JPH0761767B2 - ウインドウガラスの接着取付部構造 - Google Patents
ウインドウガラスの接着取付部構造Info
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- JPH0761767B2 JPH0761767B2 JP60274702A JP27470285A JPH0761767B2 JP H0761767 B2 JPH0761767 B2 JP H0761767B2 JP 60274702 A JP60274702 A JP 60274702A JP 27470285 A JP27470285 A JP 27470285A JP H0761767 B2 JPH0761767 B2 JP H0761767B2
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- JP
- Japan
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- window glass
- molding member
- vehicle body
- body side
- locate
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/70—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はウインドウガラスの接着取付部構造に関する。
従来の技術 車体側開口周縁部にウインドウガラスを接着剤で取付け
る構造は、例えば昭和55年４月20日（株）山海堂発行
「自動車工学全書；第13巻；乗用車の車体」第162頁に
示されるものがある。これを、車体側開口部としてバッ
クドアに形成された開口部を例とし第6,7図に示して説
明する。
る構造は、例えば昭和55年４月20日（株）山海堂発行
「自動車工学全書；第13巻；乗用車の車体」第162頁に
示されるものがある。これを、車体側開口部としてバッ
クドアに形成された開口部を例とし第6,7図に示して説
明する。
１は車体、２は車体１の後部に形成された開口部３に図
外のヒンジを介して開閉自在に装着したバックドア、４
はこのバックドア２に形成された開口部５に嵌殺しに取
付けられたウインドウガラス、６はこのウインドウガラ
ス４を車体側開口周縁部７に接着している接着剤、８は
車体側開口周縁部７のドアアウタパネル９に形成したロ
ケート孔、10はウインドウガラス４のロケート孔８に嵌
合したロケートピン、11はウインドウガラス４と車体側
開口周縁部７との間で車外に露出するパーティング間隙
φを覆って目隠しするモール部材を示し、その背面に突
設したリテーナ部11aを前記接着剤６に埋込んで取付け
られている。12はウインドウガラス４の内側面4aと車体
側開口周縁部７のドアアウタパネル９との間に、ロケー
ト孔８とロケートピン10と干渉しないように介装され
て、ウインドウガラス４と車体側開口周縁部７との間で
車室内側に形成される所要のクリアランスδを設定する
スペーサである。
外のヒンジを介して開閉自在に装着したバックドア、４
はこのバックドア２に形成された開口部５に嵌殺しに取
付けられたウインドウガラス、６はこのウインドウガラ
ス４を車体側開口周縁部７に接着している接着剤、８は
車体側開口周縁部７のドアアウタパネル９に形成したロ
ケート孔、10はウインドウガラス４のロケート孔８に嵌
合したロケートピン、11はウインドウガラス４と車体側
開口周縁部７との間で車外に露出するパーティング間隙
φを覆って目隠しするモール部材を示し、その背面に突
設したリテーナ部11aを前記接着剤６に埋込んで取付け
られている。12はウインドウガラス４の内側面4aと車体
側開口周縁部７のドアアウタパネル９との間に、ロケー
ト孔８とロケートピン10と干渉しないように介装され
て、ウインドウガラス４と車体側開口周縁部７との間で
車室内側に形成される所要のクリアランスδを設定する
スペーサである。
発明が解決しようとする問題点 しかし、前述の構造においては、車体側開口周縁部７に
接着剤６を塗布し、ウインドウガラス４を開口部５上に
運搬して、ロケートピン10をロケート孔８に嵌合させ、
スペーサ12でウインドウガラス４を受止めつつ、ウイン
ドウガラス４の自重によって接着剤６を押広げる一方、
モール部材11のリテーナ部11aを接着剤６に押込むと共
に、該モール部材11をドアアウタパネル９の一般面9aと
ウインドウガラス４の外側面4bとに密接させ、前記接着
剤６の硬化によってウインドウガラス４とモール部材11
とを車体側開口周縁部７に取付けるようになっているの
で、接着剤６の硬化するまでの間、モール部材11が浮き
上がり易いうえ、モール部材11はそのリテーナ部11aを
接着剤６に埋込むだけで、ウインドウガラス４または車
体側開口周縁部７に対して位置決めを採ることができ
ず、モール部材11のウインドウガラス４との重ね代l1を
ウインドウガラス４の全周にわたって一定にしずらく、
全周のある部分での重ね代l1が多くなったり、あるいは
逆に少なくなったりし易い。このため、モール部材11の
浮き上がりや周方向の波打ちを阻止しながら組付けるの
で、モール部材11の取付作業が面倒である。
接着剤６を塗布し、ウインドウガラス４を開口部５上に
運搬して、ロケートピン10をロケート孔８に嵌合させ、
スペーサ12でウインドウガラス４を受止めつつ、ウイン
ドウガラス４の自重によって接着剤６を押広げる一方、
モール部材11のリテーナ部11aを接着剤６に押込むと共
に、該モール部材11をドアアウタパネル９の一般面9aと
ウインドウガラス４の外側面4bとに密接させ、前記接着
剤６の硬化によってウインドウガラス４とモール部材11
とを車体側開口周縁部７に取付けるようになっているの
で、接着剤６の硬化するまでの間、モール部材11が浮き
上がり易いうえ、モール部材11はそのリテーナ部11aを
接着剤６に埋込むだけで、ウインドウガラス４または車
体側開口周縁部７に対して位置決めを採ることができ
ず、モール部材11のウインドウガラス４との重ね代l1を
ウインドウガラス４の全周にわたって一定にしずらく、
全周のある部分での重ね代l1が多くなったり、あるいは
逆に少なくなったりし易い。このため、モール部材11の
浮き上がりや周方向の波打ちを阻止しながら組付けるの
で、モール部材11の取付作業が面倒である。
そこで本発明は、ウインドウガラスの取付けに支障を招
くことなく、モール部材の取付け性を向上させ、品質感
を高めることができるウインドウガラスの接着取付部構
造を提供するものである。
くことなく、モール部材の取付け性を向上させ、品質感
を高めることができるウインドウガラスの接着取付部構
造を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本発明にあっては、車体側開口周縁部にロケート部を形
成する一方、前記車体側開口周縁部に接着されるウイン
ドウガラスの周縁部に該ウインドウガラスと車体側開口
周縁部との間に形成される車外側のパーティング間隙を
覆う樹脂製のモール部材を嵌装し、このモール部材の前
記ロケート部と対応する部分に、該ロケート部に嵌合す
る被ロケート部を、パーティング間隙を覆うモール部材
の一般部よりも硬度を高くして一体に樹脂で形成すると
共に、前記モール部材の該被ロケート部回りに、ウイン
ドウガラスと車体側開口周縁部との間の車室内側クリア
ランスを設定する隆起部を一体に形成し、この隆起部の
外周にウインドウガラス接着用の接着剤を回り込ませて
ある。
成する一方、前記車体側開口周縁部に接着されるウイン
ドウガラスの周縁部に該ウインドウガラスと車体側開口
周縁部との間に形成される車外側のパーティング間隙を
覆う樹脂製のモール部材を嵌装し、このモール部材の前
記ロケート部と対応する部分に、該ロケート部に嵌合す
る被ロケート部を、パーティング間隙を覆うモール部材
の一般部よりも硬度を高くして一体に樹脂で形成すると
共に、前記モール部材の該被ロケート部回りに、ウイン
ドウガラスと車体側開口周縁部との間の車室内側クリア
ランスを設定する隆起部を一体に形成し、この隆起部の
外周にウインドウガラス接着用の接着剤を回り込ませて
ある。
作用 ウインドウガラスを嵌装するモール部材と車体側開口周
縁部とを、ロケート部とこれに嵌合する被ロケート部と
の共働によって位置決めすると共に、被ロケート部回り
に形成した隆起部によって両者の車室内側クリアランス
を設定する。この状態で、車体側開口周縁部と、ウイン
ドウガラス及びモール部材の隆起部回りとの間で充填し
た接着剤によってウインドウガラスとモール部材を車体
に固定する。
縁部とを、ロケート部とこれに嵌合する被ロケート部と
の共働によって位置決めすると共に、被ロケート部回り
に形成した隆起部によって両者の車室内側クリアランス
を設定する。この状態で、車体側開口周縁部と、ウイン
ドウガラス及びモール部材の隆起部回りとの間で充填し
た接着剤によってウインドウガラスとモール部材を車体
に固定する。
実施例 以下、本発明の実施例を図面と共に従来と同一部部分に
同一符号を付して詳述する。
同一符号を付して詳述する。
第１図〜第３図に示すように、バックドア２に形成され
た車体側開口部としての開口部５の車体側開口周縁部７
に接着剤で接着されるウインドウガラス４の周縁部に樹
脂材からなるモール部材11Aを嵌装してある。このモー
ル部材11Aはウインドウガラス４の外側面4bとドアアウ
タパネル９の一般面9aとの間の車外側のパーティング間
隙φを覆う略四角形の環状に形成され、その内周側には
ウインドウガラス４の全周縁部が取付くガラス嵌着溝13
を備えている。一方、前記車体側開口周縁部７における
ドアアウタパネル９に、ロケート部を構成する複数のロ
ケート孔８を間欠配置して形成してある。
た車体側開口部としての開口部５の車体側開口周縁部７
に接着剤で接着されるウインドウガラス４の周縁部に樹
脂材からなるモール部材11Aを嵌装してある。このモー
ル部材11Aはウインドウガラス４の外側面4bとドアアウ
タパネル９の一般面9aとの間の車外側のパーティング間
隙φを覆う略四角形の環状に形成され、その内周側には
ウインドウガラス４の全周縁部が取付くガラス嵌着溝13
を備えている。一方、前記車体側開口周縁部７における
ドアアウタパネル９に、ロケート部を構成する複数のロ
ケート孔８を間欠配置して形成してある。
また、前記モール部材11Aのロケート孔８と対応する部
分には、該ロケート孔８に内接嵌合される被ロケート部
としてのロケートピン10Aを突設してあり、モール部材1
1Aのこのロケートピン10A配設部回りには、モール部材1
1Aの一般部から所定高さ突出する隆起部14を一体に形成
してある。この隆起部14のウインドウガラス４からの高
さは、ウインドウガラス４と車体側開口周縁部７との間
で車室内側に設定される所要のクリアランスδと同寸法
に設定し、この隆起部14をクリアランスδを設けるため
のスペーサとして機能させるようになっている。尚、ロ
ケートピン10Aとモール部材11Aのロケートピン10A配設
部の硬度はモール部材11Aの一般部の硬度よりも高く設
定してある。また、前記隆起部14は、ウインドウガラス
４を車体に取り付けた状態において、先端部がドアアウ
タパネル９に当接するのであるが、このとき、隆起部14
の外域には、モール部材11Aのウインドウガラス４中心
側と外側とを連通させる間隙ができ、ウインドウガラス
４を車体側開口周縁部７に接着するための接着剤６が隆
起部14の外周に回り込むようになっている。
分には、該ロケート孔８に内接嵌合される被ロケート部
としてのロケートピン10Aを突設してあり、モール部材1
1Aのこのロケートピン10A配設部回りには、モール部材1
1Aの一般部から所定高さ突出する隆起部14を一体に形成
してある。この隆起部14のウインドウガラス４からの高
さは、ウインドウガラス４と車体側開口周縁部７との間
で車室内側に設定される所要のクリアランスδと同寸法
に設定し、この隆起部14をクリアランスδを設けるため
のスペーサとして機能させるようになっている。尚、ロ
ケートピン10Aとモール部材11Aのロケートピン10A配設
部の硬度はモール部材11Aの一般部の硬度よりも高く設
定してある。また、前記隆起部14は、ウインドウガラス
４を車体に取り付けた状態において、先端部がドアアウ
タパネル９に当接するのであるが、このとき、隆起部14
の外域には、モール部材11Aのウインドウガラス４中心
側と外側とを連通させる間隙ができ、ウインドウガラス
４を車体側開口周縁部７に接着するための接着剤６が隆
起部14の外周に回り込むようになっている。
以上のような構造であるため、ウインドウガラス４を車
体に取付けるに際しては、まず、ウインドウガラス４の
周縁部にモール部材11Aをガラス嵌着溝13を介して嵌装
し、ウインドウガラス４の周縁部回り内側面とモール部
材11Aの背面とに接着剤６を塗布し、ウインドウガラス
４を開口部５上に配する。このとき、ウインドウガラス
４の周縁部に嵌装したモール部材11Aに突設したロケー
トピン10Aを車体側のロケート孔８に嵌合することによ
って、モール部材11Aとウインドウガラス４を車体側開
口周縁部７回りに位置決めし、モール部材11Aの隆起部1
4を車体側開口周縁部７に当接させることによって、ウ
インドウガラス４と車体側開口周縁部７との間の車室内
側に所要のクリアランスδを設定する。また、このとき
ウインドウガラス４とモール部材11Aに塗布してある接
着剤６が序々に押広げられて隆起部14の外域に回り込
み、この状態で接着剤６が硬化することにより、ウイン
ドウガラス４とモール部材11Aとが車体側開口周縁部７
に強固にかつ確実に接着固定される。
体に取付けるに際しては、まず、ウインドウガラス４の
周縁部にモール部材11Aをガラス嵌着溝13を介して嵌装
し、ウインドウガラス４の周縁部回り内側面とモール部
材11Aの背面とに接着剤６を塗布し、ウインドウガラス
４を開口部５上に配する。このとき、ウインドウガラス
４の周縁部に嵌装したモール部材11Aに突設したロケー
トピン10Aを車体側のロケート孔８に嵌合することによ
って、モール部材11Aとウインドウガラス４を車体側開
口周縁部７回りに位置決めし、モール部材11Aの隆起部1
4を車体側開口周縁部７に当接させることによって、ウ
インドウガラス４と車体側開口周縁部７との間の車室内
側に所要のクリアランスδを設定する。また、このとき
ウインドウガラス４とモール部材11Aに塗布してある接
着剤６が序々に押広げられて隆起部14の外域に回り込
み、この状態で接着剤６が硬化することにより、ウイン
ドウガラス４とモール部材11Aとが車体側開口周縁部７
に強固にかつ確実に接着固定される。
この接着取付部構造の場合、モール部材11Aをウインド
ウガラス４の周縁部にガラス嵌着溝13を介して嵌装して
あるので、モール部材11Aがウインドウガラス４との重
ね代l2をウインドウガラス４の全周にわたって所要値に
設定されつつ、ウインドウガラス４の外側面4bとドアア
ウタパネル９の一般面9aとに密接し、ウインドウガラス
４と車体側開口周縁部７との間の車外側のパーティング
間隙φを目隠しでき、しかも、モール部材11Aのロケー
トピン10A回りに隆起部14を一体に形成してあるので、
別体のスペーサ部材を要することなく、ウインドウガラ
ス４と車体側開口周縁部７との間の車室内側クリアラン
スδを正確に設定することができる。また、この車室内
側のクリアランスδを設定する隆起部14はモール部材11
Aのロケートピン10A回りに設定してあるので、樹脂製の
ロケートピン10Aを可及的短くしてその強度を高めるこ
とができる。
ウガラス４の周縁部にガラス嵌着溝13を介して嵌装して
あるので、モール部材11Aがウインドウガラス４との重
ね代l2をウインドウガラス４の全周にわたって所要値に
設定されつつ、ウインドウガラス４の外側面4bとドアア
ウタパネル９の一般面9aとに密接し、ウインドウガラス
４と車体側開口周縁部７との間の車外側のパーティング
間隙φを目隠しでき、しかも、モール部材11Aのロケー
トピン10A回りに隆起部14を一体に形成してあるので、
別体のスペーサ部材を要することなく、ウインドウガラ
ス４と車体側開口周縁部７との間の車室内側クリアラン
スδを正確に設定することができる。また、この車室内
側のクリアランスδを設定する隆起部14はモール部材11
Aのロケートピン10A回りに設定してあるので、樹脂製の
ロケートピン10Aを可及的短くしてその強度を高めるこ
とができる。
さらに、この接着取付部構造にあっては、隆起部14の外
周に接着剤６を回り込ませているため、ウインドウガラ
ス４ばかりでなくモール部材11A、特に、その位置決め
部たる隆起部14の外周を車体側に強固に固定することが
できると共に、トアアウターパネル９に設けたロケート
孔８を通して外部からバックドア２内への水の浸入も接
着剤６で確実に阻止できる。そして、ロケートピン10A
はモール部材11Aと一体に樹脂で形成してあるので、モ
ール部材11Aに対して高精度で、しかも、低コストで造
形することができ、さらに樹脂のもつ柔軟性により、車
体側のドアアウターパネル９に傷を付けることなく容易
同パネル９に組み付けることができる。
周に接着剤６を回り込ませているため、ウインドウガラ
ス４ばかりでなくモール部材11A、特に、その位置決め
部たる隆起部14の外周を車体側に強固に固定することが
できると共に、トアアウターパネル９に設けたロケート
孔８を通して外部からバックドア２内への水の浸入も接
着剤６で確実に阻止できる。そして、ロケートピン10A
はモール部材11Aと一体に樹脂で形成してあるので、モ
ール部材11Aに対して高精度で、しかも、低コストで造
形することができ、さらに樹脂のもつ柔軟性により、車
体側のドアアウターパネル９に傷を付けることなく容易
同パネル９に組み付けることができる。
第４図に示したものは、車体側開口周縁部７のドアアウ
タパネル９にロケート部を構成する凹部8Aを膨出形成す
る一方、モール部材11Dの前記凹部8A回りと対応する部
分に隆起部14Aを形成し、この隆起部14Aの端面に前記凹
部8Aと内接嵌合する被ロケート部としての突起10Dを形
成し、さらに前記隆起部14Aの外周に接着剤６を回り込
ませてある。
タパネル９にロケート部を構成する凹部8Aを膨出形成す
る一方、モール部材11Dの前記凹部8A回りと対応する部
分に隆起部14Aを形成し、この隆起部14Aの端面に前記凹
部8Aと内接嵌合する被ロケート部としての突起10Dを形
成し、さらに前記隆起部14Aの外周に接着剤６を回り込
ませてある。
第５図に示したものは、車体側開口周縁部７のドアアウ
タパネル９にロケート部を構成する凸部8Bを形成する一
方、少なくともモール部材11Eの前記凸部8B回りと対応
する部分に、ウインドウガラス４と車体側開口部７との
間で車室内側に設定される所要のクリアランスδよりも
小さい寸法ｄに設定された高さを有する隆起部14Bを突
設し、この隆起部14Bの凸部8Bと対応する部分に該凸部8
Bの先端部に外接嵌合する被ロケート部としての凹部10E
を形成し、この凹部10Eと凸部8Bとの嵌合によって前記
ウインドウガラス４と車体側開口周縁部７との車室内側
の間に所要のクリアランスδを設定すると共に、接着剤
６の一部をドアアウタパネル９の凸部8B回りと隆起部14
Bとの間に回り込ませるようにしている。
タパネル９にロケート部を構成する凸部8Bを形成する一
方、少なくともモール部材11Eの前記凸部8B回りと対応
する部分に、ウインドウガラス４と車体側開口部７との
間で車室内側に設定される所要のクリアランスδよりも
小さい寸法ｄに設定された高さを有する隆起部14Bを突
設し、この隆起部14Bの凸部8Bと対応する部分に該凸部8
Bの先端部に外接嵌合する被ロケート部としての凹部10E
を形成し、この凹部10Eと凸部8Bとの嵌合によって前記
ウインドウガラス４と車体側開口周縁部７との車室内側
の間に所要のクリアランスδを設定すると共に、接着剤
６の一部をドアアウタパネル９の凸部8B回りと隆起部14
Bとの間に回り込ませるようにしている。
これらの実施例の取付部構造の場合にも、第１図〜第３
図に示したものとほぼ同様の作用効果を得ることができ
るが、これら２つの実施例の場合は、ドアアウターパネ
ル９にロケート用の孔を設けていないので、バックドア
２内の水の浸入は全く心配ない。
図に示したものとほぼ同様の作用効果を得ることができ
るが、これら２つの実施例の場合は、ドアアウターパネ
ル９にロケート用の孔を設けていないので、バックドア
２内の水の浸入は全く心配ない。
なお、本発明はバックドア２に形成した以外の開口部、
つまりフロントウインドウまたはリヤウインドウにも適
用できる。
つまりフロントウインドウまたはリヤウインドウにも適
用できる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ウインドウガラスを車体
側開口周縁部に接着する際に、該ウインドウガラスとモ
ール部材とを共に車体に対して位置決めすることができ
るので、ウインドウガラスの取付けに支障を招くことな
く、モール部材の取付け性を向上させることができるう
え、モール部材をウインドウガラスの周縁部に嵌装し
て、モール部材の浮き上がりや周方向の波打ちを阻止す
ることができ、もって品質感を高めることができる実用
上大なる効果がある。
側開口周縁部に接着する際に、該ウインドウガラスとモ
ール部材とを共に車体に対して位置決めすることができ
るので、ウインドウガラスの取付けに支障を招くことな
く、モール部材の取付け性を向上させることができるう
え、モール部材をウインドウガラスの周縁部に嵌装し
て、モール部材の浮き上がりや周方向の波打ちを阻止す
ることができ、もって品質感を高めることができる実用
上大なる効果がある。
さらに、車体側開口周縁部のロケート部と嵌合する被ロ
ケート部を、モール部材の一般部より硬度を高くしてモ
ール部材と一体に樹脂で形成するようにしたため、モー
ル部材の柔軟な一般部でパーティング間隙を確実に覆
い、モール部材と一体で、かつ、硬質である被ロケート
部で正確に位置決めを行うことができ、しかも、被ロケ
ート部が樹脂であることから組付時に被ロケート部で車
体側に傷を付けるおそれが無くなるという効果もある。
ケート部を、モール部材の一般部より硬度を高くしてモ
ール部材と一体に樹脂で形成するようにしたため、モー
ル部材の柔軟な一般部でパーティング間隙を確実に覆
い、モール部材と一体で、かつ、硬質である被ロケート
部で正確に位置決めを行うことができ、しかも、被ロケ
ート部が樹脂であることから組付時に被ロケート部で車
体側に傷を付けるおそれが無くなるという効果もある。
また、樹脂製のモール部材の被ロケート部回りに隆起部
を一体に形成したため、別体のスペーサを用いることな
くウインドウガラスと車体側開口周縁部との間の車室内
側クリアランスを正確に設定することができるうえ、ロ
ケート部または被ロケート部の凸状部分を短くしてその
部分の強度を増すことができる。さらに、隆起部の外周
に接着剤を回り込ませるようにしたため、ウインドウガ
ラスに加えてモール部材をも車体に強固にかつ安定して
接着固定することができ、しかも、隆起部の外周に回り
込ませた接着剤によって被ロケート部の取付強度を向上
させつつ、ロケート部のシール性を確保することができ
る。したがって、本発明によれば、組付完了後における
被ロケート部回りの強度低下やシール性低下を招くこと
なく、樹脂製の被ロケート部の持つ特性により、モール
部材を車体側開口周縁部に対して容易にかつ確実に位置
決め固定することができ、しかも、被ロケート部を高精
度でかつ低コストで製造することができるという優れた
効果を奏する。
を一体に形成したため、別体のスペーサを用いることな
くウインドウガラスと車体側開口周縁部との間の車室内
側クリアランスを正確に設定することができるうえ、ロ
ケート部または被ロケート部の凸状部分を短くしてその
部分の強度を増すことができる。さらに、隆起部の外周
に接着剤を回り込ませるようにしたため、ウインドウガ
ラスに加えてモール部材をも車体に強固にかつ安定して
接着固定することができ、しかも、隆起部の外周に回り
込ませた接着剤によって被ロケート部の取付強度を向上
させつつ、ロケート部のシール性を確保することができ
る。したがって、本発明によれば、組付完了後における
被ロケート部回りの強度低下やシール性低下を招くこと
なく、樹脂製の被ロケート部の持つ特性により、モール
部材を車体側開口周縁部に対して容易にかつ確実に位置
決め固定することができ、しかも、被ロケート部を高精
度でかつ低コストで製造することができるという優れた
効果を奏する。
第１図は本発明の一実施例を示す分解後斜視図、第２図
は同実施例のモール部材を示す斜視図、第３図は同実施
例の取付けた状態での断面図、第4,5図は本発明の各異
なる実施例を示す断面図、第６図は従来のウインドウガ
ラスの接着取付部構造を備えた自動車の背面図、第７図
は第６図のＸ−Ｘ線断面図である。 ４……ウインドウガラス、５……開口部（車体側開口
部）、６……接着剤、７……車体側開口周縁部、８……
ロケート孔（ロケート部）、8A……凹部（ロケート
部）、8B……凸部（ロケート部）、10……ロケートピン
（被ロケート部）、10D……突起（被ロケート部）、10E
……凹部（被ロケート部）、11,11D,11E……モール部
材、14……隆起部、φ……パーティング間隙、δ……ク
リアランス。
は同実施例のモール部材を示す斜視図、第３図は同実施
例の取付けた状態での断面図、第4,5図は本発明の各異
なる実施例を示す断面図、第６図は従来のウインドウガ
ラスの接着取付部構造を備えた自動車の背面図、第７図
は第６図のＸ−Ｘ線断面図である。 ４……ウインドウガラス、５……開口部（車体側開口
部）、６……接着剤、７……車体側開口周縁部、８……
ロケート孔（ロケート部）、8A……凹部（ロケート
部）、8B……凸部（ロケート部）、10……ロケートピン
（被ロケート部）、10D……突起（被ロケート部）、10E
……凹部（被ロケート部）、11,11D,11E……モール部
材、14……隆起部、φ……パーティング間隙、δ……ク
リアランス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−100022（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−113480（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−113482（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−24884（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】車体側開口周縁部にロケート部を形成する
一方、前記車体側開口周縁部に接着されるウインドウガ
ラスの周縁部に該ウインドウガラスと車体側開口周縁部
との間に形成される車外側のパーティング間隙を覆う樹
脂製のモール部材を嵌装し、このモール部材の前記ロケ
ート部と対応する部分に、該ロケート部に嵌合する被ロ
ケート部を、パーティング間隙を覆うモール部材の一般
部よりも硬度を高くして一体に樹脂で形成すると共に、
前記モール部材の該被ロケート部回りに、ウインドウガ
ラスと車体側開口周縁部との間の車室内側クリアランス
を設定する隆起部を一体に形成し、この隆起部の外周に
ウインドウガラス接着用の接着剤を回り込ませたことを
特徴とするウインドウガラスの接着取付部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60274702A JPH0761767B2 (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | ウインドウガラスの接着取付部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60274702A JPH0761767B2 (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | ウインドウガラスの接着取付部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62134321A JPS62134321A (ja) | 1987-06-17 |
| JPH0761767B2 true JPH0761767B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=17545366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60274702A Expired - Lifetime JPH0761767B2 (ja) | 1985-12-06 | 1985-12-06 | ウインドウガラスの接着取付部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0761767B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH065211Y2 (ja) * | 1987-02-18 | 1994-02-09 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両のモ−ル取付構造 |
| JPH02296533A (ja) * | 1989-05-09 | 1990-12-07 | Honda Motor Co Ltd | 自動車用ウインドガラスの位置決め固定方法 |
| JPH0728016Y2 (ja) * | 1989-05-27 | 1995-06-28 | 関東自動車工業株式会社 | 自動車用ウィンドガラスの位置決め装置 |
| JP2018012438A (ja) * | 2016-07-21 | 2018-01-25 | トヨタ車体株式会社 | ウインドシールドガラスの取付構造 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1081732A (en) * | 1977-12-27 | 1980-07-15 | Cleon C. Morgan | Window assembly |
| JPS58113482A (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-06 | 橋本フオ−ミング工業株式会社 | ウインドウの製造方法 |
| JPS58113480A (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-06 | 橋本フオ−ミング工業株式会社 | ウインドウ |
-
1985
- 1985-12-06 JP JP60274702A patent/JPH0761767B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62134321A (ja) | 1987-06-17 |
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