JPH0637704U - 開度センサ - Google Patents

開度センサ

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JPH0637704U
JPH0637704U JP7890092U JP7890092U JPH0637704U JP H0637704 U JPH0637704 U JP H0637704U JP 7890092 U JP7890092 U JP 7890092U JP 7890092 U JP7890092 U JP 7890092U JP H0637704 U JPH0637704 U JP H0637704U
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満 関谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エレメントの抵抗体に対するブラシの摺接状
態を高い精度を以て適正に保つ。 【構成】 ロータストッパ12は、ロータ10中央に突
設されており、スプリング50のバネ力によって、エレ
メント20の中心部分に印刷された抵抗体に当接する。
ロータストッパ12の高さは、ロータ10とエレメント
20の間隔であるブラシセット高さHを規定し、エレメ
ント20の中心部分以外に印刷された抵抗体に対するブ
ラシ11の摺接状態を規定する。ブラシセット高さHに
影響を与える要因としては、ロータストッパ12および
エレメント20中心部分の抵抗体の磨耗による変化以外
になく、ブラシセット高さHが極めて安定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スロットルバルブ等の被検出体の開度を検出する開度センサに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、スロットルバルブの開度を検出するスロットルポジションセンサとして 、図5に示すように、スロットルバルブ(図示しない)の開閉動作に連動して回 動するロータ60にブラシ61を固定し、このブラシ61をエレメント70に印 刷された抵抗体(図示しない)上で摺動させ、スロットルバルブの開度に応じた 電圧を出力するものがある。
【0003】 ロータ60は、ロータシャフト62の左端部に嵌合される。ロータシャフト6 2は、ケース80の貫通孔81に嵌合されたブッシュ82を介して、ケース80 に回動可能に支持される。ロータシャフト62は、右端部に連結部材63を嵌合 されており、この連結部材63を介してスロットルバルブに連動する。ロータ6 0とブッシュ82との間には、スラストワッシャ90が設けられる。連結部材6 3とケース80との間には、スラストワッシャ91およびウェーブワッシャ92 が設けられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のスロットルポジションセンサにおいて、エレメント70に対す るブラシ61の摺接状態を規定するロータ60とエレメント70との間隔H(以 下、ブラシセット高さHという)は、種々の要因によってかなりのバラツキを生 ずるおそれがある。その要因とは、エレメント70の組付け精度、ケース80の 貫通孔81へのブッシュ82の嵌合精度、ロータ60とロータシャフト62との 嵌合精度、ロータシャフト62の軸方向寸法の製作誤差、各ワッシャ90〜92 の厚さの製作誤差等である。
【0005】 つまり、各構成部品の製作時の寸法精度およびそれら構成部品の組付け精度の 良し悪しによって、ブラシセット高さHにかなりのバラツキを生じ、抵抗体に摺 接するブラシ61の圧力(以下、ブラシ圧という)が変化してしまうという問題 がある。このようなブラシ圧の変化によって、ブラシ圧が適正値よりも高くなる と、ロータ60の各摺動部分の磨耗を早めてしまい、またブラシ圧が適正値より も低くなると、ブラシ61の抵抗体に対する接触不良を招く。
【0006】 本考案は、各構成部品の寸法精度および各部のガタツキ等に影響を受けること なく、高い組付け精度を容易に確保することができ、これにより抵抗体に対する ブラシの摺接状態を高い精度を以て適正に保つことができる開度センサを提供す ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る開度センサは、被検出体の開度に応じた電圧を出力する開度セン サであって、ケースに対して回動可能であり、被検出体の開閉動作に連動して回 動するロータと、ロータとケースの間に配設され、ロータと対面する側に抵抗体 を設けられた固定部材と、ロータにおける固定部材と対面する側に固定され、固 定部材の抵抗体に摺接するブラシと、ロータを固定部材側に付勢することにより 、固定部材をケースに当接させる弾性部材とを備え、ロータにおける固定部材と 対面する側には、ロータストッパが突設されており、このロータストッパが弾性 部材の付勢力によって固定部材に当接し、固定部材に対するブラシの摺接状態が 規定されることを特徴としている。
【0008】
【実施例】
以下図示実施例により、本考案を説明する。 図1は、本考案の一実施例であるスロットルポジションセンサを示す断面図で ある。図示しないスロットルバルブに連動するロータ10には、ブラシ11が固 定されている。このブラシ11は、スロットルバルブの回動によって、固定部材 すなわちエレメント20に印刷された抵抗ペーストまたは絶縁ペースト等の抵抗 体21(図4)上で摺動し、これによりスロットルバルブの開度に応じた電圧が 出力される。ロータ10、ブラシ11およびエレメント20は、ケース30に収 容され、このケース30にはカバー40が嵌合される。
【0009】 ロータ10は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を混入して潤滑性を 向上させた樹脂で形成され、図1、図2および図3に示すように、カバー40に 設けられた貫通孔41に仮想線Q(以下、回転中心Qという)を中心として回動 可能に支持される。ロータ10には、スロットルバルブの開閉動作に連動して回 動する連結部材(図示しない)が嵌合されており、ロータ10は、この連結部材 を介してスロットルバルブの開閉動作に連動し、カバー40との間に設けられた スプリング50を捩じるように回転中心Qを中心として回動する。またロータ1 0は、スプリング50によって図の左方に付勢されており、このスプリング50 のバネ力により後述するロータストッパ12がエレメント20の中心部分の抵抗 体22(図4)に当接し、また、ブラシ11がエレメント20の中心部分以外の 抵抗体21(図4)に摺接する。
【0010】 ロータストッパ12は、その中心がロータ10の回転中心Qに正確に一致する ように、ロータ10中央に突設されており、エレメント20の抵抗体22(図4 )に当接する先端面13が球面で構成される。ロータストッパ12の高さS(図 3)によって、ロータ10とエレメント20の間隔であるブラシセット高さH( 図1)が定められ、抵抗体21(図4)に対するブラシ11の摺接状態が定めら れる。つまりブラシセット高さHに影響を与える要因としては、ロータストッパ 12および抵抗体22の磨耗による変化以外になく、従来のスロットルポジショ ンセンサに比較してブラシセット高さHが極めて安定する。
【0011】 エレメント20は、図1および図4に示すように、ロータストッパ12を介し てスプリング50のバネ力によって左方に付勢され、後述するケース30の受け 部33に当接した状態で保持される。エレメント20において、ロータストッパ 12の先端面13が当接する中心部分には、抵抗体22が印刷されており、ロー タストッパ12を介してロータ10から受けるスラスト方向の荷重が、この抵抗 体22部分に作用する。
【0012】 エレメント20は、セラミック等から形成され、またエレメント20には、ロ ータ10の回転中心Qに直角な3方向(矢印D方向)から、後述するケース30 の突出部31が係合される。これによりエレメント20は、抵抗体21、22の 印刷中心P(図4)がロータ10の回転中心Q(図1)に正確に一致するように 位置決めされる。
【0013】 図1に示すケース30の突出部31は、ケース30内面に円周方向に所定の間 隔をあけて複数設けられ、これら突出部31とケース30内面との間にはそれぞ れ、隙間32が形成される。各隙間32にはそれぞれ、カバー40がケース30 に嵌合された状態において、カバー40に設けられた爪42が嵌挿される。
【0014】 カバー40の爪42が各隙間32に嵌挿されると、ケース30の突出部31は それぞれ、ケース30の中心に向けて湾曲する。これによりエレメント20は、 ロータ10の回転中心Qと直角な3方向(矢印D方向)から係合される突出部3 1によって位置を規制され、抵抗体21、22の印刷中心Pがロータ10の回転 中心Qに正確に一致させられる。
【0015】 ケース30の受け部33は、ケース30における各突出部31の間にそれぞれ 設けられる。これら受け部33は、エレメント20の図1中左側面に係合し、ロ ータストッパ12との間でエレメント20を支持する。
【0016】 本実施例のスロットルポジションセンサを適用したスロットルバルブを、50 0万回作動させ、ロータ10の先端面13およびエレメント20の抵抗体22の 磨耗量を測定した。その結果、ロータ10の先端面13では0.03〜0.05 mm、エレメント20の抵抗体22では0.005〜0.007mm程度であっ た。磨耗の方向はいずれも高さ方向(図1中左右方向)で、ブラシ圧低下が補償 される方向であった。
【0017】 以上のように上記実施例によれば、ロータストッパ12の高さSによってブラ シセット高さHが規定されるので、エレメント20の抵抗体21に対するブラシ 11の摺接状態を高い精度を以て適正に保つことができ、ブラシ圧を適正かつ均 一に保つことができる。また、摺動部分に摩擦抵抗を低減する特別な対策を必要 とせず、高価な構成部品を用いなくとも、摺動部分の磨耗を大幅に低減すること ができる。さらに、ロータストッパ12の先端面13が球面で構成されるので、 この部分の磨耗が進行するにつれて接触面積が増大し、単位面積当たりの圧力が 低下して磨耗の進行が抑制される。
【0018】 また、従来のスロットルポジションセンサに比較して、構成部品の点数が少な く、しかも構成が極めて単純であるので、構成部品の寸法精度および各部のガタ ツキ等に影響を受けることなく、高い組付け精度を容易に確保することができ、 同時に組付け工数削減およびコスト低減を図ることができる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、各構成部品の寸法精度および各部のガタツキ等 に影響を受けることなく、高い組付け精度を容易に確保することができ、これに より抵抗体に対するブラシの摺接状態を高い精度を以て適正に保つことができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るスロットルポジション
センサを示す断面図である。
【図2】図1のスロットルポジションセンサのロータを
示す左側面図である。
【図3】図2のロータのA−A断面図である。
【図4】図1のスロットルポジションセンサのエレメン
トを示す右側面図である。
【図5】従来のスロットルポジションセンサを示す断面
図である。
【符号の説明】
10 ロータ 11 ブラシ 12 ロータストッパ 13 球面 20 エレメント(固定部材) 21 エレメントの中心部分以外の抵抗体 22 エレメントの中心部分の抵抗体 30 ケース 40 カバー 50 スプリング(弾性部材)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出体の開度に応じた電圧を出力する
    開度センサであって、ケースに対して回動可能であり、
    被検出体の開閉動作に連動して回動するロータと、ロー
    タとケースの間に配設され、ロータと対面する側に抵抗
    体を設けられた固定部材と、ロータにおける固定部材と
    対面する側に固定され、固定部材の抵抗体に摺接するブ
    ラシと、ロータを固定部材側に付勢することにより、固
    定部材をケースに当接させる弾性部材とを備え、ロータ
    における固定部材と対面する側には、ロータストッパが
    突設されており、このロータストッパが弾性部材の付勢
    力によって固定部材に当接し、固定部材に対するブラシ
    の摺接状態が規定されることを特徴とする開度センサ。
  2. 【請求項2】 ロータストッパは、その中心がロータの
    回転中心に一致するように突設されており、このロータ
    ストッパが当接する固定部材の中心部分には、抵抗体が
    設けられることを特徴とする請求項1記載の開度セン
    サ。
  3. 【請求項3】 ロータストッパにおける固定部材に当接
    する部分が、球面で構成されることを特徴とする請求項
    1または2記載の開度センサ。
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