JPH0637705U - 開度センサ - Google Patents

開度センサ

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JPH0637705U
JPH0637705U JP7890192U JP7890192U JPH0637705U JP H0637705 U JPH0637705 U JP H0637705U JP 7890192 U JP7890192 U JP 7890192U JP 7890192 U JP7890192 U JP 7890192U JP H0637705 U JPH0637705 U JP H0637705U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開度センサの組立て作業性を向上させる。 【構成】 ロータ10におけるカバー40に対面する側
には、ストッパ部14が設けられる。カバーにおけるロ
ータと対面する側には、ストッパ部14に対応する位置
に、係止部42が設けられる。ストッパ部14は、ケー
ス30に嵌合される前のカバー40の貫通孔41に、ロ
ータ10が所定の位置まで嵌挿された状態において、ス
プリング50のバネ力によって係止部42に係止する。
これにより、ケース30にカバー40を嵌合させる前
に、予めカバー40にロータ10およびスプリング50
を組付けて仮組み状態とすることが可能となり、組立て
作業性が大幅に向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スロットルバルブ等の被検出体の開度を検出する開度センサに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、スロットルバルブの開度を検出するスロットルポジションセンサとして 、図6に示すように、スロットルバルブ(図示しない)の開閉動作に連動して回 動するロータ60にブラシ61を固定し、このブラシ61をエレメント70に印 刷された抵抗体(図示しない)上で摺動させ、スロットルバルブの開度に応じた 電圧を出力するものがある。
【0003】 ロータ60は、ロータシャフト62の下端部に嵌合される。ロータシャフト6 2は、ケース80の貫通孔81に嵌合されたブッシュ82を介して、ケース80 に回動可能に支持される。ロータシャフト62は、上端部に連結部材63を嵌合 されており、この連結部材63を介してスロットルバルブに連動する。ロータ6 0とブッシュ82との間には、スラストワッシャ90が設けられる。連結部材6 3とケース80との間には、スラストワッシャ91およびウェーブワッシャ92 が設けられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のスロットルポジションセンサにおいて、エレメント70に対す るブラシ61の摺接状態を規定するロータ60とエレメント70との間隔H(以 下、ブラシセット高さHという)は、種々の要因によってかなりのバラツキを生 ずるおそれがある。その要因とは、エレメント70の組付け精度、ケース80の 貫通孔81へのブッシュ82の嵌合精度、ロータ60とロータシャフト62との 嵌合精度、ロータシャフト62の軸方向寸法の製作誤差、各ワッシャ90〜92 の厚さの製作誤差等である。
【0005】 つまり、各構成部品の製作時の寸法精度およびそれら構成部品の組付け精度の 良し悪しによって、ブラシセット高さHにかなりのバラツキを生じ、抵抗体に摺 接するブラシ61の圧力(以下、ブラシ圧という)が変化してしまうという問題 がある。このようなブラシ圧の変化によって、ブラシ圧が適正値よりも高くなる と、ロータ60の各摺動部分の磨耗を早めてしまい、またブラシ圧が適正値より も低くなると、ブラシ61の抵抗体に対する接触不良を招く。
【0006】 そこで本出願人は、ケースに嵌合可能なカバーを設け、このカバーにロータを 回動可能に支持するとともに、カバーとロータの間に設けたスプリングのバネ力 によってロータをケース側に付勢し、ケースとロータとの間に配したエレメント を、ケースに当接させて支持するように構成した開度センサを提案している(平 成4年10月19日提出の実用新案登録願)。この開度センサは、構成部品の点 数が少なく、しかも構成が極めて単純であるので、構成部品の寸法精度および各 部のガタツキ等に影響を受けることなく、高い組付け精度を容易に確保すること ができ、これによりエレメントの抵抗体に対するブラシの適正な摺接状態が確保 される。
【0007】 しかし、このような開度センサでは、各構成部品の組付けにあたって、ロータ をケース側に付勢するスプリングが、それ自体のバネ力によって脱落するおそれ があるため、所定の組付け順序に従って慎重かつ巧妙な組付け作業を行う必要が ある。組付け順序としては、ケースにエレメントを載せた後、エレメント上にロ ータおよびスプリングを載せ、この状態でカバーをケースに嵌合させつつ、スプ リングを捩じりながら圧縮するという順序であり、作業性はよくない。
【0008】 本考案は、組立て作業性が極めて良好な開度センサを提供することを目的とし ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】 本考案に係る開度センサは、被検出体の開度を検出する開度センサであって、 ケースと、ケースに取付けられるカバーと、カバーに対して回動可能であり、被 検出体の開閉動作に連動して回動するロータと、ロータとケースの間に配設され 、ロータと対面する側に抵抗体を設けられた固定部材と、ロータにおける固定部 材と対面する側に固定され、固定部材の抵抗体に摺接するブラシと、カバーとロ ータの間に設けられ、ロータを固定部材側に付勢することにより、固定部材をケ ースに当接させる弾性部材とを備え、ロータにおけるカバーと対面する側には、 ストッパ部が設けられ、かつ、カバーにおけるロータと対面する側には、ロータ およびカバーが所定の位置関係にある状態においてのみ、弾性部材の付勢力によ ってストッパ部が係止する係止部が設けられることを特徴としている。
【0010】
【実施例】
以下図示実施例により、本考案を説明する。 図1および図2は、本考案の一実施例であるスロットルポジションセンサを示 す断面図であり、図1は仮組み状態、図2は完成状態を示す。図示しないスロッ トルバルブに連動するロータ10には、ブラシ11が固定されている。このブラ シ11は、スロットルバルブの回動によって、固定部材すなわちエレメント20 に印刷された抵抗ペーストまたは絶縁ペースト等の抵抗体(図示しない)上で摺 動し、これによりスロットルバルブの開度に応じた電圧が出力される。ロータ1 0、ブラシ11およびエレメント20は、ケース30に収容され、このケース3 0にはカバー40が嵌合される。
【0011】 ロータ10は、カバー40に設けられた貫通孔41に仮想線Q(以下、回転中 心Qという)を中心として回動可能に支持される。ロータ10には、スロットル バルブの開閉動作に連動して回動する連結部材(図示しない)が取付けられてお り、ロータ10は、この連結部材を介してスロットルバルブの開閉動作に連動し 、カバー40との間に設けられたスプリング50を捩じるように回転中心Qを中 心として回動する。またロータ10は、スプリング50によって図の下方に付勢 されており、このスプリング50のバネ力により後述するロータストッパ12が エレメント20に当接し、また、ブラシ11がエレメント20の抵抗体に摺接す る。
【0012】 ロータストッパ12は、その中心がロータ10の回転中心Qに正確に一致する ように、ロータ10中央に突設されており、エレメント20に当接する先端面1 3が球面で構成される。このロータストッパ12の高さS(図1)によって、ロ ータ10とエレメント20の間隔であるブラシセット高さH(図2)が定められ 、抵抗体に対するブラシ11の摺接状態が定められる。
【0013】 ロータ10におけるカバー40に対面する側には、図1〜図4に示すように、 ストッパ部14が設けられる。ストッパ部14の先端部14aは、図3中左右方 向両側にわずかに突出するように形成されており、ケース30に嵌合される前の カバー40の貫通孔41に、ロータ10が所定の位置まで嵌挿された状態におい て、スプリング50のバネ力によってカバー40に設けられた係止部42に係止 する。
【0014】 またストッパ部14は、カバー40がケース30に嵌合され、ロータストッパ 12がエレメント20に当接した状態において、図3に2点鎖線で示すように、 カバー40の係止部42よりカバー40側に離れ、以後ロータ10の動きを規制 することはない。
【0015】 カバー40の係止部42、43は、図1、図2および図5に示すように、カバ ーにおけるロータと対面する側に、円周方向に所定の間隔をあけて設けられる。 これら係止部42、43のうち、一方の係止部42は、ロータ10のストッパ部 14の位置に対応する位置に設けられる。他方の係止部43は、ロータ10の回 転方向が本実施例とは逆方向であるものにも適用可能とするためのもので、本実 施例では何ら機能しない。
【0016】 係止部42は、図3に示すように、先端部42aが右方にわずかに突出するよ うに形成されており、ロータ10のストッパ部14の先端部14aの左側面にロ ータ10側から当接することによって、スプリング50のバネ力によってロータ 10の動きを阻止する。
【0017】 エレメント20は、図1および図2に示すように、ロータストッパ12を介し てスプリング50のバネ力によって下方に付勢され、後述するケース30の受け 部33に当接した状態で保持される。エレメント20には、ロータ10の回転中 心Qに直角な3方向から、後述するケース30の突出部31が係合される。これ によりエレメント20は、抵抗体の印刷中心(図示しない)がロータ10の回転 中心Qに正確に一致するように位置決めされる。
【0018】 ケース30の突出部31は、ケース30内面に円周方向に所定の間隔をあけて 複数設けられ、これら突出部31とケース30内面との間にはそれぞれ、隙間3 2が形成される。各隙間32にはそれぞれ、カバー40がケース30に嵌合され た状態において、カバー40に設けられた爪44が嵌挿される。
【0019】 カバー40の爪44が各隙間32に嵌挿されると、ケース30の突出部31は それぞれ、ケース30の中心に向けて湾曲する。これによりエレメント20は、 ロータ10の回転中心Qと直角な3方向から係合される突出部31によって位置 を規制され、抵抗体の印刷中心がロータ10の回転中心Qに正確に一致させられ る。
【0020】 ケース30の受け部33は、ケース30における各突出部31の間にそれぞれ 設けられる。これら受け部33は、エレメント20の底面に係合し、ロータスト ッパ12との間でエレメント20を保持する。
【0021】 本実施例のスロットルポジションセンサの組立て方法を説明する。 最初にケース30の受け部33に、エレメント20を載置する。
【0022】 つぎにカバー40に、ロータ10およびスプリング50を仮組みする。すなわ ち、ロータ10とカバー40の間にスプリング50を配置した状態で、ロータ1 0をカバー40の貫通孔41に所定の位置まで嵌挿させる。これにより、ロータ 10のストッパ部14がカバー40の係止部42に係合し、カバー40にロータ 10およびスプリング50が仮組みされた状態となる。
【0023】 さらに仮組み状態のカバー40を、ケース30に嵌合させる。この際、ロータ 10のロータストッパ12がエレメント20に当接し、スプリング50を圧縮す る方向に押し込まれることにより、ロータ10のストッパ部14が、カバー40 の係止部42から解放される。
【0024】 その後、ケース30およびカバー40の間を密封樹脂51により塞ぎ、組立て を完了する。
【0025】 以上のように上記実施例によれば、ロータ10をカバー40の貫通孔41に所 定の位置まで嵌挿させることにより、ロータ10のストッパ部14がスプリング 50のバネ力によってカバー40の係止部42に係合し、これによりロータ10 の動きが阻止される。したがって、カバー40をケース30に嵌合させる前に、 予めカバー40にロータ10およびスプリング50を組付けて仮組み状態とする ことが可能であり、組立て作業性が極めて良好である。これにより、組立て作業 中にブラシを傷付けてしまう等のトラブルも防止される。
【0026】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、開度センサの組立て作業性を改善することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るスロットルポジション
センサの仮組み状態を示す断面図である。
【図2】図1のスロットルポジションセンサの完成状態
を示す断面図である。
【図3】図1のスロットルポジションセンサのロータの
ストッパ部がカバーの係止部に係止された状態を示すA
矢視図である。
【図4】図1のスロットルポジションセンサのロータの
底面図である。
【図5】図1のスロットルポジションセンサのカバーの
平面図である。
【図6】従来のスロットルポジションセンサを示す断面
図である。
【符号の説明】
10 ロータ 11 ブラシ 14 ストッパ部 30 ケース 40 カバー 42 係止部 50 弾性部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出体の開度を検出する開度センサで
    あって、ケースと、ケースに取付けられるカバーと、カ
    バーに対して回動可能であり、被検出体の開閉動作に連
    動して回動するロータと、ロータとケースの間に配設さ
    れ、ロータと対面する側に抵抗体を設けられた固定部材
    と、ロータにおける固定部材と対面する側に固定され、
    固定部材の抵抗体に摺接するブラシと、カバーとロータ
    の間に設けられ、ロータを固定部材側に付勢することに
    より、固定部材をケースに当接させる弾性部材とを備
    え、ロータにおけるカバーと対面する側には、ストッパ
    部が設けられ、かつ、カバーにおけるロータと対面する
    側には、ロータおよびカバーが所定の位置関係にある状
    態においてのみ、弾性部材の付勢力によってストッパ部
    が係止する係止部が設けられることを特徴とする開度セ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 カバーがケースに取付けられた状態にお
    いて、ロータのストッパ部がカバーの係止部から解放さ
    れることを特徴とする請求項1記載の開度センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997025589A1 (fr) * 1996-01-10 1997-07-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Detecteur de position pour une soupape d'etranglement rotative

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997025589A1 (fr) * 1996-01-10 1997-07-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Detecteur de position pour une soupape d'etranglement rotative
US6029510A (en) * 1996-01-10 2000-02-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Rotary throttle position sensor

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