JPH10152017A - 外装部品の端末部処理構造 - Google Patents

外装部品の端末部処理構造

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JPH10152017A
JPH10152017A JP8313535A JP31353596A JPH10152017A JP H10152017 A JPH10152017 A JP H10152017A JP 8313535 A JP8313535 A JP 8313535A JP 31353596 A JP31353596 A JP 31353596A JP H10152017 A JPH10152017 A JP H10152017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
vehicle body
terminal
fender panel
exterior
Prior art date
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Pending
Application number
JP8313535A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiko Fuse
忠彦 布施
Zenichi Tachikawa
善一 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP8313535A priority Critical patent/JPH10152017A/ja
Publication of JPH10152017A publication Critical patent/JPH10152017A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により見栄えの向上を実現する外
装部品の端末部処理構造を提供する。 【解決手段】 車両ボディ側に組み込まれる外装部品の
端末部3aを処理するための構造であって、端末部3a
にリップ10を付設形成し、リップ10を折り畳んだ状
態で車両ボディに弾接させる。外装部品としてのサイド
マットガードの端末部3aを車両ボディ側のフェンダパ
ネル2に組み込む。リップ10は、端末部3aの所定部
位にて舌片状に突設する。リップ10は外装部品と一体
成形する。リップ10を折り畳んで車両ボディに弾接さ
せることで、フェンダパネル2及び端末部3aの間隙g
に常に有効に対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車等の車両に
おいてボディ側に組み込まれるべき外装部品等の端末部
の処理構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両ボディには種々の外装部品が組み付
けられる。両者とも一定の公差内で形成され、従ってこ
の公差範囲での寸法バラツキは許容される。これらの部
品自体の寸法バラツキの他、外装部品を車両ボディに組
み付ける際に生じる組み立て時のバラツキや外装部品の
塗装等による形状収縮(初期、経年)等もあり、車両ボ
ディへの組み立てに際して、特に外装部品の端末部に関
しては車両ボディに対する間隙が必要となる。
【0003】例えば、図4は車両ボディに外装部品とし
てのサイドマットガードを組み付ける場合の例を示して
いる。車両ボディ1にサイドマットガード3が矢印A方
向に組み付けられる。この場合、サイドマットガード3
の端末部3aをフェンダパネル2と重なるように折り曲
げる。この例ではフェンダパネル2と端末部3aの間に
間隙gが生じ、そのままでは見栄え品質上問題となる。
【0004】そこで従来では、例えば図5及び図6に示
す端末部処理で対応していた。即ち端末部3aのフェン
ダパネル2側の縁部に玉縁4(図6)を付設形成し、該
玉縁4の高さhを調整することで、相手部品であるフェ
ンダパネル2との間隙gを詰めるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、玉縁4
を設けて間隙gを詰めようとするものの、組み付け上間
隙をゼロにすることは実質的に不可能であり、従って僅
かな微小隙間が生じざるを得なかった。ところで、サイ
ドマットガード3、特に玉縁4を含む端末部3aまわり
は図7に示すような金型5,5′を使って成形加工され
る。この金型5,5′において、玉縁4を形成するため
には段差S(=0.2〜0.5mm)が必要となる。こ
の段差Sがあるために、形成された端末部3aにエッジ
状部分(図6、符号3a1 )が生じてしまい、このまま
では取り扱いのうえで支障を来す場合がある。
【0006】従来、或いはまた図8に示すように、端末
部3aの縁部に接着剤によって弾性パッド6を接着し、
この弾性パッド6によりフェンダパネル2との間隙gを
詰めるようにしたものが知られている。ところが、外装
部品(サイドマットガード3)の塗装色が多い場合に
は、それに合わせて弾性パッド6においても全色設定し
なければならず、このため部品点数が増加せざるを得な
い。また、塗装の経年変化による色褪せや、剥離等の問
題にも対応する必要があった。
【0007】また従来、図9に示すように端末部3aと
フェンダパネル2の間にコーキングスポンジ7(発泡ス
ポンジゴム)を挿着し、このコーキングスポンジ7によ
りフェンダパネル2との間隙gを詰めるようにしたもの
が知られている。ところが、通常、この種の発泡スポン
ジゴムは黒色又はグレーしか用意されておらず、従って
外装部品の塗装色に有効に対応することができなかっ
た。また、この場合にも剥離等の問題にも対応する必要
があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑み、簡単な構成によ
り見栄えの向上を有効に実現する外装部品の端末部処理
構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
外装部品の端末部処理構造は、車両ボディ側に組み込ま
れる外装部品の端末部を処理するための構造であって、
前記端末部にリップを付設形成し、このリップを折り畳
んだ状態で前記車両ボディに弾接させるようにしたもの
である。
【0010】請求項2記載の発明によれば、前記リップ
を、前記端末部の所定部位にて舌片状に突設する構成と
した。請求項3記載の発明によれば、前記リップを、前
記外装部品と一体成形する構成とした。
【0011】請求項4記載の発明によれば、外装部品と
してのサイドマットガードの端末部が車両ボディ側のフ
ェンダパネルに組み込まれる構成とした。
【0012】本発明によれば、端末部にこれと一体に形
成したリップを折り畳んだ状態で車両ボディに弾接させ
ることで、フェンダパネル及び端末部の間隙に常に有効
に対応することができる。つまり間隙が大きい場合には
リップは車両ボディ、即ちフェンダパネルに弾接しなが
ら適度に広がり、また間隙が小さい場合にはリップは適
度に縮んで、いずれの場合もフェンダパネル及び端末部
の間隙を確実に詰めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図3に基づき、従来例と実
質的に同一部材には同一符号を用いて、本発明による外
装部品の端末部処理構造の好適な実施の形態を説明す
る。この実施形態において、既に説明したように車両ボ
ディ1に外装部品としてのサイドマットガード3を組み
付ける場合の例とする。従って車両ボディ1にサイドマ
ットガード3を矢印A方向に組み付ける際(図4参
照)、サイドマットガード3の端末部3aをフェンダパ
ネル2と重なるように折り曲げるものとする。
【0014】図1は、本実施形態におけるサイドマット
ガード3の端末部3aまわりを示している。図におい
て、サイドマットガード3の端末部3aにはリップ10
が付設形成されている。このリップ10は図示のよう
に、折り畳んだ状態でフェンダパネル2の適所に弾接し
ている。また、リップ10は端末部3aの上部にて舌片
状に突設されるもので、図から明らかなように、フェン
ダパネル2との間に形成されるべき間隙gを完全に詰め
るかたちで、端末部3a及びフェンダパネル2間に挿着
される。
【0015】ところで、リップ10は、図2に示すよう
な金型11,11′を使って端末部3aと一体成形され
る。図2の金型構造からも分かるように、リップ10は
端末部3aの上部に延設するように形成される。従っ
て、成形品としてのリップ10の自由状態では端末部3
aの上部へほぼ真っ直ぐに立ち上がっているが、図1の
ようにフェンダパネル2との間に挿着されることで、適
度な弾力を発生するようになっている。
【0016】上記構成の外装部品の端末部処理構造にお
いて、端末部3aと一体成形されたリップ10を折り畳
んだ状態でフェンダパネル2との間に挿着することで、
リップ10は弾性変形によって適度な弾力を発生する。
このリップ10を車両ボディ1のフェンダパネル2に弾
接させることで、フェンダパネル2及び端末部3aの間
隙gを確実に詰めることができる。
【0017】この場合、サイドマットガード3を車両ボ
ディ1に組み付ける際に生じるフェンダパネル2及び端
末部3aの間隙gが比較的小さくなる場合、リップ10
は図1のように適度に縮んで、これにより間隙gを確実
に詰める。また、間隙gが大きくなる場合には、リップ
10は図3のようにフェンダパネル2に弾接しながら適
度に広がり、この場合も間隙gを確実に詰めることがで
きる。このようにサイドマットガード3の組み立て時の
フェンダパネル2及び端末部3aの間隙gが変動して
も、常に有効に対応することができ、見栄えの向上を図
ることができる。つまり外装部品及びこれを組み付ける
車両ボディの単品のみならず、組み立て時の寸法バラツ
キを有効に吸収することができる。
【0018】なお、上記実施形態では外装部品としての
サイドマットガード3の端末部3aが車両ボディ1側の
フェンダパネル2に組み込まれる例を説明したが、本発
明はその他の外装部品を車両ボディに組み付ける場合に
おいても有効に適用可能であり、上記実施形態と同様な
作用効果を得ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、部
品同士を互いに組み付ける際に部品合わせ部(間隙)を
常に適正且つ確実に詰めることができ、優れた見栄えを
実現することができる。この場合、端末部処理構造とし
て簡単な構成で対応することができ、金型費用をはじめ
全体的に低コストで済む等の利点がある。しかも、部品
相互に生じ得る間隙が変動しても、常に有効に対応する
ことができるため、実質的に部品の寸法公差を緩めるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外装部品の端末部処理構造の実施形態
を示す図である。
【図2】本発明の外装部品の端末部処理構造に係る金型
構造例を示す図である。
【図3】本発明の外装部品の端末部処理構造における作
用を説明する図である。
【図4】従来の外装部品の端末部の処理構造の適用例を
示す斜視図である。
【図5】従来の外装部品の端末部の処理構造の要部斜視
図である。
【図6】図4のB−B線に沿う断面図である。
【図7】従来の外装部品の端末部処理構造に係る金型構
造例を示す図である。
【図8】従来の別の外装部品の端末部の処理構造の要部
斜視図である。
【図9】従来の更に別の外装部品の端末部の処理構造の
要部斜視図である。
【符号の説明】
1 車両ボディ 2 フェンダパネル 3 サイドマットガード 3a 端末部 10 リップ 11,11′ 金型

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ボディ側に組み込まれる外装部品の
    端末部を処理するための構造であって、 前記端末部にリップを付設形成し、このリップを折り畳
    んだ状態で前記車両ボディに弾接させるようにしたこと
    を特徴とする外装部品の端末部処理構造。
  2. 【請求項2】 前記リップは、前記端末部の所定部位に
    て舌片状に突設されることを特徴とする請求項1に記載
    の外装部品の端末部処理構造。
  3. 【請求項3】 前記リップは、前記外装部品と一体成形
    されることを特徴とする請求項1又は2に記載の外装部
    品の端末部処理構造。
  4. 【請求項4】 外装部品としてのサイドマットガードの
    端末部が車両ボディ側のフェンダパネルに組み込まれる
    ようにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに
    記載の外装部品の端末部処理構造。
JP8313535A 1996-11-25 1996-11-25 外装部品の端末部処理構造 Pending JPH10152017A (ja)

Priority Applications (1)

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JPH10152017A true JPH10152017A (ja) 1998-06-09

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JP8313535A Pending JPH10152017A (ja) 1996-11-25 1996-11-25 外装部品の端末部処理構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014041997A1 (ja) * 2012-09-14 2014-03-20 トヨタ自動車株式会社 車体前部構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014041997A1 (ja) * 2012-09-14 2014-03-20 トヨタ自動車株式会社 車体前部構造
JP2014058182A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Toyota Motor Corp 車体前部構造
US9381956B2 (en) 2012-09-14 2016-07-05 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle body front structure

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