダイレクトマッピング処理部7006は、スキャナ1002の入力特性に従って、画像データを補正し出力する。例えば、ガンマ補正部7005では各色毎にダイナミックレンジを補正し、ダイレクトマッピング処理部7006では、スキャナの色味を補正する。
【0100】
ダイレクトマッピング処理部7006より出力された画像は、MTF補正部7007と特定画像判定部7012に入力される。MTF補正部7007では、主走査方向の光学系の開口数や色収差の補正を行う演算処理が施される。特定画像判定部7012では、有価証券類等の法律上で印刷することを禁じられている画像データをパターンマッチング等により判別する。
【0101】
空間フィルタ処理部7008は、入力画像に対してエッジ強調やスムージング等の空間フィルタ処理を実施する。このフィルタ処理は、前述の画像特性判定部7012の判定結果に応じて適応的に行われる。例えば、入力画像が文字と判定された場合はエッジが強調され、写真等の連続階調画像と判定された場合はスムージングされる。
【0102】
ヒストグラム算出/ND変換部7009は、入力された画像のヒストグラムを求め、有彩色のRGB入力画像を無彩色のND画像に変換する。また、トリミング/マスキング部7010は、入力画像データの枠消しやブック枠消しといった印字画像領域の加工を行う。さらに、出力I/F部7011は、スキャナ用画像処理クロックからシステム・クロック同期へ、画像データ及び特性情報の周波数変換を行って出力する。
【0103】
[タイル圧縮部]
図2は、図13に示される本実施形態の画像処理装置のコントローラユニット1001におけるタイル圧縮部1047内部の詳細な構成を示すブロック図である。
【0104】
図2において、タイルバスインタフェース部201は、タイルバス1048とハンドシェイクを行い、タイルバス1048から入力されるヘッダ情報、画像データ及び画像特性情報を取得し、後段に接続された各処理ブロックへそれぞれのデータを出力する。
【0105】
また、タイルバスインタフェース部201では、タイルバス1048から送られてくるヘッダ情報の解析を行い、ヘッダ情報に矛盾がある場合は後述のレジスタ設定部206に矛盾内容に相当する割り込み信号を出力した後、不図示のリセット信号が入力されるまで動作を停止する。
【0106】
一方、ヘッダ情報に矛盾がない場合は、後段に接続されたヘッダ情報生成部202に対してヘッダ情報を出力した後、タイルバス1048から画像データと画像特性情報を取得して、ヘッダ情報のイメージタイプ(Image Type)3006に従って第1圧縮処理部203(本実施形態では、JPEG方式による圧縮処理を行う。)及び第2圧縮処理部204(本実施形態では、パックビッツ方式による圧縮処理を行う。)それぞれに画像データ又は画像特性情報を出力する。
【0107】
具体的には、ヘッダ情報におけるイメージタイプ(Image Type)の上位2ビットが1ビットの画像データを表す00bの場合に、第1圧縮処理部203は使用せずに画像データを第2圧縮処理部204へ出力する。
【0108】
また、イメージタイプ(Image Type)の上位2ビットが00b以外の場合、画像データを第1圧縮処理部203へ出力するとともに、画像特性情報を第2圧縮処理部204へ出力する。但し、Zタイプ(Z type)3020が0の場合は入力された画像特性情報は無効であるため、画像特性情報を第2圧縮処理部204に出力せず、第2圧縮処理部による圧縮処理は行わない。
【0109】
ヘッダ情報生成部202は、第1圧縮処理部203及び第2圧縮処理部204が画像データ及び画像特性情報の圧縮処理を行っている間、ヘッダ情報を生成する。また、ヘッダ情報生成部202は、格納したヘッダ情報の中から圧縮処理に必要な情報を第1圧縮処理部及び第2圧縮処理部に対して出力する。
【0110】
第1圧縮処理部203は、本実施形態では、JPEG圧縮を行うJPEG圧縮処理部を表す。第1圧縮処理部203は、画像データが複数ビット構成であった場合に画像データの圧縮処理を行う。また、第1圧縮処理部203では、入力された画像データを1タイル分格納するためのバッファを持ち、次のパケットの画像データが入力されるまで直前に処理したパケットの画像データを保持しておくことで、タイルバスインターフェイス部201から入力された画像データとバッファ内に格納された画像データの比較を行う。その比較結果は後述の画像リング出力部に送られ、リピートフラグ(Repeat Flag)3022を生成する際に参照される。
【0111】
尚、第1圧縮処理部203において圧縮処理が行われている際に動作の異常が検知された場合、第1圧縮処理部203は異常動作の内容に相当する割り込み信号をレジスタ設定部206に対して出力した後、不図示のリセット信号が入力されるまで動作を停止する。
【0112】
第2圧縮処理部204は、本実施形態では、情報ロスのない圧縮方式、具体的にはパックビッツ方式による圧縮処理を行う。第2圧縮処理部204ではタイル圧縮部に入力されたパケットの画像データが1ビット構成である場合は画像データを、画像特性情報が存在する(すなわち、Zタイプ3020が0でない)場合は、画像特性情報をパックビッツ方式による圧縮処理を行う。
【0113】
また、第1圧縮処理部203と同様に、第2圧縮処理部204でも、入力された画像特性情報を1パケット分格納するためのバッファを持ち、直前に入力された1ビット画像データ又は画像特性情報を保持しておくことにより、タイルバスインタフェース部201から入力された画像又は画像特性情報とバッファ内に格納されたデータの比較を行う。そして、その比較結果は後述の画像リング出力部に送られ、リピートフラグ(Repeat Flag)3022を生成する際に参照される。
【0114】
尚、第2圧縮処理部204において圧縮処理が行われている際に動作の異常が検知された場合、第2圧縮処理部204は異常動作の内容に相当する割り込み信号をレジスタ設定部206に対して出力した後、不図示のリセット信号が入力されるまで動作を停止する。
【0115】
画像リング出力部205は、ヘッダ情報生成部202、第1圧縮処理部203及び第2圧縮処理部204から処理情報、画像データ、画像特性情報を取得する。そして、ヘッダ情報に対して所定の値を設定した後、図16に示すデータパケットを生成して画像リングインタフェース2102に出力する。
【0116】
レジスタ設定部206は、タイル圧縮部2106内部の処理に関して設定を行う。ここで、タイル圧縮部1047に所定の圧縮処理を行わせるためには、レジスタ設定部206に所定の値を設定する必要がある。これらの設定は、コマンドパケットを用いてシステム制御部2150から画像処理部1041のコマンド処理部1045に送り、コマンド処理部1045からレジスタ設定バス1049を介してタイル圧縮部1047に送られることにより行われる。
【0117】
レジスタ設定部206に設定された値は、第1圧縮処理部203及び第2圧縮処理部204に送られ、両圧縮処理部はそれらの設定値を参照することにより決められた処理を行う。
【0118】
尚、レジスタ設定部206へはコマンドパケットを用いて値を設定するだけでなく、コマンドパケットを用いてレジスタ設定部206が保持している設定値をシステム制御部2150へ出力することも可能である。
【0119】
さらに、レジスタ設定部206はタイルバスインタフェース部201、第1圧縮処理部203及び第2圧縮処理部204から入力された割り込み信号に対応するレジスタを持ち、いずれかのブロックから割り込み信号が入力されると対応するレジスタの値をセットした後に、ステータス処理部1046に対して割り込みが発生したことを知らせるインタラプト信号及びいずれのブロックで割り込みが発生したかを表すステータス信号を出力する。
【0120】
レジスタ設定バスインタフェース部207は、レジスタ設定バス1049からタイル圧縮部1047に入力されたアドレス及び設定値を、レジスタ設定部206が受け取れるフォーマットに変換して送る。尚、レジスタ設定バスインタフェース部207は、レジスタ設定バス1049からレジスタ設定値を受け取るだけでなく、レジスタ設定バス1049が示したアドレスに対応する設定値をレジスタ設定部206から読み出してレジスタ設定バス1049に出力することも可能である。
【0121】
データ量カウント部208は、第1圧縮処理部203及び第2圧縮処理部204から画像リング出力部205に送られる画像データ及び画像特性情報のデータ量をカウントし、所定の値を超えた場合にヘッダ情報生成部202にフラグ信号を出力する。
【0122】
[第1圧縮処理部]
図1は、図2における第1圧縮処理部203の詳細な構成を示すブロック図である。尚、本実施形態では、画像データが8ビット構成、24ビット構成又は32ビット構成である場合、すなわち画像データが第1圧縮処理部203において圧縮処理される場合について説明する。
【0123】
図1において、第1のデータバッファ101は、タイルバスインタフェース部201から送られてきた画像データを格納し、所定量のデータが送られた場合は後段に接続されたJPEG圧縮部110に対して所定の順序に従って画像データを出力する。ここで、第1のデータバッファ101には、ヘッダ情報生成部202からヘッダ情報のイメージタイプ(Image Type)3006が入力されており、JPEG圧縮部110に出力する画像データの順序はイメージタイプ3006により制御される。
【0124】
以下に、イメージタイプ3006とJPEG圧縮部110に入力される画像データの順序について説明する。図3は、本実施形態で扱われる1タイル分の画像データの構成を説明するための概要図である。図3の画像データは、イメージタイプ(Image Type)3006の上位2ビットが01b、すなわち、タイルバスインタフェース部201から1画素の画像データを1成分8ビットで表している画像データが入力された場合の1タイル分の画像データであり、主副走査32画素×32画素の1024画素から成る画像データを表している。
【0125】
JPEG圧縮部110へ出力するために、まず、これらの画素をJPEG圧縮処理の処理単位である主副走査8画素×8画素の64画素を単位として、16のブロックに分割する。そして、ブロックごとにJPEG圧縮部110へ出力する。尚、図3では1画素の画像データを細線で、JPEG圧縮処理単位に分割したブロックを太線で示し、JPEG圧縮部110へ送られる順番に0から15までの番号を付している。
【0126】
図4は、図3の画像データ中の分割されたブロックの左上に位置するブロック0に含まれる画素を拡大した図である。図4に示すように、このブロック内には64画素の画像データがあり、各画素に対しては主走査方向、副走査方向に対してそれぞれ0から7まで番号を付して表している。
【0127】
図4に示すブロック内において、JPEG圧縮部110へ出力される順序は、矢印で示したように左上の(0,0)の画素データを始めとして主走査方向に(0,1)→(0,2)→…→(0,7)の順に行われる。そして、(0,7)の画素データの次は、副走査方向に1ライン移動して(1,0)→(1,1)→…→(1,7)と進み、これを繰り返して右下の(7,7)の画像データが出力されるとブロックの画像データの出力を終了する。尚、図3に示すブロック0の画像データが出力されると、次はブロック1の左上の(0,8)から上述したような順序で同様に画像データが出力される。
【0128】
図5は、本実施形態で扱われる1タイル分の画像データを説明するための第2の図である。図5では、イメージタイプ(Image Type)3006の上位2ビットが10b、すなわち、タイルバスインタフェース部201から1画素に対して8ビット3成分、計24ビットの画像データが入力された場合における1タイル分の画像データを表している。尚、図5では各画素については表さずに、JPEG圧縮処理単位である図3に示されるブロック単位で表示する。また、各画像データが画素ごとではなく、成分ごとに成分1、成分2及び成分3に分割して表示している。
【0129】
図6は、図5で示される画像データをJPEG圧縮部110に出力する順番を示した図である。尚、図6で示された各ブロック内において、画像データが出力される順序は図4を用いて上述した場合と同様である。本実施形態では、まず始めに、第1のデータバッファ101からブロック0の成分1の画像データが出力される。前記ブロック0の成分1の画像データが全て出力されると、次に、ブロック0の成分2の画像データが、続いてブロック0の成分3の画像データが出力され、これによって最初にブロック0の全ての画像データが出力される。
【0130】
ブロック0の画像データが全て出力されると、次はブロック1の成分1の画像データ、続いてブロック1の成分2→ブロック1の成分3→ブロック2の成分1→…と続く。そして、最後にブロック15の成分1→ブロック15の成分2→ブロック15の成分3の画像データを出力し終わったところで、1タイル分の画像データの出力を終了する。
【0131】
尚、イメージタイプ(ImageType)3006の上位2ビットが11b、すなわちタイルバスインタフェース部201から1画素に対して8ビット4成分、計32ビットの画像データが入力された場合も図5及び図6と同様である。すなわち、まず所定のブロックの各成分の画像データを成分1→成分2→成分3→成分4の順番に出力した後、次のブロックの画像データの出力に移る。
【0132】
このようにして、本実施形態では、1タイルの画像データは、主走査方向8画素×副走査方向8画素のブロックに分割されており、各ブロック単位でJPEG圧縮部110に入力されて圧縮処理される。また、各ブロックに画像データが複数(複数の成分を有する)存在する場合は、ブロック内の各成分の画像データを圧縮し、全ての成分に対して圧縮を行ってから次のブロックの圧縮を行う。
【0133】
上述したように、本実施形態では図1に示すように、JPEG圧縮部110では画像データのJPEG方式による圧縮が行われている。尚、JPEG圧縮部110内はさらに3つの処理ブロックが存在する。
【0134】
まず、DCT変換部102であり、データバッファ101から64個のデータが入力されると、入力されたデータに対して離散コサイン変換(DCT)を行って周波数成分に変換する。また、このとき離散コサイン変換によって生成されたDC成分値をラッチ信号とともに後述のサムネール生成部107に出力する。離散コサイン変換は64個のデータが入力される度に行われ、その都度サムネール生成部107にはラッチ信号とDC成分値が出力される。また、DCT変換部は、離散コサイン変換の演算中にエラーが発生した場合、レジスタ設定部206に対してエラー割り込み信号を出力する。
【0135】
次に、量子化部103は、DCT変換部102から出力された周波数成分に対して所定の量子化値を用いて量子化を行って量子化データを生成する。尚、量子化値は後述する量子化テーブルから入力され、使用される量子化値はヘッダ情報生成部202からヘッダ情報を解析することにより決定される。量子化部103は、量子化を行った結果が所定の値以外の値になった場合、レジスタ設定部206に対してエラー割り込み信号を出力する。
【0136】
さらに、ハフマン符号化部104は、量子化部103から出力された量子化データに対して所定の符号化を行い符号化データを生成し、第2のデータバッファ105に出力する。また、ハフマン符号化部104は、符号化が不可能なデータが入力されると、レジスタ設定部206に対してエラー割り込み信号を出力する。
【0137】
第2のデータバッファ105は、ハフマン符号化部104で符号化した符号化データを格納するためのバッファであり、ハフマン符号化部104から1タイル分の符号化データを取得した場合、当該バッファ内に格納した符号化データの容量をデータバイトレングス1(Data Byte Length 1)として画像リング出力部205に対して出力する。また、第2のデータバッファ105は、画像リング出力部205の要求に従って、バッファ内に格納した符号化データを画像リング出力部205に対して出力する。
【0138】
データ比較部106は、タイルバスインタフェース部201から入力された画像データと第1のデータバッファ101に格納された画像データとを比較する。この際、データ比較部106は、タイルバスインタフェース部201から送られた画像データが第1のデータバッファ101に格納されると同時に、当該画像データが格納された部分に格納されていた画像データとの比較を行う。
【0139】
すなわち、第1のデータバッファ101にはタイルバスインタフェース部201から入力されるタイルの1つ前に第1の圧縮処理部203に送られた画像データが格納されている。ここで、上記動作によりデータ比較部106では、タイルバスインタフェース部201から送られてくる画像データと、第1の圧縮処理部203に送られた1つ前のタイルの画像データとの比較が行われる。
【0140】
そして、データ比較部106により1タイル分の画像データの比較が終了すると、データ比較部106から画像リング出力部206に対して比較結果(Compare result 1)が出力される。
【0141】
一方、サムネール生成部107は、DCT変換部102から出力されるラッチ信号に同期してDC成分値を取得し、演算及び正規化を行うことによってタイルごとにサムネール値を生成して、画像リング出力部205に出力する。尚、サムネール生成部107には、ヘッダ情報生成部202からイメージタイプ(Image Type)3006が入力されている。そこで、サムネール生成部107は、イメージタイプ(Image Type)3006を参照することにより、DCT変換部102から送られてくるDC成分値の順序を検知して、成分ごとにサムネール値を生成する。
【0142】
生成されたサムネール値は画像リング出力部205に出力され、画像リング出力部205において、ヘッダ情報生成部202から取得したヘッダ情報のサムネールデータ(thumbnail Data)3021の部分に所定のフォーマットで格納される。その後、第1圧縮処理部203で圧縮された画像データ及び第2圧縮処理部204で圧縮された画像特性情報とともに、データパケットとして画像リングインタフェース2104に出力される。
【0143】
量子化テーブル部109は、量子化部103において量子化を行うための量子化値を格納している。本実施形態における量子化テーブル部109には複数の量子化テーブルが格納されており、後述する量子化テーブル選択部108から入力される選択信号によって所定の量子化テーブルを選択して量子化部103に量子化値を出力する。
【0144】
量子化テーブル選択部108は、量子化テーブル部109に対して量子化テーブル選択信号を出力することによって、量子化テーブル部109に格納されている複数の量子化テーブルの中から所定の量子化テーブルを選択させる。
【0145】
量子化テーブル選択部108には、ヘッダ情報生成部202からイメージタイプ(Image Type)3006、モード(Mode)3025、キャラフラグ(Char-flag)3029、Qテーブルセル(Q-Table Sel)3030が入力されており、量子化テーブル選択部108はこれらのヘッダ情報から使用する量子化テーブルを決定する。使用する量子化テーブルが決まると、量子化テーブル選択部109は、決めた量子化テーブルを選択するように量子化テーブル選択信号を量子化テーブル部109に出力するとともに、選択した量子化テーブルを表すQテーブルID(Q-Table ID)を画像リング出力部205に出力する。
【0146】
[第2圧縮処理部]
図7は、図2に示される本実施形態における第2圧縮処理部204の詳細な構成を示すブロック図である。図7において、第1のデータバッファ701は、タイルバスインタフェース部201から送られてくる画像特性情報を格納するためのバッファであり、所定量のデータが送られると後段に接続されたパックビッツ圧縮部702に対して所定の順序に従ってデータを出力する。また、パックビッツ圧縮部702は、第1のデータバッファ701に格納された画像特性情報に対してパックビッツ方式の圧縮を行う。
【0147】
第2のデータバッファ703は、パックビッツ圧縮部702で圧縮した圧縮データを格納するためのバッファであり、パックビッツ圧縮部702から1タイル分の圧縮データを取得すると、当該バッファ内に格納したデータの容量をデータバイトレングス(Data Byte Length 2)として画像リング出力部205に対して出力する。また、第2のデータバッファ703は、画像リング出力部205の要求に従って当該バッファ内に格納した圧縮データを画像リング出力部205に対して出力する。
【0148】
データ比較部704は、タイルバスインタフェース部201から入力された画像データと第1のデータバッファ701に格納されたデータとを比較する。すなわち、タイルバスインタフェース部201から送られたデータは第1のデータバッファ701に格納されると同時に、第1のデータバッファ701に格納されていたデータとの比較がデータ比較部704で行われる。
【0149】
この際、第1のデータバッファ701にはタイルバスインタフェース部201から入力されるタイルの1つ前に第2の圧縮処理部204に送られた画像特性情報が格納されているため、上記動作によりデータ比較部106では、タイルバスインタフェース部201から送られてくる画像特性情報と、第2の圧縮処理部204において1つ前のタイルの画像特性情報との比較が行われる。
【0150】
データ比較部704により1タイル分の画像特性情報の比較が終了すると、データ比較部704から画像リング出力部206に対して比較結果(Compare result 2)が出力される。
【0151】
[データ量カウントによる画像特性情報の制御]
次に、図2に詳細なブロック図が示されているタイル圧縮部1047の動作手順について説明する。図8は、本実施形態に係るタイル圧縮部1047のデータカウント処理に関する動作を説明するためのフローチャートである。
【0152】
まず、タイル圧縮部1047において圧縮処理が開始されるとデータカウンタ値(DataCount)は0にセットされる(ステップS801)。次に、第1圧縮処理部203及び第2圧縮処理部204において圧縮処理が完了すると、データ量カウント部208にそれぞれの圧縮データ量(Data Byte Length1、Data Byte Length2)が出力され、それらをデータカウンタ値(DataCount)に加算する(ステップS802)。
【0153】
次に、データカウンタ値(DataCount)とあらかじめ設定されたリミット値toを比較する(ステップS803)。その結果、データカウンタ値がリミット値を超えていると判断された場合(Yes)、第2のデータバッファ703からの画像特性情報の送信を停止する(ステップS804)。そして、ヘッダ情報生成部202とレジスタ設定部206にコンプレスフェイル(Compress Fail)信号を出力し、データ量がオーバーしたことを通知する(ステップS805)。
【0154】
レジスタ設定部206は、コンプレスフェイル(Compress Fail)信号を受けるとステータス処理部1046へ割り込み信号を出力する。CPU1006は、ステータス処理部1046からのインタラプトパケットを受け取り、割り込みの発生要因がデータ量カウント部208であると判断した場合、その画像データに対応するページのページ情報にデータ量がオーバーしたことを登録する。
【0155】
続いて、データ量カウント部208は、Data Byte Length2を0に設定し、画像リング出力部205に出力する(ステップS806)。また、ヘッダ情報生成部202では、第2圧縮処理部における第1のデータバッファ701に格納されたデータの先頭画素のデータ値を参照し、送信停止した画像特性情報の代替値をZダミー(Zdummy)3033にセットする(ステップS807)。
【0156】
一方、ステップS803においてデータカウンタ値がリミット値を超えていないと判断された場合(No)、第2のデータバッファ703に保存されている画像特性情報及びData Byte Length2をそのまま画像リング出力部205に出力する(ステップS808)。
【0157】
そして、ステップS807又はステップS808の処理の後、データ量カウント部208は、第2のデータバッファ105に保存されている画像データ及びData Byte Length1をそのまま画像リング出力部205に送信する(ステップS809)。さらに、最後に1ページの処理が終了したか判断する(ステップS810)。その結果、まだ終了していない場合(No)、ステップS802に戻って前述の処理を繰り返す。一方、1ページの処理が終了したと判断された場合(Yes)、データカウント処理を終了する。
【0158】
以上のように、圧縮処理を行った際に画像データが一定量を超えないように制御して、画像データの再読み込みの発生を抑えるとともに、欠落した画像特性情報を補うことで画像劣化の極力少ない画像処理を実施することが可能である。
【0159】
[画像特性情報の概要説明]
図9は、プリンタ用画像処理部1061に供給する画像特性情報の一例を示す図である。本実施形態では、画像特性情報は画像データの供給元(入力ソース)によって内容の異なる4ビットのデータで構成される。図9においては、入力ソースがLANを経由してホストから転送されてくるPDLデータ等の場合の画像属性情報を入力ソース0で表し、入力ソースがスキャナから読み込まれたスキャン画像データに対する画像属性情報を入力ソース1で表している。
【0160】
入力ソース0の場合の画像特性情報において、bit0は各画像データがラスタ画像であるかフォントデータであるのか等のデータタイプの種類を識別するための情報(画像タイプ情報)である。また、bit1は文字データか写真データかどうかを識別する画像タイプを表す情報(画像タイプ識別情報)である。さらに、bit2はグレースケールデータかカラーデータかを識別するための色判定結果を表す情報(色識別情報)である。尚、bit3は空きビットである。
【0161】
一方、入力ソース1の場合の画像特性情報において、bit0は2つ或いはそれ以上のページを1枚の用紙に印刷する時等に結合前のページを識別するための面情報である。また、bit1は各画像データが写真等の連続階調のデータであるのか、或いはスクリーンやディザマトリクスに代表される面積階調で形成された画像データであるのかを識別するための画像タイプを表す画像タイプ識別情報である。さらに、bit2は各画像データが文字領域のデータかどうかを識別するための画像タイプを表す情報である。さらにまた、bit3はプリンタエンジンの動作モードを識別する情報である。
【0162】
本実施形態におけるbit0のように、画像特性情報の中に、レイアウトに関する領域情報を盛り込んでおくことにより、複数ページの製本処理を行う時にページ毎の画像処理設定が独立に設定できるという効果が得られる。
【0163】
尚、各画像の入力ソースタイプは、図13に示される外部記憶装置1035(例えば、ハードディスク)に記憶されており、プリント開始時にCPU1006によって当該ハードディスク上から読み出され、各タイプに応じた画像処理が施される。
【0164】
上述したように、本実施形態に係る画像処理装置では、複数ページの画像データを1ページに結合して印刷する際の結合前のページを設定するための代替情報(第2の画像特性情報)を指定して、プリンタ1003による画像データの画像形成時等に、伸長された画像データの画像特性情報として、当該代替情報(第2の画像特性情報)を付加することも可能である。
【0165】
[画像特性情報置換部の概要説明]
図10は、本実施形態における画像特性情報置換部1058の細部構成を示すブロック図である。図10において、10001はタイルバスインタフェース部、10002はレジスタ設定バスインタフェース部、10003はデータ置換部である。
【0166】
図11は、本実施形態における画像特性情報置換部1058の動作手順を説明するためのフローチャートである。まず、本実施形態では、ページ処理動作に入る前に予め画像特性情報置換部1058の動作モードを設定する(ステップS11001)。次に、ページ処理開始時に設定された動作モードを確認する(ステップS11002)。
【0167】
その結果、動作モードが画像特性情報置換を優先する優先モードに設定されている場合(Yes)、レジスタ設定バスインタフェース10002内に用意された画像特性情報の置換方法の選択用レジスタZselをセットする。また、レジスタ設定バスインタフェース10002内部に用意された、画像特性情報をビット毎に固定するためのレジスタZfixに対して、ビット毎に固定したい値をセットする(ステップS11003)。
【0168】
一方、動作モードがデータ圧縮部で設定された画像特性情報を優先する場合(No)、動作モードZselをリセットする(ステップS11004)。
【0169】
ステップS11003、S11004の処理の後、ページ処理が開始される(ステップS11005)。これにより、タイルバス1048から画像特性情報置換部1058へ画像が入力され、タイルバスインタフェース10001より画像特性情報とヘッダ情報のZダミー(Zdummy)及びコンプレスフェイル(Compress
Fail)フラグが取り出され、データ置換部10003へ出力される。
【0170】
また、Zselがリセットされている場合、データ置換部10003では、コンプレスフェイル(Compress Fail)フラグを参照し、コンプレスフェイルがセットされていた場合は、画像特性情報にZダミー(Zdummy)の値をセットし、タイルバスインタフェース10001へ転送する。
【0171】
タイルバスインタフェース10001は、データ置換部10003から返送されてきたコンプレスフェイル(CompressFail)フラグを参照し、コンプレスフラグ(Compress Flag)がセットされていた場合は、画像特性情報を入力画像データとマージし、ヘッダ情報のData Byte Length2にデータ長をセットする。そしてタイルバス1048を経由して画像出力インタフェース1052へと画像データを転送し、さらにプリンタ用画像処理部1061へと転送される。
【0172】
このようにすることによって、データ圧縮時にデータ量オーバーによる画像特性情報の欠落が発生しても、プリンタ用画像処理部1061へパケット単位の画像特性情報を再生成して転送することが可能になり、画像特性に応じた画像処理を実行することができる。
【0173】
一方、ステップS1102において、Zselがリセットされているシーケンスでは、画像特性情報がページの途中からZダミー(Zdummy)への置換が実行されることもあり、ページ途中の画像処理の切り替わりによる不連続性が、出力画像に好ましくない影響を与える可能性がある。そのような場合は、Zselをセットした処理を実施する。そして、Zselがセットされている場合は、CPU1006がデータ転送時に記憶されたページ情報からデータ量オーバーを起こしたパケットが含まれているかどうかを確認する。そして、含まれている場合はデータ量オーバーがセットされているページの先頭からコンプレスフェイル(Compres Fail)フラグに関係なく、パケット単位の画像特性情報の置換を行うようにする。この場合、データ置換部10003において、画像特性情報はZダミー(Zdummy)ではなくZfixに置換される。
【0174】
尚、前述の置換処理は、ページ内のパケットが全て転送されるまで繰り返し実行される(ステップS11006)。
【0175】
以上説明した通り、本実施形態のようなデータ置換部10003を備えることにより、好ましい画像を出力することが可能になる。また、上記Zsel及びZfixの設定は、ユーザモード等を設けてユーザに開放することにより、ユーザ自身ががどの画像特性を優先するかを任意に設定できるようにしてもよい。これによって、ユーザが最も好ましい画像出力を得ることが可能になる。
【0176】
すなわち、上述した本実施形態に係る画像処理装置では、ユーザが指定可能な代替情報(第2の画像特性情報)を記憶しておき、画像特性情報置換部1058で設定される新たな画像特性情報として、記憶された代替情報を用いる動作モード、又は、画像データの所定単位毎に設定されたヘッダ情報に含まれる代替情報(第3の画像特性情報)を用いる動作モードのいずれかの動作モードを指定するようにしてもよい。
【0177】
[プリンタ用画像処理部の概要説明]
次に、本発明の一実施形態におけるプリンタ用画像処理部1061について詳細に説明する。図21は、本実施形態に係るプリンタ用画像処理部1061の細部構成を示すブロック図である。図13等に示される画像処理部1041より出力された画像データRGBやCMYKは、プリンタ用画像処理部1061内のプリンタ画像処理部8001、8002にそれぞれ入力される。プリンタ画像処理部8001、8002は、内部にそれぞれ2色分の画像処理ブロックを備えており、各色毎にプリンタエンジンを備えるタンデムエンジンプリンタ(プリンタ1003)からの画像要求に応じて、それぞれのブロックが各プリンタエンジンに同期して動作できるようになっている。
【0178】
図22は、プリンタ画像処理部8001、8002内の細部構成を示すブロック図である。図22に示すように内部は大きく2系統に分かれており、2色分のプリンタエンジンに対応した画像データを生成する。
【0179】
図22において、9001、9002は入力I/F部であり、システムより入力される画像データをプリント画像処理クロック同期に周波数変換する。また、9003、9004は下地除去及びND変換部であり、画像特性情報に応じて、入力画像データの背景色を飛ばしたり、RGBの有彩色データを無彩色のNDデータに変換する。
【0180】
9005、9006は輝度濃度変換部であり、画像特性情報に応じて入力データの輝度濃度変換を行う。また、9007、9008はダイレクトマッピング処理部であり、画像特性情報に応じてRGB入力データをプリンタエンジンのC/M/Y/Kの各色成分への変換を行う。さらに、9009、9010は出力色選択部である。
【0181】
9011、9012は色バランス補正部であり、画像特性情報に応じて出力画像の色味の微調整等を行う。また、9013〜9018は出力ガンマ補正部であり、出力される画像のダイナミックレンジやトーンカーブの補正を行う。尚、本実施形態では、1色につきA〜Cの3種類のガンマ補正を同時に行って出力する。
【0182】
9019〜9024は中間調処理部であり、画像データを量子化して出力画像の階調変換を行う。本実施形態では、プリント画像処理部8001、8002への入力8ビットデータを4ビットデータに変換する。尚、中間調処理方法としては、一般にスクリーン処理や誤差拡散処理等が広く知られているが、本実施形態では各色とも任意の3種類の中間調処理を行うものとする。
【0183】
9025、9026は中間調処理選択部であり、前述の3種類の中間調処理部で処理された出力画像を画像特性情報に応じて最適な処理結果を選択するようになっている。また、9027、9028はスムージング処理部であり、画像特性情報に応じて文字エッジ等のがたつきを軽減するパターンマッチング処理を行う。
【0184】
9029、9030は特定情報付加部であり、出力画像データ中に出力機器を特定できるような画像情報を重畳する処理を行う。また、9031は出力選択部であり、前述の2系統の画像処理部で処理されたデータをどちらのプリンタエンジンに出力するかを切り替えることができるようになっている。
【0185】
9032、9034はドラム間遅延制御部、9033、9035はドラム間遅延メモリである。前述の入力I/F部9001、9002から出力色選択部9009、9010までの処理により、図12における画像処理部1041から出力された画像データが同時刻に4つの画像処理部で処理されている。また、ドラム間遅延制御部9032、9034は、画像処理部1041から出力され、プリント用画像処理部1061で処理された画像データを、プリンタ1003からの出力要求があるまでドラム間遅延メモリ9033、9035に蓄積する。このようにすることによって、各プリンタエンジン(プリンタ1003)に同期して画像データを出力することができる。
【0186】
尚、9036、9037は出力I/F部であり、プリンタI/Fクロックに同期して画像を出力するための周波数変換を行う。
【0187】
上述した本実施形態では、タンデムエンジンのプリンタに対応するプリント用画像処理部1061について説明したが、本発明の適用範囲は上述した実施形態だけに限定されるものではない。例えば、シングルエンジン用の画像処理部の構成でも構わないし、1つの画像処理部に4色分の画像処理ブロックを備えていても構わない。
【0188】
尚、本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用してもよい。
【0189】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0190】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0191】
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0192】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、動作モードに応じて適正な画像特性情報を提供することができ、付加する画像特性情報の優先度を任意に切り替えて、より好ましい画像処理を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示される本実施形態における第1圧縮処理部203の詳細な構成を示すブロック図である。
【図2】図13に示される本実施形態の画像処理装置のコントローラユニット1001におけるタイル圧縮部1047内部の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態で扱われる1タイル分の画像データの構成を説明するための概要図である。
【図4】図3の画像データ中の分割されたブロックの左上に位置するブロック0に含まれる画素を拡大した図である。
【図5】本実施形態で扱われる1タイル分の画像データを説明するための第2の図である。
【図6】図5で示される画像データをJPEG圧縮部110に出力する順番を示した図である。
【図7】図2に示される本実施形態における第2圧縮処理部204の詳細な構成を示すブロック図である。
【図8】本実施形態に係るタイル圧縮部1047のデータカウント処理に関する動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】プリンタ用画像処理部1061に供給する画像特性情報の一例を示す図である。
【図10】本実施形態における画像特性情報置換部1058の細部構成を示すブロック図である。
【図11】本実施形態における画像特性情報置換部1058の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態に係る画像処理装置を備えたネットワークシステム全体の構成図である。
【図13】本発明の一実施形態に係る画像処理装置の全体の構成図である。
【図14】コントローラユニット1001内のシステム制御部2150の細部構成を示す構成図である。
【図15】コントローラユニット1001内の画像処理部1041の細部構成を示す構成図である。
【図16】同実施形態で使用されるデータパケットの構造の概要を示す図である。
【図17】同実施形態で使用されるコマンドパケットの構造の概要を示す図である。
【図18】同実施形態で使用されるインタラプトパケットの構造の概要を示す図である。
【図19】パケットデータがRAM1021に格納されている状態を示す概要図である。
【図20】図12に示されるスキャナ用画像処理部1064の内部ブロックを示す図である。
【図21】同実施形態に係るプリンタ用画像処理部1061の細部構成を示すブロック図である。
【図22】プリンタ画像処理部8001、8002内の細部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
201 タイルバスインタフェース部
202 ヘッダ情報生成部
203 第1圧縮処理部
204 第2圧縮処理部
205 画像リング出力部
206 レジスタ設定部
207 レジスタ設定バスインタフェース部
208 データ量カウント部
1001 コントロールユニット
1002 スキャナ
1003 プリンタ
1021 RAM
1032 UI
1041 画像処理部
1044 タイル伸長部
1047 タイル圧縮部
1048 タイルバス
1058 画像特性情報置換部

Claims (9)

  1. 画素毎に第1の画像特性情報を有する画像データを入力し、当該画像データを所定単位毎に分割する分割工程と、
    分割された前記所定単位毎の画像データを圧縮する圧縮工程と、
    圧縮された画像データの総量が所定量以下の場合には、圧縮された画像データを含むデータパケットを記憶装置に記憶すると共に、前記総量が前記所定量を超える場合には、前記第1の画像特性情報を除いた圧縮された画像データを有し、前記分割単位の代表画像特性情報を含むデータパケットを前記記憶装置に記憶する記憶工程と、
    前記記憶装置に記憶された圧縮後のデータパケットを伸長する伸長工程と、
    伸長したデータパケットに各画素の前記第1の画像特性情報が存在する場合には、画像データを構成する各画素と各画素の前記第1の画像特性情報とを出力し、伸長したデータパケットに各画素の前記第1の画像特性情報が存在しない場合には、画像データを構成する各画素と、パケットデータに格納された代表画像特性情報を各画素の前記第1の画像特性情報として出力する出力工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記代表画像特性情報は、分割単位の先頭画素の前記第1の画像特性情報とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 更に、ユーザからの指示に従い代替画像特性情報を設定する第1の設定工程と、
    該第1の設定工程で設定した代替画像特性情報を優先するか否かを示すモードを設定する第2の設定工程と、
    該第2の設定工程で、前記第1の設定工程で設定した代替画像特性情報を優先することが設定された場合であって、前記記憶装置に前記分割単位の代表画像特性情報を含むデータパケットが存在する場合、全データパケットの全画素が第1の設定工程で設定した前記代替画像特性情報を持つものとして出力するよう前記出力工程を制御する制御工程と
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理方法。
  4. 画素毎に第1の画像特性情報を有する画像データを入力し、当該画像データを所定単位毎に分割する分割手段と、
    分割された前記所定単位毎の画像データを圧縮する圧縮手段と、
    圧縮された画像データの総量が所定量以下の場合には、圧縮された画像データを含むデータパケットを記憶装置に記憶すると共に、前記総量が前記所定量を超える場合には、前記第1の画像特性情報を除いた圧縮された画像データを有し、前記分割単位の代表画像特性情報を含むデータパケットを前記記憶装置に記憶する記憶手段と、
    前記記憶装置に記憶された圧縮後のデータパケットを伸長する伸長手段と、
    伸長したデータパケットに各画素の前記第1の画像特性情報が存在する場合には、画像データを構成する各画素と各画素の前記第1の画像特性情報とを出力し、伸長したデータパケットに各画素の前記第1の画像特性情報が存在しない場合には、画像データを構成する各画素と、データパケットに格納された代表画像特性情報を各画素の前記第1の画像特性情報として出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記代表画像特性情報は、分割単位の先頭画素の前記第1の画像特性情報とすることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 更に、ユーザからの指示に従い代替画像特性情報を設定する第1の設定手段と、
    該第1の設定手段で設定した代替画像特性情報を優先するか否かを示すモードを設定する第2の設定手段と、
    該第2の設定手段で、前記第1の設定手段で設定した代替画像特性情報を優先することが設定された場合であって、前記記憶装置に前記分割単位の代表画像特性情報を含むデータパケットが存在する場合、全データパケットの全画素が第1の設定工程で設定した前記代替画像特性情報を持つものとして出力するよう前記出力手段を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 前記出力手段は、第1の画像特性情報に従って画像データを印刷する印刷手段に出力することを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  8. コンピュータが読込み実行することで、前記コンピュータに、
    画素毎に第1の画像特性情報を有する画像データを入力し、当該画像データを所定単位毎に分割する分割手段と、
    分割された前記所定単位毎の画像データを圧縮する圧縮手段と、
    圧縮された画像データの総量が所定量以下の場合には、圧縮された画像データを含むデータパケットを記憶装置に記憶すると共に、前記総量が前記所定量を超える場合には、前記第1の画像特性情報を除いた圧縮された画像データを有し、前記分割単位の代表画像特性情報を含むデータパケットを前記記憶装置に記憶する記憶手段と、
    前記記憶装置に記憶された圧縮後のデータパケットを伸長する伸長手段と、
    伸長したデータパケットに各画素の前記第1の画像特性情報が存在する場合には、画像データを構成する各画素と各画素の前記第1の画像特性情報とを出力し、伸長したデータパケットに各画素の前記第1の画像特性情報が存在しない場合には、画像データを構成する各画素と、データパケットに格納された代表画像特性情報を各画素の前記第1の画像特性情報として出力する出力手段
    として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 請求項8に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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