JP2008028664A - 情報蓄積装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第三者によって主電源が強制的に遮断されても、高速に画像データを上書き消去し、当該画像データが外部に漏洩することを防止する。
【解決手段】画像データを取得する画像読み取り部12と、HDD25と、メモリコントローラ23と、主電源部15と、主電源部15が遮断された場合に電源を供給するセキュリティ用電源部16と、主電源部15の遮断を検知した場合、メモリコントローラ23及びHDD25の電源をセキュリティ用電源部16に切り替える主電源遮断検知部16と、を備え、主電源遮断検知部16は、主電源部15の遮断を検知した場合、HDD25に記憶されている画像データの上書き消去を指示する動作指示信号をメモリコントローラ23に出力し、メモリコントローラ23は、動作指示信号が入力されると、HDD25に記憶されている画像データの上書き消去を行う上書き消去部23Bを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報蓄積装置に関する。
従来から、秘匿を要する画像データ(機密情報)が、他人に盗まれるのを確実に防止することのできる技術が知られている。
例えば、画像データを内部記憶手段に記憶せず、可搬型記憶媒体にのみ記憶する画像形成装置が知られている。当該画像形成装置では、可搬型記憶媒体を装置本体から抜き取って保持することで、秘匿を要する画像データが他人に盗まれるのを防止することができる(例えば、特許文献1参照)。
また、情報の消去状態を個別に管理して、電源オンまたはオフ時に、消去すべき情報を消去した後、電源状態を電源オン状態またはオフ状態に遷移させる情報処理装置が知られている。当該情報処理装置では、情報管理をセキュリティよく行える情報管理環境を自在に構築することができる(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−80233号公報 特開2005−117377号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術は、画像データが内部記憶手段(例えば、内蔵のHDD(Hard Disc Drive))に記憶された場合のセキュリティ向上に関する技術ではない。また、特許文献2の技術は、第三者による不正な主電源の強制的な遮断時のセキュリティ向上に対応していない。即ち、画像データをHDDに記憶した場合、電源を抜くなど第三者により不正に主電源の強制的な遮断がされると、HDDの上書き消去が不可能になる。したがって、上記技術では、画像データが外部に漏洩する可能性があるという問題点があった。
また、CPUが画像データの上書き消去を管理していると、シーケンシャルが低速であるため、画像データの上書き消去に時間を要するという問題点があった。
そこで、本発明の課題は、第三者によって主電源が強制的に遮断されても、高速に画像データを上書き消去し、当該画像データが外部に漏洩することを防止することのできる情報蓄積装置を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の情報蓄積装置は、
画像データを取得する情報取得部と、
前記情報取得部により取得した画像データを記憶する記憶部と、
前記記憶部を制御するメモリコントローラと、
電源を供給する主電源部と、
前記主電源部が遮断された場合に電源を供給するセキュリティ用電源部と、
前記主電源部の遮断を検知した場合、前記メモリコントローラ及び前記記憶部の電源を前記セキュリティ用電源部に切り替える主電源遮断検知部と、を備え、
前記主電源遮断検知部は、
前記主電源部の遮断を検知した場合、前記記憶部に記憶されている画像データの上書き消去を指示する動作指示信号を前記メモリコントローラに出力し、
前記メモリコントローラは、
前記動作指示信号が入力されると、前記記憶部に記憶されている画像データの上書き消去を行う上書き消去部を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の情報蓄積装置は、請求項1に記載の情報蓄積装置において、
前記記憶部内の上書き必要領域のアドレスとして、前記画像データが記憶されている領域のアドレス、又は前記記憶部内の上書き消去されていない前記画像データが記憶されている領域のアドレスを、前記メモリコントローラ内のレジスタに随時格納する制御部を備え、
前記上書き消去部は、
前記メモリコントローラ内のレジスタに格納された前記上書き必要領域のアドレスに基づいて、前記記憶部に記憶されている画像データを上書き消去することを特徴とする。
請求項3に記載の情報蓄積装置は、請求項2に記載の情報蓄積装置において、
操作可能な操作部を備え、
前記操作部は、ユーザの操作指示に基づいて、前記情報取得部により取得した画像データが機密情報であるか否かを判別する指示を前記制御部に出力し、
前記制御部は、
前記操作部から入力された指示が、前記情報取得部により取得した画像データが機密情報であるとの指示の場合、当該取得した機密情報を前記記憶部内の上書き必要領域に記憶させて、当該上書き必要領域のアドレスを前記メモリコントローラ内のレジスタに随時格納し、
前記上書き消去部は、
前記メモリコントローラ内のレジスタに格納された前記上書き必要領域のアドレスに基づいて、前記記憶部に記憶されている機密情報を上書き消去することを特徴とする。
請求項4に記載の情報蓄積装置は、請求項2又は3に記載の情報蓄積装置において、
前記操作部は、
前記主電源部から電源が供給されている時、ユーザの上書き中止の操作指示に基づいて、上書き消去を中止する指示を前記制御部に出力し、
前記制御部は、
前記操作部から入力された上書き消去を中止する指示により、前記主電源遮断検知部に前記動作指示信号を生成させないように指示することを特徴とする。
請求項5に記載の情報蓄積装置は、請求項2から4のいずれか一項に記載の情報蓄積装置において、
前記制御部は、
ユーザ認証し、当該ユーザ認証後に前記ユーザの操作指示を、許可することを特徴とする。
請求項6に記載の情報蓄積装置は、請求項1から5のいずれか一項に記載の情報蓄積装置において、
前記上書き消去部は、
前記上書き必要領域が小さい場合、当該上書き必要領域を全て消去し、前記上書き必要領域が大きい場合、当該上書き必要領域を所定の間隔をあけて上書き消去することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、主電源部が遮断されると、上書き消去部により、記憶部に記憶されている画像データの上書き消去を行うことができる。これにより、第三者によって主電源部が強制的に遮断されても、記憶部に記憶されている画像データを確実に上書き消去でき、当該画像データが外部に漏洩することを防止することができる。また、メモリコントローラ内の上書き消去部により、記憶部に記憶されている画像データの上書き消去を行うので、CPUのシーケンシャル管理が不要であり、上書き消去の時間を短縮することができる。
請求項2に記載の発明によれば、メモリコントローラ内のレジスタに格納された上書き必要領域のアドレスに基づいて、上書き消去することができる。これにより、記憶部に記憶された画像データのうち、上書きが必要な領域のみを上書き消去するので、上書き消去の時間を短縮することができる。
請求項3に記載の発明によれば、ユーザの操作指示により、情報取得部12により取得した画像データが機密情報であるか否かを判別して、当該機密情報を上書き消去することができる。これにより、記憶部に記憶された画像データのうち、機密情報のみを上書き消去するので、上書き消去の時間を短縮することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ユーザの上書き中止の操作指示に基づいて、上書き消去指示を中止することができる。これにより、ユーザが記憶部に記憶された画像データを上書き消去したくない場合、記憶部に記憶されている画像データを保存することができる。
請求項5に記載の発明によれば、ユーザ認証後にユーザの操作指示を許可することができる。これにより、記憶部に記憶されている画像データのセキュリティを確保することができる。
請求項6に記載の発明によれば、上書き必要領域が小さい場合、当該上書き必要領域を全て消去することができる。また、上書き必要領域が大きい場合、当該上書き必要領域を所定の間隔をあけて上書き消去することができる。これにより、上書き消去の時間を短縮することができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1及び図2を参照して、本発明に係る第1の実施の形態を説明する。図1に本実施の形態の情報蓄積装置1を示す。図2に、情報蓄積装置1で実行される第1の上書き消去処理の流れを示す。
図1を参照して、本実施の形態の情報蓄積装置1を説明する。情報蓄積装置1は、本実施の形態では複写機として説明する。また、情報蓄積装置1は、主電源部15が遮断された(OFF)場合、HDD25に保存されている画像データを上書き消去する。情報蓄積装置1は、主電源駆動部10と、主電源・セキュリティ電源駆動部11と、情報取得部としての画像読み取り部12と、画像書き込み部13と、バッファメモリ14と、主電源部15と、主電源遮断検知部16と、セキュリティ用電源部17と、電源切り替え部18と、を備えて構成される。制御部20は、PCIバスを介してI/Oデバイス22と、バスブリッジ24と接続されている。また、制御部20は、メモリコントローラ23と、主電源遮断検知部16とローカルバスで接続されている。
主電源駆動部10は、制御部20と、操作部21と、I/Oデバイス22と、を備えて構成される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Read Access Memory)等により構成され、情報蓄積装置1を構成する各機能に対する指示や、当該機能部間のデータ通信等を制御する。具体的には、ROMに記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとCPUとの協働で、各種処理を実行する。特に、ROMには、後述する第1の上書き消去プログラムが記憶される。
制御部20は、第1の上書き消去プログラムにより、主電源部15から電源が供給されている時、上書き必要領域のアドレスをメモリコントローラ23内のレジスタ23Aに随時格納する。ここで、上書き必要領域のアドレスとは、HDD25に記憶されている画像データのうち上書き必要な画像データを識別するために必要な情報のことをいう。具体的には、HDD25内の、画像データが記憶されている領域のアドレス、又はHDD25内の、上書き消去されていない画像データが記憶されている領域のアドレスのことをいう。
操作部21は、操作入力キーやタッチパネル等により構成され、押下されたキーに対応する押下信号や、タッチパネルを当接された位置に対応する位置信号等の操作信号を制御部20に出力する。
I/Oデバイス22は、コンピュータや情報機器と接続するためのインターフェース機能を有し、接続された情報機器との間でデータを送受信する。また、I/Oデバイス22を介して、外部の情報機器から画像データを取得してもよい。
主電源・セキュリティ用電源駆動部11は、メモリコントローラ23と、バスブリッジ24と、HDD25と、を備えて構成される。
メモリコントローラ23は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)より構成され、画像読み取り部12により読み取った画像データをバッファメモリ14又はHDD25に転送する。また、メモリコントローラ23は、レジスタ23Aと、上書き消去部23Bと、を備える。
レジスタ23Aは、HDD25の上書き必要領域のアドレスが記憶される。上書き消去部23Bは、HDD25に記憶されている画像データの上書き消去を行う。ここで、上書き消去は、上書き必要領域が小さい場合、上書き必要領域を全て消去する。また、上書き必要領域が大きい場合、上書き必要領域を所定の間隔をあけて上書き消去する。
バスブリッジ24は、PCIで実装されたバスの橋渡し的な役割を果たすデバイスである。HDD25は、磁気記憶媒体を備え、制御部20の指示により、各種情報を読み出し及び読み書き可能に磁気記憶媒体に記憶する。HDD25には画像読み取り部12により読み取られた画像データが記憶される。ここで、HDD25に記憶される画像データは圧縮画像データとする。
画像読み取り部12は、プラテンガラス、CCD(Charge Coupled Devices)及び光源を備え、ADF(Auto Document Feeder)に載置された原稿に対して光源から照明走査した光の反射光をCCDにより結像して光電変換することにより原稿の画像を読み取る。そして、読み取った画像より画像データを生成してバッファメモリ14に出力する。
画像書き込み部13は、図示しないLD(Laser Diode)と、感光体ドラムと、帯電器と、現像器と、転写部と、定着器と、記録紙を供給する給紙トレイと、搬送経路に沿って記録紙を搬送する給紙ローラ等を備えて構成される。画像書き込み部13は、インクジェット式、熱転写式など、他のプリント方式でもよい。
具体的に画像書き込み部13は、メモリコントローラ23の指示に基づいて、所定のサイズ及び方向の記録紙を給紙トレイの何れかから給紙して、当該記録紙を搬送経路上に搬送する。そして、感光体ドラム表面を帯電器により帯電させ、メモリコントローラ23から入力された画像データをPWM(Pulse Width Modulation)信号に変換し、このPWM信号に基づいてLDによって感光体ドラム表面にレーザ光を照射することにより静電潜像を形成し、感光体ドラム表面の静電潜像を含む領域に現像器によりトナーを付着させる。さらに、給紙トレイから搬送された転写紙に転写部がトナーを転写して画像を形成し、定着器で定着させる。
バッファメモリ14は、DRAM(Dynamic RAM)により構成され、画像読み取り部12から出力された画像データの両面コピーや画像データの回転等の画像処理を行う。
主電源部15は、情報蓄積装置1の各部に電源を供給する。主電源部15は、主電源遮断検知部16に主電源ON、主電源OFFの信号を出力する。
主電源遮断検知部16は、主電源部15から入力される信号をモニタし、当該信号がHiレベル(主電源ON)かLowレベル(主電源OFF)かを監視する。そして、主電源がOFFされると、セキュリティ用電源部17から供給される電源で動作する。この場合、主電源遮断検知部16は、動作指示信号を出力すると同時に、電源切り替え部18により主電源・セキュリティ電源駆動部11の駆動電源をセキュリティ用電源部17に切り替える。ここで、動作指示信号とは、HDD25に記憶されている画像データの上書き消去を指示する信号のことをいう。
セキュリティ用電源部17は、二次電池、電気二重層コンデンサ等により構成され、主電源部15が遮断された場合、主電源遮断検知部16に電源を供給する。また、セキュリティ用電源部17は、主電源部15が遮断された場合、主電源・セキュリティ用電源部11に電源を供給する。
電源切り替え部18は、スイッチ等より構成され、主電源部15が遮断された場合、セキュリティ用電源部17に切り替え、主電源・セキュリティ用電源部11に電源を供給する。
次に、図2を参照して、情報蓄積装置1で実行される第1の上書き消去処理について説明する。第1の上書き消去処理は、主電源部15の主電源がONの時に上書き必要領域のアドレスをメモリコントローラ23内のレジスタに格納する。
例えば、情報蓄積装置1において、主電源部15の電源がOFFからONに切り替わったこと等をトリガとして、制御部20でROMから読み出されて適宜RAMに展開された第1の上書き消去プログラムと、CPUとの協働により第1の上書き消去処理が実行される。
先ず、上書き必要領域のアドレスがメモリコントローラ内のレジスタに格納される(ステップS101)。そして、主電源部15の電源がONからOFFへ切り替わっているか否かが判別される(ステップS102)。主電源部15の電源がONからOFFへ切り替わっていない場合(ステップS102;NO)、ステップS101へ移行される。
主電源部15の電源がONからOFFへ切り替わっている場合(ステップS102;YES)、第1の上書き消去処理は終了する。
ここで、主電源部15の電源がONからOFFへ切り替わると同時に、主電源遮断検知部16により、主電源・セキュリティ電源駆動部11内のメモリコントローラ23及びHDD25の電源を主電源部15からセキュリティ用電源部17へ切り替えられる。そして、主電源遮断検知部16から動作指示信号がメモリコントローラ23へ出力される。メモリコントローラ23内の上書き消去部23Bは、動作指示信号を受けると、HDD25へ画像データの上書き消去の指示を送り、HDD25の上書き必要領域が上書き消去される。
画像データの上書き消去は、メモリコントローラ23内のレジスタ23Aに格納されている上書き必要領域のアドレスに基づいて行われる。ここで、上書き必要領域が小さい場合、上書き消去のための時間が短いため、上書き必要領域の全領域の上書き消去が行われる。また、上書き必要領域が大きい場合、上書き消去は、上書き必要領域において、所定の間隔をあけた領域で実行される。これにより、HDD25に記憶されている圧縮画像データの伸張を不可能とし、且つ上書き消去時間を短縮することができる。
また、本実施の形態における第1の上書き消去処理のステップS101において、上書き必要領域のアドレスを、ユーザにより指定することができることとしてもよい。例えば、ユーザが画像を読み込む際、機密情報として画像データの読み取りを行いたい場合がある。この場合、ユーザは操作部21を介して、画像読み取り部12より取得した画像データが機密情報であることを指示することができる。操作部21は、ユーザの操作指示に基づいて、画像データが機密情報であるか否かを判別する指示を制御部20に出力する。制御部20は、ユーザにより操作部21から入力された指示が、画像読み取り部12から取得された画像データが機密情報であるとの指示の場合、当該機密情報をHDD25の上書き必要領域に記憶する。このとき、HDD25は、上書き必要領域とそれ以外の領域とに分割されているものとする。そして、当該機密情報が記憶された上書き必要領域のアドレスが、メモリコントローラ23内のレジスタ23Aに格納される。このとき、ユーザは、指紋認証等によるユーザ認証後に、操作部21を介して上記の操作指示が許可される。
以上、本実施の形態によれば、主電源部15が遮断されると、上書き消去部23Bにより、HDD25に記憶されている画像データの上書き消去を行うことができる。これにより、第三者によって主電源部15が強制的に遮断されても、HDD25に記憶されている画像データを確実に上書き消去でき、当該画像データが外部に漏洩することを防止することができる。また、メモリコントローラ23内の上書き消去部23Bにより、HDD25に記憶されている画像データの上書き消去を行うので、CPUのシーケンシャル管理が不要であり、上書き消去の時間を短縮することができる。
また、メモリコントローラ23内のレジスタ23Aに格納された上書き必要領域のアドレスに基づいて、上書き消去することができる。これにより、HDD25に記憶された画像データのうち、上書きが必要な領域のみを上書き消去するので、上書き消去の時間を短縮することができる。
また、ユーザの操作指示により、画像読み取り部12により取得した画像データが機密情報である場合、当該機密情報を上書き消去することができる。これにより、HDD25に記憶された画像データのうち、機密情報のみを上書き消去するので、上書き消去の時間を短縮することができる。
また、ユーザ認証後にユーザの操作指示を許可することができる。これにより、HDD25に記憶されている画像データのセキュリティを確保することができる。
また、上書き必要領域が小さい場合、当該上書き必要領域を全て消去することができる。また、上書き必要領域が大きい場合、当該上書き必要領域を所定の間隔をあけて上書き消去することができる。これにより、上書き消去の時間を短縮することができる。
(第2の実施の形態)
図3を参照して、本実施の形態に係る第2の実施の形態を説明する。図3に第2の上書き消去処理の流れを示す。なお、本実施の形態において、実施の形態1の情報蓄積装置1と同一の構成要素には同一符号を付す。以下、実施の形態1の情報蓄積装置1と異なる点のみを説明する。
情報蓄積装置1において、ROMに第2の上書き消去プログラムが記憶される。
図3を参照して、第2の上書き消去処理を説明する。第2の上書き消去処理は、ユーザ認証後、主電源遮断検知をOFFするか否かを判別する。
例えば、情報蓄積装置1において、主電源部15の電源がOFFからONに切り替わったこと等をトリガとして、制御部20でROMから読み出されて適宜RAMに展開された第2の上書き消去プログラムと、CPUとの協働により第2の上書き消去処理が実行される。
先ず、HDD25の上書き必要領域のアドレスがメモリコントローラ23内のレジスタ23Aに格納される(ステップS201)。そして、ユーザ認証後、主電源遮断検知をOFFするか否かが判別される(ステップS202)。ここで、ユーザ認証は、指紋認証等により行われる。ユーザ認証が正しく行われた場合、ユーザは操作部21から操作指示が許可される。また、主電源遮断検知をOFFするか否かを判別するとは、ユーザの操作部21を介した上書き中止の操作指示に基づいて、上書き消去を中止する指示があるか否かを判別することをいう。
ステップS202において、主電源遮断検知をOFFする場合(ステップS202;YES)、主電源部15の電源がONからOFFへ切り替わっているか否かが判別される(ステップS203)。主電源部15の電源がONからOFFへ切り替わっていない場合(ステップS203;NO)、ステップS201に移行される。主電源部15の電源がONからOFFへ切り替わっている場合(ステップS203;YES)、第2の上書き消去処理は終了する。
ステップS202において、主電源遮断検知をONする場合(ステップS202;NO)、主電源部15の電源がONからOFFへ切り替わっているか否かが判別される(ステップS204)。主電源部15の電源がONからOFFへ切り替わっていない場合(ステップS204;NO)、ステップS201に移行される。主電源部15の電源がONからOFFへ切り替わっている場合(ステップS204;YES)、第2の上書き消去処理は終了する。
ここで、ステップS203において、主電源部15の電源がONからOFFへ切り替わる(ステップS203;YES)と同時に、主電源遮断検知部16により、主電源・セキュリティ電源駆動部11内のメモリコントローラ23及びHDD25の電源を主電源部15からセキュリティ用電源部17へ切り替えられる。また、この場合、操作部21から入力された上書き消去を中止する指示により、制御部20から主電源遮断検知部16に動作指示信号を生成させない指示が送信される。主電源遮断検知部16は、動作指示信号を生成しないので、HDD25の上書き必要領域は上書き消去されない。
また、ステップS204において、主電源部15の電源がONからOFFへ切り替わる(ステップS204;YES)と同時に、主電源遮断検知部16により、主電源・セキュリティ電源駆動部11内のメモリコントローラ23及びHDD25の電源を主電源部15からセキュリティ用電源部17へ切り替えられる。そして、主電源遮断検知部16から動作指示信号がメモリコントローラ23へ出力される。メモリコントローラ23内の上書き消去部23Bは、動作指示信号を受けると、HDD25へ画像データの上書き消去の指示を送り、HDD25の上書き必要領域が上書き消去される。
画像データの上書き消去は、メモリコントローラ23内のレジスタ23Aに格納されている上書き必要領域のアドレスに基づいて行われる。ここで、上書き必要領域が小さい場合、上書き消去のための時間が短いため、上書き必要領域の全領域の上書き消去が行われる。また、上書き必要領域が大きい場合、上書き消去は、上書き必要領域において、所定の間隔をあけた領域で実行される。これにより、HDD25に記憶されている圧縮画像データの伸張を不可能とし、且つ上書き消去時間を短縮することができる。
また、実施の形態1と同様に、本実施の形態における第2の上書き消去処理のステップS201において、上書き必要領域のアドレスを、ユーザにより指定することができることとしてもよい。この場合、実施の形態1と同様に、ユーザは操作部21を介して、画像読み取り部12より取得した画像データが機密情報であることを指示することができる。
以上、本実施の形態によれば、ユーザの上書き中止の操作指示に基づいて、上書き消去指示を中止することができる。これにより、ユーザがHDD25に記憶された画像データを上書き消去したくない場合、記憶部に記憶されている画像データを保存することができる。
また、ユーザ認証後にユーザの操作指示を許可することができる。これにより、HDD25に記憶されている画像データのセキュリティを確保することができる。
また、ユーザにより主電源遮断検知をOFFしない選択がされた場合、主電源部15が遮断されると、上書き消去部23Bにより、HDD25に記憶されている画像データの上書き消去を行うことができる。これにより、第三者によって主電源部15が強制的に遮断されても、HDD25に記憶されている画像データを確実に上書き消去でき、当該画像データが外部に漏洩することを防止することができる。また、メモリコントローラ23内の上書き消去部23Bにより、HDD25に記憶されている画像データの上書き消去を行うので、CPUのシーケンシャル管理が不要であり、上書き消去の時間を短縮することができる。
また、メモリコントローラ23内のレジスタ23Aに格納された上書き必要領域のアドレスに基づいて、上書き消去することができる。これにより、HDD25に記憶された画像データのうち、上書きが必要な領域のみを上書き消去するので、上書き消去の時間を短縮することができる。
また、ユーザの操作指示により、画像読み取り部12により取得した画像データが機密情報である場合、当該機密情報を上書き消去することができる。これにより、HDD25に記憶された画像データのうち、機密情報のみを上書き消去するので、上書き消去の時間を短縮することができる。
また、上書き必要領域が小さい場合、当該上書き必要領域を全て消去することができる。また、上書き必要領域が大きい場合、当該上書き必要領域を所定の間隔をあけて上書き消去することができる。これにより、上書き消去の時間を短縮することができる。
なお、上記各実施の形態における記述は、本発明に係る情報蓄積装置の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記各実施の形態では、バッファメモリ14、メモリコントローラ23、バスブリッジ24、HDD25をそれぞれ1個とする構成としたが、複数個のバッファメモリ14、メモリコントローラ23、バスブリッジ24、HDD25を備える構成としてもよい。この構成により、カラー用の複写機に適用可能となる。
また、上記各実施の形態では、情報蓄積装置1を複写機として説明したが、画像データを蓄積するサーバ装置としてもよい。
その他、上記実施の形態における情報蓄積装置1の細部構成及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る情報蓄積装置1の概要図である。 第1の上書き消去処理の流れを示す図である。 第2の上書き消去処理の流れを示す図である。
符号の説明
1 情報蓄積装置
10 主電源駆動部
11 主電源・セキュリティ電源駆動部
12 画像読み取り部
13 画像書き込み部
14 バッファメモリ
15 主電源部
16 主電源遮断検知部
17 セキュリティ用電源部
18 電源切り替え手段
20 制御部
21 操作部
22 I/Oデバイス
23 メモリコントローラ
23A レジスタ
23B 上書き消去部
24 バスブリッジ
25 HDD

Claims (6)

  1. 画像データを取得する情報取得部と、
    前記情報取得部により取得した画像データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部を制御するメモリコントローラと、
    電源を供給する主電源部と、
    前記主電源部が遮断された場合に電源を供給するセキュリティ用電源部と、
    前記主電源部の遮断を検知した場合、前記メモリコントローラ及び前記記憶部の電源を前記セキュリティ用電源部に切り替える主電源遮断検知部と、を備え、
    前記主電源遮断検知部は、
    前記主電源部の遮断を検知した場合、前記記憶部に記憶されている画像データの上書き消去を指示する動作指示信号を前記メモリコントローラに出力し、
    前記メモリコントローラは、
    前記動作指示信号が入力されると、前記記憶部に記憶されている画像データの上書き消去を行う上書き消去部を備えることを特徴とする情報蓄積装置。
  2. 前記記憶部内の上書き必要領域のアドレスとして、前記画像データが記憶されている領域のアドレス、又は前記記憶部内の上書き消去されていない前記画像データが記憶されている領域のアドレスを、前記メモリコントローラ内のレジスタに随時格納する制御部を備え、
    前記上書き消去部は、
    前記メモリコントローラ内のレジスタに格納された前記上書き必要領域のアドレスに基づいて、前記記憶部に記憶されている画像データを上書き消去することを特徴とする請求項1に記載の情報蓄積装置。
  3. 操作可能な操作部を備え、
    前記操作部は、ユーザの操作指示に基づいて、前記情報取得部により取得した画像データが機密情報であるか否かを判別する指示を前記制御部に出力し、
    前記制御部は、
    前記操作部から入力された指示が、前記情報取得部により取得した画像データが機密情報であるとの指示の場合、当該取得した機密情報を前記記憶部内の上書き必要領域に記憶させて、当該上書き必要領域のアドレスを前記メモリコントローラ内のレジスタに随時格納し、
    前記上書き消去部は、
    前記メモリコントローラ内のレジスタに格納された前記上書き必要領域のアドレスに基づいて、前記記憶部に記憶されている機密情報を上書き消去することを特徴とする請求項2に記載の情報蓄積装置。
  4. 前記操作部は、
    前記主電源部から電源が供給されている時、ユーザの上書き中止の操作指示に基づいて、上書き消去を中止する指示を前記制御部に出力し、
    前記制御部は、
    前記操作部から入力された上書き消去を中止する指示により、前記主電源遮断検知部に前記動作指示信号を生成させないように指示することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報蓄積装置。
  5. 前記制御部は、
    ユーザ認証し、当該ユーザ認証後に前記ユーザの操作指示を、許可することを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の情報蓄積装置。
  6. 前記上書き消去部は、
    前記上書き必要領域が小さい場合、当該上書き必要領域を全て消去し、前記上書き必要領域が大きい場合、当該上書き必要領域を所定の間隔をあけて上書き消去することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報蓄積装置。


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