JP2598130Y2 - ポジションセンサ - Google Patents

ポジションセンサ

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JP2598130Y2
JP2598130Y2 JP1993027551U JP2755193U JP2598130Y2 JP 2598130 Y2 JP2598130 Y2 JP 2598130Y2 JP 1993027551 U JP1993027551 U JP 1993027551U JP 2755193 U JP2755193 U JP 2755193U JP 2598130 Y2 JP2598130 Y2 JP 2598130Y2
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JP
Japan
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casing
cover
rib
position sensor
wall surface
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満 関谷
由行 渡辺
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Mikuni Corp
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Mikuni Corp
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばスロットルバル
ブ等の開度を検出するポジションセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車両等のスロットルバルブなどの
開度を検出するポジションセンサは、スロットルバルブ
の開閉動作に連動するロータにブラシを固定し、このブ
ラシをエレメントに印刷された抵抗体の上で摺動させ、
スロットルバルブの開度に応じた電圧を出力するように
なっている。
【0003】このようなポジションセンサでは、エレメ
ント、ロータ及び抵抗体は、通常、ケーシングに一括し
て収容されており、この状態でケーシングにはカバーが
嵌合される。
【0004】従来、このカバーを装着するあたっては、
例えば上述したスロットルポジションセンサの場合、ケ
ーシングの開口部に対してカバーを奥に挿入した状態
で、開口部周囲のケーシング端縁部を部分的に加熱して
内側に折り曲げ(熱カシメ)、カバーをケーシング内に
仮固定した状態でカバー上に樹脂材料を流し込み、カバ
ーをケーシングに対し、気密を保って固定している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このカ
バー装着法は、上述したように樹脂充填に先立って、カ
バーの仮固定のためにケーシング端縁部を加工する必要
があり、装着工程が複雑化し作業に手間を要する。
【0006】加えて、この装着法は仮固定されたカバー
の上面全域にわたって樹脂材料を充填するためにカバー
の仮固定が不充分である場合、ケーシング、カバー間に
生じた間隙を介して樹脂材料がケーシング内部に侵入し
てしまう恐れがある。
【0007】本考案は、このような問題点に鑑み、ポジ
ションセンサのカバー装着作業を簡略化することを可能
にして、なおかつカバー、ケーシング間に間隙が生じに
くいポジションセンサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係るポジション
センサは、抵抗体を収容するケーシングと、ケーシング
内に収容されて被検出体の動作に連動する移動体と、移
動体に固定され抵抗体上で摺動するブラシと、ケーシン
グに嵌合されるカバーとを備え、カバーには、カバーの
嵌合状態において、ケーシングの内壁面と接触するカバ
ー外周に沿って、ケーシングの外に開口する溝と、この
溝より外側に位置してケーシング内壁に圧接するリブと
が形成されることを特徴としている。
【0009】
【実施例】以下、本考案のポジションセンサを、スロッ
トルバルブを被検出体としてその開度を検出するスロッ
トルポジションセンサに例をとり説明する。図1は本考
案によるスロットルポジションセンサを示す断面図であ
って、ケーシングに対してカバーを組付けた状態を示し
ている。
【0010】図示しないスロットルバルブに連動する移
動体としてのロータ10にはブラシ11が固定されてい
る。このブラシ11は、スロットルバルブの回動によっ
て、エレメント20に印刷された抵抗体21上で摺動
し、これによりスロットルバルブの開度に応じた電圧が
出力される。ロータ10、ブラシ11及びエレメント2
0(抵抗体21を含む)は、共にケーシング30内に収
容され、このケーシング30にはカバー40が嵌合され
る。
【0011】ロータ10は、カバー40に設けられた貫
通穴41に嵌合され回転中心線Qを中心として回動可能
に支持される。また、ロータ10には、スロットルバル
ブの開閉動作に連動する連結部材(図示せず)が嵌合さ
れ、この連結部材を介してロータ10はスロットルバル
ブの開閉動作に連動し、カバー40との間に設けられた
スプリング12を捩るように回転中心線Qを中心として
回動する。
【0012】ロータ10は、スプリング12によって図
の左方に付勢されており、スプリング12のばね力によ
り、回転中心線Q上に突設されたロータストッパ13が
エレメント20に接触し、また、ブラシ11がエレメン
ト20の抵抗体21に摺接する。
【0013】エレメント20は、ロータストッパ13を
介して、スプリング12のばね力により左方に付勢さ
れ、後述するケーシング30の受け部33に当接した状
態で保持される。エレメント20は、例えばロータ10
の回転中心線Q周りに等角度を以て隔置された複数のケ
ーシング突出部31によって外側から支持される。
【0014】図2に拡大して示すように、ケーシング突
出部31とケーシング内壁面33との間には、隙間32
が形成されており、カバー40がケーシング30に嵌合
された際、この隙間32には、カバー40に設けられた
爪42が嵌挿される。カバー40の爪42は、貫通孔4
1(図1)に沿う方向に延びており、その円周方向に所
定の間隔をおいて複数箇所(例えば、3箇所)設けられ
る。
【0015】カバー40をケーシング30に嵌合した状
態において、ケーシング内壁面33に接触するカバー外
壁面43の近傍には、ケーシング30の外側に開口する
溝44が形成される。また、この溝44とカバー外壁面
43との間にはリブ45が形成される。
【0016】図3はケーシング30に装着していない状
態のカバー40単体の正面図であり、図4及び図5はカ
バー40の部分的断面図である。図示するように、溝4
4はカバー40の外周にわたって連続して形成される。
リブ45は、その先端部に近づくにつれて外側に傾き、
リブ45を含むカバー外形寸法は、ケーシング30のカ
バー嵌合部寸法よりも大きくなるように形成される。
【0017】リブ45は、溝44と同様にカバー40の
ほぼ外周に沿って連続して形成されるが、少なくともそ
の外周輪郭上で変曲点となる部分T(本例では、カバー
40の円形輪郭部分と矩形輪郭部分の境界や矩形輪郭部
の角部)においては、図6に示すように、スリット46
が設けられる。
【0018】図3及び図4に示したように、リブ45に
はカバー40の円周方向に約120度の間隔をあけて外
側に突き出す突起47が設けられる。また、ケーシング
内壁面33には、これらの突起47を相補する形状の凹
部34(図2参照)が設けられる。
【0019】本実施例のポジションセンサの作用を以下
に説明する。ケーシング30にカバー40を嵌合するに
あたり、まずリブ45の各突起47の位置を各凹部34
の位置に合わせ、カバー40をケーシング開口部35の
中にに挿入し、凹部34に突起47を嵌入する。
【0020】この時、外方に傾斜したリブ45は、ケー
シング内壁面33との接触により、図4、5の矢印で示
すように溝44側に変位する。この結果、リブ45はそ
の弾性復元力を以てケーシング内壁面33に圧接するこ
とになり、この圧接力を以てケーシング開口部35内の
所定位置にカバー40を仮固定することができる。尚、
この際、スリット46があることにより、変曲点部分T
周囲のリブ45も同様に溝44側に変位した状態でケー
シング内壁面33に圧接することができる。
【0021】カバー40の仮固定後、リブ45の先端よ
り突き出すケーシング端縁部36と、カバー40の側面
48(図2)とによって挟まれる環状の凹部に樹脂材料
Sが充填される。樹脂材料Sは溝44の中にも侵入する
ことになり、この後の樹脂材料Sの固化によりリブ45
自体の剛性が高められて、カバー40とケーシング30
との固着度が高められる。
【0022】このように本実施例によれば、予めリブ4
5を外側に傾斜させ、溝44側に変位した状態でケーシ
ング30内に嵌合されるため、リブ45はケーシング内
壁面33に対し圧接され、ケーシング端縁部36を変形
させることなくワンタッチでカバー40をケーシング3
0に対して仮固定することができる。
【0023】また、リブ45とケーシング内壁面33と
は圧接状態にあるため、この間には隙間が生じにくく、
従って樹脂材料Sのケーシング内部への侵入が防止され
る。更に、カバー40の側面48周囲に限定して環状に
樹脂材料Sを充填するため、カバー全域にわたって樹脂
材料を被せるのに比較して樹脂材料自体の使用量も少な
くなる。
【0024】以上、ケーシング内壁面に対するリブの圧
接状態を、カバー装着時のリブの弾性復元力により得る
ようにした実施例を以て説明したが、この圧接形態は上
記実施例に限定されるものではなく、例えば凝固時、そ
の体積を増加させるような樹脂材料を溝に充填すること
でもリブをケーシング内壁面に対して圧接することがで
きる。この場合、リブは外側に傾斜して形成される必要
はない。
【0025】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ポジショ
ンセンサのカバー装着作業を簡略化でき、カバー、ケー
シング間に間隙が生じないようなポジションセンサを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るポジションセンサを示
す縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図1のポジションセンサを構成するカバーの正
面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿ったカバーの断面図で
ある。
【図5】図3のV−V線に沿ったカバーの断面図であ
る。
【図6】図3のVI部分を拡大した外観斜視図である。
【符号の説明】
11 ブラシ 21 抵抗体 30 ケーシング 40 カバー 44 溝 45 リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 7/00 - 7/34 102 G01D 5/00 - 5/252 G01D 5/39 - 5/62

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抵抗体を収容するケーシングと、該ケー
    シング内に収容されて被検出体の動作に連動する移動体
    と、該移動体に固定され上記抵抗体上で摺動するブラシ
    と、該ケーシングに嵌合されるカバーとを備え、該カバ
    ーには、上記ケーシングの外側に開口する溝と、該溝よ
    り外側に位置してケーシング内壁面に圧接されるリブと
    が形成されることを特徴とするポジションセンサ。
  2. 【請求項2】 上記リブには、上記カバーの外周輪郭の
    変曲部位においてリブ高さ方向にスリットが形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のポジションセンサ。
  3. 【請求項3】 上記リブの少なくとも一部には、上記ケ
    ーシングと接する面に突起が形成されると共に、上記ケ
    ーシングの内壁面には、上記突起に係合する凹部が形成
    されることを特徴とする請求項1に記載のポジションセ
    ンサ。
JP1993027551U 1993-04-27 1993-04-27 ポジションセンサ Expired - Fee Related JP2598130Y2 (ja)

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