JPH07294545A - 加速度検出器用の検出体 - Google Patents

加速度検出器用の検出体

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Publication number
JPH07294545A
JPH07294545A JP8951494A JP8951494A JPH07294545A JP H07294545 A JPH07294545 A JP H07294545A JP 8951494 A JP8951494 A JP 8951494A JP 8951494 A JP8951494 A JP 8951494A JP H07294545 A JPH07294545 A JP H07294545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
hole
projection
divisional
weights
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8951494A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yoshikawa
順一 吉川
Hiromi Yabutani
博美 藪谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIE SUMITOMO DENKO KK
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
MIE SUMITOMO DENKO KK
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MIE SUMITOMO DENKO KK, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical MIE SUMITOMO DENKO KK
Priority to JP8951494A priority Critical patent/JPH07294545A/ja
Publication of JPH07294545A publication Critical patent/JPH07294545A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板ばねに重錘を安定よく高精度に取付けるこ
とができるようにした加速度検出器の検出体を提供す
る。 【構成】 板ばね1の端部に支持された円柱状の重錘3
を軸方向に分割して一対の分割重錘3a、3bを形成す
る。一方の分割重錘3aの端面に孔4を形成し、他方の
分割重錘3bの端面に突軸5を設ける。板ばね1には、
上記突軸5を挿入する挿入孔7を設け、その挿入孔7の
内周に、突軸5の挿入によって弾性変形する複数の突片
8を形成する。前記突軸5を挿入孔7から孔4に圧入し
て一対の分割重錘3a、3bを連結し、挿入孔7に対す
る突軸5の挿入により突片8を弾性変形させ、その復元
弾性により孔4の軸心上に突軸5を支持する。また、弾
性変形する突片8の先端が一方の分割重錘3aに当接す
る位置まで孔4に突軸5を圧入して、圧入不足によって
一対の分割重錘3a、3b間に形成される隙間を突片8
の弾性変形により吸収して重錘3の安定化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車などの移動体
の加減速度を検出する加速度検出器用の検出体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】板ばねで磁性体から成る重錘を支持して
検出体を形成し、その検出体における重錘の外側に第1
コイルおよび第2コイルを設け、移動体の加減速による
重錘の移動によりコイルに誘起起電力を発生させ、その
誘起起電力から移動体の加速度を検出するようにした加
速度検出器は従来から知られている。
【0003】上記加速度検出器の検出体として、図3に
示したものが従来から存在する。この検出体は、板ばね
11に支持された重錘12を2分割し、その分割面の一
方に孔13を設け、他方に突軸14を形成し、その突軸
14を板ばね11に設けられた挿入孔15から分割面の
一方に形成された孔13に圧入して板ばね11を一対の
分割重錘12a、12bで両側から挾持している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記検出体
においては、分割重錘12a、12bを圧入による手段
を介して結合する構成であるため、圧入が不完全になる
ことが多くある。図4は、分割重錘12a、12bの不
完全な結合状態を示し、一対の分割重錘12a、12b
間に形成される隙間δ1 と板ばね11の孔15のクリア
ランスによる隙間δ2 により、重錘12に位置が安定せ
ず、加速度検出時に重錘12ががたつき、あるいは孔1
5との間で芯ずれが生じて加速度を高精度に検出するこ
とができない問題が生じる。
【0005】この発明の課題は、板ばねに対して一対の
分割重錘を安定よく取付けることができるようにした加
速度検出器用の検出体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、加速度に応じて移動する重
錘と、その重錘を支持する板ばねから成り、上記重錘を
移動方向に分割し、その分割面の一方に孔を形成し、他
方に突軸を設け、その突軸を孔に圧入して板ばねを両側
から挾み込むようにした加速度検出器用の検出体におい
て、前記板ばねに形成された突軸挿通用の挿入孔の内周
に、その挿入孔に対する突軸の挿通によって弾性変形す
る複数の突片を設けた構成を採用している。
【0007】
【作用】上記のように構成すれば、一方の分割重錘に設
けられた突軸を板ばねに形成された挿入孔から他方の分
割重錘の孔に圧入すると、挿入孔に対する突軸の挿入に
よって複数の突片が弾性変形し、その変形による復元弾
性により、突軸は挿入孔の軸心上に保持される。
【0008】また、弾性変形した突片の先端に一方の分
割重錘が当接する位置まで孔に突軸を圧入することによ
り、上記突片がスプリングワッシャとしての機能を発揮
する。このため、突軸の圧入不足によって一対の分割重
錘間にすきまが形成されても、そのすきまを吸収し、板
ばねに対して一対の分割重錘を安定よく取付けることが
できる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1および図2に
基づいて説明する。
【0010】図示のように、板ばね1は円板部2を有
し、その円板部2に円柱状の重錘3が取付けられてい
る。
【0011】重錘3は軸方向に分割されて一対の分割重
錘3a、3bが形成され、一方の分割重錘3aの端面に
は孔4が設けられている。また、他方の分割重錘3bの
端面には上記孔4に対して圧入される突軸5が設けられ
ている。突軸5は孔4に対する圧入を容易とするため、
先端が円錐部6とされている。
【0012】前記板ばね1の円板部2には上記突軸5が
挿入される挿入孔7が形成され、その挿入孔7の内周に
複数の突片8が設けられている。
【0013】突片8の内接円径は、突軸5の外径より小
さく、また、前記円錐部6の小端径より大きくなってい
る。このため、挿入孔7に突軸5を挿入すると、突片8
が弾性変形する。
【0014】上記のように、挿入孔7の内周に複数の突
片8を設けたことにより、他方の分割重錘3bの突軸5
を板ばね1の挿入孔7から一方の分割重錘3aの孔4に
圧入する重錘3の取付け時、突片8は突軸5に押圧され
て弾性変形し、その復元弾性により突軸5は挿入孔7の
軸心上に配置される。
【0015】また、弾性変形した突片8の先端が一方の
分割重錘3aの端面に当接する位置まで突軸5を圧入す
ると、上記突片8がスプリングワッシャとして機能す
る。このため、突軸5の圧入の不足によって一対の分割
重錘3a、3b間に隙間が生じても、突片8の変形によ
り上記隙が吸収されることになり、板ばね1に対して一
対の分割重錘3a、3bをがたつきなくきわめて安定よ
く取付けることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、板
ばねの挿入孔の内周に突軸の挿入によって弾性変形する
複数の突片を設けたことにより、孔の軸心上に一対の分
割重錘を精度よく取付けることができると共に、弾性変
形した突片はスプリングワッシャとしての機能を発揮す
るため、突軸の圧入不足によって一対の分割重錘の対向
部間に形成される隙間を吸収することができ、板ばねに
対して重錘をきわめて安定よく取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る検出体の一実施例を示す断面図
【図2】同上の分解斜視図
【図3】従来の検出体を示す分解斜視図
【図4】同上の断面図
【符号の説明】
1 板ばね 3 重錘 3a、3b 分割重錘 4 孔 5 突軸 7 挿入孔 8 突片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速度に応じて移動する重錘と、その重
    錘を支持する板ばねから成り、上記重錘を移動方向に分
    割し、その分割面の一方に孔を形成し、他方に突軸を設
    け、その突軸を孔に圧入して板ばねを両側から挾み込む
    ようにした加速度検出器用の検出体において、前記板ば
    ねに形成された突軸挿通用の挿入孔の内周に、その挿入
    孔に対する突軸の挿通によって弾性変形する複数の突片
    を設けたことを特徴とする加速度検出器の検出体。
JP8951494A 1994-04-27 1994-04-27 加速度検出器用の検出体 Pending JPH07294545A (ja)

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JP8951494A JPH07294545A (ja) 1994-04-27 1994-04-27 加速度検出器用の検出体

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ID=13972905

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005088318A1 (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Citizen Watch Co., Ltd. 加速度センサ及び加速度センサ付きタイヤ情報送信装置
JP2010078489A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Nagano Keiki Co Ltd 光ファイバセンサ
CN113607263A (zh) * 2020-05-04 2021-11-05 新力奇有限公司 具高度方向运动感测件精准定位装置的振动量测组件

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