JP3433054B2 - 回動角検出装置 - Google Patents

回動角検出装置

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JP3433054B2
JP3433054B2 JP19510697A JP19510697A JP3433054B2 JP 3433054 B2 JP3433054 B2 JP 3433054B2 JP 19510697 A JP19510697 A JP 19510697A JP 19510697 A JP19510697 A JP 19510697A JP 3433054 B2 JP3433054 B2 JP 3433054B2
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吉宏 木暮
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば正,逆方向
に回転する軸等の回動角を検出するのに好適に用いられ
る回動角検出装置に関し、特に自動車用エンジンのスロ
ットルバルブ開度を検出するようにした回動角検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子制御式燃料噴射装置を備え
た自動車用エンジン等では、エンジンの吸気通路の途中
に設けられたスロットルバルブの開度を検出し、これを
コントロールユニットに入力することにより、燃料噴射
量制御等の高精度化を図っている。
【0003】そして、この種の従来技術では、スロット
ルバルブの開度を検出するのに、抵抗体とブラシとから
なるポテンションメータを用い、このブラシ側を前記ス
ロットルバルブの回動軸(弁軸)に連結し、スロットル
バルブの回動に応じてブラシが抵抗体上を摺動変位する
ことにより、この抵抗体の抵抗値変化をスロットルバル
ブの開度として検出する構成としている。
【0004】また、他の従来技術として、例えば特開平
2−298814号公報等には、磁気抵抗素子を用いる
非接触型の回動角検出装置が開示されている。そして、
この種の回動角検出装置の場合には、固定された磁気抵
抗素子の周囲にマグネットにより磁界を発生させ、この
マグネットをシャフトと連動して回動させることにより
磁気抵抗素子を中心に磁界を変化させ、このときの回動
角の変化を磁気抵抗素子の抵抗値変化として検出し、ス
ロットルバルブの開度等を検出できるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による回動角検出装置では、ポテンションメータ
を用いた場合、抵抗体上をブラシが摺動するからブラシ
の浮き等により瞬間的に出力信号が遮断される。また、
長期に亘る使用においてはブラシ等の摩耗により耐久性
や信頼性が低下するという問題もあり、近年における自
動車の耐用年数の増加およびスロットルバルブ制御の電
子化に伴うフィードバック制御の増加に十分には対応で
きないという問題がある。
【0006】一方、磁気抵抗素子を用いた場合には、マ
グネット側に設けた磁性体腕部と磁気抵抗素子との離間
寸法が、シャフト(マグネット)の回動によって大きく
変化し、磁気抵抗素子からの出力信号がシャフトの回動
角に対して三角関数の特性となるために、スロットルバ
ルブの開度(回動角)等を検出する場合に、リニアな特
性を得るのが難しいという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は回動軸等の回動角に対してリニ
アな特性の信号を出力でき、検出特性を安定させること
ができると共に、耐久性や信頼性を大幅に向上できるよ
うにした回動角検出装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明が採用する回動角検出装
置の構成は、両端側が異なる磁極となったマグネット
と、該マグネットの一方の磁極と対向するように該マグ
ネットの周囲に互いに離間して配設され、周方向にそれ
ぞれ一定の角度をもって延びると共に、周方向の一側か
ら他側に亘り異なる高さ寸法をもって形成された第1,
第2の磁極片と、前記マグネットの他方の磁極と対向す
る位置で周方向に延びるように配設された第3の磁極片
と、前記第1,第2の磁極片と前記マグネットのいずれ
か一方を回動し、第1,第2の磁極片と前記マグネット
とを相対回転させる回動手段と、前記第1,第2の磁極
片と前記マグネットとの対向面積に対応した第1,第2
の信号をそれぞれ出力する第1,第2の信号出力手段と
からなる。
【0009】このように構成することにより、第1の磁
極片と第3の磁極片とによって第1の閉磁路を形成で
き、第2の磁極片と第3の磁極片とによって第2の閉磁
路を形成できる。また、第1,第2の磁極片とマグネッ
トとの対向面積を回動角に対応して変化させることがで
き、第1,第2の磁極片とマグネットとの対向面積に対
応した数の磁束を第1,第2の閉磁路にそれぞれ導くこ
とができる。そして、第1,第2の信号出力手段は、第
1,第2の閉磁路を通る磁束を検出することによって回
動角に対応した信号を出力することができる。
【0010】また、第1,第2の磁極片を周方向の一側
から他側に亘り異なる高さ寸法をもって形成したから、
第1,第2の磁極片とマグネットとが対向する高さ寸法
を第1,第2の磁極片の周方向の一側と他側とでは相違
させることができる。これにより、第1,第2の磁極片
の周方向の一側から導かれる磁束の数と第1,第2の磁
極片の周方向の他側から導かれる磁束の数とを相違させ
ることができる。
【0011】また、請求項2に記載の発明では、第1の
磁極片は周方向の一側から他側に向けて高さ寸法が漸次
増加し、第2の磁極片は周方向の一側から他側に向けて
高さ寸法が漸次増加する構成としている。
【0012】これにより、マグネットが第1,第2の磁
極片に対向するときの対向面積を第1,第2の磁極片の
周方向の一側から他側に向けて漸次増加させることがで
きる。このため、第1,第2の磁極片の周方向の一側か
ら導かれる磁束の数を、第1,第2の磁極片の周方向の
他側から導かれる磁束の数に比してより増加させること
ができる。
【0013】また、請求項3に記載の発明では、回動手
段は前記マグネットを回動させる回動軸であり、前記第
1,第2,第3の磁極片は、前記マグネットを取囲むよ
うに円弧状に形成すると共に、前記回動軸を中心とする
同心円上にそれぞれ配設する構成としている。
【0014】これにより、回動軸と共にマグネットを回
動させたときに、該マグネットと第1,第2の磁極片と
の対向面積を回動角に応じて変化させることができ、こ
のときの対向面積に対応した第1,第2の信号をそれぞ
れ取り出すことができる。
【0015】また、請求項4に記載の発明では、第1,
第2の磁極片は互いに対称形状となるように形成してい
る。
【0016】この結果、第1の磁極片と第2の磁極片と
の間を中心にして、第1の磁極片とマグネットとの対向
面積と、第2の磁極片とマグネットとの対向面積とをほ
ぼ等しくすることができる。これにより、第1の磁極片
と第2の磁極片との間を中心にして、ほぼ等しい数の磁
束を第1,第2の信号出力手段に導くことができる。
【0017】また、請求項5に記載の発明では、第1,
第2の磁極片のうち少なくともいずれか一方の磁極片に
はマグネットとの対向面積を調整するための調整片を設
けている。
【0018】このように構成することにより、第1,第
2の磁極片のうち少なくともいずれか一方の磁極片とマ
グネットの対向面積を増加させることができる。即ち、
第1の磁極片に調整片を設けたときには、第1の磁極片
から第1の信号出力手段に導く磁束の数を増加させるこ
とができる。また、第2の磁極片に調整片を設けたとき
には、第2の磁極片から第2の信号出力手段に導く磁束
の数を増加させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
回動角検出装置をスロットルバルブの開度検出に適用し
た場合を例に挙げて説明する。
【0020】まず、本発明の第1の実施例を図1ないし
図10に基づいて説明する。
【0021】図において、1は樹脂材料からなるケーシ
ングを示し、該ケーシング1は上下方向に延びる2重の
筒部1Aと、該筒部1Aから径方向外側に延び筒部1A
と共に略鍵形状をなして上側に開口する矩形開口部1B
と、前記筒部1Aの下側に設けられた段部1Cとから構
成されている。
【0022】そして、ケーシング1の段部1Cは図1に
示すようにスロットルボディ2の凹部2A内に挿着さ
れ、スロットルボディ2にはスロットルバルブ(図示せ
ず)に連動して回動する回動手段(回動軸)としてのシ
ャフト3が回転可能に設けられている。また、シャフト
3の先端側には切欠部3Aが形成されている。
【0023】4はケーシング1の段部1C内に配設され
た回動盤を示し、該回動盤4の下部側にはシャフト3の
切欠部3Aが係合する係合穴4Aが設けられている。そ
して、回動盤4の係合穴4Aにはシャフト3の切欠部3
Aが挿入され、回動盤4はシャフト3によって回動する
ものである。
【0024】また、回動盤4の上部側には後述のマグネ
ット7が固着されると共に、回動盤4は段部1Cを下側
から施蓋する底蓋5によって段部1C内に保持されてい
る。そして、回動盤4と底蓋5との間にはばね6が配設
され、回動盤4は該ばね6によってケーシング1側に常
時押圧されている。
【0025】7は回動盤4の上部側に固着されたマグネ
ットを示し、該マグネット7は、図3に示すように鼓形
状をなし、その両端側が円弧面部7A,7Bとなり、幅
方向両端面側が平行面部7C,7Dとなっている。
【0026】そして、マグネット7の円弧面部7A,7
Bはシャフト3を中心にして例えば90°程度の角度範
囲に亘りシャフト3を中心にして一定の曲率をもって周
方向に延びている。また、円弧面部7A,7Bの軸方向
の高さ寸法は一定となっており、円弧面部7A,7B側
にはそれぞれ異なる磁極として例えばN極,S極が形成
されている。
【0027】8はケーシング1の筒部1A内に配設され
た第1のヨークを示し、該ヨーク8は、磁性材料によっ
て形成され、後述する第2,第3のヨーク11,14と
共にマグネット7を図4に示す如く円筒状に取囲むもの
である。そして、ヨーク8は後述の第1の磁極片9と第
1の磁路形成部10とから構成されている。
【0028】9はマグネット7のN極側となる円弧面部
7Aと一定の間隔を保って対向するように円弧状に形成
された第1の磁極片で、該磁極片9は図3に示す如く後
述の磁極片12,15と共に、シャフト3を中心とする
同心円上に配設され、シャフト3を中心にして例えば9
0°程度の角度範囲に亘り周方向に延びている。そし
て、磁極片9はマグネット7が発生する磁束を、後述す
る第1の磁路形成部10を介して第1のホール素子19
へと導くものである。
【0029】また、磁極片9の下側には周方向に亘って
傾斜した傾斜部9Aが設けられている。このため、磁極
片9の軸方向の高さ寸法は、図5に示すように第3のヨ
ーク14と隣合う周方向の一側の端部9Bから第2のヨ
ーク11と隣合う他側の端部9Cに向って漸次増加し、
磁極片9の内周面は略台形状をなしている。そして、端
部9Cの軸方向の高さ寸法h2 は端部9Bの軸方向の高
さ寸法h1 よりも長くなっている。
【0030】また、磁極片9はマグネット7に対して傾
斜部9A側で部分的に対向している。このため、端部9
B側では磁極片9はマグネット7に対してより短い高さ
寸法に亘って対向し、端部9C側では磁極片9はマグネ
ット7に対してより長い高さ寸法に亘って対向するもの
である。
【0031】10は図1に示すように基端側が磁極片9
の上部側に接続され、先端側がマグネット7の上方に延
びる第1の磁路形成部で、該磁路形成部10の先端部1
0Aは第1のホール素子19の上側を覆うと共に、ホー
ル素子19の下側に位置する第3の磁路形成部16の先
端部16Aと対向している。
【0032】11は第1のヨーク8から離間してケーシ
ング1の筒部1A内に配設された第2のヨークを示し、
該ヨーク11は磁性材料によって形成され、後述する第
2の磁極片12と第2の磁路形成部13とから構成され
ている。
【0033】12はマグネット7のN極側となる円弧面
部7Aと一定の間隔を保って対向する第2の磁極片で、
該磁極片12は第1の磁極片9とほぼ同一の半径をもっ
た円弧状に形成されている。そして、磁極片12は、図
3に示す如くシャフト3を中心にして例えば90°程度
の角度範囲に亘り周方向に延びている。これにより、磁
極片12はマグネット7が発生する磁束を、後述の第2
の磁路形成部13を介して第2のホール素子20へと導
くものである。
【0034】また、磁極片12の下側には周方向に亘っ
て傾斜した傾斜部12Aが設けられている。このため、
磁極片12の軸方向の高さ寸法は、図6に示すように第
3のヨーク14と隣合う周方向の一側の端部12Bから
第1のヨーク8と隣合う他側の端部12Cに向って漸次
増加し、磁極片12の内周面は略台形状をなしている。
【0035】そして、端部12Bの軸方向の高さ寸法h
3 は第1の磁極片9の端部9Bの高さ寸法h1 とほぼ等
しくなっており、端部12Cの軸方向の高さ寸法h4 は
端部12Bの高さ寸法h3 よりも長くなると共に、第1
の磁極片9の端部9Cの高さ寸法h2 とほぼ等しくなっ
ている。これにより、第1の磁極片9と第2の磁極片1
2とは第1,第2の磁極片9,12の間を中心としてほ
ぼ対称形状をなしている。
【0036】また、磁極片12はマグネット7に対して
傾斜部12A側で部分的に対向している。このため、端
部12B側では磁極片12はマグネット7に対してより
短い高さ寸法に亘って対向し、端部12C側では磁極片
12はマグネット7に対してより長い高さ寸法に亘って
対向するものである。
【0037】13は図1に示すように基端側が磁極片1
2の上部側に接続され、先端側がマグネット7の上方に
延びる第2の磁路形成部を示し、該磁路形成部13の先
端部13Aは第2のホール素子20の上側を覆うと共
に、ホール素子20の下側に位置する第3の磁路形成部
16の先端部16Aと対向している。
【0038】14は前記第1,第2のヨーク8,11か
ら離間して設けられた第3のヨークを示し、該ヨーク1
4は磁性材料によって形成され、ケーシング1の筒部1
A内に配設されている。そして、ヨーク14は後述の第
3の磁極片15と第3の磁路形成部16とから構成され
ている。
【0039】15はマグネット7のS極側となる円弧面
部7Bと一定の間隔を保って常時対向する第3の磁極片
で、該磁極片15は第1,第2の磁極片9,12とほぼ
同一の半径をもった円弧状に形成されている。そして、
磁極片15は磁極片9,12と同一の円周上に配設さ
れ、例えば180°程度の角度範囲に亘り周方向に延び
ている。これにより、磁極片15はマグネット7が発生
する磁束を、後述の第3の磁路形成部16を介して第
1,第2のホール素子19,20へと導くものである。
また、磁極片15は、図4に示すように周方向に亘って
ほぼ等しい高さ寸法h5 となっており、磁極片15はマ
グネット7の円弧面部7Bと常時対向するものである。
【0040】16は基端側が磁極片15の上部側に接続
され、先端側がマグネット7の上方に延びる第3の磁路
形成部で、該磁路形成部16の先端側には磁路形成部1
0,13の先端部10A,13Aに対向配設される2つ
の先端部16A,16Aが形成されている。そして、先
端部10A,16A間にはホール素子19が介挿され、
先端部13A,16A間にはホール素子20が介挿され
ている。
【0041】17はケーシング1の矩形開口部1B内か
ら筒部1Aの上側に延びる回路基板で、該回路基板17
には第1,第2のホール素子19,20、演算回路21
等が実装されている。そして、回路基板17は、図2に
示すようにねじ18によって矩形開口部1Bに取付けら
れ、ホール素子19を磁路形成部10の先端部10Aと
磁路形成部16の先端部16Aとの間に位置決めすると
共に、ホール素子20を磁路形成部13の先端部13A
と磁路形成部16の先端部16Aとの間に位置決めして
いる。
【0042】19は回路基板17上に設けられた第1の
信号出力手段としての第1のホール素子を示し、該ホー
ル素子19は磁路形成部10の先端部10Aと磁路形成
部16の先端部16Aとの間に位置し、両者の間の磁束
密度に比例した第1の信号を出力電圧E1 として出力す
るものである。
【0043】20は回路基板17上に設けられた第2の
信号出力手段としての第2のホール素子を示し、該ホー
ル素子20は磁路形成部13の先端部13Aと磁路形成
部16の先端部16Aとの間に位置し、両者の間の磁束
密度に比例した第2の信号を出力電圧E2 として出力す
るものである。
【0044】21は図1に示すように回路基板に設けら
れた演算回路を示し、該演算回路21には第1,第2の
ホール素子19,20からの出力電圧E1 ,E2 が入力
され、下記数1の式に示す演算を行い、演算信号Sを出
力するものである。
【0045】
【数1】
【0046】ここで、演算回路21は温度変化や起磁力
による影響によって出力電圧E1 ,E2 が変化するのを
補うものである。即ち、出力電圧E1 ,E2 は、ホール
素子19,20の素子感度が周囲の温度等により変化し
たときやマグネット7の起磁力によって変化する。しか
し、演算回路21は、数1の演算を行なうことによっ
て、周囲温度や起磁力に影響されることなく回動角に対
応した演算信号Sを出力するものである。
【0047】22,22,…は回路基板17に接続され
たリード線を示し、該各リード線22の基端側は回路基
板17に取付けられ、先端側にはコネクタ(図示せず)
が設けられている。そして、各リード線22は、コネク
タによって外部と電気的に接続され、第1,第2のホー
ル素子19,20、演算回路21等を外部の電源(図示
せず)等に接続すると共に、演算回路21による演算信
号Sを外部へと出力するものである。
【0048】23はケーシング1の上部を施蓋する略平
板状のカバーで、該カバー23は樹脂材料等により形成
され、筒部1Aと矩形開口部1Bとによって開口したケ
ーシング1の上部側に対応して略鍵形状をなしている。
【0049】本実施例による回動角検出装置は上述の如
き構成を有するもので、次にその作動について図7ない
し図10を参照して説明する。
【0050】ここで、シャフト3の回動角θは、円弧面
部7Aの中央部位が第1,第2の磁極片9,12間の中
間位置に対向した状態を零(θ=0°)位置とし、第1
の磁極片9側にマグネット7の円弧面部7Aが回動した
ときを正方向、第2の磁極片12側にマグネット7の円
弧面部7Aが回動したときを逆方向(負方向)とする。
また、シャフト3が回動する範囲は例えば±45°の間
であり、回動角θが−45°のときはスロットルバルブ
の閉弁時に対応し、回動角θが45°のときはスロット
ルバルブの最大開弁時(フルスロットル時)に対応して
いる。
【0051】まず、図3に示すようにシャフト3の回動
に伴いマグネット7の円弧面部7Aも第1,第2の磁極
片9,12が周方向に離間した位置から±45°の範囲
で回動角θをもって周方向に回動する。このとき、マグ
ネット7の円弧面部7Aは角度θ1 の範囲に亘り第1の
磁極片9と対向すると共に、角度θ2 の範囲に亘り第2
の磁極片12と対向する。一方、マグネット7の円弧面
部7Bは全体に亘り第3の磁極片15と対向し続ける。
【0052】また、第1のヨーク8と第3のヨーク14
とによって第1の閉磁路を形成でき、第2のヨーク11
と第3のヨーク14とによって第2の閉磁路を形成でき
る。このため、マグネット7が発生した磁束は第1,第
3の磁極片9,15から第1,第3の磁路形成部10,
16を通じて第1のホール素子19へと導かれる。一
方、第2,第3の磁極片12,15からは第2,第3の
磁路形成部13,16を通じて第2のホール素子20へ
と導かれる。
【0053】このとき、第1,第2の磁極片9,12と
マグネット7の円弧面部7Aとが対向する角度θ1 ,θ
2 の範囲を回動角θに対応して変化させ、第1,第2の
磁極片9,12と円弧面部7Aとの対向面積を回動角θ
に対応して変化させることができる。このため、第1,
第2の磁極片9,12とマグネット7の円弧面部7Aと
の対向面積に対応した数の磁束を第1,第2の閉磁路に
それぞれ導くことができる。
【0054】このとき、ホール素子19の出力電圧E1
は回動角θの増加に伴って出力電圧E1 も増加する。即
ち、回動角θが−45°のときに磁極片9とマグネット
7の円弧面部7Aとは対向しなくなるから、出力電圧E
1 はほぼ0V(ボルト)となる。そして、回動角θの増
加と共に磁極片9とマグネット7の円弧面部7Aとの対
向面積が増加するから、出力電圧E1 もこの対向面積に
比例して増加し、回動角θが45°になったときに最大
の電圧値となる。
【0055】一方、ホール素子20の出力電圧E2 は回
動角θの増加に対して減少する特性となる。即ち、回動
角θが−45°のときに磁極片12はマグネット7の円
弧面部7Aの全ての外周面と対向するから、出力電圧E
2 は最大の電圧値となり、回動角θの増加により磁極片
12とマグネット7の円弧面部7Aとの対向面積が減少
するから出力電圧E2 も減少し、回動角θが45°にな
ったときほぼ0V(ボルト)となる。
【0056】これにより、第1,第2のホール素子1
9,20は、第1,第2の閉磁路を通る磁束密度を検出
することによって回動角θに対応した出力電圧E1 ,E
2 をそれぞれ出力することができる。
【0057】そして、演算回路21には出力電圧E1 ,
E2 が入力されることにより、演算回路21は、各ホー
ル素子19,20の周囲温度やマグネット7の起磁力の
影響を排除しつつ、回動角θに応じた演算信号Sをリー
ド線22を介して外部に出力することができる。
【0058】ここで、マグネット7から第1の磁極片9
に導かれた磁束は第1の磁路形成部10を通る他に、図
3中の矢示A方向に示すように第1の磁極片9の周方向
に向って通ることがある。同様に、マグネット7から第
2の磁極片12に導かれた磁束は第2の磁路形成部13
を通る他に、図3中の矢示A方向に示すように第2の磁
極片12の周方向に向って通ることがある。このような
各磁極片9,12の周方向に向って通る磁束は各ホール
素子19,20によって検出することができない漏れ磁
束となってしまう。
【0059】また、各ヨーク8,11,14内の磁気抵
抗や各ホール素子19,20周囲の磁気抵抗等によって
も各ホール素子19,20から出力される出力電圧E1
,E2 は影響される。
【0060】このため、各ホール素子19,20から出
力される出力電圧E1 ,E2 は回動角θに対して必ずし
も比例した線形の特性とはならず、例えば図7中の特性
線24,25に示すように湾曲した特性となる。このと
き、演算信号Sは図8中の特性線26で示すように、回
動角θに対して線形の特性とはならず、一点鎖線で示す
理想的な特性線27との間に大きなずれが生じることが
ある。
【0061】そこで、本実施例では、第1,第2の磁極
片9,12に傾斜部9A,12Aを設け、各磁極片9,
12の高さ寸法を端部9B,12B側から端部9C,1
2C側に向けて漸次増加させている。このため、回動角
θが0°付近では磁極片9とマグネット7との対向面積
が大きくなるから、各ホール素子19,20に導かれる
磁束の数を増加させることができる。また、回動角θが
±45°付近では磁極片12とマグネット7との対向面
積が小さくなるから、各ホール素子19,20に導かれ
る磁束の数を減少させることができる。
【0062】このとき、各出力電圧E1 ,E2 は、図9
中の特性線28,29に示すように、回動角θが0°付
近でより大きくなる。そして、演算信号Sは、図10中
の特性線30に示すように回動角θが0°〜45°の間
では下側に湾曲する傾向となり、回動角θが0°〜−4
5°の間では上側に湾曲する傾向となることが実験的に
確認されている。
【0063】このように、端部9B,12Bの高さ寸法
h1 ,h3 をより増加させると共に、端部9C,12C
の高さ寸法h2 ,h4 をより減少させることより、回動
角θに対する出力電圧E1 ,E2 の特性は図9中の矢示
B方向に向って変化する。このとき、演算信号Sは、図
10中の矢示C方向に向って変化する。
【0064】一方、端部9B,12Bの高さ寸法h1 ,
h3 をより減少させると共に、端部9C,12Cの高さ
寸法h2 ,h4 をより増加させることより、各ホール素
子19,20による出力電圧E1 ,E2 は回動角θが±
45°付近がより大きくなり図9中の特性線31,32
に示すように、矢示D方向に向って変化する。
【0065】このとき、演算信号Sは、図10中の特性
線33に示すように回動角θが0°〜45°の間では上
側に湾曲する傾向となり、回動角θが0°〜−45°の
間では下側に湾曲する傾向となることが実験的に確認さ
れている。そして、演算信号Sは、図10中の矢示E方
向に向って変化する。
【0066】従って、端部9B,12Bの高さ寸法h1
,h3 と端部9C,12Cの高さ寸法h2 ,h4 を適
宜調整することによって、演算信号Sを図10中の特性
線34に示すように、線形に近い特性にすることができ
る。
【0067】かくして、本実施例によれば、スロットル
ボディ2に回動可能に設けられたシャフト3と、該シャ
フト3に固定されたマグネット7と、該マグネット7を
取囲むように配設された円弧状の第1,第2,第3の磁
極片9,12,15と、該第1,3の磁極片9,15か
ら導かれる磁束を検出する第1のホール素子19と、第
2,第3の磁極片12,15から導かれる磁束を検出す
る第2のホール素子20とからなり、下記のような効果
を奏する。
【0068】即ち、回動するシャフト3およびマグネッ
ト7に対して第1,第2,第3の磁極片9,12,15
等は接触せず、シャフト3に余分な摺動抵抗(負荷等)
を加えることなく回動角の検出が可能となり、非接触構
造とすることにより耐久性を確実に向上させることがで
きる。また、従来技術による回動角検出装置のようにブ
ラシが抵抗体上から離間することよって第1,第2のホ
ール素子19,20からの出力電圧E1 ,E2 が瞬間的
に遮断されることはなく、高い信頼性が得られる。
【0069】そして、マグネット7の発生する磁束を第
1,第2,第3の磁極片9,12,15から第1,第2
のホール素子19,20に効率的に導くことができ、第
1のホール素子19は第1の磁極片9と第3の磁極片1
5との間を通る磁束に対応した出力電圧E1 を出力で
き、第2のホール素子20は第2の磁極片12と第3の
磁極片15との間を通る磁束に対応した出力電圧E2 を
出力できる。これにより、第1,第2のホール素子1
9,20から出力する出力電圧E1 ,E2 をマグネット
7の回動角θに応じて大きく変化させることができる。
【0070】また、第1,第2の磁極片9,12に傾斜
部9A,12Aを設け、各磁極片9,12の高さ寸法を
端部9B,12B側から端部9C,12C側に向けて漸
次増加させたから、回動角θが0°付近では各ホール素
子19,20に導かれる磁束の数を増加させることがで
きる。また、回動角θが±45°付近では各ホール素子
19,20に導かれる磁束の数を減少させることができ
る。これにより、マグネット7を正,負方向に回動させ
たときに各ホール素子19,20の出力電圧E1 ,E2
が徐々に増加する割合としての出力電圧E1 ,E2 の特
性を変化させることができ、演算信号Sを線形に近い特
性にすることができる。
【0071】そして、各磁極片9,12を回動角θが0
°となる位置を中心にして対称形状としたから、マグネ
ット7を正方向に一定角度だけ回動させたときのホール
素子19による出力電圧E1 と、負方向に一定角度だけ
回動させたときのホール素子20による出力電圧E2 と
をほぼ等しい値にすることができる。これにより、演算
回路21による演算信号Sを回動角θが0°となる位置
を中心としてほぼ等しい傾きをもって変化させることが
できる。
【0072】次に、図11は本発明の第2の実施例を示
し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。し
かし、本実施例の特徴は、磁極片9の傾斜部9Aの下側
に軸方向に一定の高さ寸法h6 となった細長い湾曲板状
の調整片41を取付けたことにある。ここで、調整片4
1は例えば各ヨーク8,11,14と同様の磁性材料か
ら形成されている。
【0073】これにより、マグネット7は磁極片9と共
に調整片41にも対向するから、第1の磁極片9から第
1のホール素子19に導く磁束の数を、第2の磁極片1
2から第2のホール素子20に導く磁束の数に比して増
加させることができる。
【0074】このため、マグネット7を正方向に回動さ
せたときのホール素子19による出力電圧E1 の特性
と、負方向に回動させたときのホール素子20による出
力電圧E2 の特性とが異なることによって、正確な回動
角θが検出できない場合に、調整片41によって出力電
圧E1 ,E2 をほぼ等しい特性にすることができる。
【0075】即ち、各ホール素子19,20の素子感度
がそれぞれ異なっているときや、第1,第3のヨーク
8,14とによる第1の閉磁路内での磁気抵抗と、第
2,第3のヨーク11,14とによる第2の閉磁路内で
の磁気抵抗とが異なっているときに、マグネット7を正
方向に回動させたときのホール素子19による出力電圧
E1 の特性と、負方向に回動させたときのホール素子2
0による出力電圧2 の特性とが異なることがある。そし
て、素子感度や磁気抵抗によって、例えば回動角θが0
°のときに出力電圧E1 が出力電圧E2 よりも小さいと
きには、調整片41によってホール素子19に導く磁束
の数を増加させることができ、マグネット7を正,負方
向に回動させたときの出力電圧E1 ,E2 の特性とほぼ
等しくすることができる。
【0076】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例と同様の作用効果が得られる
が、特に本実施例では、磁極片9の傾斜部9Aの下側に
調整片41を取付けたから、第2のホール素子20に比
して第1のホール素子19により多くの磁束を導くこと
ができ、素子感度や磁気抵抗の影響等によってホール素
子19の出力電圧E1 がホール素子20による出力電圧
E2 よりも小さいときに、これを補償して出力電圧E1
,E2 の特性をほぼ等しくすることができる。これに
より、演算回路21による演算信号Sを回動角θに対し
てほぼ線形に変化する特性とすることができる。
【0077】なお、前記各実施例では、第1,第2のホ
ール素子19,20の出力電圧E1,E2 に基づき回動
角θに対応した演算信号Sを出力する演算回路21を、
ケーシング1の内部に設けるものとしたが、本発明はこ
れに限らず、第1,第2のホール素子19,20による
出力電圧E1 ,E2 を各リード線22から出力し、ケー
シング1の外部に設けた演算回路等によって演算信号S
を演算してもよい。
【0078】また、前記各実施例では、回動軸となるシ
ャフト3によってマグネット7を回動するものとして述
べたが、本発明はこれに限らず、例えばケーシング側に
マグネットに固定して設け、第1,第2,第3の磁極片
を回動軸等によって回動する構成としてもよい。
【0079】また、前記各実施例では、第1,第2の磁
極片9,12を端部9B,12B側の高さ寸法h1 ,h
3 が端部9C,12C側の高さ寸法h2 ,h4 に比して
より長くするものとしたが、本発明はこれに限らず、各
ホール素子19,20による出力電圧E1 ,E2 に応じ
て、端部9B,12B側を周方向の一側とし、端部9
C,12C側を他側とすると共に、端部9B,12B側
の高さ寸法h1 ,h3 が端部9C,12C側の高さ寸法
h2 ,h4 に比してより短くてもよい。この場合、各磁
極片9,12は端部9C,12Cから端部9B,12B
に向けて漸次高さ寸法が増加する形状に形成されるもの
である。
【0080】また、前記第2の実施例では磁極片9の下
側に磁極片9とは別体の調整片41を取付ける構成とし
たが、調整片41と磁極片9とを一体形成してもよい。
また、出力電圧E1 が出力電圧E2 よりも大きいときに
は、調整片41を磁極片12の下側に取付ける構成とし
てもよい。さらに、図11中に仮想線で示すように、調
整片41に代えて、例えば細長い板状の調整片42を磁
極片9の端部9Cに取付ける構成としてもほぼ同様の作
用効果を奏することができるものである。
【0081】また、前記第2の実施例では磁極片9の下
側にのみ磁極片9とは調整片41を取付ける構成とした
が、各磁極片9,12の両方に調整片を取付けてもよ
い。このように構成することにより、第1,第2のホー
ル素子19,20による出力電圧E1 ,E2 を増加させ
ることができ、外部の磁界の影響を小さくでき、SN比
を向上させることができるものである。
【0082】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明で
は、マグネットの一方の磁極と対向し周方向の一側から
他側に亘り異なる高さ寸法をもって形成された第1,第
2の磁極片と、マグネットの他方の磁極と対向する第3
の磁極片と、第1,第2の磁極片とマグネットとを相対
回転させる回動手段と、第1,第2の磁極片と前記マグ
ネットとの対向面積に対応した第1,第2の信号をそれ
ぞれ出力する第1,第2の信号出力手段とからなる。
【0083】このため、第1,第2の磁極片とマグネッ
トとの間を非接触状態に保持し、耐久性や信頼性を向上
できると共に、第1,第2の磁極片とマグネットとの対
向面積を回動角に対応させることにより、第1,第2の
信号出力手段から回動角に対応した第1,第2の信号を
出力できる。
【0084】また、第1,第2の磁極片を周方向の一側
から他側に亘り異なる高さ寸法をもって形成したから、
第1,第2の磁極片の一側から第1,第2の信号出力手
段に導く磁束の数と、第1,第2の磁極片の他側から第
1,第2の信号出力手段に導く磁束の数とを相違させる
ことができる。これにより、第1,第2の磁極片の一側
による第1,第2の信号と第1,第2の磁極片の他側に
よる第1,第2の信号とを増減させることができ、第
1,第2の信号を用いて回動角に対してより線形に近い
演算信号を演算することができる。
【0085】また、請求項2の発明によれば、第1の磁
極片を周方向の一側から他側に向けて高さ寸法が漸次増
加する形状とし、第2の磁極片を周方向の一側から他側
に向けて高さ寸法が漸次増加する形状としたから、第
1,第2の磁極片の周方向の一側から導かれる磁束の数
を、第1,第2の磁極片の周方向の他側から導かれる磁
束の数に比してより増加させることができる。これによ
り、マグネットを第1,第2の磁極片の周方向の一側か
ら他側に向けて相対回転させたときに第1,第2の信号
をより増加させることができ、第1,第2の信号を用い
て回動角に対してより線形に近い演算信号を演算するこ
とができる。
【0086】また、請求項3の発明によれば、回動手段
をマグネットを回動させる回動軸とし、第1,第2,第
3の磁極片をマグネットを取囲むように円弧状に形成す
ると共に、回動軸を中心とする同心円上にそれぞれ配設
したから、回動軸と共にマグネットを回動させたとき
に、マグネットと第1,第2の磁極片との対向面積を回
動角に応じて変化させることができ、このときの対向面
積に対応した第1,第2の信号をそれぞれ取り出すこと
ができる。
【0087】また、請求項4の発明によれば、第1,第
2の磁極片を第1,第2の磁極片の間を中心にして対称
形状としたから、第1の磁極片側に一定角度だけ回動さ
せたときの第1の信号と、第2の磁極片側に一定角度だ
け回動させたときの第2の信号とをほぼ等しい値にする
ことができる。これにより、マグネットを第2の磁極片
側と第1の磁極片側との間で回動させたときに、第1,
第2の磁極片間に亘って回動角に対してより線形に近い
演算信号を演算することができる。
【0088】さらに、請求項5の発明によれば、第1,
第2の磁極片のうち少なくともいずれか一方の磁極片に
はマグネットとの対向面積を調整するための調整片を設
けたから、第1,第2の信号出力手段のうち一方の信号
出力手段に比して他方の信号出力手段により多くの磁束
を導くことができ、素子感度や磁気抵抗の影響等によっ
て一方の信号出力手段による信号が他方の信号出力手段
による信号よりも小さいときに、これを補償することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による回動角検出装置を示す縦断
面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみた断面図であ
る。
【図3】図1中の矢示 III−III 方向からみた断面図で
ある。
【図4】第1の実施例による回動角検出装置に用いる各
ヨークと各ホール素子との配置関係を示す斜視図であ
る。
【図5】第1の実施例による第1のヨークを示す斜視図
である。
【図6】第1の実施例による第2のヨークを示す斜視図
である。
【図7】第1の実施例による第1,第2のホール素子か
らの出力電圧と回動角との関係を示す特性線図である。
【図8】第1の実施例による演算回路からの演算信号と
回動角との関係を示す特性線図である。
【図9】第1の実施例による第1,第2の磁極片の形状
を変化させたときの第1,第2のホール素子からの出力
電圧と回動角との関係を示す特性線図である。
【図10】第1の実施例による第1,第2の磁極片の形
状を変化させたときの演算回路からの演算信号と回動角
との関係を示す特性線図である。
【図11】本発明の第2の実施例による第1のヨークを
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 3 シャフト(回動軸) 7 マグネット 9 第1の磁極片 12 第2の磁極片 15 第3の磁極片 19 第1のホール素子(第1の信号出力手段) 20 第2のホール素子(第2の信号出力手段) 41,42 調整片 θ 回動角

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端側が異なる磁極となったマグネット
    と、 該マグネットの一方の磁極と対向するように該マグネッ
    トの周囲に互いに離間して配設され、周方向にそれぞれ
    一定の角度をもって延びると共に、周方向の一側から他
    側に亘り異なる高さ寸法をもって形成された第1,第2
    の磁極片と、 前記マグネットの他方の磁極と対向する位置で周方向に
    延びるように配設された第3の磁極片と、 前記第1,第2の磁極片と前記マグネットのいずれか一
    方を回動し、第1,第2の磁極片と前記マグネットとを
    相対回転させる回動手段と、 前記第1,第2の磁極片と前記マグネットとの対向面積
    に対応した第1,第2の信号をそれぞれ出力する第1,
    第2の信号出力手段とから構成してなる回動角検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の磁極片は周方向の一側から他
    側に向けて高さ寸法が漸次増加し、前記第2の磁極片は
    周方向の一側から他側に向けて高さ寸法が漸次増加する
    構成としてなる請求項1に記載の回動角検出装置。
  3. 【請求項3】 前記回動手段は前記マグネットを回動さ
    せる回動軸であり、前記第1,第2,第3の磁極片は、
    前記マグネットを取囲むように円弧状に形成すると共
    に、前記回動軸を中心とする同心円上にそれぞれ配設し
    てなる請求項1または2に記載の回動角検出装置。
  4. 【請求項4】 前記第1,第2の磁極片は互いに対称形
    状となるように形成してなる請求項1,2または3に記
    載の回動角検出装置。
  5. 【請求項5】 前記第1,第2の磁極片のうち少なくと
    もいずれか一方の磁極片には前記マグネットとの対向面
    積を調整するための調整片を設けてなる請求項1,2,
    3または4に記載の回動角検出装置。
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