JP3143767B2 - スロットルバルブ開度センサ - Google Patents

スロットルバルブ開度センサ

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JP3143767B2
JP3143767B2 JP06071127A JP7112794A JP3143767B2 JP 3143767 B2 JP3143767 B2 JP 3143767B2 JP 06071127 A JP06071127 A JP 06071127A JP 7112794 A JP7112794 A JP 7112794A JP 3143767 B2 JP3143767 B2 JP 3143767B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関のスロットル
バルブの開度を検出するスロットルバルブ開度センサに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スロットルバルブ開度センサは、
例えば、図6に符号51で示すように、スロットルバル
ブの開度検出部(図示省略)を有する基板52と、スロ
ットルバルブに連動可能に設けられたロータ軸53と、
ロータ軸53に取付けられて開度検出部上を摺動する摺
動接点54を備えたロータ55と、基板52を収容する
とともにロータ軸53を回動可能に支持する軸受け56
を有するハウジング57とを備えて構成されていた。
【0003】このようなスロットルバルブ開度センサ5
1では、一般には、ロータ軸53は金属材料からなり、
ロータ55は金属板材、または合成樹脂板材により形成
されており、ロータ55の回転中心に設けられた取付け
用の小判形の孔に、ロータ軸53の先端部を嵌入し、そ
の先端部をスピニングかしめ加工を行って、両者の固着
が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来構成のスロットルバルブ開度センサにおいては、スピ
ニングかしめ加工時に、ロータとロータ軸との間のX,
Y方向の規制ができず、偏心およびロータの取付け角度
位置がずれるおそれがあった。そのため、ロータに取付
けられた摺動接点と基板の開度検出部との接触位置がず
れて、検出出力にばらつきが発生し、検出精度を低下さ
せるという問題があった。
【0005】また、ロータのスピニングかしめ加工時
に、ロータに変形が発生するおそれがあり、その変形に
よって、摺動接点の開度検出部への接触荷重が変化し、
接触不良による検出出力に変化が発生するとともに、開
度検出部が偏摩耗して耐久性を低下させるという問題が
あった。
【0006】この発明は、上記問題を解決するためにな
されたものであり、その目的とするところは、ロータの
偏心および取付け角度位置決めの精度を高めるととも
に、ロータを安定した状態で取付けることのできるスロ
ットルバルブ開度センサを提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたものであり、本発明のスロットル
バルブ開度センサは、スロットルバルブの開度検出部を
有する基板と、前記スロットルバルブに連動可能に設け
られたロータ軸と、前記ロータ軸に取付けられて前記開
度検出部上を摺動する摺動接点を備えたロータと、前記
基板を収容するとともに前記ロータ軸を回動可能に支持
するハウジングと、を備えたスロットルバルブ開度セン
サであって、前記ロータ軸は、先端部に十字状の割溝を
有するとともに外周が方形の弾性係止部を備え、前記ロ
ータは、前記弾性係止部と嵌合可能な方形の係止孔を備
え、前記弾性係止部が前記係止孔に嵌合されるとともに
弾性的に当接して固着されてなることを特徴とする。
【0008】また、前記ハウジングは、前記ロータの一
面を回転摺動自在に支持するロータ座を有し、前記ロー
タ軸は、軸線方向の一方向へ付勢されて前記ロータが前
記ロータ座方向へ摺動可能に密接されてなることを特徴
とする。
【0009】
【作用】この発明は上記のように構成されたものであ
り、ロータ軸の弾性係止部は、十字状の割溝により、方
形の外周面にそれぞれ直交する方向の弾性を有する。
【0010】弾性係止部のロータの係止孔への嵌入によ
り、両者は嵌合するとともに弾性的に当接して、ロータ
軸の軸線とロータの回転中心とが同心に設定される。ま
た、弾性係止部の方形外周面と方形の係止孔とにより、
ロータの取付け角度位置決めが行われる。
【0011】さらに、一方向へ付勢されたロータ軸は、
弾性係止部の突起を介してロータをロータ座へ密接さ
せ、ロータの軸線方向位置を正確に規定する。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜5に基づ
いて説明する。
【0013】図において、符号で1示すスロットルバル
ブ開度センサは、開度検出部(図示省略)を有する基板
5と、ロータ軸10と、ロータ軸10に取付けられ開度
検出部上を摺動する摺動接点33を備えたロータ30
と、基板5を収容しロータ30を回動可能に支持すると
ともにロータ座38を有するハウジング35とを備え、
ロータ軸10は外周が方形の弾性係止部15を備え、ロ
ータ30は方形の係止孔31を備えて構成されている。
【0014】基板5は、実施例ではセラミックス板材か
らなり、その一面(図1の上面側)には、印刷パターン
からなるスロットルバルブの開度検出部が形成されてい
る。また、基板5の中心には、後述するロータ座38の
外周に嵌合して開度検出部の中心を位置決めする嵌合孔
6が穿設されている。
【0015】ロータ軸10は、合成樹脂材料からなり、
スロットルバルブに連結可能な連結部12、および先端
部に弾性係止部15を備えて形成されている。弾性係止
部15は、ロータ軸10の軸線方向に延びるとともに、
十字状に交差する割溝17a,17bを介して、並行し
て相対する4個の係止片20を備えて形成されている。
【0016】4個の係止片20は、それぞれ外周側に当
接面21,25を有し、各当接面21,25は、材料自
体の有する弾性により、各々の面に直交する方向に弾性
力を備えて形成されている。各当接面21,25が形成
する外郭線は方形に形成されるとともに、後述する方形
の係止孔31の外周より僅かに大きく形成されている。
4個の係止片20には、当接面21の先端部に、図4に
おいて上下方向に突出した突起22および先窄り状のテ
ーパ面23を有し、当接面25の先端部には、先窄り状
のテーパ面26が形成されている。
【0017】ロータ30は、合成樹脂材料により平板状
に形成されており、その回転中心には、弾性係止部15
と弾性的に嵌合するロータ軸10取付け用の係止孔31
が穿設されている。そして、ロータ30の所定位置に
は、開度検出部に弾性的に接触して摺動する摺動接点3
3,33が固着されている。
【0018】ハウジング35は、合成樹脂材料よりな
り、基板5およびロータ30を収容する基板収容室36
と、ロータ軸10を回動可能に支持する軸受部39とを
備えて形成されている。基板収容室36には、基板5を
定置して支持する基板定置部37が形成されており、ま
た、基板収容室36の中央部には、円筒状に突出して、
ロータ30の下面(図1,2における下面側)を回転摺
動自在に支持するロータ座38が形成されている。
【0019】ハウジング35の軸受部39には、上述の
ロータ軸10が嵌入されて回動可能に支持されており、
ロータ座38より突出したロータ軸10の弾性係止部1
5先端部に、ロータ30の係止孔31が嵌合されて、ロ
ータ30がロータ軸10に取付けられている。そして、
ロータ軸10のフランジ部13とハウジング35との間
には、戻しばね40が介装されている。
【0020】戻しばね40は、ねじりばね弾性と圧縮ば
ね弾性を有し、ロータ軸10を戻し方向へ回動付勢する
とともに、ロータ軸10を図1の下方向へ付勢してい
る。これにより、ロータ軸10を介してロータ30の下
面がロータ座38に摺動可能に密接されている。
【0021】なお、ハウジング35の側方には、コネク
タ部42が延出形成されており、コネクタ部42には、
開度検出部に電気的に接続された複数のコネクタ端子4
3が設けられている。また、符号45はカバーであり、
ゴム状弾性を有するパッキン46を介して基板5を基板
定置部37上に押圧するとともに、基板収容室36の開
口部を密閉している。
【0022】ここで、ロータ軸10にロータ30を取付
けるには、ハウジング35の軸受部39にロータ軸10
を嵌合して、ロータ座38より突出したロータ軸10の
弾性係止部15に、ロータ30の係止孔31を所定の取
付け位置に合わせて外嵌する。
【0023】このとき、各係止片20のテーパ面23,
26は、初め、係止孔31の周縁に押され弾性的に圧縮
される。そして、突起22の係止孔31通過により、各
当接面21は係止片20の弾発力により拡開し、係止孔
31の周縁に弾性的に当接する。一方、テーパ面26の
係止孔31通過により当接面25は、係止孔31の他の
周縁に弾性的に当接する。
【0024】これにより、ロータ軸10の軸線と、ロー
タ30の回転中心とが同心になるとともに、ロータ30
の取付け角度が位置決めされる。従って、ロータ30に
取付けられた摺動接点33と基板5の開度検出部との間
の回転中心、および相対的な取付け角度が正確に設定さ
れる。
【0025】一方、各突起22は、ロータ30の上面
(図1,2上面側)に係合しており、戻しばね40の軸
線方向下方への付勢力により、ロータ30をロータ座3
8上へ密接させている。これにより、ロータ30の軸線
方向の位置を規定して、ロータ30と基板5との間の距
離を正確に保持し、摺動接点33の開度検出部への接触
圧が一定に保持される。
【0026】なお、この発明は上述の説明および図例に
制限されることなく、この発明の技術的思想から逸脱し
ない範囲において、その実施態様を変更することができ
る。例えば、弾性係止部15の外周は、正方形,長方形
等方形であればよい。また、当接面26側にも突起を設
けてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスロット
ルバルブ開度センサによれば、ロータ軸に十字状割溝を
有し外周が方形の弾性係止部を設け、ロータに方形の係
止孔を設けて、弾性係止部と係止孔とを嵌合して弾性的
に当接して固着する構成なので、ロータの偏心を防止し
取付け角度位置を正確に位置決めすることができる。従
って、スロットルバルブ開度センサの検出出力のばらつ
きを防止するとともに、検出精度を高めることができ
る。
【0028】また、ロータをロータ軸に安定した形状で
取付けることができ、従来例のように、ロータ固着時に
発生するロータの変形を回避して、それに付随して生ず
る検出出力の変動や、偏摩耗による耐久性の低下を防止
することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のスロットルバルブ開度センサ
の側断面図。
【図2】同じく要部拡大断面図。
【図3】同じく要部拡大平面図。
【図4】ロータ軸の斜視図。
【図5】ロータの斜視図。
【図6】従来のスロットルバルブ開度センサの一例を示
す側断面図。
【符号の説明】
1 スロットルバルブ開度センサ 5 基板 10 ロータ軸 15 弾性係止部 20 係止片 30 ロータ 31 係止孔 35 ハウジング 38 ロータ座 40 戻しばね
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−85308(JP,A) 実開 平2−12617(JP,U) 実開 平1−107904(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 7/00 - 7/34 102 G01D 5/00 - 5/252 G01D 5/39 - 5/62 G01B 21/00 - 21/32 F02D 35/00 364

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルバルブの開度検出部を有する
    基板と、 前記スロットルバルブに連動可能に設けられたロータ軸
    と、 前記ロータ軸に取付けられて前記開度検出部上を摺動す
    る摺動接点を備えたロータと、 前記基板を収容するとともに前記ロータ軸を回動可能に
    支持するハウジングと、を備えたスロットルバルブ開度
    センサであって、 前記ロータ軸は、先端部に十字状の割溝を有するととも
    に外周が方形の弾性係止部を備え、 前記ロータは、前記弾性係止部と嵌合可能な方形の係止
    孔を備え、 前記弾性係止部が前記係止孔に嵌合されるとともに弾性
    的に当接して固着されてなることを特徴とするスロット
    ルバルブ開度センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスロットルバルブ開度セ
    ンサであって、 前記ハウジングは、前記ロータの一面を回転摺動自在に
    支持するロータ座を有し、 前記ロータ軸は、軸線方向の一方向へ付勢されて前記ロ
    ータが前記ロータ座方向へ摺動可能に密接されてなるこ
    とを特徴とするスロットルバルブ開度センサ。
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US08/402,950 US5571960A (en) 1994-04-08 1995-03-13 Throttle valve opening degree sensor

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