JP4337540B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ及びこれらの複合機などの画像形成装置に設けられる画像処理装置に係り、詳細には、ハードディスク等の記憶手段への画像情報の書込み及び消去を行う画像処理装置に関する。
例えば、複写機(デジタル複写機)等に設けられる画像処理装置には、原稿を読み込むなどして入力された画像データをハードディスク等の不揮発性メモリ一旦記憶し、記憶している画像データを出力することにより印刷処理等が実行されるようにしている。
このような複写機では、印刷処理が終了しても、新たな画像データが入力されるまでは、前の画像データがハードディスク内に残っていることになり、このために、ハードディスクに残っている画像データが不正に読み取られてしまう可能性がある。すなわち、画像データ等の情報の不正流出が可能となってしまっている。
このような情報の不正流出を防止するために、印刷処理の終了後に、ハードディスクに残っている画像データを自動的又は選択的に消去する提案がなされている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
しかし、これらの提案では、ハードディスク内の画像データの消去中は、ハードディスクへの画像データの書き込みや、印刷処理などの実行要求がなされても、要求された処理を行うことができない。すなわち、画像データの消去処理を実行するタイミングと、処理時間によっては、次の処理を即座に開始することができず、このために処理効率の低下が生じてしまう。
ここから、画像処理装置の待機中の都合の良いタイミングで、ハードディスク内の画像データの消去を実行することで、情報流出の防止と処理効率のバランスをとるようにする提案がなされている(例えば、特許文献3参照。)。
しかし、画像処理装置の待機中にハードディスク内の画像データの消去タイミングを適切に選択できても、画像データの消去処理を開始してしまうと、消去処理が終了するまで、次の処理要求を実行することができなくなってしまう。
一方、ハードディスクの先頭から画像データを書き込み、この画像データに対する処理を終了して消去可能となったときに、新たな画像データの書き込みが要求されたときに、この画像データをハードディスクの先頭から上書きすることにより、実質的に、前の画像データの消去が可能となり、処理効率の向上を図ることが可能となる。
しかしながら、画像処理装置での処理状態に関わらず画像データの書き込み要求がなされることがある。このために、画像データの処理の実行中は、該当する画像データの消去が完了するから、予め設定した領域内での画像データの処理が終了するまで、新たな画像データの書き込みが開始されないため、この分が処理効率の向上の妨げとなることがある。
また、処理効率の向上を図るために、画像情報を多数のブロックに分割して、ブロックごとに画像情報の書込み及び消去を行う方法が考えられるが、これによっても、消去を停止するまでに時間差が生じることがあり、また、書き込んだ情報の管理が極めて煩雑となるという問題がある。
特開平9−223061号公報 特開平9−284572号公報 特開2003−37719号公報
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、記憶手段に書き込んだ画像情報の管理を容易とすると共に、画像情報の書込み効率の向上を図ることができる画像処理装置を提案することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、画像情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に前記画像情報を書き込む書込み手段と、前記記憶手段に書き込まれた前記画像情報を消去する消去手段と、前記記憶手段を所定容量の記憶エリアに分割し、該記憶エリア単位で、書込み要求に基づいた前記書込み手段の制御及び、消去要求に基づいた前記消去手段制御を行うと共に、前記消去手段による前記記憶エリア内の画像情報の消去処理中に前記書込み要求が入力されたときに、消去手段による消去処理を停止して、前記書込み手段により該消去処理中の記憶エリアから前記書込み要求に基づいて新たな画像情報を上書きするように制御する制御手段と、を含む
この発明によれば、記憶手段に所定の記憶容量ずつの記憶エリアを設定し、この記憶エリアごとに画像情報の書込み及び消去を行う。これにより、記憶エリアごとに情報管理を行えばよいので、記憶手段に書き込んでいる画像情報及び記憶手段の空き領域の管理が極めて容易となる。
また、この発明では、記憶エリアに書き込まれて画像情報の消去を行っているときに、新たな画像情報の書込みが要求されると、消去を停止して、消去の実行途中の記憶エリアから新たな画像情報の書込みを開始し、消去する画像情報に新たな画像情報を上書きする。
これにより、消去処理を迅速に停止し、直ちに新たな画像情報の書込みを開始することができるので、記憶手段への画像情報の書込み効率の向上を図ることができる。
このような本発明においては、前記書込み手段により前記記憶エリアに前記画像情報の書込みを行ったときに、前記記憶エリア内で前記画像情報が書込まれた書込み領域を前記消去手段による消去領域として記憶する状態記憶手段を含み、
前記消去手段が前記状態記憶手段に記憶されている前記消去領域に対して消去処理を行うものであることが好ましく、また、前記記憶エリアに前記新たな画像情報を上書きしたときに前記状態記憶手段に記憶されている前記消去領域が、既に記憶されている消去領域と前記新たな画像情報に応じた消去領域を含むように更新されることが好ましい。
これにより、記憶エリアに書き込んだ画像情報を的確に、かつ効率的に消去することができる。
このような本発明においては、前記記憶エリア前記画像情報に基づいた画像が記録紙に形成されたときに記録紙1ページ分となる画像情報を記憶可能な容量に設定することができる。
以上説明したように本発明によれば、記憶手段を所定記憶容量の記憶エリアに分割して、画像情報の書込み及び消去を行うので、記憶手段に記憶している画像情報及び空き領域の管理が容易となる。
このときに、本発明では、記憶エリア内の画像情報を消去中に新たな画像情報の書き込みが要求されると、消去中の記憶エリアから画像情報の書込みを開始するために、画像情報の書込みを迅速に開始することができるという優れた効果が得られる。
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の一形態を説明する。図1には、本実施の形態で画像処理装置として適用するデジタル複合機(以下、「複合機10」とする)の要部の概略構成を示している。
この複合機10は、画像情報を記憶する記憶手段として設けられているハードディスク12と共に、画像情報を読み取る画像読取り部14、画像情報を出力する画像出力部16及び、ハードディスク12への画像情報の書き込み及び画像情報の消去を制御する制御基板18を備えている。
画像読取り部14は、原稿画像に記録された画像を読み取って原稿画像に応じた画像情報の生成(スキャナ機能)、通信回線を介して入力される画像情報の読込み(ファクシミリ受信機能)及び、図示しないパーソナルコンピュータ等から入力される画像情報の読込み等を行い、画像読取り部14で読み取られた画像情報が、制御基板18に入力される。
また、画像出力部16は、制御基板18から入力される画像情報に応じた画像を記録紙等の画像形成媒体への印刷(プリンタ機能)、通信回線を介した画像情報の出力(ファクシミリ送信機能)及び、パーソナルコンピュータへの画像情報の出力などを行う。
制御基板18には、ディスク制御部20が形成されている。このディスク制御部20は、画像情報をハードディスク12へ書き込む書き込み手段を形成する書込み部22及び、ハードディスク12に書き込まれている画像情報を消去要求に応じて消去する消去部24を備えている。
また、制御基板18には、画像読取り部14から入力される画像情報及び、ハードディスク12から読み出された画像情報を一時記憶する内部メモリ26と共に、ハードディスク12から読み出された画像情報に対して所定の処理を施す画像処理部28が設けられており、画像処理部28で処理された画像情報が画像出力部16へ出力される。
このように構成されている複合機10では、原稿などに記録されている画像を画像読取り部14で読み取ることにより原稿画像に応じたが画像情報(例えば画像データなど)を生成する。この画像情報は、画像読取り部14から制御基板18に入力されることにより、内部メモリ26に一時記憶される。このとき、画像情報に対して、画像の回転処理などの処理が施されて、書込み部22によってハードディスク12に書き込まれて記憶される。
また、ハードディスク12に記憶された画像情報は、ハードディスク12から読み出されて、処理要求に応じて画像処理部28で処理された後に、画像出力部16へ出力される。
このとき、例えば処理要求が印刷指示であれば、画像処理部28では、印刷指示に基づいた画像処理を施し、画像出力部16では、この画像情報に基づいた画像を図示しない記録紙に形成して出力する。
また、ディスク制御部20では、ハードディスク12から読み出した画像情報に対する処理が終了すると、ハードディスク12に残されている該当画像情報を、消去部24によって消去して、画像情報の流出防止を図るようにしている。
なお、このような複合機10の基本構成は、従来公知の構成を適用することができる。また、書込み部22、消去部24及び画像処理部28の機能は、図示しないメモリに記憶されたソフトウェアを図示しないプロセッサで実行することにより達成するなどの任意の構成を適用することができる。
ところで、図2(A)に示すように、制御基板18のディスク制御部20では、ハードディスク12の記憶領域に、所定容量ずつの記憶エリア30を設定している。この記憶エリア30の容量は、複合機10で処理可能な記録紙の最大サイズに基づいて設定している。
例えば、複合機10がA3縦サイズ(A3LEF)であるときには、図3(A)、図3(B)及び図3(C)に示すように、記憶エリア30は、幅W方向が297mm、長さL方向が420mmに対する画像情報を記憶可能となるように設定する。すなわち、記憶エリア30は、A3LEFサイズに相当する画像情報を記憶可能となるように記憶領域が確保されている。
また、図2(A)に示すように、ディスク制御部20では、書込み部22で画像情報をハードディスク12に書き込むときに、画像情報を1ページ分ずつに分割して、各記憶エリア30に、1ページ分ずつ画像情報を書き込むようにしている。
例えば、4ページ分の画像情報をハードディスク12に書き込むときには、1ページ目の画像情報を最初の記憶エリア30Aに書込み、2ページ目、3ページ目、4ページ目の画像情報A2、A3、A4をそれぞれ、記憶エリア30B、30C、30Dに順に書き込むようにしている。
このときには、記憶エリア30E以降が空き領域となる。また、一つの記憶エリア30の記憶容量を、複合機10で処理可能な画像情報の最大サイズに合わせていることにより、1ページ分の画像情報が、2つ以上の記憶エリア30に跨ることがない。
一方、図1に示すように、ディスク制御部20には、状態記憶部32が形成されている。この状態記憶部32は、例えば不揮発性メモリが用いられ、ハードディスク12上に設定した各記憶エリア30ごとの画像情報の記憶状態と共に、記憶エリア30内で画像情報が書き込まれている領域を、消去領域として記憶している。
すなわち、図2(B)に示すように、記憶エリア30ごとに、画像情報が書き込まれているか又は、画像情報が消去されて空き領域となっているかを例えば情報フラグFによって保持している。なお、情報フラグFは、例えば、F=1が、該当記憶エリア30に画像情報を記憶している状態であり、F=0が、該当記憶エリア30の画像情報が消去されて空き領域となっている状態を示している。
なお、図2(B)では、状態記憶部32で記憶エリア30ごとに設定される情報フラグFのみを示し、消去領域の設定の図示を省略している。
ディスク制御部20に形成されている書込み部22では、記憶エリア30に1ページ分の画像情報を書き込んだときに、状態記憶部32に記憶する情報フラグFをセットすると共に、その画像情報の書込み領域を、画像情報を消去するときの消去領域として状態記憶部32に設定する。
例えば、図3(A)に示すように、A4LEFに相当する画像情報が記憶エリア30に書き込むときには、記録紙上でA4LEF(幅W方向が297mm、長さL方向が210mm)に相当する領域を、消去領域に設定する。また、図3(B)に示すように、A4SEFに相当する画像情報が記憶エリア30に書き込むときには、記録紙上でA4SEF(幅W方向が210mm、長さL方向が297mm)に相当する領域を、消去領域に設定する。
さらに、書込み部22では、画像情報の消去を行う記憶エリア30への画像情報の書込みを行うことがあり、このときには、その記憶エリア30に対して既に設定されている消去領域に、新たに画像情報を書き込んだ記憶領域を消去領域に設定するようにしている。
例えば、図3(C)に示すように、A4LEFに相当する画像情報が書き込まれている記憶エリア30に、A4SEFに相当する画像情報を書き込んだときには、記録紙上でA4LEFとA4SELを覆う領域(幅W方向及び長さL方向がそれぞれ297mmに相当する領域)が消去領域に設定される。
ディスク制御部20では、消去部24で画像情報の消去を行うときに、記憶エリア30ごとに実行する。このとき、消去部24では、状態記憶部32に記憶されている該当記憶エリア30の消去領域を読み込んで、この消去領域内のデータを消去する。
また、消去部24では、記憶エリア30の画像情報を消去すると、状態記憶部32に記憶されている該当記憶エリア30の情報フラグFをリセットすると共に、消去領域の設定もクリア(消去)するようにしている。
一方、ディスク制御部20では、画像情報の消去中に、ハードディスク12への新たな画像情報の書込みが要求されると、画像情報の消去の途中であっても、画像情報の消去を停止し、消去中の記憶エリア30を先頭として、新たな画像情報の書込みを行う。
すなわち、ディスク制御部20では、消去部24より書込み部22の作動を優先するようにして、ハードディスク12への画像情報の書込み効率の向上を図るようにしている。このとき、ディスク制御部20では、画像情報の消去途中の記憶エリア30に、新たな画像情報を上書きすることにより、消去が必要となった画像情報がハードディスク12上に残らないようにしている。
また、ディスク制御部20では、新たな画像情報の書込みを行った次の記憶エリア30から、必要に応じて画像情報の消去を開始するようにしている。
ここで、本実施の形態の作用として、ディスク制御部20でのハードディスク12への画像情報の書込み及び消去を説明する。
図4(A)には、書込み部22での基本処理を示し、図4(B)には、消去部24の基本処理の概略を示している。
図4(A)に示すフローチャートは、ハードディスク12への画像情報の書込みが指示されると実行され、最初のステップ100では、1ページ分の画像情報を読み込み、次のステップ102では、読み込んだ画像情報を指定された記憶エリア30に書き込む。
なお、画像情報を書き込む記憶エリア30は、ハードディスク12に画像情報が書き込まれていない(初期化状態)か、全ての画像情報の消去が行われたときには、ハードディスク12の先頭の記憶エリア30から画像情報の書込みを開始する。また、書込みを開始する記憶エリア30が指定されているときには、その指定されている記憶エリア30から画像情報の書込みを行う。
次のステップ104では、画像情報を書き込んだ記憶エリア30に対して状態記憶部32に記憶されている情報フラグFを読み込み、ステップ106では、この情報フラグFがセット(F=1)されているか否か、すなわち、画像情報を書き込んだ記憶エリア30に、前の画像情報が消去されずに残っていたか否かを確認する。
ここで、情報フラグFがリセット(F=0)されているときには、ステップ106で否定判定してステップ108へ移行する。このステップ108では、書き込んだ画像情報のサイズから消去領域を設定する。
これに対して、記憶エリア30に画像情報を上書きしているときには、情報フラグFがセットされているので、ステップ106で肯定判定されて、ステップ110へ移行する。
このステップ110では、該当する記憶エリア30に対して設定されている消去領域を状態記憶部32から読込み、ステップ112では、読み込んだ消去領域と、新たに書き込んだ画像情報に基づいた消去領域(書込み領域)に基づいて、この記憶エリア30に対する新たな消去領域を設定する。
このようにして設定された消去領域は、状態記憶部32に保持される。また、消去領域の設定が終了すると、ステップ114では、該当記憶エリア30対する情報フラグFをセット(F=1)する。
また、ステップ116では、次のページの画像情報があるか否かを確認し、次のページがあるときには、ステップ116で肯定判定して、ステップ100に戻り、次のページに対する書込み処理を開始する。
一方、図4(B)に示すフローチャートは、ハードディスク12に書き込んでいる画像情報の消去が指示されると実行され、最初のステップ120では、画像情報を消去する記憶エリア30に設定されている消去領域を、状態記憶部32から読込み、ステップ122では、読み込んだ消去領域内のデータを消去する。
これにより、画像情報の消去が指定された記憶エリアが空き状態となる。このとき、例えば、図3(C)に示すように、消去領域が、A4SEFとA4LEFに相当する領域に設定されているときには、この記憶領域内のデータに対する消去が行われる。
すなわち、消去部24では、記憶エリア30内で画像情報が書き込まれている可能性のある記憶領域に対してデータ消去を行う。また、この記憶領域(消去領域)は、画像情報を書き込むときに設定されており、この消去領域に対してデータ消去を行うことにより、記録エリア30内のデータを確実に、かつ効率的に消去することができる。
図4(B)に示すフローチャートでは、データ消去を行うと、ステップ124へ移行する。このステップ124では、該当する記憶エリア30に対する状態記憶部32の情報フラグFをリセット(F=0)する。なお、情報フラグFのリセットに合わせて、該当記憶エリア30に対する消去領域の設定もリセットするようにしても良い。
指定された記憶エリア30からの画像情報の消去及び状態記憶部32に記憶している情報のリセットを終了すると、ステップ126では、次の記憶エリア30に対する消去を実行するか否かを確認し、次の記憶エリア30に対する消去処理を実行するときには、ステップ126で肯定判定して、ステップ120へ戻るようにしており、これにより、指定された記憶エリア30からの画像情報の消去が可能となる。
一方、図5には、書込み部22と消去部24を用いたディスク制御部20での処理の概略を示している。
このフローチャートでは、最初のステップ130で、画像読取り部14から送信された画像情報の取り込み要求を受信したか否かを確認し、取込み要求を受信すると、ステップ130で肯定判定してステップ132へ移行する。このステップ132では、画像読取り部14から出力された画像情報を取り込む。
画像情報の取込みが終了すると、ステップ134へ移行して、ハードディスク12に書き込んでいる画像情報の消去が実行されているか否かを確認する。
ここで、ハードディスク12内の画像情報の消去が実行されていないときには、ステップ134で否定判定してステップ136へ移行する。このステップ136では、図4(A)に示す書込み処理を実行する。このとき、画像情報は、画像情報が書き込まれていない記憶エリア30が選択されるので、図4(A)のフローチャートでは、ステップ106で否定判定されて、ステップ108が実行される。
これにより、例えば、5ページ分の画像情報Aをハードディスク12に書き込むときには、図6(A)に示すように、記憶エリア30A〜30Eに連続して画像情報が書き込まれる。これと共に、図6(E)に示すように、状態記憶部32には、記憶エリア30A〜30Eのそれぞれに対応する情報フラグFがセットされる。
一方、ハードディスク12に書き込まれている画像情報を消去しているときに、新たな画像情報の取り込み及び取り込んだ画像情報のハードディスク12への書込みが要求されることがある。
このときには、図5のステップ134で肯定判定されて、ステップ138へ移行する。このステップ138では、実行中の画像情報の消去を停止する。
これにより、例えば、図6(B)に示すように、消去部24が、記憶エリア30A〜30Eに書き込まれている5ページ分の画像情報Aの消去を実行し、記憶エリア30A、30Bの画像情報の消去が終了し、記憶エリア30Cの画像情報の消去中に、ステップ138が実行されると、消去部24は、記憶エリア30Cの消去途中で、消去処理を終了する。
これにより、図6(B)に示すように、記憶エリア30Cには、未消去の画像情報が残った状態となり、図6(F)に示すように、状態記憶部32では、情報フラグFがセットされた状態に保持される。
図5のフローチャートでは、ステップ138で画像情報の消去を停止すると、ステップ140へ移行して、画像情報の消去は記憶エリア30の途中で停止しているか否かを確認する。
ここで、何れかの記憶エリア30に対する消去途中(例えば図6(B)に示す記憶エリア30C)で消去処理が停止しているときには、ステップ140で肯定判定してステップ142へ移行し、読み込んだ画像情報の書込みを開始する記憶エリア30を、画像情報の一部が残っている記憶エリア30に設定する。
この後に、ステップ144へ移行して、設定した記憶エリア30から画像情報の書込みを開始する。すなわち、図6(B)に示すように、記憶エリア30Cで消去が停止しているときには、この記憶エリア30Cから、新たな画像情報の書込みを行う。
このときに、例えば、2ページ分の画像情報Bをハードディスク12に書き込むと、図6(C)に示すように、記憶エリア30C、30Dに画像情報Bが書き込まれる。また、これに伴って、記憶エリア30C、30Dに対する状態記憶部32の消去領域が設定され、図6(G)に示すように、情報フラグFの更新が行われる。
なお、例えば、記憶エリア30Bの消去を終了したタイミングで消去処理が停止されたときには、図5のステップ140で否定判定されてステップ146へ移行し、次に画像情報が消去される記憶エリア30(例えば記憶エリア30C)が、画像情報Bの書込みを開始する記憶エリア30に設定される。
このときに、画像情報が消去されずに残っている記憶エリア30へ画像情報を書き込むので、図4(A)のフローチャートでは、ステップ106で肯定判定されて、ステップ110、112が実行される。
これにより、画像情報の消去が設定され、かつ、消去を中断したために記憶エリア30に残っている画像情報に新たな画像情報が上書きされるために、実質的に画像情報が消去された状態となる。
一方、図5のフローチャートでは、ステップ148で画像情報の書込みが終了したか否かを確認し、画像情報の書込みが終了するとステップ148で肯定判定してステップ150へ移行する。
このステップ150では、未消去の記憶エリア30が残っているか否かを確認する。すなわち、画像情報を消去するように指定されているにも関わらず、画像情報の消去や、新たな画像情報の上書きが実行されていない記憶エリア30が残っているか否かを確認する。
ここで、記憶エリア30Eが未消去の記憶エリア30として残っているとき(図6(C)参照)には、ステップ150で肯定判定して、ステップ152へ移行し、未消去の記憶エリア30に対する画像情報の処理を実行する。
これにより、図6(D)に示すように、記憶エリア30Eの画像情報が消去されると共に、図6(H)に示すように、この記憶エリア30Eに対する状態記憶部32の情報(情報フラグF)がリセットされる。
なお、未消去の記憶エリア30が残っていないときには、図6のステップ150で否定判定して処理を終了する。
このように、複合機10に設けているディスク制御部20は、予め設定した記憶容量の記憶エリア30の単位で、画像情報の書込み及び消去を行うことにより、画像情報の消去中であっても、迅速に新たな画像情報の書込みを行うことができる。
すなわち、図7(A)に示すように、ディスク制御部20では、画像情報の消去処理を実行中に、新たな画像情報の取り込み要求がなされると、消去処理を停止し、直ちに取込み要求のあった画像情報の書込みを開始することができる。
一方、画像情報の書込み及び消去を、1ページ分の画像情報や、1段落、1行分などの画像情報上でのブロック単位で行うことも考えられる。
しかし、このときには、消去中のブロックがあると、そのブロックに対する消去処理を終了するまで、画像情報の書込みを開始することができない。すなわち、図7(B)に示すように、画像情報の消去処理を実行中に、新たな取込み要求がなされても、1ブロック分の消去が終了するまで、消去処理を停止することができないので、その分だけ画像情報の書込み開始が遅れることになってしまう。
したがって、所定の記憶領域の記憶エリア30ごとに画像情報の書込み及び消去を行うことにより、画像情報の書込みをより迅速に開始することができる。
また、画像情報を多数のブロックに分割した場合、画像情報をブロックごとに管理する必要があり、このために、ハードディスク12に書き込んだ画像情報の管理及びハードディスク12上での空き領域の管理が複雑となる。
これに対して、ハードディスク12を所定記憶容量の記憶エリアに分割することにより、記憶エリアごとに画像情報及び空きを管理すればよいので、管理が極めて容易となる。
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。例えば、本実施の形態では、画像情報の書込み及び消去を行う単位を、1ページ分の記憶容量の記憶エリアに設定したが、これに限らず、1ページを1ライン(1行)ごとや、1ページを複数に分割したときの1分割分の記憶容量ごと、複数ページ分などの任意の記憶容量に設定することも可能である。
また、本実施の形態では、複合機10を例に説明したが、本発明は、これに限らず、プリンタ、スキャナ、複写機単体であっても良く、また、これらの任意の2つ以上の機能を備えた画像形成装置に設ける画像処理装置など、入力される画像情報をハードディスク12などの記憶手段に書き込むと共に、所定のタイミングで記憶手段に記憶した画像情報を消去する機能を備えた任意の構成の画像処理装置に適用することができる。
本実施の形態に適用した複合機の要部の概略構成を示すブロック図である。 (A)はハードディスクに設定する記憶エリアを示す概略図、(B)は状態記憶部に保持する情報の概略を示す図表である。 (A)乃至(C)は記憶エリアの記憶容量と記憶エリアに書き込まれる画像情報を示す概略図であり、(A)はA4LEF相当の画像情報を書き込んだ状態、(B)はA4SEF相当の画像情報を書き込んだ状態、(C)はA4LEFとA4SEL相当の画像情報を重ねて書き込んだ状態を示している。 (A)は書込み部の処理の概略を示す流れ図、(B)は消去部の処理の概略を示す流れ図である。 ディスク制御部での画像情報の書込み及び消去の概略を示す流れ図である。 (A)乃至(D)は記憶エリアごとの画像情報の書込み及び消去状態を示す概略図、(E)から(H)は(A)から(D)のそれぞれに対する状態記憶部に記憶される情報フラグの状態を示す図表である。 (A)及び(B)は画像情報の消去処理と書込み処理の切り替わりを示すタイミングチャートであり、(A)は本実施の形態のディスク制御部を示し、(B)は(A)の対比例として画像情報を分割したブロック単位での処理を示している。
符号の説明
10 複合機(画像処理装置)
12 ハードディスク(記憶手段)
18 制御基板
20 ディスク制御部
22 書込み部(書込み手段)
24 消去部(消去手段)
30 記憶エリア
32 状態情報記憶部

Claims (4)

  1. 画像情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に前記画像情報を書き込む書込み手段と、
    前記記憶手段に書き込まれた前記画像情報を消去する消去手段と、
    前記記憶手段を所定容量の記憶エリアに分割し、該記憶エリア単位で、書込み要求に基づいた前記書込み手段の制御及び、消去要求に基づいた前記消去手段制御を行うと共に、前記消去手段による前記記憶エリア内の画像情報の消去処理中に前記書込み要求が入力されたときに、消去手段による消去処理を停止して、前記書込み手段により該消去処理中の記憶エリアから前記書込み要求に基づいて新たな画像情報を上書きするように制御する制御手段と、
    を含む画像処理装置
  2. 前記書込み手段により前記記憶エリアに前記画像情報の書込みを行ったときに、前記記憶エリア内で前記画像情報が書込まれた書込み領域を前記消去手段による消去領域として記憶する状態記憶手段を含み、
    前記消去手段が前記状態記憶手段に記憶されている前記消去領域に対して消去処理を行う、請求項1に記載の画像処理装置
  3. 前記記憶エリアに前記新たな画像情報を上書きしたときに前記状態記憶手段に記憶されている前記消去領域が、既に記憶されている消去領域と前記新たな画像情報に応じた消去領域を含むように更新される、請求項2に記載の画像処理装置
  4. 前記記憶エリア前記画像情報に基づいた画像が記録紙に形成されたときに記録紙1ページ分となる画像情報を記憶可能な容量に設定されている、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の画像処理装置
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