JPH10153950A - 地図表示装置 - Google Patents

地図表示装置

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JPH10153950A
JPH10153950A JP9263101A JP26310197A JPH10153950A JP H10153950 A JPH10153950 A JP H10153950A JP 9263101 A JP9263101 A JP 9263101A JP 26310197 A JP26310197 A JP 26310197A JP H10153950 A JPH10153950 A JP H10153950A
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JP
Japan
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map
telephone number
data
display
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Pending
Application number
JP9263101A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Futamura
光宏 二村
Hiroyoshi Masuda
浩義 枡田
Yasunobu Ito
康伸 伊藤
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話番号の入力を簡便に行え、電話番号によ
り所望の地図を迅速に呼び出せるようにする。 【解決手段】 番号に対応する位置座標及び位置座標を
有する地図データを記憶する記憶手段3と、記憶手段3
に記憶された地図データに基づき地図を表示する表示手
段12と、テンキーその他番号の入力を制御するための
キーを有する入力手段11と、入力手段11の入力キー
を判断しテンキーが入力されたことを条件に番号入力の
モードに切り換えて当該入力された番号を第1番目の桁
として記憶し引き続き入力手段11により入力される番
号に対応する位置座標を検索し表示手段12の表示を制
御する検索制御手段4とを備え、テンキーから番号を直
接入力して該番号に対応する位置座標を検索して該位置
座標を含む地図を表示する。また、入力に応じて音声を
出力する音声出力手段16を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話番号を入力し
て対応する地点の地図を表示する地図表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ナビゲ
ーション装置において、経路案内の提供を受けるために
は行き先(目的地)や経由地等の地点を入力しなければ
ならない。そのため、これまでに種々の地点入力方式が
提案されており、電話番号により登録された座標を検索
し地図を表示させる電話番号入力方式もその1つであ
る。電話番号は、個人宅のものは別として、公共施設や
ガソリンスタンドその他各種店舗のものは広告宣伝等の
情報から入手できるので、周辺の地図を呼び出す場合の
情報として有効に利用することができる。また、地点入
力は、行き先等を直接入力する場合のほか、自宅や利用
頻度の多い地点、ユーザが所望する地点を予めメモリに
登録しておく(メモリ地点登録)ために行う場合もあ
る。いずれにしても、電話番号を入力して所望の地点を
中心とする地図を画面に呼び出し表示させたい場合に
は、一般に、階層化されたメニュー画面から順次所望の
項目を選択して電話番号の入力画面を呼び出す操作が必
要になる。
【0003】例えば利用頻度の多い地点をいくつか電話
番号により登録する場合についてその操作例を説明す
る。まず、メニュー画面を呼び出して地点登録を選択す
る。この選択操作により電話番号入力や住所入力等の入
力モードを選択するための地点登録の入力選択画面が表
示される。ここで、電話番号を選択することにより、電
話番号の入力画面が表示される。この入力画面で電話番
号を入力すると、電話番号から座標値が検索されその座
標値を中心とする周辺の地図が画面に呼び出され表示さ
れる。地点登録は、この地図上で登録したい地点を確認
し指示することにより行われるので、複数の地点を登録
する場合には、以上の操作を繰り返すことになる。
【0004】このように電話番号を入力してその電話番
号に対応する地点を中心とする周辺の地図を画面に呼び
出し表示させる場合、直ちに電話番号を入力することは
できず、まず、メニュー画面を呼び出し、さらにそれか
ら入力選択画面を経て電話番号の入力画面を呼び出すと
いうように、電話番号を入力するまでに画面の階層に従
って多段階の選択操作が必要になる。しかも、既に地図
を表示している状態であっても、電話番号により新たな
地点を中心とする周辺の地図を呼び出そうとする場合に
は、また、メニュー画面を呼び出して同様の操作を繰り
返し実行しなければならず、操作が煩雑になるという問
題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、電話番号の入力を簡便に行え、電
話番号により所望の地図を迅速に呼び出せるようにする
ものである。
【0006】そのために本発明は、番号に対応する位置
座標及び位置座標を有する地図データを記憶する記憶手
段と、前記記憶手段に記憶された地図データに基づき地
図を表示する表示手段と、テンキーその他番号の入力を
制御するためのキーを有する入力手段と、前記入力手段
の入力キーを判断しテンキーが入力されたことを条件に
番号入力のモードに切り換えて当該入力された番号を第
1番目の桁として記憶し引き続き入力手段により入力さ
れる番号に対応する前記位置座標を検索し前記表示手段
の表示を制御する検索制御手段とを備え、前記検索制御
手段は、番号入力のモード以外のモードから入力手段の
テンキーにより前記番号を直接入力して該番号に対応す
る位置座標を検索するように構成したことを特徴とする
ものである。
【0007】また、前記記憶手段は、番号として電話番
号に対応する位置座標を記憶し、前記検索制御手段は、
テンキーの「0」が入力されたことを条件に電話番号の
入力モードにすると共に、電話番号の市外局番の最初の
桁として「0」を記憶すること、前記記憶手段は、電話
番号の加入者番号に対応する位置座標と局番に対応する
代表位置座標とを記憶し、前記検索制御手段は、入力手
段より入力された電話番号が加入者番号がない場合に局
番に対応する代表位置座標を検索すること、前記記憶手
段は、番号として登録地点番号に対応する位置座標を記
憶し、前記検索制御手段は、テンキーの「0」以外の番
号が入力されたことを条件に登録地点番号の入力モード
にすることを特徴とし、さらに、テンキーの入力キーに
対応する音声及び検索結果の音声を出力する音声出力手
段を有することを特徴とし、さらに前記検索制御手段
は、前記位置座標を検索することにより該位置座標を含
む地図の表示に表示手段の表示を切り換えることを特徴
とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る車両用ナビ
ゲーション装置として適用した地図表示装置の実施の形
態を示す図であり、経路案内に関する情報を入出力する
入出力装置1、自車両の現在位置に関する情報を検出す
る現在位置検出装置2、経路の算出に必要なナビゲーシ
ョン用データおよび案内に必要な表示案内データ等が記
憶されている情報記憶装置3、経路探索処理や経路案内
に必要な表示案内処理を行うと共にシステム全体の制御
を行う中央処理装置4から構成したものである。まず、
それぞれの構成について説明する。
【0009】入出力装置1は、目的地を入力したり、運
転者が必要な時に案内情報を音声および/または画面に
より出力できるように、運転者の意志によりナビゲーシ
ョン処理を中央処理装置4に指示すると共に、処理後の
データなどをプリント出力する機能を備えている。その
機能を実現するための手段として、入力部には、目的地
等の地点情報を電話番号や地図上の座標などにて入力し
たり、経路案内をリクエストしたりするタッチスイッチ
11や操作スイッチを有する。勿論、リモートコントロ
ーラ等の入力装置でもよい。また、出力部には、入力デ
ータを画面表示したり、運転者のリクエストに応じ自動
的に経路案内を画面で表示するディスプレイ12、中央
処理装置4で処理したデータや情報記憶装置3に格納さ
れたデータをプリント出力するプリンタ13および経路
案内を音声で出力するスピーカ16などを備えている。
【0010】ここで、音声入力を可能にするための音声
認識装置やICカードや磁気カードに記録されたデータ
を読み取るための記録カード読み取り装置を付加するこ
ともできる。また、ナビゲーションに必要なデータを蓄
積し、運転者の要求により通信回線を介して提供される
情報センターや、予め地図データや目的地データなどの
運転者固有のデータが記憶されている電子手帳などの情
報源との間でデータのやりとりを行うためのデータ通信
装置を付加することもできる。
【0011】ディスプレイ12は、カラーCRTやカラ
ー液晶表示器により構成されており、中央処理装置4が
処理する地図データや案内データに基づく経路設定画
面、区間図画面、交差点図画面などナビゲーションに必
要なすべての画面をカラー表示出力すると共に、本画面
に経路案内の設定および経路案内中の案内や画面の切り
換え操作を行うためのボタンが表示される。特に、通過
交差点名などの通過交差点情報は、随時、区間図画面に
ポップアップでカラー表示される。
【0012】このディスプレイ12は、運転席近傍のイ
ンストルメントパネル内に設けられており、運転者は区
間図を見ることにより自車両の現在位置を確認し、また
これからの経路についての情報を得ることができる。ま
た、ディスプレイ12には機能ボタンの表示に対応して
タッチスイッチ11が設けられており、ボタンをタッチ
することにより入力される信号に基づいて上記の操作が
実行されるように構成されている。このボタンとタッチ
スイッチなどから構成される入力信号発生手段は入力部
を構成するものであるが、ここではその詳細な説明を省
略する。
【0013】現在位置検出装置2は、車両の現在位置衛
星航法システム(GPS)を利用して情報を入手するG
PS受信装置21と、FM多重放送、電波ビーコン、光
ビーコン等を利用して情報を入手するためのVICS情
報受信装置22と、携帯電話、パソコン等を利用するこ
とにより、情報センタ(例えばATIS)や他車両と情
報を双方向に通信するためのデータ送受信装置23と、
車両の進行方位を例えばステアリングセンサやジャイロ
センサを利用することにより相対方位で検出する相対方
位センサ25と、例えば車輪の回転数から車両の走行距
離を検出する距離センサ26とから構成され、車両の走
行に関する情報である例えば道路情報、交通情報を送受
信したり、車両の現在位置に関する情報を検出したり、
さらに現在位置に関する情報を送受信したりする装置で
ある。
【0014】情報記憶装置3は、ナビゲーション用のプ
ログラム及びデータを記憶した記憶媒体、例えばCD−
ROMからなる外部記憶装置である。プログラムは、地
図描画部、経路探索部、経路案内部、現在位置計算部、
目的地設定操作制御部等からなりナビゲーションの信号
出力処理を行うアプリケーション部及びOS部等で構成
され、ここに、経路探索などの処理を行うためのプログ
ラムや経路案内に必要な表示出力制御、音声案内に必要
な音声出力制御を行うためのプログラム及びそれに必要
なデータ、さらには経路案内及び地図表示に必要な表示
情報データが格納されている。また、データは、経路案
内に必要な地図データ(道路地図、住宅地図、建造物形
状地図等)、交差点データ、ノードデータ、道路デー
タ、写真データ、登録地点データ、目的地点データ、案
内道路データ、詳細目的地データ、目的地読みデータ、
電話番号データ、住所データ、その他のデータのファイ
ルからなりナビゲーション装置に必要なすべてのデータ
が記憶されている。
【0015】中央処理装置4は、種々の演算処理を実行
するCPU40、情報記憶装置3のCD−ROMからプ
ログラムを読み込んで格納するフラッシュメモリ41、
フラッシュメモリ41のプログラムチェック、更新処理
を行うプログラム(プログラム読み込み手段)を格納し
たROM42、設定された目的地の地点座標、道路名コ
ードNo.等の探索された経路案内情報や演算処理中の
データを一時的に格納するRAM43、ディスプレイへ
の画面表示に使用する画像データが記憶された画像メモ
リ44、CPU40からの表示出力制御信号に基づいて
画像メモリ44から画像データを取り出し、画像処理を
施してディスプレイに出力する画像プロセッサ45、C
PUからの音声出力制御信号に基づいて情報記憶装置3
から読み出した音声、フレーズ、1つにまとまった文
章、音等を合成してアナログ信号に変換してスピーカ1
6に出力する音声プロセッサ46、通信による入出力デ
ータのやり取りを行う通信インタフェース47および現
在位置検出装置2のセンサ信号を取り込むためのセンサ
入力インタフェース48、内部ダイアグ情報に日付や時
間を記入するための時計49などを備えている。この中
央処理装置4において、現在位置検出装置2の各センサ
により取得されたデータをセンサ入力インタフェース4
8より取り込むと、そのデータに基づきCPU40は、
一定時間毎に現在位置座標を算出し、一時的にRAM4
2に書き込む。この現在位置座標は、各種データの検出
誤差を考慮してマップマッチング処理を行ったものであ
る。また、各種センサによる出力値は、常に補正が行わ
れる。ここで、経路案内は運転者が画面表示、音声出力
のいずれでも選択できるように構成されている。
【0016】図2は電話番号データファイルの構成例を
示す図、図3は登録地点番号データの構成例を示す図、
図4は住所データファイルの構成例を示す図である。上
記車両用ナビゲーション装置の情報記憶装置3に格納さ
れた電話番号データファイルは、図2に示すように電話
番号データ、登録電話番号、目印データ、地点データか
らなり、電話番号データから登録電話番号、目印データ
をそれぞれポイントし、目印データから地点データをポ
イントしている。電話番号データは、市外・市内局番、
代表地点東経・北緯、地図表示縮尺、登録電話番号アド
レス、サイズ、目印データアドレス、サイズの各データ
を有し、市外・市内局番から登録電話番号の検索やジャ
ンル名毎に地点データの検索ができるようになってい
る。登録電話番号は、加入者番号、加入者名称、地点東
経・北緯、地図表示縮尺、登録電話番号の各データを有
している。目印データは、ジャンル名と地点データアド
レス、サイズの各データを有し、地点データは、地点デ
ータ名とその読み、地点東経・北緯、地図表示縮尺、登
録地点番号の各データを有している。登録地点番号デー
タは、図3に示すように登録地種別は、一般登録地点か
タウンページのどちらであるかの情報、及び種別内番号
の各データを有する。そして、住所データは、図4に示
すように所定距離でメッシュ化した左下東経座標と北緯
データアドレス、そのポイント先毎の左下北緯座標と住
所名称の各データを有し、東経・北緯の座標から住所名
称が検索できるようになっている。
【0017】したがって、電話番号が入力されると、電
話番号データの市外・市内局番から検索して登録電話番
号に一致する加入者番号がある場合にはその加入者名称
を取得し、加入者番号がない場合には目印データよりジ
ャンル名を表示して、さらにその中から指定されたジャ
ンル名の地点データ名を表示する。そのとき地点データ
の読みに基づき地点データ名を検索しやすいように五十
音順に表示し、スクロールボタンによる頭出しも行う。
この加入者名称や地点データ名を表示するとき、同時に
東経・北緯の座標から住所データにより住所名称を取得
して併せて表示する。このようにして加入者番号が検索
され、或いは加入者番号が検索されずジャンル別に登録
された地点が選択された場合には、それぞれの地点東経
・北緯、地図表示縮尺によりその地点を中心として周辺
の地図を表示する。しかし、所望の地点がジャンル別の
地点にも登録されていない場合には、電話番号データの
代表地点東経・北緯、地図表示縮尺により市外・市内局
番で予め設定された代表地点を中心として周辺の地図を
表示し、地図をスクロールしながらその中から所望の地
点を座標入力する。ここで表示する地図に本発明の建造
物形状地図を採用することができる。
【0018】次に、動作を説明する。図5は車両用ナビ
ゲーション装置の全体の動作を説明するための図、図6
はテンキーによる番号のダイレクト入力機能を説明する
ための図、図7はテンキーによる番号のダイレクト入力
機能による画面の遷移例を説明するための図である。
【0019】中央処理装置4のCPU51により経路案
内システムのプログラムが起動されると、図5に示すよ
うにまず現在位置検出装置2により現在位置を検出し現
在位置を中心としてその周辺地図を表示すると共に、現
在位置の名称等を表示する(ステップS101)。次
に、電話番号や住所、施設名称、登録地点等を用いて目
的地を設定し(ステップS102)、現在位置から目的
地までの経路探索を行う(ステップS103)。経路が
決まると、現在位置検出装置2による現在位置追跡を行
いながら、目的地に到着するまで経路案内・表示を繰り
返し行う(ステップS104)。目的地に到着する前に
寄り道設定の入力があった場合には、探索エリアを設定
してその探索エリアでの再探索を行い、同様に目的地に
到着するまで経路案内を繰り返し行う。
【0020】次に、地図表示画面や番号、数値の入力モ
ードでない画面においてテンキーが操作された場合に
は、図6に示すような処理を行う。テンキー入力がある
のを待ち(ステップS111)、テンキー入力がある
と、まず、そのテンキーが「0」か否かを調べて(ステ
ップS112)、「0」の場合には電話番号入力画面を
表示し(ステップS113)、「0」でない、つまり
「1」〜「9」の場合には登録地点番号入力画面を表示
する(ステップS114)。このとき、入力された数値
を第1番目の桁(最上位桁)の数値として記憶する。
【0021】電話番号入力画面になると、さらにテンキ
ー入力があるのを待ち(ステップS115)、テンキー
入力があると、入力されたテンキーの数値を記憶する
(ステップS116)、所定の桁数が入力されたか否か
を判断し(ステップS117)、まだ所定の桁数が入力
されていない場合にはさらに検索キーが入力されたか否
かを判断する(ステップS118)。検索キー(実行キ
ー)が入力されない場合にはステップS115に戻って
同様の処理を繰り返すことにより、電話番号の次の桁の
数値の入力処理を行い、ステップS117で所定の桁数
が入力された、又はステップS118で検索キーが入力
されたと判断された場合には入力された一連の電話番号
から位置の検索を実行する(ステップS119)。な
お、ここで所定の桁数が入力されるか検索キーが入力さ
れたことにより電話番号の認識処理を行うようにした
が、検索キーの入力がなくても電話番号の検索を行うよ
うにしてもよい。例えば一定時間待ってテンキーの入力
がない場合に、入力された数値列だけで電話番号による
検索を行うようにしてもよいことはいうまでもない。
【0022】また、登録地点番号入力画面になると、さ
らにテンキー入力があるのを待ち(ステップS120、
S121)、次のテンキー入力があれば、前回の数値に
10を掛けて、つまり前回の数値を十の桁として入力さ
れた数値を加え、2桁の数値を登録地点の番号とし、そ
の登録地点番号から位置の検索を実行する(ステップS
122)、ステップS122でテンキー入力を所定時
間、3秒待ってテンキー入力がなければ前回の数値を登
録地点の番号(1桁)とし、その登録地点番号から位置
の検索を実行する(ステップS123)。
【0023】最後に、電話番号から位置の検索を実行
し、或いは登録地点番号から位置の検索を実行した地図
を表示する(ステップS124)。電話番号入力の場合
において、該当する電話番号がないときには、その電話
番号(市外局番+市内局番+加入者番号)の局番の代表
位置座標を検索し、その代表位置座標を中心とする周辺
の地図を表示する。また、該当する電話番号や登録地点
番号がない場合には、その旨のメッセージを出力する。
【0024】地図の画面から電話番号入力又は登録地点
番号入力の画面そして検索した地図の画面に遷移する様
子を示したのが図7である。「0」〜「9」からなるテ
ンキーと「後退」、「検索」(実行)の各キーを有する
ものとすると、地図の画面から「0」のテンキー入力に
より電話番号入力の画面に遷移し、「1」〜「9」のテ
ンキー入力により登録地点番号入力の画面に遷移する。
そして、テンキー入力がある毎に音声を発生させる。電
話番号入力の画面では、10桁入力又は9桁入力後の
「検索」キーで検索を開始し、10桁入力後、「後退」
キー受け付けのため3秒待って遷移する。該当する電話
番号(局番)がない場合には、「該当する電話番号があ
りません」の音声メッセージを出力して地図の画面に戻
り、また、「後退」キーで地図の画面に戻る。ピンポイ
ントの検索結果の場合には、入力された電話番号と共に
「0566991111を検索しました」の音声メッセ
ージを出力し、局番による代表位置の検索結果の場合に
は、「周辺の地図を表示します」の音声メッセージを出
力して検索した地図の画面に遷移する。登録地点番号入
力の画面では、1桁入力後、3秒以内の2桁目の入力に
より検索を開始し、該当する登録地点がない場合には、
入力された番号と共に「25番は登録されていません」
の音声メッセージを出力して地図の画面に戻り、また、
「後退」キーで地図の画面に戻る。登録地点の検索結果
は、入力された番号と共に「25番の登録地点を検索し
ました」の音声メッセージを出力して検索した地図の画
面に遷移する。
【0025】一般的な電話番号検索における番号の入力
方法は、先に従来の技術及び発明が解決しようとする課
題でも述べたようにまず、メニュー画面(メニューモー
ド)を選択し、メニューの中から電話番号の入力画面
(入力モード)を探して、入力モードへの切り換えを選
択し、入力モードになったら番号を1桁ずつ入力すると
いうステップを経ている。本発明では、地図表示モード
や経路案内モード、地図スクロールモードその他の情報
案内モードのような他の画面(モード)であっても、メ
ニューモードから入力モードまでの切り換えを行うこと
なく、つまり、上記のような電話番号の入力モードの状
態を選択するまでのステップを省いて、直接テンキーの
操作により電話番号、さらには登録番号を入力すること
ができる。このように本発明は、ダイレクトに電話番号
や地点登録番号、短縮番号等の番号による入力操作をダ
イレクトに行えるため、非常に操作性を向上させること
ができる。特に、いろいろな機能を持つナビゲーション
装置では、操作項目が非常に多く、メニューが階層的に
複数存在するため、メニューから電話番号の入力モード
を選択するまでに多数のステップを必要とし、操作が煩
雑になっていたので、本発明によりダイレクトに番号を
入力できるようになり、大幅な操作性の向上を図ること
ができる。
【0026】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、ナビゲーション装置に適用した場合
について説明したが、ナビゲーション装置に限らず、電
話番号を入力して電話番号から座標値を検索しその座標
値を中心とする周辺の地図を表示したり、特定の地点を
メモリに登録してその地点番号を入力することにより地
図を検索して表示して案内情報を提供する情報案内装置
や他の地図表示装置にも同様に適用できることはいうま
でもない。
【0027】次に、建造物形状地図による情報案内装置
として本発明を適用した実施の形態を説明する。図8は
建造物形状地図による情報案内装置の実施の1形態を示
す図、図9は電話番号データの構造の例を示す図、図1
0は建造物形状地図のデータ構造の例を示す図である。
【0028】図8において、入力装置100は、電話番
号、建造物形状地図上の建造物のエリア、建造物に関す
る情報案内、周辺情報の検索等の選択、指示の入力を行
うものであり、例えば出力装置200のディスプレイ画
面に組み込んだタッチパネル、ジョイスティックやマウ
ス等のポインティングデバイス、リモコンが用いられ
る。出力装置200は、中央処理装置400によるメニ
ュー画面や、電話番号入力画面、建造物形状地図、案内
情報出力画面を表示するディスプレイ、印刷出力するプ
リンタ等である。
【0029】情報記憶装置300は、各電話番号に対応
して座標値を有する電話番号データ300a、各建築物
や施設その他各種建造物の形状に関する情報と電話番号
を含む当該建造物に属する情報とを有する地図データ3
00bを記憶したものである。電話番号データ300a
は、市外・市内局番毎にその代表地点の座標と各加入者
番号の地点の座標を有する。地図データ300bは、建
築物(一般家屋、オフィスビル、マンション、消防署、
デパート、病院、駅等)、施設(塔、公園、遊園地、運
動場等)、橋、道路その他各種の所謂建造物の形状を描
画し表示するための建造物形状地図のデータであり、さ
らに道路地図のデータ、住宅地図のデータ等をも有する
ものであってもよい。建造物形状地図のデータは、建造
物の形状を描画し表示するための複数の座標値からなる
座標列、その建造物の名称、番地(住所)、その建造物
に属する各種情報、例えば種別、高さ、構成(入居
者)、さらにその電話番号等の情報を有する。
【0030】中央処理装置400は、電話番号の入力に
より電話番号データ300aから座標を求めて一定の範
囲を決定し、その範囲で地図データ300bから電話番
号を検索してその電話番号の建造物を中心とする建造物
形状地図を表示するための処理を行うものであり、併せ
て表示された建造物形状地図に基づき地図データ300
bの有する情報について検索し案内するための処理も行
う。中央処理装置400の電話番号検索部400aは、
入力された電話番号から電話番号データ300aを検索
して座標を求めるものである。また、地図データ検索部
400bは、電話番号検索部400aで検索した座標を
中心とする一定の範囲を決定して地図データ300bか
ら電話番号を検索するものである。建造物形状地図表示
処理部300cは、例えば種別や高さ、構成の規模に基
づいて色、その濃度、それらの模様等の違う、所謂表示
態様により建造物の形状地図を描画し表示し、その上
に、主要な形状物の名称を描画し表示する処理を行うも
のである。検索案内処理部300dは、建造物に関する
各種の情報、例えばビル内に入居する会社や事務所、店
舗等の名称のリスト、電話番号、その建造物の周辺に存
在する同様の情報(周辺情報)を検索し案内したり、名
称等から建造物を検索し形状地図で案内したりするもの
である。
【0031】電話番号データ300aの具体的な構造
は、例えば図9に示すように市外・市内局番数nについ
て、市外・市内局番、代表地点東経・北緯、登録電話番
号アドレス・サイズの各データを有し、市外・市内局番
から登録電話番号300bの検索ができるようになって
いる。登録電話番号は、登録電話番号mについて加入者
番号、地点東経・北緯の各データを有している。
【0032】情報記憶装置300に記憶する建造物形状
地図の具体的なデータ構造は、例えば図10(A)に示
すように建造物のデータ数Nの次にN個の各建造物のデ
ータが記憶される。そして、各建造物のデータは、建造
物の名称、番地(住所)、種別、建造物の形状、高さ、
詳細の各情報からなる。名称は、ビルであればそのビル
名、個人の家屋であればその居住者名、施設であればそ
の施設名、道路であれば「中央通り」、「国道1号」の
ように道路種別や通り名であり、番地(住所)は、その
建造物の番地である。建造物の形状は、形状を表す座標
数nとその座標値(x0 ,y0 )、(x1 ,y1 )、…
……、(xn-1 ,yn-1 )であり、種別は、一般の家
屋、マンション、オフィスビル、公共施設、道路、公園
等の情報である。高さは、階数や高さ(m)の情報であ
る。そして詳細は、例えばテナントビルであれば各入居
者に関する情報であり、名称数mと各テナントについ
て、名称、電話番号、部屋番号、分類(レストラン、コ
ンビニ、……等の業種、事業内容)に関する情報であ
る。したがって、図10(B)に示すように建造物の形
状に関する情報として座標値を順に読み出して線で結び
描画し表示することによって、例えばビルや家屋の平面
形状や公園の地形を出力することができる。
【0033】図11は本発明に係る電話番号による建造
物形状地図の表示処理を説明するための図、図12は建
造物形状地図の表示処理を説明するための図、図13は
建造物名称の表示処理を説明するための図、図14は建
造物形状地図の表示画面の例を示す図である。
【0034】次に、電話番号による建造物形状地図表示
の処理を説明する。電話番号入力画面で電話番号が入力
されると、図11に示すようにまず、電話番号から座標
を検索し(ステップS1)、その座標を中心とする範囲
を設定する(ステップS2)。ここでは、図9に示す電
話番号データを検索して登録電話番号の地点東経・北緯
の座標、或いは登録電話番号がない場合には、代表地点
東経・北緯の座標を検索して、その座標から図10に示
す建造物形状地図のデータを検索する範囲を設定する。
この場合、登録電話番号の地点東経・北緯の座標が得ら
れた場合には、狭い検索範囲で設定できるが、登録電話
番号がなく代表地点東経・北緯の座標となった場合に
は、比較的広い検索範囲の設定となる。次に、設定した
範囲内で電話番号を検索し(ステップS3)、電話番号
が見つかったか否かを調べる(ステップS4)。ここで
は、図10に示す建造物形状地図のデータから電話番号
の検索を行うが、ステップS1で座標を検索してステッ
プS2でそれを中心とする検索範囲を設定しているの
で、直接建造物形状地図のデータから電話番号の検索を
行う場合よりはるかに検索する情報量を絞ることができ
る。特に、図10に示す建造物形状地図のデータでは、
各種情報が格納され情報量が多い詳細情報から電話番号
を検索するため、直接建造物形状地図のデータから電話
番号の検索を行うと、検索に要する時間が非常に長くな
ってしまうが、本発明のようにすることにより、検索時
間を低減することができ、詳細情報に格納された情報を
地点検索に利用することができる。電話番号が見つかれ
ば、その電話番号を登録している建造物形状の中心位置
を地図中心座標に設定し(ステップS5)、電話番号が
見つからなければ、電話番号で検索された座標を地図中
心座標に設定して(ステップS6)、建造物の形状地図
と名称を表示する(ステップS7)。このように、電話
番号から電話番号データにより座標を検索して、その座
標を中心として検索範囲を設定し、建造物形状地図のデ
ータを検索するので、建造物形状地図のデータで無駄な
検索をなくすことができ、効率のよい電話番号の検索を
行うことができると共に、検索速度を上げることができ
る。さらに、建造物の詳細情報を用いて地点を検索する
ことができるので、検索精度の良い地点検索を行うこと
ができる。
【0035】建造物の形状地図は、先に説明したように
建造物形状地図のデータに形状データとして記憶された
座標列を順に読み出して線で結ぶことにより描画し表示
して、その上に名称を表示する。そのうち形状の表示処
理は、図12(A)に示すように地図データ記憶装置1
00から表示範囲の建造物形状地図のデータを検索して
読み出し(ステップS11)、表示する建造物の形状の
表示態様を決める(ステップS12)。この表示態様と
は、先に説明したように表示する形状の色、その濃度、
それらの模様等であり、種別や高さ、構成の規模に基づ
いて決める。例えば種別では、公共施設、駅、劇場、美
術館、遊園地、タワー、マンション、一般家屋以外のビ
ル等で区別することができ、公共施設でも、役所や警察
署、公民館のような公共機関と公園や運動場のような公
共施設で区別し、一般家屋以外のビルでも、高さ(階
数)や入居テナント数等で区別することができる。この
ようにして表示態様を決めた後、建造物形状地図を表示
し(ステップS13)、その形状の中を決めた表示態様
にして表示する(ステップS14)。
【0036】ステップS12における表示態様は、例え
ば図12(B)に示すような表示態様決定テーブルを登
録しておくと、表示する建造物形状地図のデータとこの
表示態様決定テーブルを参照することによって、決定す
ることができる。図12(B)に示すものは、表示する
建造物が公共施設の場合にはa色、公共施設ではなく、
詳細情報がある場合には、その規模に応じてb色の濃淡
で分け、それ以外でも、高さが所定以上の場合には、c
色の網模様等のように種別や高さ、構成の規模に対応し
て色、その濃度、それらの模様等の表示態様を設定した
例である。したがって、この表示態様決定テーブルを用
いた場合には、ステップS12で次のような処理を行う
ことになる。図12(C)に示すように各建造物形状地
図のデータを表示態様決定テーブルと参照し(ステップ
S21)、まず、種別から公共施設か否かを調べ(ステ
ップS22)、公共施設である場合には表示態様をa色
に決定する(ステップS23)。公共施設でない場合に
は、次に詳細情報が有るか否かを調べ(ステップS2
4)、有る場合には、その中の名称数がα以上であるか
否かにより(ステップS25)、α以上のものの表示態
様をb色(ステップS27)、αまでないものの表示態
様を淡いb色に決定する(ステップS26)。また、詳
細情報がない場合であっても、さらに建造物の高さを調
べ(ステップS28)、一定の高さ以上のものは、表示
態様をc色の網模様に決定する(ステップS29)。こ
の例の場合には、公共施設であるか否かが最優先され、
次に詳細情報、つまり建造物の構成の規模が優先され、
最後に高さにより表示態様が決定される。道路や公園の
ようなものの場合には、高さや詳細情報はない。
【0037】建造物上に表示する名称は、その長さもま
ちまちであり、画面の大きさ、表示する範囲により全て
の名称を表示することはできない。そこで、上記のよう
に例えば種別による優先順位、詳細情報の多少による優
先順位を設けて重ならない範囲で表示する。その処理の
例を示したのが図13であり、まず、表示する範囲のデ
ータの中から詳細情報にある名称数mの大きい順に名称
を記憶する(ステップS31)。しかる後、名称数mの
大きい順から全ての名称について(ステップS32)、
名称の地図上の表示範囲を計算し(ステップS33)、
すでに表示した名称の表示範囲と重ならないものについ
て(ステップS34)、名称を地図上に表示する(ステ
ップS35)。そして、表示範囲を記憶し(ステップS
36)、ステップS32に戻って同様の処理を繰り返
す。ここで、名称の表示範囲は、1文字の縦横サイズ、
文字間隔から文字数に応じて建造物の中心から両側に振
り分けることによって決定され、文字列の左上と右下の
位置の座標によって記憶される。また、表示範囲が重な
らないものとは、文字の縦横サイズ、文字間隔からだけ
で判断すると、僅かな間隔で隣り合う名称が一面に表示
され、地図が見にくくなるので、表示範囲からさらに所
定の間隔以上離れている場合に、表示範囲が重ならない
と判断するように処理してもよい。この場合の方法とし
ては、例えば文字列の上下に文字サイズのα倍、左右に
β倍を表示範囲としたり、許容間隔として上下、左右に
所定の文字数を設定することによって実現できる。
【0038】建造物の形状は、一般家屋やビル、その他
の建築物であれば、その平面形状になり、公園や道路で
あればその平面地形になる。したがって、多数の入居者
がいるビルの場合には、そのビルの入居者に関する情報
があり、1つの建造物の形状であっても、多くの情報を
有しているので、形状地図の表示処理、及び建造物名称
の表示処理では、このような情報の多い建造物や公共施
設等に対し一般家屋とは異なる認識のしやすい表示態様
で形状を表示すると共に優先して名称を表示し、名称が
重なる場合には、その名称の表示は行わない。さらに、
町名や公共施設の名称は、優先度を高く設定することに
より、町名、公共施設、建造物内情報の多い名称の順に
表示される。
【0039】建造物形状地図の表示例を示したのが図1
4であり、地図の中心に○に十の字のカーソルKLを表
示すると共に、その中心の建造物形状を強調表示して、
公共施設、公園、通りの名称等、主要な建造物の名称を
表示したものである。さらに、各建造物のうち幾つかの
模様で表しているものは、表示態様を変えているもので
あり、カラー表示の場合には、色や濃度、さらにはそれ
らの模様の組み合わせで区別表示できるので、データの
種別情報や高さ情報、詳細の名称数等によって表示態様
を変えるようにしている。例えば学校や市役所、駅等の
公共施設、公園、テナントビルでは、名称数の大きいビ
ルを通常の表示態様と異なる表示態様とすることによっ
て、地図として表示されている地域の目標物や特徴を判
りやすくすることができる。
【0040】次に、建造物形状地図を利用した検索・案
内について説明する。図15は建造物形状地図による検
索案内処理を説明するための図、図16は建造物形状地
図による建造物選択操作時の画面の例を示す図、図17
は情報表示画面の例を示す図、図18は建造物形状地図
による情報の案内画面の例を示す図、図19は建造物の
周辺情報検索のリスト表示画面の例を示す図、図20は
ジャンル検索画面の例を示す図である。
【0041】建造物に属する情報から、例えばビルであ
ればそのビル内に入居している店舗や事務所等、テナン
トの具体的な名称や業種、業務内容、電話番号等の情報
に関して建造物形状地図により検索、案内が可能であ
る。すなわち、上記のようにして表示された建造物形状
地図を利用すると、図10で説明したデータに基づきそ
の建造物だけでなく、その周辺の情報についても検索す
ることができ、さらに、各建造物内の情報の案内を行う
ことができる。例えば建造物形状地図では、その中央に
図16に示すような○に十の字のカーソルが表示され、
入力装置から、建造物選択の指示を入力することによっ
て、その建造物が選択される。したがって、検索・案内
処理では、図15に示すようにこの建造物選択があるの
を待ち(ステップS41)、建造物選択があると、図1
6に示すように目的地や通過点、メモリ、インフォメー
ション、周辺情報検索の各モードの選択肢を表示する
(ステップS42)。目的地や通過点、メモリは、先に
説明した車両用ナビゲーション装置に本発明を組み込ん
だ場合に、経路探索のための地点設定に使うものであ
り、ここでは説明を省略し、以下、インフォメーショ
ン、周辺情報検索の各モードに限って説明する。
【0042】そこで、選択キーがインフォメーション
か、周辺情報検索かを調べ(ステップS43)、図16
に示すようにインフォメーションの欄が選択された場合
には、該当する建造物データの詳細情報の名称数と各名
称を読み込んで五十音順に名称のリストを作成し、それ
らの情報を図17に示すように表示する(ステップS4
4)。そして、その中の名称欄の1つ、例えば図17に
示すようにアイウエ株式会社が選択されると(ステップ
S45)、建造物データから番地(住所)、その選択さ
れた名称、電話番号、分類等を読み込んで図18に示す
ようにアイウエ株式会社の名称と電話番号と住所を表示
する(ステップS46)。なお、この画面に表示された
戻り、目的地、通過点、メモリは操作キーであり、この
ような他の操作キーが選択されると、割り込みによりそ
れぞれの処理を実行する。また、名称欄の選択以外の指
示の場合にも、同様にその指示に対応する他の処理を割
り込み実行する。
【0043】ステップS43において、周辺情報検索の
欄が選択された場合には、まず、図19に示すように周
辺情報の検索範囲を特定するために「繊維・織物の製
造、販売」、「繊維・織物の染色、デザイン」、……等
のジャンルリスト(分類のリスト)を表示する(ステッ
プS47)。そして、ある分類(ジャンル)の欄が選択
されると(ステップS48)、その選択された分類をデ
ータの詳細情報から検索し、選択されている建造物との
距離を求め(ステップS49)、検索された所定距離以
内の名称を距離の短い順にソートし、図20に示すよう
にそのジャンル名と件数、そして検索された各名称と検
索地点からの距離のリストを表示する(ステップS5
0)。この名称欄の1つが選択されると(ステップS5
1)、図18の場合と同様に建造物データから番地(住
所)、その選択された名称、電話番号、分類等を読み込
んでこれらを表示する(ステップS52)。ここで、戻
りのキーが入力されると、この建造物を中心とする周辺
の建造物形状地図を表示する。勿論、図示しない他のキ
ーを用いて建造物形状地図を表示したり、道路地図等他
の地図に切り換えるようにしてもよい。ステップS48
において分類欄の選択以外の指示、ステップS51にお
いて名称欄の選択以外の指示の場合には、その指示に対
応する他の処理を割り込み実行する。
【0044】本発明の建造物形状地図による情報案内装
置を利用すると、建造物形状地図から、その建造物の中
に入居する会社や事務所、店舗、各種機関等の情報、さ
らには、その個別の会社の電話番号等を調べることがで
き、また、その建造物から一定の範囲内にある様々な会
社や店舗、各種機関等を検索してリストアップし、その
建造物を調べることができる。逆に、電話番号や名称を
入力して、その名称、電話番号を図10に示した地図デ
ータの名称、詳細情報の名称や電話番号から検索するこ
とによって、その建造物を中心とする建造物形状地図を
表示することも容易に行える。したがって、名称や分類
に関する情報と大体の地域は判るが、建造物が判らない
場合に、その建造物、例えば入居しているビルを検索す
ることができ、また、あるビルに入居しているテナント
を案内することもできる。
【0045】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、所謂0〜9からなる数字キーからな
るテンキーによる入力を説明したが、本発明でいうテン
キーとしては、数字キーの他に「#」や「*」、「C」
その他電話機や電卓に設けられているような記号キーを
含むものであり、これらの記号キーと数字キーとを組み
合わせた短縮ダイヤリングの操作入力にも同様に適用し
てもよいし、それらの配列を特定するものでもない。ま
た、電話番号等の入力により直ちに地図を表示するだけ
でなく、電話番号から検索された座標に基づきさらに他
の情報を検索して表示してもよいし、電話番号から検索
された座標を地点登録の情報等、他の情報として用いる
こよにしてもよい。さらに、本発明は、経路案内を行う
車両用のナビゲーション装置だけでなく、一般的な地図
案内、観光案内その他地図に関する情報案内を行う種々
の地図表示装置に適用できることはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、テンキーの「0」を直接入力すると「0」を
記憶して電話番号の市外局番の先頭入力とし電話番号入
力の画面に遷移するので、電話番号入力の入力画面を呼
び出す操作を省くことができ、電話番号の入力を簡素化
することができる。また、テンキーの「0」以外を入力
するとその数値を記憶して登録地点の番号入力とし登録
地点番号入力の画面に遷移することにより、電話番号と
登録地点番号の入力による地図の検索を簡素化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用ナビゲーション装置とし
て適用した地図表示装置の実施の形態を示す図である。
【図2】 電話番号データファイルの構成例を示す図で
ある。
【図3】 登録地点番号データの構成例を示す図であ
る。
【図4】 住所データファイルの構成例を示す図であ
る。
【図5】 車両用ナビゲーション装置の全体の動作を説
明するための図である。
【図6】 テンキーによる番号のダイレクト入力機能を
説明するための図である。
【図7】 テンキーによる番号のダイレクト入力機能に
よる画面の遷移例を説明するための図である。
【図8】 建造物形状地図による情報案内装置の実施の
1形態を示す図である。
【図9】 電話番号データの構造の例を示す図である。
【図10】 建造物形状地図のデータ構造の例を示す図
である。
【図11】 本発明に係る電話番号による建造物形状地
図の表示処理を説明するための図である。
【図12】 建造物形状の表示処理を説明するための図
である。
【図13】 建造物名称の表示処理を説明するための図
である。
【図14】 建造物形状地図の表示画面の例を示す図で
ある。
【図15】 建造物形状地図による検索案内処理を説明
するための図である。
【図16】 建造物形状地図による建造物選択操作時の
画面の例を示す図である。
【図17】 情報表示画面の例を示す図である。
【図18】 建造物形状地図による情報の案内画面の例
を示す図である。
【図19】 建造物の周辺情報検索のリスト表示画面の
例を示す図である。
【図20】 ジャンル検索画面の例を示す図である。
【符号の説明】
1…入出力装置、2…現在位置検出装置、3…情報記憶
装置、4…中央処理装置、11…タッチスイッチ、12
…ディスプレイ、13…プリンタ、16…スピーカ、2
1…GPS受信装置、22…VICS情報受信装置、2
3…データ送受信装置、24…絶対方位センサ、25…
相対方位センサ、25は距離センサ、40…CPU、4
1…フラッシュメモリ、42…ROM、43…RAM、
44…画像メモリ、45…画像プロセッサ、46…音声
プロセッサ、47…通信インターフェース、48…入力
インターフェース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 番号に対応する位置座標及び位置座標を
    有する地図データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段
    に記憶された地図データに基づき地図を表示する表示手
    段と、テンキーその他のキーを有する入力手段と、前記
    入力手段の入力キーを判断しテンキーが入力されたこと
    を条件に番号入力のモードに切り換えて当該入力された
    番号を第1番目の桁として記憶し引き続き入力手段によ
    り入力される番号に対応する前記位置座標を検索し前記
    表示手段の表示を制御する検索制御手段とを備え、前記
    検索制御手段は、番号入力のモード以外のモードから入
    力手段のテンキーにより前記番号を直接入力して該番号
    に対応する位置座標を検索するように構成したことを特
    徴とする地図表示装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、番号として電話番号に
    対応する位置座標を記憶し、前記検索制御手段は、テン
    キーの「0」が入力されたことを条件に電話番号の入力
    モードにすると共に、電話番号の市外局番の最初の桁と
    して「0」を記憶することを特徴とする請求項1記載の
    地図表示装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、電話番号の加入者番号
    に対応する位置座標と局番に対応する代表位置座標とを
    記憶し、前記検索制御手段は、入力手段より入力された
    電話番号が加入者番号がない場合に局番に対応する代表
    位置座標を検索することを特徴とする請求項2記載の地
    図表示装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、番号として登録地点番
    号に対応する位置座標を記憶し、前記検索制御手段は、
    テンキーの「0」以外の番号が入力されたことを条件に
    登録地点番号の入力モードにすることを特徴とする請求
    項2記載の地図表示装置。
  5. 【請求項5】 テンキーの入力キーに対応する音声及び
    検索結果の音声を出力する音声出力手段を有することを
    特徴とする請求項1記載の地図表示装置。
  6. 【請求項6】 前記検索制御手段は、前記位置座標を検
    索することにより該位置座標を含む地図の表示に表示手
    段の表示を切り換えることを特徴とする請求項1記載の
    地図表示装置。
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