JP4651291B2 - 情報処理装置、画像処理装置、及び画像形成装置 - Google Patents

情報処理装置、画像処理装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、ディジタルデータを記憶する記憶手段を有し、この記憶手段に記憶されたデータのセキュリティを考慮したPC、HDレコーダ、カーナビゲーション、ゲーム機の情報処理装置、ディジタルデータが画像データである場合の画像処理に適用される画像処理装置、及びこの画像処理装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、デジタル複写機ではハードディスク等の(以下、HDD)不揮発性記憶媒体を搭載したものがあり、このHDDは電子ソート機能、画像登録機能等、画像データを1度蓄え利用する機能に用いられている。電子ソート機能は原稿を読み取り、HDDに記憶し、全ての画像を読み取り、HDDに記憶させた後、この画像をページ順にHDDから読み出し、プリントアウトするものである。これにより、複数のビンを持つソータ装置を持たなくても、コピー紙をソートした状態で排紙することが可能となる。また、画像登録機能は予め複数のフォーム画像を登録画像としてHDDに記憶することで再度スキャナで読みとることなく、必要なときに何度でもプリントアウトを行うことができる。
この種の技術として例えば特許文献1に開示された発明が公知である。この発明は、複数のHDDに対して簡易な構成で高速な画像データの転送ができ、かつ複数のHDDを1台のHDDとして効率的に管理することが可能なハードディスクコントローラを備えた画像形成装置に関するもので、前記ハードディスクコントローラは、複数のHDDに対して、略同時に、パラメータ設定、コマンド発行およびステータスリード等の制御を行うと共に、画像データを分轄して略同時にDMA転送できるように構成したものである。
特開2002−354217号公報
しかしながら、HDDはデータを保持して上記のように利用できる反面、コマンド等でデータの消去を行わないといつまでもデータが保持されるので不正に機器から取り外された場合、データを盗まれる可能性があり、セキュリティに問題がある。また、コマンドで行われるデータ消去でも、以前に書き込まれた1ビットの各データ領域を1回のデータの上書きで全て書き換えることはできず、書き換えられていないデータ部分が残る。このように1回書き込むだけでは、ディスク面上に磁気データが残り、完全に書き換えられるわけではないので、残った磁気データ部分を全て書き換えるように、確率的に残った磁気データ部分が全て書き換えられたと考えられる回数、データを上書きしなければならない。このために同じデータ、例えば0を前記回数書き込むか、乱数を前記回数書き込むことが一般的、特に後者の乱数を使用するのが一般的に行われている。その際、メモリ上にデータを作成し、そのデータを数回作成し、HDDに書き込むことが考えられるが、メモリ上にデータを作成して転送しなければならず、手間がかかった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、HDDなどの大容量記憶手段内のデータを消去するためにメモリ上にデータを作成して大容量記憶手段に転送する手間を省き、データ消去のパフォーマンスを向上させることができる情報処理装置、画像処理装置、及び画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、データを格納するための大容量記憶手段と、前記大容量記憶手段に対して前記データについてのリード/ライトを制御する記憶制御手段と、装置全体の制御を司る制御手段と、を備え、更に、前記記憶制御手段は、前記制御手段によりリード/ライト可能なレジスタを含むと共に、当該制御手段により当該レジスタに設定されるコマンドをデコードして前記大容量記憶手段へのリード/ライトの指示を行うための信号生成を指示する指示手段と、データ設定用のレジスタを含むと共に、前記制御手段によりリード/ライト可能なレジスタと、前記大容量記憶手段への書き込みデータを前記データ設定用のレジスタ値あるいは他のデータのいずれかに切り替える切り替え手段と、前記大容量記憶手段への書き込みを前記レジスタ値あるいは前記他のデータのいずれかにするかを指定するレジスタと、を備えた情報処理装置であって、前記制御手段は、装置の使用頻度が少ないときに移行する省エネモードへの移行前に前記記憶制御手段を指示して前記大容量記憶手段のデータを消去した旨を当該装置に表示すると共に、当該装置が当該省エネモードから復帰したときに当該大容量記憶手段のデータが消去された旨を再度当該装置に表示する制御を行うことを特徴とする。
係る情報処理装置の一実施態様は、上記情報処理装置において、前記データ設定用のレジスタ、乱数初期値レジスタと、前記乱数初期値レジスタの値に基づいて乱数を発生する乱数発生部と、備え、前記切り替え手段によって切り替えられる前記データ設定用のレジスタ値は、前記乱数発生部から発生した前記乱数のデータであることを特徴とする。
前記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、画像データを入力するための入力手段と、装置の全体の動作を制御する制御手段と、前記入力手段から入力される画像データを少なくとも1ページ分格納するためのメモリと、画像データを格納するための大容量記憶手段と、前記メモリに対して前記画像データについてのリード/ライトの制御、並びに前記大容量記憶手段に対して当該画像データのリード/ライトを制御する画像蓄積制御部と、を備え、更に、前記画像蓄積制御部は、前記制御手段によりリード/ライト可能なレジスタを含むと共に、当該制御手段により当該レジスタに設定されるコマンドをデコードして前記大容量記憶手段へのリード/ライトの指示を行うための信号生成、並びにメモリデータ転送のDMA起動の指示を行うCPUI/F部と、前記制御手段によりリード/ライト可能なデータ設定用のレジスタと、前記大容量記憶手段への書き込みデータを前記データ設定用のレジスタ値か前記メモリからのデータかを切り替える切り替え手段と、前記大容量記憶手段への書き込みを前記レジスタ値あるいは前記メモリからのデータのいずれかにするかを指定するレジスタと、を備えた画像処理装置であって、前記制御手段は、装置の使用頻度が少ないときに移行する省エネモードへの移行前に前記記憶制御手段を指示して前記大容量記憶手段のデータを消去した旨を当該装置に表示すると共に、当該装置が当該省エネモードから復帰したときに当該大容量記憶手段のデータが消去された旨を再度当該装置に表示する制御を行うことを特徴とする。
係る画像処理装置の一実施態様は、上記画像処理装置において、前記データ設定用のレジスタは、乱数初期値レジスタと、前記乱数初期値レジスタの値に基づいて乱数を発生する乱数発生部と、を備え、前記大容量記憶手段への書き込みを指定するレジスタによって指定される前記レジスタ値は、前記乱数発生部から発生した前記乱数のデータであることを特徴とする。
上記何れかの画像処理装置の他の実施態様は、前記大容量記憶手段への書き込みを指示する指示手段を備え、前記指示手段から指示されたタイミングで前記大容量記憶手段への書き込みが実行されることを特徴とする。
上記画像処理装置の別の実施態様の1つは、前記タイミングは、作業を行った直後であることを特徴とする。
上記画像処理装置の別の実施態様のもう1つは、前記タイミングは、1日のうちの予め設定された時刻であることを特徴とする。
その他、本発明の画像形成装置は、上記何れか1つの画像処理装置を備えたことを特徴とする。
なお、以下の実施形態において、大容量記憶手段はHDD208に、記憶制御手段は画像蓄積制御部205に、制御手段はCPU202に、制御手段によりリード/ライト可能なレジスタは書き換えデータ用レジスタ205aに、指示手段はデータパス切り替えビット205bに、乱数初期値レジスタは符号205eに、乱数発生部は符号205fに、切り替え手段は画像蓄積制御部205に、メモリは符号206にそれぞれ対応する。
本発明によれば、大容量記憶手段内のデータを消去するためにメモリ上にデータを作成して大容量記憶手段に転送する手間を省くことが可能となり、データ消去のパフォーマンスを向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
図1は本発明の実施形態に関るディジタル複写機の構成を示す概略図である。ディジタル複写機はスキャナ部101とレーザ記録部102と後処理部103とから基本的に構成されている。スキャナ部101とレーザ記録部102で画像の形成、用紙への印字を行い、後処理部103で出力紙を揃え、ステープル、パンチ穴の処理が行われる。
スキャナ部101は透明ガラス体(コンタクトガラス)の原稿台104、原稿台104の上面の原稿を給送する自動両面原稿送り装置105(以下、RADFという。)、及び原稿台104の上面に載置された原稿の画像を読み取るスキャナユニット106によって構成されている。スキャナ部101において読みとられた画像データは、レーザ記録部102に出力される。RADF105は図外の原稿トレイから原稿台104を経由して図外の排出トレイに至る片面原稿給送路、スキャナユニット106による片面の画像の読み取りが完了した原稿の表裏面を反転して再度原稿台104に導く両面原稿給送路を有し、片面、両面の原稿どちらでも対応できる。スキャナユニット106は原稿をランプで照射し、レンズ、ミラー等で原稿の反射光を光電変換素子の受光面に結像させる。光電変換素子は原稿の画像面における反射光を電気信号に変換し、後述する画像処理部に出力する。レーザ記録部102は用紙を搬送する用紙搬送部107、レーザ書き込みユニット108及び電子写真プロセス部(画像形成部)109を備えている。用紙搬送部107は用紙の両面に画像を形成する両面複写モード時、定着ローラを通過した用紙を表裏面を反転して再度電子写真プロセス部106に導く副搬送路を備えている。
レーザ書き込みユニット108は画像処理部から供給される画像データに基づいてレーザ光を照射する半導体レーザ、半導体レーザから照射された光をミラーやレンズを通して電子写真プロセス部109の感光体ドラム表面に配光する。感光ドラム表面は静電潜像が形成され、現像装置からトナーが供給されることにより、トナー画像に顕在化される。このトナー画像は用紙搬送部107から導かれた用紙上に転写され、その後、定着ローラにより、加熱及び加圧を受け、トナー画像が溶融して用紙の表面に定着する。このように用紙に書き込みが終了した後、後処理部103で一部分の出力用紙が揃えられ、ステープル、パンチ穴の処理が行われ、トレーに排出される。
図2は、本発明の実施形態に係るディジタル複写機の制御部を構成を示すブロック図である。
制御部は画像処理ボード201に搭載されたCPU202により、ユニット毎に配置されたボードに搭載されたCPU226,230,213を介して各ユニットを構成する機器を統括して制御する。すなわち複写機の制御部は複写機の上面に設けられた操作パネル225を管理するオペレーションパネルボード228、複写機内の各機器を管理するマシンコントロールボード231、光電変換素子を周辺部品と共に搭載したCCDボード210、画像データに対して各種の画像処理を施すCPU202を周辺部品と共に搭載した画像処理ボード201によって構成されている。
マシンコントロールボード231はCPU230とRAM229を備え、RADF105、用紙搬送部107、後処理部103、両面ユニット217、スキャナユニット106及びプロセス部109が接続されている。RADF105及び後処理部103には、それぞれCPU221,222が設けられている。オペレーションパネルボード228はCPU226とRAM227を備え、操作パネル225が接続されている。操作パネル225はさらにLCD(液晶表示装置)223および操作キー224が設けられている。
以下に複写機におけるコピーモードの画像データの処理について説明する。
RADF105を介して原稿台104に給送された原稿の画像がスキャナユニット106で順次読みとられる。スキャナユニット106内のCCDボード210上のCCD213がCCD制御部212で駆動され、その出力信号はアナログ回路214でゲイン調整が行われ、A/D変換部211から8ビットの画像データとして画像処理ボード201に送られる。画像処理ボード201に送られた画像データは画像処理部204において所定の画像処理が施された後、画像蓄積制御部205で1度メモリ206に蓄えられる。メモリ206に蓄えられた画像データは次にHDD208に格納される。これらの処理がRADF105にセットされた全ての原稿について実行される。画像の読み取り終了後、HDD208に格納された複数枚の画像データは画像蓄積制御部205により、ページ順に読み出す処理が設定部数回だけ繰り返して実行され、画像処理部204において所定の画像処理後、レーザコントロール部207を介してレーザ書き込みユニット108の半導体レーザ209に供給される。従って各原稿の画像を複数部ずつ画像形成する場合にも各原稿の画像についての読み取り動作を1回のみ行うだけでよい。
本実施形態においては画像蓄積制御部205に16ビットのデータを設定できる「置き換えデータ用レジスタ」205aを備えている(図3)。また、別の制御レジスタにデータパス切り替えビット205bを1ビット有する。このデータパス切り替えビット205bが0でHDD208に対してメモリ206からのデータを転送し、1で置き換えデータ用レジスタ205aに設定した値をHDD208に書き込む。
図3はメモリ206からのデータが置き換えデータ用レジスタ205aに設定された値に置き換えられるパスを簡単に示した図である。データパス切り替えビット205bが0でメモリ206からのパス205cにHDD書き込みデータ205dが接続され、1で「置き換えデータ用レジスタ」に接続される。このようにしてソフトはメモリ206にデータを書き込み、それを転送してHDD208のデータを書き換えるのではなく、レジスタ205aに値を設定し、データパス切り替えビットを1にすることによりメモリ206のデータをHDD208に書き込む動作と同じ動作を行えば、レジスタ205aに設定した値がHDD208に書き込まれる。そこで、通常の制御を少し変更するだけで、メモリ206にHDD消去用のデータを作成する手間が省け、HDDデータ消去の速度を速くすることができる。
なお、HDD消去用のデータの書き込みは前述のように磁気データを全て上書きして消去漏れを防ぐために複数回行われる。消去タイミングは、ユーザの支持、複写機の廃棄の前、1日のうちユーザが使用する確率が最も低いタイミング、例えば深夜あるいは明け方、作業終了直後、1回のジョブが終了した直後などさまざまなユーザの使用形態や秘密保持の度合に応じて適宜設定される。また、データを消去している際には、前記操作パネル225のLCD223にその旨表示し、さらに、終了した時点、あるいは終了したことを表示し、ユーザが消去されたことを確認できるようにしておくことが望ましい。
例えば、深夜に消去した場合には、消去後、電源を省エネモードに設定し、あるいは電源を落とした後、作業開始時に電源をオンしたとき、あるいは省エネモードから復帰したときに、すでにHDD208のデータが消去されたことを表示するように設定することもできる。
<第2の実施形態>
ところで、HDD消去用データが乱数であれば、更にHDD208のデータ消去に効果がある。本発明の第2の実施形態では「乱数初期値レジスタ」205eと、乱数発生部205fを設ける(図4)ことによりデータ消去の効果を高めることができる。この方式では16ビットのデータを設定できる乱数初期値レジスタ205eを備えている。また、別の制御レジスタにデータパス切り替えビット205bを1ビット有する。このデータパス切り替えビット205bが0でHDD208に対してメモリ206からのデータを転送し、1で乱数初期値レジスタ205eに設定した値に基づいて乱数発生部205fで発生した乱数データをHDD208に書き込む。
図4はメモリ206からのデータが乱数データに置き換えられるパスを簡単に示した図である。データパス切り替えビット205bが0でメモリ206からのパス205cにHDD書き込みデータが接続され、1で乱数発生部205fからのデータに接続される。このようにしてソフトはメモリ206にデータを書き込み、それを転送してHDD208のデータを書き換えるのではなく、レジスタ205eに値を設定し、データパス切り替えビットを1にすることによりメモリ206のデータをHDD208に書き込む動作と同じ動作を行えば、レジスタ205eに設定した値がHDD208に書き込まれる。そこで、通常の制御を少し変更するだけで、メモリ206にHDD消去用のデータを作成する手間が省け、HDDデータ消去の速度を速くすることができ、かつデータの復元が難しい乱数データを書き込むことができる。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
<第3の実施形態>
第1及び第2の実施形態はメモリ206からの画像データ転送と同様な方式でHDD208上のデータを書き換えられることが利点の1つであるが、第3の実施形態では更に簡単な処理でHDD208内のデータを書き換えることが可能である。
この第3の実施形態では、「消去始点アドレスレジスタ」「消去終点アドレスレジスタ」を画像蓄積制御部205に設ける。HDD208内部のアドレスはLBA(Logical Block Address)という値で、28ビットの値である。この28ビットの値はHDD208には4つのレジスタに書き込まれた値で構成される。これらのレジスタはLBA[27:0]とすると次のような割り当てである。
1)LBA[27:24]:デバイスヘッドレジスタの下位4ビット
2)LBA[23:16]:シリンダハイレジスタ
3)LBA[15:8]:シリンダロウレジスタ
4)LBA[7:0]:セクタナンバレジスタ
である。また、本実施形態では画像蓄積制御部205の制御レジスタにHDDデータ消去開始ビットを設ける。これらのレジスタを用いてデータ消去を行う手順を図5のフローチャートを参照して説明する。CPU202は、まず、「消去始点アドレスレジスタ」「消去終点アドレスレジスタ」の各々の消去始点アドレスと終点アドレスを設定する(ステップS501)。そして、データパス切り替えビットを1に設定し(ステップS502)、置き換えデータ用レジスタのデータを選択する。次に置き換えデータ用レジスタに値を設定する(ステップS503)。CPU202がHDDデータ消去開始ビットに1を設定する(ステップS504)ことにより画像蓄積制御部205はHDDデータ消去動作を開始する(ステップS505)。終点アドレスまでデータ書き込みが終了したら、画像蓄積制御部は終了割り込みをCPUに発行する(ステップS506)ことによりデータ消去動作の終了を通知する。
図6はHDDデータ消去動作実行時のHDDインターフェースの様子を模式的に示した図である。HDDインタフェース上で前述のLBA設定やDMAライトコマンドが行われているHDDレジスタ設定部分はA〜Eで示している部分である。これらのHDDレジスタ設定部分でデバイスヘッドレジスタ、シリンダハイレジスタ、シリンダロウレジスタ、セクタナンバレジスタでLBAを設定する。セクタカウントレジスタに00Hを設定することによって最大の256セクタのデータライトを行うため、セクタカウントレジスタに00Hの値を設定する。最後にコマンドレジスタにライトDMAコマンドを発行し、データを転送している。
AではLBAに「消去始点アドレスレジスタ」に設定されたLBAをHDD208に設定している。BではAで設定されたアドレスを256セクタのデータライト分インクリメントしたアドレスを設定し、セクタカウントレジスタに00H設定し、コマンドレジスタにライトDMAコマンドを発行し、データを転送している。C,Dも同様にLBAを256セクタ分インクリメントして設定し、他は同様にセクタカウントレジスタに00H設定し、コマンドレジスタにライトDMAコマンドを発行する。最後にEで「消去終点アドレスレジスタ」のLBAを発行してデータ転送が終了すると画像蓄積制御部205はCPU202に終了割り込みを発行してデータ消去動作の終了を通知する。このように画像蓄積制御部205でメモリ206の転送データ量等のメモリのデータ転送に関する設定を行うことなく、簡単なレジスタ設定のみでHDDデータ消去動作を行うことができる。
なお、図6の例では、画像蓄積制御部205はCPU202に終了割り込みを発行してデータ消去動作の終了を通知するしているが、これはCPU202ではデータ転送の終了が分からないからであり、終了割り込みに代えてコマンド発生回数(転送回数)でも良い。予めデータ量との関係で転送回数が分かっていれば、この回数からCPUがデータ転送終了が分かる。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
本実施形態によれば、デジタル複写機等のシステムでHDDを使用した場合、HDD制御部でメモリからHDDに転送されるデータをCPUで設定されたレジスタ値に置き換えてHDDに転送することにより、メモリ上にデータを作成することなく、簡単にHDDにデータ消去用の値を書き込むことができる。
また、本実施形態によれば、乱数を書き込むので、乱数発生部のハードは増えるが、消去用のデータに乱数を使用することで、消去したデータの復元が困難になる。
さらに、レジスタ等のハードは増えるが、メモリからのデータ転送として制御を行う必要がなく、指定したアドレス分のデータを消去できるので制御が簡易になる。
なお、前記各実施形態では、画像形成装置としてディジタル複写機を例に取って説明しているが、画像形成を行う場合に画像処理手段の前段で機能する画像処理装置、ディジタルデータを記憶する記憶手段を有し、この記憶手段に記憶されたデータのセキュリティを考慮したPC、HDレコーダ、カーナビゲーション、ゲーム機などの情報処理装置にも適用できることはいうまでもない。
本発明の第1の実施形態に関るディジタル複写機の構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係るディジタル複写機の制御部を構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態においてメモリからのデータが置き換えデータ用レジスタに設定された値に置き換えられるパスを簡単に示した図である。 本発明の第2の実施形態においてメモリからのデータが乱数データに置き換えられるパスを簡単に示した図である。 本発明の第3の実施形態において画像蓄積制御部の制御レジスタにHDDデータ消去開始ビットを設け、これらのレジスタを用いてデータ消去を行う手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態におけるHDDデータ消去動作実行時のHDD I/Fの様子を模式的に示した図である。
符号の説明
101 スキャナ部
102 レーザ記録部
103 後処理部
201 画像処理ボード
202 CPU
204 画像処理部
205 画像蓄積制御部
205a 置き換えデータ用レジスタ
205bデータパス切り替えビット
205e 乱数初期値レジスタ
205f 乱数発生部
206 メモリ
208 HDD
210 CCDボード
223 LCD
224 操作キー
225 操作パネル
228 オペレーションパネルボード
231 マシンコンロトールボード

Claims (8)

  1. データを格納するための大容量記憶手段と、前記大容量記憶手段に対して前記データについてのリード/ライトを制御する記憶制御手段と、装置全体の制御を司る制御手段と、を備え、更に、前記記憶制御手段は、前記制御手段によりリード/ライト可能なレジスタを含むと共に、当該制御手段により当該レジスタに設定されるコマンドをデコードして前記大容量記憶手段へのリード/ライトの指示を行うための信号生成を指示する指示手段と、データ設定用のレジスタを含むと共に、前記制御手段によりリード/ライト可能なレジスタと、前記大容量記憶手段への書き込みデータを前記データ設定用のレジスタ値あるいは他のデータのいずれかに切り替える切り替え手段と、前記大容量記憶手段への書き込みを前記レジスタ値あるいは前記他のデータのいずれかにするかを指定するレジスタと、を備えた情報処理装置であって、
    前記制御手段は、装置の使用頻度が少ないときに移行する省エネモードへの移行前に前記記憶制御手段を指示して前記大容量記憶手段のデータを消去した旨を当該装置に表示すると共に、当該装置が当該省エネモードから復帰したときに当該大容量記憶手段のデータが消去された旨を再度当該装置に表示する制御を行うことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1記載の情報処理装置において、前記データ設定用のレジスタ、乱数初期値レジスタと、前記乱数初期値レジスタの値に基づいて乱数を発生する乱数発生部と、備え、前記切り替え手段によって切り替えられる前記データ設定用のレジスタ値は、前記乱数発生部から発生した前記乱数のデータであることを特徴とする情報処理装置。
  3. 画像データを入力するための入力手段と、装置の全体の動作を制御する制御手段と、前記入力手段から入力される画像データを少なくとも1ページ分格納するためのメモリと、画像データを格納するための大容量記憶手段と、前記メモリに対して前記画像データについてのリード/ライトの制御、並びに前記大容量記憶手段に対して当該画像データのリード/ライトを制御する画像蓄積制御部と、を備え、更に、前記画像蓄積制御部は、前記制御手段によりリード/ライト可能なレジスタを含むと共に、当該制御手段により当該レジスタに設定されるコマンドをデコードして前記大容量記憶手段へのリード/ライトの指示を行うための信号生成、並びにメモリデータ転送のDMA起動の指示を行うCPUI/F部と、前記制御手段によりリード/ライト可能なデータ設定用のレジスタと、前記大容量記憶手段への書き込みデータを前記データ設定用のレジスタ値か前記メモリからのデータかを切り替える切り替え手段と、前記大容量記憶手段への書き込みを前記レジスタ値あるいは前記メモリからのデータのいずれかにするかを指定するレジスタと、を備えた画像処理装置であって、
    前記制御手段は、装置の使用頻度が少ないときに移行する省エネモードへの移行前に前記記憶制御手段を指示して前記大容量記憶手段のデータを消去した旨を当該装置に表示すると共に、当該装置が当該省エネモードから復帰したときに当該大容量記憶手段のデータが消去された旨を再度当該装置に表示する制御を行うことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3記載の画像処理装置において、前記データ設定用のレジスタは、乱数初期値レジスタと、前記乱数初期値レジスタの値に基づいて乱数を発生する乱数発生部と、を備え、前記大容量記憶手段への書き込みを指定するレジスタによって指定される前記レジスタ値は、前記乱数発生部から発生した前記乱数のデータであることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項3又は4記載の画像処理装置において、前記大容量記憶手段への書き込みを指示する指示手段を備え、前記指示手段から指示されたタイミングで前記大容量記憶手段への書き込みが実行されることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5記載の画像処理装置において、前記タイミングは、作業を行った直後であることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5記載の画像処理装置において、前記タイミングは、1日のうちの予め設定された時刻であることを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項3乃至7の何れか1項記載の画像処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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