JP3466465B2 - 回動角検出装置 - Google Patents

回動角検出装置

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JP3466465B2
JP3466465B2 JP08943598A JP8943598A JP3466465B2 JP 3466465 B2 JP3466465 B2 JP 3466465B2 JP 08943598 A JP08943598 A JP 08943598A JP 8943598 A JP8943598 A JP 8943598A JP 3466465 B2 JP3466465 B2 JP 3466465B2
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久明 佐藤
成敏 宮田
秀幸 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回動軸の回動角を
検出するのに好適に用いられる回動角検出装置に関し、
特に、スプリングの付勢力等を用いて回動軸の軸線方向
を調整する構成とした回動角検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転体の回動角を検出する回動
角検出装置としては、アクセルペダルの操作量を検出す
るアクセル操作量検出装置等が知られている(例えば特
開平9−272360号公報等)。
【0003】この種の従来技術によるアクセル操作量検
出装置は、車両側に取付けられるケーシングと、該ケー
シングに回動可能に設けられ、ワイヤ等を介してアクセ
ルペダルに連結された回動軸と、該回動軸をアクセルペ
ダルの戻し方向に付勢するリターンスプリングと、回動
軸の回動角をアクセル操作量として検出するセンサ部
と、アクセルペダル用のヒステリシス発生機構等とから
構成されている。
【0004】ここで、リターンスプリングは、筒状のば
ね保持部材等を介して回動軸の外周側に配設されてい
る。また、センサ部は例えばポテンショメータ等からな
り、ケーシング側にセンサボディと共に設けられた抵抗
体と、回動軸側にブラシホルダ等の取付部材を用いて設
けられ、該抵抗体に摺接した状態で回動する摺動ブラシ
等とから構成されている。
【0005】さらに、ヒステリシス発生機構は、ケーシ
ング側と回動軸側とにそれぞれ設けられた摺動プレート
と、これらの摺動プレートを押圧して摺接させる押圧ば
ね等とからなり、回動軸が回動するときには、各摺動プ
レートが互いに摺動することによって回動軸に摩擦抵抗
力を与えるものである。
【0006】そして、運転者がアクセルペダルを操作し
たときには、回動軸がリターンスプリングに抗してアク
セル操作量に応じた回動角だけ回動する。これにより、
センサ部は回動軸の回動角を抵抗体の抵抗値変化として
検出する。また、ヒステリシス発生機構は、アクセルペ
ダルの操作力に対してヒステリシスを発生させ、その操
作感覚を安定させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、アクセル操作量検出装置にセンサ部とヒス
テリシス発生機構とを設ける構成としているため、例え
ばセンサボディ、抵抗体、摺動ブラシ、ブラシホルダ等
を有するセンサ部と、2個の摺動プレート、押圧ばね等
を有するヒステリシス発生機構とによってアクセル操作
量検出装置の部品点数が増加し、装置全体の構造が複雑
化するばかりでなく、その組立作業に手間がかかるとい
う問題がある。
【0008】また、センサ部とヒステリシス発生機構と
は、ケーシングと回動軸との間に設けられているため、
例えばケーシングの寸法誤差等により回動軸とケーシン
グとの相対位置が変動した場合には、センサ部の抵抗体
と摺動ブラシとが位置ずれして回動角の検出動作が不安
定となったり、ヒステリシス発生機構の各摺動プレート
に作用する押圧ばねの押圧力が不均一となって摺動プレ
ートが偏摩耗し易くなったりするという問題もある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
なされたもので、本発明は、装置全体の部品点数を確実
に削減でき、構造の簡略化、組立作業の効率化を図るこ
とができると共に、センサ部等を安定して作動させるこ
とができるようにした回動角検出装置を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1の発明は、ロータ収容室が開口して形成
されたロータ側ボディと、前記ロータ収容室を閉塞する
状態で該ロータ側ボディの開口側に固定して設けられた
センサ側ボディと、該センサ側ボディと前記ロータ側ボ
ディのうちいずれか一方のボディに回動可能に支持さ
れ、他方のボディとの間に隙間をもって配置された片持
式の回動軸と、前記ロータ収容室内に位置して該回動軸
の外周側に設けられ、該回動軸の軸線を中心として回動
するロータと、該ロータと前記センサ側ボディとの間に
設けられ、該ロータが前記センサ側ボディに対して相対
的に回動するときの回動角を検出するセンサ部と、前記
ロータ側ボディとロータとの間に設けられ、該ロータを
前記センサ側ボディに向けて付勢するスプリングと、
記センサ部の径方向外側に位置して前記センサ側ボディ
とロータとの間に設けられ、該スプリングの付勢力によ
り前記回動軸の軸線方向を前記センサ側ボディに対して
調整する軸調心部とからなる構成を採用している。
【0011】このように構成することにより、ロータが
回動軸を中心として回動するときには、その回動角をセ
ンサ部によって検出することができる。また、例えばロ
ータ側ボディにより回動軸の一端側だけを支持でき、こ
の状態で軸調心部はスプリングの付勢力により回動軸の
軸線方向をセンサ側ボディに対して調整し、ロータとセ
ンサ側ボディとを予め定められた相対位置に配設するこ
とができる。
【0012】また、請求項2の発明では、前記軸調心部
は、前記回動軸を囲んで前記ロータに設けられ、該ロー
タの外周側から軸方向に延びつつ前記回動軸の軸線に向
けて径方向に傾斜したロータ側斜面部と、該ロータ側斜
面部に対応して前記センサ側ボディに設けられ、前記ス
プリングの付勢力によって該ロータ側斜面部と摺接する
ボディ側斜面部とから構成している。
【0013】これにより、スプリングの付勢力を用いて
ロータ側斜面部をボディ側斜面部に摺接させることがで
きる。そして、このときの付勢力をロータ側斜面部、ボ
ディ側斜面部によりロータの外周側に対して径方向内向
きに加えることができ、この付勢力が回動軸を取囲む位
置でロータに加わることによって回動軸の軸線方向を調
整することができる。
【0014】さらに、請求項3の発明では、前記軸調心
部のロータ側斜面部とボディ側斜面部とは、前記スプリ
ングの付勢力により前記ロータに対して回動方向の抵抗
力を与えるヒステリシス発生部を構成している。
【0015】これにより、ヒステリシス発生部は、スプ
リングの付勢力を用いてロータ側斜面部とボディ側斜面
部との間に摩擦抵抗力を発生でき、この摩擦抵抗力によ
りロータを回動させる外力等に対してヒステリシスを与
えることができる。
【0016】また、請求項4の発明では、前記ロータ側
斜面部とボディ側斜面部とのいずれか一方は、前記回動
軸の軸線上の予め定められた点を中心として凸球面状に
形成し、前記ロータ側斜面部とボディ側斜面部とのいず
れか他方は、前記凸球面状の斜面部に対応して凹球面状
に形成している。
【0017】これにより、ロータ側斜面部とボディ側斜
面部とを同一の球面に沿って互いに摺接させることがで
きる。この結果、ロータ側斜面部とボディ側斜面部との
球面中心をスプリングの付勢力によって互いに一致させ
ることができ、回動軸の軸線方向をセンサ側ボディに対
して調整することができる。
【0018】一方、請求項5の発明では、ロータ収容室
が開口して形成されたロータ側ボディと、前記ロータ収
容室を閉塞する状態で該ロータ側ボディの開口側に固定
して設けられたセンサ側ボディと、該センサ側ボディと
前記ロータ側ボディとの間を予め定められた軸線に沿っ
て延びる回動軸と、前記ロータ収容室内に位置して該回
動軸の外周側に設けられ、該回動軸の軸線を中心として
回動するロータと、該ロータに対する回転が規制された
状態で前記回動軸の軸方向に可動に設けられた可動体
と、前記センサ側ボディとロータとの間に設けられ、前
記センサ側ボディに対してロータが相対的に回動すると
きの回動角を検出するセンサ部と、前記ロータ側ボディ
と可動体との間に設けられ、該可動体を前記センサ側ボ
ディに向けて付勢するスプリングと、前記センサ部の径
方向外側に位置して前記センサ側ボディと可動体との間
に設けられ、該スプリングの付勢力により前記センサ側
ボディと可動体との間に抵抗力を与えるヒステリシス発
生部とからなる構成を採用している。
【0019】これにより、可動体はスプリングにより付
勢された状態で回動軸の軸線から傾くようにロータに対
して変位させることができ、スプリングから受ける付勢
力をセンサ側ボディとの間で均一化することができる。
そして、ロータが可動体と共に回動するときには、ヒス
テリシス発生部により可動体とセンサ側ボディとの間に
ロータの回動方向に対する抵抗力を発生することができ
る。
【0020】また、請求項6の発明では、前記可動体
は、前記ロータの外周側に配置され、軸方向の端部側が
前記センサ側ボディに摺接した可動リングからなり、該
可動リングの内周側には雌嵌合部を設け、前記ロータの
外周側には該雌嵌合部に嵌合する雄嵌合部を設ける構成
としている。
【0021】これにより、可動リングを雄嵌合部と雌嵌
合部とを介してロータの外周側に傾くように変位可能な
状態で取付けることができ、この状態で可動リングがロ
ータに対して回転するのを規制することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
回動角検出装置を、図1ないし図8を参照しつつ詳細に
説明する。
【0023】ここで、図1ないし図6は本発明による第
1の実施の形態を示し、本実施の形態では、自動車等の
アクセル操作量検出装置を例に挙げて述べる。
【0024】1は自動車等の車両に設けられたアクセル
装置で、該アクセル装置1は、車体2に取付けられた取
付ブラケット3と、長さ方向の中間部が連結ピン4を用
いて該取付ブラケット3に回動可能に取付けられ、上端
側が後述のローラ15を介して回動レバー14に係合し
たペダルステー5と、該ペダルステー5の下端側に固着
されたアクセルペダル6と、取付ブラケット3にボルト
7等を介して固定された後述のアクセル操作量検出装置
8等とから構成されている。
【0025】そして、車両の運転者がアクセルペダル6
を図1中の矢示A方向へと踏込み操作したときには、回
動レバー14がペダルステー5の上端側によって矢示B
方向に回動され、回動軸13の回動角がアクセル操作量
検出装置8によりアクセルペダル6の操作量(アクセル
操作量)として検出される。
【0026】8は本実施の形態による回動角検出装置と
してのアクセル操作量検出装置で、該アクセル操作量検
出装置8は、図2に示す如く、後述のロータ側ボディ
9、センサ側ボディ11、回動軸13、ロータ16、セ
ンサ部19、リターンスプリング22、軸調心部兼ヒス
発生部23等によって構成されている。
【0027】9は例えば樹脂材料等により有底の円筒状
に形成されたロータ側ボディで、該ロータ側ボディ9
は、図2に示す如く、筒部9Aと底部9B等とからな
り、その内部にはロータ収容室10が開口して形成され
ている。また、ロータ側ボディ9の底部9Bには、回動
軸13を支持する筒状の支持部9Cと、スプリング保持
筒9Dとが形成されている。
【0028】11はロータ側ボディ9の筒部9Aに固定
して設けられた樹脂製のセンサ側ボディで、該センサ側
ボディ11は、筒部9Aの開口側を閉塞する略円板状の
蓋部11Aと、ロータ16の摺動突起16Cと対面して
該蓋部11Aの外周側からロータ収容室10内に突出
し、ロータ側ボディ9の筒部9A内に嵌合された環状の
摺動突起11Bと、後述のコネクタ21等とから構成さ
れている。
【0029】ここで、蓋部11Aは、例えばかしめ、溶
着、接着等の固着手段により摺動突起11Bの外周側が
全周に亘って前記筒部9Aの開口側に固着されている。
また、蓋部11Aの中央には回動軸13用の挿通穴11
Cが形成されている。
【0030】12は軸調心部兼ヒス発生部23を構成す
る凹球面状のボディ側斜面部で、該ボディ側斜面部12
は、図2に示す如く、後述のロータ側斜面部18と同様
の球面に沿って形成され、センサ側ボディ11の摺動突
起11Bの先端側に全周に亘って設けられている。
【0031】13はロータ収容室10内を軸方向に延び
る片持式の回動軸で、該回動軸13は、図2および図3
に示す如く、軸方向の一側がロータ側ボディ9の支持部
9Cによって回動可能に支持され、他端側がセンサ側ボ
ディ11の挿通穴11C内に隙間S1 をもって挿通され
ると共に、軸線O1 −O1 を中心としてロータ16と一
体に回動する構成となっている。また、回動軸13は一
端側がロータ側ボディ9の外部に突出し、この突出端側
には回動レバー14がローラ15と共に廻止め状態で固
定されている。
【0032】16はロータ収容室10内に回動可能に収
容された樹脂製のロータで、該ロータ16は、回動軸1
3の外周側に固着された円柱状の胴部16Aと、該胴部
16Aの他端側外周から径方向に突出した環状の鍔部1
6Bと、図2、図3に示す如く後述のセンサ部19を
方向外側から囲んで該鍔部16Bの先端側外周からセン
サ側ボディ11に向けて突出した環状の摺動突起16C
等とから構成されている。
【0033】そして、胴部16Aと鍔部16Bとは、ロ
ータ側ボディ9の筒部9A、底部9B、スプリング保持
筒9Dとの間に環状のスプリング収容空間17を形成し
ている。また、ロータ16の鍔部16B、摺動突起16
Cと、ロータ側ボディ9の筒部9Aとの間には径方向の
隙間S2 が形成されている。
【0034】18は軸調心部兼ヒス発生部23を構成す
る凸球面状のロータ側斜面部で、該ロータ側斜面部18
は、図2に示す如く、ロータ16の摺動突起16Cの先
端側に全周に亘って設けられている。また、ロータ側斜
面部18は、回動軸13の軸線O1 −O1 上の予め定め
られた点を中心O2 とする球面Cに沿って形成され、球
面Cの中心O2 は回動軸13とロータ側ボディ9の支持
部9Cとが当接する軸方向の範囲L内に配置されてい
る。
【0035】そして、ロータ側斜面部18は、ロータ1
6の外周側からリターンスプリング22の付勢方向へと
軸方向に延びつつ回動軸13の軸線O1 −O1 に向けて
径方向に傾斜し、リターンスプリング22の付勢力によ
ってボディ側斜面部12と摺接している。
【0036】19はロータ16とセンサ側ボディ11と
の間に設けられたポテンショメータ等からなるセンサ部
で、該センサ部19は、図3ないし図5に示す如く、セ
ンサ側ボディ11の蓋部11Aに基板19Aを介して設
けられ、ロータ16の回動方向に延びる抵抗体19B
と、ロータ16の胴部16Aに固着された導電性の摺動
ブラシ19C等とからなり、抵抗体19Bはボンディン
グワイヤ20等を介してコネクタ21の端子21Aに接
続されている。
【0037】そして、ロータ16が回動するときには、
その回動角に応じた位置で摺動ブラシ19Cが抵抗体1
9Bに対して摺動し、センサ部19は、コネクタ21側
での抵抗体19Bの抵抗値変化をロータ16の回動角と
して検出する。
【0038】22はロータ側ボディ9の底部9Bとロー
タ16の鍔部16Bとの間に配設されたリターンスプリ
ングで、該リターンスプリング22は、図2に示す如
く、スプリング収容空間17内に収容されている。そし
て、リターンスプリング22は、ロータ16を回動方向
に対して図1中の矢示B方向と反対向きに付勢し、かつ
ロータ16の鍔部16Bを挟んで摺動突起16Cをセン
サ側ボディ11の摺動突起11Bに押圧している。
【0039】23はロータ側ボディ9とロータ16との
間に設けられた軸調心部兼ヒステリシス発生部(以下、
軸調心部兼ヒス発生部という)で、該軸調心部兼ヒス発
生部23は、図3に示す如く、ボディ側斜面部12とロ
ータ側斜面部18とから構成されている。
【0040】そして、軸調心部兼ヒス発生部23は、リ
ターンスプリング22の付勢力によりロータ16の外周
側をロータ側斜面部18の中心O2 に向けて径方向に付
勢し、回動軸13の軸線方向をセンサ側ボディ11に対
して後述の如く調整する。また、軸調心部兼ヒス発生部
23は、リターンスプリング22の付勢力によりロータ
16の回動方向に摩擦抵抗力を与え、アクセルペダル6
の操作力に対してヒステリシスを発生させるものであ
る。
【0041】本実施の形態によるアクセル装置1は上述
の如き構成を有するもので、次にその作動について説明
する。
【0042】まず、図1において運転者がアクセルペダ
ル6を踏込み操作したときには、ペダルステー5が連結
ピン4を中心として矢示A方向に回動されると、回動レ
バー14がリターンスプリング22に抗して矢示B方向
に回動する。これにより、図2ではアクセル操作量検出
装置8の回動軸13がロータ16と共に回動し、その回
動角はセンサ部19によりアクセル操作量として検出さ
れる。
【0043】また、運転者がアクセルペダル6の操作を
解除したときには、回動レバー14がリターンスプリン
グ22の付勢力によって矢示B方向と逆向きに回動さ
れ、ペダルステー5はアクセルペダル6と共に矢示A方
向と逆向きに回動する。
【0044】ここで、軸調心部兼ヒス発生部23を軸方
向に付勢するリターンスプリング22の付勢力は、図3
に示す如く、その一部がボディ側斜面部12、ロータ側
斜面部18により球面Cの中心O2 に向けて径方向内向
きに作用する中心力Fとなり、この中心力Fはロータの
外周側に全周に亘って発生する。
【0045】これにより、回動軸13は、ロータ側斜面
部18の中心O2 をボディ側斜面部12の中心に対して
一致させるように、軸線O1 −O1 の方向が調整され
る。即ち、仮りに回動軸13がセンサ側ボディ11等に
対して僅かに傾いていると、回動軸13は軸方向の一側
がロータ側ボディ9により支持された状態で、軸方向の
他側が前記中心力Fによりロータ16と共に径方向へと
僅かに変位する。この結果、ロータ16はセンサ側ボデ
ィ11に対して予め定められた相対位置を保持する。
【0046】また、ボディ側斜面部12とロータ側斜面
部18とは、回動軸13が回動するときにリターンスプ
リング22によって押圧された状態で摺動し、これらの
間には回動軸13の回動方向に対して摩擦抵抗力が生じ
る。そして、この摩擦抵抗力はアクセルペダル6の操作
力に対してヒステリシスを発生させる。
【0047】一方、仮りにセンサ部19の抵抗体19B
と摺動ブラシ19Cとが摩耗後退した場合には、摺動突
起11B,16Cもほぼ同様に摩耗した状態となり、ロ
ータ16はリターンスプリング22の付勢力によりセン
サ側ボディ11に向けて僅かに変位する。これにより、
センサ部19の抵抗体19Bと摺動ブラシ19Cとは摩
耗後退した寸法分だけ相対的に接近し、これらの接触状
態(圧力)はリターンスプリング22によってほぼ一定
に保持される。
【0048】かくして、本実施の形態では、アクセル操
作量検出装置8を、ロータ側ボディ9、センサ側ボディ
11、回動軸13、ロータ16、センサ部19、リター
ンスプリング22、軸調心部兼ヒス発生部23等によっ
て構成したから、従来技術のようにセンサ部用のセンサ
ボディ、ブラシホルダと、ヒステリシス発生機構の各摺
動プレート等とを別個に設ける必要がなくなり、これら
をセンサ側ボディ11、ロータ16によって共用化でき
ると共に、従来技術のリターンスプリングとヒステリシ
ス発生機構の押圧ばね等とを共用化することができる。
【0049】これにより、装置全体の部品点数を確実に
削減でき、その構造を簡略化できると共に、アクセル装
置1、アクセル操作量検出装置8の組立作業を効率よく
行うことができる。
【0050】また、回動軸13をロータ側ボディ9の支
持部9Cにより軸方向一側だけで支持し、軸調心部兼ヒ
ス発生部23を凹球面状のボディ側斜面部12と凸球面
状のロータ側斜面部18とから構成したので、ロータ1
6の外周側には、リターンスプリング22の付勢力によ
りボディ側斜面部12、ロータ側斜面部18から球面C
の中心O2 に向けて径方向内向きに作用する中心力Fを
与えることができる。
【0051】そして、ロータ側斜面部18の中心O2 を
ボディ側斜面部12の中心に一致させるように、軸線O
1 −O1 の方向をセンサ側ボディ11に対して適切に調
整でき、ロータ16をセンサ側ボディ11に対して予め
定められた相対位置に安定した状態で保持することがで
きる。
【0052】この結果、例えばロータ側ボディ9、セン
サ側ボディ11により回動軸13を軸方向の両側で支持
する構成とした場合と比較すると、ロータ側ボディ9、
センサ側ボディ11の寸法誤差等により回動軸13の軸
線方向が傾くように位置ずれするのを軸調心部兼ヒス発
生部23によって確実に防止することができる。
【0053】従って、センサ部19の抵抗体19Bと摺
動ブラシ19Cとを高い精度で衝合でき、これらを安定
して摺接させることができると共に、センサ側ボディ1
1に回動軸13用の支持部等を設ける必要がなくなり、
耐久性、信頼性を向上させることができる。
【0054】この場合、ロータ側斜面部18の中心O2
を回動軸13とロータ側ボディ9の支持部9Cとが当接
する軸方向の範囲L内に設定したから、リターンスプリ
ング22による中心力Fを回動軸13の支持部位に向け
て作用させることができ、中心力Fが作用した状態で
も、回動軸13をロータ側ボディ9の支持部9Cにより
安定して支持することができる。
【0055】また、回動軸13の軸線方向を調整する軸
調心部と、アクセルペダル6の操作力に対してヒステリ
シスを与えるヒステリシス発生部とを軸調心部兼ヒス発
生部23によって共用化でき、これらを単一のリターン
スプリング22により付勢できると共に、軸調心部兼ヒ
ス発生部23の構造をより簡略化することができる。
【0056】さらに、軸調心部兼ヒス発生部23は、回
動軸13の軸線方向を調整することによってボディ側斜
面部12とロータ側斜面部18とを安定した状態で摺接
させることができ、これらの摺動面全体に対してリター
ンスプリング22の付勢力を均一化することができる。
これにより、ボディ側斜面部12、ロータ側斜面部18
が偏摩耗するのを確実に防止でき、軸調心部兼ヒス発生
部23によりアクセルペダル6の操作力に対して安定し
たヒステリシスを発生することができる。
【0057】また、ロータ側ボディ9とロータ16との
間に環状のスプリング収容空間17を形成したから、リ
ターンスプリング22をスプリング収容空間17内に安
定して収容でき、リターンスプリング22の撓み、位置
ずれ等を確実に防止できると共に、従来技術のばね保持
部材等を省略することができる。
【0058】さらに、センサ側ボディ11の蓋部11A
とロータ16の胴部16Aとの間には、図2、図3に示
す如く摺動突起11B,16Cにより径方向外側から
囲まれた位置にセンサ部19を配設したから、センサ部
19と軸調心部兼ヒス発生部23とを径方向で対向させ
軸方向のほぼ等しい位置に配設でき、アクセル操作量
検出装置8の軸方向寸法を確実に小型化することができ
る。
【0059】また、リターンスプリング22の付勢力を
センサ部19にも作用させるようにしたから、仮りにセ
ンサ部19の抵抗体19Bと摺動ブラシ19Cとが摩耗
後退した場合でも、これらを摺動突起11B,16Cの
摩耗を利用して相対接近させることができる。これによ
り、抵抗体19Bと摺動ブラシ19Cとの接触圧をリタ
ーンスプリング22によってほぼ一定の大きさに保持で
き、センサ部19の検出動作を長期間に亘って安定させ
ることができる。
【0060】一方、センサ側ボディ11に環状の摺動突
起11Bを設けたから、アクセル操作量検出装置8を組
立てるときには、摺動突起11Bをロータ側ボディ9の
筒部9A内に嵌合させることにより、センサ側ボディ1
1をロータ側ボディ9に対して正確に位置決めでき、こ
れらの組立時にセンサ部19の抵抗体19Bと摺動ブラ
シ19Cとが径方向に位置ずれするのを確実に防止する
ことができる。
【0061】次に、図7および図8は本発明による第2
の実施の形態を示し、本実施の形態では、前記第1の実
施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。しかし、本実施の形態による
アクセル操作量検出装置31の特徴は、後述のロータ3
4に可動リング35を設けたことにある。
【0062】ここで、アクセル操作量検出装置31は、
前記第1の実施の形態によるアクセル操作量検出装置8
とほぼ同様に、ロータ側ボディ9、センサ側ボディ3
2、回動軸13、ロータ34、センサ部19、リターン
スプリング22等とから構成されている。
【0063】また、センサ側ボディ32は、第1の実施
の形態によるセンサ側ボディ11とほぼ同様に、略円板
状の蓋部32Aと、環状の摺動突起32Bと、コネクタ
33等とから構成されている。しかし、蓋部32Aの中
央には、回動軸13の他端側を回動可能に支持した有底
筒状の支持部32Cが形成されている。また、摺動突起
32Bの先端面は可動リング35に対する平坦な摺動面
となっている。
【0064】さらに、ロータ34は、リターンスプリン
グ22が当接する大径部34Aと、センサ部19の摺動
ブラシ19Cが設けられた小径部34Bとからなる段付
き円柱状に形成され、回動軸13の外周側に固着されて
いる。そして、小径部34Bの外周側には、図8に示す
如く、軸方向に延びる雄嵌合部としての雄スプライン溝
34Cが周方向に間隔をもって形成されている。
【0065】また、小径部34Bの外周側には可動体と
しての可動リング35が設けられ、該可動リング35の
内周側には、ロータ34の雄スプライン溝34Cに噛合
する雌嵌合部としての雌スプライン溝35Aが設けられ
ている。ここで、雄スプライン溝34Cと雌スプライン
溝35Aとの間には周方向および径方向に対して一定の
隙間が形成され、この隙間はロータ34と可動リング3
5との間に周方向および径方向の遊びを与えている。
【0066】これにより、可動リング35は、ロータ3
4に対して回動軸13の軸線O1 −O1 から傾くように
変位可能に配置され、かつロータ34に対する回転が規
制されている。
【0067】さらに、可動リング35は、軸方向の他側
面がリターンスプリング22の付勢力によってセンサ側
ボディ32の摺動突起32Bの先端面と摺接している。
そして、これらの摺動面は回動軸13に対して回動方向
の摩擦抵抗力を与えるヒステリシス発生部36を構成し
ている。
【0068】さらに、ロータ側ボディ9の底部9Bとロ
ータ34の大径部34Aとの間には、センサ部19の抵
抗体19Bと摺動ブラシ19Cとの接触圧をほぼ一定の
大きさに保持する保持ばね37が配設されている。
【0069】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
ロータ34の外周側に可動リング35を設ける構成とし
たから、仮りに回動軸13がセンサ側ボディ11に対し
て僅かに傾斜している場合でも、可動リング35が回動
軸13の軸線O1 −O1 から傾くようにロータ34に対
して変位でき、これによって回動軸13の傾きを補償す
ることができる。
【0070】従って、可動リング35とセンサ側ボディ
32との摺動面全体を常に安定して摺接させることがで
き、これらの接触圧を均一に保持できると共に、アクセ
ルペダル6の操作力に対してヒステリシス発生部36に
より安定したヒステリシスを発生することができる。
【0071】なお、前記第1の実施の形態では、軸調心
部兼ヒス発生部23をボディ側斜面部12、ロータ側斜
面部18によって構成したが、本発明はこれに限らず、
軸調心部兼ヒス発生部23を回動軸13の軸線O1 −O
1 上に頂点を有する円錐面に沿ってテーパ状に形成する
構成としてもよい。
【0072】また、前記第1の実施の形態では、片持式
の回動軸13をロータ側ボディ9の支持部9Cによって
支持する構成としたが、本発明はこれに限らず、回動軸
13をセンサ側ボディ11に設けた支持部等によって支
持する構成としてもよい。
【0073】さらに、前記各実施の形態では、リターン
スプリング22をロータ側ボディ9内に収容する構成と
したが、本発明はこれに限らず、例えばアクセルペダル
6用のリターンスプリングをアクセル装置1の取付ブラ
ケット3等に設け、ロータ側ボディ9内には、ロータ1
6、可動リング35をセンサ側ボディ11,32に向け
て付勢する他のスプリングを設ける構成としてもよい。
【0074】また、前記各実施の形態では、センサ部1
9の抵抗体19Bをセンサ側ボディ11,32に設け、
摺動ブラシ19Cをロータ16,34に設ける構成とし
たが、本発明はこれに限らず、抵抗体19Bをロータ1
6,34に設け、摺動ブラシ19Cをセンサ側ボディ1
1,32に設ける構成としてもよい。
【0075】さらに、前記各実施の形態では、アクセル
操作量検出装置8,31にポテンショメータ等からなる
接触型のセンサ部19を設ける構成としたが、本発明は
これに限らず、例えば磁気抵抗素子、ホール素子等を用
いた電磁式ピックアップまたはフォトカプラ等を用いた
光学式ピックアップ等によって非接触型のセンサ部を構
成し、これをアクセル操作量検出装置8,31に設ける
構成としてもよい。
【0076】一方、前記第2の実施の形態では、ロータ
34の外周側に雄嵌合部として雄スプライン溝34Cを
設け、可動リング35の内周側に雌嵌合部として雌スプ
ライン溝35Aを設ける構成としたが、本発明はこれに
限らず、雄嵌合部、雌嵌合部として例えばキー溝、印籠
嵌合等を用いる構成としてもよく、さらにはロータ34
の外周側形状と可動リング35の内周側形状とをD型等
の非円形状に形成する構成としてもよい。
【0077】また、前記各実施の形態では、回動軸13
を回動レバー14等を用いてアクセルペダル6のペダル
ステー5に連結する構成としたが、本発明はこれに限ら
ず、回動レバー14に代えて例えばワイヤドラム等を回
動軸13に設け、このワイヤドラムとペダルステー5と
の間をワイヤ等によって連結し、回動軸13をワイヤに
よりアクセルペダル6の操作量に応じて回動させる構成
としてもよい。
【0078】さらに、前記各実施の形態では、回動角検
出装置をアクセル操作量検出装置8として用いる場合を
例に挙げて述べたが、本発明はこれに限らず、任意の回
転体の回動角を検出する回動角検出装置に適用してもよ
い。
【0079】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、回動角検出装置をロータ側ボディ、センサ側ボデ
ィ、回動軸、ロータ、センサ部、スプリングおよび軸調
心部によって構成したから、ロータとセンサ側ボディと
の間にセンサ部、軸調心部を配設でき、これらの取付部
材等をセンサ側ボディとロータとによって共用化するこ
とができる。これにより、従来技術に比較して部品点数
を確実に削減でき、その構造を簡略化できると共に、装
置全体を小型化でき、組立作業を効率よく行うことがで
きる。また、片持式の回動軸を用いることによって、そ
の軸線方向を軸調心部によりセンサ側ボディに対して適
切に調整でき、ロータをセンサ側ボディに対して所定の
相対位置に保持できると共に、これらの間に設けるセン
サ部等を安定して作動させることができ、信頼性を確実
に向上させることができる。また、センサ側ボディとロ
ータとの間には、センサ部と軸調心部とを径方向で対向
させて軸方向のほぼ等しい位置に配設でき、回動角検出
装置の軸方向寸法を確実に小型化することができる。
【0080】また、請求項2の発明によれば、軸調心部
を互いに摺接するロータ側斜面部とボディ側斜面部とか
ら構成したので、スプリングの付勢力を軸調心部により
ロータの外周側に対して径方内向きに作用させることが
でき、この付勢力により回動軸の軸線方向をセンサ側ボ
ディに対して確実に調整することができる。
【0081】さらに、請求項3の発明によれば、軸調心
部のロータ側斜面部とボディ側斜面部とによりヒステリ
シス発生部を構成したから、軸調心部とヒステリシス発
生部とを共用化でき、これらの構造をより簡略化するこ
とができる。そして、スプリングの付勢力によるロータ
側斜面部とボディ側斜面部との接触圧を摺動面全体に対
して均一化でき、外部からの回動力等に対して安定した
ヒステリシスを発生することができる。
【0082】また、請求項4の発明によれば、ロータ側
斜面部、ボディ側斜面部を凸球面状、凹球面状に形成す
る構成としたから、ロータの外周側には、スプリングの
付勢力により例えばロータ側斜面部の球面中心に向けて
径方向内向きに作用する中心力を与えることができる。
これにより、ロータ側斜面部とボディ側斜面部との球面
中心が一致するように、回動軸の軸線方向をセンサ側ボ
ディに対して適切に調整することができる。
【0083】さらに、請求項5の発明によれば、回動角
検出装置をロータ側ボディ、センサ側ボディ、回動軸、
ロータ、可動体、センサ部、スプリングおよびヒステリ
シス発生部によって構成したから、仮りに回動軸がセン
サ側ボディに対して僅かに傾斜している場合でも、可動
体が回動軸の軸線から傾くようにロータに対して変位で
き、これによって回動軸の傾きを補償することができ
る。従って、可動体とセンサ側ボディとを常に安定して
摺接させることができ、これらの摺動面全体に対して接
触圧を均一に保持できると共に、外部からの回動力等に
対してヒステリシス発生部により安定したヒステリシス
を発生することができる。また、センサ側ボディとロー
タとの間には、センサ部とヒステリシス発生部とを径方
向で対向させて軸方向のほぼ等しい位置に配設でき、回
動角検出装置の軸方向寸法を確実に小型化することがで
きる。
【0084】また、請求項6の発明によれば、可動リン
グを雄嵌合部と雌嵌合部とを介してロータの外周側に設
ける構成としたから、例えば回動軸の傾き等を補償する
ため可動リングをロータに対して傾くように変位させる
ことができ、この状態で可動リングをスプラインにより
ロータと共に回動させつつセンサ側ボディと摺動させる
ことができる。これにより、可動リングとセンサ側ボデ
ィの間にヒステリシス用の抵抗力を安定して発生させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるアクセル操作
量検出装置を適用したアクセル装置を示す外観図であ
る。
【図2】第1の実施の形態によるアクセル操作量検出装
置を示す縦断面図である。
【図3】アクセル操作量検出装置のセンサ部、軸調心部
兼ヒス発生部等を示す図2中の要部拡大図である。
【図4】センサ側ボディに設けたボディ側斜面部、抵抗
体等を拡大して示す正面図である。
【図5】ロータに設けたロータ側斜面部、摺動ブラシ等
を拡大して示す正面図である。
【図6】アクセル操作量検出装置を拡大して示す分解斜
視図である。
【図7】第2の実施の形態によるアクセル操作量検出装
置を示す縦断面図である。
【図8】図7中のロータと可動リングとを拡大して示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
8,31 アクセル操作量検出装置(回動角検出装置) 9 ロータ側ボディ 10 ロータ収容室 11,32 センサ側ボディ 12 ボディ側斜面部 13 回動軸 16,34 ロータ 18 ロータ側斜面部 19 センサ部 19B 抵抗体 19C 摺動ブラシ 22 リターンスプリング(スプリング) 23 軸調心部兼ヒス発生部(軸調心部、ヒステリシス
発生部) 34C 雄スプライン溝(雄嵌合部) 35 可動リング(可動体) 35A 雌スプライン溝(雌嵌合部) 36 ヒステリシス発生部 O1 −O1 軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 正明 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社 ユニシアジェックス内 (56)参考文献 特開 平7−305721(JP,A) 特開 平6−299874(JP,A) 実開 昭63−195654(JP,U) 特表 平4−504238(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 7/00 - 7/30 G01D 5/16 G05G 1/00 - 25/04 F02D 9/00 - 11/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ収容室が開口して形成されたロー
    タ側ボディと、 前記ロータ収容室を閉塞する状態で該ロータ側ボディの
    開口側に固定して設けられたセンサ側ボディと、 該センサ側ボディと前記ロータ側ボディのうちいずれか
    一方のボディに回動可能に支持され、他方のボディとの
    間に隙間をもって配置された片持式の回動軸と、 前記ロータ収容室内に位置して該回動軸の外周側に設け
    られ、該回動軸の軸線を中心として回動するロータと、 該ロータと前記センサ側ボディとの間に設けられ、該ロ
    ータが前記センサ側ボディに対して相対的に回動すると
    きの回動角を検出するセンサ部と、 前記ロータ側ボディとロータとの間に設けられ、該ロー
    タを前記センサ側ボディに向けて付勢するスプリング
    と、前記センサ部の径方向外側に位置して 前記センサ側ボデ
    ィとロータとの間に設けられ、該スプリングの付勢力に
    より前記回動軸の軸線方向を前記センサ側ボディに対し
    て調整する軸調心部とから構成してなる回動角検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記軸調心部は、前記回動軸を囲んで前
    記ロータに設けられ、該ロータの外周側から軸方向に延
    びつつ前記回動軸の軸線に向けて径方向に傾斜したロー
    タ側斜面部と、該ロータ側斜面部に対応して前記センサ
    側ボディに設けられ、前記スプリングの付勢力によって
    該ロータ側斜面部と摺接するボディ側斜面部とから構成
    してなる請求項1に記載の回動角検出装置。
  3. 【請求項3】 前記軸調心部のロータ側斜面部とボディ
    側斜面部とは、前記スプリングの付勢力により前記ロー
    タに対して回動方向の抵抗力を与えるヒステリシス発生
    部を構成してなる請求項2に記載の回動角検出装置。
  4. 【請求項4】 前記ロータ側斜面部とボディ側斜面部と
    のいずれか一方は、前記回動軸の軸線上の予め定められ
    た点を中心として凸球面状に形成し、前記ロータ側斜面
    部とボディ側斜面部とのいずれか他方は、前記凸球面状
    の斜面部に対応して凹球面状に形成してなる請求項3に
    記載の回動角検出装置。
  5. 【請求項5】 ロータ収容室が開口して形成されたロー
    タ側ボディと、 前記ロータ収容室を閉塞する状態で該ロータ側ボディの
    開口側に固定して設けられたセンサ側ボディと、 該センサ側ボディと前記ロータ側ボディとの間を予め定
    められた軸線に沿って延びる回動軸と、 前記ロータ収容室内に位置して該回動軸の外周側に設け
    られ、該回動軸の軸線を中心として回動するロータと、 該ロータに対する回転が規制された状態で前記回動軸の
    軸方向に可動に設けられた可動体と、 前記センサ側ボディとロータとの間に設けられ、前記セ
    ンサ側ボディに対してロータが相対的に回動するときの
    回動角を検出するセンサ部と、 前記ロータ側ボディと可動体との間に設けられ、該可動
    体を前記センサ側ボディに向けて付勢するスプリング
    と、前記センサ部の径方向外側に位置して 前記センサ側ボデ
    ィと可動体との間に設けられ、該スプリングの付勢力に
    より前記センサ側ボディと可動体との間に抵抗力を与え
    るヒステリシス発生部とから構成してなる回動角検出装
    置。
  6. 【請求項6】 前記可動体は、前記ロータの外周側に配
    置され、軸方向の端部側が前記センサ側ボディに摺接し
    た可動リングからなり、該可動リングの内周側には雌嵌
    合部を設け、前記ロータの外周側には該雌嵌合部に嵌合
    する雄嵌合部を設ける構成としてなる請求項5に記載の
    回動角検出装置。
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