JP2600279Y2 - 開度センサ - Google Patents

開度センサ

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JP2600279Y2
JP2600279Y2 JP1992077515U JP7751592U JP2600279Y2 JP 2600279 Y2 JP2600279 Y2 JP 2600279Y2 JP 1992077515 U JP1992077515 U JP 1992077515U JP 7751592 U JP7751592 U JP 7751592U JP 2600279 Y2 JP2600279 Y2 JP 2600279Y2
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Japan
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case
rotor
cover
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fitted
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満 関谷
由行 渡辺
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Mikuni Corp
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スロットルバルブ等の
被検出体の開度を検出する開度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スロットルバルブの開度を検出す
るスロットルポジションセンサとして、スロットルバル
ブの開閉動作に連動するロータにブラシを固定し、この
ブラシをエレメントに印刷された抵抗体上で摺動させ、
スロットルバルブの開度に応じた電圧を出力させるもの
がある。エレメント、ロータおよびブラシは、ケースに
収容され、このケースにはカバーが嵌合される。
【0003】エレメントはセラミックで形成されてお
り、その外形寸法には、±0.15〜0.2mm程度の
誤差がある。このため抵抗体の印刷には、特別の治具が
用いられており、この治具によってエレメントが3方向
から所定の位置に位置決めされ、抵抗体が印刷される。
これにより、印刷中心がエレメントの中心に正確に一致
する。抵抗体を印刷されたエレメントは、その印刷中心
をロータの回動中心に一致された状態でケースに圧入さ
れ、ケース内面のリブを削るようにして組付けられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来のスロッ
トルポジションセンサでは、ケースにエレメントが圧入
される際、エレメントの印刷中心がロータの回動中心に
対してわずかでもずれていると、リブの削れ方に不均一
を生じ、ずれが修正されることなく組付けられてしま
う。そのずれ量は、出力電圧値に換算すると50mV以
上であり、センサとしての精度上、大きな問題となって
いる。
【0005】本考案は、ケースにカバーを嵌合させるこ
とにより、ケースに設けられた位置決め部材が変位して
固定部材(エレメント)を支持するとともに固定部材を
ロータの回転中心に対して所定の位置に位置決めさせる
ことができ、これにより出力電圧値の精度を大幅に向上
させることができる開度センサを提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係る開度センサ
は、被検出体の開閉動作に連動して回動するロータに固
定されたブラシを、固定部材に設けられた抵抗体上で摺
動させ、被検出体の開度に応じた電圧を出力する開度セ
ンサであって、固定部材、ロータおよびブラシを収容す
るケースと、ケースに嵌合されるカバーとを備え、ケー
スには固定部材に係合する位置決め部材が設けられ、カ
バーがケースに嵌合されて位置決め部材が変形すること
により、位置決め部材が固定部材をロータの回転中心に
向かって押圧することを特徴としている。
【0007】
【実施例】以下図示実施例により、本考案を説明する。
図1は、本考案の一実施例であるスロットルポジション
センサを示す断面図である。図示しないスロットルバル
ブに連動するロータ10には、ブラシ11が固定されて
いる。このブラシ11は、スロットルバルブの回動によ
って、固定部材すなわちエレメント20に印刷された抵
抗体21(図3)上で摺動し、これによりスロットルバ
ルブの開度に応じた電圧が出力される。ロータ10、ブ
ラシ11およびエレメント20は、ケース30に収容さ
れ、このケース30にはカバー40が嵌合される。
【0008】ロータ10は、カバー40に設けられた貫
通孔41に嵌合され、仮想線Q(以下、回転中心Qとい
う)を中心として回動可能に支持される。ロータ10に
は、スロットルバルブの開閉動作に連動して回動する連
結部材(図示しない)が嵌合されており、ロータ10
は、この連結部材を介してスロットルバルブの開閉動作
に連動し、カバー40との間に設けられたスプリング1
2を捩じるように回転中心Qを中心として回動する。ま
たロータ10は、スプリング12によって図の左方に付
勢されており、このスプリング12のバネ力により、回
転中心Qに沿って突設されたロータストッパ13がエレ
メント20に当接し、また、ブラシ11がエレメント2
0の抵抗体21(図3)に摺接する。
【0009】エレメント20は、ロータストッパ13を
介して、スプリング12のバネ力によって左方に付勢さ
れ、後述するケース30の受け部33に当接した状態で
保持される。エレメント20は、セラミック等から形成
され、またエレメント20には、ロータ10の回転中心
Qに直角な3方向(図3に示す矢印D方向)から、後述
するケース30の突出部31が係合される。これにより
エレメント20は、抵抗体21の印刷中心P(図3)が
ロータ10の回転中心Qに正確に一致するように位置決
めされる。
【0010】エレメント20への抵抗体21の印刷は、
図3に示すように、その印刷中心Pがエレメント20の
中心に正確に一致するように、図示しない特別の治具を
用いて行われる。すなわち、治具によってエレメント2
0が3方向から所定の位置に位置決めされ、この状態で
抵抗体21が印刷される。
【0011】ケース30の突出部31は、図1、図2お
よび図4に示すように、ケース30内面に円周方向に所
定の間隔(本実施例では約120°)をあけて3つ設け
られる。これら突出部31とケース30内面との間には
それぞれ、隙間32が形成されており、カバー40がケ
ース30に嵌合された際、各隙間32には、カバー40
に設けられた爪42が嵌挿される。カバー40の爪42
は、カバー40における円周方向に所定の間隔をおいた
3箇所に、それぞれ貫通孔41に沿う方向に突設され
る。
【0012】これらカバー40の爪42が、矢印A方向
(図2)に沿って各隙間32に嵌挿されると、ケース3
0の突出部31はそれぞれ、ケース30の中心に向けて
矢印B方向(図2)に湾曲し、ケース30の中心と突出
部31との間隔C(図4)がそれぞれ小さくなる。これ
によりエレメント20は、ロータ10の回転中心Qと直
角な3方向(矢印D方向)から係合される突出部31に
よって位置を規制され、抵抗体21の印刷中心Pがロー
タ10の回転中心Qに正確に一致せしめられる。
【0013】ケース30の受け部33は、ケース30に
おける各突出部31の間にそれぞれ設けられる。これら
受け部33は、エレメント20の図1中左側面に係合
し、スプリング12に付勢されたロータ10のロータス
トッパ13との間で、エレメント20を支持する。
【0014】図5および図6は、出力電圧値とスロット
ル開度との関係を示す図である。図5は本実施例のスロ
ットルポジションセンサの出力特性を示しており、図6
は従来のスロットルポジションセンサの出力特性を示
す。各図中、◇はデータの偏差値σ、△は−σ、×は3
σ、▽は−3σをそれぞれ示しており、また破線は生産
管理値を示す。
【0015】これらの図において、両者を比較すると、
図6に示す従来のスロットルポジションセンサでは、ス
ロットル開度に対する出力電圧値の誤差、3δが±50
mV以上であるのに対して、図5に示す本実施例のスロ
ットルポジションセンサでは、スロットル開度70度付
近でも3δが±37mVに収まっている。
【0016】以上のように上記実施例によれば、ケース
30にカバー40を嵌合させることにより、エレメント
20の抵抗体21の印刷中心Pがロータ10の回転中心
Qに正確に一致するように、エレメント20を位置決め
することができる。これにより、エレメント20の抵抗
体21とロータ10のブラシ11とのロータ10回動時
における正確な位置関係を確保することができ、出力電
圧値の精度を大幅に向上させることができる。
【0017】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ケースに
カバーを嵌合させることにより、固定部材(エレメン
ト)をロータの回転中心に対して所定の位置に位置決め
させることができ、これにより出力電圧値の精度を大幅
に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るスロットルポジション
センサを示す断面図である。
【図2】図1のスロットルポジションセンサの一部拡大
断面図である。
【図3】図1のスロットルポジションセンサのエレメン
トを示す右側面図である。
【図4】図1のスロットルポジションセンサのケースを
示す右側面図である。
【図5】図1のスロットルポジションセンサの出力電圧
値とスロットル開度との関係を示す図である。
【図6】従来のスロットルポジションセンサの出力電圧
値とスロットル開度との関係を示す図である。
【符号の説明】
10 ロータ 11 ブラシ 20 エレメント(固定部材) 21 抵抗体 30 ケース 31 突出部(位置決め部材) 40 カバー 42 爪 Q ロータの回転中心

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出体の開閉動作に連動して回動する
    ロータに固定されたブラシを、固定部材に設けられた抵
    抗体上で摺動させ、被検出体の開度に応じた電圧を出力
    する開度センサであって、 前記固定部材、前記ロータ、および前記ブラシを収容す
    るケースと、 このケースに嵌合されるカバーとを備え、 前記ケースには前記固定部材に係合する位置決め部材が
    設けられ、 前記カバーが前記ケースに嵌合されて前記位置決め部材
    が変形することにより、前記位置決め部材が前記固定部
    材を前記ロータの回転中心に向かって押圧することを特
    徴とする開度センサ。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部材が前記ケース内の円周
    方向に所定の間隔で複数個設けられるとともに、前記カ
    バーには前記位置決め部材と同数の爪が設けられ、前記
    ケースに前記カバーが嵌合された状態において、前記位
    置決め部材はそれぞれ各爪によって湾曲され、前記ロー
    タの回転中心と直角な方向から前記固定部材に係合され
    ることを特徴とする請求項1に記載の開度センサ。
JP1992077515U 1992-10-13 1992-10-13 開度センサ Expired - Fee Related JP2600279Y2 (ja)

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