JP4416603B2 - 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理技術に関し、特に、ハードディスクに代表される書き換え可能な記憶装置に対して、セキュリティの確保のために情報を記憶する記憶領域を管理することが可能な画像処理技術に関する。
近年、各種情報機器は大量のデータを処理するためにハードディスクなどの記憶装置を内蔵するものが増えてきている。例えば、プリンタや複写機では、受信した印刷データやスキャナから読み取った画像データ、更に出力用の画像データ等を一旦ハードディスクに保持し、それを読み出しながら印刷処理を行なうのが一般的になってきている。
これまでプリンタや複写機において印刷が完了するとハードディスクに保持された受信データや画像データは削除されていたが、それはFAT(File Allocation Table)と呼ばれる管理領域から削除されているに過ぎなかった。つまり、画像データは論理的に削除されているが、物理的にはハードディスク内に残された状態になっていた。
ハードディスク内にデータが残っていると器機本体やハードディスクが持ち出された場合や、ネットワーク接続されている他の情報機器から不正にアクセスされた場合に情報が漏洩するリスクがある。
データの残留による情報漏洩のリスクを解消するためには、不要になったファイルは物理的に消去する必要がある。ここで、ファイルの「物理的消去」とはそのファイルに対して、例えば、データ自体に意味の無いもので、該当する記憶領域を上書きすることを意味している。16進数の「00」や「FF」で上書きすることもあるが、ハードディスクのような磁気記録装置の場合には残留磁気により以前に記録されていたデータが読み取られる可能性があるため、より強固なセキュリティーのためには規則性の無い乱数を複数回上書きし、残留磁気によるデータの痕跡を完全に消し去ることが必要である。
従来、セキュリティ対策を謳ったプリンタや複写機のような器機においては、使用済みのファイルを物理的に消去していた。情報漏洩のリスクを最小限に抑えるためには使用済みになったファイルは直ちに物理消去するのが理想的であるが、先に説明したように物理消去処理はファイルに対する上書き処理を複数回行なうためファイルサイズが大きい場合やファイル数が多い場合には処理に時間がかかり、後続のページの処理が滞るという問題がある。
そこでファイル(情報)の物理消去を行うための処理が後続の情報の処理に影響しないようにするために、ファイルの物理的な消去を行うタイミングを制御する技術が幾つか開示されている。
特許文献1ではファイルの物理的な消去よりも優先度の高い処理を行なう場合には物理的な消去を中断する、或いは印刷装置がアイドル状態になるまでファイルの物理的な消去処理を実行しないという手法が開示されている。また、特許文献2では過去の動作履歴に基づいてファイルの物理的な消去を実行する時間帯を制御するという手法が開示されている。
特開平9−284572号公報 特開2003−037719号公報
しかしながら、上述の特許文献1、2で開示されている技術は、あくまでもハードディスク等の記憶装置内に残されたファイルを物理的に消去するための処理を実行するタイミングを遅らせることで、後続のデータ処理への影響を小さくするというものであり、ファイルの物理消去処理の実行を遅延させることは、不正なアクセスによる情報漏洩の機会を増やすことにもつながり、記憶装置内の情報の漏洩を防ぐという本来の目的に逆行することになる。また、データ処理が連続するほど大量のデータが記憶装置内に残留することとなるので、大量の情報が漏洩のリスクにさらされることになる。
また、使用済みのファイルは物理的な消去処理が実行されるまで、記憶装置内に残るため、記憶装置の記憶領域を圧迫することとなり、これを回避するために、セキュリティの確保を考慮しない場合の記憶装置の容量に加えて、セキュリティの考慮により記憶領域が圧迫される分を見込んだ大容量の記憶装置を装着しなければならないという問題も存在する。この問題は画素数の多いフルカラー画像などを連続的に処理する機器において、より顕著な問題となる。
更に、ハードディクス等の磁気記憶装置におけるファイル管理においてファイルの物理消去処理は記憶領域に対して乱数の上書き処理を何度も行なうため、記憶装置の寿命が大幅に短くなってしまうという問題点がある。
そこで、本発明は、プリンタや複写機のような画像処理装置においてハードディスクなどの記憶装置内で使用済みになった記憶領域を一律に物理的な消去処理の対象とする代わりに、データを記憶する領域として優先的に使用することで、物理的な消去処理と同等の効果を実現することを目的とするものであり、従来の技術と比較して、より強固なセキュリティの確保を実現すると同時に、後続のデータ処理が遅延するなどの悪影響を及ぼさない画像処理技術を提供することを目的とするものである。
また、本発明は、使用済みになったファイルの記憶領域を、空き領域に対して優先的に使用して、データを記憶させることで、物理的な消去処理の実行待ちのデータが蓄積されて記憶装置内の記憶領域が圧迫されることを防止することを可能にする画像処理技術を提供することを目的とするものである。
更に、本発明は、使用済みになった記憶領域を一律に物理的な消去処理の対象とする代わりに、データを記憶する領域として優先的に使用することで、物理的な消去処理のための上書き処理を少なくし、記憶装置の寿命の低下を最小限に抑えることを可能にする画像処理技術を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明により提供される画像処理技術は主として以下の構成を有することを特徴とする。
すなわち、本発明にかかる画像処理装置は、画像情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている画像情報を用いて画像処理を実行する処理手段と、
前記記憶手段を、前記処理手段が使用済みの画像情報を記憶している記憶領域と、前記処理手段が使用済みでない画像情報を記憶している記憶領域と、画像情報を記憶していない空き領域とを含む複数の記憶領域に分類して管理する管理手段と、
新たな画像情報の格納要求に基づき、前記複数の記憶領域のうち、前記使用済みの画像情報を記憶している記憶領域が存在する場合には、前記空き領域に優先して前記使用済みの画像情報を記憶している記憶領域を前記新たな画像情報を記憶する領域として決定する記憶制御手段と、
前記記憶制御手段により決定された記憶領域に対して前記新たな画像情報を上書きして、前記使用済みの画像情報を記憶している記憶領域の少なくとも一部の画像情報を物理的に消去する情報書き込み手段と、
を備えることを特徴とする。
あるいは、本発明にかかる画像処理装置の制御方法は、画像情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている画像情報を用いて画像処理を実行する処理手段とを備える画像処理装置の制御方法であって、
管理手段が前記記憶手段を、前記処理手段が使用済みの画像情報を記憶している記憶領域と、前記処理手段が使用済みでない画像情報を記憶している記憶領域と、画像情報を記憶していない空き領域とを含む複数の記憶領域に分類して管理する管理工程と、
記憶制御手段が新たな画像情報の格納要求に基づき、前記複数の記憶領域のうち、前記使用済みの画像情報を記憶している記憶領域が存在する場合には、前記空き領域に優先して前記使用済みの情報を記憶している記憶領域を前記新たな画像情報を記憶する領域として決定する記憶制御工程と、
情報書き込み手段が前記記憶制御工程により決定された記憶領域に対して前記新たな画像情報を上書きして、使用済みの画像情報の記憶している記憶領域の少なくとも一部の画像情報を物理的に消去する情報書き込み工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像処理装置においてハードディスクなどの記憶装置内で使用済みになった記憶領域を一律に物理的な消去処理の対象とする代わりに、データを記憶する領域として優先的に使用することで、物理的な消去処理と同等の効果を実現することが可能になり、従来技術と比較して、より強固なセキュリティの確保を実現すると同時に、後続のデータ処理が遅延するなどの悪影響を排除することが可能になる。
また、本発明によれば、使用済みになった記憶領域を、空き領域に対して優先的に使用して、データを記憶させることで、物理的な消去処理の実行待ちのデータが蓄積されて記憶装置内の記憶領域が圧迫されることを防止することが可能になる。
また、本発明によれば、使用済みになった記憶領域を一律に物理的な消去処理の対象とする代わりに、データを記憶する領域として優先的に使用することで、物理的な消去処理のための上書き処理を少なくし、記憶装置の寿命の低下を最小限に抑えることが可能になる。
[第1実施形態]
以下、レーザビームプリンタ(LBP)に適用した本発明の第1実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。本実施形態の構成を説明する前に、LBPの構成を図1を参照して説明する。
図1はLBPの内部構造を示す断面図である。同図において100はLBP本体であり、このLBPはLAN216と接続しているコンピュータ(図2の201)から供給される用紙サイズ指定命令、文字印字命令、各種図形描画命令、イメージ描画命令及び色指定命令等に従って、対応する文字パターンや図形、イメージ等を作成し、記録媒体である記録用紙上に像を形成する。
151は操作のためのスイッチ及びプリンタの状態を表示するLED表示器やLCD表示器等が配されている操作パネルであり、101はLBP100全体の制御及びコンピュータ201から供給される文字印字命令等を解析するプリンタ制御ユニットである。
尚、本実施形態におけるLBPは、RGBの色情報をM(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)、K(クロ)に変換し、それらを並列に像形成・現像するため、MCYKそれぞれの像形成・現像機構を備えるものとする。プリンタ制御ユニット101(以下、単に、「制御ユニット」ともいう。)はMCYKそれぞれの印字イメージを生成し、ビデオ信号に変換してMCYKそれぞれのレーザ・ドライバに出力する。
M(マゼンタ)のレーザ・ドライバ110は半導体レーザ111を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ111から発射されるレーザ光112をオン・オフ切替する。レーザ光112は回転多面鏡113で左右方向に振られて静電ドラム114上を走査する。これにより、静電ドラム114上には文字や図形のパターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラム114周囲の現像ユニット(トナーカートリッジ)115によって現像された後、記録用紙に転写される。
C(シアン)、Y(イエロー)、K(クロ)に関しても、M(マゼンタ)と同様の像形成・現像機構を持ち、120、121、122、123、124、125はC(シアン)用の像形成・現像機構、130、131、132、133、134、135はY(イエロー)用の像形成・現像機構、140、141、142、143、144、145はK(クロ)用の像形成・現像機構として構成される。個々の機能はM(マゼンタ)の像形成・現像機構と同じであるので説明は省略する。
記録用紙にはカット・シートを用い、カット・シート記録紙はLBPに装着した給紙トレイ102に収納されバネ103で一定の高さに保たれており、給紙ローラ104及び搬送ローラ105と106とにより装置内に取り込まれ、用紙搬送ベルト107に乗せられてMCYKの各像形成・現像機構を通過する。
記録用紙に転写されたMCYKの各トナー(粉末インク)は定着器108で熱と圧力により記録用紙に固定され、記録用紙は搬送ローラ109と150によってLBP本体上部に出力される。
図2は図1に示したLBPの制御ユニット101の概略構成を示すブロック図である。このLBPの制御ユニット101は、LAN216により接続するコンピュータ201より送られてきた文字、図形、イメージの各描画命令及び色情報等からなるデータを入力し、ページ単位で文書情報等を印刷するように文字印字命令等を解析する。
202はコンピュータ201からの印刷データを受信する入力インタフェース部であり、203は入力インタフェース部202を介して入力された印刷データを一時記憶する入力バッファである。受信された印刷データは一旦ジョブ単位でハードディスク221に格納されてから処理される。
204は文字パターン発生器で、文字の幅や高さ等の属性や実際の文字パターンのアドレスが格納されているフォント情報部219、文字パターン自身が格納されている文字パターン部220、及びその読みだし制御プログラムから成る。読みだし制御プログラムはROM217に含まれ、文字コードを入力するとそのコードに対応する文字パターンのアドレスを算出するコード・コンバート機能をも有している。
205はRAMであり、文字パターン発生器204より出力された文字パターンを記憶するフォント・キャッシュ領域207、コンピュータ201より送られてきた外字フォント及び現在の印字環境等を記憶する記憶領域206を含んでいる。このように、一旦文字パターンに展開したパターン情報をフォント・キャッシュとしてフォント・キャッシュ領域207に記憶しておくことにより、同じ文字を印刷する時に再度同じ文字を復号してパターン展開する必要がなくなるため、文字パターンへの展開が速くなる。
208はプリンタの制御ユニット全体を制御するためのCPUであり、ROM217に記憶されたCPU208の制御プログラムにより装置全体の制御を行なっている。209は入力データを元に生成される内部的なデータ群である中間バッファである。1ページ分のデータの受信が完了し、それらがよりシンプルな中間データに変換されて中間バッファに蓄えられた後、レンダラ210によりバンド単位でレンダリングされ、各色8ビットのRGB画像としてバンドバッファ211に出力される。
バンドバッファに出力されたRGB画像はCPU208によりJPEG圧縮されてハードディスク221に格納される。ハードディスク221に1ページ分の画像が蓄積されると、JPEG画像はCPU208により読み出されてハーフトーニングプロセッサ212に入力される。ハーフトーニングプロセッサ212はJPEG画像を伸張し、更にCMYKプレーン画像に変換して出力バッファ213に出力する。出力バッファ213に出力されたCMYKプレーン画像は出力インターフェース部214でビデオ信号に変換され、プリンタ印字部215に出力される。
先に図1を用いて説明したように本実施形態におけるLBPでは、MCYKの像形成・現像を並列で行うため、出力インターフェース部214は、M出力インターフェース部、C出力インターフェース部、Y出力インターフェース部、K出力インターフェース部の4つのインタフェース部で構成され、それぞれが独立に出力バッファ213からプレーン画像をバンド単位で読み出し、ビデオ信号に変換して各プレーンのレーザ・ドライバ110、120、130、140へ出力する。
218は一般のEEPROM等で構成する不揮発性メモリであり、以後、NVRAM(Non Volatile RAM)と称す。NVRAM218には操作パネル151で指定されるパネル設定値などが記憶される。
尚、先に説明したROM217にはコンピュータ201から入力されるデータの解析、中間データの生成、印刷機構本体部215の制御プログラム等が含まれる。
221はハードディスクであり、既に説明したように受信データやレンダリング後の画像が格納される。本実施形態におけるLBPでは、ハードディスク221の記憶領域はFAT(File Allocation Table)によって管理され、格納された受信データ及びレンダリング後の画像(JPEG画像)が使用済みになったら、そのファイルはFATから削除されるだけでなく情報漏洩防止のために物理的な消去を実行する。
<記憶領域の構造>
図3はハードディスク221の記憶領域の構造を模式的に表した図である。ハードディスク221の記憶領域はFAT領域301と、クラスタ領域302とで構成される。
クラスタ領域302はファイルとして情報を記録する論理的な領域の集合であり、1つの記録領域をクラスタと呼ぶ。本実施形態における1クラスタのサイズは32Kバイト、クラスタの数は999,996個であるとする。即ち、記憶領域の総サイズは約32Gバイトとなる。各クラスタには000000〜999995の番号が割り当てられており、これをクラスタ番号と呼ぶ。
一方、FAT領域はクラスタ番号を管理するための領域であり、FAT領域には000000〜999999の番号が割り当てられており、これをFAT番号と呼ぶ。FAT領域からは、格納されているクラスタ番号によってクラスタ領域へのリンクが張られる(図中の矢印)。
クラスタからFATに対してはクラスタ番号と対応するFAT番号によって固定的なリンクが張られている(図中の破線)。これらのリンク構造によって、1つのファイルを構成することができる。図3は、斜線部で示すように、3つのクラスタで構成されるファイルの例を表している。
FAT番号001242のFAT領域には、クラスタ領域302へエントリするクラスタ番号が格納されており、矢印及び破線で示されるようにFAT領域301とクラスタ領域302との間でリンクが張られたリンク構造が形成される。ここで、クラスタ領域に格納するファイルは、クラスタ番号000333、000336、004446の領域が使用されていることを表している。クラスタ領域同士を直接リンクしないのは、もし何らかのトラブルでファイルが破壊されリンクが壊れたときにそのファイルを削除できるようにするためである。
<空き領域の管理>
図4はハードディスク221の空き領域の管理手法を説明するための図である。空き領域も通常のファイルと同様にFAT番号とクラスタ番号でリンクされる。図4において、空き領域へのエントリは、FAT番号999996のFAT領域に格納されているクラスタ番号によるものであり、この場合、リンクが張られたクラスタ領域はクラスタ番号004447である。
また、FAT番号999997のFAT領域には、空き領域の終端のクラスタ番号(000334)が格納される。初期状態において全てのクラスタ領域は空き状態であり、FAT番号999996のFAT領域に格納されているクラスタ番号から、クラスタ領域へのリンクが張られる(図中の矢印及び破線を参照)。
FAT番号999996のFAT領域に格納されているクラスタ番号により、リンクが張られているクラスタ領域がファイルの生成や追加書き込みのために使用中になり、ファイル削除後に空き領域として戻される場合、今度は、FAT番号999997のFAT領域に格納されているクラスタ番号によりリンクされている終端クラスタの後に、新たなリンクが張られる。これはハードディスクの耐久性を考慮した処理であり、ハードディスクの使用領域が特定のクラスタに偏らないようにするためのものである。本発明の実施形態におけるLBPのように画像ファイルのなどの非常に大きなデータの書き込みと削除を頻繁に繰り返すような使用形態においては必要な処理である。
<使用済み領域の管理>
図5は使用済みの領域の管理方法を説明するための図である。使用済みになったファイルに割り当てられていたクラスタは、ファイルの削除と同時に空き領域としてFAT番号999996のFAT領域に格納されているクラスタ番号によるリンクに戻されるのではなく、別途使用済みのクラスタとしてリンクされる。使用済みクラスタのエントリはFAT番号999998のFAT領域に格納されているクラスタ番号004446によりリンクが張られる。使用済みクラスタのリンク終端に対応するクラスタ番号は、FAT番号999999のFAT領域に格納されており(クラスタ番号000335)、使用済みになったファイルは、クラスタの終端に追加されてリンクされる。FAT番号999998のFAT領域に格納されているクラスタ番号によりリンクされている使用済みの記憶領域を特定するクラスタは、あるタイミングでその内容が物理的に消去されてはじめて空き領域となり、図4で説明したように、FAT番号999997のFAT領域に格納されている空き領域を特定する終端のクラスタ番号に続き、新たに空き領域として追加された領域を特定するリンク情報が追加される。
<ファイルの新規作成及び追加>
次に、ファイルの新規生成及び追加書き込みのために、クラスタを1つ確保するための処理手順を図6のフローチャートを参照して説明する。
ファイルの新規生成及び追加書き込みのためのクラスタの確保要求があると、まず、ステップS601で使用済みのクラスタが存在するか否かを確認する。使用済みのクラスタは、図5で説明したように、FAT番号999998のFAT領域に格納されているクラスタ番号によりリンクされているため、FAT番号999998のFAT領域に「−1」以外のクラスタ番号がセットされていれば、それが使用済みのクラスタの番号であり、FAT番号999998のFAT領域にクラスタ番号として「−1」がセットされていれば、それは使用済みのクラスタが存在しないことを意味する。
使用済みのクラスタが存在する場合には(S601-Yes)、処理をステップS602に進め、それを使用済みのクラスタのリンクから取り外す。使用済みのクラスタが存在しない場合には(S601-No)、処理をステップS603に進め、空きクラスタが存在するか否かを確認する。
空き領域のクラスタは、FAT番号999996のFAT領域に格納されているクラスタ番号によりリンクされているため、FAT番号999996に「−1」以外のクラスタ番号がセットされていれば、それが空きクラスタの番号であり、FAT番号999996のFAT領域にクラスタ番号として「−1」がセットされていればそれは空きクラスタが存在しないことを意味する。
空き領域のクラスタが存在する場合には(S603-Yes)、処理をステップS604に進め、それを空き領域のクラスタのリンクから取り外す。空き領域のクラスタが存在しない場合には(S603-No)、ファイルの新規生成及び追加書き込みのためのクラスタを獲得できないものとしてエラー終了する。
ステップS602又はS604で獲得されたクラスタは、ステップS605において、ファイルの追加書き込みの場合、対象ファイルの終端にリンクされ、新規生成の場合には新たなファイルのクラスタがリンクされる。ファイルの新規生成の場合、獲得されたクラスタの番号と同じ番号のFAT番号が、そのファイルのエントリしてFAT領域に格納される。
ステップS606において、先のステップS602またはステップS604の処理により取り外された使用済み領域のクラスタ、または空き領域のクラスタに応じて、FAT領域に格納されるクラスタ番号を変更し、クラスタ領域302に対するリンクを更新する。
本実施形態により提供される画像処理技術によれば、ファイルの新規生成及びファイルに対する追加書き込みのための記憶領域を確保する際に、使用済みで、かつ、物理消去が行われていないファイルの領域を一律に物理的な消去処理の対象とする代わりに、データを記憶する領域として優先的に使用して、新たなファイルや追加のファイルによって書き潰すことで、物理的な消去処理と同等の効果を実現することが可能になる。また、従来の技術と比較して、より強固なセキュリティの確保を実現すると同時に、後続のデータ処理が遅延するなどの悪影響を排除することが可能になる。
<ファイルの削除>
次に、ファイルを削除する際の処理手順を図7のフローチャートを参照して説明する。まず、はじめにステップS701で削除対象ファイルのクラスタのリンクを使用済みクラスタのリンクの終端に連結する。ここで、使用済みクラスタのリンクの終端はFAT番号999999のFAT領域に格納されているクラスタ番号で指定されるクラスタである。
次に、ステップS702で、削除対象ファイルの終端クラスタを検索する。先頭クラスタからリンクを辿ってもよいが、高速化のためには先頭クラスタに終端クラスタのクラスタ番号を格納しておいてもよい。
次に、ステップS703で、使用済みクラスタのリンクの終端、即ちFAT番号999999のFAT領域に格納されているクラスタ番号をステップS702で検索した削除対象ファイルの終端クラスタのクラスタ番号に置き換えることにより更新し、ファイルの削除処理を終了する。
<使用済みクラスタの物理消去>
次に、使用済みクラスタを物理消去する処理手順をフローチャート図8を参照して説明する。使用済みクラスタの物理消去処理はタイマによって定期的に起動され、本実施形態の場合、実行終了から再度実行されるまでの時間間隔は1秒間である。
物理消去処理が開始されると、まずステップS801で、変数FsUserCntを参照し、それが0であるか否かを判断する。FsUserCntは電源投入時に0に初期化され、他のタスクでファイルシステムにアクセス開始時にインクリメント(+1)され、アクセス終了時にデクリメント(−1)される。例えば2つクライアントがファイルシステムにアクセスしている時にはFsUserCntは2になる。FsUserCnt=0でない(S801-No)、即ちファイルシステムにアクセスしているクライアントが存在する場合にはクラスタの物理消去を終了する。
一方、FsUserCnt=0である場合(S801-Yes)、即ちファイルシステムにアクセスしているクライアントが存在しない場合には、処理をステップS802に進めて、使用済みクラスタの有無を確認する。
使用済みクラスタはFAT番号999998のFAT領域に格納されているクラスタ番号によりリンクされており、そのクラスタ番号が−1以外なら使用済みクラスタが存在することになる。使用済みクラスタが存在しない場合には(S802-No)、クラスタの物理消去を終了する。使用済みクラスタが存在する場合には(S802-Yes)、使用済みクラスタのリンクの先頭、即ちFAT番号999998のFAT領域に格納されているクラスタ番号によりリンクされているクラスタを物理消去の対象として決定し、次のステップに進む。
尚、本実施形態における物理消去は対象となっているクラスタに対して乱数で書き潰す処理を5回行うことで残留磁気によるデータの痕跡を消去するものとし、ステップS803では乱数の書き込み回数のカウンタをN=0に初期化する。
そしてステップS804で乱数を発生させ、ステップS805で対象となっているクラスタの記憶領域に乱数を書き込む。そして、ステップS806で書き込み回数のカウンタをカウントアップし、ステップS807で書き込み回数のカウンタが5に達したか否かを判断し、書き込み回数が5に達していない場合には、ステップS804に戻って乱数の発生と書き込みを行う。
乱数の書き込み回数が5に達したら(S807-Yes)、処理をステップS808に進め、処理の対象となっているクラスタを使用済みのリンクから切り離し、ステップS809で、空きクラスタのリンクの終端に、ステップS808で切り離された使用済みのリンクを結合する。ここで、空きクラスタのリンクの終端は、FAT番号999997のFAT領域に格納されているクラスタ番号でリンクされている。クラスタに対する物理消去とリンクの更新が完了したら、再び、処理をステップS801に戻し、FsUserCnt=0でなくなるか又は使用済みのクラスタが無くなるまで、同様の処理を繰り返す。
本実施形態における記憶装置に対する管理は、ホストコンピュータ201から送信される印刷データを受信してジョブ単位にファイルとして格納する受信処理、ファイルとして格納されているジョブデータを読み出して処理し、レンダリングして得られた画像をページ単位でファイルに格納するジョブデータ処理、ファイルとして格納されている画像データを読み出して色変換し、ビデオ信号として印刷機構本体部215に転送する印刷処理の3つがあり、それぞれが独立したタスクで起動される。
上述の処理は、画像処理装置がアイドル状態になるなどして、ハードディスク221等の記憶装置に対するアクセス要求がなくなった場合、その時点で存在している使用済みのファイルの記憶領域に対して物理的な消去を行うようにしてもよい。物理的な消去処理そのものは一般的な手法と同様であるが、乱数などを上書きする回数は記憶装置の物理特性と、求められるセキュリティを確保するレベルと、によって決定することができる。
また、使用済みファイルの物理的な消去処理の実行中にファイルシステムに対するアクセス要求が発生した場合には物理消去処理を中断してファイルへのアクセス要求を優先するように制御することも可能である。
本実施形態により提供される画像処理技術によれば、使用済みになった記憶領域を、空き領域に対して優先的に使用して、データを記憶させることで、物理的な消去処理の実行待ちのデータが蓄積されて記憶装置内の記憶領域が圧迫されることを防止することが可能になる。
更に、本実施形態により提供される画像処理技術によれば、使用済みになった記憶領域を一律に物理的な消去処理の対象とする代わりに、データを記憶する領域として優先的に使用することで、物理的な消去処理のための上書き処理を少なくし、記憶装置の寿命の低下を最小限に抑えることが可能になる。
<受信処理>
まず、受信処理の処理手順を図9のフローチャートを参照して説明する。
受信処理は、LAN216を経由してホストコンピュータ201と接続している入力インターフェース部202を介してデータを受信する処理である。受信処理が開始すると、まず、ステップS901で、変数FsUserCntをインクリメントする。これによりもし使用済みクラスタの物理消去処理が実行中であった場合には物理消去処理は中止される(図8のステップS801)。
次に、ステップS902で、受信したデータをジョブ単位で格納するためのファイルを新規にオープンする。
そして、ステップS903で、入力バッファメモリ203に蓄積されている受信データを読み出し、ステップS904では、ジョブデータが終了したか否かを判断する。データが存在する場合にはステップS905に進んで受信データをファイルに書き込み、ステップS903に戻って後続の受信データを読み込む。データが終了した場合には(S904-Yes)、処理をステップS906に進め、ファイルをクローズする。そして最後にステップS907で、変数FsUserCntをデクリメントし、もし他のタスクでもファイルシステムへのアクセスが無ければ使用済みクラスタの物理消去処理が実行可能な状態に戻る。
尚、ステップS902及びS905ではファイルの新規生成及びデータの追加書き込みにより、必要に応じて、図6で説明したクラスタの確保が行われる。
<ジョブデータの処理>
次に、ファイルに格納されているジョブデータを処理して、画像データを生成するジョブデータ処理の処理手順を図10のフローチャートを参照して説明する。
ジョブデータファイルが生成され、ジョブデータ処理が開始されると、まず、ステップS1001で、変数FsUserCntをインクリメントする。
そして、ステップS1002で、ジョブデータファイルをオープンしてデータの読み出しを開始する。
次に、ステップS1003でジョブデータの終了を判断し、データが存在する場合には(S1003-No)、処理をステップS1004に進める。ステップS1004では1ページ分のデータを解釈して中間データを中間バッファ209に出力する。
次に、ステップS1005に処理を進め、画像を格納するための画像ファイルをオープンし、ステップS1006では、中間バッファ209に格納されている1ページ分のデータを構成する1バンド分の中間データを読み出してバンド単位でレンダリングする。レンダリング処理はレンダラ210によって行われ、RGB画像がバンドバッファ211に出力される。
次に、処理をステップS1007に進めて、出力された1バンド分のRGB画像をJPEG圧縮し、ステップS1008でそれを画像ファイルに書き込む。そしてステップS1009に処理を進めて、1ページ分の画像生成が完了したか否かを判断し、まだ、レンダリングしていないバンドが存在する場合には(S1009-No)、処理をステップS1006に戻し、次のバンドのレンダリングを行う。ページを構成する全てのバンドのレンダリングが完了すると(S1009-Yes)、処理をステップS1010に進め、画像ファイルをクローズして、ステップS1003に戻し、次のページの処理に進む。
1ジョブ分の全てのデータが終了した場合には(S1003-Yes)、処理をステップS1011に進め、ジョブデータファイルをクローズし、更に、ステップS1012でジョブデータファイルを削除し、そして、最後にステップS1013で、変数FsUserCntをデクリメントしてジョブデータ処理を終了する。
ここで、ステップS1012の処理において、ジョブデータファイルの削除が、既に図7を参照して説明ように行なわれ、そのファイルが使用ていたクラスタは使用済みクラスタのリンクの終端に連結される。
<印刷処理>
次に、JPEG圧縮されてファイルに格納されている画像データを読み出して、印刷を行う印刷処理の処理手順を図11のフローチャートを参照して説明する。
JPEG圧縮された画像ファイルが生成され、印刷処理が開始されると、まず、ステップS1101において、変数FsUserCntをインクリメントする。
そして、ステップS1102において、画像ファイルをオープンし、ステップS1103で、JPEG圧縮された画像をバンド単位で読み出す。読み出されたJPEG画像はステップS1104において伸張され、更にステップS1105においてハーフトーニングプロセッサ212によりRGB点順次画像からCMYK面順次画像に変換される。
このとき、印刷機構部215の濃度特性に応じた濃度変換と、階調変換も同時に行われる。CMYK面順次画像が生成されると、ステップS1106に処理を進め、CMYKそれぞれの出力インターフェース部214でビデオ信号に変換して印刷機構部215に出力する。
そして、ステップS1107に処理を進め、ページを構成する全てのバンドを出力したか否かを判断し、出力していないバンドがある場合には(S1007-No)、ステップS1103に処理を戻し、次のバンドのJPEG画像を読み出して処理する。1ページ分のビデオ信号の送信が完了したら(S1007-Yes)、処理をステップS1108に進め、画像ファイルをクローズし、更に、ステップS1109で図7で説明した画像ファイル削除処理を実行する。そして、最後にステップS1110で変数FsUserCntをデクリメントして1ページ分の印刷処理を終了する。
尚、実施形態における説明では、シングルファンクションのレーザビームプリンタ(LBP)を例として説明しているが、本発明の趣旨はこれに限定されるものではなく、ハードディスクを搭載するデジタル複写機やデジタル複合機でも適用可能である。
以上説明したように、本実施形態にかかる画像処理装置においては、ホストコンピュータで生成されたジョブデータの受信処理、ジョブデータ処理、ジョブデータの印刷処理によって、ファイルの生成から削除までが行われるが、削除されたファイルのクラスタは、使用済みの記憶領域として管理され、かかる記憶領域は、一律に物理的な消去処理の対象とされる代わりに、受信するジョブデータを記憶する領域として優先的に使用することで、物理的な消去処理と同等の効果を実現することが可能になり、従来技術と比較して、より強固なセキュリティの確保を実現すると同時に、後続のデータ処理が遅延するなどの悪影響を排除することが可能になる。
また、使用済みになった記憶領域を、空き領域に対して優先的に使用して、データを記憶させることで、物理的な消去処理の実行待ちのデータが蓄積されて記憶装置内の記憶領域が圧迫されることを防止することが可能になる。
また、印刷データの処理が終了すると、一部の記憶領域は他のファイルに書き潰されることなく残る場合があるが、それらは直ちに自動的に物理的に消去されるので、当該領域に記憶されている情報が漏洩するというリスクにさらされることはない。また、物理的に消去される対象となる記憶領域は少ないため、物理的な消去のために行う上書きで、ハードディスクの寿命が低下するという問題も解消することが可能になる。
[第2実施形態]
なお、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。プログラムコードの格納は、クライアントコンピュータに限定されるものではなく、例えば、サーバとして機能するコンピュータに記憶されておくことも可能である。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD、磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
発明の実施形態にかかる印刷装置の構成を説明する断面図である。 図1に示したLBPの制御ユニットの概略構成を示すブロック図である。 ハードディスクの記憶領域の構造を模式的に表した図である。 ハードディスクの空き領域の管理手法を説明するための図である。 使用済みの領域の管理方法を説明するための図である。 ファイルの新規生成及び追加書き込みのために、クラスタを1つ確保するための処理手順を説明するためのフローチャートである。 ファイルを削除する際の処理手順を説明するためのフローチャートである。 使用済みクラスタを物理消去する処理手順を説明するためのフローチャートである。 受信処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 ジョブデータの処理手順を説明するためのフローチャートである。 印刷処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100 プリンタ本体
101 プリンタ制御ユニット
102 給紙カセット
103 用紙を持ち上げるためのバネ
104 給紙ローラ
105 用紙搬送ローラ
106 用紙搬送ローラ
107 用紙搬送ベルト
108 定着器
109 用紙搬送ローラ
110 レーザ・ドライバ(マゼンタ用)
111 半導体レーザ発射装置(マゼンタ用)
112 レーザ・ビーム(マゼンタ用)
113 回転多面鏡(マゼンタ用)
114 静電ドラム(マゼンタ用)
115 トナーカートリッジ(マゼンタ用)
120 レーザ・ドライバ(シアン用)
121 半導体レーザ発射装置(シアン用)
122 レーザ・ビーム(シアン用)
123 回転多面鏡(シアン用)
124 静電ドラム(シアン用)
125 トナーカートリッジ(シアン用)
130 レーザ・ドライバ(イエロー用)
131 半導体レーザ発射装置(イエロー用)
132 レーザ・ビーム(イエロー用)
133 回転多面鏡(イエロー用)
134 静電ドラム(イエロー用)
135 トナーカートリッジ(イエロー用)
140 レーザ・ドライバ(クロ用)
141 半導体レーザ発射装置(クロ用)
142 レーザ・ビーム(クロ用)
143 回転多面鏡(クロ用)
144 静電ドラム(クロ用)
145 トナーカートリッジ(クロ用)
150 用紙搬送ローラ
151 操作パネル
201 コンピュータ
202 入力インタフェース部
203 入力バッファ
204 文字パターン発生器
205 RAM
206 各種登録データ及び印刷環境等が記憶される記憶領域
207 フォントキャッシュ領域
208 CPU
209 印刷データが蓄積される記憶領域
210 レンダラ
211 バンドバッファ
212 ハーフトーニングプロセッサ
213 出力バッファ
214 印刷機構部への出力インターフェース部
215 印刷機構部
216 LAN
217 ROM
218 NVRAM
219 フォント情報部
220 文字パターン部
221 ハードディスク
301 FAT領域
302 クラスタ領域

Claims (8)

  1. 画像情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている画像情報を用いて画像処理を実行する処理手段と、
    前記記憶手段を、前記処理手段が使用済みの画像情報を記憶している記憶領域と、前記処理手段が使用済みでない画像情報を記憶している記憶領域と、画像情報を記憶していない空き領域とを含む複数の記憶領域に分類して管理する管理手段と、
    新たな画像情報の格納要求に基づき、前記複数の記憶領域のうち、前記使用済みの画像情報を記憶している記憶領域が存在する場合には、前記空き領域に優先して前記使用済みの画像情報を記憶している記憶領域を前記新たな画像情報を記憶する領域として決定する記憶制御手段と、
    前記記憶制御手段により決定された記憶領域に対して前記新たな画像情報を上書きして、前記使用済みの画像情報を記憶している記憶領域の少なくとも一部の画像情報を物理的に消去する情報書き込み手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記記憶手段は、前記処理手段が使用済みの画像情報を記憶している記憶領域を特定する第1リンク情報と、画像情報を記憶していない空き領域を特定する第2リンク情報とを格納する管理領域とを有し、
    前記記憶制御手段は前記第1リンク情報に基づいて前記使用済の画像情報を記憶している記憶領域があるか否かを判定し、前記第2リンク情報に基づいて前記空き領域を特定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記管理領域には、更に、前記処理手段が使用していない画像情報を記憶している記憶領域を特定する第3リンク情報が格納されており、
    前記記憶制御手段は、前記第3リンク情報に基づいて前記処理手段が使用していない画像情報を記憶している記憶領域を特定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 更に、前記使用済みの画像情報を記憶している記憶領域の画像情報に所定の情報を上書きすることで当該領域を物理的に消去した状態にする物理消去手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 前記記憶領域に記憶されている画像情報へのアクセスの有無を判定するアクセス判定手段を更に備え、
    前記判定結果により前記アクセスがある場合、前記物理消去手段は、前記記憶領域を物理的に消去した状態にする処理を終了することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記記憶手段が記憶する画像情報は、外部の情報処理装置で生成され、当該情報処理装置から受信したジョブ情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  7. 画像情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている画像情報を用いて画像処理を実行する処理手段とを備える画像処理装置の制御方法であって、
    管理手段が前記記憶手段を、前記処理手段が使用済みの画像情報を記憶している記憶領域と、前記処理手段が使用済みでない画像情報を記憶している記憶領域と、画像情報を記憶していない空き領域とを含む複数の記憶領域に分類して管理する管理工程と、
    記憶制御手段が新たな画像情報の格納要求に基づき、前記複数の記憶領域のうち、前記使用済みの画像情報を記憶している記憶領域が存在する場合には、前記空き領域に優先して前記使用済みの情報を記憶している記憶領域を前記新たな画像情報を記憶する領域として決定する記憶制御工程と、
    情報書き込み手段が前記記憶制御工程により決定された記憶領域に対して前記新たな画像情報を上書きして、使用済みの画像情報の記憶している記憶領域の少なくとも一部の画像情報を物理的に消去する情報書き込み工程と、を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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