JP2009145579A - 画像出力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 補正処理結果の反映は補正処理完了後に入力される機械にのみ適用可能であり、補正完了前に入力されるデータには補正結果を反映できないという問題がある。
【解決手段】 画像補正完了まで必ずジョブの投入を待たせ、補正処理完了後に画像入力を実施し、高画質を実現する。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像補正完了まで必ずジョブの投入を待たせ、補正処理完了後に画像入力を実施し、高画質を実現する。
【選択図】 図1
Description
本発明はホストコンピュータ、あるいは機器の操作部からの要求にしたがって、画像データを可視像として出力可能な、プリンタ装置や複合機等の画像出力装置に関するものである。
電子写真方式での画像形成において、トナーとキャリアとの2つの成分を用いて、感光ドラム上の潜像を現像する方式が一般的に用いられている。2成分現像の電子写真装置においては、現像剤のトリボ帯電量によって現像される画像上のトナー量が大きく異なる。このため、トリボ帯電量を安定させることが、感光ドラム面上に現像される画像の色見を安定させるために重要なポイントである。但し、絶対水分量等の環境が変動した場合には、トリボ帯電量が安定していたとしても、実際に現像される画像の濃度には変化が生じることは避けられない。
特に、電子写真方式のプリンタ、複写機は、一般的には会社のオフィスで用いられるものが殆どである。そのため、夜間は電源がオフあるいは節電状態となっており、朝、業務が開始すると同時に、装置の電源がオンされ、プリント動作が行われる。オフィスでは、エアコン等によって、室内の温度湿度環境はほぼ一定に保たれている場合が多いが、朝、業務が開始される直後は、夜間の温度湿度状態から、昼間の温度湿度状態へ急激に変化する時間帯である。そのため、電子写真装置の画像形成装置においては、朝の数時間は色身の変動が出易い時間帯であると言える。
このため、朝の数時間、業務開始後に最初にプリントされる幾つかのジョブにおいては、頻繁にテストパッチの形成を行い、色身の変動を最小限に保つような制御が行われることが多い。
又、電源投入後最初のプリント動作においては、特に、前日の状態からは濃度の状態が大きく変化していることが予想されるため、電源投入後、最初のプリントまでの間に、キャリブレーション動作を行い、現像高圧条件、転写条件を調整するだけでなく、画像処理部のガンマテーブルを補正する等の幾つかパラメータを変更することで画像調整処理を行い、画像濃度を安定させようという処理が行われる。(例えば、特許文献1参照)。
また、一方で複合機やプリンタにおいて、大量なページ数のジョブの処理を行うニーズも高い。
画像形成装置において装備するストレージの容量を削減しコストを抑えた上で、大量ページの印刷を効率よく実現するためには、入力画像を画質調整に最適なコーントーン(連続階調画像)データとして常に保持をせず、画像保存時にはハーフトーン化して情報量を減らすことが必要とされている。
またハーフトーン化してデータをスプールすることは、過去に一度プリントしたデータを、必要に応じて繰り返し複合機からプリント実行を可能とするメールボックス機能においても非常に有効であり、機器にスプールするデータ量を減らすことで装置に対するプリント時の負荷を減らすことができる。
このような技術において装置の負荷を軽減することは、特に複合機おいては複数種類のジョブを同時に実行するようなケースにおいても非常に有効である。
特開2005−250311号公報
画像調整処理はプリンタの耐久や環境に応じて適切なタイミングで実施することが望ましいが、画像調整に適さないハーフトーン化されたデータを作成した後では画像調整の結果を反映出来ない。
本発明はこのような問題点を解決するために行われ、
記録材へ印刷されるべき画像データ、あるいは濃度制御のためのテスト・パッチ・データに基づいて感光体上を露光して前記感光体上に潜像を形成し、回転現像器を含む現像器を使用して前記潜像を顕像化し、顕像化されたトナー像を中間転写体に転写し、さらに中間転写体から前記記録材に前記トナー像を転写するように構成され、前記テスト・パッチ・データの感光体上の濃度を測定する濃度測定手段を具備し、前記濃度測定結果に基づき、出力画像に対して施すガンマ(γ)補正テーブルを生成するγ補正テーブル生成手段を有する画像形成装置において、画像形成装置の電源オン時、あるいは節電からの復帰時には前記γ補正テーブル生成手段によるγテーブル生成処理を必ず実施し、前記γ補正テーブル生成手段によってγテーブルが生成されるまで画像出力ジョブの処理を待たせることで、より高画質の印刷結果を出力可能とするものである。
記録材へ印刷されるべき画像データ、あるいは濃度制御のためのテスト・パッチ・データに基づいて感光体上を露光して前記感光体上に潜像を形成し、回転現像器を含む現像器を使用して前記潜像を顕像化し、顕像化されたトナー像を中間転写体に転写し、さらに中間転写体から前記記録材に前記トナー像を転写するように構成され、前記テスト・パッチ・データの感光体上の濃度を測定する濃度測定手段を具備し、前記濃度測定結果に基づき、出力画像に対して施すガンマ(γ)補正テーブルを生成するγ補正テーブル生成手段を有する画像形成装置において、画像形成装置の電源オン時、あるいは節電からの復帰時には前記γ補正テーブル生成手段によるγテーブル生成処理を必ず実施し、前記γ補正テーブル生成手段によってγテーブルが生成されるまで画像出力ジョブの処理を待たせることで、より高画質の印刷結果を出力可能とするものである。
本発明によってジョブの実行タイミングを変更することにより、ユーザは画像調整処理後の最適なパラメータを使用した画像を得る機械が増え、より高画質な画像で画像を出力する機会が増える。
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳説する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳説する。
図1は本発明に係る電子部品としてのコントローラ部が搭載された画像入出力装置(データ処理装置)の一実施の形態を示すブロック構成図であって、該画像入出力装置1は、イーサネット(登録商標)等のLAN(Local Area Network)400にてのホストコンピュータ(本実施の形態では第一、第二のホストコンピュータ3,4)に接続されている。
即ち、上記画像入出力システム(装置)1は、画像データの読取処理を行うリーダ部2と、画像データの出力処理を行うプリンタ部6と、画像データの入出力操作を行うキーボード、及び画像データや各種機能の表示などを行う液晶パネルを備えた操作部7と、制御プログラムや画像データ等が予め書き込まれたハードディスクドライブ8及び9を装着し、これら各構成要素に接続されて該構成要素に接続されて該構成要素を制御する単一の電子部品からなるコントローラ部110とから構成されている。
さらにリーダ部2は原稿用紙を搬送する原稿給紙ユニット(部)10と、原稿画像を光学的に読み取って電気信号としての画像データに変換するスキャナ部11とを有し、プリンタ部6は記録用紙を収容する複数段の給紙カセットを備えた給紙ユニット(部)12と画像データを記録用紙に転写、定着するマーキングユニット(部)13と印字された記録用紙にソート処理やステイプル処理を施して、外部に排出する排紙ユニット(部)14とを有している。
図2はリーダ部2及びプリンタ部6の詳細を示す内部構造であって、リーダ部5はプリンタ部6に載置されている。
そして、リーダ部2では、原稿給送ユニット10に積層された原稿用紙がその積層順にしたがって、先頭から順次1枚ずつプラテンガラス15上に給送され、スキャナユニット11で所定の読取動作が終了した後、該読み取られた原稿用紙はプラテンガラス15上から原稿給送ユニット10に排出される。
また、上記スキャナユニット11では、原稿用紙がプラテンガラス15上に搬送されてくるとランプ16が点灯し、次いで光学ユニット17の移動を開始させ、読み取り位置で固定する。 光学ユニット17は搬送される原稿用紙を下方から照射し、走査する。そして、原稿用紙からの反射光は、複数のミラー18−20、及びレンズ21を介してCCDイメージセンサー(以下、単に「CCD」と記す)22へと導かれ、走査された原稿画像はCCD22によって読み取られる。そして、CCD22で読み取られた画像データは、所定の処理が施された後、コントローラユニット110(図2では図示省略)に転送される。
あるいは、原稿プラテン上に載置された原稿を同様にランプ16を点灯し、次いで光学ユニット17の移動を開始させ、原稿用紙を下方から照射し、走査することで、走査された原稿画像をCCD22によって読み取ることが可能である。
以上の手順で送出されたリーダからの画像データは、コネクタ56を介してコントローラ部110に送出される。
次いで、プリント部6では、コントローラ部110から出力された画像データに対応するレーザ光が、レーザドライバ23により駆動されるレーザ発行部24から発行され、該レーザ光はマーキング部13の感光ドラム25にはレーザ光に応じた静電潜像が形成され、現像器26により前記静電潜像の部分に現像罪が付着する。
一方、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、給紙部12(給紙カセット12a,12b)から記録用紙が給紙されて転写部27に搬送され、感光ドラム25に付着している現像剤を記録用紙に転写する。画像データが転写された記録用紙は定着部28に搬送され、定着部28における加熱・加圧処理により画像データが記録紙に定着される。
そして、画像データを記録用紙に片面記録する場合は、定着部28を通過した記録用紙が排出ローラ29によってそのまま排紙ユニット14に排出され、排紙ユニット14は排出された記録用紙を束ねて記録用紙の仕分けを行い、また、仕分けされた記録用紙のステイプル処理を行う。
また、画像データを記録用紙に両面記録する場合は、排出ローラ29まで記録用紙を搬送した後、該は移出ローラ29の回転方向を逆転させ、フラッパ30によって再給紙搬送路31へと導かれ、該再給紙搬送路31に導かれた記録用紙は上述と同様にして転写部27に搬送される。
コントローラ部110は、上述したように単一の電子部品で構成され、リーダ部2読み取った画像データをコードに変換し、LAN400を介して第一及び第二のホストコンピュータ3、4に送信するスキャナ機能、及びホストコンピュータ3、4からLAN2を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部6に出力するプリンタ機能、その他の機能ブロックを有している。
図3はコントローラ部110の詳細を示すブロック図である。
すなわち、メインコントローラ32は、CPU33とバスコントローラ34と後述する各種コントローラ回路を含む機能ブロックとを内蔵すると共に、ROMI/F35を介してROM36と接続され、DRAMI/F37を介してDRAM38と接続され、コーデックI/F39を介してコーデック40と接続され、また、ネットワークI/F41を介してネットワークコントローラ42と接続されている。
ROM36は、メインコントローラ32のCPU33で実行される各種制御プログラムや演算データが確認されている。DRAM38は、CPU33が動作するための作業領域や画像データを蓄積するための領域として使用される。コーデック40はDRAM38に蓄積されたラスターイメージデータをMH/MR/MMR/JBIGなどの周知の圧縮方式で圧縮し、また圧縮されたデータをラスターイメージに伸長する。また、コーデック40にはSRAM43が接続されており、該SRAM43は前記コーデック40の一時的な作業領域として使用される。
ネットワークコントローラ42は、ネットワーク44を介してLAN2との間で所定の制御動作を行う。
また、前記メインコントローラ32はスキャナバス45を介してスキャナI/F46に接続され、プリンタバス47を介してプリンタI/F48に接続され、さらにPCIバス等の汎用高速バス49を介して拡張ボードを接続するための拡張コネクタ50及び入出力制御部(I/O制御部)51に接続されている。
I/O制御部51はリーダ部2やプリンタ部6との間で制御コマンドを送受信するための調歩同期式のシリアル通信コントローラ52が2チャンネル装備されており、該シリアル通信コントローラ52はI/Oバス53を介してスキャナI/F46及びプリンタI/F48に接続されている。
スキャナI/F48は、第一の調歩同期シリアルI/F54及び第一のビデオI/F55を介してスキャナコネクタ56に接続され、さらに該スキャナコネクタ56はリーダ部2のスキャナユニット11に接続されている。そして、スキャナI/F46はスキャナ部11から受信した画像データに対し所望の2値化処理や、主走査方向及び/又は副走査方向の変倍処理を行い、またスキャナ部11から送られてきたビデオ信号に基づいて制御信号を生成し、スキャナバス45を介してメインコントローラ32に転送する。
また、プリンタI/F48は、第2の調歩同期シリアルI/F57及び第2のビデオI/F58を介してプリンタコネクタ59に接続され、さらに該プリンタコネクタ59はプリンタ部6のマーキングユニット13に接続されている。そして、プリンタI/F48はメインコントローラ32から出力された画像データにスムージング処理を施して該画像データをマーキングユニット13に出力し、さらにマーキングユニット13から送られたビデオ信号に基づいて、生成された制御信号をプリンタバス47に出力する。
そして、CPU33は、ROM36からROMI/F35を介して読み込まれた制御プログラムに基づいて動作し、例えば、第1及び第2のホストコンピュータ3、4から受信したPDL(ページ記述言語)データを解釈し、ラスターイメージデータに展開処理を行う。
また、バスコントローラ34は、スキャナI/F46プリンタI/F48、その他拡張コネクタ50等に接続された外部機器から入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時のアービトレーション(調停)やDMAデータ転送の制御を行う。即ち、例えば、上述したDRAM38とコーデック40との間のデータ転送や、スキャナ部5からDRAM38へのデータ転送、DRAM38からマーキングユニット13へのデータ転送等は、バスコントローラ34によって制御され、DMA転送される。
また、I/O制御部51は、LCDコントローラ60及びキー入力I/F761を介してパネルI/F62は操作部7に接続されている。また、前記I/O制御部51は不揮発性メモリとしてのEEPROM66に接続され、またE−IDEコネクタ63を介してハードディスクドライブ8及び9に接続され、さらに、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するリアルタイムクロックモジュール64に接続されている。尚、リアルタイムクロックモジュール64はバックアップ用電池65に接続されて該バックアップ用電池65によりバックアップされている。
図4はメインコントローラ32の内部詳細を示すブロック構成図である。
バスコントローラ34は、4×4の64ビットクロスバススイッチで構成され、64ビットのプロセッサバス(Pバス)67を介してCPU33に接続され、またメモリ専用のローカルバス(Mバス)68を介してキャッシュメモリ69aを備えたメモリコントローラ69に接続されている。尚、メモリコントローラ69はROM36やDRAM38などのメモリ類と接続され、これらのメモリ類の動作を制御する。
さらに、該バスコントローラ34はグラフィックスバス(Gバス)70を介してGバスアービタ71及びスキャン・プリンタコントローラ72と接続され、また入出力バス(Bバス)73を介して、Bバスアービタ74、Gバスアービタ71、インタラプトコントローラ、及び各種機能ブロック(電力管理ユニット76、UARTなどのシリアルI/Fコントローラ77、USB(Universal Serial Bus)コントローラ78、IEEE1284等のパラレルI/Fコントローラ79、LANコントローラ80汎用入出力コントローラ81、Bバス73と外部バスであるPCIバスとの間でI/F動作を司るPCIバスI/F82、及びスキャナ・プリンタコントローラ72)と接続されている。
Bバスアービタ74はBバス73を協調制御するアービトレーションであり、Bバス73のバス使用要求を受け付け、調停の後、使用許可が選択された一つのマスタに与えられ、これにより同時に2つ以上のマスタがバスアクセスを行うのを禁止している。尚、アービトレーション方式は3段階の優先権を有し、それぞれの優先権に複数のマスタが割り当てられる。
インタラプトコントローラ75は、上述した各機能ブロック及びコントローラユニット110の外部からインタラプトを集積し、CPU33がサポートするコントローラ類72、77−82及びノンマスカブルインタラプト(NMI)に再配分する。
電力管理ユニット76は機能ブロック毎に電力を管理し、さらに1チップで構成されている電子部品としてコントローラユニット110の消費電力量の監視を行う。すなわち、コントローラユニット110は、CPU33を内蔵した大規模なASIC(特定用途向けIC)で構成されており、このため全ての機能ブロックが同時に動作すると大量の熱を発生して、コントローラ部110自体が破壊されてしまう虞がある。
そこで、このような事態を防止するために各に機能ブロック毎に消費電力を管理し、各機能ブロックの消費電力量はパワーマネージメントレベルとして電力管理ユニット76に集積される。そして、該電力管理ユニット76では各機能ブロックの消費電力量を合計し、該消費電力量が限界消費電力を超えないように各機能ブロックの消費電力量を一括して、監視する。
Gバスアービタ71は中央アービトレーション方式によりGバス70を協調制御しており、各バスマスタに対して専用の要求信号と許可信号とを有する。尚、バスマスタへの優先権の付与方式として、全てのバスマスタを同じ優先権として、公平にバス権を付与する公平アービトレーションモードといずれか一つのバスマスタに対して優先的にバスを使用させる優先アービトレーションモードのいずれかを指定することができる。
上述のような構成の画像入出力装置を例に挙げ、本発明の具体的な実施例を
図5のデータフローあるいは図7のフローチャートを用いて説明する。
図5のデータフローあるいは図7のフローチャートを用いて説明する。
画像出力ジョブの実行時、画像入出力システム1への画像の入力は前述のようにスキャナユニット11を介しての原稿画像の入力と、LAN400を介しての画像データの入力がある。LAN400からの画像データの入力はコーントーンデータだけではなくハーフトーン化されたデータであることもある。
ハーフトーン化されたデータに対してはLUTを使ってプリンタ特性をリアルタイムに反映する画質の補正は実施できないため、本発明ではコーントーンデータの入力についてのみ適用される。
コーントーンのデータは図5に示す用にスキャナユニット11あるいはLAN400から制御装置110に入力される。
制御装置110では通常図5のデータフローに示すように画像が入力されると
5001に示すブロックで変倍、あるいはエッジ強調フィルタ処理、あるいはLUT変換処理により画質の調整を行うことができる。
5001に示すブロックで変倍、あるいはエッジ強調フィルタ処理、あるいはLUT変換処理により画質の調整を行うことができる。
5001のブロックはスキャナユニット11からの画像入力の場合にはスキャナI/F46で、またLAN400からの入力の場合にはメインコントローラ32のソフトウェア処理により実現される。
制御装置110内では続けて5002のブロックでハーフトーン処理を実施する。
5002のブロックでの処理は、スキャナユニット11からの画像入力の場合にはスキャナI/F46かあるいはメインコントローラ32のソフトウェア処理により実現可能である。またLAN400からの入力の場合にはメインコントローラ32のソフトウェア処理により実現される。
制御装置110は画像出力ジョブ実行時には必ず、画像入力時にハーフトーン化を実施することでDRAM38やハードディスク8あるいは9に蓄積するデータのサイズを少量化する。
プリンタ装置6内のマーキングユニット13はマーキングユニット13内の感光ドラムに特定のデータパターンを出力、中間転写ベルト上に形成し、装備するパッチ検センサ32により濃度を測定することができる。
マーキングユニット13は濃度測定結果を制御装置110に送信する。
制御装置110のCPU33は送信された濃度測定結果から、現在のマーキングユニット13の状態にあったγテーブルを作成し、入力されるコーントーンのデータに対してLUT変換により反映させることができる。このパッチ印字からLUT変換までの一連の動作を画質調整処理と呼ぶ。
画質調整処理は制御部110からの指示でマーキングユニット13が実施を開始することも可能であるし、また、マーキングユニット13がマーキングユニット13の状態を判断して開始することも可能である。
画像入出力システム1は長時間使用されない場合やユーザからの指示により節電モード(以降、スリープ)に移行することが可能である。スリープにおいては制御部110からの指示により、リーダ装置2やプリンタ装置6は電力供給をストップし、電源オフ状態と同等になる。
画像入出力システム1はスリープからの復帰時においては制御部110により、リーダ装置2やプリンタ装置6に対して電力供給を行い、復帰する。
マーキングユニット13は画質調整処理を任意のタイミングで実施することができるが、環境が大きく変わる電源オン時、またマーキングユニット13にとっての電源オン時であるスリープからの復帰時には必ず行うことが望ましいため、マーキングユニット13の電源オン時にはマーキングユニット13が画質調整処理を実施する。
画像入出力システム11はシステムの電源時かあるいはスリープからの復帰時、制御部110は図7のフローチャートに示す処理を実施する。
図7の7001で制御部110には画像出力ジョブが投入される。画像はスキャナユニット11かあるいはLAN400から入力される。
制御部110内のCPU33は前回の電源オンかあるいはスリープ復帰時のLUT生成処理が一度でも完了しているかどうかの情報をDRAM38に保持することができる。
CPU33がDRAM38のデータを読み出すことで制御部110は7002で電源オンあるいはスリープからの復帰時の画質調整処理が完了しているか確認する。
制御部110のCPU33は7002で電源オンかスリープ復帰時の画質調整処理が完了していない場合には処理を再び7002へ、完了している場合には処理を7003へ移行する。
制御部110のCPU33は7003で画像補正処理が実行中か否かの確認をマーキングユニット13に問い合わせを行い、またCPU33がLUT生成処理中でないかを確認する。
処理実行中の場合には処理を7003に戻して処理の完了を待つ。
処理が完了している場合には処理を7004に以降し、ジョブを実行する。
以上のような処理を実行することで、電源オン時あるいはスリープからの復帰時には必ず画質補正処理を実施した後にジョブを実行するため、電源オンあるいはスリープからの復帰時の最初に投入される画像出力ジョブに対しては必ず、画像のハーフトーン化する前のデータに対して補正処理を実施することができる。
(実施例2)
実施例1では電源オン時あるいはスリープ復帰時にはジョブの投入を必要に応じて待たせることで、画質補正後にジョブを実行し、最適な画質で出力を得ることができる構成について例を述べた。
実施例1では電源オン時あるいはスリープ復帰時にはジョブの投入を必要に応じて待たせることで、画質補正後にジョブを実行し、最適な画質で出力を得ることができる構成について例を述べた。
本実施例では実施例1に類似の構成で上述のような構成の画像入出力装置を例に挙げ、本発明の具体的な実施例を図5のデータフローあるいは図8のフローチャートを用いて説明する。
図8のフローチャートで制御装置110のCPU33はSTEP8001で画像出力ジョブの実行要求をLAN400あるいは操作部7から受ける。
8002でCPU33はマーキングユニット13に対して画質補正処理が実行中か、またCPU33が画質補正処理実行中かを確認する。
8002で補正処理が実行中である場合には補正処理が終了するまで待つ。
CPU33は前回画質補正処理が実行されたタイミングを記録紙の出力かうんと数でDRAM38上のデータとして保持している。
8003ではCPU33は投入されたジョブの内容と前回画質調整処理を実施枚数と要求されたジョブの出力枚数とを加算して、画質補正処理を実行するか否かを判定する。
例えばマーキングユニット13がそのドラム特性や消耗部品の状態により、5000枚の出力に一度、画質補正処理が必要な構成であった場合、CPU33は前回画像処理を実施した後に出力した枚数と要求されたジョブの出力枚数を加算し、この値が10000枚を超えるような場合にはジョブ実行中にマーキングユニットの状態が多く変わる可能性があるため、画質補正処理を実行すると判定し、処理を8004に進める。そうでない場合には画質補正処理を実行せずに処理8005に移行する。
CPU33は8004でマーキングユニット13に対して画質補正処理を要求し、濃度測定結果をからγテーブルを作成し、入力されるコーントーンのデータに対してLUT変換により反映させる
CPU33は8005で画像出力ジョブを実行して、処理を終了する。
CPU33は8005で画像出力ジョブを実行して、処理を終了する。
以上のような処理を実行することで、画像出力装置に適正な補正処理をジョブの種類に応じて、事前に行っておくことで、ユーザはより高画質な画像を手にすることが出来る。
(実施例3)
実施例1では電源オン時あるいはスリープ復帰時にはジョブの投入を必要に応じて待たせることで、画質補正後にジョブを実行し、最適な画質で出力を得ることができる構成について例を述べた。
実施例1では電源オン時あるいはスリープ復帰時にはジョブの投入を必要に応じて待たせることで、画質補正後にジョブを実行し、最適な画質で出力を得ることができる構成について例を述べた。
また実施例2では実施例1に類似の構成で画像出力ジョブの出力枚数に応じて、画像補正処理の実行タイミングを変更する処理について述べた。
本構成では実施例1と類似の構成で画像入出力装置を例に挙げ、本発明の具体的な実施例を図5、図6のデータフローあるいは図8のフローチャートを用いて説明する。
画像出力ジョブの実行時、画像入出力システム1への画像の入力は前述のようにスキャナユニット11を介しての原稿画像の入力と、LAN400を介しての画像データの入力がある。LAN400からの画像データの入力はコーントーンデータだけではなくハーフトーン化されたデータであることもある。
ハーフトーン化されたデータに対してはLUTを使ってプリンタ特性をリアルタイムに反映する画質の補正は実施できないため、本発明ではコーントーンデータの入力についてのみ適用される。
コーントーンのデータは図5に示す用にスキャナユニット11あるいはLAN400から制御装置110に入力される。
制御装置110では通常図5のデータフローに示すように画像が入力されると5001に示すブロックで変倍、あるいはエッジ強調フィルタ処理、あるいはLUT変換処理により画質の調整を行うことができる。
5001のブロックはスキャナユニット11からの画像入力の場合にはスキャナI/F46で、またLAN400からの入力の場合にはメインコントローラ32のソフトウェア処理により実現される。
制御装置110内では続けて5002のブロックでハーフトーン処理を実施する。
5002のブロックでの処理は、スキャナユニット11からの画像入力の場合にはスキャナI/F46かあるいはメインコントローラ32のソフトウェア処理により実現されるか、もしくはプリンタI/F48で実施することも可能である。またLAN400からの入力の場合にはメインコントローラ32のソフトウェア処理により実現されるかもしくはプリンタI/F48で実施することも可能である。
図6ではコーントーンのまま画像データをハードディスク8あるいは9に保存する処理について記述している。
制御装置110は受信したコーントーンのデータを6001で変倍、エッジ強調処理を実施し、6002でコーントーンデータを蓄積、6003でLUT変換を実施、6004でプリンタI/F48でハーフトーン処理を実行することで、コントーンデータを保持することができる。
制御装置110は画像出力ジョブ実行時には通常、画像入力時にハーフトーン化を実施することでDRAM38やハードディスク8あるいは9に蓄積するデータのサイズを少量化する。しかし、図6で示すフローを使用することでコーントーンのデータを保存することも可能である。
プリンタ装置6内のマーキングユニット13はマーキングユニット13内の感光ドラムに特定のデータパターンを出力、中間転写ベルト上に形成し、装備するパッチ検センサ32により濃度を測定することができる。
マーキングユニット13は濃度測定結果を制御装置110に送信する。
制御装置110のCPU33は送信された濃度測定結果から、現在のマーキングユニット13の状態にあったγテーブルを作成し、入力されるコーントーンのデータに対してLUT変換により反映させることができる。このパッチ印字からLUT変換までの一連の動作を画質調整処理と呼ぶ。
画質調整処理は制御部110からの指示でマーキングユニット13が実施を開始することも可能であるし、また、マーキングユニット13がマーキングユニット13の状態を判断して開始することも可能である。
画像入出力システム1は長時間使用されない場合やユーザからの指示によりスリープに移行することが可能である。スリープにおいては制御部110からの指示により、リーダ装置2やプリンタ装置6は電力供給をストップし、電源オフ状態と同等になる。
画像入出力システム1はスリープからの復帰時においては制御部110により、リーダ装置2やプリンタ装置6に対して電力供給を行い、復帰する。
マーキングユニット13は画質調整処理を任意のタイミングで実施することができるが、環境が大きく変わる電源オン時、またマーキングユニット13にとっての電源オン時であるスリープからの復帰時には必ず行うことが望ましいため、マーキングユニット13の電源オン時にはマーキングユニット13が画質調整処理を実施する。
画像入出力システム11はシステムの電源時かあるいはスリープからの復帰時、制御部110は図9のフローチャートに示す処理を実施する。
図9の9001で制御部110には画像出力ジョブが投入される。画像はスキャナユニット11かあるいはLAN400から入力される。
9002でCPU33はジョブの実行を開始するが、画像のハーフトーン化以外の処理についてのみ実行し、ハードディスク8及び9にはコーントーンデータを保存する。
ジョブ処理を開始したCPU33は画像データの処理を実行したまま9003以降の処理を実行する。
制御部110内のCPU33は前回の電源オンかあるいはスリープ復帰時のLUT生成処理が一度でも完了しているかどうかの情報をDRAM38に保持することができる。
CPU33がDRAM38のデータを読み出すことで制御部110は9003で電源オンあるいはスリープからの復帰時の画質調整処理が完了しているか確認する。
処理が完了していればCPU33は処理を9004へ移行する。
CPU33は9004で画像補正処理が実行中か否かの確認をマーキングユニット13に問い合わせを行い、またCPU33がLUT生成処理中でないかを確認する。
CPU33は9005で画質補正処理後のγテーブルを使用してLUT変換を実施後、画像データのハーフトーン化を実施する。
以上のような処理を実行することで、電源オン時あるいはスリープからの復帰時には必ずコーントーンデータを保持することで、ジョブを実行しながら、画質補正処理を実施することができるため、補正処理有効としながら、ジョブの実行パフォーマンスを向上させることができる。
1 画像入出力システム
3 クライアントPC
3 クライアントPC
Claims (3)
- 記録材へ印刷されるべき画像データ、あるいは濃度制御のためのテスト・パッチ・データに基づいて感光体上を露光して前記感光体上に潜像を形成し、回転現像器を含む現像器を使用して前記潜像を顕像化し、顕像化されたトナー像を中間転写体に転写し、さらに中間転写体から前記記録材に前記トナー像を転写するように構成され、前記テスト・パッチ・データの感光体上の濃度を測定する濃度測定手段を具備し、前記濃度測定結果に基づき、出力画像に対して施すガンマ(γ)補正テーブルを生成するγ補正テーブル生成手段を有する画像形成装置において、画像形成装置の電源オン時、あるいは節電からの復帰時には前記γ補正テーブル生成手段によるγテーブル生成処理を必ず実施し、前記γ補正テーブル生成手段によってγテーブルが生成されるまで画像出力ジョブの処理を待たせることを特徴とする画像形成装置。
- 記録材へ印刷されるべき画像データ、あるいは濃度制御のためのテスト・パッチ・データに基づいて感光体上を露光して前記感光体上に潜像を形成し、回転現像器を含む現像器を使用して前記潜像を顕像化し、顕像化されたトナー像を中間転写体に転写し、さらに中間転写体から前記記録材に前記トナー像を転写するように構成され、前記テスト・パッチ・データの感光体上の濃度を測定する濃度測定手段を具備し、前記濃度測定結果に基づき、出力画像に対して施すγ補正テーブルを生成するγ補正テーブル生成手段と、コーントーンの画像を入力可能なコーントーン画像入力手段と、前記コーントーン画像をハーフトーン化するハーフトーニング手段と、前記コーントーンおよびハーフトーンの入力画像を蓄積する画像蓄積手段とを具備し、画像形成装置において、電源オン時あるいは節電からの復帰時には前記γ補正テーブル生成手段によるγテーブル生成処理を必ず実施し、電源オンあるいは節電復帰時に画像出力ジョブを受け付けた際には前記コーントーン画像のまま前記画像蓄積手段に画像を保存することを特徴とする画像形成装置。
- 記録材へ印刷されるべき画像データ、あるいは濃度制御のためのテスト・パッチ・データに基づいて感光体上を露光して前記感光体上に潜像を形成し、回転現像器を含む現像器を使用して前記潜像を顕像化し、顕像化されたトナー像を中間転写体に転写し、さらに中間転写体から前記記録材に前記トナー像を転写するように構成され、前記テスト・パッチ・データの感光体上の濃度を測定する濃度測定手段を具備し、前記濃度測定結果に基づき、出力画像に対して施すγ補正テーブルを生成するγ補正テーブル生成手段を有する画像形成装置において、画像出力ジョブを受け付けた際には、該当ジョブの記録材への出力回数と前回のγ補正テーブル生成手段の処理後の記録材への出力回数とを比較し、該当ジョブ実行前にγ補正テーブル生成手段を実行するか否かを決定することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007322164A JP2009145579A (ja) | 2007-12-13 | 2007-12-13 | 画像出力装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012203316A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2018116098A (ja) * | 2017-01-16 | 2018-07-26 | コニカミノルタ株式会社 | 印刷システム、同システムにおける印刷装置の管理方法、管理装置及び管理プログラム |
JP2019056760A (ja) * | 2017-09-20 | 2019-04-11 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置およびその制御方法 |
-
2007
- 2007-12-13 JP JP2007322164A patent/JP2009145579A/ja active Pending
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