JPH0339863Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0339863Y2 JPH0339863Y2 JP8539087U JP8539087U JPH0339863Y2 JP H0339863 Y2 JPH0339863 Y2 JP H0339863Y2 JP 8539087 U JP8539087 U JP 8539087U JP 8539087 U JP8539087 U JP 8539087U JP H0339863 Y2 JPH0339863 Y2 JP H0339863Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- snap
- contact
- rotor
- hole
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 9
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Details Of Resistors (AREA)
- Adjustable Resistors (AREA)
- Contacts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は内燃機関(以下エンジンともいう)
のスロツトル・バルブ開度センサーなどにおける
摺動接点の取付構造に関するものである。
のスロツトル・バルブ開度センサーなどにおける
摺動接点の取付構造に関するものである。
(従来の技術)
従来この種の取付構造は、弾性接片をリベツト
止めまたはかしめ止めなどによりロータに固定し
ており、充分な接点位置精度および接点押圧力を
得ることが困難であり、また衝撃、温度変化など
によつて弾性接片の取付部にゆるみを生じ、正確
な検出ができなくなるという問題があつた。
止めまたはかしめ止めなどによりロータに固定し
ており、充分な接点位置精度および接点押圧力を
得ることが困難であり、また衝撃、温度変化など
によつて弾性接片の取付部にゆるみを生じ、正確
な検出ができなくなるという問題があつた。
このような問題点を改良した摺動接点の取付構
造の例を第5図および第6図に示す。1は弾性接
片、2はロータ、3はスナツプ座金である。ロー
タ2は、使用中に弾性接片1の接点部分1aの延
長方向とほぼ一致する面2aと、この面2aに対
して傾斜して面2aとの交線が接点部分1aのた
わみの起点を形成する面2bと、前記交線上に直
立面を形成して、弾性により長手方向に押圧され
る弾性接片1を係止保持する直立端面2cとを有
する。
造の例を第5図および第6図に示す。1は弾性接
片、2はロータ、3はスナツプ座金である。ロー
タ2は、使用中に弾性接片1の接点部分1aの延
長方向とほぼ一致する面2aと、この面2aに対
して傾斜して面2aとの交線が接点部分1aのた
わみの起点を形成する面2bと、前記交線上に直
立面を形成して、弾性により長手方向に押圧され
る弾性接片1を係止保持する直立端面2cとを有
する。
取付に際しては、弾性接片1の穴1bをロータ
2の突起部2dに嵌合し、端部1cを直立端面2
cに係止し、かつ爪部1dを直立端面2eに押圧
する。さらにスナツプ座金3を突起部2dに嵌合
して弾性接片1をロータ2に離脱不能に固定す
る。このとき爪部1dが押し曲げられ、その弾性
力により端部1cを直立端面2cに押圧し、接点
部分1aのたわみの起点を正確に画定する。
2の突起部2dに嵌合し、端部1cを直立端面2
cに係止し、かつ爪部1dを直立端面2eに押圧
する。さらにスナツプ座金3を突起部2dに嵌合
して弾性接片1をロータ2に離脱不能に固定す
る。このとき爪部1dが押し曲げられ、その弾性
力により端部1cを直立端面2cに押圧し、接点
部分1aのたわみの起点を正確に画定する。
先行技術としては実開昭59−39905号公報があ
る。
る。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら上記のような改良された摺動接点
の取付構造においても、弾性接片1の爪部1dを
ロータ2の直立端面2eに押圧しながらスナツプ
座金3を圧入するため作業性が悪い。また弾性接
片1は板厚が非常に薄い(約0.1mm)ため端面1
cがロータ2にくいこみ、あるいは基部1eが変
形して接点部分1aの位置ずれを生じ正確な信号
が出ないという問題があつた。
の取付構造においても、弾性接片1の爪部1dを
ロータ2の直立端面2eに押圧しながらスナツプ
座金3を圧入するため作業性が悪い。また弾性接
片1は板厚が非常に薄い(約0.1mm)ため端面1
cがロータ2にくいこみ、あるいは基部1eが変
形して接点部分1aの位置ずれを生じ正確な信号
が出ないという問題があつた。
そこでこの考案は、取付の際の作業性が良く、
位置決めが確実でかつ位置ずれを起さず、検出精
度が長期に亘つて高度に維持できる摺動接点の取
付構造の提供を目的とする。
位置決めが確実でかつ位置ずれを起さず、検出精
度が長期に亘つて高度に維持できる摺動接点の取
付構造の提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するため、この考案による摺動
接点の取付構造は、ほぼ平行な弾性接片が基部か
ら延出した形状を有する接点部材と、ほぼ長方形
形状を有し一端において前記接点部材とほぼ直角
に、かつ前記基部の全面を覆つて接合されたスナ
ツプ部材とからなり、前記スナツプ部材にはその
長手方向に沿つて接点部材に近い方から第1スナ
ツプ部と第2スナツプ部が設けられ、スナツプ部
の中心にはロータの突起部に嵌合するスナツプ穴
が開けられ、この穴の縁は切込みが入れられてス
ナツプ片が形成され、第2スナツプ部にはスナツ
プ部材の長手方向に沿う前記スナツプ片を除去し
て逃し穴が設けられたことを特徴とする。
接点の取付構造は、ほぼ平行な弾性接片が基部か
ら延出した形状を有する接点部材と、ほぼ長方形
形状を有し一端において前記接点部材とほぼ直角
に、かつ前記基部の全面を覆つて接合されたスナ
ツプ部材とからなり、前記スナツプ部材にはその
長手方向に沿つて接点部材に近い方から第1スナ
ツプ部と第2スナツプ部が設けられ、スナツプ部
の中心にはロータの突起部に嵌合するスナツプ穴
が開けられ、この穴の縁は切込みが入れられてス
ナツプ片が形成され、第2スナツプ部にはスナツ
プ部材の長手方向に沿う前記スナツプ片を除去し
て逃し穴が設けられたことを特徴とする。
(作用)
第1および第2スナツプ部をロータの2本の突
起部に嵌合することによつて摺動接点の位置決め
と回り止めが同時に行なわれ、かつ各スナツプ片
のスナツプ作用により固定される。嵌合の際は第
2スナツプ部の逃し穴により摺動接点のスナツプ
穴間のピツチまたはロータの突起部間のピツチの
ばらつきを吸収することができる。
起部に嵌合することによつて摺動接点の位置決め
と回り止めが同時に行なわれ、かつ各スナツプ片
のスナツプ作用により固定される。嵌合の際は第
2スナツプ部の逃し穴により摺動接点のスナツプ
穴間のピツチまたはロータの突起部間のピツチの
ばらつきを吸収することができる。
(実施例)
以下実施例を示す図面に基づいて、この考案を
説明する。第1図ないし第4図はこの考案の実施
例を示す。11は接点部材であり、ほぼ平行な弾
性接片11aが基部11bから延出した形状を有
している。12はスナツプ部材であり、ほぼ長方
形形状を有し、一端において接点部材11とほぼ
直角に、かつ基部11bの全面を覆つて接合され
ている。接合手段は抵抗溶接等による。スナツプ
部材12は、その長手方向に沿つて接点部材11
に近い方から第1スナツプ部13、第2スナツプ
部14が設けられている。第1スナツプ部13の
中心にはスナツプ穴13aが開けられ、スナツプ
穴13aの縁は4方向に切込みが入れられてスナ
ツプ片13bが形成されている。第2スナツプ部
14もほぼ同様であるが、スナツプ部材12の長
手方向に沿う両スナツプ片14bが切断され、そ
の後は逃し穴14cを形成している。
説明する。第1図ないし第4図はこの考案の実施
例を示す。11は接点部材であり、ほぼ平行な弾
性接片11aが基部11bから延出した形状を有
している。12はスナツプ部材であり、ほぼ長方
形形状を有し、一端において接点部材11とほぼ
直角に、かつ基部11bの全面を覆つて接合され
ている。接合手段は抵抗溶接等による。スナツプ
部材12は、その長手方向に沿つて接点部材11
に近い方から第1スナツプ部13、第2スナツプ
部14が設けられている。第1スナツプ部13の
中心にはスナツプ穴13aが開けられ、スナツプ
穴13aの縁は4方向に切込みが入れられてスナ
ツプ片13bが形成されている。第2スナツプ部
14もほぼ同様であるが、スナツプ部材12の長
手方向に沿う両スナツプ片14bが切断され、そ
の後は逃し穴14cを形成している。
上記のように構成された摺動接点は、2個のス
ナツプ部13,14をロータ15に設けられた2
本の突起部15a,15bに同時に嵌合される。
この結果摺動接点は2個のスナツプ部13,14
により位置決めと回り止めが同時に行なわれる。
この場合、第2スナツプ部14の逃し穴14cに
より、第1および第2スナツプ穴13a,14a
のピツチ寸法もしくはロータ15の突起部15
a,15bのピツチ寸法にばらつきがあつても、
摺動接点の圧入は支障なく行なわれる。またスナ
ツプ部材12は接点部材11の基部11b全体を
覆つているので接点部材11の浮き上りを防止す
る。
ナツプ部13,14をロータ15に設けられた2
本の突起部15a,15bに同時に嵌合される。
この結果摺動接点は2個のスナツプ部13,14
により位置決めと回り止めが同時に行なわれる。
この場合、第2スナツプ部14の逃し穴14cに
より、第1および第2スナツプ穴13a,14a
のピツチ寸法もしくはロータ15の突起部15
a,15bのピツチ寸法にばらつきがあつても、
摺動接点の圧入は支障なく行なわれる。またスナ
ツプ部材12は接点部材11の基部11b全体を
覆つているので接点部材11の浮き上りを防止す
る。
第3図はこの考案による摺動接点の取付構造を
適用した自動車用スロツトル・バルブ開度センサ
ーの縦断面図、第4図は第5図の摺動接点が見え
るように破断した一部破断平面図である。21は
ハウジング、22はロータで、ハウジング21に
設けられた軸受21aにロータ22のシヤフト2
2aが回動自在に支持されている。シヤフト22
aは、外部連結バー23を介してスロツトル・バ
ルブ(図示しない)と連動して回動する。24は
ハウジング21と外部連結バー23の間に装着さ
れたリターン・スプリングである。ロータ22に
は2対の摺動接点11が取り付けられている。摺
動接点11はロータ22の回動に伴い、ハウジン
グ21に固定された基板25に接触しながら回動
する。基板25は、端子26を介して電力供給用
および信号出力用のリード端子26aに接続され
ている。
適用した自動車用スロツトル・バルブ開度センサ
ーの縦断面図、第4図は第5図の摺動接点が見え
るように破断した一部破断平面図である。21は
ハウジング、22はロータで、ハウジング21に
設けられた軸受21aにロータ22のシヤフト2
2aが回動自在に支持されている。シヤフト22
aは、外部連結バー23を介してスロツトル・バ
ルブ(図示しない)と連動して回動する。24は
ハウジング21と外部連結バー23の間に装着さ
れたリターン・スプリングである。ロータ22に
は2対の摺動接点11が取り付けられている。摺
動接点11はロータ22の回動に伴い、ハウジン
グ21に固定された基板25に接触しながら回動
する。基板25は、端子26を介して電力供給用
および信号出力用のリード端子26aに接続され
ている。
基板25上には端子26と接続されたスロツト
ル・バルブ開度検出部27およびアイドル位置検
出部28が印刷されている。開度検出部27およ
び位置検出部28は、第5図に示すようにロータ
22のシヤフト22aを中心とする部分円弧状に
形成され、これらの面上を摺動接点11が移動す
る。開度検出部27は抵抗体27aと集電体27
bとからなり、アイドル位置検出部28は導体2
8aと集電体28bとからなつている。
ル・バルブ開度検出部27およびアイドル位置検
出部28が印刷されている。開度検出部27およ
び位置検出部28は、第5図に示すようにロータ
22のシヤフト22aを中心とする部分円弧状に
形成され、これらの面上を摺動接点11が移動す
る。開度検出部27は抵抗体27aと集電体27
bとからなり、アイドル位置検出部28は導体2
8aと集電体28bとからなつている。
(考案の効果)
この考案は以上説明したような構成の摺動接点
の取付構造であるから、取付の際の作業性が良
く、位置決めが確実でかつ衝撃、温度変化などに
より位置ずれを起さず、検出精度が長期に亘つて
高度に維持できる。
の取付構造であるから、取付の際の作業性が良
く、位置決めが確実でかつ衝撃、温度変化などに
より位置ずれを起さず、検出精度が長期に亘つて
高度に維持できる。
第1図ないし第4図はこの考案の実施例を示
し、第1図は摺動接点単体の平面図、第2図は第
1図のA−A線断面を含む摺動接点の取付構造の
縦断面図、第3図はこの考案を適用したスロツト
ル・バルブ開度センサーの縦断面図、第4は第3
図の部分破断平面図である。第5図および第6図
は従来例を示し、第5図は摺動接点単体の平面
図、第6図は第5図のB−B線断面を含む摺動接
点の取付構造の縦断面図である。 11……接点部材、11a……弾性接片、11
b……基部、12……スナツプ部材、13……第
1スナツプ部、13a,14a……スナツプ穴、
13b,14b……スナツプ片、14……第2ス
ナツプ部、14c……逃し穴、15……ロータ、
15a,15b……突起部。
し、第1図は摺動接点単体の平面図、第2図は第
1図のA−A線断面を含む摺動接点の取付構造の
縦断面図、第3図はこの考案を適用したスロツト
ル・バルブ開度センサーの縦断面図、第4は第3
図の部分破断平面図である。第5図および第6図
は従来例を示し、第5図は摺動接点単体の平面
図、第6図は第5図のB−B線断面を含む摺動接
点の取付構造の縦断面図である。 11……接点部材、11a……弾性接片、11
b……基部、12……スナツプ部材、13……第
1スナツプ部、13a,14a……スナツプ穴、
13b,14b……スナツプ片、14……第2ス
ナツプ部、14c……逃し穴、15……ロータ、
15a,15b……突起部。
Claims (1)
- ほぼ平行な弾性接片が基部から延出した形状を
有する接点部材と、ほぼ長方形形状を有し一端に
おいて前記接点部材とほぼ直角に、かつ前記基部
の全面を覆つて接合されたスナツプ部材とからな
り、前記スナツプ部材にはその長手方向に沿つて
接点部材に近い方から第1スナツプ部と第2スナ
ツプ部が設けられ、スナツプ部の中心にはロータ
の突起部に嵌合するスナツプ穴が開けられ、この
穴の縁は切込みが入れられてスナツプ片が形成さ
れ、第2スナツプ部にはスナツプ部材の長手方向
に沿う前記スナツプ片を除去して逃し穴が設けら
れたことを特徴とする摺動接点の取付構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8539087U JPH0339863Y2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | |
US07/200,517 US4884052A (en) | 1987-05-29 | 1988-05-26 | Contact structure for slider position sensor |
DE3818553A DE3818553A1 (de) | 1987-05-29 | 1988-05-27 | Kontaktanordnung fuer einen sensor mit gleitkontakt |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8539087U JPH0339863Y2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63192614U JPS63192614U (ja) | 1988-12-12 |
JPH0339863Y2 true JPH0339863Y2 (ja) | 1991-08-22 |
Family
ID=30940751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8539087U Expired JPH0339863Y2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0339863Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-05-29 JP JP8539087U patent/JPH0339863Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63192614U (ja) | 1988-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0526961Y2 (ja) | ||
EP0632253B2 (en) | Position sensors | |
JPH0453523Y2 (ja) | ||
US4884052A (en) | Contact structure for slider position sensor | |
JP4540527B2 (ja) | 回転型電気部品 | |
JPH0339863Y2 (ja) | ||
US6441626B1 (en) | Rotary position sensor | |
US20030227369A1 (en) | Rotary sensor with high reliability in contact between terminals and electrodes | |
JPH0199006U (ja) | ||
JPS6131186Y2 (ja) | ||
JP3143767B2 (ja) | スロットルバルブ開度センサ | |
JP3787875B2 (ja) | 回転スロットル位置センサ | |
JP2598131Y2 (ja) | ポジションセンサ | |
JPS6218736B2 (ja) | ||
JPH089602Y2 (ja) | 位置検出用センサの取付構造 | |
JP2574432Y2 (ja) | 接点部材の取付構造 | |
JPH0619144Y2 (ja) | コネクタのシールドケース固定機構 | |
JPH0337202Y2 (ja) | ||
JP2548245Y2 (ja) | モータの軸受構造 | |
JPH0414835Y2 (ja) | ||
JP3764802B2 (ja) | 可変抵抗器 | |
JPH0531129U (ja) | スタータ | |
JPH086386Y2 (ja) | コネクタ | |
JPH0214313Y2 (ja) | ||
JPH0544560Y2 (ja) |