JPH10152073A - サスペンションタワーの消音器機能付リインフォース - Google Patents

サスペンションタワーの消音器機能付リインフォース

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Publication number
JPH10152073A
JPH10152073A JP8326127A JP32612796A JPH10152073A JP H10152073 A JPH10152073 A JP H10152073A JP 8326127 A JP8326127 A JP 8326127A JP 32612796 A JP32612796 A JP 32612796A JP H10152073 A JPH10152073 A JP H10152073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suspension tower
side member
box
reinforce
reinforcing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8326127A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Koyama
悦伸 小山
Hiroteru Sato
弘輝 佐藤
Kei Koyama
圭 小山
Masaaki Yajima
賢明 矢嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP8326127A priority Critical patent/JPH10152073A/ja
Publication of JPH10152073A publication Critical patent/JPH10152073A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車ボデーのサスペンションタワーの消音
器機能付リインフォースを提供する。 【解決手段】 空洞状サイドメンバ1に立設されたサス
ペンションタワー2を補強するリインフォース10を、
サスペンションタワー2の側面からサイドメンバ1の側
面に達する高さの密閉されたボックスとして形成する。
ボックス周囲のフランジ部11をサスペンションタワー
2及びサイドメンバ1の側面に溶接し、ボックスの下端
部をボックスが共鳴型消音器として機能するようにサイ
ドメンバの空洞内に穿孔により連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイドメンバに立
設されたサスペンションタワーを補強するためのリイン
フォースに、デフうなり音に対する消音器機能を持たせ
た自動車ボデーのサスペンションタワーの消音器機能付
リインフォースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の3ジョイント式プロペラシャフト
の普通乗用車の場合、各車種共通に所謂こもり音よりも
高い約400Hz近辺でのデフうなり音を発生すること
が知られている。この対策として、サイドメンバ等の車
両骨格内に板金製の隔壁を設けたり、或は発泡材を充填
することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法の場合、防錆塗装に必要な穴を隔壁に必要とするた
めに消音効果が減少し、後者の方法では発泡材が雨水を
吸収してその部分が錆易くなる問題がある。骨格に消音
器を設けることも考えられるが、スペースの確保が難し
く、重量増にもつながる。
【0004】本発明は、このような課題の解決に際し
て、デフうなり音の発生が、リヤサスペンション用コン
トロールアーム、特にラテラルコントロールアームが入
力に大きく寄与して空洞状サイドメンバ内の共鳴現象に
起因し、またラテラルコントロールアームの近辺に位置
するサスペンションタワーが共鳴モードの腹近辺に在る
ことを確認したことを基にしている。
【0005】そして、本発明は、このような確認を基
に、サイドメンバに立設されているサスペンションタワ
ーの側面をリインフォースで補強することが行われてい
ることに着眼して、サスペンションタワーの消音器機能
付リインフォースを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、自動車ボデーの空洞状
サイドメンバに立設されたサスペンションタワーを補強
するリインフォースにおいて、リインフォースをサスペ
ンションタワーの側面からサイドメンバの側面に達する
高さの密閉されたボックスとして形成すると共に、ボッ
クス周囲のフランジ部をサスペンションタワー及びサイ
ドメンバの側面に溶接し、ボックスの下端部をボックス
が共鳴型消音器として機能するようにサイドメンバの空
洞内に穿孔により連通させたことを特徴とする。
【0007】リインフォースは、サスペンションタワー
を補強すると共に、密閉されたボックスの下端部でサイ
ドメンバの空洞に連通して共鳴し、一方サスペンション
タワーがサイドメンバの共鳴モードの腹近辺に位置する
ことにより、これらの接合領域で同一の周波数の共鳴に
より発生した音の大きな空気振動エネルギが空気の粘性
抵抗により熱エネルギに変換され、消音作用が得られ
る。共鳴周波数は400Hz近辺と想定するか、各車種
に応じて400Hz近辺のより厳密な値を測定する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図3を基に本発明の一実
施形態による一般的な3ジョイントペラ・4リンクサス
ペンションの普通乗用車におけるサスペンションタワー
の消音器機能付リインフォースについて説明する。図1
において、1は、リヤシート8の背後でサスペンション
スプリングを収納するサスペンションタワー(以下サス
タワーとする)2が立設されたサイドメンバである。こ
のサイドメンバは両側のフランジ部1bでフロア9に溶
接されることにより、空洞1cを形成している。
【0009】このサイドメンバは、サスタワー2の近辺
で車幅方向へ曲がり、さらに後方へ延びることにより反
対側の車両前後方向のサイドメンバ部分とでコの字形を
形成している。そして、図3に示すように、サイドメン
バ1は、リヤサスペンションアームを収納するために段
差状になっており、段差部分は閉鎖して分割されてい
る。したがって、サイドメンバ1は、同図に示すよう
に、前端が閉鎖し、かつ車両後部で後端が開放した管形
状になり、サスタワー2は閉鎖端から60cm近辺の位
置にあり、閉鎖端から開放端までは2m弱である。一
方、400Hzの1/4波長は21cmであり、その間
隔でA〜E点に腹が発生し、E点は実際の長さに対応し
た約1.9mになり、B点はサスタワー2の近辺位置を
占める。即ち、このような空洞内では、ラテラルコント
ロールアームとサイドメンバ1との連結部を収納するラ
テラルタワー5の近辺に位置するサスタワー2の近辺が
腹となり、約400Hz近辺を共鳴周波数とする共鳴モ
ードが生じている。
【0010】因に、実際の車両は、法規、車長とホイー
ルベースとのバランス、室内スペースとラッゲージスペ
ースとのバランス等から一般的には前述の60cm及び
1.9mの管形状の位置関係は大約共通性がある。
【0011】一方、10は、サスタワー2の車室内側の
側面2aを補強するための本発明によるリインフォース
であり、従来のパネル状或はアングル状であったのに対
して上下端が閉鎖面となり、かつ両側にフランジ部11
を有する断面コの字形のハット形に形成されている。即
ち、側面2aからサイドメンバ1の車室内側の側面1a
に達する高さを有し、かつフランジ部11が互いに同一
面状の側面1a、2aに溶接されることにより密閉され
た直方体状のボックスを形成し、その車室外側の側面の
下端部はサイドメンバ1の空洞1c内に側面1aの穿孔
15を通して連通されている(図2参照)。リインフォ
ース10は、図3において前述の閉鎖端から約60cm
の位置を占め、B点に対応している。
【0012】リインフォース10の穿孔15の厚みは数
cmに設定され、車両走行時にリインフォース10はサ
スタワー2の補強を行うと共に、終端部で閉鎖した密閉
ボックスのサイドブランチ型の消音器として機能する。
リインフォース10の高さは、共鳴周波数の波長との関
係が正確な対応関係がなくても実際上は相応の消音効果
が得られる。サイドメンバ及びサスタワーの側面間に段
差がある場合、対応してリインフォースを段状に形成す
る。リインフォース自体をハット形でなく、密閉された
ボックスとして形成することも考えられる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、サスペンションタワー
近辺を腹として共鳴が発生する空洞状サイドメンバに、
ボックスを形成するサスペンションタワー用リインフォ
ースの下端部を連通させることにより、サイドメンバ内
の騒音源に対してリインフォースが消音器として機能
し、したがって車室内の高域の騒音である所謂デフうな
り音が低減される。消音器として新たな追加部品が不要
となる。リインフォースがサイドメンバまで延長・結合
することにより剛性がアップする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による消音器機能付サスペ
ンションタワーのリインフォースの斜視図である。
【図2】同リインフォースの断面図である。
【図3】サイドメンバの共鳴状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 サイドメンバ 2 サスペンションタワー 10 リインフォース 15 穿孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢嶋 賢明 神奈川県横須賀市田浦港町無番地 関東自 動車工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ボデーの空洞状サイドメンバに立
    設されたサスペンションタワーを補強するリインフォー
    スにおいて、 リインフォースをサスペンションタワーの側面からサイ
    ドメンバの側面に達する高さの密閉されたボックスとし
    て形成すると共に、 前記ボックス周囲のフランジ部を前記サスペンションタ
    ワー及び前記サイドメンバの側面に溶接し、前記ボック
    スの下端部を前記ボックスが共鳴型消音器として機能す
    るようにサイドメンバの空洞内に穿孔により連通させた
    ことを特徴とするサスペンションタワーの消音器機能付
    リインフォース。
  2. 【請求項2】 上下端が閉鎖され、かつ両側にフランジ
    部を有する断面ハット形リインフォースと、サスペンシ
    ョンタワー及びサイドのメンバの側面とで、密閉された
    ボックスが形成されたことを特徴とする請求項1のサス
    ペンションタワーの消音器機能付リインフォース。
JP8326127A 1996-11-21 1996-11-21 サスペンションタワーの消音器機能付リインフォース Pending JPH10152073A (ja)

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JP8326127A JPH10152073A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 サスペンションタワーの消音器機能付リインフォース

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JPH10152073A true JPH10152073A (ja) 1998-06-09

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ID=18184376

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8326127A Pending JPH10152073A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 サスペンションタワーの消音器機能付リインフォース

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Citations (8)

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