JP2007310608A - データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラム - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データを再現するためにキーとなる領域を優先して消去することによって、消去時間を短くするデータ処理装置を提供する。
【解決手段】データ処理装置20は、複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶手段と、前記記憶されているデータの特定の領域を消去する特定領域消去手段と、前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去手段と、前記特定領域消去手段による消去を前記領域消去手段による消去よりも優先させて行うように制御する消去制御手段を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の記憶領域を有するデータを消去するデータ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムに関する。
近年、複写機やプリンタなどにおいて、画像データ等を保持するための記憶媒体としてハードディスクが用いられているが、破棄されたハードディスク内に保持された情報が残存する場合がある。このため、ハードディクス内の不要な情報を消去する必要性が高まっており、ハードディスク内の情報消去手法に関して、多くの手法が開示されている。ハードディスク上のデータの消去方式としては、米国安全保証局(NSA)推奨方式(1回目2回目は乱数で上書き、3回目は固定値で上書きする方法)が一般的に知られている。他の方式として上書き回数を増やして消去効果をより高める方式が一般的に知られている。
このような消去を行う手法として、例えば特許文献1には、プリントジョブの合間等の設定されたタイミングにおいて、メモリに上書きするためにダミーデータを用意し、ダミーデータをハードディスクの消去したい領域に転送する手法が開示されている。
この手法では、(1)消去時間が長時間になる可能性がある。特に消去方式によっては複数回の上書きを行うため、更に消去時間が膨大になる可能性がある。(2)消去途中で電源オフまたはハードディスクの不正な持ち出し等が行われた場合に、途中までしか消去が行われないため、消去できていないデータが漏洩する、という問題点があった。
また、上記(1)の問題を解決する手法として、例えば、特許文献2には、消去割合や消去時間を指定してそれに応じて一部分のみを消去するという手法が開示されている。この手法では、(3)消去割合を変更することで消去時間は短縮されるが、部分的にしか消去しないため、消去されていないデータが漏洩する、という問題点があった。
また、例えば特許文献3には、画像データが記憶された領域に対してセキュリティレベルに応じて繰り返し無効化作業を行い、機密保護を達成する画像処理装置を提供することを課題とし、デジタル複合機は、画像読み取り部とハードディスクと画像形成部と機器制御部とを備え、機器制御部によるハードディスクに記憶された先の画像データの無効化を行っている時に、画像読み取り部から新たな画像データの入力があった場合に、機器制御部によるハードディスクにおける先の画像データの無効化を中断し、機器制御部が入力される新たな画像データで先の画像データを無効化することが開示されている。
特開2005−18567号公報 特開2004−157758号公報 特開2004−56347号公報
従来の技術が有する問題点としては、消去時間が長時間になる可能性があること、それによって消去途中で電源オフ等が行われる可能性が高まること等、消去時間を短くする方式では部分的にしか消去しないため、消去されていないデータが漏洩する、ということが挙げられる。
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、データを再現するためにキーとなる領域を優先して消去することによって、消去時間を短くすること、または全体を消去することを行う場合であってもデータを再現するためにキーとなる領域を優先して消去するので、たとえ消去途中で電源断の事故等が起きた場合にもデータの再現を行えないようにし、データ漏洩を防ぐことができるようにしたデータ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1] 複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶手段と、
前記記憶されているデータの特定の領域を消去する特定領域消去手段と、
前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去手段と、
前記特定領域消去手段による消去を前記領域消去手段による消去よりも優先させて行うように制御する消去制御手段
を具備することを特徴とするデータ処理装置。
[2] 前記消去制御手段は、前記記憶手段に記憶されているデータのデータ構成に応じて前記特定領域消去手段が消去する特定の領域を決定する
ことを特徴とする[1]に記載のデータ処理装置。
[3] 複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶手段と、
前記記憶されているデータの特定の領域のみを消去する特定領域消去手段
を具備することを特徴とするデータ処理装置。
[4] 前記特定領域消去手段が消去する特定の領域を指定する特定領域指定手段
を具備することを特徴とする[1],[2]または[3]に記載のデータ処理装置。
[5] 前記領域消去手段が消去する領域を指定する領域指定手段
を具備することを特徴とする[1],[2]または[4]に記載のデータ処理装置。
[6] 前記消去は、複数回の上書消去であり、
該上書消去の回数を指定する上書回数指定手段
を具備することを特徴とする[1],[2],[3],[4]または[5]に記載のデータ処理装置。
[7] 前記領域消去手段による消去のタイミングを指定する消去タイミング指定手段
を具備することを特徴とする[1],[2],[4],[5]または[6]に記載のデータ処理装置。
[8] 前記消去制御手段は、前記領域消去手段による消去を行わせるか否かを指定する
ことを特徴とする[1],[2],[4],[5],[6]または[7]に記載のデータ処理装置。
[9] 前記領域消去手段による消去は、前記特定領域以外の領域を複数階層に分けて消去する
ことを特徴とする[1],[2],[4],[5],[6]または[7]に記載のデータ処理装置。
[10] 複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶手段と、
前記記憶されているデータの各々の特定の領域を消去する特定領域消去手段と、
前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去手段と、
前記特定領域消去手段による消去を前記領域消去手段による消去よりも優先させて行うように制御する消去制御手段
を具備することを特徴とするデータ処理装置。
[11] 複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶手段と、
前記記憶されているデータの特定の領域を消去する特定領域消去手段と、
前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去手段と、
前記特定領域消去手段による消去と前記領域消去手段による消去とを交互に行うように制御する消去制御手段
を具備することを特徴とするデータ処理装置。
[12] 複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶手段と、
前記記憶されているデータの各々の特定の領域のみを消去する特定領域消去手段
を具備することを特徴とするデータ処理装置。
[13] 複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶手段
を具備するデータ処理装置は、
前記記憶されているデータの特定の領域を消去し、
前記特定の領域以外の領域を消去し、
前記特定領域の消去を前記特定の領域以外の領域の消去よりも優先させて行うように制御する
ことを特徴とするデータ処理方法。
[14] 複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶手段
を具備するデータ処理装置は、
前記記憶されているデータの特定の領域のみを消去する
ことを特徴とするデータ処理方法。
[15] 複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶手段
を具備するデータ処理装置は、
前記記憶されているデータの各々の特定の領域を消去し、
前記特定の領域以外の領域を消去し、
前記特定領域の消去を前記特定の領域以外の領域の消去よりも優先させて行うように制御する
ことを特徴とするデータ処理方法。
[16] 複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶手段
を具備するデータ処理装置は、
前記記憶されているデータの特定の領域を消去し、
前記特定の領域以外の領域を消去し、
前記特定領域の消去と前記特定の領域以外の領域の消去とを交互に行うように制御する
ことを特徴とするデータ処理方法。
[17] 複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶手段
を具備するデータ処理装置は、
前記記憶されているデータの各々の特定の領域のみを消去する
ことを特徴とするデータ処理方法。
[18] データ処理装置に、
複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶機能と、
前記記憶されているデータの特定の領域を消去する特定領域消去機能と、
前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去機能と、
前記特定領域消去機能による消去を前記領域消去機能による消去よりも優先させて行うように制御する消去制御機能
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
[19] データ処理装置に、
複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶機能と、
前記記憶されているデータの特定の領域のみを消去する特定領域消去機能
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
[20] データ処理装置に、
複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶機能と、
前記記憶されているデータの各々の特定の領域を消去する特定領域消去機能と、
前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去機能と、
前記特定領域消去機能による消去を前記領域消去機能による消去よりも優先させて行うように制御する消去制御機能
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
[21] データ処理装置に、
複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶機能と、
前記記憶されているデータの特定の領域を消去する特定領域消去機能と、
前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去機能と、
前記特定領域消去機能による消去と前記領域消去機能による消去とを交互に行うように制御する消去制御機能
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
[22] データ処理装置に、
複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶機能と、
前記記憶されているデータの各々の特定の領域のみを消去する特定領域消去機能
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
前記本発明は次のように作用する。
本発明におけるデータ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムは、複数の記憶領域を有するデータを消去する。
複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶手段を具備するデータ処理装置は、前記記憶されているデータの特定の領域を消去し、前記特定の領域以外の領域を消去し、前記特定の領域の消去を前記特定の領域以外の領域の消去よりも優先させて行うように制御する。または、前記記憶されているデータの特定の領域のみを消去する。これによって、データを再現するためにキーとなる領域を優先して消去することによって、消去時間を短くすることができる。または全体を消去することを行う場合であってもデータを再現するためにキーとなる領域を優先して消去するので、たとえ消去途中で電源断の事故等が起きた場合にもデータの再現を行えないようにし、データ漏洩を防ぐことができる。
複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶手段を具備するデータ処理装置は、前記記憶されているデータの各々の特定の領域を消去し、前記特定の領域以外の領域を消去し、前記特定の領域の消去を前記特定の領域以外の領域の消去よりも優先させて行うように制御する。または、前記記憶されているデータの特定の領域を消去し、前記特定の領域以外の領域を消去し、前記特定の領域の消去と前記特定の領域以外の領域の消去とを交互に行うように制御する。または、前記記憶されているデータの各々の特定の領域のみを消去する。これによって、データが複数記憶されている場合に、データを再現するためにキーとなる領域を優先して消去することによって、消去時間を短くすることができる。または全体を消去することを行う場合であってもデータを再現するためにキーとなる領域を優先して消去するので、たとえ消去途中で電源断の事故等が起きた場合にもデータの再現を行えないようにし、データ漏洩を防ぐことができる。
本発明にかかるデータ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムによれば、データを再現するためにキーとなる領域を優先して消去することによって、消去時間を短くすることができ、利便性を高めることができる。そして、短時間の消去処理でもデータ漏洩の可能性をより低くすることができる。または全体を消去することを行う場合であってもデータを再現するためのキーとなる領域を優先して消去するので、たとえ消去途中で電源断の事故等が起きた場合にもデータの再現を行えないようにし、データ漏洩を防ぐことができ、破棄すべきデータを的確に消去することができる。
以下、図面に基づき本発明の好適な各種の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態の概略を説明する。
記憶装置内のデータを上書き消去するデータ処理装置20では、上書き消去処理を複数処理過程に分割して実施する。まず始めは、データの一部のみの上書き消去を実施し、次に残りの部分の上書き消去を実施する。ハードディスクには、例えばCBC(Cipher Block Chaining)モードで暗号化されたデータが複数セクタにわたって格納されている。CBCモードでは暗号化処理単位(ブロック)毎に前のブロックの暗号化データをもとに暗号化されるため、先頭ブロックのみを消去すれば以降のブロックの暗号データが解読されにくいという特徴がある。つまり、前のブロックを参照しなければ次のブロックを再生できないものであり、ランダムアクセスに適さないものである。本実施の形態では、第一の上書き消去処理として、上書き指定されたデータが格納された複数セクタのうち先頭セクタのみをN回上書き消去する。続いて第二の上書き消去処理として、先頭セクタ以外のセクタをN回上書き消去する。なお、第二の上書き消去処理の実施の有無および2回目以降の上書き消去処理は選択可能である。
以下、説明する実施の形態は、スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス、複合機(プリント機能、スキャン機能、ファックス機能、複写機能等を有しているもの)等に適用することができ、記憶装置には画像等の比較的大容量のものが記憶されているときに効果をより発揮する。また、記憶装置としてハードディスク、消去対象の領域としてセクタを主に例示して説明する。
図1〜図4は本発明の第1の実施の形態を示している。図1は、本発明の第1の実施の形態の概念的なモジュール構成例を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはプログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。したがって、以下説明する実施の形態は、装置、方法およびプログラムの説明をも兼ねている。また、モジュールは機能にほぼ一対一に対応しているが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1つの装置によって実行されてもよいし、分散または並列環境における装置によって1モジュールが複数装置で実行されてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続を含む。
また、装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク等で接続されて構成されるほか、1つの装置によって実現される場合も含まれる。
データ処理装置20はHDD30と接続されている。HDD30には、複数のセクタによって記憶されているデータが記憶されている。そのデータは1つであってもよいし、複数であってもよい。そのセクタは、最初に再生処理しなければならない情報が記憶されている特定のセクタ(例えば先頭セクタ)とその他のセクタに分けることができる。
データ処理装置20内には、ユーザインタフェース201、データ構造解析モジュール202、上書消去制御モジュール203、先頭セクタ消去モジュール204、非先頭セクタ消去モジュール205、上書消去モジュール206がある。
ユーザインタフェース201は、上書消去制御モジュール203と接続されており、データ処理装置20を用いる操作者に対して処理結果等をディスプレイに表示したり、操作者からの指示を受け付けたりする。ここで指示としては、先頭セクタのみを消去すること、上書き消去するセクタを指定すること、先頭セクタ、その他のセクタを指定すること、先頭セクタ、その他のセクタ毎に上書き回数を指定すること、その他のセクタに対する消去のタイミングを指定すること、非先頭セクタ消去モジュール205による処理の有無を指定することができる。
データ構造解析モジュール202は、HDD30、上書消去制御モジュール203と接続されており、HDD30に記憶されている情報を読み込み、解析することによって、HDD30に記憶されているデータ構造を解析する。例えば、記憶されているデータはCBCモードで暗号化されたものであること、そしてそのデータの先頭セクタの位置等が判明する。その解析結果を上書消去制御モジュール203に伝達する。
上書消去モジュール206は、HDD30、先頭セクタ消去モジュール204、非先頭セクタ消去モジュール205と接続されており、先頭セクタ消去モジュール204または非先頭セクタ消去モジュール205の指示によりHDD30内のセクタを消去する。ここでの消去は上書消去であり、1回のみの消去もあり、複数回消去が行われる場合もある。
先頭セクタ消去モジュール204は、上書消去制御モジュール203、上書消去モジュール206と接続されており、上書消去制御モジュール203からの指示により先頭セクタの消去を上書消去モジュール206へ指示する。
非先頭セクタ消去モジュール205は、上書消去制御モジュール203、上書消去モジュール206と接続されており、上書消去制御モジュール203からの指示により先頭セクタ以外のセクタ(つまり、2番目以降に位置するセクタ)の消去を上書消去モジュール206へ指示する。
上書消去制御モジュール203は、ユーザインタフェース201、データ構造解析モジュール202、先頭セクタ消去モジュール204、非先頭セクタ消去モジュール205と接続されており、ユーザインタフェース201からの操作者の指示またはデータ構造解析モジュール202からのデータ構造を受け取り、先頭セクタ消去モジュール204または非先頭セクタ消去モジュール205を制御してデータ消去を行う。その制御として、先頭セクタ消去モジュール204による消去を非先頭セクタ消去モジュール205による消去よりも優先させること、先頭セクタ消去モジュール204のみの消去とすること(つまり、非先頭セクタ消去モジュール205による消去は行わない)、先頭セクタ消去モジュール204が消去するセクタを決定すること、非先頭セクタ消去モジュール205が消去するセクタを決定すること、先頭セクタ消去モジュール204または非先頭セクタ消去モジュール205が上書消去する回数をそれぞれ決定すること、非先頭セクタ消去モジュール205による消去タイミングを決定すること、非先頭セクタ消去モジュール205による消去を行わせるか否かを決定すること、非先頭セクタ消去モジュール205により消去すべき複数セクタを階層に分けて消去すること、先頭セクタ消去モジュール204と非先頭セクタ消去モジュール205による消去を交互に行わせることがある。そして、これらの制御は、ユーザインタフェース201を介して操作者からの指示による場合、データ構造解析モジュール202による解析結果による場合、予め上書消去制御モジュール203内に定められている場合がある。
図2は、本実施の形態が実現される画像処理装置のハードウェアを例示した概略ブロック図である。本ハードウェアは、CPU10、データ処理装置20、HDD30、スキャナ40、プリントエンジン50、RAM60、ROM70、通信インタフェース80、ユーザインタフェース90、内部バス99を有している。CPU10は、画像処理装置全体の制御を行う。データ処理装置20は、CPU10等の指示に従い、HDD30とのデータ格納、読み出しを行う。本実施の形態では、主にHDD30内のデータ消去を行う。RAM60は、プログラム、データ、イメージデータを記憶する。ROM70は、固定的なプログラム、データを記憶し、主に画像処理装置の電源オン時に必要な情報が記憶されている。HDD30は、データ処理装置20と接続されており、RAM60に記憶されたイメージデータを格納したりする。通信インタフェース80は、通信網との通信処理を行い、他の機器との送受信を行う。ユーザインタフェース90は、画像処理装置の操作者による操作を受け付け、CPU10からの指示に従い、操作者への表示を行う。スキャナ40は、イメージデータをRAM60に取り込む。プリントエンジン50は、RAM60内のイメージデータをプリントアウト等する。これらは、内部バス99に接続されており、各部分は連携して処理を行う。
次に作用・働き(動作)を説明する。
図3を用いて、第1の実施の形態における消去処理のアルゴリズムを説明する。
ステップS101では、上書消去制御モジュール203が上書消去データの範囲を指定する。この指定は、ユーザインタフェース201を介して操作者からの指示による場合、データ構造解析モジュール202による解析結果による場合、予め上書消去制御モジュール203内に定められている場合がある。ひとかたまりのデータを指定することになり、例えば複写処理が終了したイメージデータ、プリントアウトしたイメージデータ、ファックス終了したイメージデータ、HDD30内の全てのデータ等がある。
ステップS102では、上書消去制御モジュール203が先頭データを選択する。つまり、複数データがある場合はその先頭データ、消去対象となるデータが1つのみである場合はそのデータとなる。
ステップS103では、選択データの先頭セクタをN回消去する。つまり、対象となっているデータの先頭セクタを上書消去によって完全に消去する。
ステップS104では、全てのデータに対してステップS103が実行されたかを判断する。ステップS101で指定されたデータ範囲として1つのデータのみであれば、ステップS103は1回のみ実行される。複数データが指定された場合は、そのデータ個数分の回数だけステップS103が実行される。全てのデータに対してステップS103が終了した場合は、ステップS106へ進む。
ステップS105では、複数データに対して消去処理を実行する際に、次の対象となるデータを選択する。そして、ステップS103へ戻る。
ステップS106では、強制終了するか否かを判断する。ステップS101からステップS105の処理によって全てのデータの先頭セクタが消去されたことになる。HDD30に記憶されているデータはCBCモードで暗号化されたデータであるので、その他のセクタは消去する必要性は低い。そこで、短時間で消去処理を終了させたい場合はここで終了させてもよい。この指定は、ユーザインタフェース201を介した操作者からの指示、予め上書消去制御モジュール203内に定められている場合がある。
ステップS107では、ステップS102と同様に先頭データを選択する。
ステップS108では、選択データの先頭セクタ以外のセクタをN回消去する。つまり、対象となっているデータの先頭セクタ以外のセクタを上書消去によって完全に消去する。
ステップS109では、全てのデータに対してステップS108が実行されたかを判断する。終了した場合は消去処理を終了する(ステップS111)。
ステップS110では、複数データに対して消去処理を実行する際に、次の対象となるデータを選択する。そして、ステップS108へ戻る。
図4を用いて、図3のフローチャートに従って消去処理された場合のセクタ毎の消去状況を説明する。
図4(A)は、消去処理が開始される前のHDD30内のデータ構造を示している。ここでは、データとして3つ(データ1、データ2、データ3)あり、セクタとしてそれぞれ3つ示している(例えば、データ1に対しては、データ1−1、データ1−2、データ1−3)。
図4(B)は、第一の消去処理の結果を示している。図3のフローチャートのステップS100からステップS105までの処理が終了した結果である。つまり、各々のデータの先頭セクタ(データ1−1、データ2−1、データ3−1)がN回上書消去された状態である。また、図3のステップS106で終了した場合(Yesの場合)、この状態で消去処理が終了することになる。この場合、全てのセクタを消去するよりも先頭セクタのみを消去しているので早く消去処理が終了することになる。例えば、各データが100セクタあれば、100分の1の時間で終了することになる。そして、CBCデータに対して先頭セクタを消去しているので元データを再現することは非常に困難となり、データ漏洩の危険性は低減する。
図4(C)は、第二の消去処理の結果を示している。図3のフローチャートのステップS107からステップS111までの処理が終了した結果である。これによって全てのデータの全てのセクタに対して、米国安全保証局推奨方式による消去が行われたことになる。
本実施の形態では、第一の上書消去処理により最初にデータの先頭セクタのみを完全に消去するため、複数データを短時間で読み取り不可能なレベルまで消去可能である。より安全を望むユーザに対しては、第二の上書消去処理により継続して残りのセクタも消去可能である。第二の上書消去処理は所定のタイミング(直ちに/継続するジョブがない場合/・・・等)で実施可能である。このタイミングは図3のステップS106で調整することが可能である。
本実施の形態では、消去処理中にその消去が中断されても、従来に比べ消去していないデータの内容は解読しづらいものとなる。
図5、図6を用いて本発明の第2の実施の形態を説明する。概念的なモジュール構成例は第1の実施の形態(図1)と同様であるが、主に上書消去制御モジュール203の一部の機能を用いている。また、データ処理装置20のハードウェア例も第1の実施の形態(図2)と同様である。なお、第1の実施の形態と同種のモジュールの重複した説明を省略する。
第2の実施の形態の概略を説明する。
記憶装置内のデータを上書き消去するデータ処理装置20では、上書き消去処理を複数処理過程に分割して実施する。まず始めは、データの一部のみの上書き消去を実施し、次に残りの部分の上書き消去を実施する。ハードディスクには、例えばCBCモードで暗号化されたデータが複数セクタにわたって格納されている。CBCモードでは暗号化処理単位(ブロック)毎に前のブロックの暗号化データをもとに暗号化されるため、先頭ブロックのみを消去すれば以降のブロックの暗号データが解読されにくいという特徴がある。本実施の形態では、第一の上書き消去処理として、上書き指定されたデータが格納された複数セクタのうち先頭セクタのみを1回上書き消去する。続いて第二の上書き消去処理として、先頭セクタ以外のセクタを1回上書き消去する。更に、上記第一の上書き消去処理をN回まで実施後、第二の上書き消去処理をN回まで実施し上書き消去処理を終了する。なお、第二の上書き消去処理の実施の有無、および2回目以降の上書き消去処理は選択可能である。
上書消去制御モジュール203は、先頭セクタ消去モジュール204に対して全データの先頭セクタの1回消去を行わせる。次に非先頭セクタ消去モジュール205に対して全データの先頭セクタ以外のセクタの1回消去を行わせる。これをN回繰り返す制御を行う。つまり、先頭セクタ消去モジュール204と非先頭セクタ消去モジュール205とによる消去が交互にN回繰り返されることになる。
図5を用いて、第2の実施の形態における消去処理のアルゴリズムを説明する。図3の処理と同様の場合は対応するステップを参照するだけにする。
ステップS201は、ステップS101と同様である。
ステップS202では、変数Nに1を設定する。全体をN回繰り返すためである。
ステップS203は、ステップS102と同様である。
ステップS204では、選択データの先頭セクタを1回消去する。つまり、対象となっているデータの先頭セクタを1回だけ上書消去する。
ステップS205は、ステップS104と同様である。
ステップS206は、ステップS105と同様である。そして、ステップS204へ戻る。
ステップS207は、ステップS106と同様である。ここまでの処理によって、全データの先頭セクタは1回上書消去されている。したがって、第1の実施の形態よりは早く全データの先頭データに対して消去処理が行えることになる。時間にしてN分の1になる。
ステップS208は、ステップS107と同様である。
ステップS209では、選択データの先頭セクタ以外のセクタを1回消去する。つまり、対象となっているデータの先頭セクタ以外のセクタを1回だけ上書消去する。
ステップS210は、ステップS109と同様である。
ステップS211は、ステップS110と同様である。そして、ステップS209へ戻る。
ステップS212では、変数Nの値を調べて、N回になっていたならば終了する。または、この時点で強制的に終了してもよい。
ステップS213では、変数Nをインクリメントする(1加える)。そして、ステップS203へ戻る。
図6を用いて、図5のフローチャートに従って消去処理された場合のセクタ毎の消去状況を説明する。
図6(A)は図4(A)と同様である。
図6(B)は、先頭セクタの1回消去が行われた場合の状況を示している。図5のフローチャートでは、変数Nが1の状態でステップS203からステップS206の処理が行われた結果である。
図6(C)は、先頭セクタ以外のセクタの1回消去が行われた場合の状況を示している。図5のフローチャートでは、変数Nが1の状態でステップS208からステップS211の処理が行われた結果である。これによって、全データの全セクタに対して1回上書消去が行われたことになる。
そして、変数Nをインクリメント(ステップS213)しながら、図6(B)の状態、図6(C)の状態がN回繰り返されることになる。最終的には、図4(C)と同じ状態になる。
この第2の実施の形態は、第1の実施の形態に比べ、先頭セクタの消去を完全に終了するまでの時間は長くなるが、早期に残りのセクタを消去することで、データ全体をバランスよく消去可能である。
図7、図8を用いて本発明の第3の実施の形態を説明する。概念的なモジュール構成例は第1の実施の形態(図1)と同様であるが、主に上書消去制御モジュール203の一部の機能を用いている。また、データ処理装置20のハードウェア例も第1の実施の形態(図2)と同様である。なお、第1の実施の形態と同種のモジュールの重複した説明を省略する。
第3の実施の形態の概略を説明する。
記憶装置内のデータを上書き消去するデータ処理装置20では、上書き消去処理を複数処理過程に分割して実施する。本実施例では、第一の上書き消去処理として、上書き指定されたデータが格納された複数セクタのうち先頭セクタのみを上書き消去する。続いて第二の上書き消去処理として、第二セクタのみを上書き消去する。以降、同様に第三セクタから最終セクタまでを、第三の上書き消去処理から最終の上書き消去処理によって順次上書き消去する。なお、第二以降の上書き消去処理においては実施の有無を選択可能である。
上書消去制御モジュール203は、先頭セクタ消去モジュール204を用いて全データの先頭セクタを完全消去し、それ以降のセクタに対しては非先頭セクタ消去モジュール205を用いて各セクタずつ完全消去するようにする。つまり、1セクタずつ完全消去するようにする。CBCモードによって暗号化されているデータは、先頭セクタから順次階層化されており、上位階層の再生が終了しないとその下位の階層セクタ内のデータを再生することができない。第3の実施の形態では、階層的なデータ構造に対して、その階層毎に消去するようにしたものである。
図7を用いて、第3の実施の形態における消去処理のアルゴリズムを説明する。図3の処理と同様の場合は対応するステップを参照するだけにする。
ステップS301は、ステップS101と同様である
ステップS302では、変数Mに1を設定する。全体をM回(全データのセクタ数のうち最大のもの)繰り返すためである。
ステップS303は、ステップS102と同様である。
ステップS304では、選択データのM番目のセクタを完全消去する。つまり、対象となっているデータのM番目のセクタをN回上書消去する。最初の時(M=1)は先頭セクタの消去となる。
ステップS305では、ステップS104と同様である。
ステップS306では、ステップS105と同様である。
ステップS307では、変数Mの値を調べて、M回になっていたならば終了する。または、この時点で強制的に終了してもよい。
ステップS308では、変数Mをインクリメントする(1加える)。そして、ステップS303へ戻る。
図8を用いて、図7のフローチャートに従って消去処理された場合のセクタ毎の消去状況を説明する。
図8(A)は図4(A)と同様である。
図8(B)は、第一の消去処理が終了した状態である。つまり、図7のフローチャートでM=1でステップS303からステップS307までが終了した結果である。
図8(C)は、第二の消去処理が終了した状態である。つまり、図7のフローチャートでM=2でステップS303からステップS307までが終了した結果である。
図8(D)は、第三の消去処理が終了した状態である。つまり、図7のフローチャートでM=3でステップS303からステップS307までが終了した結果である。
以後、第四のセクタ、・・・と続き、最終セクタ(M番目)まで繰り返される。なお、各データのセクタ数は異なる場合があるため、セクタ数が少ないデータは完全消去が先に終了することになる。
本実施の形態では、第一の上書き消去処理により最初にデータの先頭セクタのみを消去するため、複数データを短時間で読み取り不可能なレベルまで消去可能である。より安全を望むユーザに対しては、第二以降の上書き消去処理により継続して残りのセクタも消去可能である。第二以降の上書き消去処理は所定のタイミング(直ちに/継続するジョブがない場合/・・・等)で実施可能である。
本実施の形態では、消去処理中にその消去が中断されても、従来に比べ消去していないデータの内容は解読しづらいものとなる。
また、複数の消去処理としてデータの先頭セクタから順番にセクタを消去するようにしたが、これに限らず、第2セクタ以降のセクタに対しては、複数の消去処理においてどのセクタを消去してもかまわず、複数の消去処理毎に消去するセクタを予め指定しておくようにしても良い。
例えば、図9に示すように、ハードディスク全消去などでは、まずはハードディスクの先頭アドレス(図9(A))→最終アドレス(図9(B))→中間アドレス(図9(C))で消去し、続いてハードディスクを二分割し、第一分割の中間アドレス(図9(D))→第二分割の中間アドレス(図9(E))、・・・のようにハードディスク全体を均等に消去していっても良い。
本実施の形態では、CBCモードで暗号化されたデータの消去処理について説明したが、暗号化されていないデータにも適用可能である。例えば、伸張処理において順次再生する必要がある圧縮画像データ、画像処理データ、ヘッダー部分に再生処理に必要な情報が格納されているデータ等を対象とすることができる。
また、第一の消去処理としてデータの先頭セクタを消去したが、これに限らず、再生のために必要なセクタであれば、どのセクタから消去してもかまわず、最初に消去するセクタを予め指定しておくようにしても良い。
前記実施の形態においては、先頭セクタとその他のセクタの上書消去の回数として、同一のN回であったが、先頭セクタの上書回数をN回よりも多い数にし、その他のセクタに対する上書回数はそれよりも少ないようにしてもよい。
また、前記実施の形態においては、先頭セクタを優先して消去することを示したが、再生処理を行う際に最初に必要となるデータが格納されているセクタであればよい。
前記実施の形態においては、ハードディスクの領域としてセクタを示したが、トラック単位、ブロック単位、ページ単位に消去してもよい。また、1つのセクタを消去対象の単位領域としたが、複数のセクタを消去対象の単位領域としてもよい。
前記実施の形態ではハードディスクに対してセクタ単位で上書き消去をする例を示したが、フラッシュメモリ等の他の不揮発性メモリや、または揮発性メモリに格納されたデータの上書き消去にも適用可能である。この場合はより小さなブロック単位での上書き消去も可能である。
前記実施の形態では消去対象をデータとしたが、これはファイル単位、ジョブ単位であってもよい。
なお、消去とは、必ずしも0にクリアすることではなく、現在記憶されているデータを無効化することである。
なお、説明したプログラムについては、記録媒体に格納することも可能であり、その場合は、例えば以下の発明としても把握することができる。
データ処理装置に、
複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶機能と、
前記記憶されているデータの特定の領域を消去する特定領域消去機能と、
前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去機能と、
前記特定領域消去機能による消去を前記領域消去機能による消去よりも優先させて行うように制御する消去制御機能
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
データ処理装置に、
複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶機能と、
前記記憶されているデータの特定の領域のみを消去する特定領域消去機能
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
データ処理装置に、
複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶機能と、
前記記憶されているデータの各々の特定の領域を消去する特定領域消去機能と、
前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去機能と、
前記特定領域消去機能による消去を前記領域消去機能による消去よりも優先させて行うように制御する消去制御機能
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
データ処理装置に、
複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶機能と、
前記記憶されているデータの特定の領域を消去する特定領域消去機能と、
前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去機能と、
前記特定領域消去機能による消去と前記領域消去機能による消去とを交互に行うように制御する消去制御機能
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
データ処理装置に、
複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶機能と、
前記記憶されているデータの各々の特定の領域のみを消去する特定領域消去機能
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去および書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、上記のプログラムまたはその一部は、上記記録媒体に記録して保存や流通等させることが可能である。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにはこれらの組合せ等の伝送媒体を用いて伝送することが可能であり、また、搬送波に乗せて搬送することも可能である。
さらに、上記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。
データ処理装置を例示した概略ブロック図である。 データ処理装置のハードウェアを例示した概略ブロック図である。 第1の消去処理例のフローチャートである。 第1の消去処理によるハードディスク内のデータ消去を模式的に例示した説明図である。 第2の消去処理例のフローチャートである。 第2の消去処理によるハードディスク内のデータ消去を模式的に例示した説明図である。 第3の消去処理例のフローチャートである。 第3の消去処理によるハードディスク内のデータ消去を模式的に例示した説明図である。 消去処理によるハードディスク内のデータ消去を模式的に例示した説明図である。
符号の説明
10…CPU
20…データ処理装置
30…HDD
40…スキャナ
50…プリントエンジン
60…RAM
70…ROM
80…通信インタフェース
90…ユーザインタフェース
99…内部バス
201…ユーザインタフェース
202…データ構造解析モジュール
203…上書消去制御モジュール
204…先頭セクタ消去モジュール
205…非先頭セクタ消去モジュール
206…上書消去モジュール

Claims (22)

  1. 複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶されているデータの特定の領域を消去する特定領域消去手段と、
    前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去手段と、
    前記特定領域消去手段による消去を前記領域消去手段による消去よりも優先させて行うように制御する消去制御手段
    を具備することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記消去制御手段は、前記記憶手段に記憶されているデータのデータ構成に応じて前記特定領域消去手段が消去する特定の領域を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶されているデータの特定の領域のみを消去する特定領域消去手段
    を具備することを特徴とするデータ処理装置。
  4. 前記特定領域消去手段が消去する特定の領域を指定する特定領域指定手段
    を具備することを特徴とする請求項1,2または3に記載のデータ処理装置。
  5. 前記領域消去手段が消去する領域を指定する領域指定手段
    を具備することを特徴とする請求項1,2または4に記載のデータ処理装置。
  6. 前記消去は、複数回の上書消去であり、
    該上書消去の回数を指定する上書回数指定手段
    を具備することを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載のデータ処理装置。
  7. 前記領域消去手段による消去のタイミングを指定する消去タイミング指定手段
    を具備することを特徴とする請求項1,2,4,5または6に記載のデータ処理装置。
  8. 前記消去制御手段は、前記領域消去手段による消去を行わせるか否かを指定する
    ことを特徴とする請求項1,2,4,5,6または7に記載のデータ処理装置。
  9. 前記領域消去手段による消去は、前記特定領域以外の領域を複数階層に分けて消去する
    ことを特徴とする請求項1,2,4,5,6または7に記載のデータ処理装置。
  10. 複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶手段と、
    前記記憶されているデータの各々の特定の領域を消去する特定領域消去手段と、
    前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去手段と、
    前記特定領域消去手段による消去を前記領域消去手段による消去よりも優先させて行うように制御する消去制御手段
    を具備することを特徴とするデータ処理装置。
  11. 複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶手段と、
    前記記憶されているデータの特定の領域を消去する特定領域消去手段と、
    前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去手段と、
    前記特定領域消去手段による消去と前記領域消去手段による消去とを交互に行うように制御する消去制御手段
    を具備することを特徴とするデータ処理装置。
  12. 複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶手段と、
    前記記憶されているデータの各々の特定の領域のみを消去する特定領域消去手段
    を具備することを特徴とするデータ処理装置。
  13. 複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶手段
    を具備するデータ処理装置は、
    前記記憶されているデータの特定の領域を消去し、
    前記特定の領域以外の領域を消去し、
    前記特定領域の消去を前記特定の領域以外の領域の消去よりも優先させて行うように制御する
    ことを特徴とするデータ処理方法。
  14. 複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶手段
    を具備するデータ処理装置は、
    前記記憶されているデータの特定の領域のみを消去する
    ことを特徴とするデータ処理方法。
  15. 複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶手段
    を具備するデータ処理装置は、
    前記記憶されているデータの各々の特定の領域を消去し、
    前記特定の領域以外の領域を消去し、
    前記特定領域の消去を前記特定の領域以外の領域の消去よりも優先させて行うように制御する
    ことを特徴とするデータ処理方法。
  16. 複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶手段
    を具備するデータ処理装置は、
    前記記憶されているデータの特定の領域を消去し、
    前記特定の領域以外の領域を消去し、
    前記特定領域の消去と前記特定の領域以外の領域の消去とを交互に行うように制御する
    ことを特徴とするデータ処理方法。
  17. 複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶手段
    を具備するデータ処理装置は、
    前記記憶されているデータの各々の特定の領域のみを消去する
    ことを特徴とするデータ処理方法。
  18. データ処理装置に、
    複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶機能と、
    前記記憶されているデータの特定の領域を消去する特定領域消去機能と、
    前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去機能と、
    前記特定領域消去機能による消去を前記領域消去機能による消去よりも優先させて行うように制御する消去制御機能
    を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
  19. データ処理装置に、
    複数の記憶領域を有するデータを記憶する記憶機能と、
    前記記憶されているデータの特定の領域のみを消去する特定領域消去機能
    を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
  20. データ処理装置に、
    複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶機能と、
    前記記憶されているデータの各々の特定の領域を消去する特定領域消去機能と、
    前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去機能と、
    前記特定領域消去機能による消去を前記領域消去機能による消去よりも優先させて行うように制御する消去制御機能
    を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
  21. データ処理装置に、
    複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶機能と、
    前記記憶されているデータの特定の領域を消去する特定領域消去機能と、
    前記特定の領域以外の領域を消去する領域消去機能と、
    前記特定領域消去機能による消去と前記領域消去機能による消去とを交互に行うように制御する消去制御機能
    を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
  22. データ処理装置に、
    複数の記憶領域を有するデータを複数記憶する記憶機能と、
    前記記憶されているデータの各々の特定の領域のみを消去する特定領域消去機能
    を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
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