JPH02341Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH02341Y2
JPH02341Y2 JP1981035676U JP3567681U JPH02341Y2 JP H02341 Y2 JPH02341 Y2 JP H02341Y2 JP 1981035676 U JP1981035676 U JP 1981035676U JP 3567681 U JP3567681 U JP 3567681U JP H02341 Y2 JPH02341 Y2 JP H02341Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
instrument
rim
pad
instrument panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981035676U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57148531U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981035676U priority Critical patent/JPH02341Y2/ja
Publication of JPS57148531U publication Critical patent/JPS57148531U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH02341Y2 publication Critical patent/JPH02341Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のインストルメントパネルに
形成されたベンチレータ吹出口等のための開口部
と、インストルメントパネル表面に着設されるイ
ンストルメントパツドの開口部とを、誤差ないし
余裕のためのスキマを目立たなくして合致させる
ことができるようにしたインストルメントパツド
開口部の合わせ構造に関する。
〔従来の技術〕
従来のインストルメントパツド開口部の合わせ
構造としては、例えば第1〜5図(実開昭55−
103433号公報参照)に示すものがある。
即ち、第1図に示すように、インストルメント
パネル1にはベンチレータ吹出口2等が設けら
れ、そのためインストルメントパネル1には第2
図に示すように開口部3が形成されている。ま
た、インストルメントパネル1の表面にはインス
トルメントパツド4が取り付けられる。このイン
ストルメントパツド4は、インストルメントパネ
ル1の開口部3と連通する開口部5を有してい
る。インストルメントパツド4には、その開口部
5の内周面5aから表面5bまで連続して塩化ビ
ニール等からなる表皮6が被着されている。
第2図に示す例においては、インストルメント
パツド4の開口部5の径がインストルメントパネ
ル1の開口部3の径よりも大きく、インストルメ
ントパツド4の開口部5内にインストルメントパ
ツド4の開口部5内にインストルメントパネル1
の表面の一部が露出するようにしてあり、この部
分を表皮6の延長部7で被覆するようにしてい
る。また、インストルメントパツド4の取り付け
時の誤差、すなわちインストルメントパツド4の
開口部5とインストルメントパネル1の開口部3
とのずれを目立たなくするため、これらの開口部
5,3内に別体で用意した枠8が装着される。枠
8は、インストルメントパネル1の開口部3側に
位置される筒状部9と、筒状部9の端部外周に一
体に設けられ、且つ前記表皮6の延長部7上に係
止されるフランジ部10とからなつている。
このように、枠8はフランジ部10を有するの
で、第3図に示すように、インストルメントパツ
ド4の開口部5が所定位置からずれている場合で
も、外観上何ら問題のない状態とすることができ
る。即ち、インストルメントパツド4を取り付け
る際は、車両中心線である第1図のOX線、また
はメーター中心線を基準として正確な位置決めを
行なうけれども、多少の取付誤差および製作誤差
は避けられないため、これの対策として上記のよ
うな開口部の合わせ構造が採用される。
しかし、上記した従来のインストルメントパツ
ドの開口部の合わせ構造においては、別体の枠8
を用いる構成であるので、複雑でコスト高となる
欠点がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記のような欠点を緩和するため、第4,5図
に示す合わせ構造も既に提案されている。
この構造は、別体の枠8を用いる代りに、イン
ストルメントパネル1の開口部3を囲むリム11
を、インストルメントパネル1と一体でこれの表
面側に突設し、リム11がインストルメントパツ
ド4の開口部5内に位置するようにしてある。ま
た、インストルメントパツド4の開口部5の径
は、リム11の外径よりも僅かに大きくしてゆと
りを持たせ、開口部5の内周面を被覆する表皮6
の部分6aとリム11の外周との間に小さいスキ
マS0を設けるようにしている。なお、表皮6の延
長部7はこの構造では不要であるため、削除して
ある。
上記のように僅かなスキマS0を設けてあるの
で、インストルメントパツド4の取付誤差および
製作誤差を吸収することができ、外観の劣化を小
さく抑えることが可能であると共に、枠8のよう
な別部品を用いる必要がないので安価になる利点
はある。
しかし、第5図に示すように、インストルメン
トパツド4の開口部5の位置が最大限ずれると、
スキマS1の幅が倍になる部分が生じるので目につ
き易く、外観がそこなわれてしまう問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、本考案の構成を実施例に対応す
る第6〜15図を用いて説明すると、本考案は、
インストルメントパネル1の開口部3を囲むイン
ストルメントパネルと一体のリム11をインスト
ルメントパネル1の表側に突設し、このリム外周
を囲むリム外径よりも径の大きい開口部5を有す
るインストルメントパツド4をインストルメント
パネル表面に着設し、インストルメントパツド4
の開口部内周面5aから表面5bに亘つて表皮6
を被着してなるインストルメントパツド開口部の
合わせ構造において、インストルメントパツド4
の開口部5内周面を被覆する表皮の部分6aの少
なくともインストルメントパネル1の表面寄り端
部を、リム11外周面に対して近接又は当接する
よう可撓性をもたせて内方に突出したものであ
る。
〔作用〕
本考案は、以上のように構成されているので、
インストルメントパネル1の表側に突設したリム
11の外周とインストルメントパツド4の開口部
5との間に余裕をもたせるために設けたスキマ
を、開口部5の内周を被覆する表皮の部分6aの
インストルメントパネルの表面寄り端部を、その
可撓性を利用してリム11の外周面に対して近接
又は当接させることによりカバーして目立たなく
することができる。
〔実施例〕
以下、第6図〜第15図に示す実施例により本
考案を説明する。
第6,7図は本考案の第1実施例を示し、イン
ストルメントパネル1の開口部3を囲むインスト
ルメントパネル1と一体のリム11をインストル
メントパネル1の表側に突設し、このリム11外
周を囲むリム11外径よりも径の大きい開口部5
を有するインストルメントパツド4をインストル
メントパネル1表面に着設し、インストルメント
パツド4の開口部5内周面から表面に亘つて表皮
6を被着してある。
表皮6のうち、インストルメントパツド4の開
口部5内周を被覆する部分6aのインストルメン
トパネル1の表面寄り端部を、リム11外周に対
して近接又は当接するよう可撓性をもたせて内方
に突出してある。
即ち、表皮部分6aはインストルメントパツド
4の開口部5内周面に非接着の状態とされてい
る。そして、表皮部分6aの自由端部は、表皮6
自体の弾力を利用して前記リム11外周の付け根
部に当接又は近接させ、リム11外周とインスト
ルメントパツド4の開口部5との間の僅かなスキ
マを塞ぐようにしてある。
第6図は表皮部分6aでこのスキマを完全に塞
ぐことができ、最良の外観が得られ状態である。
しかし、第7図のように、インストルメントパツ
ド4の開口部5に位置のずれが生じた場合でも、
表皮部分6aがカバーするのでリム11に近接
し、リム11と表皮部分6aとのスキマS2は充分
小さくて目立たなくなり、外観に影響することが
なくなる。
第8図,9図は本考案の第2実施例を示し、リ
ム11の付け根側に向つて傾斜した表皮部分6a
の内面までインストルメントパツド4を充満させ
ると共に、表皮部分6aに適度の可撓性をもたせ
るために、表皮部分6aの内側近傍においてイン
ストルメントパツド4に断面四角形の環状の肉抜
き12を設けたものである。この場合も、第9図
のようにリム11に表皮部分6aは近接し、リム
11と表皮部分6aとのスキマS3は小さくなる。
第10,11図は本考案の第3実施例であり、
この場合は第8,9図の断面四角形の肉抜き12
の代りに、表皮部分6aの傾斜に沿う斜面を有す
る断面三角形の環状の肉抜き13を設けたもので
あり、リム11に表皮部分6aは近接し、リム1
1と表皮部分6aとのスキマS4は小さくなる。
第12,13図は第4実施例を示し、インスト
ルメントパツド4の開口部5内周面から分離した
表皮部分6aの自由端側を、開口部5内周面側に
屈曲させたものであり、同じくスキマS5は小さく
なる。
第14,15図は第5実施例を示し、表皮部分
6aのリム11付け根寄り端部をリム11外側に
屈曲させると共に、表皮部分6aの内面までイン
ストルメントパツド4を充満させ、さらに表皮部
分6aに適度の可撓性をもたせるために、表皮部
分6aの内側近傍においてインストルメントパツ
ド4に断面三角形の環状の肉抜き14を設けたも
のであり、同様にスキマS6は小さくなる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上のような構成と作用を有してお
り、インストルメントパツド4の開口部5内周を
被覆する表皮部分6aの端部を可撓性をもたせて
突出させ、インストルメントパネル1表面側に突
設したリム11外周に当接又は近接させるように
したので、インストルメントパツド4の開口部5
とリム11外周との間に余裕をもたせるために設
けたスキマをカバーして目立たなくすることがで
き、従つてインストルメントパツド4の開口部5
が所定位置からずれている場合でも、スキマの発
生が小さくて済む。
従つて本考案によると、安価な構成でインスト
ルメントパツド開口部の取付誤差および製作誤差
を吸収することができると共に、インストルメン
トパネル及びインストルメントパツドの開口部の
互いのずれ或は誤差吸収用の余裕となるスキマを
極力目立たなくし、外観を良くすることができる
インストルメントパツド開口部の合わせ構造が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、自動車のインストルメントパネルの
全体を示す正面説明図、第2図は、第1図の−
線断面説明図であつて、従来のインストルメン
トパツド開口部の合わせ構造の断面説明図、第3
図は機能説明図、第4図は従来の他の構造を示す
断面説明図、第5図は第4図の機能説明図、第6
図は本考案の第1実施例に係るインストルメント
パツド開口部の合わせ構造の断面説明図、第7図
は第6図の機能説明図、第8図は第2実施例の断
面説明図、第9図は第8図の機能説明図、第10
図は第3実施例の断面説明図、第11図は第10
図の機能説明図、第12図は第4実施例の断面説
明図、第13図は第12図の機能説明図、第14
図は第5実施例の断面説明図、第15図は第14
図の機能説明図である。 1……インストルメントパネル、3……インス
トルメントパネル開口部、4……インストルメン
トパツド、5……インストルメントパツド開口
部、6……表皮、6a……インストルメントパツ
ド開口部5内周を被覆する表皮部分、11……リ
ム、12,13,14……肉抜き。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インストルメントパネルの開口部を囲むインス
    トルメントパネルと一体のリムをインストルメン
    トパネルの表側に突設し、このリム外周を囲むリ
    ム外径よりも径の大きい開口部を有するインスト
    ルメントパツドをインストルメントパネル表面に
    着設し、インストルメントパツドの開口部内周面
    から表面に亘つて表皮を被着してなるインストル
    メントパツド開口部の合わせ構造において、イン
    ストルメントパツド開口部内周面を被覆する表皮
    の開口リム部分の少なくともインストルメントパ
    ネルの表面寄り端縁部は、開口拡大方向に屈曲可
    能で且つインストルメントパネルの開口リム部外
    周面に向つて突出していることを特徴とするイン
    ストルメントパツド開口部の合わせ構造。
JP1981035676U 1981-03-14 1981-03-14 Expired JPH02341Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981035676U JPH02341Y2 (ja) 1981-03-14 1981-03-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981035676U JPH02341Y2 (ja) 1981-03-14 1981-03-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57148531U JPS57148531U (ja) 1982-09-18
JPH02341Y2 true JPH02341Y2 (ja) 1990-01-08

Family

ID=29832935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981035676U Expired JPH02341Y2 (ja) 1981-03-14 1981-03-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02341Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4313520Y1 (ja) * 1965-12-13 1968-06-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4313520Y1 (ja) * 1965-12-13 1968-06-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57148531U (ja) 1982-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02341Y2 (ja)
JP2531358Y2 (ja) ケーブルリール
JPH0740264Y2 (ja) 防水グロメット
JPH0313939Y2 (ja)
JPH0534303Y2 (ja)
JPH0132567Y2 (ja)
JP3943858B2 (ja) グロメット
JPH023935Y2 (ja)
JPH0761767B2 (ja) ウインドウガラスの接着取付部構造
JPH0351238Y2 (ja)
JPH032429Y2 (ja)
JP2598130Y2 (ja) ポジションセンサ
JPS5881820A (ja) フルプレスドアにおけるドアガラスのガイド部材保持構造
JPH058174Y2 (ja)
JPS633882Y2 (ja)
JP2545769Y2 (ja) ドアシール構造
JP2551230Y2 (ja) 操作レバー用ブーツ取付け構造
JPH027726Y2 (ja)
JPH0511694Y2 (ja)
JPS6029108Y2 (ja) テ−プレコ−ダ
JPS6061922U (ja) チルト式サンル−フのサンシエ−ド装置
JPS59114500U (ja) 車両用送風機
JPS6214642Y2 (ja)
JPH02143587U (ja)
JPH0313058Y2 (ja)