JP2006256402A - 自動車のリヤパーセル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 換気機能を損なうことなく車両後部の車室内のスペースを広げることが可能な自動車のリヤパーセル構造を提供する。
【解決手段】 リヤシート1後方のリヤパーセルパネル10の上方にはリヤパーセルトリム11が配設され、そのリヤパーセルトリム11に開口形成されたトリム側換気口11aから導入された車室内の空気がトランクルーム6に排出される自動車のリヤパーセル構造である。
そして、リヤパーセルパネル10の下面には換気ダクト12が接合されて閉断面構造を形成し、この閉断面が前記空気を通過させる換気経路となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車の車両後部のリヤパーセルトリムに開口形成された換気部から導入された車室内の空気がトランクルームに排出される構造を有する自動車のリヤパーセル構造に関するものである。
従来、特許文献1に示されているような自動車の車両後部のリヤパーセル構造が知られている。
このリヤパーセル構造では、リヤシート後方のリヤパーセルパネルの上方にリヤパーセルトリムが取り付けられており、このリヤパーセルトリムとリヤパーセルパネルとの間には空間部が形成されている。
この空間部は、リヤパーセルトリムの後方に設けられた換気口から取り込まれた車室内の空気を通過させる経路となるもので、この経路を流れる空気はリヤパーセルパネルに設けられた排出口からトランクルームに排出される。
特開平7−187010号公報 特開平10−129525号公報
前記した従来のリヤパーセル構造では、リヤパーセルパネルとリヤパーセルトリムとの間に換気経路が設けられているため、経路確保のために嵩上げされたリヤパーセルトリムによって貴重な車室内のスペースが使用されることになる。
そこで、本発明は、換気機能を損なうことなく車両後部の車室内のスペースを広げることが可能な自動車のリヤパーセル構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明は、リヤシート後方のリヤパーセルパネルの上方にはリヤパーセルトリムが配設され、そのリヤパーセルトリムに開口形成された換気部から導入された車室内の空気がトランクルームに排出される自動車のリヤパーセル構造である。
そして、前記リヤパーセルパネルの下面には例えば断面コ字型の補強部材が接合されて閉断面構造を形成し、この閉断面が前記空気を通過させる換気経路となる。
このように構成された本発明の自動車のリヤパーセル構造は、前記リヤパーセルパネルの下面に補強部材が接合され、これによって形成される閉断面構造が前記空気を通過させる換気経路となる。
このため、換気経路を確保した上で、リヤパーセルパネルとリヤパーセルトリムの間隔を最小限に抑えて車両後部の車室内のスペースを広げることができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、自動車の車両後部には、リヤシート1を背面から支持するリヤシートバックパネル2が斜めに配設され、その後方には平坦部を形成するリヤパーセルパネル10が配設されている。
そして、リヤシートバックパネル2とリヤパーセルパネル10の接合部には、閉断面構造のパーセルメンバ13が車幅方向に延設されている。このパーセルメンバ13は、リヤシートバックパネル2とリヤパーセルパネル10を突合せた角部の下面に断面L字型の長尺部材を固定することによって形成できる。
また、このリヤパーセルパネル10の上方にはリヤパーセルトリム11が取り付けられており、このリヤパーセルトリム11にはリヤガラス8近傍に換気部としてのトリム側換気口11aやスピーカ7を取り付けるためのトリム側取付口11bなどが設けられている。
さらに、このトリム側換気口11aは、リヤパーセルパネル10に設けられたパネル側換気口10aに連通されており、トリム側取付口11bもリヤパーセルパネル10に設けられたスピーカ取付口10bに連通されている。
そして、トリム側換気口11aから取り込まれた車室内の空気は、パネル側換気口10aを通ってリヤパーセルパネル10の下面に設けられた換気経路に送られる。
この換気経路は、補強部材としての換気ダクト12によって形成されており、この換気ダクト12は、断面コ字型の経路部12aとその側壁上端縁に沿って設けられる平板状の取付部12b,12bとによって逆ハット型断面に形成されている。
この換気ダクト12は、リヤパーセルパネル10の下面に取付部12b,12bをスポット溶接することによって固定し、スポット溶接間はシーリングするなどして気密性を高めておく。
さらに、この換気ダクト12は、リヤパーセルパネル10後方の車幅方向縁部付近に設けられたパネル側換気口10aの下方に一端を有し、そこから車幅方向の中央に向けて延設されると共に、略直角の曲折部を経て車両前方に向けて延設されてパーセルメンバ13に他端が接続される。
この閉断面構造のパーセルメンバ13の内部には、二枚のバルクヘッド13a,13aが間隔を開けて取り付けられて内空を遮断しており、このバルクヘッド13a,13a間が空気の通過する換気連絡路13bとなる。
この換気連絡路13bのバルクヘッド13a,13aの近傍には、車両後方に向けて取込口13cと連通口13dがそれぞれ設けられ、取込口13cには換気ダクト12の端部が接続される。
そして、連通口13dは、トランクルーム6と連通されており、換気ダクト12から換気連絡路13bに流れ込んだ空気は、連通口13dからトランクルーム6に排出される。
次に、本実施の形態の自動車のリヤパーセル構造の作用について説明する。
このように構成された本発明のリヤパーセルパネル10は、下面に換気ダクト12が延設されており、この換気ダクト12によってリヤパーセルパネル10が補強されて面外剛性が増加している。このため、所定の面外剛性を確保するために設けられていたビードを削減したり、なくしたりすることができる。
また、この換気ダクト12による補強によってリヤパーセルパネル10の板厚を薄くしても所望する面外剛性を確保することができる場合は、リヤパーセルパネル10の軽量化を図ることも可能になる。
このような補強効果は、換気ダクト12に曲折部を設けて延長を長くし、リヤパーセルパネル10の広い範囲に換気ダクト12が配設されるようにした方が増加させることができる。
このようにしてリヤパーセルパネル10の面外剛性が増加すると、発音量を低下させることができる上に車体のねじり剛性も向上させることが可能になる。
さらに、この換気ダクト12は、リヤパーセルパネル10の下面に設けられるため車室側に突出することがなく、図2に示すようにリヤパーセルパネル10とリヤパーセルトリム11の間隔を狭くすることができるので、車室側のスペースの使用量を削減して車室を広くすることができる。
また、本実施の形態のリヤパーセル構造では、換気ダクト12と換気連絡路13bによって形成される換気経路が車室内とトランクルーム6を連通させており、トランクルーム6を共鳴室、換気経路をスロート部としてヘルムホルツの共鳴器と等価な系が成立することとなる。
ここで、ヘルムホルツの共鳴器は、スロート部(換気経路)の長さが長いほど、またスロート部の断面積が小さいほど共鳴周波数が低下するので、本実施の形態の換気経路のように、小さい断面積で経路長を長くすれば、共鳴周波数を低下させてトランクルーム6で発生した騒音の特に低周波数成分が車室内へ侵入することを防ぐことができる。
また、共鳴室となるトランクルーム6を構成するリヤパーセルパネル10等のパネルの振動によって放射される騒音は、面外剛性を増加させて発音量を低下させることで低減することができる。
以下、実施例では、前記実施の形態の自動車のリヤパーセル構造の防音効果を確認するためにおこなった試験について説明する。
この実施例では、換気経路をリヤパーセルパネルとリヤパーセルトリムとの間に設けた従来構造と、図1に示すような平面視コ字型に換気経路を延長した本発明の構造を使用して、リアサスペンション取付用のボルトを加振して騒音を発生させたときの車室内の音圧レベルを測定して防音効果の比較をおこなった。
この結果、従来構造ではトランクルーム6の共鳴周波数が32Hzであったのが、本発明の構造では16Hzに低下して、車室内の音圧分布を示した測定結果(図示せず)からも車室内の音圧レベルが低下していることが確認できた。
このように共鳴周波数が低下すると、全体的に音圧レベルの分布は周波数が小さい方向(図3の左方向)にずれて可聴周波数(20Hz〜20,000Hz)から外れるようになるため、静寂性を高めることが可能になる。
また、図3には、車室内の前席に座る乗員の耳の位置での音圧を測定した結果を、横軸を周波数(Hz)、縦軸を音圧レベル(dB)としたグラフで示した。ここで、実線Xは本発明の構造での測定結果を示し、破線Yは従来構造の測定結果を示したものである。
この図3から、30Hz〜100Hzの範囲の斜線で示した範囲で音圧レベルが低減できているといえる。この音圧レベルが低減される範囲は、こもり音領域に相当する範囲であるため、車室内の静寂性を高めることができたといえる。
以上、図面を参照して、本発明の最良の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、パーセルメンバ13を換気経路として利用したが、これに限定されるものではなく、換気ダクト12の端部から直接、トランクルーム6に空気を排出するように構成することもできる。
また、前記実施の形態では、断面コ字型の経路部12aを有する換気ダクト12を補強部材として使用したが、これに限定されるものではなく、断面L字型の補強部材によって三角形状の閉断面を形成したり、断面半円型の補強部材によって半円形状の閉断面を形成したりして換気経路とすることができる。
さらに前記実施の形態では、換気ダクト12に略直角の曲折部を一箇所設けたが、これに限定されるものではなく、斜めに延設したり、複数の曲折部を設けたりすることで所望する経路長を確保することができる。
本発明の自動車のリヤパーセル構造の全体の構成を説明する斜視図である。 車室内からトランクルームへの空気の流れを説明する図1のA−A断面図である。 車室内で測定される音圧レベルの結果を周波数との関係で示した図である。
符号の説明
1 リヤシート
2 リヤシートバックパネル
6 トランクルーム
10 リヤパーセルパネル
11 リヤパーセルトリム
11a トリム側換気口(換気部)
12 換気ダクト(補強部材)
13 パーセルメンバ
13a バルクヘッド
13b 換気連絡路
13c 取込口
13d 連通口

Claims (3)

  1. リヤシート後方のリヤパーセルパネルの上方にはリヤパーセルトリムが配設され、該リヤパーセルトリムに開口形成された換気部から導入された車室内の空気がトランクルームに排出される自動車のリヤパーセル構造であって、
    前記リヤパーセルパネルの下面に接合されることで閉断面構造となる補強部材によって前記空気を通過させる換気経路が形成されていることを特徴とする自動車のリヤパーセル構造。
  2. 前記換気部は前記リヤパーセルパネルの後方に設けられ、前記換気経路は少なくとも1箇所の曲折部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の自動車のリヤパーセル構造。
  3. 前記リヤシートを支持するリヤシートバックパネルの上端部とリヤパーセルパネルの接合部には閉断面構造のパーセルメンバが車幅方向に延設され、該パーセルメンバの内部は、一対のバルクヘッドによって区切られることによって換気連絡路が形成され、該換気連絡路には前記補強部材によって形成された換気経路の端部が接続される取込口とトランクルームに連通する連通口が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車のリヤパーセル構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008155811A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Inoac Corp 車両用パッケージトレイ
KR101356343B1 (ko) 2010-11-17 2014-01-27 독터. 인제니어. 하.체. 에프. 포르쉐 악티엔게젤샤프트 환기 덕트가 구비된 구획 부재
JP2014084015A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Mazda Motor Corp 自動車の車室後部遮音構造
CN104175963A (zh) * 2013-05-22 2014-12-03 标致雪铁龙(中国)汽车贸易有限公司 一种用于轿车的后行李架装置

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