JP4269926B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4269926B2
JP4269926B2 JP2003419276A JP2003419276A JP4269926B2 JP 4269926 B2 JP4269926 B2 JP 4269926B2 JP 2003419276 A JP2003419276 A JP 2003419276A JP 2003419276 A JP2003419276 A JP 2003419276A JP 4269926 B2 JP4269926 B2 JP 4269926B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
erasing
job
erased
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003419276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005184202A (ja
JP2005184202A5 (ja
Inventor
伸雄 亀井
昌也 橋本
武 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2003419276A priority Critical patent/JP4269926B2/ja
Publication of JP2005184202A publication Critical patent/JP2005184202A/ja
Publication of JP2005184202A5 publication Critical patent/JP2005184202A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4269926B2 publication Critical patent/JP4269926B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Storage Device Security (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Description

この発明は、画像データを記憶手段に格納して保存することのできる機能を備えた画像処理装置及び画像処理方法に関する。
近年の画像処理装置、例えば、複写機、ファクシミリ、あるいは複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能などの多機能を備えた複合機であるMFP(Multi Function Peripheral)等に用いられる画像処理装置では、入力されたジョブの画像データを大量に蓄積するため、ハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置を備えたものが提供されている。
このような記憶装置を備えた画像処理装置では、記憶装置に格納保存された画像データは、何回でも読み出して利用することができる。
ところで、記憶装置に転送される画像データには、ジョブのモードに応じて記憶装置に蓄積状態で残しておく必要のないものがある。例えば、通常のコピージョブや外部コンピュータなどから送信されたプリントジョブ等の画像データが該当するが、このような画像データであっても、記憶装置に一旦格納されるものとなされている。また、記憶装置に蓄積状態で残しておいた画像データであっても、のちに不要になったために消去したい場合がある。
そこで、下記特許文献1には、記憶装置に記憶された画像データを任意に消去可能に構成し、あるいは所定時間経過後に自動的に消去させるようにした画像処理装置が提案されている。
このような画像データの消去は、一般には、消去対象の画像データに消去用の画像データを上書きすることにより行われており、この上書き消去中は、他のジョブの処理例えば他の画像データの読み出しや書き込み処理を行うことはできない。
特開平9−284518号
しかしながら、従来では、消去対象の画像データの全領域に消去用のデータを上書きしていたため、次のような問題があった。
即ち、画像データの全領域にデータを上書きする場合には、画像データの消去のための記憶装置へのアクセス時間が大きくなる、換言すれば処理時間が長くなるため、消去に際して他の未処理のジョブが存在し、特にこの未処理のジョブが早期に処理を開始したいジョブであっても、画像データの消去処理が終了するまで待たされることになり、装置の生産性が低下するというような問題があった。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、記憶装置に記憶されている画像データの消去に際して、早期に処理を開始したい他の未処理ジョブが存在するような場合等に、消去処理時間を短くすることができ、装置の生産性を向上した画像処理装置を提供し、さらには画像処理方法を提供することを課題とする。
上記課題は、記憶手段に記憶されている消去対象の画像データの一部のみを消去する第1の消去手段と、前記記憶手段に記憶されている消去対象の画像データの全領域を消去する第2の消去手段と、画像データの消去に際し、データ消去に係るジョブ以外の未処理ジョブが有るか否かを判断する第1の判断手段と、前記第1の判断手段により前記未処理ジョブが有ると判断された場合に、前記未処理ジョブの処理優先レベルよりも高いセキュリティレベルの消去対象の画像データがあるか否かを判断する第2の判断手段と、前記第2の判断手段により、前記未処理ジョブの処理優先レベルよりも高いセキュリティレベルの消去対象の画像データがあると判断された場合には、当該高いセキュリティレベルの消去対象の画像データに対して前記第2の消去手段を選択し、前記高いセキュリティレベルの消去対象の画像データ以外の消去対象の画像データに対して前記第1の消去手段を選択し、前記第2の判断手段により、前記未処理ジョブの処理優先レベルよりも高いセキュリティレベルの消去対象の画像データがないと判断された場合には、全ての消去対象の画像データに対して前記第1の消去手段を選択し、前記第1の判断手段により前記未処理ジョブがないと判断された場合には、全ての前記消去対象の画像データに対して前記第2の消去手段を選択する選択手段と、前記選択手段により選択した消去手段による消去処理を実行させる制御手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置によって解決される。
この画像処理装置では、第1の判断手段と第2の判断手段の判断結果に応じて、消去対象の画像データを、画像データの一部のみを消去する第1の消去手段と、画像データの全領域を消去する第2の消去手段のうちのいずれかが選択され、選択された消去手段による消去処理が実行される。
前記画像処理装置において、前記記憶手段に記憶されている画像データがJBIG形式で圧縮された画像データであり、前記第1の消去手段は、前記圧縮された画像データの復元情報を有する各プレーンの先頭データのみを消去することにより画像データを復元不可能とし、前記第2の消去手段は、前記圧縮された画像データの全領域を消去することにより画像データを復元不可能とするものとしても良い。
JBIG形式で圧縮された画像データはプレーンを備え、各プレーンの先頭に位置する先頭データに、復元に必要な情報が書き込まれている。そこで、この先頭データを消去手段が消去することにより、画像データの全域を消去しなくてもて短時間でつまり高速で画像データの復元が不可能となる。従って、この画像処理装置では、第1の消去手段及び第2の消去手段を簡易に実現可能である。
また、前記課題は、記憶手段に記憶されている消去対象の画像データの消去に際し、データ消去に係るジョブ以外の未処理ジョブが有るか否かを判断する第1の判断ステップと、前記第1の判断ステップにおいて前記未処理ジョブが有ると判断された場合に、前記未処理ジョブの処理優先レベルよりも高いセキュリティレベルの消去対象の画像データがあるか否かを判断する第2の判断ステップと、前記第2の判断ステップにおいて、前記未処理ジョブの処理優先レベルよりも高いセキュリティレベルの消去対象の画像データがあると判断された場合には、当該高いセキュリティレベルの消去対象の画像データに対して画像データの全領域を消去する第2の消去方法を選択し、前記高いセキュリティレベルの消去対象の画像データ以外の消去対象の画像データに対して画像データの一部のみを消去する第1の消去方法を選択し、前記第2の判断ステップにおいて、前記未処理ジョブの処理優先レベルよりも高いセキュリティレベルの消去対象の画像データがないと判断された場合には、全ての消去対象の画像データに対して前記第1の消去方法を選択し、前記第1の判断ステップにおいて前記未処理ジョブがないと判断された場合には、全ての前記消去対象の画像データに対して前記第2の消去方法を選択する選択ステップと、前記選択ステップにおいて選択した消去方法で画像データを消去する消去ステップと、を備えたことを特徴とする画像処理方法によって解決される。
この画像処理方法において、前記記憶手段に記憶されている画像データがJBIG形式で圧縮された画像データであり、前記第1の消去方法は、前記圧縮された画像データの復元情報を有する各プレーンの先頭データのみを消去することにより画像データを復元不可能とする方法であり、前記第2の消去方法は、前記圧縮された画像データの全領域を消去することにより画像データを復元不可能とする方法であっても良い。
請求項1に係る発明によれば、第1の判断手段と第2の判断手段の判断結果に応じて、画像データの一部のみを消去する第1の消去手段と、画像データの全領域を消去する第2の消去手段のうちのいずれかが選択されるから、データ消去に係るジョブ以外の未処理ジョブの有無と未処理ジョブの処理優先レベルと消去対象の画像データのセキュリティレベルとに応じた適切な画像データの消去処理が可能となる。
請求項2に係る発明によれば、第1の消去手段と第2の消去手段とを容易に実現することができる。もとより、いずれの消去手段によっても記憶手段に記憶されている画像データを復元不可能とできるから、画像データが悪用されることによるトラブルを防止することができ、安全性を確保できる。
請求項3に係る発明によれば、第1の判断手段と第2の判断手段の判断結果に応じて、画像データの一部のみを消去する第1の消去方法と、画像データの全領域を消去する第2の消去方法のうちのいずれかが選択されるから、データ消去に係るジョブ以外の未処理ジョブの有無と未処理ジョブの処理優先レベルと消去対象の画像データのセキュリティレベルとに応じた適切な画像データの消去処理が可能となる。
請求項4に係る発明によれば、第1の消去方法と第2の消去方法とを容易に実現することができる。もとより、いずれの消去方法によっても記憶手段に記憶されている画像データを復元不可能とできるから、画像データが悪用されることによるトラブルを防止することができ、安全性を確保できる。
以下、この発明の一実施形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像処理装置1の概略構成を示すブロック図である。
この画像処理装置1は、入力インターフェース部(図面では入力IFと記す)2と、出力インターフェース部(図面では出力IFと記す)3と、第1RAM4と、圧縮・伸張部5と、第2RAM6と、ハードディスク装置(図面ではHDDと記す)7と、CPU8とを備えている。
前記入力インターフェース部2は、例えば原稿読み取り装置、FAX装置、コンピュータ等の外部装置から送られてきた画像データを受信するものである。
前記出力インターフェース部3は、前記ハードディスク装置7等に記憶されている画像データを前記外部装置に送信するものである。
前記第1RAM4は、外部から入力された画像データや外部に出力する画像データを、一旦記憶するものであり、バッファメモリとして機能する。
前記圧縮・伸張部5は、外部から入力された画像データを圧縮し、またハードディスク装置7から読み出された圧縮画像データを伸張するものである。この実施形態では、圧縮・伸張部5は、画像データをJBIG(Joint Bi-lebel Image experts Group:二値画像符号化の標準)形式で圧縮するものとなされている。
前記第2RAM6は、前記圧縮・伸張部5によって圧縮された画像データや、ハードディスク装置7から読み出された圧縮画像データを一旦記憶するものである。
なお、第1RAM4と第2RAM6とは別々のRAMで構成しても良いし、一つのRAMで構成しても良い。
前記ハードディスク装置7は、画像データを格納保存する不揮発性の記憶手段として機能するものであり、記憶された画像データは画像処理装置1の電源をオフにしても消去されることはない。
前記CPU8は、第1、第2のRAM4、6やハードディスク装置7に対する画像データの書き込み動作や読み出し動作の制御、画像データの消去に関する制御、圧縮・伸張部5に対する圧縮動作や伸張動作の制御等、画像処理装置1の全体を統括的に制御する。
そのほか、CPU8は、各種の機能を有する。例えば、後述する圧縮画像管理データやジョブ管理テーブルを作成する機能を有する。
図1に示した画像処理装置1において、ハードディスク装置7への画像登録を行うときは、画像処理装置1は入力インターフェース部2を介して外部から入力された画像データを、バッファメモリである第1RAM4に一旦格納する。
第1RAM4に格納された画像データは、圧縮・伸張部5によりJBIG形式で圧縮される。圧縮された画像データは第2RAM6に記憶される。そして、第2RAM6に記憶された前記圧縮画像データは、ハードディスク装置7へ転送され、装置の電源がオフにされても記憶が消失することはない。
また、画像データの出力を行うときは、ハードディスク装置7から圧縮画像データが読み出されて第2RAM6へ転送される。転送された圧縮画像データは、圧縮・伸張部5によって伸張され、バッファメモリである第1RAM4に格納される。そして、伸張された画像データが出力インターフェース部3から外部へ転送されるものとなされている。
前述したように、圧縮・伸張部5はJBIG形式で圧縮・伸張を行う機能を有している。JBIG圧縮された画像データの構成図を図2に示す。
JBIG圧縮された画像データは、プレーン構成となされている。そして、各プレーンの先頭部に位置するデータ(先頭データ)に、伸張する際に必要な情報が格納されており、これが消去(破壊)されると画像を伸張し、復元することは不可能となる。
圧縮・伸張部5により画像データがJBIG圧縮されて第2RAM6へ格納されると同時に、各プレーンの先頭の集約データを含む圧縮画像管理データが作成される。
圧縮画像管理データの構成を図3に示す。圧縮画像管理データには、各ジョブ毎にページ情報と集約データの各領域が設けられている。ページ情報の領域には、各ページの圧縮データ開始アドレス、圧縮データサイズ、圧縮データ形式に関する情報が格納されている。集約データはジョブ単位で管理されており、各プレーンの先頭データ開始アドレスと先頭データのサイズについての情報が格納されている。
このような圧縮画像管理データは、ハードディスク装置7あるいは図示しない他のメモリに記憶しても良い。
また、この実施形態では、コピージョブ、プリントジョブ、FAX送信ジョブ、FAX受信ジョブ等の各種ジョブが入力されると、ジョブ登録されるものとなされているが、このジョブ登録時に、そのジョブについて「ジョブの処理優先レベル」「セキュリティレベル」「処理」「消去タイミング」「消去指示」「先頭データ上書き」「全領域上書き」の各項目を有する管理データが作成されるものとなされている。
前記「ジョブの処理優先レベル」は、ジョブ処理の優先レベルを示す項目であり、この実施形態では、「高」「低」の2種類が設定される。設定は、ユーザの入力によって行われるものとしても良いし、ジョブの種類等に応じて自動的に設定されるものとしても良い。
前記「セキュリティレベル」は、画像データを消去するときのセキュリティレベルを示す項目であり、この実施形態では、「高」「低」の2種類が設定される。設定は、ユーザの入力によって行われるものとしても良いし、ジョブの種類等に応じて自動的に設定されるものとしても良い。
前記「処理」は、そのジョブの処理が終了しているか否かを管理する項目であり、ジョブの処理が終了すると「処理済み」が書き込まれる。
前記「消去タイミング」は、そのジョブの画像データを消去するときのタイミングを設定する項目である。この実施形態では、一般的なモードでのコピージョブやプリントジョブなどのように、ハードディスク装置7に保存しておく必要のないジョブについては、消去タイミングは「そのジョブの終了後」に設定される。一方、コピージョブやプリントジョブであっても、画像データをハードディスク装置7へ蓄積するモードの設定がなされていたり、ファクシミリ受信ジョブあるいは送信ジョブのように、ハードディスク装置7に保存しておく必要のあるジョブについては、消去タイミングは「消去が指示されたとき」に設定される。
前記「消去指示」は、消去タイミングが「消去が指示されたとき」に設定されているジョブについて、ユーザによりそのジョブの消去指示がなされたか否かを管理する項目である。ジョブ終了後に自動的に消去されるジョブについては、この項目は設定されない。
「先頭データ上書き」は、ハードディスク装置7に記憶されているJBIG圧縮された画像データについて、各プレーンの先頭データの上書きにより画像データが消去されているか否かを管理する項目である。
「全領域上書き」は、ハードディスク装置7に記憶されているJBIG圧縮された画像データについて、全領域の上書きにより画像データが消去されているか否かを管理する項目である。
ジョブ管理テーブルの一例を図7〜図9に示す。図7〜図9についての説明は後述する。このようなジョブ管理テーブルは、ハードディスク装置7あるいは図示しない他のメモリに記憶しても良い。
この実施形態では、CPU8が行う画像データの消去方法として、2種類が存在する。1つは、圧縮画像管理データの集約データから、各プレーンの先頭データのアドレスとサイズの情報を取り出し、ハードディスク装置7に記憶されている圧縮画像データの全領域に消去用のデータを上書きすることにより、画像データを復元不可能とする方法である。また他の1つは、圧縮画像管理データの集約データから、各プレーンの先頭データのアドレスとサイズの情報を取り出し、ハードディスク装置7に記憶されている圧縮画像データの前記先頭データのみを上書きすることにより、画像データを復元不可能とするものである。
前者の方法では、画像データの全領域を上書きすることから処理に時間がかかる、つまり低速の処理であるが、全領域のデータが確実に消去されることから、セキュリティは高いものとなる。これに対し、後者の方法は、各プレーンの先頭データのみを上書きすることから、短時間で処理できる、つまり高速の処理であるが、各プレーンの先頭データ以外のデータは上書きされていないから、復元不可能とはいえ未消去のままのデータ領域が存在することとなる。いずれの方法を採用するかは、前述したジョブ管理テーブルにおける各ジョブのセキュリティレベルや処理優先レベルに応じてCPU8が判断する。この点については後述する。
図4は、CPU8の制御のもとで行われる画像データの登録処理を示すフローチャートである。なお、以下の説明及び図面において、ステップを「S」と略記する。
まずS1で、CPU8は、入力されたジョブの画像データを圧縮・伸張部5にJBIG形式で圧縮させるとともに、そのジョブについて圧縮画像管理データ及びジョブ管理テーブルを作成する。
次にS2で、第2RAM6を介して、圧縮された画像データをハードディスク装置7に転送して記憶させ、登録処理を終了する。
図5は、ユーザによって画像データの消去指示が入力されたときの処理を示すフローチャートである。
消去指示があると、CPU8はS11で、指示があったジョブについて、ジョブ管理テーブルの「消去指示」の内容を「指示無し」から「指示あり」に変更して、この処理を終了する。
図6は、画像データを消去するときの処理を示すフローチャートである。
図6において、画像データの消去に際して、CPU8はまずS21で、ジョブ管理テーブルを解析することにより未処理のジョブが存在しているか否かを判断する。
未処理のジョブが存在していれば(S21の判断がYES)、S22に進み、未処理ジョブの処理優先レベルよりも高いセキュリティレベルの未消去データ(消去対象の画像データ)が無いかどうかを判断する。
無ければ(S22の判断がYES)、S23に進み、ハードディスク装置7に記憶されている未消去データの各プレーンの先頭データのみを消去用の所定のデータで上書きすることにより、復元不可能とする。つまり、この場合には、未処理ジョブの処理優先レベルが高く、従ってこのジョブの処理を早期に実行する必要があるので、前述した2つの消去方法のうち、高速・低セキュリティの消去方法である先頭データ上書き方式が採用される。消去が完了すると、ジョブ管理テーブルの「先頭データ上書き」の項目に「消去済み」が、「全領域上書き」の項目に「未消去」が書き込まれる。
S22において、未処理ジョブの処理優先レベルよりも高いセキュリティレベルの未消去データが有れば(S22の判断がNO)、S24に進み、その未消去データに対して、ハードディスク装置7に記憶されている全領域を消去用の所定のデータで上書きすることにより、復元不可能とする。つまり、この場合には、未処理ジョブの処理優先レベルが低く、このジョブの処理を早期に実行する必要がないので、前述した2つの消去方法のうち、低速・高セキュリティの消去方法である全領域上書き方式が採用される。消去が完了すると、ジョブ管理テーブルの「先頭データ上書き」の項目に「消去済み」が、「全領域上書き」の項目にも「消去済み」が書き込まれる。
S24の処理を実行後はS23に進み、S24で消去したデータ以外の未消去データを、先頭データのみの消去により復元不可能とするとともに、ジョブ管理テーブルの「先頭データ上書き」及び「全領域上書き」の項目を編集した後、処理を終了する。
また、S21の判断において、未処理のジョブが存在しないときは(S21の判断がNO)、S25に進む。未処理のジョブが存在しないときは、未処理ジョブの処理のために未消去データの消去を急ぐ必要はないから、低速・高セキュリティの消去方法である全領域上書き方式によりハードディスク装置7に記憶されている画像データが復元不可能に消去される。
このように、未処理ジョブの有無に応じて画像データの消去方法が選択されるから、画像処理装置1の動作状態に即した実用的な画像データの消去処理が可能となる。さらに、未処理ジョブの処理優先レベルをも考慮して画像データの消去方法を切り替えるから、実用的価値がさらに高まる。
以上の消去処理を具体的なジョブについて図7〜図9のジョブ管理テーブルを参照して説明する。
図7のジョブ管理テーブルにおいて、ジョブ4の処理が終了したとする。ジョブ4は終了後に消去されるが、消去時に次の未処理ジョブが存在しているか否かが判断される。図7に示すように、次のジョブ5が未処理であるから、ジョブ4のセキュリティレベルとジョブ5の処理優先レベルとが較べられる。ジョブ4のセキュリティレベルが低くジョブ5の処理優先レベルは高いから、ジョブ4の消去処理を高速で短時間に実行してジョブ5の処理を早期に開始するために、ジョブ4の画像データは先頭データの上書きにより消去される。ジョブ4の画像データの消去処理後は、ジョブ管理テーブルにおけるジョブ4の「先頭データ上書き」の項目に「消去済み」が、「全領域上書き」の項目に「未消去」が書き込まれる。
ジョブ4の消去終了後に未処理のジョブ5の処理を実行する。ジョブ5の終了後に、ジョブ5を消去するが、このとき次の未処理ジョブが存在するか否かが判断される。図7に示すように、未処理ジョブとしてジョブ6が存在しているから、ジョブ5のセキュリティレベルとジョブ6の処理優先レベルとが較べられる。ジョブ5のセキュリティレベルは高くジョブ5の処理優先レベルは低いから、低速・高セキュリティの消去方法選択され、ジョブ5の画像データは、全領域への上書きにより消去される。ジョブ5の画像データの消去処理後は、図8に示すように、ジョブ管理テーブルにおけるジョブ5の「先頭データ上書き」の項目に「消去済み」が、「全領域上書き」の項目にも「消去済み」が書き込まれる。
ジョブ5の消去終了後に未処理のジョブ6の処理を実行する。ジョブ6の終了後に、ジョブ6を消去するが、このとき次の未処理ジョブが存在するか否かが判断される。図8に示すように、未処理ジョブは存在しないから、未処理ジョブの早期処理のためにジョブ6の消去処理を高速で行う必要はない。従って、低速・高セキュリティの消去方法選択され、ジョブ6の画像データは、全領域への上書きにより消去される。ジョブ6の画像データの消去処理後は、図9に示すように、ジョブ管理テーブルにおけるジョブ6の「先頭データ上書き」の項目に「消去済み」が、「全領域上書き」の項目にも「消去済み」が書き込まれる。
さらに、先頭データ消去処理により先頭データは消去されてはいるが、先頭データ以外は未消去であるジョブが存在している場合には、この未消去の領域を上書きにより消去する。図7及び図8の実施形態では、ジョブ2及びジョブ4に未消去領域が存在するから、これらの未消去データ領域を上書きにより消去して、全領域が消去された状態とする。
そして、ジョブ2及びジョブ4の未消去領域の消去後は、図9に示すように、ジョブ管理テーブルにおけるジョブ2及び4の「全領域上書き」の項目が「消去済み」に変更される。
なお、図7〜図9のジョブ管理テーブルに示すジョブ3は、ユーザによる消去指示を待って消去されるジョブであり、未だ消去指示はないから、そのまま記憶状態が保持される。
このように、未処理の次ジョブが存在しないときは、過去の未消去データを含む消去対象の画像データが、低速・高セキュリティレベルの消去方法により確実に消去される。
以上の実施形態では、画像データを記憶蓄積する不揮発性の記憶手段としてハードディスク装置を用いたが、ハードディスク装置に限定されることはなく、電源がオフになっても記憶状態を保持できる各種の不揮発性の記憶手段を用いればよい。また、ハードディスク装置等の記憶手段は、画像処理装置の本体内に備えられていなくても良く、ネットワーク上に存在する端末の記憶手段に画像データを記憶させる画像処理装置であっても良いし、画像処理装置の構成要素の1つあるいは二つ以上がネットワークを介して接続されたものであっても良い。
また、各ジョブに対してセキュリティレベルを高、低2種類、処理優先レベルも高、低2種類設定したが、段階的に3種類以上設定してもよい。
また、高速かつ低セキュリティレベルで消去する第1の消去方法と、低速かつ高セキュリティレベルで消去する第2の消去方法として、画像データをJBIG形式で圧縮し、画像データの各プレーンの先頭データのみを消去する方法と、画像データの全領域を消去する方法とを例示したが、第1,第2の消去方法はこれに限定されることはない。
この発明の一実施形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 JBIG形式で圧縮された画像データの構成を示す説明図である。 圧縮画像データの管理データを示す説明図である。 図1の画像処理装置において実行される画像データの登録処理を示すフローチャートである。 同じく画像データの消去指示がなされたときの処理を示すフローチャートである。 同じく画像データの消去処理を示すフローチャートである。 ジョブ管理テーブルの内容を示す図である。 ジョブ管理テーブルの内容が変更された状態を示す図である。 ジョブ管理テーブルの内容がさらに変更された状態を示す図である。
符号の説明
1 画像処理装置
5 圧縮・伸張部
7 ハードディスク装置(記憶手段)
8 CPU(第1、第2消去手段、選択手段、制御手段)

Claims (4)

  1. 記憶手段に記憶されている消去対象の画像データの一部のみを消去する第1の消去手段と、
    前記記憶手段に記憶されている消去対象の画像データの全領域を消去する第2の消去手段と、
    画像データの消去に際し、データ消去に係るジョブ以外の未処理ジョブが有るか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段により前記未処理ジョブが有ると判断された場合に、前記未処理ジョブの処理優先レベルよりも高いセキュリティレベルの消去対象の画像データがあるか否かを判断する第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段により、前記未処理ジョブの処理優先レベルよりも高いセキュリティレベルの消去対象の画像データがあると判断された場合には、当該高いセキュリティレベルの消去対象の画像データに対して前記第2の消去手段を選択し、前記高いセキュリティレベルの消去対象の画像データ以外の消去対象の画像データに対して前記第1の消去手段を選択し、前記第2の判断手段により、前記未処理ジョブの処理優先レベルよりも高いセキュリティレベルの消去対象の画像データがないと判断された場合には、全ての消去対象の画像データに対して前記第1の消去手段を選択し、前記第1の判断手段により前記未処理ジョブがないと判断された場合には、全ての前記消去対象の画像データに対して前記第2の消去手段を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択した消去手段による消去処理を実行させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記記憶手段に記憶されている画像データがJBIG形式で圧縮された画像データであり、
    前記第1の消去手段は、前記圧縮された画像データの復元情報を有する各プレーンの先頭データのみを消去することにより画像データを復元不可能とし、
    前記第2の消去手段は、前記圧縮された画像データの全領域を消去することにより画像データを復元不可能とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 記憶手段に記憶されている消去対象の画像データの消去に際し、データ消去に係るジョブ以外の未処理ジョブが有るか否かを判断する第1の判断ステップと、
    前記第1の判断ステップにおいて前記未処理ジョブが有ると判断された場合に、前記未処理ジョブの処理優先レベルよりも高いセキュリティレベルの消去対象の画像データがあるか否かを判断する第2の判断ステップと、
    前記第2の判断ステップにおいて、前記未処理ジョブの処理優先レベルよりも高いセキュリティレベルの消去対象の画像データがあると判断された場合には、当該高いセキュリティレベルの消去対象の画像データに対して画像データの全領域を消去する第2の消去方法を選択し、前記高いセキュリティレベルの消去対象の画像データ以外の消去対象の画像データに対して画像データの一部のみを消去する第1の消去方法を選択し、前記第2の判断ステップにおいて、前記未処理ジョブの処理優先レベルよりも高いセキュリティレベルの消去対象の画像データがないと判断された場合には、全ての消去対象の画像データに対して前記第1の消去方法を選択し、前記第1の判断ステップにおいて前記未処理ジョブがないと判断された場合には、全ての前記消去対象の画像データに対して前記第2の消去方法を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにおいて選択した消去方法で画像データを消去する消去ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  4. 前記記憶手段に記憶されている画像データがJBIG形式で圧縮された画像データであり、
    前記第1の消去方法は、前記圧縮された画像データの復元情報を有する各プレーンの先頭データのみを消去することにより画像データを復元不可能とする方法であり、
    前記第2の消去方法は、前記圧縮された画像データの全領域を消去することにより画像データを復元不可能とする方法である請求項3に記載の画像処理方法。
JP2003419276A 2003-12-17 2003-12-17 画像処理装置及び画像処理方法 Expired - Fee Related JP4269926B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003419276A JP4269926B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 画像処理装置及び画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003419276A JP4269926B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 画像処理装置及び画像処理方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005184202A JP2005184202A (ja) 2005-07-07
JP2005184202A5 JP2005184202A5 (ja) 2006-05-18
JP4269926B2 true JP4269926B2 (ja) 2009-05-27

Family

ID=34781217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003419276A Expired - Fee Related JP4269926B2 (ja) 2003-12-17 2003-12-17 画像処理装置及び画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4269926B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4590887B2 (ja) * 2004-03-10 2010-12-01 セイコーエプソン株式会社 電子機器、ファイル消去プログラム及びファイル消去方法
JP2007310608A (ja) 2006-05-18 2007-11-29 Fuji Xerox Co Ltd データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラム
JP2007310769A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Fuji Xerox Co Ltd データ処理装置およびデータ処理方法とプログラム
JP4654988B2 (ja) * 2006-06-23 2011-03-23 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及びプログラム
JP2008009727A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Fuji Xerox Co Ltd データ処理装置およびデータ処理方法とプログラム
JP4863072B2 (ja) * 2006-11-08 2012-01-25 富士ゼロックス株式会社 データ処理装置とデータ処理方法ならびにプログラム
JP2011014103A (ja) * 2009-07-06 2011-01-20 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及び画像処理装置におけるデータ消去方法
JP6191281B2 (ja) * 2013-06-28 2017-09-06 ブラザー工業株式会社 画像処理装置
JP6217186B2 (ja) * 2013-07-03 2017-10-25 コニカミノルタ株式会社 画像データ処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005184202A (ja) 2005-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3265697B2 (ja) 画像処理装置
JP5419500B2 (ja) プログラムおよび情報処理装置
JP4053115B2 (ja) 文書画像データの記憶制御方式
JP4433684B2 (ja) ジョブ処理装置及び該装置におけるデータ管理方法
JP2008070975A (ja) データ保存装置及びデータ保存方法
KR20030084791A (ko) 화상 처리 장치를 갖는 시스템에 적합한 데이터 처리방법, 화상 처리 장치를 갖는 시스템, 화상 처리 장치,데이터 소거 방법, 해당 방법을 실행하는 프로그램, 및해당 프로그램을 기억한 기억 매체
US20060010160A1 (en) Information processing apparatus, storage device, storage control apparatus, and computer program product
US7502131B2 (en) Data processing device, facsimile machine having data processing function, data managing device associated with the data processing device and computer program
JP6875808B2 (ja) 情報処理装置
JP4269926B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2007287084A (ja) 画像処理装置及びプログラム
CN101087349A (zh) 图像形成设备和控制该设备的方法
JP5928505B2 (ja) 画像処理装置、同装置における画像処理方法及び画像処理プログラム
JP3852459B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4826610B2 (ja) 画像処理装置および画像消去プログラム
JP2006352738A (ja) 画像形成装置
JP2004258861A (ja) 情報処理方法
JP2009140069A (ja) 印刷システム
CN107544761B (zh) 图像形成装置及信息处理方法
JP2005329679A (ja) デジタル複合機及び印刷制御方法
JP7322236B2 (ja) 印刷装置、制御方法、及びプログラム
JP4483996B2 (ja) ジョブ処理装置及び該装置の制御方法及び制御プログラム
JP2001325129A (ja) ファイルシステム
JP4434310B2 (ja) ジョブ処理装置及び該装置の制御方法及び制御プログラム
JP2006211229A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060323

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090216

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140306

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees