JPH10152491A - 結晶性カルバペネム化合物 - Google Patents

結晶性カルバペネム化合物

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JPH10152491A
JPH10152491A JP8310359A JP31035996A JPH10152491A JP H10152491 A JPH10152491 A JP H10152491A JP 8310359 A JP8310359 A JP 8310359A JP 31035996 A JP31035996 A JP 31035996A JP H10152491 A JPH10152491 A JP H10152491A
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JP
Japan
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compound
compound represented
pyrrolo
thio
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Application number
JP8310359A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Nishi
敏之 西
Masami Otsuka
雅己 大塚
Yohei Ishida
洋平 石田
Shuichi Ando
秀一 安藤
Makoto Ono
小野  誠
Hiroaki Kitaoka
宏章 北岡
Takeshi Hayano
健 早野
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Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医薬用抗菌薬として有用なカルバペネム化合
物の結晶およびその塩を提供する。 【解決手段】 式(I)または式(2)で表される化合
物の結晶。 【化1】 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、医薬用抗菌薬と
して有用なカルバペネム化合物の結晶に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】式(2)
【0003】
【化4】 で表される1−β−メチルカルバペネム化合物(特開平
2−223587)は、幅広い抗菌スペクトル、高い抗
菌活性と優れた安全性を有しており、優れた抗生物質と
して期待されている。また、そのピバロイルオキシメチ
ルエステル化合物である、式(1)
【0004】
【化5】 の化合物は、経口投与によってグラム陰性菌およびグラ
ム陽性菌に対して優れた抗菌活性を発揮し、優れた経口
カルバペネム化合物として期待される化合物である。ま
た、式(2)で表される化合物またはその塩は、式
(1)で表される化合物を製造するための中間体として
も重要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ピバロイルオキシメチ
ルエステル化合物である式(1)の化合物は、薬学雑誌
に記載された方法(106巻、129頁(1986
年))等を用いて、式(2)で表される化合物のナトリ
ウム塩(特開平2−223587)等の塩に対し、ハロ
ゲン化ピバロイルオキシメチルを反応させて製造するこ
とができる。しかしながら、式(2)で表される化合物
の公知の塩であるナトリウム塩は非晶質であり、例え
ば、湿度の高い状態では安定性に欠けるという性状を示
すものであった。したがって、このナトリウム塩を長期
間にわたって保存する場合には、分解のために含量が低
下し、式(1)で表される化合物を製造するための工業
的原料としては適当ではないことが判明した。
【0006】また、式(2)で表される化合物のピバロ
イルオキシメチルエステル化合物であって式(1)で表
される化合物も、実用的な医薬品であるには、通常の条
件下で安定であり、取り扱いやすいことが必要である。
【0007】したがって、本発明の目的は式(1)で表
される化合物の実用的医薬品として有用な結晶、そし
て、中間体として工業的に有用な式(2)で表される化
合物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明者らは鋭意研究
を重ねた結果、非晶質の式(2)で表される化合物を、
水または水を含む有機溶媒で処理して結晶化させて得ら
れる、結晶形態の(1R,5S,6S,8R)−2−
[(6S)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2
−a]イミダゾール−6−イル]チオ−6−(1−ヒド
ロキシエチル)−1−メチル−1−カルバデチアペン−
2−エム−3−カルボン酸は、公知化合物であるそのナ
トリウム塩に比して格段に優れた安定性を有しているこ
とを見いだした。さらに、式(1)で表される化合物
は、有機溶媒あるいは水を含む有機溶媒によって処理し
て結晶化させることができ、そしてこの様にして得られ
る、結晶形態の(1R,5S,6S,8R)−2−
[(6S)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2
−a]イミダゾール−6−イル]チオ−6−(1−ヒド
ロキシエチル)−1−メチル−1−カルバデチアペン−
2−エム−3−カルボン酸ピバロイルオキシメチルエス
テルも優れた安定性を有しており、実用的医薬品として
有用なことも見いだした。本願発明者はこれらの知見に
基づいて本発明を完成したのである。
【0009】すなわち本願発明は、式(1)
【0010】
【化6】 で表される構造を有し、粉末X線回折において、 回折角2θ(°):8.8、9.9、10.1、16.
2、16.5、17.2、17.7、19.0、19.
8、20.2、20.6、25.6、26.3に主ピー
クを示す、(1R,5S,6S,8R)−2−[(6
S)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]
イミダゾール−6−イル]チオ−6−(1−ヒドロキシ
エチル)−1−メチル−1−カルバデチアペン−2−エ
ム−3−カルボン酸ピバロイルオキシメチルエステルの
結晶性化合物に関し;さらに本願発明は、式(2)
【0011】
【化7】 で表される構造を有し、粉末X線回折において、 回折角2θ(°):11.9、12.9、14.9、1
5.2、16.9、17.5、17.8、18.5、1
9.6、20.4、20.8、22.2、24.3、2
5.1、26.1、27.1、27.8、28.9、3
0.3、30.7に主ピークを示す(1R,5S,6
S,8R)−2−[(6S)−6,7−ジヒドロ−5H
−ピロロ[1,2−a]イミダゾール−6−イル]チオ
−6−(1−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1−カ
ルバデチアペン−2−エム−3−カルボン酸の結晶性化
合物に関し;さらに本願発明は、式(2)で表される化
合物に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】本願発明の、結晶形態の式(2)
で表される化合物は、粉末X線回折において、回折角2
θ(°):11.9、12.9、14.9、15.2、
16.9、17.5、17.8、18.5、19.6、
20.4、20.8、22.2、24.3、25.1、
26.1、27.1、27.8、28.9、30.3、
30.7、に主ピークを示すものである。結晶形態であ
る式(2)で表される化合物は、式(2)で表される化
合物の水溶液から取得することができる。また、その水
溶液に有機溶媒を添加する操作を行っても取得すること
ができる。有機溶媒を添加して結晶を得る場合に、使用
できる有機溶媒としては水とよく混和する溶媒を使用す
ればよいが、例えば、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、イソプロパノール等のアルコール類、そして、
アセトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニ
トリル等を挙げることができる。
【0013】式(2)で表される化合物は、その塩基性
塩、例えばナトリウム塩、リチウム塩、カリウム塩等
を、塩酸、硫酸、クエン酸などの適当な酸で中和するこ
とによって得ることができる。
【0014】式(1)で表される化合物は、式(2)で
表される化合物のカルボン酸部分の塩、例えば、ナトリ
ウム塩、リチウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩あ
るいはマグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類
金属塩に対し、ハロゲン化ピバロイルオキシメチルを反
応させることによって得ることができる。
【0015】ピバロイルオキシメチルエステルを得る反
応は、式(2)で表される化合物の上記の塩を使用しな
くとも、式(2)で表される化合物のカルボン酸部分が
塩を形成していない化合物を使用しても得ることができ
る。この場合には、適当な塩基を存在させて反応を行な
えばよい。このような塩基としては炭酸ナトリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム等の炭
酸塩もしくは炭酸水素塩等の無機塩基、また、トリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基を
挙げることができる。
【0016】また、ハロゲン化ピバロイルオキシメチル
としては、塩化ピバロイルオキシメチル、臭化ピバロイ
ルオキシメチルおよびヨウ化ピバロイルオキシメチルを
挙げることができる。なお、塩化ピバロイルオキシメチ
ルを使用するときには、相関移動触媒として知られてい
る化合物を添加して反応を行なえばよい。
【0017】ピバロイルオキシメチルエステルを製造す
る際の溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド等のアミド類、そしてジメチルスルホキシ
ド等のジアルキルスルホキシド類を挙げることができ、
そしてこの他に、アセトンやアセトニトリルも使用する
ことができる。
【0018】式(1)で表される化合物は、適当な溶媒
中で処理して結晶化させることができる。例えば、式
(1)の化合物を製造する反応の終了後に、反応混合物
から溶媒を除去して得られる残留物から結晶を得ること
ができる。この際の溶媒としては、単一溶媒として、ジ
クロルメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素
類、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−
プロパノール等のアルコール類、酢酸エチル等のエステ
ル類、その他、アセトニトリル、アセトン、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等を使用すればよい。
【0019】また、結晶を得るためには上記の様な単一
溶媒中での処理だけではなく、反応混合物から溶媒を除
去して得られる残留物を、一旦、良溶媒に溶解して得た
溶液に、貧溶媒を加えても式(1)の化合物を結晶化さ
せることができる。この場合の良溶媒および貧溶媒の関
係は種々の組み合わせが可能である。例えば、良溶媒と
して、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2
−プロパノール等のアルコール類、そして、アセトニト
リル、アセトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン等を
使用することができるが、これらの場合において貧溶媒
としては水を使用すればよい。さらに、良溶媒としてク
ロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素を
使用する場合、貧溶媒としてはメタノール、エタノー
ル、1−プロパノール、2−プロパノール等のアルコー
ル類を使用すればよい。
【0020】式(2)で表される化合物の、本発明の結
晶は、実用的に取り扱いやすい安定な結晶であり、経口
カルバペネムエステルの活性本体であると同時に経口カ
ルバペネムエステルを合成する際の重要中間体でもあ
る。
【0021】また、式(1)で表される化合物の、本発
明の結晶は、実用的に取り扱いやすい安定な結晶であ
り、経口投与によってグラム陰性菌、グラム陽性菌およ
びセファロスポリナーゼ産生菌に対して有効であり、幅
広くかつ優れた抗菌活性を示す抗菌薬として有用であ
る。
【0022】
【実施例】次に本発明を実施例と参考例により説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0023】[実施例1](1R,5S,6S,8R)−2−[(6S)−6,7
−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール
−6−イル]チオ−6−(1−ヒドロキシエチル)−1
−メチル−1−カルバデチアペン−2−エム−3−カル
ボン酸 1)参考例1で得られた(1R,5S,6S,8R)−
2−[(6S)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ
[1,2−a]イミダゾール−6−イル]チオ−6−
(1−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1−カルバデ
チアペン−2−エム−3−カルボン酸(850mg)を
水(12.75ml)に溶解した後、室温で撹拌下にn
−プロパノール(38.25ml)を滴下した。5℃で
18時間撹拌を続けた後、析出した結晶をろ取し、無色
結晶として標記の化合物608mgを得た。
【0024】H−NMR(DO)δ:1.25(3
H,d,J=7.3Hz),1.30(3H,d,J=
6.4Hz),3.18(1H,dd,J=3.4,1
8.1Hz),3.30〜3.45(1H,m),3.
49(1H,dd,J=2.9,6.4Hz),3.7
2(1H,dd,J=8.3,18.1Hz),4.2
0〜4.35(3H,m),4.60〜4.75(2
H,m)4.80(DOH),7.36(1H,d,J
=2.0Hz),7.38(1H,d,J=2.0H
z) 元素分析値;C1619Sとして: 理論値;C,55.00;H,5.48;N,12.03 実測値;C,54.99;H,5.57;N,12.02
【0025】この化合物の、粉末X線回折データのスペ
クトルは図3に示したとおりであるが、これを纏めると
次の表の如くとなる。また、IRスペクトルデータを図
4に示す。
【0026】
【表1】
【0027】2)参考例1で得られた(1R,5S,6
S,8R)−2−[(6S)−6,7−ジヒドロ−5H
−ピロロ[1,2−a]イミダゾール−6−イル]チオ
−6−(1−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1−カ
ルバデチアペン−2−エム−3−カルボン酸(1.76
g)を水(17ml)に溶解後、室温、撹拌下、エタノ
ール(68ml)を滴下した。5℃で18時間撹拌を続
けた後、析出した結晶をろ取し、無色結晶として標記の
化合物1.48gを得た。
【0028】[実施例2](1R,5S,6S,8R)−2−[(6S)−6,7
−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール
−6−イル]チオ−6−(1−ヒドロキシエチル)−1
−メチル−1−カルバデチアペン−2−エム−3−カル
ボン酸ピバロイルオキシメチルエステル (1R,5S,6S,8R)−2−[(6S)−6,7
−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール
−6−イル]チオ−6−(1−ヒドロキシエチル)−1
−メチル−1−カルバデチアペン−2−エム−3−カル
ボン酸ナトリウム塩(5g)をジメチルホルムアミド
(10ml)に溶解後、ベンジルトリエチルアンモニウ
ムクロリド(3.07g)、塩化ピバロイルオキシメチ
ル(2.04ml)を加え、室温で20時間攪拌した。
反応液に酢酸エチルを加え、この溶液を水洗し、硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、濃縮した。粉末状の残留物
3.22gにエタノール(60ml)を加え、70℃に
加熱して溶解後、溶液を0℃に冷却して、析出した結晶
をろ取、標記の化合物2.55gを得た。
【0029】H−NMR(DMSO−d)δ:1.
10(9H,s),1.15(3H,d,J=5.9H
z),1.21(3H,d,J=7.3Hz),2.6
6(1H,dd,J=4.4,16.6Hz),3.2
5〜3.40(2H,m),3.53(1H,dt,J
=6.8,17.1Hz),3.90(1H,dd,J
=3.4,11.2Hz),3.95〜4.05(1
H,m),4.25(1H,dd,J=2.4,9.3
Hz),4.46(1H,dd,J=6.4,11.2
Hz),4.5〜4.6(1H,m),5.11(1
H,d,J=4.9Hz,−OH),5.70(1H,
d,J=5.9Hz),5.87(1H,d,J=5.
9Hz),6.92(1H,d,J=1Hz),7.0
6(1H,d,J=1Hz) 元素分析値;C2229Sとして: 理論値;C,57.00;H,6.31;N,9.06 実測値;C,57.07;H,6.35;N,9.06
【0030】この化合物の、粉末X線回折データのスペ
クトルは図1に示したとおりであるが、これを纏めると
次の表の如くとなる。また、IRスペクトルデータを図
2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】[参考例1](1R,5S,6S,8R)−2−[(6S)−6,7
−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール
−6−イル]チオ−6−(1−ヒドロキシエチル)−1
−メチル−1−カルバデチアペン−2−エム−3−カル
ボン酸 (1R,5S,6S,8R)−2−[(6S)−6,7
−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]イミダゾール
−6−イル]チオ−6−(1−ヒドロキシエチル)−1
−メチル−1−カルバデチアペン−2−エム−3−カル
ボン酸 p−ニトロベンジルエステル(16g)にテト
ラヒドロフラン(160ml)および水(80ml)を
加え、さらに5%パラジウム炭素(5.4g)を加え
て、5気圧の水素ガス雰囲気下、室温で5時間反応し
た。触媒を除去し、酢酸エチル、テトラヒドロフランを
用いて洗浄して混合し、この混合物から溶媒を除去し
た。残留物にアセトンを加えて、固形物をろ取し、乾燥
後、非晶質である表記の化合物8.23gを得た。
【0033】H−NMR(DO)δ:1.25(3
H,d,J=7.3Hz),1.30(3H,d,J=
6.4Hz),3.18(1H,dd,J=3.4,1
8.1Hz),3.30〜3.45(1H,m),3.
49(1H,dd,J=2.9,6.4Hz),3.7
2(1H,dd,J=8.3,18.1Hz),4.2
0〜4.35(3H,m),4.60〜4.75(2
H,m)4.80(DOH),7.36(1H,d,J
=2.0Hz),7.38(1H,d,J=2.0H
z)
【0034】[化合物の安定性]結晶である式(1)の
化合物、そして、結晶形態及び非晶質の式(2)の化合
物の安定性を検討した。その結果を次に示す。
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】 結晶である式(1)の化合物の粉末X線回折
スペクトルである。
【図2】 結晶である式(1)の化合物のIRスペクト
ルである。
【図3】 結晶である式(2)の化合物の粉末X線回折
スペクトルである。
【図4】 結晶である式(2)の化合物のIRスペクト
ルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 秀一 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 (72)発明者 小野 誠 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 (72)発明者 北岡 宏章 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 (72)発明者 早野 健 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1) 【化1】 で表される構造を有し、粉末X線回折において、 回折角2θ(°):8.8、9.9、10.1、16.
    2、16.5、17.2、17.7、19.0、19.
    8、20.2、20.6、25.6、26.3に主ピー
    クを示す、(1R,5S,6S,8R)−2−[(6
    S)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[1,2−a]
    イミダゾール−6−イル]チオ−6−(1−ヒドロキシ
    エチル)−1−メチル−1−カルバデチアペン−2−エ
    ム−3−カルボン酸ピバロイルオキシメチルエステルの
    結晶性化合物
  2. 【請求項2】式(2) 【化2】 で表される構造を有し、粉末X線回折において、 回折角2θ(°):11.9、12.9、14.9、1
    5.2、16.9、17.5、17.8、18.5、1
    9.6、20.4、20.8、22.2、24.3、2
    5.1、26.1、27.1、27.8、28.9、3
    0.3、30.7に主ピークを示す(1R,5S,6
    S,8R)−2−[(6S)−6,7−ジヒドロ−5H
    −ピロロ[1,2−a]イミダゾール−6−イル]チオ
    −6−(1−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1−カ
    ルバデチアペン−2−エム−3−カルボン酸の結晶性化
    合物
  3. 【請求項3】 式(2) 【化3】 で表される化合物
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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