JPS6039814Y2 - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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Publication number
JPS6039814Y2
JPS6039814Y2 JP9678881U JP9678881U JPS6039814Y2 JP S6039814 Y2 JPS6039814 Y2 JP S6039814Y2 JP 9678881 U JP9678881 U JP 9678881U JP 9678881 U JP9678881 U JP 9678881U JP S6039814 Y2 JPS6039814 Y2 JP S6039814Y2
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JP
Japan
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coils
magnet
drum
coil
case
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JP9678881U
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English (en)
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JPS582678U (ja
Inventor
正治 樋口
Original Assignee
ソニー株式会社
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Publication date
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転体の回転検出装置に係り、特にVTR(ビ
デオテープレコーダ)のヘッドドラムの回転速度および
回転位相を検出するためのパルスジェネレータに用いて
好適なものである。
回転ヘッドドラムにヘッドを取付け、このヘッドによっ
て映像信号の記録再生を行なうようにしたヘリカルスキ
ャン方式のVTRにおいては、上記ヘッドドラムの回転
速度および回転位相を正確に規制する必要がある。
従ってヘッドドラムの回転速度および回転位相をパルス
ジェネレータで検出し、この検出出力をドラムサーボ回
路に加えてサーボ制御を行うようにしている。
第1図は本願出願人が実願昭55−1502Rにおいて
提案するパルスジェネレータであって、ヘッドドラム1
の下面には1個のマグネット2と5個のヨーク3とが円
周方向に60°間隔て設けられている。
これに対して上記マグネット2とヨーク3との回転軌跡
に対向して1個のコイル4と、そしてバイアスマグネッ
トを有する一対のコイル5゜6とが固定配置されている
このような構成において、ヘッドドラム1が矢印で示す
ように回転すると、バイアスマグネットを有するコイル
5,6はマグネット2およびヨーク3が通過する際の磁
束の変化によってパルスを生ずる。
よってコイル5によって第2図Aに示すようにドラム1
が1回転する間に6個のパルス7が得られる。
同様にコイル6によって第2図Bに示すようなパルス8
が得られる。
これに対してバイアスマグネットを有していないコイル
4はヨーク3が通過しても何ら磁束が生じないためにパ
ルスを発生せず、マグネット2が通過したときにのみ磁
束の変化によってパルスを生じ、第2図Cのようにドラ
ム1の1回転につき1個のパルス9を発生する。
そして第2図Aに示すパルス7と第2図Bに示すパルス
8とは時間tだけずれており、この時間tはドラム1の
回転速度に比例する。
また第2図Cに示すパルス9はドラム1の回転位相を代
表している。
従ってこれら3つのパルス信号?、8゜9によってドラ
ムの速度および位相サーボを行うことが可能になる。
このような構成は、単一の回転軌跡上に被検出子2,3
と検出子4,5.6とを配することを可能とするために
、ドラム1の下端面および対向する固定側の部分のパル
スジェネレータの占めるスペースを小さくすることがで
き、好ましいものとなる。
ところがこのような構成において、バイアスマグネット
を有するコイル5,6は互に近接しているために、上記
コイル5,6のバイアスマグネットの相互の磁気的干渉
が起る。
すなわち第3図Aに示スように、一対のコイル5,6を
互に近接して配した場合には、これらのコイル5,6に
それぞれ設けられているバイアスマグネット10の磁束
が互に干渉し合う。
一対のコイル5,6のバイアスマグネット10の着磁が
同方向の場合には、第3図Bに示すように磁束分布の中
心が互にΔθ1およびΔθ2だけ外側にずれて離間する
ようになり、また着磁が逆方向の場合には、互に近近接
するようになっている。
従って第3図Cに示すように、ヨーク3の通過時にコイ
ル5,6が発生スるパルス7.8のゼロクロス点は、コ
イル5.6のマグネット10および鉄心11の中心線と
対応する位置よりもそれぞれ、Δt1およびΔt2だけ
時間的にずれることになる。
これに対してマグネット2の通過時には、マグネット2
の超磁力によってヨーク3の場合よりもバイアスマグネ
ット10による影響が少なくなるために、パルス7.8
のゼロクロス点は第3図りに示すように、コイル5,6
のマグネット10および鉄心11の中心線と対応する位
置とほぼ一致することになる。
すなオ)ちコイル5,6の発生するパルス7゜8は、ヨ
ーク3の通過時とマグネット2の通過時とで、Δt=Δ
t1+Δtまた゛け異ってくることになる。
このように誤差を含むパルス信号によってヘッドドラム
1のサーボ制御を行うようにすれば、当然のことながら
ヘッドドラム1の回転精度は低下することになる。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、ヨークから成る被検出子とマグネットから戊る被検
出子とをそれぞれ回転体に取付けるとともに、バイアス
マグネットを有するコイルから戊る複数の検出子を前記
被検出子の回転軌跡に対向して固定配置し、これらの被
検出子と検出子とによって前記回転体の回転を検出する
ようにした装置において、前記複数の検出子の内の少な
くとも一つに磁路を形成するケースを設けるとともに、
このケースに凸部を形成し、この凸部を前記コイルの中
心に対してずらして前記複数の検出子のバイアスマグネ
ットによる磁束の相互干渉を補正するようにしたことを
特徴とする回転検出装置に係るものである。
従ってケースの凸部によってバイアスマグネットの相互
干渉による磁束のずれが補正され、誤差を含まない検出
出力を得ることができる。
よってこのような検出出力を用いて正確な速度サーボあ
るいは位相サーボを行なうことができる。
以下本考案をVTRにおけるヘッドドラムの回転検出装
置に適用した一実施例を図面を参照して説明する。
第4図に示すようにVTRの回転ヘッドドラム16の下
端面には、1個ののマグネット17と5個のヨーク18
とが円周方向に60°間隔で配されており、これらのマ
グネット17とヨーク18とが被検出子を構成している
これに対してて上記ヘッドドラム16の下側に配されて
いる固定ガイドドラム19の上端面には、マグネットを
具備していない1個のコイル20と、そしてバイアスマ
グネットを有する一対のコイル21.22とが配されて
いる。
これらのコイル20,21.22は上記回転側のマグネ
ット17とヨーク18との回転軌跡に対向して配されて
おり、これによって検出子を構成している。
なおバイアスマグネットを有する一対のコイル21.2
2のドラム19の中心に対してなす角度は、上記マグネ
ット17とヨーク18との円周方向における配置角度、
すなわち60°よりも小さく、例えば30°に構成され
ており、また一方のコイル22はドラム19の中心に対
してマグネットを具備していないコイル20と対称な位
置に配されている。
上記バイアスマグネットを有する一対のコイル21.2
2は第6図および第7図に示すように脅威樹脂製ボビン
23に巻装されて形成されている。
ボビン23の中心部には貫通孔24が形成されており、
この貫通孔24にはピン状の鉄心25が貫通している。
そして鉄心25の下端には半径方向に延びるようにバイ
アスマグネット26が配されている。
さらにコイル21.22の外周部には磁性材料か成る円
筒状のケース27が取付けられている。
このケース27には、その円周方向の特定の位置に、上
下に延出された突片28,29が形成されており、これ
らの突片28,29が磁束変更手段を構成している。
なお下側の突片29は上記バイアスマグネット26と当
接しており、これによって上記鉄心25とバイアスマグ
ネット26とそしてケース27が磁路を形成することに
なる。
またボビン23の下端部は細くなっており、第7図に示
すように、固定ガイドドラム19に形成された孔30に
挿入されて、このドラム19に取付けられている。
そしてボビン23の下部に突出して形成された一対のリ
ード端子31は、このガイドドラム19の下端に固着さ
れたプリント基板32の導電性パターンと半田によって
接続されている。
このような構成において、固定ドラム19に対して回転
ヘッドドラム16が転すると、バイアスマグネット26
を有する一対のコイル21.22はそれぞれドラム16
の一回転につき6個のパルスを発生する。
しかも上記コイル21.22の円周方向における位置ず
れに応じて、これら2つのコイル21.22の出すパル
スの間には時間的な差を生じ(第2図A、 B参照)、
しかもこの時間的な差は回転ヘッドドラム16の回転速
度に比例するために、これら2つのコイル21,22が
出すパルスによって回転ヘッドドラム16の速度サーボ
を行なうことができる。
またコイル20はバイアスマグネットを有していないた
めに、ヨーク18の通過を検出することがなく、マグネ
ット17の通過のみを検出してドラム16の一回転につ
き1個のパルスを発生する(第2図C参照)。
従ってこのパルスを用いてドラム16の回転位相のサー
ボを行うことができる。
さらに上記一対のコイル21.22は突片28.29を
有するケース27をそれぞれ具備しており、しかもこれ
らのケース27は第8図A、 Bに示すようにその突片
28.29が固定ガイドドラム19の中心とコイル21
.22の中心とを結ぶ線に対してずれて互に近ずくよう
に配されている。
従ってこれらのケース27によって磁気シールドが行な
われるばかりでなく、その突片28゜29によってバイ
アスマグネット26が発発生する磁束の径路が補正され
ることになる。
すなわち一対のコイル21.22のバイアスマグネット
26の着磁が同じ場合には、2つのコイル21,22の
磁束が互に離間する方向にずれるような相互干渉が起る
が、この相互干渉による磁束のずれが上記ケース27の
突片28,29によって補正されている。
特にコイル21.22の上部をヨーク18が通過するた
めに、上側の突片28が上記補正に主として寄与する。
このようにケース27をそれぞれコイル21゜22に設
けるとともに、このケース27の突片28を互に近接す
るようにコイル21.22の中心に対してずらして配し
ているために、コイル21.22のバイアスマグネット
26による磁束の分布は第8図Cに示すように、コイル
21.22の鉄心25およびバイアスマグネット26の
中心と一致する。
従ってヨーク18がその上を通過するときのコイル21
.22の生ずるパルスのゼロクロス点は、第8図りに示
すように、コイル21.22の中心と対応する位置に一
致する。
なおマグネット17が通過するときのコイル21,22
の生ずるパルスは、ケース27の有無にかかわらず、第
8図Eに示すように、コイル21.22の中心と対応す
る位置に一致している。
このように本実施例の回転検出装置においては、バイア
スマグネット26を有する一対のコイル21.22の発
生するパルスが、ヨーク18が通過する場合とマグネッ
ト17が通過する場合とで、時間的に誤差を生ずること
がなくなる。
すなわち一対ののコイル21.22の磁束の相互干渉に
よる磁束の中心に対するずれがケース27の突片28に
よって効果的に補正され、一対のコイル21.22から
は誤差を含まないパルス信号がそれぞれ得られる。
従ってこれらのパルス信号を用いて回転ヘッドドラム1
6の速度サーボを正確に行なうことができる。
また一対のコイル21,22をより近接させると、これ
に応じて磁気的干渉も大きくなるが、この場合にはケー
ス27の突片28.29の位置をこれに応じてさらに大
きくコイル21.22の中心からずらせばよい。
従ってコイル21.22の位置を互に近接させるともに
、ヨーク18の数を多くして回転精度を高めることが可
能となり、一対のコイル21.22の相互の位置関係が
制限されなくなる。
なお上記実施例においては、一対のコイル21.22に
それぞれケース27を設けているが、一方のコイル21
または22のみにケース27を設けるとともに、このケ
ース27の突片28をより大きくずらすようにしてもよ
い。
以上に述べたように本考案によれば、バイアスマグネッ
トを有するコイルから成る検出子にケースを設けるとと
もに、このケースに形成された凸部をコイルの中心に対
してずらして、複数の検出子の磁気的干渉を補正するよ
うにしているために、ヨークから戊る検出子が通過する
ときのパルスとマグネットから成る検出子が通過すると
きのパルスとに時間的なずれを生ずることがなくなり、
誤差を含まない正しい回転検出信号を得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転検出装置の要部平面図、第2図A、
B、 Cはこの回転検出装置によって得られるパルス
の波形図、第3図A、 B、 C,Dはこの検出装置の
一対のコイルの磁気的干渉を示す正面図および波形図、
第4図は本考案の一実施例に係る回転検出装置の回転側
の要部平面図、第5図は同固定側の要部平面図、第6図
はこの装置の検出コイルの分解斜視図、第7図は同縦断
面図、第8図A、B、C,D、Eはこの装置による一対
のコイルの磁気的干渉を補正する状態を示す正面図およ
び波形図である。 なお図面に用いた符号にわいて、16・・・・・・回転
ヘッドドラム、17・・・・・・マグネット、18・・
・・・・ヨーク、21.22・・・・・・バイアスマグ
ネット付キコイル、27・・・・・・ケース、28・・
・・・・突片、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヨークから成る被検出子とマグネットから成る被検出子
    とをそれぞれ回転体に取付けるとともに、バイアスマグ
    ネットを有するコイルから成る複数の検出子を前記被検
    出子の回転軌跡に対向して固定配置し、これらの被検出
    子と検出子とによって前記回転体の回転を検出するよう
    にした装置において、前記複数の検出子の内の少なくと
    も一つに磁路を形威するケースを設けるとともに、この
    ケースに凸部を形威し、この凸部を前記コイルの中心に
    対してずらして前記複数の検出子のバイアスマグネット
    による磁束の相互干渉を補正するようにしたことを特徴
    とする回転検出装置。
JP9678881U 1981-06-30 1981-06-30 回転検出装置 Expired JPS6039814Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9678881U JPS6039814Y2 (ja) 1981-06-30 1981-06-30 回転検出装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9678881U JPS6039814Y2 (ja) 1981-06-30 1981-06-30 回転検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS582678U JPS582678U (ja) 1983-01-08
JPS6039814Y2 true JPS6039814Y2 (ja) 1985-11-29

Family

ID=29891617

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JP9678881U Expired JPS6039814Y2 (ja) 1981-06-30 1981-06-30 回転検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6084437U (ja) * 1983-11-17 1985-06-11 ダイハツ工業株式会社 自動車における部品の取付け構造

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JPS582678U (ja) 1983-01-08

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