JP4300956B2 - 情報処理装置、情報処理方法、記録媒体、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、記録媒体、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、記憶媒体を用いて情報(電子データ)の読み出しや書き込みを行う情報処理装置及び情報処理方法、さらには情報処理方法を実行するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体や、情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
従来、パーソナルコンピュータ等の端末装置、複写機あるいはファクシミリ装置などの各種の情報処理装置では、ハードディスク等の記憶媒体(外部記憶装置)に対してデータの書き込みや読み出しのためのアクセスが行われない状態(アクセス無しの状態)が続くと、自動的に省エネルギーモードに移行して装置の消費電力を抑える「省電力制御」が広く行われている。省エネルギーモードへの移行は、アクセス無しの継続時間をタイマーで計測し、この継続時間が予め設定された所定時間に達した時点で行われる。また、省エネルギーモードに移行するときは、ハードディスク等の記憶媒体の駆動部の電源を切ることにより消費電力を抑える。省電力制御に関する従来の技術としては特許文献1に記載されたものが知られている。
また一般に、デジタル複写機、プリンタ、ファクシミリ等やこれらの機能を複合的に備える複合機などの画像処理装置においては、画像処理の対象となる画像データをファイルに書き込んでハードディスク等の記憶媒体に一旦記憶(格納)し、そこから適宜画像データを読み出して出力(印刷)するようにしている。このような画像処理装置では、画像データを書き込んだファイルを削除しようとした場合に、削除対象となるファイルを単に未使用(新規データの書き込みが可能)の扱いに変更しただけでは、ファイルに書き込まれたデータが記憶媒体の内部に残存したままになる。そのため、削除対象ファイルに書き込まれたデータが何らかの機密情報を含む場合は、この機密情報が外部(第三者)に漏洩する恐れがある。そこで、ファイルの削除に関して、削除対象ファイルに元のデータと異なるデータをオーバーライト(上書き)することにより、元のデータを完全に消去する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−2271538号公報 特開平9−223061号公報
しかしながら、上述のように削除対象ファイルに元のデータと異なるデータをオーバーライトして機密情報の漏洩を防止するにあたっては、実際にデータ消去が必要と判断された削除対象ファイル(以下、「オーバーライト用の削除対象ファイル」とも記す)のデータをオーバーライトで消去している最中に、別のファイルがオーバーライト用の削除対象ファイルに指定された場合でも、この削除対象ファイルのデータを確実に消去できるように、データ消去のためのオーバーライト処理を起動した後で、記憶媒体に繰り返しアクセスしてオーバーライト用の削除対象ファイルを検索する必要がある。そうした場合、記憶媒体に対してデータの読み書きのためのアクセスが全く発生していなにもかかわらず、オーバーライト用ファイルの検索のために記憶媒体へのアクセスが頻繁に行われることになる。そのため、上記オーバーライト処理を起動した後は、仮に、記憶媒体に対してデータの読み書きのためのアクセスが無い状況が長時間続いたとしても、上記ファイル検索のためのアクセスが頻発することにより、いつまで経っても省エネルギーモードに移行できないという状況に陥ってしまう。
本発明に係る情報処理装置は、記憶媒体に記憶されたファイルの削除要求を受け付ける手段と、削除要求を受け付けた削除対象ファイルのうち、オーバーライトによってデータを消去する必要があるオーバーライト用の削除対象ファイル情報をメモリ上の管理テーブルに登録する手段と、管理テーブルを参照してオーバーライト用の削除対象ファイルを検索する手段と、検索によって抽出されたオーバーライト用の削除対象ファイルのデータをオーバーライトによって消去する手段と、オーバーライトによってデータを消去した削除対象ファイル情報を管理テーブルから消去する手段と、管理テーブルに削除対象ファイル情報が登録されていない状況下で記憶媒体にアクセスが行われていない場合に、このアクセス無しの継続時間が予め設定された所定時間に達した時点で省エネルギーモードに移行する手段とを備えるものである。
本発明に係る情報処理方法は、記憶媒体に記憶されたファイルの削除要求を受け付ける処理と、削除要求を受け付けた削除対象ファイルのうち、オーバーライトによってデータを消去する必要があるオーバーライト用の削除対象ファイル情報をメモリ上の管理テーブルに登録する処理と、管理テーブルを参照してオーバーライト用の削除対象ファイルを検索する処理と、検索によって抽出されたオーバーライト用の削除対象ファイルのデータをオーバーライトによって消去する処理と、オーバーライトによってデータを消去した削除対象ファイル情報を管理テーブルから消去する処理と、管理テーブルに削除対象ファイル情報が登録されていない状況下で記憶媒体にアクセスが行われていない場合に、このアクセス無しの継続時間が予め設定された所定時間に達した時点で省エネルギーモードに移行する処理とを含むものである。
本発明に係る記録媒体は、記憶媒体に記憶されたファイルの削除要求を受け付ける処理と、削除要求を受け付けた削除対象ファイルのうち、オーバーライトによってデータを消去する必要があるオーバーライト用の削除対象ファイル情報をメモリ上の管理テーブルに登録する処理と、管理テーブルを参照してオーバーライト用の削除対象ファイルを検索する処理と、検索によって抽出されたオーバーライト用の削除対象ファイルのデータをオーバーライトによって消去する処理と、オーバーライトによってデータを消去した削除対象ファイル情報を管理テーブルから消去する処理と、管理テーブルに削除対象ファイル情報が登録されていない状況下で記憶媒体にアクセスが行われていない場合に、このアクセス無しの継続時間が予め設定された所定時間に達した時点で省エネルギーモードに移行する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明に係るプログラムは、記憶媒体に記憶されたファイルの削除要求を受け付ける処理と、削除要求を受け付けた削除対象ファイルのうち、オーバーライトによってデータを消去する必要があるオーバーライト用の削除対象ファイル情報をメモリ上の管理テーブルに登録する処理と、管理テーブルを参照してオーバーライト用の削除対象ファイルを検索する処理と、検索によって抽出されたオーバーライト用の削除対象ファイルのデータをオーバーライトによって消去する処理と、オーバーライトによってデータを消去した削除対象ファイル情報を管理テーブルから消去する処理と、管理テーブルに削除対象ファイル情報が登録されていない状況下で記憶媒体にアクセスが行われていない場合に、このアクセス無しの継続時間が予め設定された所定時間に達したときに省エネルギーモードに移行する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明に係る情報処理装置、情報処理方法、記録媒体及びプログラムにおいては、オーバーライト用の削除対象ファイル情報をメモリ上の管理テーブルに登録するため、いちいち記憶媒体にアクセスして削除対象ファイルを検索しなくても、管理テーブルを参照することでオーバーライト用の削除対象ファイルを検索し抽出することが可能となる。したがって、オーバーライトによるデータ消去に際しては、検索によって抽出したオーバーライト用の削除対象ファイルのデータを消去するときだけ、記憶媒体へのアクセスが行われるようになる。これにより、データ消去のためのオーバーライト処理を起動した際には、記憶媒体へのアクセスが、オーバーライトによるデータ消去とデータの読み書きのためのアクセスだけに限定される。そのため、アクセス無しの継続時間が予め設定された所定時間に達した時点で省エネルギーモードに移行することにより、オーバーライト処理を起動した際にも、適切な状況、タイミングで省エネルギーモードに移行することが可能となる。
本発明の情報処理装置、情報処理方法、記録媒体及びプログラムによれば、削除対象ファイルのデータを消去するためのオーバーライト処理を起動(実行)しているときでも、適切な状況、タイミングで省エネルギーモードに移行することができるため、機密データの漏洩防止と省電力制御を適切に両立させることが可能となる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。図示した画像処理装置は、CPU(Central Processing Unit)1、ROM(Read-Only Memory)2、RAM(Random Access Memory)3、画像入力部4、ユーザインターフェース(UI)5、ハードディスク(HD)6、画像出力部7を備えて構成されている。
CPU1は、予めROM2に格納された制御プログラムや制御データにしたがって画像処理装置の動作を統括的に制御するものである。RAM3は、CPU1によって実行されるプログラムやデータの読み出しのためのワーク領域として使用されるメインメモリである。
画像入力部4は、画像処理装置で処理される画像データ(処理前の画像データ)を入力するもので、例えば、原稿に記録された画像を光学的に読み取るスキャナ等の画像読取部(IIT;image input terminal)とそこで読み取られた画像データに各種の画像処理(例えば、階調補正、色補正、解像度変換、拡縮処理、スクリーン生成など)を施す画像処理部(IPS;image processing system)によって構成される。
ユーザインターフェース5は、ユーザとの間で情報の受け渡しを行うためのもので、例えば、タッチパネル式の液晶表示部、各種のキースイッチからなる操作パネルによって構成される。ハードディスク6は、大容量の記憶容量をもつ不揮発性の記憶媒体である。このハードディスク6には、画像入力部4によって入力された画像データがファイルに書き込んで格納(記憶)される。画像出力部(image output terminal)7は、画像処理装置で処理された画像データ(処理済み画像データ)を印刷出力するもので、例えばプリンタエンジン等によって構成される。
ちなみに、本発明の実施形態に係る画像処理装置がネットワーク対応型のデジタル複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などである場合は、外部装置から自装置宛に送信された画像データをネットワーク経由で受信する通信部によって画像入力部4が構成される場合もあり得る。
また、ここでは記憶媒体の一例としてハードディスク6を挙げたが、これ以外の不揮発性メモリを記憶媒体として備える装置であっても適用可能である。
上記構成からなる画像処理装置においては、原稿の画像を読み取って得られた画像データが画像入力部4から入力されると、この画像データがCPU1からの制御指示にしたがってファイルの形で一旦ハードディスク6に記憶される。さらに、CPU1からの制御指示にしたがってハードディスク6内のファイルから画像データが読み出され、この画像データに基づいて画像出力部7が用紙等にインク、トナー等の印刷材料を用いて可視画像を印刷出力する。このようなコピー動作において、画像データの記憶(書き込み)に使用されたハードディスク6内のファイルは、例えば、1回のコピー動作(ジョブ)が終了した時点で自動的に削除される。
その際、本発明の実施形態に係る画像処理装置では、図2及び図3に示すフローチャートにしたがって処理が行われる。なお、図2に示す処理と図3に示す処理は、ROM2に格納された制御プログラムをCPU1が読み出して実行することにより、それぞれ独立したタスクとして行われるものである。
図2はファイルの削除要求の受付処理を示すフローチャートである。先ず、ファイルの削除要求があるか否かを確認し、削除要求があれば、これを受け付ける(ステップS1,S2)。ファイルの削除要求は、例えば、1回のコピー動作が終了するごとに装置内で自動的に発行される。また、ファイルの削除要求では、削除対象となる1つ又は複数のファイルが指定される。
次に、削除要求を受け付けた削除対象ファイルの画像データ(以下、単に「データ」と記す)をオーバーライトによって消去する必要があるか否かを判断する(ステップS3)。そして、データ消去が不要と判断した場合は、通常どおりにファイルの削除を実行する(ステップS4)。ステップS4におけるファイルの削除は、削除対象ファイルが未使用(新規データの書き込みが可能)の扱いとなるように、そのファイル名を変更(リネーム)することにより行えばよい。
また、削除対象ファイルのデータ消去が必要か否かの判断は、例えば、画像入力部4から入力される画像データに付加される特定の情報を用いて行うことができる。具体的には、画像入力部4で原稿の画像を読み取って得られた画像データの特定の位置に予め決められた特定の情報が付されている場合(例えば、原稿の角に黒い塗りつぶし部分がある場合や、原稿の画像中に丸秘と書かれた文字情報がある場合など)、或いは画像の出力を指示するプリントジョブでデータ消去を指示する情報が付加されている場合に、それらの情報の有無にしたがって、有りの場合はデータ消去が必要、無しの場合はデータ消去が不要と判断する。また、データの取り扱い方法を注釈したアノテーション指定(例えば、禁複写、禁持ち出し、極秘など)がなされた画像データや、ウォータマークでデータ消去が指示された画像データ、さらにはユーザインターフェース5を用いたセキュリティモードの設定操作(ユーザ操作)でデータ消去が指示されたプリントジョブの画像データについては、データ消去が必要と判断する。
上記ステップS3でデータ消去が必要と判断した場合は、ユーザインターフェース5の液晶表示部にデータ消去中である旨のメッセージを表示するとともに、RAM3に格納された管理テーブルにオーバーライト用の削除対象ファイル情報を登録する(ステップS5)。ステップS5においては、削除対象ファイル情報として、例えば、データ消去が必要と判断されたオーバーライト用の削除対象ファイルの所在を示す情報が登録される。削除対象ファイルの所在を示す情報としては、ボリュームラベル、ファイル名などを適用することができる。このとき、1つのハードディスクをパーティションの設定によって複数のボリュームに分けたときは、それぞれのボリュームを識別可能なボリュームラベルが、削除対象ファイル情報として管理テーブルに登録される。また、複数のハードディスクを備えた場合は、それら複数のハードディスクを1つのハードディスクと見なして複数のボリュームに区分することにより、それぞれのボリュームを識別可能なボリュームラベルが、削除対象ファイル情報として管理テーブルに登録される。
その後、データ消去のためのオーバーライト処理の起動を指示する(ステップS6)。このステップS6においては、オーバーライト処理の起動を指示する処理と合わせて、データ消去が必要と判断された削除対象ファイルのファイル名を、オーバーライト(データ消去)用のファイルである旨を明示するファイル名に変更(リネーム)する処理も行われる。このとき、削除対象ファイル情報としてファイル名を管理テーブルに登録している場合は、ハードディスク6に格納された削除対象ファイルのファイル名(変更後のファイル名)との整合をとるために、管理テーブルに登録されたファイル名も一緒に変更しておく。
図3はデータ消去のためのオーバーライト処理を示すフローチャートである。先ず、オーバーライト処理を起動するかどうか確認し(ステップS11)、上記図2に示す処理の中でオーバーライト処理の起動が指示されていれば、これを起動すべくステップS12に進み、指示されていなければステップS18に移行する。ステップS12においては、RAM3に格納された管理テーブルを更新する。管理テーブルの更新は、これ以降の処理(ステップS13〜S17)で削除対象ファイル(オーバーライト用)のデータをオーバーライトによって完全に消去した後に、この削除対象ファイル情報の登録を抹消することにより行われる。この時、ハードディスク上に削除対象ファイルが他に無いかを確認し、ハードディスクの内容と管理テーブルの内容とが整合が取れるように管理テーブルを更新する。ちなみに、上記図2の処理に含まれる管理テーブルへの削除対象ファイル情報の登録に係る処理(ステップS5)が、単に管理テーブルへの削除対象ファイル情報の登録を要求するものである場合は、ステップS12における管理テーブルの更新処理により、要求のあった削除対象ファイル情報の登録が行われる。
次に、RAM3上の管理テーブルを参照してオーバーライト用の削除対象ファイルを検索する(ステップS13)。この検索により、オーバーライト用の削除対象ファイルが抽出された場合はステップS14でYesと判定してステップS15に進み、抽出されなかった場合はステップS14でNoと判定してステップS18に移行する。
続いて、ステップS15においては、先ほどの検索によって抽出されたオーバーライト用の削除対象ファイル情報(管理テーブルの登録情報)を基にハードディスク6にアクセスし、その削除対象ファイル情報で所在が指定されたオーバーライト用の削除対象ファイルを確認する。ここでの確認は、管理テーブルに登録されていたオーバーライト用の削除対象ファイルが、その所在先として示されたボリューム(ハードディスク6内)に存在するかどうかの確認となる。次いで、オーバーライト用の削除対象ファイルに対して、元のデータと異なるデータ(無意味なデータ)をオーバーライトすることにより、元のデータを完全に消去する(ステップS16)。
その後、オーバーライトによるデータ消去が終了したか否かを判断し(ステップS17)、終了した時点で上記ステップS2に戻る。この場合、ステップS2においては、RAM3上の管理テーブルの更新処理として、上述のようにオーバーライトの実行によってデータが消去された削除対象ファイル情報の登録を抹消する処理が行われる。したがって、例えば、管理テーブルに登録された削除対象ファイルの個数が1個の場合は、当該1個のファイルのオーバーライトが終了した段階で、管理テーブルの更新によりその登録が抹消される。また、管理テーブルに登録された削除対象ファイルの個数が複数個の場合は、当該複数個のファイルのオーバーライトが全て終了した段階で、管理テーブルの更新によりその登録が全て抹消される。この場合、1個の削除対象ファイルのオーバーライトが終了するごとに、管理テーブルの更新により削除対象ファイル情報の登録が1個ずつ抹消される。また、オーバーライト実行中に、上記図2に示す処理によって管理テーブルに新たに削除対象ファイル情報が登録(新規登録)された場合は、その登録と同時に管理テーブルの削除対象ファイル登録数が増加するため、新たに登録された削除対象ファイルのオーバーライトが終了した段階で、管理テーブルの更新によりその登録が抹消される。
一方、ステップS18においては、ハードディスク6にアクセス(例えば、データ消去のためのアクセスや、データの読み書きのためのアクセスなど)が行われていないかどうかを確認し、アクセスが行われていない場合は、このアクセス無しの継続時間をタイマーで計測する。その後、タイマーで計測している継続時間が予め設定された所定時間に達したか否かを判定する(ステップS19)。そして、継続時間が所定時間に達していない場合は上記ステップS13に戻り、継続時間が所定時間が達した場合はその時点で省エネルギーモードに移行する(ステップS20)。この省エネルギーモードでは、ハードディスク6の駆動部(磁気ディスク回転用の駆動部、磁気ヘッド移動用の駆動部など)の電源を切ることにより消費電力を抑える。
ちなみに、ステップ18でアクセス無しの継続時間の計測を開始した場合は、その後、オーバーライト(データ消去)の実行やデータの読み書きのためにハードディスク6へのアクセスが行われるまで、継続時間の計測が維持される。また、継続時間が所定時間に達する前にハードディスク6へのアクセスが行われた場合(例えば、ステップS14でYesと判定した場合など)は、それまでタイマーで計測した継続時間が直ちにリセット(ゼロリセット)される。
以上説明したように本実施形態の画像処理装置においては、削除要求を受け付けた削除対象ファイルのデータをオーバーライトによって消去する必要がある場合に、このオーバーライト用の削除対象ファイル情報をRAM3上の管理テーブルに登録するようにしたので、実際にオーバーライト処理を起動した際には、いちいちハードディスク6にアクセスして削除対象ファイルを検索しなくても、管理テーブルを参照することでオーバーライト用の削除対象ファイルを検索し抽出することができる。したがって、オーバーライトによるデータ消去に際しては、検索によって抽出したオーバーライト用の削除対象ファイルのデータを消去するときだけ、ハードディスク6へのアクセスが行われるようになる。これにより、ハードディスク6へのアクセスが、オーバーライトによるデータの消去とデータの読み書きのためのアクセスだけに限定される。そのため、アクセス無しの継続時間が予め設定された所定時間に達した時点で省エネルギーモードに移行することにより、オーバーライト処理を起動した際にも、適切な状況、タイミングで省エネルギーモードに移行することができる。
また、従来ではオーバーライト用の削除対象ファイルを検索するために頻繁にハードディスクにアクセスする必要があったが、本実施形態の場合は、上述のようにオーバーライトによってデータを消去するときだけハードディスク6にアクセスし、それ以外はRAM3へのアクセスにより管理テーブルを使ってオーバーライト用の削除対象ファイルを検索するため、ハードディスク6へのアクセス回数が少なくなる。そのため、ハードディスク6における磁気ディスクの回転動作や磁気ヘッドのシーク動作による電力消費が抑えられる。したがって、更なる省エネルギー効果が期待できる。また、オーバーライト処理時にハードディスク6へのアクセス頻度が低くなることで磁気ディスクの回転を停止している期間も格段に長くなるため、ハードディスク6の連続動作(ディスク回転動作)による著しい寿命低減を回避することができる。
なお、上記実施形態においては、画像処理装置への適用例について説明したが、本発明はこれに限らず、画像情報以外の情報(電子データ)をハードディスク等の記憶媒体を用いて処理する情報処理装置全般に広く適用することが可能である。
また、本発明は、画像処理装置等の情報処理装置としてだけでなく、上記図2及び図3のフローチャートに示した処理手順(各ステップ)に基づく情報処理方法や、この情報処理方法を実現するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、さらには上記情報処理方法をコンピュータに実行させるプログラムの形態で提供することも可能である。また、プログラムを記録する記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM等を用いることができる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 ファイルの削除要求の受付処理を示すフローチャートである。 データ消去のためのオーバーライト処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…画像入力部、5…UI(ユーザインターフェース)、6…HD(ハードディスク)、7…画像出力部

Claims (10)

  1. 記憶媒体に記憶されたファイルの削除要求を受け付ける手段と、
    前記削除要求を受け付けた削除対象ファイルのうち、オーバーライトによってデータを消去する必要があるオーバーライト用の削除対象ファイル情報をメモリ上の管理テーブルに登録する手段と、
    前記管理テーブルを参照して前記オーバーライト用の削除対象ファイルを検索する手段と、
    前記検索によって抽出された前記オーバーライト用の削除対象ファイルのデータをオーバーライトによって消去する手段と、
    前記オーバーライトによってデータを消去した前記削除対象ファイル情報を前記管理テーブルから消去する手段と、
    前記管理テーブルに前記削除対象ファイル情報が登録されていない状況下で前記記憶媒体にアクセスが行われていない場合に、このアクセス無しの継続時間が予め設定された所定時間に達した時点で省エネルギーモードに移行する手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記オーバーライト用の削除対象ファイルを検索する前に前記管理テーブルを更新する手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記継続時間が前記所定時間に達する前に前記記憶媒体へのアクセスが行われた場合に、前記継続時間をリセットする手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記削除対象ファイル情報は、前記オーバーライト用の削除対象ファイルの所在を示す情報である
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 前記記憶媒体がハードディスクである
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. 前記削除対象ファイルのデータが画像データである
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  7. 前記オーバーライト用の削除対象ファイルのデータをオーバーライトによって消去した後で、前記管理テーブルの更新を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  8. 記憶媒体に記憶されたファイルの削除要求を受け付ける処理と、
    前記削除要求を受け付けた削除対象ファイルのうち、オーバーライトによってデータを消去する必要があるオーバーライト用の削除対象ファイル情報をメモリ上の管理テーブルに登録する処理と、
    前記管理テーブルを参照して前記オーバーライト用の削除対象ファイルを検索する処理と、
    前記検索によって抽出された前記オーバーライト用の削除対象ファイルのデータをオーバーライトによって消去する処理と、
    前記オーバーライトによってデータを消去した前記削除対象ファイル情報を前記管理テーブルから消去する処理と、
    前記管理テーブルに前記削除対象ファイル情報が登録されていない状況下で前記記憶媒体にアクセスが行われていない場合に、このアクセス無しの継続時間が予め設定された所定時間に達した時点で省エネルギーモードに移行する処理と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 記憶媒体に記憶されたファイルの削除要求を受け付ける処理と、
    前記削除要求を受け付けた削除対象ファイルのうち、オーバーライトによってデータを消去する必要があるオーバーライト用の削除対象ファイル情報をメモリ上の管理テーブルに登録する処理と、
    前記管理テーブルを参照して前記オーバーライト用の削除対象ファイルを検索する処理と、
    前記検索によって抽出された前記オーバーライト用の削除対象ファイルのデータをオーバーライトによって消去する処理と、
    前記オーバーライトによってデータを消去した前記削除対象ファイル情報を前記管理テーブルから消去する処理と、
    前記管理テーブルに前記削除対象ファイル情報が登録されていない状況下で前記記憶媒体にアクセスが行われていない場合に、このアクセス無しの継続時間が予め設定された所定時間に達した時点で省エネルギーモードに移行する処理と
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 記憶媒体に記憶されたファイルの削除要求を受け付ける処理と、
    前記削除要求を受け付けた削除対象ファイルのうち、オーバーライトによってデータを消去する必要があるオーバーライト用の削除対象ファイル情報をメモリ上の管理テーブルに登録する処理と、
    前記管理テーブルを参照して前記オーバーライト用の削除対象ファイルを検索する処理と、
    前記検索によって抽出された前記オーバーライト用の削除対象ファイルのデータをオーバーライトによって消去する処理と、
    前記オーバーライトによってデータを消去した前記削除対象ファイル情報を前記管理テーブルから消去する処理と、
    前記管理テーブルに前記削除対象ファイル情報が登録されていない状況下で前記記憶媒体にアクセスが行われていない場合に、このアクセス無しの継続時間が予め設定された所定時間に達したときに省エネルギーモードに移行する処理と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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